JP2001046665A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001046665A
JP2001046665A JP11227157A JP22715799A JP2001046665A JP 2001046665 A JP2001046665 A JP 2001046665A JP 11227157 A JP11227157 A JP 11227157A JP 22715799 A JP22715799 A JP 22715799A JP 2001046665 A JP2001046665 A JP 2001046665A
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JP
Japan
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game
screen
special value
screen game
winning opening
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JP11227157A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1および第2の画面遊技を総合する遊技を行
い、その遊技で、当たりが出たときは遊技者にとって大
きな価値を付与するようにして、遊技性を高めることが
できる遊技機を提供する。 【解決手段】第1および第2の始動条件により、第1可
変表示領域210および、第2可変表示領域220上で
第1の画面遊技と第2の画面遊技の双方を並行して実行
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め定めた特賞表
示状態が形成されたとき当たりになる画面遊技を実行
し、その実行結果が前記当たりのとき遊技者に有利な特
別価値を付与する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、図柄合わせゲー
ムなどの画面遊技を表示する可変表示手段としての液晶
ディスプレイを備え、始動入賞口に球が入賞したとき液
晶ディスプレイ上で図柄合わせゲームを実行し、その実
行結果として特定図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特
別価値を付与する、いわゆるフィーバ機がある。
【0003】たとえば、液晶ディスプレイの表示画面
を、3×3のマトリクス状に区切り、各表示領域にそれ
ぞれ数字等を表示することでスロットマシンに見立てた
図柄合わせゲームを実行するものでは、始動入賞口に球
が入賞したときマトリクスの縦列方向に連なる3つの表
示領域を単位として各図柄を所定期間にわたってスクロ
ール表示した後、図柄を順次、停止表示する。そして、
あと1つ所定の図柄が揃うと当たりになるリーチ状態を
経由して、横または斜めライン上に「777」など同一
の図柄が揃うと、当たりが発生し、遊技者に特別価値を
付与するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遊技
機では、1つの球が始動入賞口へ入賞したことに基づい
て、液晶ディスプレイ上で1つの画面遊技だけが展開さ
れるので、当該1つの画面遊技の実行結果が当たるか外
れるかの二者択一の遊技を繰り返し行うのみであり、遊
技に大きな変化がなく、遊技性を高めるべく、改良する
余地があるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、第1および第2の画
面遊技を総合する総合的な遊技を行い、その総合的な遊
技で、当たりが出たときは遊技者にとって大きな価値を
付与するようにして、遊技性を高めることができる遊技
機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]予め定めた特賞表示状態が形成されたとき当たり
になる画面遊技を実行し、その実行結果が前記当たりの
とき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技機におい
て、画面上の表示内容が変更可能な第1可変表示手段
(200,210)と、画面上の表示内容が変更可能な
第2可変表示手段(200,220)と、前記第1可変
表示手段(200,210)上で第1の画面遊技を実行
する第1画面遊技実行手段(110)と、前記第2可変
表示手段(200,220)上で第2の画面遊技を実行
する第2画面遊技実行手段(120)と、前記第1、第
2の画面遊技で前記当たりが出現した際に前記特別価値
を遊技者に付与する特別価値付与制御手段(140)と
を備え、前記第1画面遊技実行手段(110)は、予め
定めた第1の始動条件の成立に基づいて前記第1の画面
遊技を実行するものであり、前記第2画面遊技実行手段
(120)は、予め定めた第2の始動条件の成立に基づ
いて前記第2の画面遊技を実行するものであり、前記特
別価値付与制御手段(140)は、前記第1の画面遊技
で当たりが出現したときは第1の特別価値を付与し、前
記第1の画面遊技および、前記第2の画面遊技を総合す
る総合的な遊技で当たりが出たときは遊技者にとっての
価値が前記第1の特別価値より大きい第2の特別価値を
付与するものであることを特徴とする遊技機。
【0007】[2]前記第1の画面遊技、第2の画面遊
技の順に実行結果を表示することを特徴とする[1]に
記載の遊技機。
【0008】[3]前記第1の画面遊技および、前記第
2の画面遊技を総合する総合的な遊技は、前記第1の特
別価値が付与されることを前記第2の始動条件として行
われることを特徴とする[1]に記載の遊技機。
【0009】[4]前記第1の画面遊技は、特定の図柄
を所定の複数揃えると前記特賞表示状態が形成される図
柄合わせゲームであり、前記総合的な遊技は、前記第1
の画面遊技で前記特賞表示状態を出すために特定の図柄
を揃える遊技と、該特定の図柄と同じ図柄を前記第2の
画面遊技でも揃える遊技とを併有する図柄合わせゲーム
であることを特徴とする[1]、[2]または[3]に
記載の遊技機。
【0010】[5]前記第1、第2の特別価値はそれぞ
れ、遊技盤面上に設けた大口の可変入賞口(80)を所
定の回数を上限として繰り返し開閉することで遊技者に
付与するものであり、前記第2の特別価値における前記
可変入賞口(80)の上限開閉回数が前記第1の特別価
値における前記可変入賞口(80)の上限開閉回数より
も多いことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
【0011】[6]前記第1の特別価値は、遊技盤面上
に設けた大口の第1の可変入賞口(80)を所定の回数
を上限として繰り返し開閉することで遊技者に付与する
ものであり、前記第2の特別価値は、同じく遊技盤面上
に設けた大口の第2の可変入賞口(180)を所定回を
上限として繰り返し開閉することで遊技者に付与するも
のであり、前記第2の可変入賞口(180)の上限開閉
回数が前記第1の特別価値における前記第1の可変入賞
口(80)の上限開閉回数よりも多いことを特徴とする
[1]に記載の遊技機。
【0012】[7]前記第1の特別価値は、遊技盤面上
に設けた大口の第1の可変入賞口(80)を所定の回数
を上限として繰り返し開閉することで遊技者に付与する
ものであり、前記第2の特別価値は、同じく遊技盤面上
に設けた大口の第2の可変入賞口(180)を所定回を
上限として繰り返し開閉することで遊技者に付与するも
のであり、前記第2の可変入賞口(180)の開口は、
前記第1の可変入賞口(80)の開口より大きく形成さ
れていることを特徴とする[1]に記載の遊技機。
【0013】[8]前記第1の始動条件あるいは第2の
始動条件は、遊技盤面上に打ち出された球が所定の始動
入賞口(60)へ入賞したことに基づいて成立すること
を特徴とする[1]に記載の遊技機。
【0014】前記本発明は次のように作用する。第1画
面遊技実行手段(110)は、球が始動入賞口(60)
へ入賞するなどの予め定めた第1の始動条件の成立に基
づいて、第1の可変表示手段上で第1の画面遊技を実行
する。また第2画面遊技実行手段(120)は、予め定
めた第2の始動条件、例えば、第1画面遊技実行手段
(110)と同一の始動条件の成立に基づいて第2の可
変表示手段上で第2の画面遊技を実行する。たとえば、
特定の始動入賞口(60)への球の入賞に基づいて、第
1の画面遊技と第2の画面遊技を同時に開始する等であ
る。
【0015】特別価値付与制御手段(140)は、第1
の画面遊技で当たりが出現したときは第1の特別価値を
付与し、第1の画面遊技および第2の画面遊技を総合す
る総合的な遊技で当たりが出たときは遊技者にとっての
価値が第1の特別価値より大きい第2の特別価値を付与
する。たとえば、第1の画面遊技で当たりが出ると、第
1の特別価値として大口の可変入賞口(80)を10回
を上限に開閉し、前記総合的な遊技で当たりがでると、
第2の特別価値として上述の可変入賞口(80)を16
回を上限に開閉する等である。
【0016】このように、第1および第2の始動条件の
成立に基づいて第1の画面遊技と第2の画面遊技の双方
を実行するので、遊技に大きな変化が生じ、また、総合
的な遊技で当たりが出ると、付与される特別価値も大き
いので、遊技者の利益獲得に対する期待感も増して、遊
技性が高まる。
【0017】また、第1の画面遊技および、第2の画面
遊技を総合する総合的な遊技を、第1の特別価値の付与
を始動条件として行うものでは、特別価値の付与期間中
や、特別価値の付与後に単調な遊技の繰り返しになりが
ちな時期に、特別価値を再度付与する可能性を有するよ
うになるので、遊技が単調な繰り返しにならないで、遊
技者が遊技に飽きるのを防止することができる。
【0018】さらに、第1、第2の画面遊技を総合する
総合的な遊技では、第1の画面遊技で特賞表示状態を出
すために特定の図柄を揃えることを目指す遊技と、その
第1の画面遊技で揃えるべき特定の図柄を第2の画面遊
技でも揃えることを目指す遊技とを併有している。たと
えば、第1の画面遊技で同一図柄を3つ揃えると当たり
が出現し、さらに、第1の画面遊技で同一図柄を3つ揃
え、かつ、その同一図柄を第2の画面遊技で1つ揃える
と新たな当たりが出現する。これにより、遊技が変化に
富んで、遊技性が増すことになる。
【0019】さらに、第2の特別価値は、第1の特別価
値よりも可変入賞口(80)の上限開閉回数を多くした
ものでは、第1、第2の特別価値における差が明確にな
り、その分だけ、第2の特別価値の付与に対する期待が
膨らむ。また、第1の可変入賞口(80)と、第2の可
変入賞口(180)との2つの可変入賞口(80)を設
けたものでは、これら2つの可変入賞口(80)が同時
に開閉する可能性を遊技者に印象づけることができ、ま
た、両者の可変入賞口(80)の開口の大きさを異なら
せるものでは、特別価値の内容に優劣を設けることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は、本発明の一実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明の実施の形態に
かかる遊技機10は、遊技者がハンドル12を回転操作
することにより遊技盤面11上に球を打ち出し、かかる
打球の入賞を競い楽しむパチンコ機である。
【0021】遊技盤面11の略中央部には、画面上の表
示内容を任意に変更可能な可変表示手段200が配置さ
れている。ここでは、可変表示手段200としてカラー
液晶ディスプレイを用いている。なお、可変表示手段2
00は、CRTディスプレイ、TFTディスプレイ等で
あってもよい。
【0022】可変表示手段200の表示領域は、第1可
変表示領域210と、第2可変表示領域220に区分け
されており、それぞれにおいて独立の図柄合わせゲーム
が展開表示されるようになっている。第1可変表示領域
210は、可変表示手段200の画面中央部に横一列に
並ぶ3つの大図柄表示領域211〜213に分けられて
いる。
【0023】第1可変表示領域210上では、各大図柄
表示領域211〜213のそれぞれで図柄が所定期間に
わたって変動表示された後に、各領域211〜213に
それぞれ任意の数字図柄等が順次停止表示されるスロッ
トマシンに見立てた第1の画面遊技が展開表示される。
第1の画面遊技では、横一列に並べた3つの領域211
〜213に同一の数字図柄が揃うと当たり(大当たり)
が出現するようになっている。
【0024】第2可変表示領域220は、第1可変表示
領域210の上側に配置された1つの小図柄表示領域2
21で構成されている。小図柄表示領域221は、大図
柄表示領域211〜213よりも1つの表示領域が小さ
くなっている。第2可変表示領域220上では、小図柄
表示領域221で図柄が所定期間にわたって変動表示さ
れた後に、各領域221に任意の図柄が停止表示される
第2の画面遊技が展開表示される。第1の画面遊技と第
2の画面遊技とを総合する総合的な遊技では、3つの領
域211〜213に同一の数字図柄が揃い、かつ、前記
同一の数字図柄と同じ図柄が小図柄表示領域221に停
止表示されると当たりが出現するようになっている。
【0025】可変表示手段200の下方には、保留玉表
示部50が配置され、保留玉表示部50のさらに下方に
は、始動入賞口60が配設されている。始動入賞口60
は、可変表示手段200上で展開される図柄合わせゲー
ムの実行権を確保するための入賞口である。始動入賞口
60は、その入賞口を球の入賞確率の高い状態と低い状
態とに切り替えるために開閉する可動片61を具備して
いる。
【0026】保留玉表示部50は、始動入賞口60への
球の入賞によって確保された図柄合わせゲームの実行権
のうち、可変表示手段200上で図柄合わせゲームが未
実行になっているものの数(保留数)を表示するもので
ある。保留数は4回が限度であり、それ以上について
は、実行権が破棄される。保留玉表示部50は、4つの
ランプを有しており、その点灯個数によって現在の保留
数を表示するようになっている。
【0027】始動入賞口60の下方には、大口の可変入
賞口80が配置されている。可変入賞口80は、その入
賞口を球の入賞し難い閉状態と球の入賞容易な開状態と
に切り替えるための可動板81を有している。また図2
では現れていないが、可変入賞口80の内部にはさらに
V入賞口85が設けてある。
【0028】このほか、遊技盤面11上には、各種の入
賞口133や風車14のほか、球を弾くための障害釘1
5やアウト口16のほか、打ち出された球を遊技盤面1
1の上部に導くためのレール17などが配置されてい
る。また遊技機10の上部には、電飾等を行うためのラ
ンプ18が取り付けてある。
【0029】さらに遊技機10の正面であって遊技盤面
11の下方には、遊技に供する球を貯留するための前皿
19や、この前皿19から溢れる球を受け止めて貯留す
るための下皿20が設けられている。下皿20の右横に
は、球を遊技盤面11上に打出す発射機構の操作部であ
るハンドル12が設けられている。なお、遊技機10の
各種の動作を制御する制御部100は、遊技盤面11の
裏面等の機体内に取り付けられている。
【0030】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10は、CPU(中央処理装置)とR
OM(リード・オンリ・メモリ)とRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)とを主要部とした回路から成る制御
部100を備えている。
【0031】制御部100には、各種の周辺装置が接続
されている。このうち始動入賞口60は、球の入賞を検
知する入賞検知スイッチ62と、可動片61を開閉駆動
するためのソレノイド63を有している。入賞検知スイ
ッチ62は、機械的なスイッチのほか、球により光の遮
られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過によ
る磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを
用いることができる。
【0032】可変入賞口80(アタッカ)は、可動板8
1を開閉駆動するソレノイド82と、可変入賞口80へ
の球の入賞を検知する入賞検知スイッチ84と、入賞し
た球の個数を計数する入賞計数機83とを備えている。
可変入賞口80の可動板81は、可変表示手段200上
で展開される図柄合わせゲーム(第1の画面遊技また
は、前記総合的な遊技)で当たりが出現したとき、一定
期間(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほど)
閉じるという開閉動作を所定回数を上限として繰り返す
ようになっている。
【0033】ここでは、第1の画面遊技で当たり(大当
たり)が出た場合には、10回を上限に可変入賞口80
を開閉し、前記総合的な遊技で当たりが出た場合には、
16回を上限に可変入賞口80を開閉するようになって
いる。なお、前記総合的な遊技で当たりが出た場合に
は、20回を上限に可変入賞口80を開閉して、特別価
値の差を第1の画面遊技に対して広げるようにしてもよ
い。
【0034】なお、可動板81は、各ラウンドにおいて
前述の一定時間(29秒)が経過する前に、所定の許容
上限個数(ここでは10個)の球が可変入賞口80に入
賞すると、その時点で可動板81を閉じるようになって
いる。さらに可変入賞口80の内部には、V入賞口85
が設けて有るとともに、このV入賞口85への球の入賞
を検知するV入賞検知スイッチ86を有している。可動
板81が開いてから閉じるまでの間にV入賞口85に少
なくとも1つの球が入賞することが、次のラウンドに進
む条件になっている。賞球払出手段90は、賞球の払出
を行う機構部分とその制御回路部分である。
【0035】制御部100は、ROMに格納されたプロ
グラムを実行することにより、遊技機10の各種動作を
統括制御するものであり、第1画面遊技実行手段110
と、第2画面遊技実行手段120と、保留管理手段13
0と、乱数抽選部131と、特別価値付与制御手段14
0の各機能を実現するものである。
【0036】このうち、保留管理手段130は、始動入
賞口60へ球が入賞したことに基づいて第1、第2の画
面遊技の実行権を所定の回数を上限に確保し保留する機
能を果たす部分である。乱数抽選部131は、実行権が
確保された際に、第1、第2の画面遊技の実行結果を定
めるための乱数抽選を実行する部分である。
【0037】乱数抽選部131は、1から所定数(ここ
では、1024)までの任意の数をごく短い時間間隔
(ここでは200分の1秒ごと)で発生する図示省略し
た1つの乱数発生器と、当たりになる数値が登録された
図示しない当選数値登録テーブルとから構成されてい
る。当選数値登録テーブルは、第1の画面遊技用のもの
と、第2の画面遊技用のものとが個別に用意されてい
る。
【0038】球が始動入賞口60に入賞した時点で乱数
発生器の発生する乱数値が読み取られ、この乱数値が各
当選数値登録テーブルに登録されているか否かを参照
し、第1の画面遊技、第2の画面遊技のそれぞれに対す
る実行結果を定めるようになっている。すなわち、乱数
発生器から読み取った乱数値が当選数値登録テーブルに
登録されていれば、当たりとするものである。第1の画
面遊技用、第2の画面遊技用の各当選数値登録テーブル
に当選数値をいくつ登録するかによって、それぞれの画
面遊技における当選確率を任意に設定変更し得るように
なっている。ここでは、第1の画面遊技での当選確率が
第2の画面遊技の当選確率よりも数倍高い確率に設定さ
れている。
【0039】なお、第1の画面遊技、第2の画面遊技の
それぞれに専用の乱数発生器を設け、第1、第2の画面
遊技の実行結果を定める乱数値を別々に抽選し、対応す
る当選数値登録テーブルを参照して当たりか否かを判定
するように構成してもよい。
【0040】第1画面遊技実行手段110は、保留管理
手段130によって確保され保留されている画面遊技の
実行権に基づき第1可変表示領域210上で第1の画面
遊技を実行する機能を果たすものである。第2画面遊技
実行手段120は、保留管理手段130によって確保さ
れ保留されている画面遊技の実行権に基づき第2可変表
示領域220上で第2の画面遊技を実行する機能を果た
すものである。
【0041】特別価値付与制御手段140は、第1の画
面遊技で大当たりが出た場合および前記総合的な遊技で
大当たりが出た場合にそれぞれ遊技者に特別価値を付与
するための各種制御を行うものである。特別価値付与制
御手段140は、可変入賞口80の有する可動板81の
開閉を制御する開閉制御部141を有しており、可変入
賞口80を複数回に渡って繰り返し開閉して球の入賞し
易い状態を形成することで特別価値を付与するようにな
っている。なお、実際には、可変入賞口80へ1つの球
が入賞するごとに賞球払出手段90によって10個の球
が前皿19に払い出されるので、特別価値は、賞球とし
て遊技者に付与されることになる。
【0042】次に作用を説明する。まず、画面遊技の実
行権が確保される際の動作を図3を参照して説明する。
始動入賞口60に球が入賞すると(ステップS301;
Y)、保留管理手段130は、現時点での保留数が上限
の4回に達しているか否かを判別する(ステップS30
2)。そして既に保留数が上限に達しているときは(ス
テップS302;Y)、今回の入賞に基づいて画面遊技
の実行権は確保しない。一方、保留数が上限に達してい
ないときは(ステップS302;N)、現時点の保留数
に「1」を加算する(ステップS303)。
【0043】さらに保留玉表示部50の点灯数を1つ増
やし(ステップS304)、画面遊技の実行権を確保
(保留)する。またこの確保された実行権に基づいて行
われる第1、第2の画面遊技の実行結果を定めるための
乱数抽選を実施し(ステップS305)、かつ第1、第
2の画面遊技に対応する当選数値登録テーブルを参照
し、今回の実行権に基づいて行われる第1、第2の画面
遊技の実行結果を求め(ステップS306)、これらを
メモリに保存する(ステップS307)。
【0044】図4は、保留されている実行権に基づいて
第1、第2の各画面遊技を実行する際の流れを示してい
る。また図6は、第1、第2の画面遊技が実行される際
の表示内容の遷移の一例を示している。保留数が0でな
い場合(始動条件が成立している場合)には(ステップ
S401;Y)、保留数を「1」だけ減算しかつ保留玉
表示部50の点灯数を1つ減らし(ステップS40
2)、さらにメモリに記憶している抽選結果、つまり、
今回実行する第1、第2の画面遊技の各実行結果を示す
情報、を読み出す(ステップS403)。
【0045】そして、第1画面遊技実行手段110は、
第1可変表示領域210上で第1の画面遊技を、第2画
面遊技実行手段120は、第2可変表示領域220上で
第2の画面遊技をそれぞれ開始する(ステップS40
4)。図6(a)は、第1、第2の画面遊技が同時に開
始された直後の表示状態を示している。第1可変表示領
域210では、各大図柄表示領域211〜213ごとに
図柄が上から下に向かってスクロール表示されている。
【0046】同様に、第2可変表示領域220では、小
図柄表示領域221に図柄が上から下に向かってスクロ
ール表示されている。なお、図中では、図柄が上から下
に向かってスクロールして変動する様子を下向きの矢印
で表している。
【0047】これら同時に開始された第1、第2の画面
遊技のうち、まず最初に第1の画面遊技の実行結果が停
止表示される(ステップS405)。図6(b)では、
第1可変表示領域210の領域211、212、213
ではスクロール動作が停止して、それぞれに図柄が停止
表示されている。このとき、第2可変表示領域220の
領域221ではまだ図柄がスクロール表示されている。
【0048】その後、第2可変表示領域220の領域2
21で図柄が停止表示される(ステップS406)。図
6(e)の例では、第1可変表示領域210上で「33
3」の如く図柄が揃い、かつ、可変表示領域220の領
域221で「3」の如く図柄が揃うと、総合的な遊技で
大当たりが出現している。
【0049】総合的な遊技で大当たりが出現すると(ス
テップS407:Y)、可変入賞口80を16回を上限
として開閉する(ステップS408)。一方、第1の画
面遊技で当たりが出現すると(ステップS409:
Y)、可変入賞口80を10回を上限として開閉する
(ステップS410)。図6(d)の例では、第1可変
表示領域210上で「333」の如く図柄が揃うと、大
当たりが出現している。
【0050】一方、第1の画面遊技でも当たりが出現し
なければ(ステップS409:N)、ステップS401
に戻る。図6(c)の例では、第1可変表示領域210
で「762」となり、可変表示領域220で「4」とな
って外れの状態が停止表示されている。
【0051】なお、図4に示す第1、第2の各画面遊技
を実行する際の流れにおいては、第1の画面遊技の第1
の始動条件と、第2の画面遊技の第2の始動条件は同一
であるが、異なるようにしてもよい。すなわち、第1の
画面遊技で特別価値が付与されたことを第2の始動条件
として、第2の画面遊技を行うようにしてもよい。
【0052】図5は、その第2の始動条件の下で、第2
の各画面遊技が実行される様子を示す流れ図である。保
留数が0でない場合(第1の始動条件が成立している場
合)には(ステップS501;Y)、保留数を「1」だ
け減算しかつ保留玉表示部50の点灯数を1つ減らし
(ステップS502)、さらにメモリに記憶している抽
選結果、つまり、今回実行する第1の画面遊技の各実行
結果を示す情報、を読み出す(ステップS503)。
【0053】そして、第1画面遊技実行手段110は、
第1可変表示領域210上で第1の画面遊技を開始する
(ステップS504)。やがて、第1の画面遊技の実行
結果が停止表示される(ステップS505)。第1の画
面遊技で大当たりが出現すると(ステップS506:
Y)、可変入賞口80を10回を上限として開閉する
(ステップS507)。
【0054】次に、第2の始動条件が成立したかを判断
し(ステップS508)、第2の始動条件が成立すれば
(ステップS508:Y)、第1、第2の画面遊技の各
実行結果を示す情報、を読み出す(ステップS51
1)。
【0055】そして、第1画面遊技実行手段110は、
第1可変表示領域210上で第1の画面遊技を、第2画
面遊技実行手段120は、第2可変表示領域220上で
第2の画面遊技をそれぞれ開始する(ステップS51
2)。これら同時に開始された第1、第2の画面遊技の
うち、まず最初に第1の画面遊技の実行結果が停止表示
される(ステップS513)。このとき、第2可変表示
領域220の領域221ではまだ図柄がスクロール表示
されている。その後、第2可変表示領域220の領域2
21で図柄が停止表示される(ステップS514)。
【0056】総合的な遊技で大当たりが出現すると(ス
テップS515:Y)、可変入賞口80を16回を上限
として開閉する(ステップS516)。一方、第1の画
面遊技で当たりが出現すると(ステップS509:
Y)、可変入賞口80を10回を上限として開閉する
(ステップS510)。一方、第1の画面遊技でも当た
りが出現しなければ(ステップS509:N)、ステッ
プS401に戻る。
【0057】以上説明した実施の形態では、第1の画面
遊技の実行結果が出てから第2の画面遊技の実行結果を
停止表示するようにしたが、第1、第2の画面遊技の実
行結果を同時に停止表示してもよいし、第2の画面遊技
の実行結果を先に停止表示してもよい。また1つの可変
表示手段上で第1の画面遊技と第2の画面遊技を表示し
たが、個別の可変表示手段を設けてもよい。
【0058】また実施の形態では、可変入賞口80を開
閉させることによって特別価値を遊技者に付与したが、
特別価値の付与形態はこれに限定されるものではない。
たとえば、図7に示すように、可変入賞口80に相当す
る第1の可変入賞口と、第2の可変入賞口180を設
け、第1の画面遊技および第2の画面遊技を総合する総
合的な遊技で、大当たりが出現した場合に、第2の可変
入賞口180を開閉するようにしてもよい。その際に、
第2の可変入賞口180を、第1の可変入賞口80の開
口より大きめの開口にして、球の入賞がより容易になる
ようにしてもよい。さらに、たとえば、遊技盤面上に配
置された、いわゆるチューリップと称される多数の小型
可変入賞口を開くようにしてもよい。
【0059】さらに、実施の形態では、第1の画面遊技
において、第1の特別価値が単に付与されることを第2
の始動条件とするものを示したが、第2の始動条件はこ
れに限らず、様々に設定することができる。例えば、第
1の特別価値において、第1の可変入賞口80が開放す
る毎に、第2の始動条件が成立して、総合的な遊技を行
うようにしてもよく、また、第1の特別価値が終了した
後に、所定の複数回を上限として、総合的な遊技を行う
ようにしてもよい。
【0060】さらに実施の形態では、画面遊技ごとに当
選数値登録テーブルを設け、それに登録する当選数値の
個数を変更することで、各画面遊技ごとに当たりの出現
確率を設定し得るようにしたが、別途の方法であっても
よい。たとえば、乱数値の取り得る範囲を広げたり狭く
することで当選確率を変化させてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、第1お
よび第2の始動条件により、第1の画面遊技と第2の画
面遊技の双方を並行して実行するので、遊技が変化に富
んだものになり、遊技性が高まる。
【0062】また、第1の画面遊技および、第2の画面
遊技を総合する総合的な遊技を、第1の特別価値の付与
を始動条件として行うので、特別価値の付与期間中や、
特別価値の付与後に単調な遊技の繰り返しになりがちな
時期に、特別価値を再度付与する可能性が出てくるの
で、遊技が単調な繰り返しにならないで、遊技者が遊技
に飽きるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機が画面遊技
の実行権を確保する際の処理を示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機が保留され
ている実行権に基づいて複数の画面遊技を同時に開始す
る際の処理を示す流れ図である。
【図5】同じく、複数の画面遊技を同時に開始する際の
処理を示す流れ図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機が画面遊技
を実行する際における表示状態の遷移の一例を示す説明
図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が第2の可
変入賞口を有するものを示す説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機 50…保留玉表示部 60…始動入賞口 80…第1の可変入賞口 180…第2の可変入賞口 110…第1画面遊技実行手段 120…第2画面遊技実行手段 130…保留管理手段 131…乱数抽選部 140…特別価値付与制御手段 210…第1可変表示領域 211〜213…大図柄表示領域 220…第2可変表示領域 221…小図柄表示領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めた特賞表示状態が形成されたとき
    当たりになる画面遊技を実行し、その実行結果が前記当
    たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技機に
    おいて、 画面上の表示内容が変更可能な第1可変表示手段と、画
    面上の表示内容が変更可能な第2可変表示手段と、前記
    第1可変表示手段上で第1の画面遊技を実行する第1画
    面遊技実行手段と、前記第2可変表示手段上で第2の画
    面遊技を実行する第2画面遊技実行手段と、前記第1、
    第2の画面遊技で前記当たりが出現した際に前記特別価
    値を遊技者に付与する特別価値付与制御手段とを備え、 前記第1画面遊技実行手段は、予め定めた第1の始動条
    件の成立に基づいて前記第1の画面遊技を実行するもの
    であり、 前記第2画面遊技実行手段は、予め定めた第2の始動条
    件の成立に基づいて前記第2の画面遊技を実行するもの
    であり、 前記特別価値付与制御手段は、前記第1の画面遊技で当
    たりが出現したときは第1の特別価値を付与し、前記第
    1の画面遊技および、前記第2の画面遊技を総合する総
    合的な遊技で当たりが出たときは遊技者にとっての価値
    が前記第1の特別価値より大きい第2の特別価値を付与
    するものであることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記第1の画面遊技、第2の画面遊技の順
    に実行結果を表示することを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】前記第1の画面遊技および、前記第2の画
    面遊技を総合する総合的な遊技は、前記第1の特別価値
    が付与されることを前記第2の始動条件として行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記第1の画面遊技は、特定の図柄を所定
    の複数揃えると前記特賞表示状態が形成される図柄合わ
    せゲームであり、前記総合的な遊技は、前記第1の画面
    遊技で前記特賞表示状態を出すために特定の図柄を揃え
    る遊技と、該特定の図柄と同じ図柄を前記第2の画面遊
    技でも揃える遊技とを併有する図柄合わせゲームである
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の特別価値はそれぞれ、遊
    技盤面上に設けた大口の可変入賞口を所定の回数を上限
    として繰り返し開閉することで遊技者に付与するもので
    あり、前記第2の特別価値における前記可変入賞口の上
    限開閉回数が前記第1の特別価値における前記可変入賞
    口の上限開閉回数よりも多いことを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記第1の特別価値は、遊技盤面上に設け
    た大口の第1の可変入賞口を所定の回数を上限として繰
    り返し開閉することで遊技者に付与するものであり、前
    記第2の特別価値は、同じく遊技盤面上に設けた大口の
    第2の可変入賞口を所定回を上限として繰り返し開閉す
    ることで遊技者に付与するものであり、前記第2の可変
    入賞口の上限開閉回数が前記第1の特別価値における前
    記第1の可変入賞口の上限開閉回数よりも多いことを特
    徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記第1の特別価値は、遊技盤面上に設け
    た大口の第1の可変入賞口を所定の回数を上限として繰
    り返し開閉することで遊技者に付与するものであり、前
    記第2の特別価値は、同じく遊技盤面上に設けた大口の
    第2の可変入賞口を所定回を上限として繰り返し開閉す
    ることで遊技者に付与するものであり、前記第2の可変
    入賞口の開口は、前記第1の可変入賞口の開口より大き
    く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊
    技機。
  8. 【請求項8】前記第1の始動条件あるいは第2の始動条
    件は、遊技盤面上に打ち出された球が所定の始動入賞口
    へ入賞したことに基づいて成立することを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
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