JP2745812B2 - カップ式自動販売機の原料取出装置 - Google Patents

カップ式自動販売機の原料取出装置

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JP2745812B2
JP2745812B2 JP2318693A JP31869390A JP2745812B2 JP 2745812 B2 JP2745812 B2 JP 2745812B2 JP 2318693 A JP2318693 A JP 2318693A JP 31869390 A JP31869390 A JP 31869390A JP 2745812 B2 JP2745812 B2 JP 2745812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、販売の都度機内で調理製造しカップなど
の容器に入れて販売する飲料のインスタントコーヒ,コ
コア,クリーム,砂糖,コーヒ豆などの粉末原料もしく
は粒状原料を内部に貯蔵する原料箱内の粉末原料もしく
は粒状原料を飲料一杯分ずつ販売の都度取り出すカップ
式自動販売機の原料取出装置に関する。
〔従来の技術〕
機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原料から飲料
を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に入れて販売
するカップ式自動販売機販売では、粉末状もしくは粒状
のインスタントコーヒ,ココア,クリーム,砂糖,コー
ヒ豆などの各種原料をそれぞれ貯蔵する原料箱が、前面
が開口するケース内である機内に通常備えられている。
この原料箱には、一般的にその底部に排出口が形成され
ており、この排出口から販売の都度重力を利用してその
内部の粉末原料もしくは粒状原料が落下排出される。こ
の落下排出された粉末原料もしくは粒状原料から、イン
スタントコーヒなどは機内に備えられ撹拌装置内で温,
冷水などの飲料水と撹拌混合され、またコーヒ豆などは
製粉機で粉砕された後ち抽出装置でその成分を抽出され
て調理され多種類の飲料が製造される。この調理製造さ
れた飲料はカップなどの容器に入れて販売されるが、そ
の味,香り,風味などは原料箱から販売の都度飲料一杯
分ずつ落下排出される粉末原料もしくは粒状原料の種
類,量,含水率などによって左右される。この粉末原料
もしくは粒状原料の種類による飲料の味,香り,風味の
違いは別として、販売の都度原料箱から排出口を通し落
下排出される粉末原料もしくは粒状原料の量の多少によ
り飲料の味,香り,風味などが濃過ぎたり薄過ぎたりし
ないようにする必要がある。このため原料箱内の粉末原
料もしくは粒状原料を飲料一杯分取り出す原料取出装置
が設けられており、この種のカップ式自動販売機の原料
取出装置の従来例の一つを第10図ないし第13図に示す。
第10図はこの発明の対象となる原料取出装置を含むカッ
プ式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前面開口を
覆う扉を開放した状態の正面図、第11図は従来の粉末原
料を貯蔵する原料箱を含むカップ式自動販売機の原料取
出装置の要部右側部分縦断面図、第12図は従来の粒状原
料から飲料を製造する飲料製造機構の構成を示す要部正
面部分縦断面図、第13図は第12図の原料箱を含むカップ
式自動販売機の原料取出装置の要部右側部分縦断面図
で、第11図および第13図は図の左側が前面側である。
第10図ないし第13図において、1が前面が開口するケ
ースであり、このケース1の前面開口を覆う扉2がケー
ス1に回動自在に支持されている。ケース1内中央上寄
りに、このケース1の背部を構成する背板3に後端を片
持ち支持された、側断面がほぼZ字形状の棚4上に左右
に並列載置して粉末原料もしくは粒状原料であるコー
ヒ,ココア,クリーム,砂糖などの各種原料をそれぞれ
貯蔵する複数の原料箱5が配設されている。この原料箱
5には、その上端部に原料を内部に投入し易いようにや
や斜前上方に開口し蓋6で覆われる投入口7が形成さ
れ、かつその内部に貯蔵する粉末原料もしくは粒状原料
を販売の都度排出する、前方に突出し前面に開口する筒
状の排出口8がその底部に形成されている。この排出口
8の下には、この排出口8から販売の都度落下排出され
る原料を下側の粉末原料もしくは粒状原料と湯などの飲
料水とを撹拌し飲料を調理製造する撹拌装置9内に案内
する漏斗状のシュータ10が配設されており、このシュー
タ10および撹拌装置9はいずれも棚4の前端部に支持さ
れている。またケース1内右上隅にも、粒状原料である
コーヒ豆を収納する原料箱5が棚4上に複数横に配列さ
れており、この原料箱5の下には、この原料箱5の排出
口8から販売の都度排出されるコーヒ豆を下方に案内す
るスータ11、このシュータ11で案内されて下降するコー
ヒ豆を上端部のホッパ12から受け入れ粉砕する製粉機1
3、この製粉機13により粉砕されてこの製粉機13の下端
部に形成され下面に開口する排出口14から落下排出され
るコーヒ豆の粉状体からコーヒの成分を抽出する抽出装
置15がそれぞれ上から順に縦に配列設置されている。そ
れぞれの原料箱5内底部には、排出口8内に前端部が嵌
挿されたスクリューフィーダ16の回転軸17の原料箱5下
端部背面から奥行側に突出した後端に、この期端に嵌着
したカップリング18を介しそれぞれの原料箱5に対応し
て棚4の後端部に支持された電動機19で回転駆動される
駆動軸20前端が着脱自在に連結されている。この回転軸
17を持つスクリューフィーダ16,カップリング18,駆動軸
20,電動機19および図示しない制御装置で原料箱5内の
粉末原料もしくは粒状原料を飲料一杯分販売の都度取り
出す原料取出装置21が構成されている。
一方、抽出装置15には、中央部の上下両端面が開口す
る円筒状のシリンダ22、このシリンダ22の下端面開口
を、巻物状に巻いたロール状体23から供給される紙24
を介して上面で押圧し密閉する、図示しない駆動装置に
より上下動しかつ上面が開口する受皿25、シリンダ22の
左側に一体で形成されて上面開口が製粉機13の搬出口14
の下に配設され上下両面に開口する漏斗状のシュータ26
の下面開口に向い合いかつシリンダ22の上端面開口から
シリンダ22内に連通する搬入口27、図示しない駆動装置
で上下動してシリンダ22の上端面開口を密閉,開放する
蓋28、シリンダ22の周壁の右上部にホース29を介して接
続され圧縮空気をシリンダ22に供給する空気ポンプ30な
どで構成されている。
なお、ケース1内には、左上に容器31を販売の都度一
個ずつ排出供給するカップ供給装置32が配設されてお
り、このカップ供給装置32から排出される容器31を下方
へ案内するカップシュータ33、このカップシュータ33で
案内され下降する容器31を載せる、扉2下部に形成され
ケース1内外に連通する取出口34の内側に配設された受
け台35、カップ供給装置32の後方上に熱湯を貯える温水
タンク36、この温水タンク36の右側面に温水バルブ37を
介して接続され熱湯を供給するホース38などがそれぞれ
配設されている。このホース38の吐出側端は、撹拌装置
9内および抽出装置15の搬入口27内に通じており、撹拌
装置9および受皿25の底部それぞれに一端が接続された
飲料ホース39,40の他端は、受け台35上の容器31内に先
端を向け受け台35の上端部に固定した飲料ノズル41と、
撹拌装置9とにそれぞれ通じている。
このような構成において、カップ式自動販売機の販売
動作は、金銭が投入され図示しない商品専用の択釦が押
されると、販売制御信号によりカップ供給装置32から排
出された一個の容器31がカップシュータ33で受け台35上
へ供給される。同時に、電動機19が所定時間回転し駆動
軸20およびカップリング18を介し回転軸17が駆動されて
スクリーフィダー16が回転する。すると原料箱5内の飲
料一杯分の粉末原料もしくは粒状原料がスクリューフィ
ーダ16により排出口8から押し出されて落下排出され、
シュータ10またはシュータ11を通って撹拌装置9または
製粉機13内に導かれる。撹拌装置9内に導かれた粉末原
料もしくは粒状原料と、温水バルブ37が開きホース38を
通り温水タンク36から供給される熱湯とが撹拌装置9内
で撹拌調理されて飲料となり、この飲料は撹拌装置9か
ら排出されて飲料ホース39を通り飲料ノズル41から受け
台35上の容器31内に注がれる。ホッパ12から製粉機13内
に導入され粉砕されたコーヒ豆の粉状体は、搬出口14か
ら排出され、シュータ26を通り抽出装置15の搬入口27内
に搬送される。この搬入口27内に搬入された前記粉状体
は、搬入口27内に通じるホース38を通って温水タンク36
から所定量供給される熱湯と一緒にシリンダ22内に流れ
込み、熱湯と混合して混合液となって熱湯中にコーヒの
成分が抽出される。するとシリンダ22の上端開口を、図
示しない駆動装置で上下動する蓋28が下降して密閉する
と同時に、空気ポンプ30が起動してシリンダ22内にホー
ス29を通って圧縮空気が供給される。この圧縮空気によ
りシリンダ22の内圧が上昇し、その中の前記混合液は前
記粉状体が紙24で過されて液体のみのコーヒを抽出
した抽出液となり受皿25内にその上面開口から流入す
る。この受皿25に流入した抽出液は、受皿25から排出さ
れて飲料ホース40の他端から撹拌装置9内に注がれる。
すると、この撹拌装置9内にこの撹拌装置9の上に配設
された原料箱5からシュータ10を通して所定量の砂糖,
クリームはどが吐出供給され、この砂糖,クリームなど
と、前記抽出液とが撹拌装置9内で撹拌混合されて飲料
であるコーヒが製造される。このコーヒは撹拌装置9か
ら排出されて飲料ホース39を通り、飲料ノズル41から受
け台35上の容器内に注がれ、飲料の入った容器31はお客
さんによって取出口34を通して取り出されれる。
なお一度使用した紙24はケース1内の右下に配設さ
れたバケット42内に廃棄される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のカップ式自動販売機の原料取出装置
21は、回転軸17を持つスクリューフィーダ16,カップリ
ング18,駆動軸20,電動機19および図示しない制御装置で
構成されており、電動機19が所定時間回転している間、
駆動軸20およびカップリング18を介し回転軸17が回転駆
動されてスクリーフィダー16が回転する。このスクリュ
ーフィーダ16が回転している間、このスクリューフィー
ダ16によって押し出され排出口8から落下排出される原
料箱5内の粉末原料もしくは粒状原料の量は、原料箱5
内の原料の種類,量,含水率などによって、スクリュー
フィーダ16にかかる負荷が変化し、かつスクリューフィ
ーダ16のねじの谷間に入り込む原料の量にも変化を生ず
るとともに、この変化は原料の粒度が大きくなる程大き
くなる。そのため所定時間電動機19が通電されて回転し
ても、この所定時間内に回転するスクリューフィーダ16
の回転数は一定でなく、また仮にこの回転数が一定であ
ってもスクリューフィーダ16で押し出されて排出口8か
ら落下排出される粉末原料もしくは粒状原料の量は必ず
しも一定にはならない。したがって原料箱5から販売の
都度飲料一杯分ずつ落下排出される粉末原料もしくは粒
状原料の量に多少を生じ、この量の多少により調理製造
される飲料の味,香り,風味なども濃過ぎたり、あるい
は薄過ぎたりするという欠点がある。
この発明は、原料箱内の粉末原料もしくは粒状原料を
量に多少を生じないで飲料一杯分ずつ販売の都度取り出
すことができるカップ式自動販売機の原料取出装置を提
供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この発明によれば、 1)機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原料から飲
料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に入れて販
売するカップ式自動販売機であって、前記粉末原料もし
くは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備え、この
原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉末原料も
しくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する排出口を
通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前記粒状原
料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動販売機の
原料取出装置において、 前記排出口から落下排出される前記粉末原料もしくは
前記粒状原料を受ける透明な受皿と、 この透明な受皿を挟んで対向配置され受皿内の前記粉
末原料もしくは前記粒状原料の量が前記飲料一杯分の量
に達したときこれを検知する投光器および受光器から構
成される光センサと、 この光センサの出力に基づき前記排出口からの前記粉
末原料もしくは前記粒状原料の落下排出を停止する原料
排出制御機構とを具備するものとする。
2)機内で販売の都度粒状原料から飲料を一杯分ずつ調
理製造しカップなどの容器に入れて販売するカップ式自
動販売機であって、前記粒状原料を内部に貯蔵する原料
箱を備え、この原料箱の底部に形成されこの原料箱内の
前記粒状原料を販売の都度落下排出する排出口を通して
前記原料箱内の前記粒状原料を前記飲料一杯分ずつ取り
出すカップ式自動販売機の原料取出装置において、 前記排出口から落下排出される前記粒状原料の粒数を
計数するとともに計数した粒数が所定数に達したとき前
記排出口からの前記粒状原料の落下排出を停止する原料
排出粒数制御機構を具備するものとする。
3)機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原料から飲
料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に入れて販
売するカップ式自動販売機であって、前記粉末原料もし
くは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備え、この
原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉末原料も
しくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する排出口を
通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前記粒状原
料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動販売機の
原料取出装置において、 前記排出口に連通する入口および出口を兼ねた開口部
が胴部に形成され軸長方向が前後に水平な円筒形の後端
面が開口しかつ回転自在な筒状体と、 この筒状体の後端面開口を通して嵌挿され筒状体の後
端面開口を塞ぎ前後に移動させて原料量を可変する柱状
体とを備え、 前記筒状体と柱状体とにより前記原料箱内の前記粉末
原料もしくは前記粒状原料が前記開口部から丁度一杯分
入る内容積を持つ原料室を形成し、 前記筒状体の開口部を上側にして前記原料箱内の前記
粉末原料もしくは前記粒状原料を前記原料室内に流入さ
せ、 販売指令に従って前記筒状体の開口部が下側を向くよ
うに回転させて前記原料室内の前記粉末原料もしくは前
記柱状体原料を排出するものとする。
4)機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原料から飲
料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に入れて販
売するカップ式自動販売機であって、前記粉末原料もし
くは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備え、この
原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉末原料も
しくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する排出口を
通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前記粒状原
料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動販売機の
原料取出装置において、 前記排出口に連通する入口が胴部に形成され軸長方向
が前後に水平な円筒形の前後端面が開口しかつ回転自在
な筒状体と、 この筒状体の後端面開口を通して嵌挿され筒状体の後
端面開口を塞ぎ前後に移動させて原料量を可変する柱状
体と、 前記筒状体の前端面開口を塞ぐ開閉可能な蓋とを備
え、 前記筒状体と柱状体とにより前記原料箱内の前記粉末
原料もしくは前記粒状原料が前記入口から丁度一杯分入
る内容積を持つ原料室を形成し、 前記筒状体の入口を上側にして前記原料箱内の前記粉
末原料もしくは前記粒状原料を前記原料室内に流入さ
せ、 販売指令に従って前記筒状体が前記排出口を塞ぐよう
に回転させるとともに前記柱状体を筒状体の前端部まで
移動させて前記原料室内の前記粉末原料もしくは前記粒
状原料を前記筒状体の前端部開口から排出するものとす
る。
〔作用〕
上述のようにこの発明よれば、 1)排出口から落下排出される粉末原料もしくは粒状原
料を受ける透明な受皿と、この透明な受皿を挟んで対向
配置され受皿内の粉末原料もしくは粒状原料の量が飲料
一杯分の量に達したときこれを検知する投光器および受
光器から構成される光センサと、この光センサの出力に
基づき排出口からの粉末原料もしくは粒状原料の落下排
出を停止する原料排出制御機構とを具備したので、原料
箱内の粉末原料もしくは粒状原料を排出口を通して量に
多少を生じずに飲料一杯分ずつ正確に計量し取り出すこ
とができる。
2)排出口から落下排出される粒状原料の粒数を計数す
るとともに計数した粒数が所定数に達したとき排出口か
ら粒状原料の落下排出を停止する原料排出粒数制御機構
を具備したので、粒状原料の量は粒数が同じならばほぼ
一定になり、原料箱内の粒状原料を排出口を通して量に
多少を生じずに飲料一杯分ずつ正確に計量し取り出すこ
とができる。
3)排出口に連通する入口および出口を兼ねた開口部が
胴部に形成され軸長方向が前後に水平な円筒形の後端面
が開口しかつ回転自在な筒状体と、この筒状体の後端面
開口を通して嵌挿され筒状体の後端面開口を塞ぎ前後に
移動させて原料量を可変する柱状体とを備え、筒状体と
柱状体とにより原料箱内の粉末原料もしくは粒状原料が
開口部から丁度一杯分入る内容積を持つ原料室を形成
し、筒状体の開口部を上側にして原料箱内の粉末原料も
しくは粒状原料を原料室内に流入させ、販売指令に従っ
て筒状体の開口部が下側を向くように回転させて原料室
内の粉末原料もしくは粒状原料を排出するようにしたの
で、原料箱内から筒状体の開口部を通って飲料一杯分に
相当する粉末原料もしくは粒状原料の容積と同一内容積
の原料室内を満たすまで排出される。そして、筒状体の
開口部を下側に向けて排出口を筒状体で閉鎖することに
より、原料箱から原料室への粉末原料もしくは粒状原料
の排出を停止できるとともに、原料室内の粉末原料もし
くは粒状原料を開口部から排出できるので、機内で調理
製造する飲料の原料箱内の粉末原料もしくは粒状原料を
飲料一杯分その容積に多少を生じず正確に取り出すこと
ができる。
4)排出口に連通する入口が胴部に形成され軸長方向が
前後に水平な円筒形の前後端面が開口しかつ回転自在な
筒状体と、この筒状体の後端面開口を通して嵌挿され筒
状体の後端面開口を塞ぎ前後に移動させて原料量を可変
する柱状体と、筒状体の前端面開口を塞ぐ開閉可能な蓋
とを備え、筒状体と柱状体とにより原料箱内の粉末原料
もしくは粒状原料が入口から丁度一杯分入る内容積を持
つ原料室を形成し、筒状体の入口を上側にして原料箱内
の前記粉末原料もしくは粒状原料を原料室内に流入さ
せ、販売指令に従って筒状体が排出口を塞ぐように回転
させるとともに柱状体を筒状体の前端部まで移動させて
原料室内の粉末原料もしくは粒状原料を筒状体の前端部
開口から排出する原料箱内から筒状体の入口を通って飲
料一杯分に相当する粉末原料もしくは粒状原料の容積と
同一内容積の原料室内を満たすまで排出される。そし
て、筒状体の入口を下側に向けて排出口を筒状体で閉鎖
することにより、原料箱から原料室への粉末原料もしく
は粒状原料の排出を停止できる。このとき、柱状体を筒
状体の前端部まで移動させると原料室内の粉末原料もし
くは粒状原料を筒状体の前端部開口から排出できるの
で、機内で調理製造する飲料の原料箱内の粉末原料もし
くは粒状原料を飲料一杯分その容積に多少を生じず正確
に取り出すことができ、また、粉末原料もしくは粒状原
料は原料箱の排出口の開口方向に無関係に排出すること
ができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を第1図ないし第10図に基づ
いて説明する。第1図ないし第4図および第7図はこの
発明のそれぞれ異なる実施例のカップ式自動販売機の原
料取出装置の構成を示す要部右側縦断面図で、いずれも
図の左側が前面側であり、第5図は第4図の正面縦断面
図、第6図は、第4図が開閉機構により入口を開放しか
つ出口を閉鎖した状態であるのに対し開閉機構により入
口を閉鎖しかつ出口を開放した状態の要部右側縦断面図
で、図の左側が前面側であり、第8図は第7図の正面縦
断面図、第9図は、第7図が開閉機構により入口を開放
しかつ出口を閉鎖した状態であるのに対し開閉機構によ
り入口を閉鎖しかつ出口を開放した状態の要部右側縦断
面図で、図の左側が前面側であり、第10図はこの発明の
対象となる原料取出装置を含むカップ式自動販売機の内
部構成を示す、ケースの前面開口を覆う扉を開放した状
態の正面図である。第11図ないし第13図と共通あるいは
同一部分は同一の符号で示す。
第1図ないし第3図および第10図において、1が前面
が開口するケースであり、このケース1の前面開口を覆
う扉2をケース1に回動自在に支持している。ケース1
内中央上寄りに、背板3に後端を片持ち支持した棚4上
に左右に並列載置して粉末原料もしくは粒状原料である
コーヒ,ココア,クリーム,砂糖などの各種原料をそれ
ぞれ貯蔵する複数の原料箱5を横に配列載置している。
この原料箱5には、その上端部にやや斜前上方に開口し
蓋6で覆った投入口7を、また、その底部にその内部に
貯蔵する粉末原料もしくは粒状原料を販売の都度排出す
る、前方に突出し前面に開口する筒状の排出口8を形成
している。この排出口8の下には、シュータ10を上にし
てこのシュータ10および撹拌装置9を棚4の前端部に支
持している。またケース1内右上隅にも、粒状原料であ
るコーヒ豆を収納する原料箱5を棚4上に複数の横に配
列設置しており、この原料箱5の下に、上端部にホッパ
12を設けかつ下端部に搬出口14を形成した製粉機13、抽
出装置15をそれぞれ上から順に縦に配列設置している。
それぞれの原料箱5内底部には、排出口8内に前端部を
嵌挿したスクリューフィーダ16を設けており、このスク
リューフィーダ16の回転軸17の原料箱5下端部背面から
奥行側に突出した後端を、この後端に嵌着したカップリ
ング18を介し、それぞれの原料箱5に対応して棚4の後
端部に支持した、第1図および第2図のこの発明の実施
例では電動機19で、また第3図のこの発明の実施例では
この電動機19の回転軸の回転数を検出して所定の回転数
になると電動機19を停止する検出制御装置43を取付けた
電動機19によりそれぞれ回転駆動される駆動軸20前端に
着脱自在に連結している。この回転軸17を持つスクリュ
ーフィーダ16,カップリング18,駆動軸20,電動機19,検出
制御装置43および図示しない制御装置で第3図のこの発
明の実施例の、原料箱5内の粉末原料もしくは粒状原料
を飲料一杯分販売の都度取り出す原料取出装置を構成し
ている。また、第1図に示すこの発明の一つの実施で
は、撹拌装置9と原料箱5との間に、この原料箱5の排
出口8からスクリューフィーダ16の回転によって落下排
出される原料箱5内の粉末原料もしくは粒状原料を受け
る、棚4前端部に設けた反転装置44の半回転往復回動す
る回動軸45の前方に突出した前端に下端部を固定した上
面に開口する透明なコップ状の受皿46を備えている。こ
の受皿46内にスクリューフィーダ16で原料箱5から排出
口8を通し落下排出され受皿46内に入って盛り上がる粉
末原料もしくは粒状原料の上端が丁度飲料一杯分の高さ
位置に達すると、これを検知する、受皿46の上部の前後
両側にそれぞれ配設した投光器47と受光器48とで構成す
る光センサ49を設けている。この光センサ49が受皿46内
の粉末原料もしくは粒状原料の上端が丁度飲料一杯分の
高さ位置に達したことを検知すると、図示しない制御装
置により電動機19を停止して原料箱5内の粉末原料もし
くは粒状原料の排出口8からの排出を停止する。また、
同時に反転装置44が起動して受皿46が反転し、受皿46内
の粉末原料もしくは粒状原料は下の撹拌装置9内に落下
するように、スクリューフィーダ16,カップリング18,電
動機19,駆動軸20,反転装置44,光センサ49および図示し
ない制御装置で原料排出制御機構50を構成し、この原料
排出制御機構50と受皿46とで第1図のこの発明の実施例
の原料取出装置を構成している。さらに、第2図に示す
この発明の実施では、製粉機13と原料箱5との間に、上
端を原料箱5の排出口8に接続し下端を製粉機13のホッ
パ12内に向けて、粒状原料であるコーヒ豆が一度に一粒
ずつ通ることができる内径のほぼ鉛直で透明な管体51を
設けている。この管体51内を、スクリューフィーダ16で
原料箱5から排出口8を通して押し出された粒状原料が
一粒ずつ落下して通り製粉機13内に入るが、この落下す
る一粒ずつを検知し計数する、管体51の上部の前後両側
にそれぞれ配設した投光器47と受光器48とを構成要素と
する光センサ52を設けている。この光センサ52が粒状原
料の管体51内を落下する粒数が丁度飲料一杯分に相当す
る数量に達したことを検知すると図示しない制御装置で
電動機19を停止して原料箱5内の粉末原料もしくは粒状
原料の排出口8からの排出を停止するよう、スクリュー
フィーダ16,カップリング18,電動機19,駆動軸20,光セン
サ52および図示しない制御装置で原料排出粒数制御機構
53を構成し、原料排出粒数制御機構53と管体51とで原料
取出装置を構成している。その他の構成は前述の従来例
と同一である。
第4図ないし第10図において、1が前面が開口するケ
ースであり、このケース1の前面開口を覆う扉2をケー
ス1に回動自在に支持している。ケース1内中央上寄り
に、背板3を後端を片持ち支持した棚4上に左右に並列
載置して粉末原料もしくは粒状原料であるコーヒ,ココ
ア,クリーム,砂糖などの各種原料をそれぞれ貯蔵する
複数の原料箱54を配設している。この原料箱54には、そ
の上端部に上面に開口し蓋55で覆った投入口56、および
下方に行くに従いホッパ状に左右方向の内のり寸法が狭
まる原料箱54の底面に開口しこの原料箱54内の粉末原料
もしくは粒状原料を落下排出し下面に開口する排出口57
を形成している。この排出口57は原料箱54の下端に回転
自在に支持しかつ原料箱54背面から奥行側に突出する後
端外周に形成した歯車58と噛み合うピニオン59を介して
電動機60で回転する、軸長方向が前後に水平な円筒形の
後端面が開口する筒状体61で覆っている。この筒状体61
には、この筒状体61内と排出口57と連通し上面に開口す
る入口62を形成しており、この入口62を通して排出口57
から落下排出される原料箱54内の粉末原料もしくは粒状
原料が筒状体61の内側の原料室63に流入するようにして
いる。この原料室63内にプランジャ状中空の柱状体64を
その先端側から筒状体61の後端面開口を通して嵌挿し前
後に移動自在に筒状体61に支持してこの筒状体61の後端
面開口を塞ぐとともに、柱状体64の後端に嵌着したナッ
ト65に嵌まり合うねじ66を回転軸外周に形成した電動機
67を柱状体64の奥行側に配設している。電動機67にはそ
の回転数を検出して所定の回転数になると電動機67の回
転を停止する検出制御装置43を取付けている。一方、筒
状体61の下面側外周を、第4図では開放し、第7図では
カバー68で塞いでおり、筒状体61が電動機60で駆動され
て反転すると、上面に開口していた入口62はいずれも閉
鎖される。このとき、下側に着た入口62が、第4図では
下面に開口する出口69に兼ねており、第7図では筒状体
61の下面外周がカバー68で閉ざされるので、筒状体61の
前端に前面に開口し原料室63内に連通する出口70を別に
形成している。この出口70を、上端を原料箱54の前面部
に軸長方向が左右方向に水平な回動軸71を介して回動自
在に閉方向に付勢し支持した蓋72で塞いでいる。この蓋
72,回動軸71,筒状体61,歯車58,ピニオン59および電動機
60と、筒状体61,歯車58,ピニオン59および電動機60と
で、第7図の出口70および入口62、ならびに第4図の入
口62および出口69を開閉する開閉機構73,74をそれぞれ
構成するとともに、この開閉機構73,74と、原料室63と
でそれぞれ第7図と第4図との原料取出装置をそれぞれ
構成している。また原料室63内に筒状体61の後端面開口
を通して嵌挿した柱状体64を、検出制御装置43により所
定の回転方向に所定回転数回転する電動機67の回転に伴
いナット65およびねじ66を介して前後に所定寸法移動駆
動して原料室63内容積を飲料一杯の粉末原料もしくは粒
状原料の容量に合わせて可変しており、第7図の実施例
ではさらに、原料室63内の粉末原料もしくは粒状原料
を、柱状体64を行程端まで前進させて出口69から押し出
す原料排出機構を柱状体64,ナット65,ねじ66,電動機67,
検出制御装置43で構成している。さらに、出口69,70そ
れぞれの下には奥行方向の内のりがシュータ11より広い
シュータ75およびシュータ11と、製粉機13とをこの製粉
機13を下にしてそれぞれ配設している。その他の構成は
前述の従来例と同一である。
前述の構成において、カップ式自動販売機の販売動作
は、前述の従来例と同様であるが、この発明のそれぞれ
のカップ式自動販売機の原料取出給装置の販売時の原料
箱5,54の粉末原料若しくは粒状原料を飲料一杯分取り出
す際の動作について以下説明する。
第1図に示すこの発明の実施では、販売指令信号で電
動機19が起動し、カップリング18,駆動軸20を介し回転
するスクリューフィーダ16で原料箱5内の粉末原料もし
くは粒状原料が排出口8を通し押し出されて受皿46内に
落下排出し始める。そして受皿46内に入って徐々に盛り
上がる粉末原料もしくは粒状原料の上面は上昇して遂に
は飲料一杯分の量に達する。すると、光センサ49がこれ
を検知して原料排出粒数制御機構53が電動機19を停止
し、スクリューフィーダ16の回転を止めて排出口8から
の粉末原料もしくは粒状原料の排出落下を停止すると同
時に、反転装置44が受皿46を反転してこの受皿46内の飲
料一杯分の粉末原料もしくは粒状原料をシュータ10を介
し撹拌装置9内へ向けて落下排出させる。これにより原
料箔5内の粉末原料もしくは粒状原料の種類,量,含水
率などで変化するスクリューフィーダ16の所定時間内の
回転数,スクリューフィーダ16のねじの谷間に入り込む
原料の量などに無関係に、粉末原料もしくは粒状原料の
飲料一杯分を、容積的に正確に計量確認して原料箱5内
から取り出し一杯分の飲料を調理製造できる。
第2図に示すこの発明の実施では、販売指令信号によ
り電動機19が起動して回転するスクリューフィーダ16で
排出口8を通して押し出さる原料箱5内の粒状原料は管
体51内を通り一粒ずつ落下して製粉機13内に入る。この
製粉機13内に入る粒状原料の粒数を、管体51内を通過す
る際、光センサ52が計数し、この計数した粒数が丁度飲
料一杯分に相当する粒数に達したことを検知すると、原
料排出粒数制御機構53が電動機19を停止し、スクリュー
フィーダ16の回転を止めて排出口8からの粒状原料の排
出落下を停止する。これにより、原料箱5内の粒状原料
の種類,量,含水率などで変化するスクリューフィーダ
16の一定時間内の回転数,スクリューフィーダ16のねじ
の谷間に入り込む原料の量などに無関係に、粒状原料の
飲料一杯分を、その粒数を数量的に正確に計数確認して
原料箱5内から取り出し一杯分の飲料を調理製造でき
る。
第3図に示すこの発明の実施では、販売指令信号によ
り電動機19が起動して回転するスクリューフィーダ16で
排出口8を通し押し出さる原料箱5内の粉末状あるいは
粒状原料はシュータ10を通り撹拌装置9内に入るが、電
動機19が起動してからの回転数が所定の回転数になる
と、これを検出した検出制御装置43が電動機19を停止
し、スクリューフィーダ16の回転を止めて排出口8から
の粒状原料の排出落下を停止する。これにより、原料箱
5内の粉末原料もしくは粒状原料の種類,量,含水率な
どで変化するスクリューフィーダ16の一定時間内の回転
数などに無関係に、粉末原料もしくは粒状原料の飲料一
杯分を、スクリューフィーダ16を所定回転数回転させて
従来より正確に原料箱5内から取り出して一杯分の飲料
を調理製造できる。
第4図ないし第6図に示すこの発明の実施において
は、検出制御装置43で所定の回転方向に所定回転数回転
する電動機67でナット65およびねじ66を介し柱状体64を
前後に移動して内容積を飲料一杯の粉末原料もしくは粒
状原料の容積に合わせた原料室63は、当初入口62が開き
かつ出口69が閉じていて排出口57から入口62を通って入
った原料箱54内の粉末原料もしくは粒状原料で詰った状
態にある。販売指令信号により電動機60が起動して筒状
体61が歯車58,ピニオン59を介し駆動されて反転し、開
閉機構74が入口62を閉鎖すると同時に出口69を開放す
る。すると、原料箱54の排出口57から入口62を通って原
料室63内に入った粒状原料は出口69から落下排出されて
シュータ75を通り製粉機13内に入る。粒状原料が原料室
63内から排出されると、開閉機構74が、原料室63の出口
69を閉じ同時に入口62を開放して当初の状態に戻る。こ
れにより原料箱54内の粉末原料もしくは粒状原料の種
類,量,含水率などで変化するスクリューフィーダ16の
所定時間内の回転数などに無関係に粉末原料もしくは粒
状原料の飲料一杯分を、この飲料一杯分の容積に見合う
内容積に調節して丁度飲料一杯分の詰った原料室63内の
粉末原料もしくは粒状原料を出口69から取り出すことに
より、容積的に格段に正確に原料箱54内から取り出して
一杯分の飲料を調理製造できる。
第7図ないし第9図に示すこの発明の実施では、検出
制御装置43で所定の回転方向に所定回転数回転する電動
機67でナット65およびねじ66を介して柱状体64を前後に
移動して内容積を飲料一杯の粉末原料もしくは粒状原料
の容量に合わせた原料室63は、当初、入口62が開きかつ
出口70が閉じていて排出口57から入口62を通って入った
原料箱54内の粉末原料もしくは粒状原料で詰った状態に
ある。販売指令信号により電動機60が起動して筒状体61
が歯車58,ピニオン59を介し駆動されて反転し、開閉機
構73が入口62を閉鎖する。すると、電動機67が起動して
柱状体64が前端位置まで動し、これに伴い、原料室63内
の粉末原料もしくは粒状原料は出口70を塞ぐ閉方向に付
勢される蓋72を押し開いて出口70から押し出され、シュ
ータ10を通り撹拌装置9内に落下する。粉末原料もしく
は粒状原料が原料室63内から排出されると、柱状体64は
当初位置に戻り、かつ開閉機構73が原料室63の入口62を
開放して当初の状態に戻る。これにより、原料箱54内の
粉末原料もしくは粒状原料の種類,量,含水率などで変
化するスクリューフィーダ16の所定時間内の回転数など
に無関係に、粉末原料もしくは粒状原料の飲料一杯分
を、この飲料一杯分の容積に見合う内容積に調節して丁
度飲料一杯分詰った原料室63内の粉末原料もしくは粒状
原料を出口69から取り出すことによって、容積的に正確
に原料箱54内から取り出して一杯分の飲料を調理製造で
きる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、上述のように構成したので、機内
で販売の都度一杯分ずつ調理製造する飲料の原料箱内の
粉末原料もしくは粒状原料を排出口を通して量に多少を
生じずに飲料一杯分ずつ正確に計量し取り出すことがで
きる。
その結果、原料箱内の粉末原料もしくは粒状原料の種
類,量,含水率の変化に伴うスクリューフィーダの負荷
変動,スクリューフィーダのねじの谷間に嵌まり込む粉
末原料もしくは粒状原料の量の変化などによって一定時
間内の回転数が変わる従来の原料取出装置より格段に正
確に飲料一杯分の粉末原料もしくは粒状原料を原料箱か
ら取り出すことができるとともに、販売の都度味,香
り,風味などの良い一杯分の飲料を調理製造できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図および第7図はこの発明のそれぞれ
異なる実施例のカップ式自動販売機の原料取出装置の構
成を示す要部右側縦断面図、第5図は第4図の正面縦断
面図、第6図は、第4図が開閉機構により入口を開放し
かつ出口を閉鎖した状態であるのに対し開閉機構により
入口を閉鎖しかつ出口を開放した状態の要部右側縦断面
図、第8図は第7図の正面縦断面図、第9図は、第7図
が開閉機構により入口を開放しかつ出口を閉鎖した状態
であるのに対し開閉機構により入口を閉鎖しかつ出口を
開放した状態の要部右側縦断面図、第10図はこの発明の
対象となる原料取出装置を含むカップ式自動販売機の内
部構成を示す、ケースの前面開口を覆う扉を開放した状
態の正面図、第11図は従来の粉末原料を貯蔵する原料箱
を含むカップ式自動販売機の原料取出装置の要部右側部
分縦断面図、第12図は従来の粒状原料から飲料を製造す
る飲料製造機構の構成を示す要部正面部分縦断面図、第
13図は第12図の原料箱を含むカップ式自動販売機の原料
取出装置の要部右側部分縦断面図である。 1……ケース、2……扉、3……背板、4……棚、5,54
……原料箱、6,28,55,72……蓋、7,56……投入口、8,57
……排出口、9……撹拌装置、10,11,26,75……シュー
タ、12……ホッパ、13……製粉機、14……搬出口、15…
…抽出装置、16……スクリューフィーダ、17……回転
軸、18……カップリング、19,60,67……電動機、20……
駆動軸、21……原料取出装置、22……シリンダ、23……
ロール状体、24……紙、25,46……受皿、27……搬入
口、29,38……ホース、30……空気ポンプ、31……容
器、32……カップ供給装置、33……カップシュータ、34
……取出口、35……受け台、36……温水タンク、37……
温水バルブ、39,40……飲料ホース、41……飲料ノズ
ル、42……バケット、43……検出制御装置、44……反転
装置、45,71……回動軸、47……投光器、48……受光
器、49,52……光センサ、50……原料排出制御機構、51
……管体、53……原料排出粒数制御機構、58……歯車、
59……ピニオン、61……筒状体、62……入口、63……原
料室、64……柱状体、65……ナット、66……ねじ、68…
…カバー、69,70……出口、73,74……開閉機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−18898(JP,A) 実開 昭60−5576(JP,U) 実開 昭52−69996(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原
    料から飲料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に
    入れて販売するカップ式自動販売機であって、前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備
    え、この原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉
    末原料もしくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する
    排出口を通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前
    記粒状原料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動
    販売機の原料取出装置において、 前記排出口から落下排出される前記粉末原料もしくは前
    記粒状原料を受ける透明な受皿と、 この透明な受皿を挟んで対向配置され受皿内の前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料の量が前記飲料一杯分の量に
    達したときこれを検知する投光器および受光器から構成
    される光センサと、 この光センサの出力に基づき前記排出口からの前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料の落下排出を停止する原料排
    出制御機構とを具備したことを特徴とするカップ式自動
    販売機の原料取出装置。
  2. 【請求項2】機内で販売の都度粒状原料から飲料を一杯
    分ずつ調理製造しカップなどの容器に入れて販売するカ
    ップ式自動販売機であって、前記粒状原料を内部に貯蔵
    する原料箱を備え、この原料箱の底部に形成されこの原
    料箱内の前記粒状原料を販売の都度落下排出する排出口
    を通して前記原料箱内の前記粒状原料を前記飲料一杯分
    ずつ取り出すカップ式自動販売機の原料取出装置におい
    て、 前記排出口から落下排出される前記粒状原料の粒数を計
    数するとともに計数した粒数が所定数に達したとき前記
    排出口からの前記粒状原料の落下排出を停止する原料排
    出粒数制御機構を具備したことを特徴とするカップ式自
    動販売機の原料取出装置。
  3. 【請求項3】機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原
    料から飲料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に
    入れて販売するカップ式自動販売機であって、前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備
    え、この原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉
    末原料もしくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する
    排出口を通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前
    記粒状原料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動
    販売機の原料取出装置において、 前記排出口に連通する入口および出口を兼ねた開口部が
    胴部に形成され軸長方向が前後に水平な円筒形の後端面
    が開口しかつ回転自在な筒状体と、 この筒状体の後端面開口を通して嵌挿され筒状体の後端
    面開口を塞ぎ前後に移動させて原料量を可変する柱状体
    とを備え、 前記筒状体と柱状体とにより前記原料箱内の前記粉末原
    料もしくは前記粒状原料が前記開口部から丁度一杯分入
    る内容積を持つ原料室を形成し、 前記筒状体の開口部を上側にして前記原料箱内の前記粉
    末原料もしくは前記粒状原料を前記原料室内に流入さ
    せ、 販売指令に従って前記筒状体の開口部が下側を向くよう
    に回転させて前記原料室内の前記粉末原料もしくは前記
    粒状原料を排出することを特徴とするカップ式自動販売
    機の原料取出装置。
  4. 【請求項4】機内で販売の都度粉末原料もしくは粒状原
    料から飲料を一杯分ずつ調理製造しカップなどの容器に
    入れて販売するカップ式自動販売機であって、前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料を内部に貯蔵する原料箱を備
    え、この原料箱の底部に形成されこの原料箱内の前記粉
    末原料もしくは前記粒状原料を販売の都度落下排出する
    排出口を通して前記原料箱内の前記粉末原料もしくは前
    記粒状原料を前記飲料一杯分ずつ取り出すカップ式自動
    販売機の原料取出装置において、 前記排出口に連通する入口が胴部に形成され軸長方向が
    前後に水平な円筒形の前後端面が開口しかつ回転自在な
    筒状体と、 この筒状体の後端面開口を通して嵌挿され筒状体の後端
    面開口を塞ぎ前後に移動させて原料量を可変する柱状体
    と、 前記筒状体の前端面開口を塞ぐ開閉可能な蓋とを備え、 前記筒状体と柱状体とにより前記原料箱内の前記粉末原
    料もしくは前記粒状原料が前記入口から丁度一杯分入る
    内容積を持つ原料室を形成し、 前記筒状体の入口を上側にして前記原料箱内の前記粉末
    原料もしくは前記粒状原料を前記原料室内に流入させ、 販売指令に従って前記筒状体が前記排出口を塞ぐように
    回転させるとともに前記柱状体を筒状体の前端部まで移
    動させて前記原料室内の前記粉末原料もしくは前記粒状
    原料を前記筒状体の前端部開口から排出することを特徴
    とするカップ式自動販売機の原料取出装置。
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