JP2000348255A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2000348255A
JP2000348255A JP11158792A JP15879299A JP2000348255A JP 2000348255 A JP2000348255 A JP 2000348255A JP 11158792 A JP11158792 A JP 11158792A JP 15879299 A JP15879299 A JP 15879299A JP 2000348255 A JP2000348255 A JP 2000348255A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送水量の調節が容易で、安定した送水特性を
得ることができる飲料供給装置を提供する。 【解決手段】 所定の駆動間隔で交互に駆動される直流
ポンプ5A,5Bを配管3Aに並列に接続し、抽出機8
に圧送される飲料水に安定した脈動を発生させるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料供給装置に関
し、特に、コーヒー飲料の抽出状態に応じて適切な流量
で抽出用の湯を供給することのできる飲料供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲料供給装置として、所定の粒度
に粉砕されたコーヒー豆を抽出機に供給し、ポンプで加
圧した所定の高温の湯を抽出機に供給してコーヒー飲料
を高圧で抽出するものがある。
【0003】図12は、従来の飲料供給装置を示し、取
水管1に接続されるシスターン2と、シスターン2から
配管3Aを介して飲料水を供給されるボイラー4と、配
管3Aに設けられて飲料水を加圧して供給する交流電磁
ポンプ(以下、交流ポンプという)5と、コーヒー豆を
所定の粒度に粉砕して挽き豆を形成する挽き豆供給部7
と、挽き豆供給部7から供給される所定の粒度の挽き豆
をボイラー4から配管6を介して供給される湯で抽出し
てコーヒー飲料を生成し、飲料供給管8Bを介してカッ
プ9に供給する抽出機8と、シスターン2から配管3B
を介して供給される飲料水を加熱して所定の温度の湯と
して貯蔵する湯タンク10と、砂糖を貯蔵する砂糖容器
11と、クリームを貯蔵するクリーム容器12と、砂糖
およびクリームをシュート13を介して供給されるミキ
シングボウル14と、湯タンク10からミキシングボウ
ル14に湯を供給するための配管15と、湯タンク10
からカップ9に湯を供給するための配管16と、抽出機
8で発生するコーヒー豆の抽出滓を受容する滓バケツ1
7と、カップ9の下部に配置される排水バケツ18と、
取水管1の設けられる取水弁1Aと、配管3Aに設けら
れて飲料水の流量に応じた流量信号を発生する流量計1
9と、配管3Bに設けられる電磁弁20と、ポンプ5の
下流の配管3Aに設けられる逆止弁21と、ボイラー4
の下流の配管6に設けられる抽出湯弁22と、配管15
に設けられる湯弁23と、配管16に設けられる湯弁2
4を有する。
【0004】シスターン2は、貯水される飲料水の水位
変化を検出し、所定の水位以下となったときに水位低下
信号を発生するフロートスイッチ2Aを有する。ボイラ
ー4は、飲料水加熱用のヒータHに電流を供給する電
源部4Aと、ボイラー内部の水位低下を検出する水位セ
ンサ4Bと、ボイラー内部の水温を検出する温度センサ
4Cを有し、水位センサ4Bは所定の水位レベルに一対
の電極を設け、湯に浸漬された状態で電極間が導通し、
湯面から露出すると非通電となることに基づいて水位の
低下を検出する。ポンプ5は、ポンプ外周に設けられた
コイルに50/60Hzの交流電流を供給することで発
生する磁力とポンプ本体内に内蔵されたスプリングの付
勢力に基づいて往復運動するプランジャによって飲料水
を供給方向に圧送する。挽き豆供給部7は、コーヒー豆
を貯蔵する豆貯蔵容器7Aと、コーヒー豆を高速で回転
する粉砕刃(図示せず)で粉砕するコーヒーミル7B
と、コーヒーミル7Bの粉砕刃を回転させるミルモータ
7Cと、コーヒーミル7Bで粉砕された挽き豆を受けて
所定の落下方向に導くシュート7Dを有する。抽出機8
は、コーヒーミル7から供給される挽き豆を受容する複
数の抽出容器8Aを有する。湯タンク10は、飲料水加
熱用のヒータHに電流を供給する電源部10Aと、タ
ンク内の湯の水位変化を検出し、所定の水位以下となっ
たときに水位低下信号を発生するフロートスイッチ10
Bと、タンク内の湯温に応じた温度検出信号を発生する
湯温センサ10Dを有する。抽出湯弁22は、配管6か
ら分岐した開放側に排水バケツ18に接続される図示し
ない配管が接続されている。
【0005】図13は、ポンプ5の断面を示し、(a)
は非通電状態、(b)は通電状態である。(c)はAC
100V波形上での(a)および(b)の状態を示して
いる。ポンプ5は、シスターンから飲料水を導入する流
入部51と、流入部51の近傍に設けられる第1逆止ボ
ール52Aと、本体内に設けられる隔壁部53との間に
位置して第1逆止ボール52Aを飲料水の流入方向に付
勢する押えバネ54と、隔壁部53の下流側に内蔵され
るプランジャ57と、隔壁部53との間に位置してプラ
ンジャ57を飲料水の流出方向に付勢する送水バネ56
と、プランジャ57に内蔵される第2逆止ボール52B
と、プランジャ57内で第2逆止ボール52Bを飲料水
の流入方向に付勢する押えバネ54と、本体の外周部に
所定の巻数で巻回された巻線58と、巻線58を本体に
固定するための巻線固定フランジ55と、飲料水を流出
する流出部59と、巻線58に接続されるダイオード5
8Aを有する。このダイオード58Aは、AC100V
の(+)側の電流を通過させるようになっている。
【0006】図13(a)に示す非通電状態では、ダイ
オード58Aの極性に対し逆方向の電圧が印加されるこ
とによって巻線58は非通電となり、プランジャ57は
送水バネ56によって流出部方向に付勢される。
【0007】図13(b)に示す非通電状態では、ダイ
オード58Aの極性に対し順方向の電圧が印加されるこ
とによって巻線58が通電され、この通電に基づいて発
生する磁力によってプランジャ57が送水バネ56の付
勢力に抗して流入部方向に移動することによりプランジ
ャ57から隔壁部53にかけての容積が減少し、加圧さ
れた飲料水が流出部59から下流側に圧送される。
【0008】図14は、ポンプ5の運転制御率100%
と50%の場合における通電波形と飲料水の圧力波形を
示し、AC100V波形の半波を前述の構成に基づいて
カットすることにより、圧送される飲料水に所定の脈動
が発生する。一般的に、90度以上の湯をポンプで圧送
する場合、ポンプの流入側に発生する負圧や、これに起
因する気泡の発生、プランジャーの往復運動に基づくキ
ャビテーションの発生といった不具合が生じる。これら
の不具合を回避する目的でボイラー4に給水する水を加
圧し、所定の高圧の湯として抽出機8に供給している。
圧送量の制御は、周波数を変更することにより行う。
【0009】上記構成の飲料供給装置において、例え
ば、エスプレッソコーヒー飲料の販売要求があると、ポ
ンプ5は、シスターン2に貯水された飲料水を加圧して
ボイラー4に供給する。ボイラー4に設けられたヒータ
は、販売要求に基づいて通電されて飲料水を加熱す
ることにより90〜95℃の湯を生成する。挽き豆供給
部7は、販売要求に応じたコーヒー豆の挽き豆を形成
し、シュート7Dを介して抽出機8の抽出容器8Aに供
給する。この抽出容器8Aにボイラー4から配管6を介
して湯を加圧供給することによってエスプレッソコーヒ
ー飲料が抽出される。抽出されたエスプレッソコーヒー
飲料は飲料供給管8Bを介してカップ9に供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料供
給装置によると、交流電磁ポンプに印加する電圧の周波
数を変更すると、規定の周波数で得られる性能が周波数
の変更量に比例しないため、所望の送水量に調整するこ
とが難しいという問題がある。従って、本発明の目的は
送水量の調節が容易で、安定した送水特性を得ることが
できる飲料供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、飲料水を加熱して得られる湯を配管を介して
抽出機に供給し、前記抽出機に供給される所定の粒度の
挽き豆を前記湯で抽出してコーヒー飲料を生成する飲料
供給装置において、前記配管を分岐した複数の配管に設
けられて交互に駆動されることにより前記抽出機の方向
へ前記飲料水あるいは前記湯を送水する複数の直流ポン
プと、前記複数の直流ポンプの運転率、駆動タイミング
等の駆動条件を制御して前記抽出機の方向へ送水される
前記飲料水あるいは前記湯の脈動を抑制する制御手段を
有する飲料供給装置を提供する。
【0012】上記した飲料供給装置によると、複数の直
流ポンプを飲料水を配管に並列に接続して飲料水を圧送
することにより流量を変化させたときの脈動変化を小に
でき、安定した送水が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料供給装置を図
面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る飲料供給装置を示し、図12と同一の部分は同一の引
用数字で示しているので重複する説明は省略する。シス
ターン2からボイラー4に飲料水を供給する配管3Aに
並列に直流電磁ポンプ(以下、直流ポンプという)5
A,5Bが接続され、この直流ポンプ5A,5Bの下流
側に熱交換コイル10Cが設けられて湯タンク10の湯
に浸漬されている。湯に浸漬される熱交換コイル10C
の長さは約10mであり、湯タンク10の下部からコイ
ル内に流入した飲料水が湯タンク上部からボイラー4に
流出するようになっている。湯タンク10の貯水量は1
2リットル、ヒータHの出力は1kwである。ボイラ
ー4の貯水量は約1リットル、ヒータHの出力は0.
35kwである。また、配管3Aには配管内の圧力に応
じた圧力信号を発生する圧力センサ25と、配管内に滞
留する空気を除去するための空気弁26を有する。
【0015】また、上記構成の飲料供給装置では、説明
を簡単にするために、カップ9を供給するカップ供給
部、ポンプ5A,5Bに電流を供給する電源部,ミルモ
ータ7Cに電流を供給する電源部、カップ9内の飲料を
攪拌する攪拌機、コールド飲料の配管および原料貯蔵部
等の構成を図示省略している。
【0016】図2は、抽出機8を示し、4つの抽出容器
8Aを搭載する基部80と、基部80の滓廃棄位置に開
口された滓廃棄孔81と、基部80の垂直部にピン82
によって回動自在に支持されるレバー83と、レバー8
3の略中間部にピン84によって回動自在に支持される
抽出ヘッド85と、レバー83の先端部にピン84によ
って回動自在に支持される円板部材86と、レバー83
にピン84によって結合され、駆動系のクランク円板8
8に回動自在に接続されるレバー87と、回転軸89A
に固定されたクランク円板88を駆動する抽出モータ8
9を有し、抽出ヘッド85には配管6が接続されてい
る。円板部材86は、抽出容器8Aの内径に略等しい軟
質の弾性部材をロッド部材に固定して形成されている。
4つの抽出容器8Aは、ステー8Bに90度間隔で固定
されており、ステー8Bには移動モータ8Dの回転軸8
Cが固定されている。移動モータ8Dを反時計方向に駆
動させると抽出容器8Aが挽き豆供給位置(位置a)、
抽出位置(位置b)、滓廃棄位置(位置c)、および待
機位置(位置d)の順に移動する。挽き豆供給位置aに
は、基部80を貫通して抽出されたコーヒー飲料を供給
するための孔8Eが設けられている。
【0017】図3(a)は、図2の線a−aに沿った断
面を示し、抽出位置bに挽き豆が供給された抽出容器8
Aが配置され、滓廃棄位置cに抽出滓の入った抽出容器
8Aが配置されている。この状態で抽出モータ89を駆
動してクランク円板88を上死点(点線で示す位置)か
ら下死点に回転させると、レバー83がピン82を軸に
してb方向に回動し、抽出ヘッド85および円板部材8
6が図示する位置に配置される。抽出ヘッド85の係合
部には、配管6(図示せず)から供給される湯を拡散さ
せる拡散板85aが設けられており、基部80の抽出位
置bにはフィルタ85bが設けられている。このフィル
タ85bは、耐腐蝕性の薄い金属板に挽き豆の粒を通過
させない微小な孔を複数設けたものである。
【0018】図3(b)は、(a)に示す状態での挽き
豆供給位置aにおける抽出容器8Aを示し、シュート7
Dを介して容器内部に所定量の挽き豆が供給される。
【0019】図3(c)は、(a)に示す状態での抽出
位置bにおける抽出容器8Aを示し、抽出容器8Aに抽
出ヘッド85が係合すると、シール部材85Aによって
抽出ヘッド85と抽出容器8Aの隙間がシールされる。
また、基部80に埋設されたガスケット85cと容器下
部が圧接してシールされることによって抽出容器8Aが
気密化される。この後、配管6から湯を供給して拡散板
85aで拡散させることによってコーヒー飲料の抽出を
行う。抽出されたコーヒー飲料は基部80に設けられた
フィルタ85bで抽出滓と分離され、孔8Eから送出す
る。
【0020】図3(d)は、(a)に示す状態での滓廃
棄位置cにおける抽出容器8Aを示し、抽出容器8Aに
収容された抽出滓Aは、円板部材86によって孔81か
ら外部に押し出される。
【0021】図4は、飲料供給装置の制御ブロックを示
し、販売制御部101、流量計19、圧力センサ25、
シスターンのフロートスイッチ2A、湯タンクのフロー
トスイッチ10A、ボイラーの水位センサ4Bおよび温
度センサ4Cから入力する信号に基づいて各部を制御す
る主制御部101と、飲料供給装置の各部の制御データ
を格納するメモリ102と、基準クロック発生部(図示
せず)で発生するクロックをカウントして時間を計測す
るタイマー103を有する。
【0022】図5(a)は、ポンプ5A,5Bの運転制
御率100%とN%の場合における通電波形を示し、主
制御部100から出力される通電信号に基づいてDC2
4Vの矩形波をポンプ5A,5Bに交互に印加してい
る。同図においてRは1Hz当たりの時間であり、Sは
通電時間である。Rを変化させることなくSを0〜1/
2まで変化させることによってポンプ5A,5Bから送
水される流量を0〜100%まで変化させることができ
る。コーヒー抽出の実用面からポンプ5A,5Bの能力
を絞り込むのは30%程度までである。このようにポン
プ5A,5BをDCで並列に配管3Aに接続する場合、
単体で配管3Aに接続する場合の半分の送水能力で同等
の耐圧性を有するものを使用する。
【0023】図5(b)は、運転制御率100%におけ
る飲料水の圧力波形を示し、ポンプ5A,5Bによって
規則的な脈動が得られており、安定した流量の飲料水を
供給することができる。
【0024】図5(c)は、運転制御率N%における飲
料水の圧力波形を示し、運転制御率100%の場合と同
様にポンプ5A,5Bによって規則的な脈動が得られて
いる
【0025】図6は、飲料供給装置のタイミングチャー
トを示し、販売制御部101からコーヒーの販売要求信
号が主制御部100に出力されると、主制御部100は
ミルモータ7Cの電源部に通電信号を出力する。この通
電信号に基づいてミルモータ7Cが回転し、豆貯蔵容器
7Aから供給されるコーヒー豆をコーヒーミル7Bで粉
砕して挽き豆を形成する。また、カップ供給装置からカ
ップが分与される。挽き豆は図示しない計量器によって
計量され、所定の計量値になると主制御部100に通電
停止信号が出力されることによってミルモータ7Cの回
転が停止する。挽き豆供給部7で形成された所定量の挽
き豆はシュート7Dを介して抽出機8の挽き豆供給位置
aに配置された抽出容器8Aに投入される。挽き豆の投
入後、移動モーター8Dが駆動されて4個の抽出容器8
Aが反時計方向に90度回転する。この回転に基づいて
挽き豆供給位置aで挽き豆を投入された抽出容器8Aが
抽出位置bに、抽出滓Aを有する抽出容器8Aが滓廃棄
位置cに、空の抽出容器8Aが挽き豆供給位置aにそれ
ぞれ移動する。移動後、主制御部100は抽出モータ8
9を駆動してレバー83を下降させる。このことによっ
て滓廃棄位置cの抽出容器8Aに円板部材86が挿入さ
れて抽出滓Aが孔81を介して押し出される。また、抽
出位置bの抽出容器8Aに抽出ヘッド25が気密的に係
合し、抽出湯弁22が開かれてポンプ5A,5Bで加圧
された高温の湯が配管6を介して抽出容器8Aに供給さ
れる。
【0026】湯タンク10は、シスターン2から供給さ
れる飲料水の水温が10℃であるとき、熱交換コイル1
0Cを介してボイラー4に湯タンク10の温度より6℃
低い温度の湯80gを3杯/分で連続25杯供給するこ
とができる蓄熱性を有する。湯タンク10の湯温は湯温
センサ10Dから出力される温度検出信号に基づいてヒ
ータHの通電を制御することにより約80〜85℃に
保持される。シスターン2から供給される10℃の飲料
水を熱交換コイル10Cを通過させることで85℃に加
熱した場合、熱交換コイル10Cでの温度上昇分は75
℃で、25杯分の熱エネルギーに換算すると150kc
al、ヒータ出力に換算して1.26kwとなる。連続
25杯の販売に要する時間は約8.3分である。このこ
とから、湯タンク10の湯温が約80〜85℃であると
き、ヒータHへの通電を行わずに約74℃の湯を連続
25杯ボイラー4に供給することができる。このヒータ
への通電は、例えば、販売動作が行われない販売待
機時、あるいは主制御部100に内蔵されるタイマー1
03で設定された時刻に行うことができる。
【0027】ボイラー4に設けられるヒータHは、発
熱効率75%として80gの飲料水を約15〜16℃上
昇させることが可能であり、このことによって湯タンク
10から供給される約74℃の湯を89〜90℃に加熱
して配管6を介して抽出機8の抽出容器8Aに供給す
る。
【0028】抽出容器8Aに供給された湯は、挽き豆を
通過する際にコーヒー成分を溶解してコーヒー飲料とな
り、飲料供給管8Bを介してカップ9に注がれる。主制
御部100は、流量計19から入力する流量信号が所定
の値になるとポンプ5を停止し、抽出湯弁22を閉じ
る。販売するコーヒー飲料がブラックコーヒー飲料であ
るとき、抽出されたコーヒー飲料がカップ9に注がれて
いる間に希釈湯弁24が開かれて所定量の湯を加えて飲
料濃度を調整する。そして顧客に提供される。また、販
売されるコーヒー飲料が砂糖、クリーム等の補助原料を
添加するものであるとき、抽出されたコーヒー飲料がカ
ップ9に注がれている間に砂糖又はクリームをミキシン
グボウル14に分与して湯タンク10から湯弁23を介
して供給される湯で溶解し、供給管14Aを介してカッ
プ9に注ぐことにより砂糖又はクリームの添加されたコ
ーヒー飲料が作られて顧客に提供される。コーヒー飲料
の抽出動作が終了すると、主制御部100は抽出モータ
89を回転させてレバー83を上昇させ、抽出ヘッド8
5および円板部材86が抽出容器8Aと分離された状態
で販売待機する。
【0029】上記した飲料供給装置によると、配管3A
に並列に接続された直流ポンプ5A,5Bを通電制御し
て飲料水を供給することによって適切な送水量の飲料水
を抽出機8に安定して供給することができる。一般に、
コーヒー飲料の抽出では、挽き豆が水分を含まない状態
の抽出抵抗は小であり、蒸らし湯として少量の湯を供給
すると挽き豆の粒子の軟化・膨潤が起こる。これによ
り、コーヒー成分が溶出しやすくなる、しかし、粒子の
軟化・膨潤によって粒子間の隙間が減少し、抽出抵抗が
大きくなる。この抽出抵抗は時間にほぼ比例して増加し
5〜8気圧に到達する。このような理由により所要時間
内で所定の量のコーヒー飲料を得るために抽出抵抗の増
加に応じてポンプ5A,5Bの送水量を増強する必要が
ある。具体的には、抽出開始から最初の2秒間は運転率
を30%、次の3秒間は50〜70%、残りの4秒間を
80〜100%で運転するように設定することで適切な
抽出動作を実行させることができる。
【0030】また、ポンプ5A,5Bが規定の電圧で駆
動されることによって脈動が安定し、配管内の圧力を検
出する流量計の検出感度の低下が防止され、正確な流量
を把握することができる。
【0031】上記した実施の形態では、販売要求信号に
基づいて挽き豆供給装置7で挽き豆を形成し、抽出容器
8Aに供給しているが、例えば、販売待機時に予め挽き
豆を形成して抽出容器8Aに投入しておくようにしても
良い。この場合には、販売動作に要する時間を短縮する
ことができる。また、挽き豆を投入された抽出容器8A
を抽出位置bに配置し、抽出ヘッド85を抽出容器8A
に係合させた状態で待機させても良く、この場合には、
販売動作に要する時間を更に短縮することができる。ま
た、抽出容器8Aについても4個に限定されず、3個を
120度間隔で配置する構成としても良い。
【0032】また、配管6に設けられる圧力センサ、流
量計の検出信号に基づいて、表1に示す制御内容をテー
ブルとしてメモリ102に格納し、抽出制御を行うよう
にしても良い。
【表1】 上記した制御内容を温度・湿度条件、原料、あるいは抽
出機の構成に基づいて適宜設定することによって抽出条
件の最適化を図ることができる。
【0033】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
る飲料供給装置を示し、図1と同一の部分は同一の引用
数字で示しているので重複する説明は省略する。挽き豆
供給部7から挽き豆を供給されてコーヒー飲料を抽出す
る抽出機30を有する。この抽出機30は、シュート7
Dを介して挽き豆を供給されるシリンダ32、シリンダ
32内のピストン39を昇降させるピストン駆動モータ
33、ピストン駆動モータの駆動トルクをピストン39
に伝達するトルク伝達部34、シリンダ32の上部に設
けられ、抽出機本体に形成される図示しないガイドレー
ルに係合するスライドガイド40を一体的に形成したシ
リンダユニットDと、シリンダ32に係合し、配管6を
介して所定の高温の湯をシリンダ32内に供給するキャ
ップ37と、モータ35の駆動トルクを伝達されてシリ
ンダユニットDを支点34Aを中心に傾斜させるととも
にキャップ37をシリンダ32に係合させるギヤ36を
有する。シリンダユニットDのシリンダ32の下部に
は、抽出されたコーヒー飲料をカップ9に供給する飲料
供給管30Aが取り付けられている。
【0034】図7は、シリンダユニットDを示し、
(a)は正面側、(b)は背面側を示す。キャップ37
は、シリンダ32への挿入時に隙間をシールするシール
部材37Aを有し、ロッド38によってギヤ36と結合
されている。また、ロッド38の固定部には所定のガイ
ドパターンを有するガイド溝gを形成されたガイドプレ
ート31が固定されており、ガイド溝gの下部には、シ
リンダ32の側壁外部に形成された係合突起32Aが係
合している。シュート7Dの下部側壁には、ピストン3
9によって上方に押し上げられた抽出滓(図示せず)を
ピストン39から分離させるワイパWが設けられてお
り、ワイパWによって分離された抽出滓をスライドガイ
ド40の傾斜部Sに沿って落下させる。
【0035】このシリンダユニットDは、モータ35の
駆動トルクをギヤ35Aを介して伝達してギヤ36をr
方向に駆動すると、ガイド溝gのガイドパターンに基
づいて支点34Aを中心にr方向に約30度傾斜する
とともにキャップ37がr方向に変位してシリンダ3
2に挿入される。
【0036】図8は、トルク伝達部34を示し、(a)
は左側面、(b)は正面、(c)は右側面を示す。ピス
トン駆動モータ33の駆動トルクは、ピストン駆動モー
タ33の回転軸に取り付けられたギヤ341からギヤ3
42Aに伝達され、ギヤ342Aに同軸状に設けられる
ギヤ342Bに伝達され、ギヤ342Bから軸343に
設けられるギヤ344Aに伝達される。軸343の下部
にはウォームギヤ344Bが設けられており、ギヤ34
4Aから伝達された駆動トルクはウォームギヤ344B
から軸343に直交する方向に配置される軸345に取
り付けられたギヤ345Aに伝達され、ギヤ345Aに
同軸状に設けられるギヤ345Bに伝達される。ギヤ3
45Bから伝達された駆動トルクは軸346に取り付け
られたギヤ346Aに伝達され、ギヤ346Aに同軸状
に設けられるギヤ346Bに伝達されるとともにギヤ3
46Aと噛合するギヤ347Aに伝達され、ギヤ347
Aに同軸状に設けられるギヤ347Bに伝達される。ピ
ストン39の下部にはラック部348が取り付けられて
おり、ラック部348の両面にはギヤ346Bおよび3
47Bが噛合している。このギヤ346Bおよび347
Bは、ピストン駆動モータ33の回転方向に応じた駆動
トルクを伝達されると、ラック部348を挟持した状態
で相反する方向に回転することによってピストン39を
シリンダ32内で上下させる。
【0037】軸343に設けられるウォームギヤ344
Bは、コーヒー飲料の抽出過程においてピストン39側
から圧力が加えられたときにピストン39が下降するこ
とを防止する。
【0038】ピストン39は、所定の耐圧強度を有する
ピストンヘッド39Aと、ピストンヘッド39Aにネジ
39Cによって係止され、ラック部348に固定される
ピストンベース39Bと、ピストンヘッド39Aに取り
付けられてシリンダ32内からコーヒー飲料を送出させ
る送出部39Dと、ピストンヘッド39Aの外周部に装
着されるOリング39Eと、耐腐蝕性の薄い金属板で形
成されてピストンヘッド39Aの上部に装着されるフィ
ルタ39Fを有し、ピストンヘッド39Aとピストンベ
ース39Bは、ピストンヘッド39Aに圧力が作用しな
い状態で所定のクリアランスを有するように係止されて
いる。
【0039】図9は、シリンダユニットDが傾斜した状
態を示し、モータ35の回転に基づいて支点34Aを中
心に反時計方向に傾斜するとともにキャップ37が下降
してシリンダ32に挿入される。同図においては図示さ
れないが、シリンダ32には傾斜前にシュート7Dを介
して所定量の挽き豆が供給される。
【0040】図10(a)から(h)は、第2の実施の
形態におけるコーヒー飲料の抽出動作を簡略的に示す。
図10(a)は、挽き豆の供給工程を示し、シリンダユ
ニットDは垂直状態にあり、挽き豆供給部7(図示せ
ず)から供給される挽き豆Pはシュート7Dを介してシ
リンダ32に供給される。
【0041】図10(b)は、抽出準備工程の第1の状
態を示し、シリンダ32に挽き豆が供給されると、モー
タ35が通電されてシリンダユニットDが支点34Aを
中心に反時計方向に回動する。
【0042】図10(c)は、抽出準備工程の第2の状
態を示し、シリンダユニットDの傾斜に同期してキャッ
プ37が下降してシリンダ32に挿入され、モータ35
の駆動が停止される。
【0043】図10(d)は、抽出工程の第1の状態を
示し、キャップ37がシリンダ32に挿入されると、ピ
ストン駆動モータ33が通電されてピストン39を矢印
方向に上昇させて挽き豆を圧縮する。圧縮量上限まで圧
縮されるとピストン39がロックし、ピストン駆動モー
タ33の電流値に変化が生じる。この電流値の変化に基
づいてピストン駆動モータ33の通電が停止される。こ
のようにすることで挽き豆に湯を均一に浸透させること
が可能になる。圧縮後、配管6を介してシリンダ32の
内部に湯が供給される。
【0044】図10(e)は、抽出工程の第2の状態を
示し、湯の供給後にモータ35が通電されてキャップ3
7がシリンダ32内に更に挿入され、このことによって
コーヒー飲料を含んだ抽出滓が絞られる。キャップ37
の挿入によってピストン39に圧力が加わると、ピスト
ンヘッド39Aが圧力作用方向に移動し、この移動に基
づいてピストンベース39Bとの間に設けられるOリン
グ39Eが弾性変形してピストン39とシリンダ32に
圧接することによってシリンダ32の気密が保持され
る。シリンダ32内に供給された湯は、挽き豆を通過す
る際にコーヒー成分を溶解してコーヒー飲料となり、飲
料供給管30Aを介してカップ9(図示せず)に注がれ
る。
【0045】図10(f)は、シリンダ32に空気を吸
引する吸引工程を示し、抽出湯弁22を開放して配管6
を大気圧とした後、ピストン駆動モータ33が通電され
てピストン39をシリンダ32内で上昇させた後に下降
させる。ピストン39の上昇動作によって抽出滓の液体
分が絞り込まれ、続くピストン39の下降動作によって
シリンダ32内に空気が吸引される。
【0046】図10(g)は、飲料供給管30Aに残留
したコーヒー飲料の除去工程を示し、シリンダ32内に
空気を吸引した後、ピストン39を再び上昇させること
によってシリンダ32内の空気が飲料供給管30Aに残
留したコーヒー飲料の液体分とともに放出される。
【0047】図10(h)は、抽出滓Aの廃棄工程を示
し、モータ35が通電されてキャップ37がシリンダ3
2から分離する。この分離動作に同期してシリンダユニ
ットDが矢印方向に回動する。また、シリンダ32内に
残留した抽出滓Aは、ピストン39の上昇動作に基づい
て押し上げられ、シュート7Dの下部側壁に設けられた
ワイパWによってかき落とされてピストン39から分離
される。分離された抽出滓Aは矢印で示すように落下し
て滓バケツ(図示せず)に入る。
【0048】上記した飲料供給装置によると、1つの抽
出容器でコーヒー飲料の抽出動作を行うことで抽出機を
小型化できるとともに、抽出時の挽き豆の圧縮量や滓廃
棄のタイミングを個別に制御することができ、抽出条件
設定時の自由度が大になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の飲料供給装
置によると、配管を分岐した複数の配管に設けられて交
互に駆動されることにより抽出機の方向へ飲料水あるい
は湯を送水する複数の直流ポンプと、複数の直流ポンプ
の運転率、駆動タイミング等の駆動条件を制御して抽出
機の方向へ送水される飲料水あるいは湯の脈動を抑制す
るようにしたため、送水量の調節が容易で、安定した送
水特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る飲料供給装置
を示す説明図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る抽出機の斜視
【図3】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る抽
出機の断面図 (b)は、挽き豆供給位置における抽出容器の断面図 (c)は、抽出位置における抽出容器の断面図 (c)は、滓廃棄位置における抽出容器の断面図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る飲料供給装置
の制御ブロック
【図5】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るポ
ンプの運転制御の説明図 (b)は、ポンプの運転に基づいて発生する圧力波形を
示す説明図 (c)は、ポンプの運転に基づいて発生する圧力波形を
示す説明図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る飲料供給装置
のタイミングチャート
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る飲料供給装置
の説明図
【図8】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る抽
出機の正面図 (b)は、本発明の第2の実施の形態に係る抽出機の背
面図
【図9】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るト
ルク伝達部の側面図 (b)は、本発明の第2の実施の形態に係るトルク伝達
部の正面図 (c)は、本発明の第2の実施の形態に係るトルク伝達
部の側面図
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る抽出機の説
明図
【図11】(a)から(h)は、本発明の第2の実施の
形態に係る抽出機の動作を示す説明図
【図12】従来の飲料供給装置を示す説明図
【図13】(a)は、従来のポンプを示す断面図 (b)は、従来のポンプを示す断面図 (c)は、従来のポンプの通電状態を示す断面図
【図14】従来のポンプの運転制御の説明図
【符号の説明】
1,取水管 1A,取水弁 2,シスターン 2A,フロートスイッチ 3A,配管 3B,配管 4,ボイラー 4A,電源部 4B,水位センサ 4C,温度センサ 5,交流電磁ポンプ 5A,直流電磁ポンプ 5B,直流電磁ポンプ 6,配管 7,挽き豆供給部 7A,豆貯蔵容器 7B,コーヒーミル 7C,ミルモータ 7D,シュート 8,抽出機 8A,抽出容器 8B,飲料供給管 8C,回転軸 8D,移動モータ 8E,孔 9,カップ 10,湯タンク 10A,電源部 10B,フロートスイッチ 10C,熱交換コイル 10D,湯温センサ 11,砂糖容器 12,クリーム容器 13,シュート 14,ミキシングボウル 14A,供給管 15,配管 16,配管 17,滓バケツ 18,排水バケツ 19,流量計 20,電磁弁 21,逆止弁 22,抽出湯弁 23,湯弁 24,湯弁 25,圧力センサ 26,空気弁 30,抽出機 30A,飲料供給管 31,ガイドプレート 32,シリンダ 33,ピストン駆動モータ 34,トルク伝達部 34A,支点 35,モータ 35A,ギヤ 36,ギヤ 36A,回転軸 37,キャップ 38,ロッド 39,ピストン 39A,ピストンヘッド 39B,ピストンベース 39C,ネジ 39D,送出部 39E,Oリング 39F,フィルタ 40,スライドガイド 51,流入部 52A,第1逆止ボール 52B,第2逆止ボール 53,隔壁部 53A,通過孔 54,押えバネ 55,巻線固定フランジ 56,送水バネ 57,プランジャ 58,巻線 58A,ダイオード 59,流出部 80,基部 81,滓廃棄孔 82,ピン 83,レバー 84,ピン 85,抽出ヘッド 85A,シール部材 85a,拡散板 85b,フィルタ 85c,ガスケット 86,円板部材 87,レバー 88,クランク円板 89,抽出モータ 89A,回転軸 100,主制御部 101,販売制御部 102,メモリ 103,タイマー 341,ギヤ 342A,ギヤ 342B,ギヤ 343,軸 344A,ギヤ 344B,ウォームギヤ 345,軸 345A,ギヤ 345B,ギヤ 346,軸 346A,ギヤ 346B,ギヤ 347A,ギヤ 347B,ギヤ 348,ラック部 A,抽出滓 D,シリンダユニット W,ワイパ P,挽き豆 g,ガイド溝 S,傾斜部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料水を加熱して得られる湯を配管を介
    して抽出機に供給し、前記抽出機に供給される所定の粒
    度の挽き豆を前記湯で抽出してコーヒー飲料を生成する
    飲料供給装置において、 前記配管を分岐した複数の配管に設けられて交互に駆動
    されることにより前記抽出機の方向へ前記飲料水あるい
    は前記湯を送水する複数の直流ポンプと、 前記複数の直流ポンプの運転率、駆動タイミング等の駆
    動条件を制御して前記抽出機の方向へ送水される前記飲
    料水あるいは前記湯の脈動を抑制する制御手段を有する
    ことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記配管に設けられた
    流量センサから出力される流量信号に基づいて前記駆動
    条件を制御する構成の請求項第1項記載の飲料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記抽出機は、前記挽き豆を供給する供
    給位置、前記挽き豆と湯を混合してコーヒー飲料を抽出
    する抽出位置、抽出後の前記挽き豆の滓を廃棄する滓廃
    棄位置、および前記供給位置の手前の待機位置を環状に
    配置して設けられる基台部と、 前記基台部上の前記供給位置、前記抽出位置、前記滓廃
    棄位置、および前記待機位置に回転駆動される複数の抽
    出容器と、 前記抽出位置に配置される前記抽出容器と気密的に係合
    する抽出ヘッドと、 前記滓廃棄位置に配置される前記抽出容器から抽出滓を
    除去する滓除去部材を有する構成の請求項第1項記載の
    飲料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出機は、前記挽き豆を収容するシ
    リンダ、前記シリンダ内に昇降自在に設けられるピスト
    ン、および前記ピストンを駆動する駆動手段を有するシ
    リンダユニットと、 前記シリンダユニットを第1の姿勢から第2の姿勢に傾
    斜させる傾斜手段と、 前記第2の姿勢において前記シリンダと相対的に係合
    し、前記加熱手段から前記シリンダ内に前記所定の温度
    の湯を供給するキャップを有する構成の請求項第1項記
    載の飲料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップは、前記第1の姿勢から前
    記第2の姿勢に変位する過程で前記シリンダに気密的に
    係合し、前記シリンダに供給された前記挽き豆を圧縮す
    る構成の請求項第4項記載の飲料供給装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、前記ピストンに結合さ
    れたピストンロッドと噛合し、回転運動を往復運動に変
    換する歯車伝達部と、 前記歯車伝達部を回転駆動するモータと、 前記ピストンに付与される圧力に基づく前記歯車伝達部
    の逆回転を防止する逆転防止機構を有する構成の請求項
    第4項記載の飲料供給装置。
  7. 【請求項7】 前記ピストンは、前記駆動手段に固定さ
    れる支持部と、 前記支持部に固定されるピストンベースと、 前記ピストンベースに所定の間隔を有して可動自在に係
    止されるピストンヘッドと、 前記ピストンヘッドと前記ピストンベースに挟持されて
    前記シリンダ内壁に当接するシール部材を有し、 前記ピストンヘッドは、抽出時の圧力に基づいて前記ピ
    ストンヘッドの方向に可動することによって前記シール
    部材を弾性変形させる構成の請求項第4項記載の飲料供
    給装置。
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