JP2001048122A - ハンガーラック装置 - Google Patents

ハンガーラック装置

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JP2001048122A
JP2001048122A JP11222472A JP22247299A JP2001048122A JP 2001048122 A JP2001048122 A JP 2001048122A JP 11222472 A JP11222472 A JP 11222472A JP 22247299 A JP22247299 A JP 22247299A JP 2001048122 A JP2001048122 A JP 2001048122A
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JP
Japan
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hanger
flexible container
cylinder
take
pallet
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Application number
JP11222472A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Yamamoto
博文 山本
Satoshi Shimauchi
聡 島内
Akinori Sakamoto
明徳 坂本
Isamu Miyawaki
勇 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレコンバッグを吊るしたハンガーを効率よ
く収納して、自動的に取り出すことができる装置がなか
った。 【解決手段】 回動駆動可能に設けたチェーン104の
外周に一定間隔を開けて放射方向に支持杆107を突出
し、該支持杆の先端にハンガー21を係止する載置アー
ム110を設けたハンガー搬送装置99と、該ハンガー
搬送装置の両側部に、先端にハンガーのチャック部17
7を設けた出退杆175と、該出退杆を昇降する手段1
71とを有する取出・取入装置165とによりハンガー
ラック装置20を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルコン
テナバッグ(以下フレコンバッグ)を吊持したハンガー
を収納して、該ハンガーを取り出したり、空のハンガー
を取り入れたりできるハンガーラック装置の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレコンバッグを吊具に取り
付けて搬送するようにし、その搬送途中で粉体や粒体等
をフレコンバッグに自動的に一定量充填してパレットや
コンベアに載置して搬出するシステムは公知となってい
る。例えば、特開平7−215315号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフレコ
ンバッグの搬送装置は、チェーンコンベアに吊具を設け
てからのフレコンバッグを搬送するようにし、このチェ
ーンコンベアの搬送面は水平方向であったために、充填
装置の前後方向または左右方向が開かれた空間となって
いなければならず、前後左右(四方)のいずれか一方か
らしかフレコンバッグを搬入できないような充填装置に
は適用できなかった。また、従来のフレコンバッグの搬
送装置は水平面ないで回動するので、広い空間が必要と
なり、その他の装置と干渉しないように配置することが
難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、請求項1においては、回動
駆動可能に設けたチェーンの外周に一定間隔を開けて放
射方向に支持杆を突出し、該支持杆の先端にハンガーを
係止する載置アームを設けたハンガー搬送装置と、該ハ
ンガー搬送装置の両側部に、先端にハンガーのチャック
部を設けた出退杆と、該出退杆を昇降する手段とを有す
る取出・取入装置とによりハンガーラック装置を構成し
たものである。
【0005】また、請求項2においては、前記ハンガー
搬送装置の回転面を垂直方向とした。
【0006】また、請求項3においては、前記取出・取
入装置の出退方向を水平方向とした。
【0007】また、請求項4においては、前記対象物を
吊持したハンガーの進行方向と、取出・取入装置の出退
方向を一致させた。
【0008】また、請求項5においては、前記対象物を
吊持したハンガーの取出位置と、空ハンガーの取入位置
を一致させた。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の解決すべき課題及び構成
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
一実施例を説明する。図1はライスセンターの平面図、
図2は穀粒を乾燥し貯蔵後に調製して出荷する工程の説
明図、図3はフレコンバッグに穀物を充填して搬送する
システムの平面図、図4はフレコンバッグの斜視図、図
5は本発明のハンガーラック装置の正面図、図6は同じ
く側面図、図7はフレコンバッグの係止部を係止したフ
ックよりフレコンチャックに受け渡す状態を示す斜視
図、図8はバッグ搬送装置と出荷計量機を示す側面図、
図9はバッグ搬送装置のハンガー開閉装置とフレコンハ
ンガーの平面図、図10は搬送レールの昇降部の正面図
である。
【0010】本発明のハンガーラック装置を、ライスセ
ンターにおける穀粒の乾燥や貯蔵、フレコンバッグへの
充填・搬送システムに適用した実施例について、図1、
図2、図3を用いて全体構成から説明する。各農家にお
いて収穫された穀粒(籾)が、ライスセンターの建屋内
の荷受部における荷受ホッパー41より投入される。こ
の荷受ホッパー41に投入された穀粒は荷受コンベア4
2から昇降機46、荷受計量機43及び昇降機44を介
して搬送コンベア45に受け継がれ、該搬送コンベア4
5により乾燥部47のビン48・48・・・に搬送され
る。13は送風機である。
【0011】該乾燥部47において所定の水分に乾燥し
た後の穀粒は、搬出コンベア49及び昇降機58、連絡
コンベア50、搬入コンベア51を介して穀粒を、貯蔵
部52の各サイロ53・53・・・に送り込み、穀粒を
貯蔵するものである。前記搬出コンベア49の搬送終端
部にローテーションバルブ56が設けられ、サイロ53
の昇降機58または前記昇降機44のいずれか一方に搬
出コンベア49を択一的に連結させるもので、前記ロー
テーションバルブ56を介して搬出コンベア49と昇降
機58とを連結させることにより、ビン48の乾燥穀粒
をサイロ53に供給できる。また、前記ローテーション
バルブ56を介して、搬出コンベア49を昇降機44に
連結させることにより、ビン48の穀粒を別のビン48
に移し換えるローテーション作業を行い、穀粒の不均一
な乾燥防止と穀粒の集約によるビン使用効率向上などを
行えるように構成している。
【0012】出荷時には、前記サイロ53・53・・・
に貯蔵された穀粒を、排出コンベア54から昇降機5
5、搬入コンベア57を介して籾摺機59や揺動選別機
64などを備える調製部65に搬出されて、該調製部6
5によって調製後の製品穀粒を搬送コンベア61、昇降
機66から粗選別機62によって選別し、出荷計量機6
3によって大容量収納部材となるフレコンバッグに袋詰
めして、計量後に出荷したり、他方の小容量収納部材と
なる紙袋(米袋)を計量機270にセットして充填しな
がら計量して、所定量充填されると袋詰め装置60によ
って閉じて、パレット10に積み上げるようにしてい
る。
【0013】前記穀粒を充填した収納部材を載置したパ
レット10はコンベア9によって製品置場67に搬送で
きるようにしている。そして、これらはライスセンター
内の任意位置に配置された制御室2内で各装置を制御で
きるとともに、監視できるようにしている。該制御室2
内には各装置を駆動したり、停止したり、各装置の駆動
状態を示す表示パネル等を有する監視・制御盤3や、受
入や発送の種類や量等を入力したり、伝票を発行したり
する入出力装置4等が配置されている。
【0014】次に、出荷搬送システムを説明する。図3
において、出荷搬送システムは調製部65の前方に、フ
レコンバッグ供給部5とパレット供給部6とパレットの
搬送手段たるコンベア9と製品置場67が配設されてい
る。そして、前記パレット供給部6の左右両側が搬出位
置100・100とされ、右側の搬出位置には大容量収
納部材を載置するパレット10が取り出され、左側の搬
出位置には小容量収納部材を載置するパレット10が取
り出され、同一のパレット供給部6よりパレット10が
供給される。
【0015】そして、フレコンバッグに調製後の穀粒を
充填して出荷する場合には、フレコンバッグ供給部5か
らフレコンバッグを吊るしてセットしたフレコンハンガ
ー21を一つ取り出して上部空間に配設したバッグ搬送
装置7に受渡し、該バッグ搬送装置7によって出荷計量
機63へ搬送し、フレコンバッグをホッパー69下部に
取り付ける。一方、パレット供給部6から一枚パレット
10を取り出してコンベア9によって出荷計量機63へ
搬送して、パレット10をフレコンバッグの下方に位置
させる。そして、計量して所定量の穀物が充填されたフ
レコンバッグはパレット10上に載せられて、コンベア
9によって製品置場67まで搬送され、空のフレコンハ
ンガー21はフレコンバッグ供給部5に戻され、次のフ
レコンバッグを吊るしたフレコンハンガー21が出荷計
量機63へ搬送されるのである。
【0016】調製後の穀粒を小容量収納部材となる紙袋
に充填・計量して出荷する場合には、紙袋供給部274
から紙袋一枚吸引して取り出し、計量機270のホッパ
ー72下部に装着し、充填・計量して、設定重量充填さ
れると、袋詰め装置60によって袋の口は糸で縫われて
綴じられ、排出口271へ搬送される。そして、該排出
口271と搬出位置100との間には多関節型の搬送ロ
ボット273が配置され、該搬送ロボット273のアー
ムによって排出口271に排出さた袋を掴んでパレット
10上に搬送して所定の位置に積み上げるようにしてい
る。そして、所定量の紙袋がパレット10上に積み上げ
られると、コンベア9によって製品置場67まで搬送さ
れるのである。
【0017】前記穀粒を搬送するためのフレコンバッグ
12は、図4に示すように、布またはシート等を袋状に
成形して、上四隅にリング状の係止部12a・12a・
・・が設けられ、これらを吊り下げベルト12cで連結
し、上面中央に円筒状の投入口12bが設けられてい
る。未収納のときには折り畳まれ、穀粒の収納状態では
立体的に膨らみ、容量が増加するようにしている。ま
た、投入口12bには図示しない結束用の紐が設けら
れ、下面には排出用の口が設けられている。
【0018】次に、フレコンバッグ供給部5の本発明の
ハンガーラック装置20を詳述する。まず、フレコンハ
ンガー21は図6に示すように、杆状のハンガーフレー
ム23の両端外側に、それぞれ一対のフック25・25
が平行に突設され、該フック25は側面視L字状に構成
されて、該フック25・25に図7に示すように、前記
フレコンバッグ12の係止部12aが係止される。ま
た、ハンガーフレーム23の中央部には、板バネ状の押
さえ板26a・26b・26cが上方に平行に突出さ
れ、該押さえ板26aはハンガーフレーム23に固定さ
れ、押さえ板26b・26cは後方へ回動可能に枢支さ
れ、バネ等の弾性体によって上方を向くように付勢され
ている。
【0019】そして、図9に示すように、一対のハンガ
ーフレーム23・23を平行に配置して、前側寄りの上
面に平行リンク27・27が枢結され、該左右の平行リ
ンク27・27同士が枢結されるように構成し、平面視
でV字状に連結される構成としている。このVの間の空
間にフレコンバッグ12の投入口12bが位置するよう
にしている。なお、フレコンバッグ供給部5において、
空のフレコンバッグ12を平板状に延ばして広げ、フレ
コンハンガー21に吊るしてハンガーラック装置20に
装着される。
【0020】本発明のハンガーラック装置20は図5、
図6に示すように、フレーム上にハンガー搬送装置99
とハンガー取出・取入装置165が配置され、フレーム
はフロア117上に支柱101・101・・・・が立設
され、該支柱101・101・・・上端に横フレーム1
02・102が左右方向に横架され、該横フレーム10
2・102は前後平行に配置されている。そして、ハン
ガー搬送装置99は前後の横フレーム102・102の
左右両側にそれぞれスプロケット103・103の軸1
03a・103aが前後水平方向に配置して回転自在に
支持され、該スプロケット103・103間にチェーン
104が巻回されている。また、前記左右のスプロケッ
ト103・103の一方の軸103aにスプロケット1
05が固設され、横フレーム102上に配置したモータ
ー106よりスプロケット・チェーンを介して動力が伝
達され、チェーン104・104を垂直方向の面で回転
駆動する構成としている。
【0021】前記チェーン104上に支持杆107・1
07・・・が外方向(放射方向)に一定間隔をあけて突
設され、該前後方向にそれぞれ対応する支持杆107・
107の先端間にそれぞれ連結シャフト109が回転自
在に横架され、該連結シャフト109の前後両側に載置
アーム110・110の上端が枢支されている。該載置
アーム110・110に前記フレコンハンガー21の前
後両側が載置されるのである。該載置アーム110は正
面視ひしゃく状に構成されて、下部をハンガー係止部1
10aとし、該ハンガー係止部110aはバッグ搬送装
置7側(左側)を開放してフレコンハンガー21を出し
入れできるようにしている。
【0022】また、ハンガー取出・取入装置165は、
前記左右の支柱101・101の上部より内方向に梁1
70・170・170・170が突設され、該梁170
・170・170・170先端に昇降シリンダー171
・171・・・がそれぞれ上下方向に固設され、該左右
の昇降シリンダー171・171のピストンロッド先端
(下端)間に昇降フレーム172が横架されている。該
昇降フレーム172の下面にガイドレール173が平行
に固設され、該ガイドレール173にスライダ174を
介して出退杆175が左右水平方向に摺動可能に取り付
けられている。そして、前記昇降フレーム172の側面
に移動シリンダー176が固設され、該移動シリンダー
176のピストンロッド先端が出退杆175に固定され
ている。そして、前記出退杆175の先端にフレコンハ
ンガー21を把持するためのチャック部177・177
が配置されている。
【0023】このような構成において、自動運転を始め
る前に、各載置アーム110・110・・・のハンガー
係止部110a・110a・・・にフレコンバッグ12
を装着したフレコンハンガー21・21・・・を載置し
ておく、そして、自動運転のときに、原点位置において
は、昇降シリンダー171は縮小されて、昇降フレーム
172及び出退杆175は上昇した位置に保持されてい
る。また、移動シリンダー176は縮小されて出退杆1
75は昇降フレーム172の下方に位置されている。そ
して、フレコンハンガー21の取出位置と、空フレコン
ハンガーの取入位置を原点Oに一致させて左下部として
いる。
【0024】そして、フレコンハンガー21を取り出す
ときには、原点の位置から昇降シリンダー171を伸長
してチャック部177を開いた状態で昇降フレーム17
2を下げ、チャック部177をハンガーフレーム23の
両側に位置させて、チャック部177を閉じてフレコン
ハンガー21を掴む。次に、昇降シリンダー171を縮
小してフレコンハンガー21を持ち上げ、移動シリンダ
ー176を伸長して載置アーム110のハンガー係止部
110aから取り出し、バッグ搬送装置7まで搬送し、
昇降シリンダー171を伸長して下げる。このバッグ搬
送装置7で後述するハンガーチャック29に受け渡さ
れ、昇降シリンダー171を縮小して、移動シリンダー
176も縮小して原点位置まで戻る。
【0025】そして、後述する出荷計量機63にフレコ
ンバッグ12が装着され、空のフレコンハンガー21が
戻されてくると、移動シリンダー176を伸長し、昇降
シリンダー171を伸長してチャック部177でフレコ
ンハンガー21を掴み、ハンガーチャック29を上昇さ
せてから昇降シリンダー171を縮小して移動シリンダ
ー176を縮小し、取り出しアーム175を原点位置ま
で戻す。そして、昇降シリンダー171を伸長して、フ
レコンハンガー21を前記載置アーム110のハンガー
係止部110aに載せ、昇降シリンダー171を縮小し
てチャック部177を上昇させる。次に、前記モーター
106を駆動して載置アーム110を取り出しアーム1
75の取出方向と同方向の左方を進行方向として1ピッ
チ進めて停止し、次のフレコンハンガー21をチャック
部177の下方の原点位置に位置させる。こうして上述
の操作を繰り返してフレコンバッグ12を順次供給し
て、空のフレコンハンガー21を収納するのである。
【0026】次に、バッグ搬送装置7について説明す
る。図8、図9、図10において、フロア117上に支
柱33・33・・・を立設し、該支柱33の内側面に昇
降シリンダー34が上下方向に設けられ、該昇降シリン
ダー34のピストンロッド端に支持アーム35が取り付
けられ、該支持アーム35の一端は支柱33に設けたガ
イド33aによって上下に摺動できるようにガイドさ
れ、他端にレール31が横架され、該レール31が前後
方向に左右一対水平に配置されて、バッグ搬送装置7の
側部から後方の出荷計量機63の後端まで延出される。
該レール31にロッドレス型シリンダーのシリンダーチ
ューブが固定され、該シリンダーチューブ上をスライダ
32が前後に摺動するようにしている。つまり、搬送時
の荷重はレール31で受け、移動のみロッドレスシリン
ダーで行うようにしている。
【0027】そして、前記スライダ32に連結具30・
30・・・を介してベースフレーム22が固定されてい
る。該ベースフレーム22は平板状で、図9に示すよう
に、平面視「コ」字状に構成され、該ベースフレーム2
2の四隅下部にそれぞれ左右方向に対向してハンガー開
閉シリンダー24・24・・・が固定され、該ハンガー
開閉シリンダー24・24・・・のピストンロッド先端
にそれぞれハンガーチャック29・29・・・が固定さ
れ、図5に示すように、ハンガーチャック29は下方に
チャック爪を突出して開閉できるようにし、前記ハンガ
ーフレーム23をチャックできるようにしている。な
お、前記押さえ板26a・26b・26cは前記ベース
フレーム22の凹部22aより上方に突出するようにし
ている。
【0028】こうして、前記ハンガー開閉シリンダー2
4・24・・・を縮小させることによって、ハンガーフ
レーム23・23を左右に開き、伸長させることによっ
て閉じるようにし、前記平行リンク27・27・・・に
よって、ハンガーフレーム23・23は平行移動でき、
この閉じたときに、前記フレコンバッグ12の投入口1
2bを押さえ板26a・26b・26cで両側から挟ん
で、伸ばして広げた状態に維持できるようにしている。
そして、前記ロッドレス型シリンダーを作動させて、ス
ライダ32を前方へ移動して後述するホッパー72の下
方位置に移動でき、フレコンバッグ12を受け渡した後
は、後方へ移動させ、昇降シリンダー34・34・・・
を縮小して、レール31・31及びハンガーチャック2
9・29・・・を下降し、前記出退杆175の先端に設
けたチャック部177でフレコンハンガー21をチャッ
クしてフレコンバッグ供給部5へ戻すのである。
【0029】次に、パレット供給装置について、図1
1、図12、図13より説明する。図11はパレット供
給装置の正面図、図12は同じく側面図、図13は同じ
く平面図、図14は出荷計量部にパレットを取り込む装
置の平面図、図15は同じく正面図である。フロア11
7上に昇降機構222を介してローラーコンベア223
が配置され、該ローラーコンベア223は複数のローラ
ー224・224・・・が回転自在に横架されて、数本
おきに駆動ローラー225・225・・・が配置され、
該駆動ローラー225はモーターを内臓して正逆転可能
とされ、該モーターの駆動回路はコントローラと接続さ
れている。前記昇降機構222は前後一対のX状に連結
したシザースリンク15・15を配置し、該シザースリ
ンク15・15の連結部と基台226との間にシリンダ
ー16を配置して、該シリンダー116を伸縮すること
によってローラーコンベア223を昇降できるようにし
ている。なお、該シリンダー116の伸縮を切り換える
電磁バルブのソレノイドもコントローラ19と接続され
ている。
【0030】また、前記フロア117上に基台226が
平面視四角形状に枠組して固設され、該基台226上に
支柱227・227が立設され、該支柱227・227
にガイド棒229・229・・・を上下方向に支持して
枠体を構成している。このガイド棒229・229・・
・で囲まれた空間内にパレット10・10・・・を積み
重ねて載置して収納するようにしている。
【0031】また、前記基台226の前後左右両側上に
回動支点軸230・230・230・230が回動可能
に立設され、該左右の前後いずれか一方の回動支点軸2
30・230の下部に回動アーム231・231がそれ
ぞれ突設され、該回動アーム231の先端には開閉シリ
ンダー232のピストンロッド先端が枢結され、該開閉
シリンダー232の基部は基台226に枢結されてい
る。
【0032】そして、前記各回動支点軸230の中途部
には連結アーム233が突設され、左右の連結アーム2
33は互いに前後逆方向に突設されて、該左右の連結ア
ーム233・233同士が連結リンク234によって連
結されている。また、各回動支点軸230の上端に支持
爪235が固設され、該支持爪235は平面視L字状に
構成されて、左右の爪先端が互いに対向するように配置
されて、パレット10のフォークを挿入する部分に挿入
できるようにしている。
【0033】このように構成することによって、開閉シ
リンダー232を伸長すると、回動アーム231、回動
支点軸230、連結アーム233、連結リンク234を
介して支持爪235・235・・・を外方向に回動され
る。逆に、開閉シリンダー232を縮小すると、前記と
逆方向の内側方向に回動されて、ローラーコンベア22
3上に載置したパレット10のフォーク挿入部に支持爪
先端を挿入するのである。
【0034】また、基台226の側部に取付フレーム2
36を立設して、該取付フレーム236にリミットスイ
ッチよりなる位置センサー237a・237b・237
cが上下方向に適宜間隔を開けて取り付けられ、該位置
センサー237aはローラーコンベア223が最上昇し
てパレット10を持ち上げて一番下のパレット10が支
持爪235に係止される位置を検知し、位置センサー2
37bは下から二番目のパレット10が支持爪235に
係止される位置を検知し、位置センサー237cはロー
ラーコンベア223が最下端に位置したことを検知する
ようにしている。また、平面視において対角線方向に、
光センサーからなる発光素子238aと受光素子238
bを対向して配置して、上下高さが支持爪235が位置
する高さに配置し、パレット10の有無を検知するセン
サー238とし、パレット10がなくなると警報等を発
するようにしている。そして、これら位置センサー23
7a・237b・237c及び有無検知センサー238
はそれぞれコントローラと接続されている。
【0035】このような構成において、ガイド棒229
・229・・・に囲まれた空間内にパレット10・10
・・・を積み重ねて収納した状態から、下側のパレット
10を一枚ずつ取り出せるようにしている。即ち、ま
ず、前記シリンダー116を伸長してローラーコンベア
223を最上昇させて最下端のパレット10を支える。
次に、開閉シリンダー232を伸長して支持爪235・
235・・・を開いてパレット10の支持を解除する。
そして、前記位置センサー237bがONするまでシリ
ンダー116を縮小してローラーコンベア223を下
げ、開閉シリンダー232を縮小して、支持爪235・
235・・・を下から二番目のパレット10に係合して
支持させる。この状態からシリンダー116を縮小する
と、一番下のパレット10を載置した状態のローラーコ
ンベア232が下降する。そして、出荷計量機63から
パレット10が製品置場67へ搬送されると、または、
計量機270の前方の搬出位置100のパレット10が
製品置場67へ搬送されると、前記ローラーコンベア2
32のモーターを正転または逆転駆動して最下部のパレ
ット10を出荷計量機63の前方の搬出位置100、ま
たは、計量機270の前方の搬出位置100に取り出す
ことができるのである。
【0036】このように取り出されたパレット10はコ
ンベア9によって出荷計量機63の前方の搬出位置10
0まで搬送される。この位置から出荷計量機63に取り
込むための構成を、図14、図15より説明する。出荷
計量機63の下部の前後左右両側には、支持フレーム9
0・90・・・が立設され、該支持フレーム90・90
の上部にそれぞれ支持ステー90a・90a・・・が内
方向に突設され、該支持ステー90a・90a・・・に
ガイドシャフト91・91が横架され、前後方向に配設
される。該ガイドシャフト91・91にそれぞれ支持ブ
ラケット92・92が取り付けられ、該支持ブラケット
92・92の前後両側にそれぞれ枢支軸93・93が設
けられて保持爪94・94の一端を枢支している。
【0037】該保持爪94は平面視T字状に構成され、
一端が前記枢支軸93に枢支され、他の一端が開閉シリ
ンダー95に枢結され、他の一端でパレット10を保持
できるようにしている。該開閉シリンダー95はボトム
側及びピストンロッド側がそれぞれ前後の保持爪94に
枢結されて開閉シリンダー95は浮いた状態で支持され
る。また、前記支持ブラケット92から連結プレート9
6が下方外側に延設され、該連結プレート96の他端は
押し引きシリンダー97のピストンロッドに枢結されて
いる。該押し引きシリンダー97は前記支持フレーム9
0の上下中途部に支持されている。
【0038】このような構成において、前記開閉シリン
ダー95を縮小させて、保持爪94・94・・・を開い
た状態で押し引きシリンダー97を伸長させて、保持爪
94・94・・・をコンベア9上に位置させる。そし
て、コンベア9の終端にパレット10が位置すると、開
閉シリンダー95を伸長させて、保持爪94・94・・
・を閉じてパレット10の四隅を係止する。この状態で
押し引きシリンダー97を縮小させると、パレット10
は計量機上に載置され、開閉シリンダー95を縮小させ
て、保持爪94・94・・・を開いて、パレット10上
にフレコンバッグを載置して、設定重量まで穀物が充填
される。設定重量の穀粒が充填されると、投入を停止し
て結束し、開閉シリンダー95を伸長させて、保持爪9
4・94・・・を閉じて、押し引きシリンダー97が伸
長されて、フレコンバッグを載せたパレット10がコン
ベア9上に押し出されるのである。そして、開閉シリン
ダー95を縮小すると、保持爪94・94・・・が開
き、コンベア9を駆動することによってパレット10を
製品置場67まで搬送することができるのである。
【0039】図16は出荷計量部の正面図、図17はフ
レコンバッグの投入口の吸着部の底面図である。次に、
前記出荷計量機63は図8、図16、図17に示すよう
に、出荷計量機63を支える支柱70の上部にシュート
71が固定され、該シュート71上方に前記粗選別機6
2から排出さた穀粒を溜めるホッパー72が配置され、
該ホッパー72の下部には吐出口を開閉するシャッター
73が配置されている。また、該ホッパー72の下部に
は支持フレーム74が横設され、該支持フレーム74の
四隅の下部にアーム開閉シリンダー75・75・・・の
基部が枢支され、該アーム開閉シリンダー75・75・
・・のピストンロッド先端にアーム77の中途部が枢支
されている。
【0040】また、前記支持フレーム74の前後中途部
にアーム上下シリンダー76・76が固設され、該アー
ム上下シリンダー76・76のピストンロッド先端に前
記アーム77の一端を枢支し、該アーム77の他端には
フレコンチャック79が設けられ、該フレコンチャック
79はシリンダーが内装されて、該シリンダーによって
チャック爪79aを開閉できるようにしている。そし
て、前記アーム上下シリンダー76・76を伸長して下
降させ、アーム開閉シリンダー75・75・・・を下降
させた閉じ位置で、フレコンバッグ12を上昇させたと
きの係止部12aが位置し、図7に示すように、開いた
チャック爪79aがフック66・66の間に入り、係止
部12aをつかむことができるようにしている。また、
前記アーム開閉シリンダー75とアーム上下シリンダー
76の配管途中には電磁比例弁からなるレギュレータが
介装され、計量時にはフレコンバッグ12を吊り上げな
いようにして、正確な重量を計れるようにしている。
【0041】また、前記アーム上下シリンダー76・7
6のピストンロッド先端には、支持フレーム80・80
が設けられ、図17に示すように、支持フレーム80・
80の下部の両側にパッド開閉シリンダー81・81・
・・の基部(ヘッド側)が枢支され、該パッド開閉シリ
ンダー81は水平方向に配置して、そのピストンロッド
先端には吸着パッド82を先端に設けたロッド83の基
部側が枢支され、該ロッド83の中途部上には支持ピン
83aが上方に突出され、該支持ピン83aは支持フレ
ーム80に開口した長孔80aに挿入されて、摺動自在
に支持されている。該長孔80aは後述する排出口71
aの中心に対して略放射方向に開口されている。但し、
前記パッド開閉シリンダー81のピストンロッド先端と
ロッド83の枢結部はカムによって一定角度しか回動で
きないように規制され、略直角に維持するようにしてい
る。
【0042】前記支持フレーム80・80は左右対称に
配置され、中央内側に半円状の凹部80bが設けられ、
該凹部80bは排出口71aの形状に合わせている。そ
して前記パッド開閉シリンダー81を伸長させた状態の
とき、パッド開閉シリンダー81とロッド83は平面視
L字状に配置して、吸着パッド82・82が向かい合う
状態となり、パッド開閉シリンダー81を縮小させたと
きには、支持ピン83aが長孔80aにガイドされて、
吸着パッド82は円弧状の軌跡を描いて前記凹部80b
の位置まで後退する。但し、ロッド83は支持フレーム
80に前記長孔80aと平行に固定する構成としてい
る。
【0043】そして、支持フレーム80・80の間の排
出口71aが位置する前後両側に、押圧アクチュエータ
ーとして押さえシリンダー84・84が対向して一直線
上に配置され、該押さえシリンダー84・84のピスト
ンロッド先端にはゴムやスポンジ等のパッドを配置し
て、押さえつけている時にスベリ落ちないようにいる。
こうして、フレコンバッグ12の投入口12bを排出口
71aに嵌め込んだ時に、押さえシリンダー84・84
を伸長させて前後方向から投入口12bを押さえて吊り
下げ支持し、後述するように充填途中で押さえシリンダ
ー84・84を縮小して投入口12bを開放する構成と
している。
【0044】そして、設定重量フレコンバッグ12内に
穀粒が投入されると、前記排出口71aの両側に設けた
結束装置112及び絞り装置113によって投入口12
bが結束される。図18は結束装置と絞り装置の平面
図、図19は同じく側面図、図20は結束装置の平面
図、図21は同じく側面図、図22は結束ユニットの平
面図である。図18、図19において、前記シュート7
1の排出口71aの中心に対して、一側に結束装置11
2、他方に絞り装置113が配置され、結束作業時には
排出口71aの下端の直下方に絞り装置113が、その
下方に結束装置112が配置される。
【0045】前記絞り装置113は支柱120上部に回
転軸121と支持プレート122を配置し、該回転軸1
21は鉛直方向に回転自在に支持し、該回転軸121の
下部には回動アーム123が固設されている。また、前
記支持プレート122は水平方向に支柱120上部に固
設されて、該支持プレート122に回動シリンダー12
4が固設され、該回動シリンダー124のピストンロッ
ド124a先端が前記回動アーム123が枢結されてい
る。
【0046】そして、前記回転軸121の上端に支持ア
ーム125の一端が固設されて水平方向に延設され、該
支持アーム125は平面視「へ」字状に構成され、該支
持アーム125から一対の摺動アーム126・126が
突出され、該摺動アーム126・126の基部が支持ア
ーム125の側面で長手方向に摺動自在に支持され、該
摺動アーム126・126の基部にはそれぞれ摺動シリ
ンダー127・127のピストンロッド127a・12
7aの先端が枢結され、該シリンダー127・127は
互いに逆方向に駆動するように配置され、支持アーム1
25の上下面にそれぞれ配置されている。そして、摺動
アーム126・126の先端に平面視V字状の挟み板1
29・129がそれぞれ対向するように固定され、該挟
み板129・129は側面視で上下にズレて配置されて
いる。
【0047】このような構成において、前記回動シリン
ダー124を縮小すると、支持アーム125はシュート
71側方の退避位置からシュート71の排出口71aの
側部まで回動され、挟み板129・129は平面視で排
出口70aの両側に位置される。そして、摺動シリンダ
ー127・127を縮小すると、被結束部材となるフレ
コンバッグ12の投入口12bが排出口71aの下部位
置において、挟み板129・129の間隔が狭まること
によって、投入口12bは挟み板129・129の谷部
によって絞られるのである。
【0048】次に、結束装置112について説明する。
結束装置112も前記絞り装置113と同様に支柱上部
に回転軸161と支持プレート162と回動アーム16
3と回動シリンダー164が配置され、更に、回転軸1
61の上部に支持アーム130の基部が固設される。該
支持アーム130は平面視「く」字状に構成されて、先
端に結束ユニット131が固設されている。基部側には
結束バンド132の載置台133が配置されている。前
記回動シリンダー164を縮小すると結束ユニット13
1は結束位置に回動され、伸長すると退避位置に回動さ
れる。
【0049】該結束ユニット131は図20、図21に
示すように、支持プレート134の一端に載置台133
が水平方向に固設され、他側に結束部135が設けら
れ、該載置台133と結束部135の間を送りガイド1
36としている。該載置台133の上面の送りガイド1
36側に押し出し手段となる押し出しシリンダー137
が配置され、該押し出しシリンダー137と反対側に押
さえシリンダー138・138が直角方向に配置され、
該押し出しシリンダー137と押さえシリンダー138
・138の間の載置台133上に結束バンド132・1
32・・・が方向を揃えて載置され、押さえシリンダー
138・138によって押し出しシリンダー137側へ
付勢している。但し、押さえシリンダー138は結束バ
ンド132・132・・・の束が並列の状態で崩れない
程度の適度な力でを押しつけており、シリンダーの代わ
りにバネ等によって押しつけることも可能である。
【0050】尚、結束バンド132は合成樹脂にて帯状
に構成され、帯部材132aの一側面には鋸歯場の凹凸
が形成され、該帯部材の一端に帯部材132aを挿入す
るための開口部を有する抜け止め部132bを設け、該
抜け止め部132bの開口内部には挿入方向には前記凹
凸に引っ掛かり、引き抜く方向には規制される爪が形成
され、ラチェットの如く構成している。
【0051】前記押し出しシリンダー137のピストン
ロッド137aには、押し出しプレート139が固定さ
れている。該押し出しプレート139は前記押さえシリ
ンダー138・138と反対側に位置する載置台133
の供給部133aに位置し、平面視クランク状に構成さ
れて、押し出し方向後端に押し出し時に結束バンド13
2を係止する係止部139aが設けられ、一本の結束バ
ンド132の後端を係止して、押し出しシリンダー13
7伸長時に結束バンド132を送りガイド136上に押
し出すようにしている。
【0052】前記供給部133aの下方位置に送り手段
となる送りシリンダー141が配置され、該送りシリン
ダー141の送り方向延長上に送りガイド136が配置
され、該送りガイド136上には結束バンド132の通
過位置の中途部に適宜間隔を開けて、円錐台状のガイド
部材140・140が対向させて配置され、該ガイド部
材140・140はバネ等によって挟むように付勢され
ている。前記送りシリンダー141は伸長させることに
よって結束バンド132の抜け止め部132bの後端を
押すようにしている。
【0053】前記送りガイド136の終端部には結束部
135が配置されている。図22に示すように、該結束
部135は結束バンド132をフレコンバッグ12の投
入口12b部分で円状に巻掛ける手段となるループ状の
ガイドレール150が配置され、該ガイドレール150
は二分割されて、送りガイド136の延長状の直線部15
0a1とそれに連なる約1/4の円弧を有する円弧部 150a
2からなる固定レール部150aと、前記円弧部 150a2
と同一半径の半円部 150b1と該半円部 150b1に連なる接
線部 150b2からなる可動レール部150bから構成さ
れ、該固定レール部150aと可動レール部150bは
枢支軸151によって回動自在に枢支されている。
【0054】前記支持プレート134に開閉シリンダー
152の基部が枢支され、該開閉シリンダー152のピ
ストンロッド152a先端に前記可動レール部150b
が枢結されて、開閉シリンダー152を縮小させること
によって可動レール部150bが開き、投入口12bを
固定レール部150aと可動レール部150bの間に挿
入することができる。また、開閉シリンダー152を伸
長させることによってガイドレール150が閉じて、固
定レール部150aの延長上に可動レール部150bが
位置する。該可動レール部150bがループした延長上
に結束バンドの先端を掴んで引っ張り締め付ける手段と
なる締付シリンダー153が配置されている。該締付シ
リンダー153のピストンロッド53aにはチャック1
54が設けられ、結束バンド132の先端を掴むように
している。
【0055】そして、前記ガイドレール150に結束バ
ンド132を案内して帯部材132aの先端が抜け止め
部132bに挿入されるように、可動レール部150b
は半円部分から先は接線方向に延長し、その境界部15
0cは結束バンド132が抜け止め部132bへの挿入
時において、若干開いた位置となるようにしている。詳
しくは、送りガイド136での送り方向に対して角度α
(約10度)開いた位置となるようにしている。
【0056】次に、この結束装置の作用を説明する。前
記フレコンバッグ12への穀粒の充填が終了し、回動シ
リンダー124が駆動されて、絞り装置113が回動さ
れてフレコンバッグ12の投入口12bに位置して、摺
動シリンダー127・127を駆動して挟み板129・
129を狭めて投入口12bを絞る。
【0057】次に、回動シリンダー164を縮小して結
束ユニット131を投入口12bに位置させて、開閉シ
リンダー152を伸長して可動レール部150bを約1
0度開いた位置まで回動して待機させる。そして、押し
出しシリンダー137を伸長して、押し出しプレート1
39が一本の結束バンド132を係止した状態で摺動さ
れ、ストロークエンドにおいて結束バンド132が送り
ガイド136上に載置されると、押し出しシリンダー1
37は縮小されて、載置台133上の次の結束バンド1
32が押し出しプレート139にセットされる。次に、
送りシリンダー141が伸長されて、結束バンド132
はガイドレール150に沿って移動され、結束バンド1
32の先端が接線部 150b2に案内されて、抜け止め部1
32bに位置する。そして、開閉シリンダー152を更
に伸長させることによって、結束バンド132の先端が
抜け止め部132bの開口部を貫通する。
【0058】この状態で、締付シリンダー153を伸長
し、チャック154を閉じて結束バンド132の先端を
掴む、そして、締付シリンダー153を縮小すると投入
口12bは締め付けられて縛られ、結束が完了するので
ある。そして、開閉シリンダー152を縮小して可動レ
ール部150bを開き、摺動シリンダー127・127
を伸長して挟み板129・129を開き、回動シリンダ
ー124・164を伸長して元の位置に戻し、次の結束
作業まで待機し、以上の動作が繰り返されて結束作業が
連続的に行えるのである。
【0059】なお、本実施例では、前記ロッドレス型シ
リンダーや昇降シリンダー34、アーム開閉シリンダー
75、アーム上下シリンダー76、フレコンチャック7
9パッド開閉シリンダー81、押さえシリンダー84等
はコンプレッサーからの圧縮空気によって駆動され、そ
れぞれ伸長位置と縮小位置には、センサーが配置されて
その位置が検出され、それぞれ制御手段たるコントロー
ラ19と接続され、また、シリンダーへ圧縮空気を送る
配管途中には電磁バルブが配置され、該電磁バルブのソ
レノイドも駆動回路を介してコントローラ19と接続さ
れて、更にコンベア9もコントローラ19と接続され
て、該コントローラ19は前記監視・制御盤3に配置さ
れて、自動運転もしくは手動運転ができ、それぞれの動
作も制御室2で分かるようにしている。そして、フレコ
ンバッグ供給部5、パレット供給部6、バッグ搬送装置
7、コンベア9は、それぞれ別々に制御して作動可能と
している。
【0060】また、出荷計量機63の下部にはパレット
10を載置して、その上にフレコンバッグ12が載置さ
れる。前記パレット10の載置部にはロードセル等より
なる重量センサーが配置され、該重量センサーはコント
ローラ19と接続され、監視・制御盤3で表示される。
また、設定器によって出荷する重さを設定できるように
している。18はサンプル取出装置である。
【0061】このような構成において、フレコンバッグ
12を供給して、該フレコンバッグ12に穀物を充填し
てパレット10に載置して製品置場67へ搬送する作用
を説明する。まず、フレコンバッグ供給部5のハンガー
ラック装置20の左下部の載置アーム110に載置され
たフレコンハンガー21を、取出・取入装置165によ
って取り出して、バッグ搬送装置7に位置させる。
【0062】次に、昇降シリンダー34を縮小してレー
ル31を下降し、下端に達した時にハンガーチャック2
9・29・・・を閉としてハンガーフレーム23・23
をつかみ、取出・取入装置165のチャック部177を
開いて、昇降シリンダー171を縮小して上昇させ、移
動シリンダー176によって出退杆175を元の位置に
戻す。そして、レール31に設けたロッドレスシリンダ
ー(搬送シリンダー)を作動させてスライダ32を後進
させ、出荷計量機63の下方にフレコンハンガー21を
移動する。このとき、同時にパレット供給部6よりパレ
ット10がコンベア9によって出荷計量機63まで搬送
される。
【0063】次に、アーム上下シリンダー76を伸長し
てシュート71やアーム77や支持フレーム80等を下
降させる。そしてパッド開閉シリンダー81を伸長して
閉じ吸着パッド82をフレコンバッグ12の投入口12
bに当てて吸引を開始し、その状態のままハンガー開閉
シリンダー24を縮小してハンガーフレーム23・23
を開いてフレコンバッグ12を膨らませ、アーム開閉シ
リンダー75が伸長されて閉じ方向に回動し、フレコン
チャック79の爪79aをフック25・25の間から係
止部12aに挿入する。
【0064】次に、前記パッド開閉シリンダー81を開
いて吸着パッド82に吸着したフレコンバッグ12の投
入口12bを略四角形状に開く、そして、前記フレコン
チャック79を閉じて係止部12aを係止し、前記アー
ム開閉シリンダー75が縮小されて開方向に回動され、
フレコンバッグ12を更に膨らませ、係止部12aを前
記フック25・25から外す。
【0065】そして、前記昇降シリンダー34が伸長さ
れて、レール31が上昇され、同時に、アーム上下シリ
ンダー76が縮小されて、フレコンバッグ12が上昇さ
れ、前記投入口12bがシュート71の下部の排出口7
1aに挿入され、押さえシリンダー84が伸長されて、
パッドが投入口12bをシュート71の排出口71aに
押さえつけ、吸着パッド82の吸引を解除する。このと
き、フレコンバッグ12は投入口12bが押さえられて
吊り下げ支持された状態となる。
【0066】次に、レール31に設けた搬送シリンダー
を作動させてスライダ32を前進させ、フレコンハンガ
ー21をフレコンバッグ供給部5まで後退させる。この
とき、平行リンク27・27は前方のみに配置している
ので、フレコンバッグ12によって後退の邪魔になら
ず、押さえ板26b・26cも例え何かに当たっても傾
倒して破損することは回避できるようにしている。そし
て、ハンガー開閉シリンダー24を閉じて、後退位置に
おいて、移動シリンダー176が作動されて出退杆17
5が突出されて、昇降シリンダー171を伸長してチャ
ック部177によって空のフレコンハンガー21を掴
み、昇降シリンダー171を縮小して移動シリンダー1
76を作動して空のフレコンハンガー21をハンガーラ
ック装置20に移動して、昇降シリンダー171を伸長
してチャック部177を開き、載置アーム110上に空
のフレコンハンガー21を載置して戻す。そして、昇降
シリンダー171を縮小して出退杆175を退避させて
からモーター106を駆動して1ピッチ回動して次のフ
レコンバッグ12を装着したフレコンハンガー21を取
り出せるように待機する。
【0067】一方、出荷計量機63においては、ホッパ
ー72のシャッター73が開かれて、穀粒がフレコンバ
ッグ12に投入され、計量が開始される。重量センサー
17で検知した値がフレコンバッグ12の収納容量また
は収納設定量の5〜20%、好ましくは略10%、収納
された時において、押さえシリンダー84を縮小してフ
レコンバッグ12の投入口12bを排出口71aに押さ
えつけていた力を開放する。すると、フレコンバッグ1
2は投入口12bで吊り下げられた状態から落下し、係
止部12aで支えられ、投入口12bの剛性でその状態
が維持される。このフレコンバッグ12の落下によっ
て、フレコンバッグ12の底部に盛り上がって収納され
た穀粒は周囲に広がり、底面に均一に広がって、皺や折
り目を伸ばすのである。こうして人手によりフレコンバ
ッグ12の底部を広げる手間を省くことができるのであ
る。尚、本実施例では1トンの穀粒を収容できるフレコ
ンバッグの場合、約100Kg充填したときに落下するよ
うにしているが、フレコンバッグの形状や押さえシリン
ダー84の押さえ力等によりその値は最適値に変更され
る。また、本実施例では重量の値で押圧アクチュエータ
ーを開放する構成としているが、体積値や時間を設定す
るようにすることも可能である。また、シャッター73
は閉じられず、穀粒は放出され続けながらフレコンバッ
グ12は落下し、作業を中断することなく、落ちてくる
穀粒も流れに沿って周囲に広がり、皺を伸ばすようにな
る。
【0068】そして、前記アーム上下シリンダー76は
縮小されているが、該アーム上下シリンダー76への配
管途中に電磁比例制御弁85が配置され、該電磁比例制
御弁85はアーム上下シリンダー76内の圧力を検知し
て、下げ方向の力が掛からない程度にバルブを開き圧力
を弱めるようにしている。
【0069】そして、設定量の穀粒がフレコンバッグ1
2内に収納されると、シャッター73が閉じられて、ア
ーム上下シリンダー76を伸長して下げ、フレコンチャ
ック79を開いて係止部12aを外す。そして、アーム
上下シリンダー76を縮小して、フレコンバッグ12を
取り出すときの邪魔とならないようにする。そして、シ
ュート71の側部に配置した結束装置112と絞り装置
113が作動されて投入口12bが結束される。
【0070】次に、フレコンバッグ12を載せたパレッ
ト10は押し引きシリンダー97を伸長させてコンベア
9上に載置し、開閉シリンダー95を縮小して保持爪9
4を解除して、コンベア9によってパレット10を製品
置場67まで移動させる。このパレット10がフレコン
バッグ供給部5を通り過ぎると、次のフレコンハンガー
21が供給され、パレット10が製品置場67に到着す
ると、空のパレット10が出荷計量機63下方へ搬送さ
れる。こうして前記同様の工程が繰り返されるのであ
る。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
の効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く、回
動駆動可能に設けたチェーンの外周に一定間隔を開けて
放射方向に支持杆を突出し、該支持杆の先端にハンガー
を係止する載置アームを設けたハンガー搬送装置と、該
ハンガー搬送装置の両側部に、先端にハンガーのチャッ
ク部を設けた出退杆と、該出退杆を昇降する手段とを有
する取出・取入装置とによりハンガーラック装置を構成
したので、チェーンを回動させてハンガーを一つずつ順
に送ることが可能となり、チャック部によってハンガー
を把持して、出退杆を出退させて自動的にハンガーを取
り出すことが可能となった。また、チャック部と出退杆
によって取り入れることも可能となり、ハンガーを自動
的に取出・取入が可能となり、省力化を図ることができ
たのである。
【0072】また、請求項2の如く、前記ハンガー搬送
装置の回転面を垂直方向としたので、ハンガーは上下方
向に並べることが可能となり、収納面積を小さくするこ
とができ、効率よく収納できる。
【0073】また、請求項3の如く、前記取出・取入装
置の出退方向を水平方向としたので、ハンガーにフレコ
ンバッグ等の長い対象物を吊り下げながら水平方向に移
動でき、ハンガー搬送装置内の対象物と干渉することな
く取出・取入ができる。
【0074】また、請求項4の如く、前記対象物を吊持
したハンガーの進行方向と、取出・取入装置の取出方向
を一致させたので、ハンガーに吊るした対象物を取り出
す時に、次に取り出す対象物と絡むことがなく、取出方
向の空間を大きく取れる。
【0075】また、請求項5の如く、前記対象物を吊持
したハンガーの取出位置と、空ハンガーの取入位置を一
致させたので、ハンガー搬送装置の駆動は少なくてす
み、ランニングコストを低減できる。また、取出・取入
装置が一つの装置で賄え、構造を簡単としてコスト低減
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライスセンターの平面図である。
【図2】穀粒を乾燥し貯蔵後に調製して出荷する工程の
説明図である。
【図3】フレコンバッグに穀物を充填して搬送するシス
テムの平面図である。
【図4】フレコンバッグの斜視図である。
【図5】本発明のハンガーラック装置の正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】フレコンバッグの係止部を係止したフックより
フレコンチャックに受け渡す状態を示す斜視図である。
【図8】バッグ搬送装置と出荷計量機を示す側面図であ
る。
【図9】バッグ搬送装置のハンガー開閉装置とフレコン
ハンガーの平面図である。
【図10】搬送レールの昇降部の正面図である。
【図11】パレット供給装置の正面図である。
【図12】同じく側面図である。
【図13】同じく平面図である。
【図14】出荷計量部にパレットを取り込む装置の平面
図である。
【図15】同じく正面図である。
【図16】出荷計量部の正面図である。
【図17】フレコンバッグの投入口の吸着部の底面図で
ある。
【図18】結束装置と絞り装置の平面図である。
【図19】同じく側面図である。
【図20】結束装置の平面図である。
【図21】同じく側面図である。
【図22】結束ユニットの平面図である。
【符号の説明】
20 ハンガーラック装置 21 ハンガー 99 ハンガー搬送装置 104 チェーン 107 支持杆 110 載置アーム 165 取出・取入装置 171 昇降シリンダー 177 チャック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 明徳 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 宮脇 勇 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 3E030 AA04 BB10 CA01 DA06 DA10 EB03 FA05 3F034 HA02 HB01 HB17 HB18 HD04 HE03 HE14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動駆動可能に設けたチェーンの外周に
    一定間隔を開けて放射方向に支持杆を突出し、該支持杆
    の先端にハンガーを係止する載置アームを設けたハンガ
    ー搬送装置と、該ハンガー搬送装置の両側部に、先端に
    ハンガーのチャック部を設けた出退杆と、該出退杆を昇
    降する手段とを有する取出・取入装置とによりなるハン
    ガーラック装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンガー搬送装置の回転面を垂直方
    向としたことを特徴とする請求項1記載のハンガーラッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記取出・取入装置の出退方向を水平方
    向としたことを特徴とする請求項1記載のハンガーラッ
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記対象物を吊持したハンガーの進行方
    向と、取出・取入装置の出退方向を一致させたことを特
    徴とする請求項1記載のハンガーラック装置。
  5. 【請求項5】 前記対象物を吊持したハンガーの取出位
    置と、空ハンガーの取入位置を一致させたことを特徴と
    する請求項1記載のハンガーラック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105947559A (zh) * 2016-06-22 2016-09-21 宁波圣瑞思工业自动化有限公司 一种吊挂输送系统
CN109204357A (zh) * 2018-11-12 2019-01-15 中车眉山车辆有限公司 一种托盘货物伸缩夹紧装置及采用该装置的运输棚车

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CN109204357B (zh) * 2018-11-12 2023-10-20 中车眉山车辆有限公司 一种托盘货物伸缩夹紧装置及采用该装置的运输棚车

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