JP2001047012A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2001047012A
JP2001047012A JP11186973A JP18697399A JP2001047012A JP 2001047012 A JP2001047012 A JP 2001047012A JP 11186973 A JP11186973 A JP 11186973A JP 18697399 A JP18697399 A JP 18697399A JP 2001047012 A JP2001047012 A JP 2001047012A
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JP
Japan
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bearing
rotating shaft
pedestal
side wall
movable bearing
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JP11186973A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakajima
敏 中島
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Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミ処理装置に取り付けられる回転軸の着
脱を円滑にする。 【解決手段】 生ゴミ処理装置(1)の醗酵室内で回転
する回転軸(31)を、軸受(35)と回転機構部(1
0)とによって回転自在、かつ、着脱自在に支持するよ
うに構成する。さらに、軸受(35)を、側壁に固定さ
れる台座(36)と、台座(36)に対して摺動可能に
構成した可動軸受部(37)と、可動軸受部(37)を
付勢するために台座(36)内部に設けた付勢手段(3
8)と、によって構成して可動軸受部(37)の移動に
よって回転軸(31)を取り外せるように構成する。可
動軸受部(37)は台座(36)内に対して

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭等から排出
される生ゴミを、好気性微生物を利用して醗酵分解処理
を行うための生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生ゴミ処理装置として、特開平9
−271743号公報に記載された装置(以下、「従来
の処理装置」という)が知られている。従来の処理装置
は、図10に示すように、生ゴミを処理するための処理
槽101内に攪拌羽根103と、この攪拌羽根103を
固定した回転軸105と、を備え、この回転軸105と
ともに攪拌羽根103を回転させることによって、処理
槽101内の生ゴミを攪拌するようになっている。回転
軸105は、処理槽101の対向する側壁間に着脱自在
に取り付けられている。回転軸105の着脱は、回転軸
105の一端部107に設けられた伸縮具109をバネ
111に抗しながら矢印方向に移動させ、その後に軸受
113から抜き取ることによって行うようになってい
る。図11は、バネ111の縮みからも理解されるよう
に、回転軸105を抜き取るときの状態を示している。
符号115は、回転軸105に固定したビスであり、伸
縮具107に形成された長孔117を案内するためのも
のである(同公報段落番号0009)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理装置の構成によると、回転軸105の一端部107
の外周面と伸縮具107の内周面との間に生ゴミのカス
が入り込んで伸縮動作に支障が起こるおそれがある。こ
れと同じ支障が、ビス115と長孔117との間に起こ
るおそれもある。このような支障が起こりうるのは、二
つの部材の接触部分が処理槽101内にあるからであ
り、この支障は回転軸105の着脱をやりづらくしてし
まう。本発明が解決しようとする課題は、回転軸を取り
付けたり取り外したりする際に、二つの部材の接触部分
を処理槽(醗酵室)外に設けることによって、伸縮動作
に支障を生じにくくし、もって回転軸の着脱を円滑に行
えるようにすることにある。そのための具体的構成は、
項をあらためて説明する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために発明者は、回転軸を処理槽に取り付けたり、これ
から取り外したりするためには何らかの方法により回転
軸を伸縮させなければならないが、その伸縮のための機
構を回転軸以外の箇所に設けるとよい、と考えた。本発
明は、そのような観点からなされたものである。
【0005】請求項1に記載した発明の構成 請求項1に記載した発明に係る生ゴミ処理装置(以下、
「請求項1の処理装置」という)は、一方の側壁(1
7)と、一方の側壁(17)と対向する他方の側壁(1
9)と、を有する醗酵室(6)と、一方の側壁(17)
に設けられた軸受(35)と、他方の側壁(19)に設
けられた回転機構部(10)と、軸受(35)と回転機
構部(10)とによって回転自在、かつ、着脱自在に支
持される回転軸(31)と、回転軸(31)に固定され
た攪拌羽根(34)と、を有し、回転機構部(10)に
よって回転軸(31)が回転するように構成されてい
る。請求項1の処理装置の軸受(35)は、一方の側壁
(17)に固定される台座(36)と、台座(36)に
対して摺動可能、かつ、当該台座に収納可能に構成した
可動軸受部(37)と、可動軸受部(37)を他方の側
壁(19)方向に付勢するために台座(36)内部に設
けた付勢手段(38)と、を有し、可動軸受部(37)
の移動によって回転軸(31)を取り外せるように構成
したことを特徴とする。なお、付勢手段(38)を台座
(36)内部に設けたのは、付勢手段(38)を台座
(36)によって覆うことによって生ゴミと接触しない
ようにするためである。このように構成したのは、付勢
手段(38)が生ゴミにさらされると、付勢手段(3
8)の構造にもよるが、その中又は周辺に生ゴミ等が詰
まる等の不都合が生じかねないので、そのような不都合
を避けるためである。
【0006】請求項1に記載した発明の作用効果 請求項1の処理装置は、回転機構部(10)の働きによ
って回転軸(31)が回転し、これによって攪拌羽根
(34)が醗酵室(6)内で回転して生ゴミを攪拌す
る、という作用効果を生じる。可動軸受部(37)の台
座(36)に対する移動(摺動)によって、軸受(3
5)と回転軸(31)との間にあそびができるので、こ
のあそびを利用して可動軸受部(37)から回転軸(3
1)を取り外したり、逆に、可動軸受部(37)に回転
軸(31)を取り付けたりすることができる。また、可
動軸受部(37)及び付勢手段(38)が台座(36)
に収納されて(覆われて)いるので、その中又は周辺に
生ゴミ等が詰まることが防止される、という作用効果も
生じる。
【0007】請求項2に記載した発明の構成 請求項2に記載した発明に係る生ゴミ処理装置(以下、
「請求項2の処理装置」という)は、請求項1の処理装
置の構成に限定が加わり、回転軸(31)は、軸受(3
5)側の一端(32)が他方側の一端(33)よりも高
い位置となるように軸受(35)と回転機構部(10)
とが構成されていることを特徴とする。軸受(35)側
の一端(32)と他方側の一端(33)との高低差は、
回転軸(31)に付着した水滴が低いほうの他方側の一
端(33)に流れるのに十分な差に設定する。
【0008】請求項2に記載した発明の作用効果 請求項2の処理装置は、請求項1の処理装置の作用効果
に加え、生ゴミから出た水分が軸受(35)と反対側に
流れるので軸受(35)に悪影響を及ぼしづらくなる、
という作用効果が生じる。
【0009】請求項3に記載した発明の構成 請求項3に記載した発明に係る生ゴミ処理装置(以下、
「請求項3の処理装置」という)は、請求項1又は2の
処理装置の構成に限定が加わり、台座(36)は摺動凹
部(41)を備え、摺動凹部(41)は、可動軸受部
(37)を収納できる形状に形成したことを特徴とす
る。
【0010】請求項3に記載した発明の作用効果 請求項3の処理装置は、請求項1又は2の処理装置の作
用効果に加え、可動軸受部(37)が摺動凹部(41)
内に収納されるので、両者間に生ゴミや生ゴミから出た
水分等が入り込むことが少なくなる、という作用効果が
生じる。
【0011】請求項4に記載した発明の構成 請求項4に記載した発明に係る生ゴミ処理装置(以下、
「請求項4の処理装置」という)は、請求項3の処理装
置の構成に限定が加わり、摺動凹部(41)内壁と可動
軸受部(37)外壁とは、可動軸受部(37)を台座
(36)に対して回転させないための回転防止機構(5
3,41,55,45)を備えていることを特徴とす
る。
【0012】請求項4に記載した発明の作用効果 請求項4の処理装置は、請求項3の処理装置の作用効果
と基本的に同じ作用効果を生じる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、各図を参照しながら、本発
明の実施の形態(以下、「本実施形態」という)につい
て説明する。図1は生ゴミ処理装置の斜視図であり、図
2は生ゴミ処理装置の分解斜視図である。図3は図1の
X−X線を含む断面図を矢印方向に見た図であり、図4
は図1のY−Y線を含む断面図を矢印方向に見た図であ
る。図5は図4の部分拡大図であり、図6は生ゴミ処理
装置に取り付ける攪拌装置の拡大部分斜視図である。図
7は図6の部分破断図である。図8は図5に示す部分の
変形例を示す図であり、図9は図7に示す部分の変形例
を示す図である。
【0014】生ゴミ処理装置の概略構成 図1〜4に基づいて、生ゴミ処理装置の概略構成につい
て説明する。生ゴミ処理装置1は、上端開口部3と醗酵
室6とを有する箱状の醗酵容器5と、上端開口部3を開
閉する開閉蓋部7と、醗酵室6内に配された攪拌機構部
9と、から概ねの外観が構成されている。
【0015】醗酵容器と開閉蓋部の構成 醗酵容器5は、合成樹脂を成形したものであって、内容
器11と外容器13とによる二重構造になっている。内
容器11と外容器13との間の空間部15には、醗酵室
6を保温するための断熱材16,16(図2,4参照)
が充填されている。醗酵室6は、図4に示すように醗酵
室6を挟んで対向する一方の側壁17と他方の側壁19
と、図2に示すように一方の側壁17と他方の側壁19
との間のU字状側壁21と、によって形成されている。
U字状側壁21が、図3に示すようにU字状に形成され
ているのは、後述する攪拌羽根34の回転軌跡に合わせ
た形状にすることによって醗酵室6底部付近の隅々まで
攪拌羽根34の攪拌作用が及ぶようにするためである。
なお、図2において、符号8は、生ゴミから出た汁を受
けるための引出皿を示し、符号10は、攪拌機構部9を
回転させるための回転機構部を示している。開閉蓋部7
は、図2に示すように、断熱材12を含む多層構造にな
っており、醗酵容器5にヒンジ結合されて上端開口部3
を開閉するようになっている。なお、図2及び4におい
て、符号22はU字状側壁21の幅方向中央部を外側に
へこませて形成した通風凹部である。通風凹部22は、
醗酵室6側から嵌め込まれるカバー板23によって閉鎖
され、この通風凹部22と醗酵室6とは、カバー板23
に形成されたメッシュ部24,24によって連通してい
る。
【0016】攪拌機構部の構成 図2〜7を参照しながら、攪拌機構部9について説明す
る。図6に示すように攪拌機構部9は、回転軸31と、
回転軸31の外周に固定された複数枚(本実施形態では
3枚)の攪拌羽根34と、回転軸31の開放端32を回
転自在に、かつ、着脱自在に支持する軸受35と、回転
軸31の固定端33に固定された回転板47と、を備え
ている。各攪拌羽根34は、図3にも示すように、均等
間隔を介して放射状に伸びている。攪拌羽根34は、醗
酵室6内に投入された生ゴミを攪拌するための部材であ
る。回転板47は、後述する回転機構部10と連結する
ための部材である。
【0017】軸受の構成 図4〜7を中心にして、軸受35について説明する。軸
受35は、一方の側壁17に取り付けられる台座36
と、回転軸31の開放端32を回転自在、かつ、着脱自
在に支持する可動支持部37と、可動支持部37を開放
端32方向に付勢するコイルバネ(付勢手段)38と、
から概ね構成されている。図5に示すように、台座36
は椀状の外観を備え、その中央部に高さ方向に形成され
た摺動凹部41が形成されている。摺動凹部41の断面
形状は、ほぼ円形に形成され、外周の一部を長さ方向に
切欠いて形成された案内溝43を備えている。案内溝4
3は、後述する回転防止機構の一部を構成している。摺
動凹部41は、可動軸受部37を台座36に対して図5
の矢印A方向に摺動可能に支持するように構成されてい
る。摺動凹部41内には、その底部に内側(図5の左方
向)に突き出る係止凸部42が設けられ、係止凸部42
上端には貫通孔54が形成されている。台座36は、図
5に示すように、取付ピン44によって内容器11に取
り付けるようになっている。なお、符号45は、後述す
る可動軸受部37の摺動突部53を受け入れるための受
入溝である。
【0018】可動軸受部の構成 図5〜7を参照しながら、可動軸受部37の構成につい
て説明する。可動軸受部37は、回転軸31の開放端3
2を回転自在に支持するための摺動凹部41をその中央
部に備え、摺動凹部41の反対側(図5の右側)に割り
ピン56を備えている。割りピン56の先端には抜け止
め突部57が形成され、台座36の摺動凹部41に嵌め
込んだ可動軸受部37が台座36から抜けるのを防止す
るようになっている。すなわち、可動軸受部37の割り
ピン56を指でつまんで幅方向(図5の上下方向)に弾
性変形させて(潰して)から貫通孔54に通し、その後
つまんだ指を離して割りピン56を弾性復帰させると、
抜け止め突部57が係止突部42に裏側から係止して可
動軸受部37が台座36から抜け出ることを防止するよ
うになっている。割りピン56は、コイルバネ38を支
持する役目も有しており、図5に示すように、コイルバ
ネ38は割りピン56の回りに配されている。可動軸受
部37は、コイルバネ38によって常に回転軸31の方
向に付勢されている。
【0019】摺動突部53は台座36の摺動凹部41内
で摺動するように構成されており、案内突部55は台座
36の受入溝45内で摺動するように構成されている。
この摺動突部53と摺動凹部41との組み合わせ、及
び、案内突部55と受入溝45との組み合わせは、可動
軸受部37が台座36に対して回転することを防止する
役目を果たしており、これらによって本実施形態におけ
る回転防止機構が構成されている。回転防止機構を設け
たのは、これを設けないと回転軸31と可動軸受部37
とが両者間に生じる摩擦によって連結され両者が一体と
なって回転して可動軸受部37が軸受部材として作用し
なくなってしまうので、そのようことが生じないように
するためである。
【0020】回転機構部の構成 次に、図2、4、7を参照しながら、回転機構部10の
構成を説明する。本実施形態の回転機構部10は、ハン
ドル50の回転をギヤ部48と駆動板49とを介して回
転板47に伝達するように構成されている。駆動板49
と回転板47とは、図4に示すように、駆動板49から
突き出る駆動ピン46,46を回転板47に貫通させた
駆動孔61,61に挿入するだけで簡単に連結できるよ
うになっている。回転軸31は、回転板47の回転によ
って回転されるようになっている。図4及び5から明ら
かなように、回転軸31は、軸受35側(図4の右側)
の一端すなわち開放端32が他方側の一端すなわち固定
端33よりも高い位置となるように(傾斜するように)
軸受35と回転機構部10の駆動板49とを構成するこ
とが好ましい。回転軸31の傾斜角度は、軸受35等の
構成に合わせ、たとえば、水平に対して1.5〜10度
程度に設定するとよい。本実施形態における回転軸31
の傾斜角度は、2度に設定した。このように回転軸31
を傾斜させたのは、生ゴミから出た水分が固定端33の
方向に流れて軸受35の特に可動軸受部37と台座36
の摺動凹部41間に入り込まないようにするためであ
る。水分が入り込むと、可動軸受部37と摺動凹部41
間の摺動に支障が生じるなどの弊害が考えられるので、
そのような弊害の発生をできるだけ防ごうとしたためで
ある。固定端33側へ回転軸31を伝って流れた水分
は、回転板47に遮られそのまま落下するので、駆動板
49を含む回転機構部10に影響を与えることはほとん
どない。
【0021】ここで、使用者がハンドル50を回転させ
ると、この回転はギヤ部48によって減速され、駆動板
49と回転板47を介して回転軸31を回転させる。回
転軸31の開放端32は可動軸受部37の軸受凹部51
によって回転支持され、この回転によって攪拌羽根群3
4が醗酵室6内で回転して生ゴミを攪拌する。この攪拌
に際して、通風凹部22内を流通する空気がカバー9板
23のメッシュ部24,24を通して醗酵室6内に流れ
込み、これによって、醗酵室6内が好気状態に保たれ
る。一方、回転防止機構を構成する可動軸受部37の摺
動突部53と案内溝43とは、同じく案内突部55と受
入溝45とともに、台座36に対する可動軸受部37の
回転を防止する。なお、本実施形態では、使用者がハン
ドル50を回転させることによって回転軸31が回転す
るように構成したが、このような構成に限る必要はな
く、電動モータ等によって回転するように構成してもよ
い。
【0022】攪拌機構部の着脱 図4及び5を参照しながら、攪拌機構部9の着脱手順を
説明する。図4の状態にある回転軸31は、開放端32
が軸受35に支持され、固定端33が回転板47を介し
て駆動板49に支持されている。まず、回転軸31を持
ちコイルバネ38に抗しながら可動軸受部37を摺動凹
部41内に押し込んで、回転板47を駆動板49から離
れさせ(両者間にあそびを作り)ながら、駆動ピン4
6,46を駆動孔61,61から抜き取り駆動板49と
回転板47間の連結を解除する。次に、固定端33を持
ち上げて回転板47を上方にずらしてから開放端32を
軸受凹部51から抜き取る。これによって、回転軸31
を含む攪拌機構部9の取り外しが完了する。このとき可
動軸受部37は、コイルバネ38の付勢力によって元の
位置に戻される。
【0023】取り外した攪拌機構部9の洗浄等が終わ
り、この攪拌機構部9を取り付けるには、上記した手順
を逆に行えばよい。すなわち、開放端32を軸受凹部5
1に差し込んでからコイルバネ38に抗しながら押し込
み、回転板47と駆動板49との位置合わせをする。次
に、駆動ピン46,46を駆動孔61,61に挿入して
回転板47を駆動板49に固定して取付を完了する。
【0024】本実施形態の効果 以上の通り、攪拌機構部9を着脱する際に必要な可動軸
受部37の移動、すなわち摺動は、台座36の摺動凹部
41内で行われており、醗酵室6内で行われるわけでは
ない。このため、摺動する部分に生ゴミが入り込む恐れ
が少ない、という効果が生じる。また、回転軸31が傾
斜しているため、高いほうに位置する軸受35側に水分
が流れ込むことが少ない、という効果も生じる。
【0025】本実施形態の変形例 図8及び図9に基づいて、本実施形態の変形例(以下、
「本変形例」という)について説明する。本変形例が本
実施形態と異なるのは、台座36がその周縁に環状フラ
ンジ71を有すること、取付ピン44の代わりに締付ネ
ジ73が用いられていること、コイルバネ75の形状が
異なること、の3点である。したがって、ここではこの
3点についてだけ説明し、この3点以外の部分について
は本変形例と本実施形態との間に違いはないのでその説
明を省略する。
【0026】環状フランジ71は、台座36と一方の側
壁17との接触面積を増加させ、締付ネジ73によって
台座36をより一方の側壁17に引き寄せたこと相俟っ
て、台座36の固定をより確実なものにするために設け
られている。台座36の固定を確実にした結果、処理物
や液体の台座36内への進入をより確実に防止する効果
も期待できる。なお、コイルバネ75の径を大きくした
のは、可動支持部材37をより安定に支持させるためで
ある。
【0027】
【発明の効果】各請求項に記載した発明によれば、回転
軸を取り付けたり取り外したりする際に、二つの部材の
接触部分に支障が生じにくくなるので、回転軸の着脱を
円滑に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生ゴミ処理装置の斜視図である。
【図2】 生ゴミ処理装置の分解斜視図である。
【図3】 図1のX−X線を含む断面図を矢印方向に
見た図である。
【図4】 図1のY−Y線を含む断面図を矢印方向に
見た図である。
【図5】 図4の部分拡大図である。
【図6】 生ゴミ処理装置に取り付ける攪拌装置の拡
大部分斜視図である。
【図7】 図6の部分破断図である。
【図8】 図5に示す部分の変形例を示す図である。
【図9】 図7に示す部分の変形例を示す図である。
【図10】 従来の生ゴミ処理装置における回転軸の着
脱状態を示す部分断面図である。
【図11】 従来の生ゴミ処理装置における回転軸の着
脱状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理装置 61
駆動孔 3 上端開口部 71
環状フランジ 5 醗酵容器 73
締付ネジ 6 醗酵室 75
コイルバネ 7 開閉蓋部 8 引出皿 9 攪拌機構部 10 回転機構部 11 内容器 12 断熱材 13 外容器 15 空間部 16 断熱材 17 一方の側壁 19 他方の側壁 21 U字状側壁 22 通風凹部 23 カバー板 24 メッシュ部 31 回転軸 32 開放端 33 固定端 34 攪拌羽根 35 軸受 36 台座 37 可動軸受部 38 コイルバネ 41 摺動凹部 42 係止突部 43 案内溝 44 取付ピン 45 受入溝 46 駆動ピン 47 回転板 48 ギヤ部 49 駆動板 50 ハンドル 51 軸受凹部 53 摺動突部 54 貫通孔 55 案内突部 56 割りピン 57 抜け止め突部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月8日(1999.7.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側壁と、当該一方の側壁と対向す
    る他方の側壁と、を有する醗酵室と、 前記一方の側壁に設けられた軸受と、 前記他方の側壁に設けられた回転機構部と、 前記軸受と前記回転機構部とによって回転自在、かつ、
    着脱自在に支持される回転軸と、 前記回転軸に固定された攪拌羽根と、を有し、 前記回転機構部によって前記回転軸が回転するように構
    成された生ゴミ処理装置において、 前記軸受は、前記一方の側壁に固定される台座と、当該
    台座に対して摺動可能、かつ、当該台座に収納可能に構
    成した可動軸受部と、 前記可動軸受部を前記他方の側壁方向に付勢するために
    前記台座内部に設けた付勢手段と、を有し、 前記可動軸受部の移動によって前記回転軸を取り外せる
    ように構成したことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸は、前記軸受側の一端が他方
    側の一端よりも高い位置となるように当該軸受と前記回
    転機構部とが構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載した生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記台座は摺動凹部を備え、 前記摺動凹部は、前記可動軸受部を収納できる形状に形
    成したことを特徴とする請求項1又は2に記載した生ゴ
    ミ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動凹部内壁と前記可動軸受部外壁
    とは、当該可動軸受部を前記台座に対して回転させない
    ための回転防止機構を備えていることを特徴とする請求
    項3に記載した生ゴミ処理装置。
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