JP3593930B2 - カップ式自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカップ式自動販売機に関し、特に、所定の圧力で供給される湯によってコーヒー豆の挽き豆からコーヒー成分を抽出するカップ式自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカップ式自動販売機として、所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆を耐圧構造を有する抽出室に供給し、この挽き豆にポンプで加圧した所定の高温の湯を通過させることによってコーヒー液を抽出するものがある。
【0003】
このカップ式自動販売機によると、挽き豆の抽出時に高温の湯を使用することでコーヒー成分の溶出が促進される。また、湯を加圧して供給することにより挽き豆の組織内に湯が浸透し、その結果、濃いコーヒー液が得られる。このようにして抽出されるコーヒーとしてエスプレッソコーヒーが広く知られている。
【0004】
エスプレッソコーヒーでは、カップに注がれたコーヒー液にきめの細かい良質な泡が充分に形成されることが味覚的および視覚的に好ましいとされる。この泡を形成する条件にひとつに抽出時の圧力があり、抽出開始時から抽出室内の抽出圧を所定の高圧に高める必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のカップ式自動販売機によると、抽出開始時から所定の高圧で挽き豆の抽出を行うには単位時間当たりの湯の圧送量を大にしなければならないため、ポンプのサイズが大になって自動販売機の大型化を招くという問題がある。
【0006】
従って、本発明の目的はポンプのサイズを大にすることなく、コーヒー液の抽出時にきめが細かく充分な量の泡を発生させることのできるカップ式自動販売機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆を抽出機に供給し、所定の温度の湯を湯タンクから配管を介して前記抽出機に供給してコーヒー液を抽出するカップ式自動販売機において、
前記湯タンクに貯蔵される前記湯を加圧して前記配管を介して前記抽出機へ供給するポンプと、
前記抽出機あるいは前記抽出機の下流の配管に設けられ、前記抽出機内の前記湯の圧力が所定の圧力になるまで前記湯の流動を制限し、前記湯の圧力が前記所定の圧力を超えたとき開放する弁手段を備え、
前記弁手段は、前記コーヒー液の抽出開始時から前記湯の圧力を大にして前記コーヒー液を抽出させるカップ式自動販売機を提供する。
【0008】
上記したカップ式自動販売機によると、抽出機あるいは抽出機の下流の配管に弁手段を設け、所定の温度の湯をポンプで加圧することによって抽出機内の湯の圧力が所定の圧力に高められる。このような圧力条件下で挽き豆の抽出を行うことで挽き豆の組織内に湯が浸透し、濃いコーヒー液が抽出される。このコーヒー液をカップに供給することによってきめの細かい良質な泡が発生する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカップ式自動販売機を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態におけるカップ式自動販売機を示し、取水管1に接続されるシスターン2と、シスターン2に設けられて貯水される飲料水の水位変化を検出し、所定の水位以下となったときに水位低下信号を出力するフロートスイッチ2Aと、取水管1に設けられる取水弁1Aと、シスターン2から配管3Aを介して供給される飲料水を加熱して所定の温度の湯として貯蔵する湯タンク10と、配管3Aに設けられる電磁弁20と、湯タンク10の外周部に固定されて湯を加圧して供給するポンプ60と、ポンプ60と湯タンク10に接続されるバイパス管60Aと、バイパス管60Aを開放することによりポンプ内60の湯を湯タンク10に戻す弁60Bと、コーヒー豆を所定の粒度に粉砕して挽き豆を形成する挽き豆供給部7と、挽き豆供給部7から落下する挽き豆を受容して計量する計量器5と、計量器5から供給される所定の粒度の挽き豆を湯で抽出してコーヒー液を生成し、飲料供給管30Aを介してカップ9に供給する抽出機30と、飲料供給管30Aを通過するコーヒー液の供給圧に応じて開閉する逆止弁80と、ポンプ60から抽出機30に湯を供給する配管6Aと、配管6Aに設けられて配管内の圧力に応じた圧力信号を出力する圧力センサ25と、配管6Aに設けられて湯の流量に応じた流量信号を出力する流量センサ19と、配管6Aに設けられて上流側への湯の逆流を防止する逆止弁21と、逆止弁21の上流側で配管6Aから分岐して湯タンク10に接続される配管6Bと、配管6Bに設けられる抽出湯弁22と、抽出機30で発生するコーヒー豆の抽出滓を受容する滓バケツ17と、カップ9の下部に配置される排水バケツ18と、砂糖を貯蔵する砂糖容器11と、クリーム原料を収容するクリーム容器12Aと、カプチーノ用のクリーム原料を収容するクリーム容器12Bと、砂糖およびクリームをシュート13を介して受容し、所定量の湯で溶解し、供給管14Aを介してカップ9に供給するミキシングボウル14と、クリーム容器の下部に配置されるミキシングボウル14に湯タンク10から湯を供給する配管15Aと、配管15Aに設けられる湯弁23Aと、砂糖容器11の下部に配置されるミキシングボウル14に湯タンク10から湯を供給する配管15Bと、配管15Bに設けられる湯弁23Bと、逆止弁21の下流側で配管6Aと分岐され、湯弁24を介して排水バケツ18に廃液を排出する配管6Cを有する。
【0011】
挽き豆供給部7は、コーヒー豆を貯蔵する豆貯蔵容器7Aと、コーヒー豆を高速で回転する粉砕刃(図示せず)で粉砕するコーヒーミル7Bと、コーヒーミル7Bの粉砕刃を回転させるミルモータ7Cと、コーヒーミル7Bで粉砕され、体積に基づいて計量された挽き豆を計量器5より供給されて抽出器30に導くシュート7Dを有する。湯タンク10は、飲料水加熱用のヒータH1に電流を供給する電源部10Aと、タンク内の湯の水位変化を検出し、所定の水位以下となったときに水位低下信号を出力するフロートスイッチ10Bと、タンク内の湯温に応じた温度検出信号を出力する湯温センサ10Dを有する。湯タンク10の貯水量は5リットルであり、ヒータH1の出力は1kwで湯タンク10の湯温は約97℃に保温される。逆止弁21は、金属材料で形成されるボールと、このボールを所定の方向に付勢するスプリングを筐体内に収容して形成されている。本実施の形態では、湯タンク10から抽出機30への湯の流れ方向を順方向としており、ボールはスプリングによって上流方向に付勢される。
【0012】
抽出機30は、シュート7Dを介して挽き豆を供給されるシリンダ32、シリンダ32内のピストン39を昇降させるピストン駆動モータ33、ピストン駆動モータの駆動トルクをピストン39に伝達するトルク伝達部34、シリンダ32の上部に設けられ、抽出機本体に形成される図示しないガイドレールに係合するスライドガイド(後述)を一体的に形成したシリンダユニットDと、シリンダ32に係合し、配管6Aを介して所定の高温の湯をシリンダ32内に供給するキャップ37と、キャップモータ35の駆動トルクを伝達されてシリンダユニットDを支点34Aを中心に傾斜させるとともにキャップ37をシリンダ32に係合させるギヤ36を有する。シリンダユニットDのシリンダ32の下部には、抽出されたコーヒー液をカップ9に供給する飲料供給管30Aが取り付けられており、飲料供給管30Aにはコーヒー液を所定の供給圧で供給するための逆止弁80が取り付けられている。
【0013】
また、上記構成のカップ式自動販売機では、説明を簡単にするために、カップ9を供給するカップ供給部、ポンプ60に電流を供給する電源部,ミルモータ7Cに電流を供給する電源部、カップ9内の飲料を攪拌する攪拌機、コールド飲料の配管および原料貯蔵部等の構成を図示省略している。
【0014】
図1(b)は、ポンプ60を示し、一対のギヤ60D,60Eが矢印方向に回転することによって湯タンク10から湯を下流側に供給する。この一対のギヤ60D,60Eは、回転軸60Cあるいは60Fを図示しないモータによって回転駆動することにより回転速度に応じた供給量で湯を配管6Aに送出する。
【0015】
図2は、計量器5を示し、(a)は全体図、(b)は、前蓋5Bを設けられる前面部である。この計量器5は、上部に挽き豆を導入する導入部5Aを有する計量室51と、計量室51の端部に前蓋5Bを回動自在に支持するヒンジ部52と、計量室51の内部に摺動可能に収容されるピストン56Dを一体的に形成され、側面にラック部56Aを有するピストンロッド56と、ピストンロッド56の後端に形成されるバネ部56Bと、バネ部56Bの近傍に形成される切り欠き56Cと、計量室51に取り付けられ、バネ部56Bに当接してピストンロッド56の移動を規制する突起部50A、50Bと、バネ部56Bの切り欠き56Cを光学的に検出する光センサ57と、ピストンロッド56のラック部56Aと噛合する駆動ギア58Aを有する駆動軸58と、駆動軸58をトルク伝達部59を介して回転駆動する計量モータ59Aを有し、ヒンジ部52の回動軸を鉛直方向に設け、前蓋5Bが水平方向に回動して計量室51の最前部を開放するように形成されており、ヒンジ部52は挽き豆が付着しないように前蓋5Bの開口部より上方に設けられてなっている。このヒンジ部52から逆「へ」の字型に形成された蓋支持部材5Cを介して前蓋5Bを固定している。蓋支持部材5Cの開放端は計量室51の側部に達し、末端には計量室51の側部に設けられる光センサ5Dと係合する光検出部5Eを有する。駆動ギア58Aの直径は17.5mmで形成されており、ラック部56Aと噛み合う歯車部分の外周長は約55mmである。また、計量モータ59Aの回転軸には回転量を検出する計量エンコーダ59Bが設けられている。
【0016】
図3は、計量器9の前蓋5Bを開いた状態を示し、(a)は全体図、(b)は、前蓋5Bを設けられる前面部である。導入部5Aから計量室51に挽き豆が供給され、挽き豆によって計量室51が満たされると、前蓋5Bが僅かに回動する。この回動を発光部5aおよび受光部5bを有する光センサ5Dで検出すると、ミルモータ7Cを停止させて計量室51への挽き豆の供給を停止し、停止後、計量モータ59Aに通電することによって駆動ギヤ58Aが回転し、ピストンロッド56を前方に移動させる。ピストンロッド56に一体的に形成されるピストン56Dの先端には、前蓋5Bに当接する突起部56aが設けられている。
【0017】
図4は、計量室51を図示省略した状態のピストンロッド56を示し、前蓋5Bは、ピストン56Dの突起部56aが当接した状態でピストンロッド56が前方に移動することにより、ヒンジ部52を軸として同軸的に設けられるスプリング55Aの反力に抗して紙面上における反時計方向に回動する。このとき、前蓋5Bと計量室51の先端部は離れ、挽き豆は前蓋5Bと計量室51との間に挟まれることなく容易に落下する。
【0018】
図5は、シリンダユニットDを示し、(a)は正面側、(b)は背面側を示す。キャップ37は、シリンダ32への挿入時に隙間をシールするシール部材37Aを有し、ロッド38によってギヤ36と結合されている。また、ロッド38の固定部には所定のガイドパターンを有するガイド溝gを形成されたガイドプレート31が固定されており、ガイド溝gの下部には、シリンダ32の側壁外部に形成された係合突起32Aが係合している。シリンダ32に収容されたピストン39の下部には抽出されたコーヒー液をカップに供給するための飲料供給管30Aが接続されている。シュート7Dの下部側壁には、ピストン39によって上方に押し上げられた抽出滓(図示せず)をピストン39から分離させるワイパWが設けられており、ワイパWによって分離された抽出滓をスライドガイド40の傾斜部Sに沿って落下させる。
【0019】
このシリンダユニットDは、キャップモータ35の駆動トルクをギヤ35Aを介して伝達してギヤ36をr1方向に駆動すると、ガイド溝gのガイドパターンに基づいて支点34Aを中心にr2方向に約30度傾斜するとともにキャップ37がr3方向に変位してシリンダ32に挿入される。
【0020】
図6は、トルク伝達部34を示し、(a)は左側面、(b)は正面、(c)は右側面を示す。ピストン駆動モータ33の駆動トルクは、ピストン駆動モータ33の回転軸に取り付けられたギヤ341からギヤ342Aに伝達され、ギヤ342Aに同軸状に設けられるギヤ342Bを介して軸343のギヤ344Aに伝達される。軸343の下部にはウォームギヤ344Bが設けられている。ギヤ344Aに伝達された駆動トルクはウォームギヤ344Bから軸343に直交する方向に配置される軸345のギヤ345Aに伝達され、ギヤ345Aに同軸状に設けられるギヤ345Bに伝達される。ギヤ345Bに伝達された駆動トルクは軸346のギヤ346Aからギヤ346Bに伝達されるとともにギヤ346Aと噛合するギヤ347Aに伝達され、ギヤ347Aに同軸状に設けられるギヤ347Bに伝達される。ピストン39の下部にはラック部348が取り付けられており、ラック部348の両面にはギヤ346Bおよび347Bが噛合している。このギヤ346Bおよび347Bはラック部348を挟持しており、ピストン駆動モータ33の回転方向に応じた駆動トルクを受けて相反する方向に回転することによりピストン39をシリンダ32内で上下させる。
【0021】
軸343に設けられるウォームギヤ344Bは、コーヒー液の抽出過程においてピストン39側から圧力が加えられたときにピストン39が下降することを防止する。
【0022】
ピストン39は、所定の耐圧強度を有するピストンヘッド39Aと、ピストンヘッド39Aにネジ39Cによって係止され、ラック部348に固定されるピストンベース39Bと、ピストンヘッド39Aに取り付けられてシリンダ32内からコーヒー液を送出し、飲料供給管30A(図示せず)が接続される送出部39Dと、ピストンヘッド39Aの外周部に装着されるOリング39Eと、耐腐蝕性の薄い金属板で形成されてピストンヘッド39Aの上部に装着されるフィルタ39Fを有し、ピストンヘッド39Aとピストンベース39Bは、ピストンヘッド39Aに圧力が作用しない状態で所定のクリアランスを有するように係止されている。
【0023】
図7は、シリンダユニットDが傾斜した状態を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36を回転させることにより支点34Aを中心に反時計方向に傾斜するとともにキャップ37が下降してシリンダ32に挿入される。同図においては図示されないが、シリンダ32には傾斜前にシュート7Dを介して予め計量された所定量の挽き豆が供給される。
【0024】
図8は、逆止弁80の長手方向断面を示し、本体81の内部に収容される弁体82と、本体81内の小径部83と弁体82の収容部を隔てる隔壁部81Aと、隔壁部81Aに設けられて弁体82の離接によって開閉される開口84と、弁体82を開口84に付勢するスプリング85と、本体81に形成されるネジ部81Bとネジ係合するネジ部86Aを有したスプリング調整部材86と、スプリング調整部材86の断面内に形成されて開口84を通過したコーヒー液を下流側に流す流路87と、本体81とスプリング調整部材86の隙間をシールするOリング88を有する。
【0025】
スプリング調整部材86は、本体81への締め込み量を調節することでスプリング85のばね定数を可変させることができ、このことによってコーヒー液の供給圧を2〜8気圧の範囲で調節することができる。
【0026】
図9は、ピストン駆動モータ33に供給される電流を検出する電流検出回路を示し、(a)は回路図、(b)は検出される電流値とピストン39に加わる圧縮荷重の関係を示す。電源線(DC24V)71にピストン駆動モータ33の回転を制御するモータ駆動回路70が接続され、主制御部(後述)からの通電信号を入力する信号端子A,Bを有する。ピストン駆動モータ33は検知抵抗72を介して接地電位に固定されるとともにA/D変換器73を介して電流検出回路74に接続されている。モータ駆動回路70の信号端子Aに入力する通電信号がHで信号端子Bに入力する通電信号がLであるときピストン駆動モータ33は正転方向に回転し、信号端子Aに入力する通電信号がLで信号端子Bに入力する通電信号がHであるときピストン駆動モータ33は逆転方向に回転し、信号端子AおよびBに入力する通電信号がLであるときピストン駆動モータ33は停止し、信号端子AおよびBに入力する通電信号がHであるときピストン駆動モータ33にブレーキがかかるようになっている。挽き豆を圧縮することによってピストン39にかかる負荷が大になると、(b)に示すようにピストン駆動モータ33に通電される電流が増大する。
【0027】
本実施の形態の抽出機30において、電流検出回路74で0.5Aの電流が検出されたときピストン39にかかる圧縮荷重は12.5kgfであり、2Aの電流が検出されたときピストン39にかかる圧縮荷重は50kgfである。一般的に、挽き豆の圧縮量が大であると湯の通過速度は小になって濃いコーヒー液が抽出され、圧縮量が小であると湯の通過速度は大になって薄いコーヒー液が抽出される。この電流値と圧縮荷重の関係に基づいてピストン駆動モータ33の通電を制御することにより販売されるコーヒー液に応じた挽き豆の圧縮量を設定する。
【0028】
図10は、ピストン駆動モータ33の通電特性を示し、モータが停止状態から回転を始めるまでの通電初期の電流値が大になっており、回転後は電流値が低下して負荷に応じた電流値を示す。このようなモータの電流立ち上がり特性はモータ毎に異なるものであり、ピストン39にかかる負荷に応じた電流変化の検出性を阻害する。例えば、タンピング時では時刻t1に通電を開始してΔt秒後に電流値の測定を開始することにより通電初期の電流立ち上がり特性を回避している。本実施の形態ではΔtを0.1秒として、パッキング、滓押上げの各通電時についても同様の測定を行っている。また、ピストン39に装着されるOリング39Eとシリンダ32の摺動抵抗によって通電量が増加することから、電流検出回路74は摺動抵抗分の電流値を差し引いた電流値を主制御部100に出力する。
【0029】
図11は、第1の実施の形態のカップ式自動販売機における制御ブロックを示し、販売制御部101、流量計19、圧力センサ25、シスターン2のフロートスイッチ2A、湯タンク10のフロートスイッチ10B、湯タンク10の湯温センサ10D、計量器5の計量エンコーダ59B、計量器5の前蓋5Bの回動を検出する光センサ5D、抽出機30に設けられるキャップ37の上死点を検出する光センサ36B、下死点を検出する光センサ36C、滓廃棄位置を検出する光センサ36D、抽出機30に設けられるピストン39の上死点を検出する光センサ39G、下死点を検出する光センサ39H、計量器5の光センサ57、電流検出回路74の出力に基づいて各部を制御する主制御部100と、カップ式自動販売機の各部の制御データを格納するメモリ102と、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして時間を計測するタイマー103を有する。光センサ36B、36C、および36Dは、例えば、モータ35によって駆動されるギヤ36に設けられ、光透過用のスリットを形成された円板で光路を遮光される一対の受光部と発光部を有する透過型の光センサであり、キャップ37が上死点、下死点、および滓廃棄位置にあるとき受光(ON)状態となるように設けられている。光センサ39G、39Hは、例えば、ラック部348に形成される遮光部によって光路を遮光される一対の受光部と発光部を有する透過型の光センサであり、ラック部348の昇降動作に基づく光センサ39G、39Hの受光/遮光の出力パターンに基づいてピストン39の位置を検出する。
【0030】
図12(a)から(g)は、抽出機30の抽出動作を簡略的に示す。
図12(a)は、挽き豆の供給工程を示し、シリンダユニットDは直立しており、計量器5から供給される挽き豆Pをシュート7Dを介してシリンダ32に供給する。
【0031】
図12(b)は、抽出準備工程の第1の状態を示し、シリンダ32に挽き豆が供給されると、キャップモータ35に通電してギヤ36を駆動し、シリンダユニットDを支点34Aを中心に反時計方向に回動させる。
【0032】
図12(c)は、抽出準備工程の第2の状態を示し、シリンダユニットDの傾斜に同期してキャップ37を下降させてシリンダ32に挿入し、キャップモータ35の駆動を停止する。このとき、ギヤ36は(a)に示す状態から180度回転した位置で停止する。
【0033】
図12(d)は、抽出工程の第1の状態を示し、キャップ37がシリンダ32に挿入されると、ピストン駆動モータ33が通電されてピストン39を矢印方向に上昇させることにより挽き豆を圧縮(タンピング)する。挽き豆の圧縮が進むにつれてピストン39にかかる負荷が大になることによりピストン駆動モータ33の電流値が増加する。この電流値の増加を電流検出回路74で検出し、所定の電流値が検出されたときにピストン駆動モータ33を制動し、その後、通電を停止してピストン39を停止させることにより挽き豆を所望の圧縮状態にする。圧縮後、配管6Aを介してシリンダ32の内部に湯を供給する。
【0034】
このとき、飲料供給管30Aに設けられる逆止弁80の耐圧によって湯の通過が妨げられることによりシリンダ32内が所定の圧力に高められた状態で挽き豆の抽出動作が行われる。そして、逆止弁21から逆止弁80にかけての圧力が逆止弁80の耐圧以上になると、逆止弁80が開放されて高圧のコーヒー液がカップ9(図示せず)に注がれる。この挽き豆の抽出時にピストン39に圧力が加わると、ピストンヘッド39Aが圧力作用方向に移動し、この移動に基づいてピストンベース39Bとの間に設けられるOリング39Eが弾性変形してピストン39とシリンダ32に圧接することによってシリンダ32の気密が保持される。
【0035】
図12(e)は、抽出工程の第2の状態を示し、湯弁24を開放して配管6Aを大気圧とした後、ピストン駆動モータ33を駆動してピストン39をシリンダ32内で上昇させてコーヒー液を含んだ抽出滓を圧縮(パッキング)し、絞られたコーヒー液を配管6Aを介して配管6Cに送出する。
【0036】
図12(f)は、抽出滓の廃棄準備工程を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36を(c)に示す状態から90度回転させることによってキャップ37がシリンダ32から分離する。分離後、ピストン39を上昇させることによりシリンダ32内に残留した抽出滓を押し上げて停止する。
【0037】
図12(g)は、抽出滓Aの廃棄工程を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36が更に90度回転することによってシリンダユニットDが矢印方向に回動し、直立状態で停止する。この回動時にピストン39によって押し上げられた抽出滓はシュート7Dの下部側壁に設けられたワイパWによってかき落とされて矢印で示すように落下し、滓バケツ(図示せず)に入る。
【0038】
図13は、上記したカップ式自動販売機の販売動作におけるタイミングチャートを示す。同図において、キャップ37の上死点、下死点、滓廃棄位置を検出する光センサ36B、36C、36D、およびピストン39の上死点、下死点の位置を検出する光センサ39G、39Hの出力は受光時をON(H)とし、遮光時をOFF(L)としている。
【0039】
また、販売終了後に後の販売動作で使用する挽き豆をシリンダ32に供給し、キャップ37とピストン39によってタンピングを行うところまでを1工程として説明する。
【0040】
購買者がコインを投入すると、販売制御部101から主制御部100に制御信号が出力されて抽出湯弁22が開かれるとともに、ポンプ60が低速で駆動されて配管6Aに少量の湯が送出される。このとき、ポンプ60は、配管6Aに設けられる逆止弁21を押し開くことのない圧送量の湯を送出するように低速で駆動される。このことによって配管6A内に滞留する湯を配管6Bに圧送して湯タンク10に戻すとともに、湯タンク10から供給される約90〜95℃の高温の湯で配管6Aを暖気する。配管6Aの暖気が終了するとポンプ60を駆動停止し、一定時間後に抽出湯弁22を閉じる。抽出湯弁22を閉じるタイミングを遅延させる理由は、ポンプ停止と同時、あるいはポンプ60を停止する前に抽出湯弁22を閉じると配管6A内の圧力が上昇し、逆止弁21が押し開かれて湯が抽出機30に供給され、シリンダ32内の挽き豆に吸収されることを防止するためである。
【0041】
ポンプ60を低速で駆動する他に、例えば、抽出湯弁22を含む配管6Bの配管抵抗が配管6Aの配管抵抗より小になるように管路を形成し、ポンプ60の駆動開始時に抽出湯弁22を開くようにしても良い。
【0042】
ここで、ポンプ60の駆動停止後、抽出湯弁22を閉じるまでの間に購買者がコーヒー液の選択ボタンを押した場合、販売制御部101から主制御部100に販売信号が出力される。主制御部100は、販売信号の入力に基づいて抽出湯弁22を閉じて販売動作を実行する。
【0043】
また、抽出湯弁22が閉じられた後に購買者が砂糖およびクリーム入りコーヒー液の選択ボタンを押すと、販売制御部101から主制御部100に販売信号が出力され、主制御部100は計量モータ59Aの電源部に通電信号を出力する。この通電信号に基づいて計量モータ59Aが回転し、計量室51に収容された挽き豆がピストン56Dによって押し出されてシュート7Dを介して抽出機30のシリンダ32に供給される。ピストン56Dは最前部を基準位置(計量原点)として次販売時に使用する挽き豆を計量するために体積(かさ)に応じた移動量だけ後退する。この移動量は計量エンコーダ59Bから出力されるパルスをカウントし、所定のカウント値となったときに計量モータ59Aの回転を停止することにより設定される。
【0044】
挽き豆の供給後、キャップモータ35を駆動して抽出機30のシリンダユニットDを抽出位置まで傾斜させる。この傾斜動作に同期して湯弁24が開かれるとともにシリンダ32にキャップ37が挿入され、光センサ36CがONになる。光センサ36CがONになり、主制御部100は光センサ36CのON信号に基づいてモータ駆動回路70に通電信号を出力してピストン駆動モータ33を駆動することによりピストン39が上昇し、シリンダ32内に収容された挽き豆をタンピングする。このタンピング時のピストン駆動モータ33の電流値を電流検出回路74で検出し、販売するコーヒー液に応じた所定の電流値が検出されたときにピストン駆動モータ33を制動し、その後、通電を停止する。
【0045】
また、挽き豆供給部7は豆貯蔵容器7Aから供給されるコーヒー豆をコーヒーミル7Bで粉砕し、次販売時で使用する挽き豆として計量器5に供給する。
【0046】
挽き豆のタンピング後、湯タンク10に接続される配管15Aの湯弁23Aを開いてミキシングボウル14に湯を供給し、砂糖容器11から供給される砂糖を湯で溶解する。同様に、配管15Bの湯弁23Bを開いてミキシングボウル14に湯を供給し、クリーム容器12Aから供給されるクリーム原料を湯で溶解する。
【0047】
続いて、ポンプ60を駆動して6〜8気圧の圧力で約90〜95℃に加熱された高温の湯をシリンダ32に供給する。このコーヒー液の抽出動作において、抽出機30内の挽き豆は逆止弁80の耐圧に応じた圧力の湯に曝される。このことによって抽出初期からコーヒー成分を充分に溶出した濃いコーヒー液が抽出される。逆止弁80はコーヒー液の供給圧が耐圧以上になると、開口84が開かれることにより飲料供給管30Aを介してカップ9に高圧のコーヒー液が注がれる。このとき、カップ9に注がれたコーヒー液にはきめの細かい泡が形成される。流量計19はコーヒー液の抽出時に配管6Aを圧送される湯量に応じた流量信号を主制御部100に出力する。カップ9では、砂糖供給系のミキシングボウル14から砂糖を溶解した湯が供給され、更に、クリーム系のミキシングボウル14からクリームを溶解した湯が供給されて抽出されたコーヒー液と混合される。
【0048】
コーヒー液の抽出が終了すると、ポンプ60の駆動を停止し、所定の時間(0.5秒)の経過後に湯弁24を開き、ピストン駆動モータ33を駆動してピストン39を更に上昇させる。このピストン39の上昇動作に基づいて抽出滓をパッキングすることにより滓中のコーヒー液を絞る。
【0049】
抽出滓の廃棄は、キャップモータ35を駆動してキャップ37をシリンダ32から分離した後、ピストン駆動モータ33を正転駆動してピストン39を上昇させることによって抽出滓を上方に押し上げてシリンダ32の頂上部より露出させ、この状態でキャップモータ35を駆動してシリンダユニットDを直立位置へ回動させる。この回動によって抽出滓はシュート7Dの下部側壁に設けられたワイパWに当接してシリンダユニットDから払い落とされる。抽出滓の除去後、ピストン駆動モータ33を逆転駆動してピストン39を下降させることによって販売動作が終了する。
【0050】
販売動作の終了後、計量器5からシリンダ32に挽き豆が供給される。この挽き豆は、先の販売動作中にコーヒーミル7Bで所定の粒度に粉砕し、計量器5に供給しておいたものである。供給後、キャップモータ35を駆動してシリンダユニットDを傾斜させ、シリンダ32にキャップ37を挿入する。このとき、湯弁24が開かれる。続いて、ピストン39を上昇させてシリンダ32内に収容された挽き豆をタンピングする。タンピングが終了すると販売待機状態となる。この状態では、次の販売要求があったときに速やかに湯の供給を開始できるので、販売時間を短縮化することができる。
【0051】
上記した構成によると、飲料供給管30Aに逆止弁80を設けることによって特別な制御を必要とせずに抽出機30内の挽き豆に均等に抽出圧を付与することができ、抽出むらの発生を抑制して濃いコーヒー液を得ることができる。また、抽出された濃いコーヒー液を逆止弁80の開放に伴ってカップ9に高圧で噴出させることにより、きめの細かい良質な泡を形成することができる。
【0052】
また、湯タンク10から湯を圧送するポンプとしてギヤポンプ60を用いることで配管内の昇圧による湯の圧送不良を回避でき、小型で低圧送量のポンプを選択することが可能になる。このことによりカップ式自動販売機の小型化、および設計時の自由度向上を図ることができる。
【0053】
図14は、本発明の第2の実施の形態におけるカップ式自動販売機を示し、抽出機30からコーヒー液を供給する飲料供給管30Aに圧力調整電磁弁80Aを設けた構成において第1の実施の形態のカップ式自動販売機と相違している。その他、同一の構成および機能を有する部分については同一の引用数字を付しているので重複する説明を省略する。
【0054】
図15は、第2の実施の形態のカップ式自動販売機における制御ブロックを示し、圧力調整電磁弁80Aは、例えば、圧力センサ25から出力される圧力信号、タイマー103で計測された時間、抽出機30に設けられるピストン39の上死点を検出する光センサ39G、下死点を検出する光センサ39Hの出力に基づいて開閉タイミングを制御することが可能である。
【0055】
図16(a)から(h)は、抽出機30の抽出動作を簡略的に示す。
図16(a)は、挽き豆の供給工程を示し、シリンダユニットDは直立しており、計量器5から供給される挽き豆Pをシュート7Dを介してシリンダ32に供給する。
【0056】
図16(b)は、抽出準備工程の第1の状態を示し、シリンダ32に挽き豆が供給されると、キャップモータ35に通電してギヤ36を駆動し、シリンダユニットDを支点34Aを中心に反時計方向に回動させる。
【0057】
図16(c)は、抽出準備工程の第2の状態を示し、シリンダユニットDの傾斜に同期してキャップ37を下降させてシリンダ32に挿入し、キャップモータ35の駆動を停止する。このとき、ギヤ36は(a)に示す状態から180度回転した位置で停止する。
【0058】
図16(d)は、抽出工程の第1の状態を示し、キャップ37がシリンダ32に挿入されると、ピストン駆動モータ33が通電されてピストン39を矢印方向に上昇させることにより挽き豆をタンピングする。このとき、圧力調整電磁弁80Aは閉じられており、タンピング時に飲料供給管30A内の液体分がカップ9側に流れ出ないようにしている。挽き豆の圧縮が進むにつれてピストン39にかかる負荷が大になることによりピストン駆動モータ33の電流値が増加する。この電流値の増加を電流検出回路74で検出し、所定の電流値が検出されたときにピストン駆動モータ33を制動し、その後、通電を停止してピストン39を停止させることにより挽き豆を所望の圧縮状態にする。圧縮後、配管6Aを介してシリンダ32の内部に湯を供給する。
【0059】
このとき、飲料供給管30Aに設けられる圧力調整電磁弁80Aが閉じられているので、シリンダ32内が所定の圧力に高められた状態で挽き豆の抽出動作が行われる。そして、圧力センサ25によって予め設定された圧力値が検出されると、主制御部100は圧力調整電磁弁80Aを開くことにより高圧のコーヒー液がカップ9(図示せず)に注がれる。この挽き豆の抽出時にピストン39に圧力が加わると、ピストンヘッド39Aが圧力作用方向に移動し、この移動に基づいてピストンベース39Bとの間に設けられるOリング39Eが弾性変形してピストン39とシリンダ32に圧接することによってシリンダ32の気密が保持される。
【0060】
図16(e)は、抽出工程の第2の状態を示し、湯弁24を開放して配管6Aを大気圧とした後、ピストン駆動モータ33を駆動してピストン39をシリンダ32内で上昇させてコーヒー液を含んだ抽出滓をパッキングする。このパッキング時に飲料供給管30Aに設けられる圧力調整電磁弁80Aが開いていることより、絞られたコーヒー液は飲料供給管30Aに送出される。
【0061】
図16(f)は、シリンダ32に空気を吸引する吸引工程を示し、ピストン駆動モータ33を逆転駆動してピストン39を下降させる。このピストン39の下降動作によって飲料供給管30Aに滞留するコーヒー液がシリンダ32内に吸引される。このとき、シリンダ32内が負圧になることによって配管6Aに滞留している湯も吸引される。
【0062】
図16(g)は、抽出滓の廃棄準備工程を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36を(c)に示す状態から90度回転させることによってキャップ37がシリンダ32から分離する。分離後、ピストン39を上昇させることによりシリンダ32内に残留した抽出滓を押し上げて停止する。
【0063】
図16(h)は、抽出滓Aの廃棄工程を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36が更に90度回転することによってシリンダユニットDが矢印方向に回動し、直立状態で停止する。この回動時にピストン39によって押し上げられた抽出滓はシュート7Dの下部側壁に設けられたワイパWによってかき落とされて矢印で示すように落下し、滓バケツ(図示せず)に入る。
【0064】
図17は、上記したカップ式自動販売機の販売動作におけるタイミングチャートを示す。同図において、キャップ37の上死点、下死点、滓廃棄位置を検出する光センサ36B、36C、36D、およびピストン39の上死点、下死点の位置を検出する光センサ39G、39Hの出力は受光時をON(H)とし、遮光時をOFF(L)としている。
【0065】
また、販売終了後に後の販売動作で使用する挽き豆をシリンダ32に供給し、キャップ37とピストン39によってタンピングを行うところまでを1工程として説明する。
【0066】
購買者がコインを投入すると、販売制御部101から主制御部100に制御信号が出力されて抽出湯弁22が開かれるとともに、ポンプ60が低速で駆動されて配管6Aに少量の湯が送出される。このとき、ポンプ60は、配管6Aに設けられる逆止弁21を押し開くことのない圧送量の湯を送出するように低速で駆動される。このことによって配管6A内に滞留する湯を配管6Bに圧送して湯タンク10に戻すとともに、湯タンク10から供給される約90〜95℃の高温の湯で配管6Aを暖気する。配管6Aの暖気が終了するとポンプ60を駆動停止し、一定時間後に抽出湯弁22を閉じる。抽出湯弁22を閉じるタイミングを遅延させる理由は、ポンプ停止と同時、あるいはポンプ60を停止する前に抽出湯弁22を閉じると配管6A内の圧力が上昇し、逆止弁21が押し開かれて湯が抽出機30に供給され、シリンダ32内の挽き豆に吸収されることを防止するためである。
【0067】
ポンプ60を低速で駆動する他に、例えば、抽出湯弁22を含む配管6Bの配管抵抗が配管6Aの配管抵抗より小になるように管路を形成し、ポンプ60の駆動開始時に抽出湯弁22を開くようにしても良い。
【0068】
ここで、ポンプ60の駆動停止後、抽出湯弁22を閉じるまでの間に購買者がコーヒー液の選択ボタンを押した場合、販売制御部101から主制御部100に販売信号が出力される。主制御部100は、販売信号の入力に基づいて抽出湯弁22を閉じて販売動作を実行する。
【0069】
また、抽出湯弁22が閉じられた後に購買者が砂糖およびクリーム入りコーヒー液の選択ボタンを押すと、販売制御部101から主制御部100に販売信号が出力され、主制御部100は計量モータ59Aの電源部に通電信号を出力する。この通電信号に基づいて計量モータ59Aが回転し、計量室51に収容された挽き豆がピストン56Dによって押し出されてシュート7Dを介して抽出機30のシリンダ32に供給される。ピストン56Dは最前部を基準位置(計量原点)として次販売時に使用する挽き豆を計量するために体積(かさ)に応じた移動量だけ後退する。この移動量は計量エンコーダ59Bから出力されるパルスをカウントし、所定のカウント値となったときに計量モータ59Aの回転を停止することにより設定される。
【0070】
挽き豆の供給後、キャップモータ35を駆動して抽出機30のシリンダユニットDを抽出位置まで傾斜させる。この傾斜動作に同期して湯弁24が開かれるとともにシリンダ32にキャップ37が挿入され、光センサ36CがONになる。光センサ36CがONになり、主制御部100は光センサ36CのON信号に基づいてモータ駆動回路70に通電信号を出力してピストン駆動モータ33を駆動することによりピストン39が上昇し、シリンダ32内に収容された挽き豆をタンピングする。このタンピング時のピストン駆動モータ33の電流値を電流検出回路74で検出し、販売するコーヒー液に応じた所定の電流値が検出されたときにピストン駆動モータ33を制動し、その後、通電を停止する。
【0071】
圧力調整電磁弁80Aは、キャップ37がシリンダ32に挿入される時点から閉じられてピストン駆動モータ33の停止に同期して開かれる。
【0072】
また、挽き豆供給部7は豆貯蔵容器7Aから供給されるコーヒー豆をコーヒーミル7Bで粉砕し、次販売時で使用する挽き豆として計量器5に供給する。
【0073】
挽き豆のタンピング後、湯タンク10に接続される配管15Aの湯弁23Aを開いてミキシングボウル14に湯を供給し、砂糖容器11から供給される砂糖を湯で溶解する。同様に、配管15Bの湯弁23Bを開いてミキシングボウル14に湯を供給し、クリーム容器12Aから供給されるクリーム原料を湯で溶解する。
【0074】
続いて、ポンプ60を駆動して6〜8気圧の圧力で約90〜95℃に加熱された高温の湯をシリンダ32に供給する。このコーヒー液の抽出動作において、抽出機30内の挽き豆は飲料供給管30Aに設けられた圧力調整電磁弁80Aが閉じられていることによって所定の圧力に昇圧された湯に曝される。このことによって抽出初期からコーヒー成分を充分に溶出した濃いコーヒー液が抽出される。抽出開始後、圧力センサ25で所定の圧力値が検出されると、圧力調整電磁弁80Aが開かれることにより飲料供給管30Aを介してカップ9に高圧のコーヒー液が注がれる。このとき、カップ9に注がれたコーヒー液にはきめの細かい泡が形成される。流量計19はコーヒー液の抽出時に配管6Aを圧送される湯量に応じた流量信号を主制御部100に出力する。カップ9では、砂糖供給系のミキシングボウル14から砂糖を溶解した湯が供給され、更に、クリーム系のミキシングボウル14からクリームを溶解した湯が供給されて抽出されたコーヒー液と混合される。
【0075】
コーヒー液の抽出が終了すると、ポンプ60の駆動を停止し、所定の時間(0.5秒)の経過後に湯弁24を開き、ピストン駆動モータ33を駆動してピストン39を更に上昇させる。このピストン39の上昇動作に基づいて抽出滓をパッキングすることにより滓中のコーヒー液を絞った後、湯弁24を閉じ、ピストン駆動モータ33を逆転駆動してピストン39を下降させることによって逆止弁21より下流側の配管30Aに滞留しているコーヒー液をシリンダ32内に吸引する。吸引されたコーヒー液は抽出滓に吸収される。
【0076】
抽出滓の廃棄は、キャップモータ35を駆動してキャップ37をシリンダ32から分離した後、ピストン駆動モータ33を正転駆動してピストン39を上昇させることによって抽出滓を上方に押し上げてシリンダ32の頂上部より露出させ、この状態でキャップモータ35を駆動してシリンダユニットDを直立位置へ回動させる。この回動によって抽出滓はシュート7Dの下部側壁に設けられたワイパWに当接してシリンダユニットDから払い落とされる。抽出滓の除去後、ピストン駆動モータ33を逆転駆動してピストン39を下降させることによって販売動作が終了する。
【0077】
販売動作の終了後、計量器5からシリンダ32に挽き豆が供給される。この挽き豆は、先の販売動作中にコーヒーミル7Bで所定の粒度に粉砕し、計量器5に供給しておいたものである。供給後、キャップモータ35を駆動してシリンダユニットDを傾斜させ、シリンダ32にキャップ37を挿入する。このとき、湯弁24が開かれる。続いて、ピストン39を上昇させてシリンダ32内に収容された挽き豆をタンピングする。このタンピングは圧力調整電磁弁80Aを閉じ、かつ、湯弁24を開いた状態で行われる。このようにすることで飲料供給管30Aに残留していた液体分がカップ9側に圧送されることを防止する。タンピングが終了すると販売待機状態となる。この状態では、次の販売要求があったときに速やかに湯の供給を開始できるので、販売時間を短縮化することができる。
【0078】
上記した構成によると、飲料供給管30Aに圧力調整電磁弁80Aを設け、主制御部100で開閉を制御することによって、第1の実施の形態で説明したきめの細かい良質な泡を形成することができるとともに、飲料供給管30Aに滞留したコーヒー液の液体分を負圧に基づいてシリンダ32内の抽出滓に吸収させることができ、飲料供給管30Aのコーヒー液による汚損を防ぐことができる。また、圧力調整電磁弁80Aを任意に開閉制御できることから、例えば、コーヒー液の抽出度合に応じて開閉タイミングを調節することも可能になる。また、抽出されるコーヒー液にきめの細かい良質な泡を形成するときは圧力調整電磁弁80Aを制御して抽出開始時から湯の圧力が大になるように設定し、レギュラーコーヒーやアメリカンコーヒーのように泡を形成しないコーヒー液を抽出するときは圧力調整電磁弁80Aを開放して抽出動作を行うことで、販売するコーヒー飲料に応じた抽出モードの選択が可能になる。
【0079】
本発明の実施の形態では、ホットコーヒーの製造について説明したが、アイスコーヒーを販売するカップ式自動販売機に適用することもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明のカップ式自動販売機によると、湯タンクに貯蔵される湯を加圧して配管を介して抽出機へ供給するポンプと、抽出機あるいは抽出機の下流の配管に設けられ、抽出機内の湯の圧力が所定の圧力になるまで湯の流動を制限し、湯の圧力が所定の圧力を超えたとき開放する弁手段を備え、コーヒー液の抽出開始時から湯の圧力を大にしてコーヒー液を抽出させるようにしたため、ポンプのサイズを大にすることなく、コーヒー液の抽出時にきめが細かく充分な量の泡を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るカップ式自動販売機を示す説明図
(b)は、カップ式自動販売機に装着されるポンプの説明図
【図2】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る計量器の全体図
(b)は、計量器の前面部の説明図
【図3】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る計量器の全体図
(b)は、計量器の前面部の説明図
【図4】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る計量器の平面図
【図5】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る抽出機の一部を切り欠いた正面図
(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る抽出機の背面図
【図6】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るトルク伝達部の側面図
(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るトルク伝達部の一部を切り欠いた正面図
(c)は、本発明の第1の実施の形態に係るトルク伝達部の他の側面図
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る抽出機の説明図
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る逆止弁の長手方向断面図
【図9】(a)は、本発明の実第1の施の形態に係る電流検出回路を示す説明図
(b)は、圧縮荷重とモータの電流値の関係を示す説明図
【図10】ピストン駆動モータの通電特性を示す説明図
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るカップ式自動販売機の制御ブロック
【図12】(a)から(g)は、本発明の第1の実施の形態に係る抽出機の動作を示す説明図
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るカップ式自動販売機のタイミングチャート
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るカップ式自動販売機を示す説明図
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るカップ式自動販売機の制御ブロック
【図16】(a)から(h)は、本発明の第2の実施の形態に係る抽出機の動作を示す説明図
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るカップ式自動販売機のタイミングチャート
【符号の説明】
1,取水管
1A,取水弁
2,シスターン
2A,フロートスイッチ
3A,配管
5,計量器
5A,導入部
5a,発光部
5B,前蓋
5b,受光部
5C,蓋支持部材
5D,光センサ
5E,光検出部
6A,配管
6B,配管
6C,配管
6D,配管
6E,配管
7,挽き豆供給部
7A,豆貯蔵容器
7B,コーヒーミル
7C,ミルモータ
7D,シュート
8,抽出機
8A,抽出容器
8B,飲料供給管
8C,回転軸
8D,移動モータ
8E,孔
9,カップ
10,湯タンク
10A,電源部
10B,フロートスイッチ
10D,湯温センサ
11,砂糖容器
12A,クリーム容器
12B,クリーム容器
13,シュート
14,ミキシングボウル
14A,供給管
15A,配管
15B,配管
16,配管
17,滓バケツ
18,排水バケツ
19,流量計
20,電磁弁
21,逆止弁
22,抽出湯弁
23A,湯弁
23B,湯弁
24,湯弁
25,圧力センサ
30,抽出機
30A,飲料供給管
31,ガイドプレート
32,シリンダ
33,ピストン駆動モータ
34,トルク伝達部
34A,支点
35,キャップモータ
35A,ギヤ
36,ギヤ
36A,回転軸
36B,光センサ
36C,光センサ
36D,光センサ
37,キャップ
38,ロッド
39,ピストン
39A,ピストンヘッド
39B,ピストンベース
39C,ネジ
39D,送出部
39E,Oリング
39F,フィルタ
39G,光センサ
39H,光センサ
40,スライドガイド
50A,突起部
50B,突起部
51,計量室
52,ヒンジ部
55A,スプリング
56,ピストンロッド
56A,ラック部
56a,突起部
56B,バネ部
56C,切り欠き
56D,ピストン
57,光センサ
58,駆動軸
58A,駆動ギア
59,トルク伝達部
59A,計量モータ
59B,計量エンコーダ
60,ポンプ
60A,バイパス管
60B,弁
60C,回転軸
60D,ギヤ
60E,ギヤ
60F,回転軸
70,モータ駆動回路
71,電源線
72,検出抵抗
73,A/D変換器
74,電流検出回路
80A,圧力調整電磁弁
80,逆止弁
81B,ネジ部
81A,隔壁部
81,本体
82,弁体
83,小径部
84,開口
85,スプリング
86,スプリング調整部材
86A,ネジ部
87,流路
88,Oリング
100,主制御部
101,販売制御部
102,メモリ
103,タイマー
341,ギヤ
342A,ギヤ
342B,ギヤ
343,軸
344A,ギヤ
344B,ウォームギヤ
345,軸
345A,ギヤ
345B,ギヤ
346,軸
346A,ギヤ
346B,ギヤ
347A,ギヤ
347B,ギヤ
348,ラック部
A,抽出滓
D,シリンダユニット
W,ワイパ
P,挽き豆
g,ガイド溝
S,傾斜部

Claims (10)

  1. 所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆を抽出機に供給し、所定の温度の湯を湯タンクから配管を介して前記抽出機に供給してコーヒー液を抽出するカップ式自動販売機において、
    前記湯タンクに貯蔵される前記湯を加圧して前記配管を介して前記抽出機へ供給するポンプと、
    前記抽出機あるいは前記抽出機の下流の配管に設けられ、前記抽出機内の前記湯の圧力が所定の圧力になるまで前記湯の流動を制限し、前記湯の圧力が前記所定の圧力を超えたとき開放する弁手段を備え、
    前記弁手段は、前記コーヒー液の抽出開始時から前記湯の圧力を大にして前記コーヒー液を抽出させることを特徴とするカップ式自動販売機。
  2. 前記弁手段は、前記湯の圧力が大になったときスプリングの付勢力に基づいて前記コーヒー液が通過する流路に密接している弁体が前記スプリングの付勢力に抗して押し開かれることにより前記コーヒー液を供給する逆止弁である構成の請求項第1項記載のカップ式自動販売機。
  3. 前記弁手段は、前記抽出機あるいは前記抽出機の下流の配管に設けられる電磁弁と、前記電磁弁の開閉を制御する制御部を有する構成の請求項第1項記載のカップ式自動販売機。
  4. 前記制御部は、販売するコーヒー飲料の種類に応じて定めた前記湯の圧力に基づいて前記電磁弁の開閉を制御する構成の請求項第3項記載のカップ式自動販売機。
  5. 前記制御部は、前記配管に設けられる圧力センサの圧力検出信号に基づいて前記電磁弁の開閉を制御する構成の請求項第3項記載のカップ式自動販売機。
  6. 前記制御部は、前記コーヒー液の抽出開始から所定の時間の経過後に前記電磁弁を開くことによって前記コーヒー液を前記電磁弁の下流側に供給する構成の請求項第3項記載のカップ式自動販売機。
  7. 前記制御部は、販売動作終了後に次販売で使用される挽き豆が抽出機に供給され、前記挽き豆を収容した前記抽出機が封止されるとき前記電磁弁を閉じる構成の請求項第3項記載のカップ式自動販売機。
  8. 前記制御部は、販売動作終了後に抽出機に供給される次販売用の挽き豆が所定の圧縮状態に圧縮されるとき前記電磁弁を閉じる構成の請求項第3項記載のカップ式自動販売機。
  9. 前記ポンプは、筐体内に設けられる一対の歯車の回転に基づいて前記湯を圧送するギヤポンプである構成の請求項第1項記載のカップ式自動販売機。
  10. 前記抽出機は、前記挽き豆を収容するシリンダ、前記シリンダ内に昇降自在に設けられるピストン、および前記ピストンを駆動する駆動手段を有するシリンダユニットと、前記シリンダユニットを第1の姿勢から第2の姿勢に傾斜させる傾斜手段と、前記第2の姿勢において前記シリンダと相対的に係合し、前記湯タンクから前記シリンダ内に前記所定の温度の湯を供給するキャップを有する構成の請求項第1項記載のカップ式自動販売機。
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