JP2001046231A - コーヒー飲料の製造装置 - Google Patents

コーヒー飲料の製造装置

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JP2001046231A JP2000102771A JP2000102771A JP2001046231A JP 2001046231 A JP2001046231 A JP 2001046231A JP 2000102771 A JP2000102771 A JP 2000102771A JP 2000102771 A JP2000102771 A JP 2000102771A JP 2001046231 A JP2001046231 A JP 2001046231A
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廣 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーヒー豆の種類、販売するコーヒー飲料の
種類、あるいは抽出条件の変動に応じて挽き豆あるいは
コーヒー豆を微量調整でき、適切な量の挽き豆あるいは
コーヒー豆を正確に供給することのできるコーヒー飲料
の製造装置を提供する。 【解決手段】 コーヒー豆の挽き豆の体積を計量する計
量部5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーヒー飲料の製造
装置に関し、特に、コーヒー豆の個体差に基づくコーヒ
ー抽出不良、味覚の変動を防止するコーヒー飲料の製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コーヒー豆を所定の粒度に挽いた
挽き豆を計量する計量装置を備えたコーヒー飲料の製造
装置として、例えば、特開昭57―110216号公報
に開示されるものがある。
【0003】このコーヒー飲料の製造装置は、挽き豆を
供給される計量室の内部に設けられ、周方向に所定の間
隔で羽根を設けた円盤状の回転部材を有し、計量室の周
壁、および2枚の羽根間によって形成される空間に挽き
豆を供給して計量しており、計量された挽き豆は円盤状
の回転部材の回転に基づいてコーヒー抽出機に供給され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコーヒ
ー飲料の製造装置によると、計量室の周壁、および2枚
の羽根間によって形成される空間の面積に基づく一定量
の挽き豆を計量するため、例えば、コーヒー豆の種類、
販売するコーヒー飲料の種類、温度や湿度等の環境変化
に伴う抽出条件の変動に基づいて挽き豆を微量調整する
ことができないという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的はコーヒー豆の種
類、販売するコーヒー飲料の種類、あるいは抽出条件の
変動に応じて挽き豆あるいはコーヒー豆を微量調整で
き、適切な量の挽き豆あるいはコーヒー豆を正確に供給
することのできるコーヒー飲料の製造装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、所定の粒度の挽き豆を計量してコーヒー抽出
機に供給してコーヒー飲料を供給するコーヒー飲料の製
造装置において、前記挽き豆の体積を計量する計量手段
と、前記計量手段に供給された前記挽き豆が所定の体積
に達したとき前記計量手段への前記挽き豆の供給を停止
する制御手段を有するコーヒー飲料の製造装置を提供す
る。
【0007】上記するコーヒー飲料の製造装置におい
て、計量手段は、所定の断面積を有する円筒状の本体
と、本体の内部を移動して本体との間に収容部を形成
し、挽き豆の所定の体積に対応した位置に停止する容量
可変部材を有する構成が好ましい。制御手段は、所定の
体積に基づく挽き豆の圧力に基づいて投入されるスイッ
チのスイッチ信号を入力して挽き豆の供給を停止するこ
とが好ましい。計量手段は、所定の体積を越えた挽き豆
が供給されたときに過剰分の挽き豆を逃がす構成が好ま
しい。容量可変部材は、挽き豆の供給が要求されたと
き、基準位置から対応した位置へ移動する構成が好まし
く、また、容量可変部材は、駆動モータの回転トルクを
歯車を介して伝達されて容量可変部材を本体の内部で往
復方向に移動させるギヤ部と、ギヤ部が歯車との噛み合
い状態から外れたとき、固定系と接触して歯車との噛み
合い方向への力を発生し、ギヤ部が噛み合い方向に移動
して歯車と再噛合するとき噛み合い振動を発生させて計
量手段を振動させる弾性部材を有する構成が好ましい。
また、計量手段は、円筒状の本体から挽き豆を吐出する
吐出部に設けられる蓋と、容量可変部材に設けられ、吐
出部側への移動時に蓋と当接することによって蓋を開状
態にする蓋保持部を有することが好ましい。また、計量
手段は、円筒状の本体から挽き豆を吐出する吐出部に設
けられる蓋と、容量可変部材に設けられ、吐出部側への
移動時に蓋と当接することによって蓋を開状態にする蓋
保持部と、蓋が円筒状の本体から開く動作を検出する検
出手段と、検出手段の出力に基づいて容量可変部材を吐
出部側へ移動させる駆動手段を有するようにしても良
く、検出手段として蓋の開状態を光学的に検出する光セ
ンサを用いることが好ましい。
【0008】上記したコーヒー飲料の製造装置による
と、挽き豆の体積(かさ)を計量してコーヒー抽出機に
供給することによって、例えば、コーヒー豆の良否、焙
煎の度合いによるコーヒー豆毎の重量の個体差等のばら
つきがあっても定量の挽き豆をコーヒー抽出機に供給で
き、このことによって挽き豆の量に起因する抽出不良や
コーヒーの味覚変動が抑制される。
【0009】また、本発明は上記目的を達成するため、
コーヒー豆を計量してコーヒーミルに供給し、前記コー
ヒーミルで所定の粒度に挽かれた挽き豆によってコーヒ
ー飲料を抽出するコーヒー飲料の製造装置において、前
記コーヒー豆の体積を計量する計量手段と、前記計量手
段に供給された前記コーヒー豆が前記所定の体積に達し
たとき前記計量手段への前記コーヒー豆の供給を停止す
る制御手段を有するコーヒー飲料の製造装置を提供す
る。
【0010】上記するコーヒー飲料の製造装置におい
て、計量手段は、所定の断面積を有する円筒状の本体
と、本体の内部を移動して本体との間に収容部を形成
し、コーヒー豆の所定の体積に対応した位置に停止する
容量可変部材を有する構成が好ましい。制御手段は、所
定の体積に基づくコーヒー豆の圧力に基づいて投入され
るスイッチのスイッチ信号を入力してコーヒー豆の供給
を停止することが好ましい。計量手段は、所定の体積を
越えたコーヒー豆が供給されたときに過剰分のコーヒー
豆を逃がす構成が好ましい。容量可変部材は、コーヒー
豆の供給が要求されたとき、基準位置から対応した位置
へ移動する構成が好ましく、また、容量可変部材は、駆
動モータの回転トルクを歯車を介して伝達されて容量可
変部材を本体の内部で往復方向に移動させるギヤ部と、
ギヤ部が歯車との噛み合い状態から外れたとき、固定系
と接触して歯車との噛み合い方向への力を発生し、ギヤ
部が噛み合い方向に移動して歯車と再噛合するとき噛み
合い振動を発生させて計量手段を振動させる弾性部材を
有する構成が好ましい。また、計量手段は、円筒状の本
体からコーヒー豆を吐出する吐出部に設けられる蓋と、
容量可変部材に設けられ、吐出部側への移動時に蓋と当
接することによって蓋を開状態にする蓋保持部を有する
を有することが好ましい。また、計量手段は、円筒状の
本体からコーヒー豆を吐出する吐出部に設けられる蓋
と、容量可変部材に設けられ、吐出部側への移動時に蓋
と当接することによって蓋を開状態にする蓋保持部と、
蓋が円筒状の本体から開く動作を検出する検出手段と、
検出手段の出力に基づいて容量可変部材を吐出部側へ移
動させる駆動手段を有するようにしても良く、検出手段
として蓋の開状態を光学的に検出する光センサを用いる
ことが好ましい。
【0011】上記したコーヒー飲料の製造装置による
と、コーヒー豆の体積(かさ)を計量することによっ
て、コーヒー豆1粒単位での増減に基づく挽き豆の量の
ばらつきを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコーヒー飲料の製
造装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るコーヒー飲料の製造装置を示し、焙煎されたコーヒー
豆を豆供給部2に供給するコーヒー豆キャニスタ1と、
豆供給部2からコーヒー豆を受けて粉砕刃で所定の粒度
に粉砕するコーヒーミル3と、コーヒーミル3の粉砕刃
を回転させるミルモータ4と、コーヒーミル3で粉砕さ
れたコーヒー豆の粉末(以下、挽き豆という)を導入部
5Aを介して供給され、挽き豆を体積に基づいて計量
し、計量された挽き豆を前蓋5Bの開閉に基づいてシュ
ート6に供給する計量部5と、湯タンク20の湯弁21
からチューブ22を介して供給される湯によってコーヒ
ーミル3で粉砕された挽き豆を抽出し、ロール8から供
給されるぺーパーフィルタでろ過したコーヒー飲料を供
給するコーヒー抽出機9と、コーヒー抽出機9から抽出
後のコーヒー粉末を受けるかすバケツ10と、コーヒー
抽出機9からチューブ23を介してコーヒー飲料を供給
される混合器15と、砂糖を供給口12Aから供給する
砂糖キャニスタ12と、クリームを供給ロ13Aから供
給するクリームキャニスタ13と、砂糖キャニスタ12
あるいはクリームキャニスタ13から供給される砂糖あ
るいはクリーム、あるいはこの両者を混合器15に供給
する粉シュート14と、混合器15からカップ17にコ
ーヒー飲料を供給する供給管15Aと、カップ受台18
上にカップ17を供給するカップディスペンサ16と、
カップ17からこぼれ等を受ける排水バケツ19より構
成されている。
【0014】豆供給部2は、コーヒー豆キャニスタ1と
コーヒーミル3とを接続するとともに、内部にコーヒー
豆が常に充填された状態となるように構成されている。
【0015】図2(a)は、計量部5を平面方向より示
し、計量部5を支持部材に固定するための固定部50
と、固定部50に取り付けられ、導入部5Aから供給さ
れる挽き豆を収容する計量室51と、前蓋5Bを計量室
51の端部に回動自在に支持するヒンジ部52と、ヒン
ジ部52に設けられるスプリングフック53と、固定部
50に設けられるスプリングフック54と、スプリング
フック53とスプリングフック54との間に張架される
スプリング55と、計量室51の内部に摺動可能に収容
されるピストン(後述)と一体的に形成され、側面にラ
ック部56Aを形成されるピストンロッド56と、ピス
トンロッド56の後端に形成されるバネ部56Bと、バ
ネ部56Bの近傍に形成される切り欠き56Cと、計量
室51に取り付けられ、バネ部56Bに当接してピスト
ンロッド56の移動を規制する突起部50A、50B
と、バネ部56Bの切り欠き56Cを光学的に検出する
光学センサ57と、ピストンロッド56のラック部56
Aと噛合する駆動ギヤ58Aを有する駆動軸58と、駆
動軸58をトルク伝達部59を介して回転駆動するモー
タ60と、モータ60の回転軸60Aに設けられるエン
コーダ板61と、エンコーダ板61に形成されるスリッ
ト61Aを光学的に検出するエンコーダ62を有する。
駆動ギヤ58Aの直径は17.5mmで形成されてお
り、ラック部56Aと噛み合う歯車部分の外周長は約5
5mmである。
【0016】エンコーダ62は、モータ60の回転時に
エンコーダ板61のスリット61Aを検出することによ
ってピストンロッド56の移動量に応じたパルスを発生
する。本実施の形態では、駆動ギヤ58Aが1回転する
ことによってエンコーダ62から500パルス出力され
るように構成されており、1パルスあたりのピストンロ
ッド56の移動量は0.11mmとなる。
【0017】図2(b)は、(a)に示す計量部5の部
分断面を矢印B方向より示し、ピストンロッド56は、
前方に計量室51に挿入されるピストン56Dを一体的
に形成されており、ピストン56Dはアクチュエータ板
56Eの移動に基づいて投入されるスイッチ56Fを内
蔵している。計量室51の内径は35mmで形成されて
おり、ピストンロッド56の往復方向の移動量は30m
mである。
【0018】ピストン56Dの最前部には、前蓋5Bの
内側に当接する当接部56Gが設けられており、ピスト
ン56Dが前蓋方向に最も移動した状態で当接部56G
が前蓋5Bを計量室51側から支持して僅かに開いた状
態で保持するように構成されている。
【0019】図2(c)は、(b)に示す計量部5を矢
印C方向より示し、前蓋5Bは、計量室51の内部に収
容された挽き豆の供給動作に基づいてヒンジ部52を軸
として回動することにより開放され、供給後にスプリン
グ55の張力に基づいて閉じられる。
【0020】図3は、本発明の実施の形態における制御
ブロックを示し、エンコーダ62から入力するパルスを
カウントするカウンタ62Aと、コーヒー飲料の販売信
号を発生する販売制御部63と、挽き豆の種類に応じた
ピストン56Dの移動量、および計量室51の容積デー
タを格納するメモリ64と、販売制御部63から入力す
るコーヒー飲料の種類に応じてピストン56Dの移動量
を演算する演算回路65と、スイッチ56F、光学セン
サ57、カウンタ62A、および演算回路65の出力に
基づいてモータ60をON/OFFする駆動回路66を
有する。
【0021】図4(a)は、ある種類のコーヒー豆の挽
き豆について、計量室51に収容された挽き豆によって
ピストン56Dに内蔵されるスイッチ56FがONにな
るときの原点Oからの移動量Aおよび計量室51の容積
Vの関係を示し、挽き豆を4.5g、6g、7g、8
g、9gについて5回計量し、その平均重量を算出して
各計量値における原点Oからのピストン56Dの移動量
Aおよび容積Vを算出した結果である。
【0022】図4(b)は、挽き豆の平均重量に基づい
て近似されるピストン56Dの移動量Aを示し、挽き豆
の体積を変更する場合、この近似関係に基づいてピスト
ン56Dの移動量Aを算出する。
【0023】図4(c)は、挽き豆の平均重量に基づい
て近似される容積Vを示し、挽き豆の体積を変更する場
合、この近似関係に基づいて容積Vを算出する。
【0024】以上の構成において、動作を説明する。
【0025】以下の動作において、砂糖入りコーヒー飲
料の販売要求があったものと仮定する。ピストン56D
は、非販売時に前蓋5B側の端部(原点)で待機してい
る。
【0026】演算回路65は、販売制御部63から販売
信号を入力すると、入力されたコーヒー飲料に応じた挽
き豆のデータをメモリ64より入力し、ピストン56D
の原点Oからの移動量Aに基づくパルスカウント値を算
出して駆動回路66に出力する。駆動回路66はパルス
カウント値の入力に基づいてモータ60に通電し、駆動
ギヤ58Aを時計方向に回転させることによってピスト
ンロッド56を計量室51と反対の方向に移動させる。
エンコーダ62は、モータ60の回転軸60Aに取り付
けられたエンコーダ板61のスリット61Aを検出して
1回転あたり2個のパルスをカウンタ62Aに出力す
る。カウンタ62Aは、エンコーダ62から入力するパ
ルスをカウントして駆動回路66に出力する。駆動回路
66は、カウンタ62Aから入力するパルスが演算回路
65で算出されたパルスカウント値になったときモータ
60への通電を停止する。ピストン56Dは計量室51
の所定の位置に配置され、このことによってコーヒー飲
料に応じた体積の挽き豆を収容する容積が確保される。
【0027】次に、カップディスペンサ16からカップ
受台18にカップ17が分与される。ミルモータ4は販
売要求と略同時に回転を始め、それによって豆供給部2
を介してコーヒー豆が充填されているコーヒーミル3の
内部に設けられた粉砕刃(図示せず)はコーヒー豆を挽
いて粉末状にする。
【0028】図5(a)は、挽き豆が送り込まれた計量
部5を平面方向より示し、コーヒーミル3によって挽か
れた挽き豆は、導入部5Aを介して計量室51に供給さ
れる。
【0029】図5(b)は、(a)に示す挽き豆が送り
込まれた計量部5の部分断面を矢印B方向より示し、計
量室51に所定の体積の挽き豆が送り込まれると、その
圧力に基づいてアクチュエータ板56Eが移動してスイ
ッチ56Fが投入される。スイッチ56Fが投入される
と駆動回路66はミルモータ4への通電を停止する。
【0030】ここで、計量室51に過剰な挽き豆が供給
された場合には、前蓋5Bが挽き豆に圧力によって押し
開かれて過剰分を逃がすことにより計量部5が破損する
ことを防止する。
【0031】ミルモータ4の停止後、駆動回路66はモ
ータ60に通電して駆動軸58を反時計方向に回転させ
る。このことによってピストン56Dが前蓋5Bの方向
に移動する。ピストン56Dの移動に基づいて計量室5
1内の挽き豆が前蓋5Bを押し開いて下方に供給され、
シュート6を介してコーヒー抽出機9に供給される。
【0032】図6(a)は、ピストンロッド56が前蓋
5B側の最前部まで移動した状態を平面方向より示し、
光学センサ57は、ピストンロッド56の後部に形成さ
れた切り欠き56Cを検出すると、駆動回路66に駆動
停止信号を出力する。このことによってモータ60を非
通電にする。
【0033】図6(b)は、ピストン56Dが前蓋5B
側の最前部まで移動した状態を矢印b方向より示し、ピ
ストン56Dは、計量室51に収容された挽き豆を押し
出すとともに当接部56Gによって前蓋5Bを計量室5
1の内側から押し開いた状態で保持する。この位置で待
機状態となる。
【0034】図7(a)は、ラック部56Aの後端が駆
動ギヤ58Aとの噛み合い範囲から外れた第1の状態を
示し、モータ停止のタイミングのずれ等によってラック
部56Aが駆動ギヤ58Aより後方に移動し、噛み合い
位置から外れると、ピストンロッド56は、後端に形成
されたバネ部56Bが突起部50Bに当接し、バネ部5
6Bのばね力に基づいて押し戻される。このことによっ
てラック部56Aと駆動ギヤ58Aが再噛合する。
【0035】図7(b)は、ラック部56Aの後端が駆
動ギヤ58Aとの噛み合い範囲から外れた第1の状態の
ピストン56Dの位置を示し、ピストン56Dの一部が
一時的に計量室51の後方から露出するが、バネ部56
Bのばね力に基づいて計量室51内に押し戻される。
【0036】図8(a)は、ラック部56Aの前端が駆
動ギヤ58Aとの噛み合い範囲から外れた第2の状態を
示し、モータ停止のタイミングのずれ等によってラック
部56Aが駆動ギヤ58Aより前方に移動し、噛み合い
位置から外れると、ピストンロッド56は、後端に形成
されたバネ部56Bが突起部50Aに当接し、バネ部5
6Bのばね力に基づいて引き戻される。このことによっ
てラック部56Aと駆動ギヤ58Aが再噛合する。この
再噛合時にラック部56Aと駆動ギヤ58Aが接触する
ことによって計量室51が振動し、前蓋5B等に付着し
た挽き豆が振るい落とされる。
【0037】図8(b)は、ラック部56Aの後端が駆
動ギヤ58Aとの噛み合い範囲から外れた第2の状態の
ピストン56Dの位置を示し、ピストン56Dの先端部
が計量室51の前方から飛び出すことを防止する。
【0038】コーヒー抽出機9で抽出されたコーヒー飲
料は、チューブ23を介して混合器15に供給され、砂
糖キャニスタ12から所定量(1杯分で通常6〜8g)
の砂糖が分与され、コーヒー飲料に砂糖が溶解されて砂
糖入りコーヒー飲料となり、カップ17に注がれる。
【0039】上記したコーヒー飲料の製造装置による
と、コーヒーミル3で挽かれた挽き豆を計量部5で体積
に基づいて計量することによって、コーヒー抽出機9に
一定量の体積の挽き豆を供給できるとともに、コーヒー
豆の種類、販売するコーヒー飲料の種類、温度や湿度等
の環境変化に伴う抽出条件の変更時に挽き豆の量を微
量、かつ、正確に増減することができる。
【0040】また、コーヒー抽出時の圧力を検出する圧
力センサや抽出されたコーヒー液を電極間の通電状態に
基づいて検出する液センサを備えたコーヒー抽出機で
は、これらのセンサの検出信号に基づいて挽き豆の体積
を調節する構成とすることも可能である。例えば、抽出
時の圧力が異常に高くなった場合や、抽出に要した時間
が所定の時間より大になった場合にピストン56Dを増
減する挽き豆の量に応じて所定量移動させることで微量
調整が可能になる。
【0041】図9は、本発明の第2の実施の形態におけ
る計量部5を示し、(a)は全体図、(b)は、前蓋5
Bを設けられる前面部である。第1の実施の形態で説明
した構成と同一の部分のついては共通の引用数字を付し
ているので重複する説明は省略する。この計量部5は、
ヒンジ部52の回動軸を垂直方向に設け、計量室51の
端部に支持される前蓋5Bが水平方向に回動することに
よって計量室51の最前部を開放するように形成されて
おり、ヒンジ部52は前蓋5Bの開口部より上方に設け
られて挽き豆が付着しないようになっている。このヒン
ジ部52から逆への字型に形成された蓋支持部材5Cを
介して前蓋5Bを固定している。蓋支持部材5Cの開放
端は計量室51の側部に達し、末端には計量室51の側
部に設けられる光センサ5Dと係合する光検出部5Eを
有する。
【0042】図10は、計量部5の前蓋5Bを開いた状
態を示し、(a)は全体図、(b)は、前蓋5Bを設け
られる前面部である。導入部5Aから計量室51に挽き
豆が供給され、挽き豆によって計量室51が満たされる
と、前蓋5Bが僅かに回動する。この回動を発光部5a
および受光部5bを有する光センサ5Dで検出すると、
駆動回路66はモータ60に通電することによって駆動
ギヤ58Aが回転し、ピストンロッド56を前方に移動
させる。ピストンロッド56に一体的に形成されるピス
トン56Dの先端には、前蓋5Bに当接する突起部56
aが設けられている。
【0043】図11は、計量室51を図示省略した状態
のピストンロッド56を示し、前蓋5Bは、ピストン5
6Dの突起部56aが当接した状態でピストンロッド5
6が前方に移動することにより、ヒンジ部52を軸とし
て同軸的に設けられるスプリング55の反力に抗して紙
面上における反時計方向に回動する。このとき、前蓋5
Bと計量室51の先端部は離れ、挽き豆は前蓋5Bと計
量室51との間に挟まれることなく容易に落下する。
【0044】上記した構成によると、計量室51に供給
された挽き豆によって前蓋5Bが僅かに開く開動作を光
センサで検出し、この開動作に基づいてピストン56D
の先端に設けられる突起部56aで前蓋5Bを押し開い
て計量室51の先端部から分離することによって、計量
室51に収容された挽き豆の分与を確実に行うことがで
きる。本実施の形態では、挽き豆を収容する計量室51
として説明したが、計量室51にコーヒー豆を収容する
構成とすることも可能である。
【0045】図12は、計量部5に収容されるピストン
の他の実施の形態を示し、(a)は平面、(b)はピス
トン端面方向より見た側面、(c)はラック部56A形
成面より見た側面、(d)は(c)のY−Y部の断面で
あり、計量室(図示せず)内での摺動摩擦を減じるため
にピストン56Dの外周部に形成される凹部56Nと、
ラック部56Aの終端に鋭角歯56A’を形成されたピ
ストンロッド56Hと、ピストン56Dとピストンロッ
ド56Hを所定の移動範囲で移動可能に結合するビス5
6Mと、ピストンロッド56Hの断面内に収容され、ラ
ック部56Aと駆動ギヤ58Aの噛み合いを復活させる
ばね力をピストンロッド56Hに付与するコイルスプリ
ング56Kと、ピストンロッド56Hのセンサ検出部5
6Iを光学的に検出する一対の受光素子および発光素子
からなる光学センサ57を有する。ラック部56Aと噛
み合う駆動ギヤ58Aおよび突起部56aに基づく前蓋
(図示せず)の開閉機構については、図11に示す第2
の実施の形態で説明した計量部の構成と同一の作動原理
に基づいて動作することから重複する説明を省略する。
【0046】ピストンロッド56Hは、前端部にピスト
ン56Dを押圧する固定部56Lを有し、ピストン56
Dに対して1mmの可動量を有するようにビス56Mで
結合している。駆動ギヤ58Aが反時計方向に回転する
と、ピストンロッド56Hが前進してピストン56Dに
面接触することによりピストン56Dを前進させる。
【0047】コイルスプリング56Kは、ピストンロッ
ド56Hを補強する仕切り部56Jと固定部50と一体
的に形成されたばね支持部50’との間に挟持されてお
り、ピストンロッド56Hの移動量に応じて弾性変形す
ることによってばね定数に応じたばね力を発生する。
【0048】鋭角歯56A’は、駆動ギヤ58Aとの接
触面積が小になるように、歯先端が尖状の三角形で形成
されている。ピストン56Dが挽き豆の押し出し方向に
移動することによってラック部56Aの終端に形成され
た鋭角歯56A’が駆動ギヤ58Aとの噛み合いを外れ
ると、ピストンロッド56Hは断面内に収容されている
コイルスプリング56Kのばね力に基づいて駆動ギヤ5
8Aとの噛み合い方向に付勢されることにより再噛合す
る。この再噛合時に鋭角歯56A’は駆動ギヤ58Aと
線接触することによってピストンロッド56Hの前後移
動量を最小限にする。
【0049】光学センサ57は、一対の受光素子および
発光素子の間にセンサ検出部56Iが配置されると、発
光素子の光がセンサ検出部56Iで遮光されることに基
づいてモータ60の停止信号を出力する。
【0050】凹部56Nは、ピストン56Dの中心から
下部にかけての外周部に所定の幅lを有して形成されて
いる。
【0051】以下に、図12に示すピストンの動作につ
いて説明する。同図においては説明を簡単にするために
ピストン部分のみ図示しており、計量室および駆動ギヤ
等の他の部分の図示を省略している。
【0052】図13(a)は、ピストン56Dが待機位
置にある状態を示し、ピストン56Dの前端部は計量室
(図示せず)に充填された挽き豆によって紙面右方向に
押し付けられている。
【0053】図13(b)は、挽き豆の押し出し動作を
示し、ピストンロッド56Hが挽き豆の押し出し方向に
移動すると、ピストン56Dがピストン待機位置から紙
面左方向(前進方向)に移動する。ピストン56Dの前
進動作によってセンサ検出部56Iが光学センサ57を
遮ると、モータが非通電となって駆動ギヤが停止する。
このとき、ラック部56Aの鋭角歯56A’は駆動ギヤ
との噛み合い状態から外れて非噛合になる。このとき、
コイルスプリング56Kはばね力に基づいてピストンロ
ッド56Hを駆動ギヤに付勢する。駆動ギヤ停止後、モ
ータを同じ回転方向に0.6秒回転させる。この回転に
基づいて鋭角歯56A’が駆動ギヤのピッチに基づく移
動量で前後移動する。この前後移動によってピストン5
6Dの前端に付着した挽き豆を振るい落とす。
【0054】図13(c)は、ピストンロッド56Hの
後退動作を示し、鋭角歯56A’の前後動作後、モータ
が0.4秒停止する。停止後、モータが逆回転し、コイ
ルスプリング56Kのばね力によって鋭角歯56A’と
駆動ギヤが再噛合する。このとき、ピストン56Dは移
動せず、ピストンロッド56Hのみが後退方向に長さL
だけ移動する。
【0055】図13(d)は、ピストン56Dの後退動
作を示し、駆動ギヤの回転に基づいてピストンロッド5
6Hとともにピストン56Dが後退する。センサ検出部
56Iが光学センサ57から外れると、モータに取りつ
けられたエンコーダがONになる。エンコーダの出力パ
ルスはカウンタに入力し、カウンタはパルスカウント値
を駆動回路に出力する。駆動回路はパルスカウント値が
所定の値になったときにモータへの通電を停止する。ピ
ストンロッド56Hはモータの停止によってピストン5
6Dとともに所定の位置で停止する。
【0056】図13(e)は、ピストン56Dが待機位
置に配置された状態を示し、ピストン56Dは計量室
(図示せず)に挽き豆が充填されると、その重量に基づ
いて後退方向に移動する。このことによってピストン5
6Dが待機位置に配置される。
【0057】図14は、ピストンロッド56Hの前後移
動を示し、(a)に示すように駆動ギヤ58Aがr方向
に回転すると、ピストンロッド56Hは鋭角歯56A’
に当接したギヤによって矢印方向の位置P1まで前進す
る。また、(b)に示すように駆動ギヤ58Aがさらに
r方向に回転すると、ピストンロッド56Hは矢印方向
の位置P2に後退する。位置P1とP2の移動量Dは、駆
動ギヤ58Aのピッチおよび回転速度、コイルスプリン
グ56K(図示せず)のばね力に基づいて定まり、本実
施の形態では、ピストン56D(図示せず)に対するピ
ストンロッド56Hの可動量(1mm)より大になるよ
うに設定される。移動量Dをピストンロッド56Hの可
動量より大にするのは、噛み合いを外れた鋭角歯56
A’と駆動ギヤ58Aとの衝突に伴うピストンロッド5
6Hの前後移動を可能にするためであり、前後移動時に
発生する振動がピストン56Dに伝わることによって、
ピストン前端に付着した挽き豆が振るい落とされる。
【0058】上記した構成によると、ピストン56Dの
中心から下部にかけての外周部に所定の幅lを有した凹
部56Nを設けているので、ピストン56Dと計量室5
1の接触面積が減少し、そのことによってピストン移動
時の摺動摩擦を小にすることができる。
【0059】また、ピストン56Dとピストンロッド5
6Hをビス56Mで所定の移動範囲で移動可能に結合す
ることによって、ラック部56Aと駆動ギヤ58Aとの
再噛合に必要な最小限のばね力を有するコイルスプリン
グ56Kを用いれば良く、そのことによってピストン5
6Dから挽き豆を振るい落とす際に発生するラック部5
6Aと駆動ギヤ58Aとの衝突音に基づく騒音を低減す
ることができる。
【0060】また、ラック部56Aの終端に歯先端が尖
状の鋭角歯56A’を設けることによって、駆動ギヤ5
8Aとの噛み合い性が向上する。また、ピストン56D
の前進動作に伴って駆動ギヤ58Aがラック部56Aか
ら外れた後に再噛合させるためのラック部56Aの移動
量が最小になることから、上記したコイルスプリング5
6Kを併用することによって、騒音レベルを大にするこ
となしに駆動ギヤ58Aとの噛み合い性を向上させるこ
とができる。
【0061】図15は、本発明の第3の実施の形態にお
けるコーヒー飲料の製造装置を示し、コーヒー豆キャニ
スタ1から導入部2Aを介して計量部5にコーヒー豆を
供給し、計量部5で計量されたコーヒー豆をコーヒーミ
ル3に供給するように構成されている。その他の構成お
よび機能については第1および第2の実施の形態で説明
したコーヒー飲料の製造装置と同様であるので重複する
説明を省略する。
【0062】上記した構成によると、計量部5の計量室
およびピストン(いずれも図示せず)によって設定され
る容積に基づいてコーヒー豆の体積を計量することによ
り、コーヒー豆1粒単位でのばらつきを生じることな
く、コーヒーミル3に正確な量のコーヒー豆を供給する
ことができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のコーヒー飲
料の製造装置によると、挽き豆あるいはコーヒー豆の体
積を計量してコーヒー抽出機に供給するようにしたた
め、コーヒー豆の種類、販売するコーヒー飲料の種類、
あるいは抽出条件の変動に応じて挽き豆あるいはコーヒ
ー豆を微量調整でき、適切な量の挽き豆あるいはコーヒ
ー豆を正確に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコーヒー飲料
の製造装置を示す斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は平面図、(b)は部分断面図、(c)は前
蓋側より見た側面図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る計量部の制御
ブロック図
【図4】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る挽
き豆の計量値、ピストンの原点からの移動量、および容
積の関係を示す説明図 (b)は、計量された挽き豆の平均値とピストンの原点
からの移動量の関係を示す説明図 (c)は、計量された挽き豆の平均値と計量室の容積の
関係を示す説明図
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は平面図、(b)は部分断面図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は平面図、(b)は部分断面図
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は平面図、(b)は部分断面図
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は平面図、(b)は部分断面図
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は全体図、(b)は前面部方から見た側面図
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る計量部を示
し、(a)は全体図、(b)は前面部方から見た側面図
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る計量部を示
す説明図
【図12】計量部に収容されるピストンの他の実施の形
態を示し、(a)は平面図、(b)はピストン端面方向
より見た側面図、(c)はラック部56A形成面より見
た側面図、(d)は(c)のY−Y部の断面図
【図13】図12に示すピストンの動作説明図を示し、
(a)はピストン56Dが待機位置にある状態、(b)
は挽き豆の押し出し動作、(c)はピストンロッド56
Hの後退動作、(d)はピストン56Dの後退動作、
(e)はピストン56Dが待機位置に配置された状態
【図14】ピストンロッド56Hの前後移動を示す動作
説明図
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るコーヒー飲
料の製造装置を示す斜視図
【符号の説明】
1 コーヒー豆キャニスタ 2 豆供給部 2A 導入部 3 コーヒーミル 4 ミルモータ 5 計量部 5A 導入部 5B 前蓋 5C 蓋支持部材 5D 光センサ 5E 光検出部 5a 発光部 5b 受光部 6 シュート 8 ロール 9 コーヒー抽出機 10 バケツ 12 砂糖キャニスタ 12A 供給口 13 クリームキャニスタ 13A 供給ロ 14 粉シュート 15 混合器 15A 供給管 16 カップディスペンサ 17 カップ 18 カップ受台 19 排水バケツ 20 湯タンク 21 湯弁 22 チューブ 23 チューブ 50 固定部 50’ ばね支持部 50A 突起部 50B 突起部 51 計量室 52 ヒンジ部 53 スプリングフック 54 スプリングフック 55 スプリング 56 ピストンロッド 56A ラック部 56a 突起部 56A’鋭角歯 56B バネ部 56D ピストン 56E アクチュエータ板 56F スイッチ 56G 当接部 56H ピストンロッド 56I センサ検出部 56J 仕切り部 56K コイルスプリング 56L 固定部 56M ビス 56N 凹部 57 光学センサ 58 駆動軸 58A 駆動ギヤ 59 トルク伝達部 60 モータ 60A 回転軸 61 エンコーダ板 61A スリット 62 エンコーダ 62A カウンタ 63 販売制御部 64 メモリ 65 演算回路 66 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 廣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式 会社内 (72)発明者 水野 裕吉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式 会社内 (72)発明者 上原 一博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式 会社内 Fターム(参考) 4B004 AA13 BA01 BA21 CA02 CA08 4B027 FB21 FB24 FQ06 FQ19 FR09 FR17

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の粒度の挽き豆を計量してコーヒー
    抽出機に供給してコーヒー飲料を供給するコーヒー飲料
    の製造装置において、 前記挽き豆の体積を計量する計量手段と、 前記計量手段に供給された前記挽き豆が所定の体積に達
    したとき前記計量手段への前記挽き豆の供給を停止する
    制御手段を有することを特徴とするコーヒー飲料の製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記計量手段は、所定の断面積を有する
    円筒状の本体と、 前記本体の内部を移動して前記本体との間に収容部を形
    成し、前記挽き豆の前記所定の体積に対応した位置に停
    止する容量可変部材を有する構成の請求項第1項記載の
    コーヒー飲料の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記所定の体積に基づ
    く前記挽き豆の圧力に基づいて投入されるスイッチのス
    イッチ信号を入力して前記挽き豆の供給を停止する構成
    の請求項第1項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記計量手段は、前記所定の体積を越え
    た挽き豆が供給されたときに過剰分の挽き豆を逃がす構
    成の請求項第1項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記容量可変部材は、前記挽き豆の供給
    が要求されたとき、基準位置から前記対応した位置へ移
    動する構成の請求項第2項記載のコーヒー飲料の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記容量可変部材は、駆動モータの回転
    トルクを歯車を介して伝達されて前記容量可変部材を前
    記本体の内部で往復方向に移動させるギヤ部と、 前記ギヤ部が前記歯車との噛み合い状態から外れたと
    き、固定系と接触して前記歯車との噛み合い方向への力
    を発生し、前記ギヤ部が前記噛み合い方向に移動して前
    記歯車と再噛合するとき噛み合い振動を発生させて前記
    計量手段を振動させる弾性部材を有する構成の請求項第
    2項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記容量可変部材は、前記本体に摺動自
    在に収容されて前記挽き豆を前記本体から排出するピス
    トンと、 前記ピストンの摺動方向に所定の可動量をもって固定さ
    れ、駆動モータから歯車を介して伝達される回転トルク
    を往復方向の駆動力に変換するギヤ部と、 前記ギヤ部が前記歯車との噛み合い状態から外れたと
    き、固定系と接触して前記歯車との噛み合い方向への力
    を発生し、前記ギヤ部が前記噛み合い方向に移動して前
    記歯車と再噛合するとき噛み合い振動を発生させて前記
    ピストンを振動させる弾性部材を有する構成の請求項第
    2項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記ピストンは、外周部に前記本体と非
    接触となる非接触部を有する構成の請求項第7項記載の
    コーヒー飲料の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記ギヤ部は、前記歯車との噛み合いが
    外れる部分に尖状の先端形状を有した鋭角歯を設けられ
    る構成の請求項第7項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記計量手段は、前記円筒状の本体か
    ら前記挽き豆を吐出する吐出部に設けられる蓋と、 前記容量可変部材に設けられ、前記吐出部側への移動時
    に前記蓋と当接することによって前記蓋を開状態にする
    蓋保持部を有する構成の請求項第2項記載のコーヒー飲
    料の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記計量手段は、前記円筒状の本体か
    ら前記挽き豆を吐出する吐出部に設けられる蓋と、 前記容量可変部材に設けられ、前記吐出部側への移動時
    に前記蓋と当接することによって前記蓋を開状態にする
    蓋保持部と、 前記蓋が前記円筒状の本体から開く動作を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力に基づいて前記容量可変部材を吐出
    部側へ移動させる駆動手段を有する構成の請求項第2項
    記載のコーヒー飲料の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、前記蓋の開状態を光
    学的に検出する光センサである構成の請求項第11項記
    載のコーヒー飲料の製造装置。
  13. 【請求項13】 コーヒー豆を計量してコーヒーミルに
    供給し、前記コーヒーミルで所定の粒度に挽かれた挽き
    豆によってコーヒー飲料を抽出するコーヒー飲料の製造
    装置において、 前記コーヒー豆の体積を計量する計量手段と、 前記計量手段に供給された前記コーヒー豆が前記所定の
    体積に達したとき前記計量手段への前記コーヒー豆の供
    給を停止する制御手段を有することを特徴とするコーヒ
    ー飲料の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記計量手段は、所定の断面積を有す
    る円筒状の本体と、 前記本体の内部を移動して前記本体との間に収容部を形
    成し、前記コーヒー豆の前記所定の体積に対応した位置
    に停止する容量可変部材を有する構成の請求項第13項
    記載のコーヒー飲料の製造装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記所定の体積に基
    づく前記コーヒー豆の圧力に基づいて投入されるスイッ
    チのスイッチ信号を入力して前記コーヒー豆の供給を停
    止する構成の請求項第13項記載のコーヒー飲料の製造
    装置。
  16. 【請求項16】 前記計量手段は、前記所定の体積を越
    えたコーヒー豆が供給されたときに過剰分のコーヒー豆
    を逃がす構成の請求項第13項記載のコーヒー飲料の製
    造装置。
  17. 【請求項17】 前記容量可変部材は、前記コーヒー豆
    の供給が要求されたとき、基準位置から前記対応した位
    置へ移動する構成の請求項第14項記載のコーヒー飲料
    の製造装置。
  18. 【請求項18】 前記容量可変部材は、駆動モータの回
    転トルクを歯車を介して伝達されて前記容量可変部材を
    前記本体の内部で往復方向に移動させるギヤ部と、 前記ギヤ部が前記歯車との噛み合い状態から外れたと
    き、固定系と接触して前記歯車との噛み合い方向への力
    を発生し、前記ギヤ部が前記噛み合い方向に移動して前
    記歯車と再噛合するとき噛み合い振動を発生させて前記
    計量手段を振動させる弾性部材を有する構成の請求項第
    14項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  19. 【請求項19】 前記容量可変部材は、前記本体に摺動
    自在に収容されて前記コーヒー豆を前記本体から排出す
    るピストンと、 前記ピストンの摺動方向に所定の可動量をもって固定さ
    れ、駆動モータから歯車を介して伝達される回転トルク
    を往復方向の駆動力に変換するギヤ部と、 前記ギヤ部が前記歯車との噛み合い状態から外れたと
    き、固定系と接触して前記歯車との噛み合い方向への力
    を発生し、前記ギヤ部が前記噛み合い方向に移動して前
    記歯車と再噛合するとき噛み合い振動を発生させて前記
    ピストンを振動させる弾性部材を有する構成の請求項第
    14項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  20. 【請求項20】 前記ピストンは、外周部に前記本体と
    非接触となる非接触部を有する構成の請求項第19項記
    載のコーヒー飲料の製造装置。
  21. 【請求項21】 前記ギヤ部は、前記歯車との噛み合い
    が外れる部分に尖状の先端形状を有した鋭角歯を設けら
    れる構成の請求項第19項記載のコーヒー飲料の製造装
    置。
  22. 【請求項22】 前記計量手段は、前記円筒状の本体か
    ら前記コーヒー豆を吐出する吐出部に設けられる蓋と、 前記容量可変部材に設けられ、前記吐出部側への移動時
    に前記蓋と当接することによって前記蓋を開状態にする
    蓋保持部を有する構成の請求項第14項記載のコーヒー
    飲料の製造装置。
  23. 【請求項23】 前記計量手段は、前記円筒状の本体か
    ら前記コーヒー豆を吐出する吐出部に設けられる蓋と、 前記容量可変部材に設けられ、前記吐出部側への移動時
    に前記蓋と当接することによって前記蓋を開状態にする
    蓋保持部と、 前記蓋が前記円筒状の本体から開く動作を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力に基づいて前記容量可変部材を吐出
    部側へ移動させる駆動手段を有する構成の請求項第14
    項記載のコーヒー飲料の製造装置。
  24. 【請求項24】 前記検出手段は、前記蓋の開状態を光
    学的に検出する光センサである構成の請求項第23項記
    載のコーヒー飲料の製造装置。
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