JP3796017B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコーヒー豆等の粉末原料の飲料抽出装置に関し、特に、粉末原料と湯の混合体を空気で加圧してろ過する飲料抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の飲料抽出装置として、例えば、実開昭61−118526号公報に示されるものがある。この飲料抽出装置100は、図24に示すように、上下動可能に支持され、上方から供給されたコーヒー粉末等の粉末原料と湯の混合体を下方へ排出するシリンダ101と、シリンダ101の下方に配置され、シリンダ101から排出された混合体をろ過するフィルタ102と、フィルタ102のろ過によって抽出された飲料を受け入れるゴムパッキン103を備えた飲料受け104と、飲料受け104に接続され、飲料をカップ側へ供給する飲料供給管105と、飲料供給管105を開閉する押圧板106aおよびカム106bからなるカム機構106と、本装置100の各部を制御する制御部(図示せず)を有する。
【0003】
シリンダ101は、上方に設けた供給口101aから供給された粉末原料と湯を混合する混合室101bと、混合体を下方に設けた排出口101cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室101dを有し、混合室101bは抽出室101dと連通口101eによって連通している。この連通口101eは、バルブ107によって開閉されるようになっており、抽出室101dには、エアポンプ108からの加圧空気を導入するエアパイプ109が接続されている。
【0004】
このように構成された飲料抽出装置100において、制御部は、販売信号の入力に基づいて抽出駆動モータ(図示せず)を駆動させることにより、シリンダ101を待機位置Pから下降させて下端を飲料受け104のゴムパッキン103に密接させる。この後、供給口101aから粉末原料と湯が供給される。制御部は、エアポンプ108を駆動して加圧空気をエアパイプ109を介して抽出室101dに供給する。この状態でバルブ107が僅かに開いており、加圧空気は抽出室101dから連通口101eを介して混合室101bへ送られ、混合室101b内に供給された粉末原料と湯の混合体を攪拌する。混合体が充分に攪拌されるとエアポンプ108の駆動が停止され、混合体は連通口101eを通って抽出室101dへ流入する。
【0005】
図25は、抽出工程を示し、制御部は、抽出駆動モータを駆動してバルブ107を上昇させて連通口101eを閉じる。そして、エアポンプ108を駆動して加圧空気をエアパイプ109を介して抽出室101dへ供給する。抽出室101dに貯えられた混合体は加圧空気によってフィルタ102でろ過され、供給モータ(図示せず)の駆動に基づいてカム106bが所定の角度回転することによって押圧板106aによる飲料供給管105の押圧が解除され、飲料供給管105が開かれる。
【0006】
制御部は、フィルタ102でろ過された飲料が飲料供給管105を介してカップ側へ供給されると、シリンダ101を滓廃棄位置P’へ移動させ、フィルタ102を飲料受け104から除去するとともにフィルタ102上に残った滓を廃棄する。このようにして飲料抽出動作が終了すると、制御部は、抽出駆動モータを駆動してシリンダ101を待機位置Pに戻す。
【0007】
上記した粉末原料と湯の混合体を空気で加圧して抽出する飲料抽出装置では、湯が原料やフィルタを通過する際の抵抗、原料の種類及び粒度・使用量によってろ過時間が異なる。
【0008】
図26は、飲料抽出装置のろ過時におけるシリンダ内の圧力変化を示し、図26(a) は、所定の量の粉末原料を試用した場合の圧力変化を示し、時刻Aにおいてろ過が開始されると、シリンダ内の圧力が上昇する。シリンダ内の液体分がほぼろ過された時刻Bにおいて圧力は減少し、飲料供給管内に抽出されたコーヒーが残留しないようにエアブローを所定の時間行った後、時刻Cにシリンダ内への加圧を終了する。図26(b) は、原料を増量した場合の圧力変化を示し、液体分がほぼろ過された時刻Bが図26(a) に示す時刻Bより長くなっており、また、液体分のろ過後に堆積する粉末原料の滓が厚くなることにより圧力値が上昇している。
【0009】
自動販売機の場合、コーヒー飲料を抽出するモードとして、販売要求に応じて1杯毎のコーヒーを抽出する都度抽出の他に、数杯分のコーヒーを抽出して貯蔵部に蓄えておくバッチ抽出がある。このバッチ抽出では、ろ過圧を低く設定し、粉末原料と湯を静かに接触させることによって渋味や雑味の少ない良質なコーヒーを抽出できるという利点があり、貯蔵部に蓄えられたコーヒーは販売要求に応じて1杯ずつ販売される。
【0010】
図26(c) は、バッチ抽出時のシリンダ内の圧力変化を示し、粉末原料と湯の混合体に低圧の空気を時間をかけて加圧することでろ過しており、液体分がほぼろ過された時刻Bが図26(B) に示す時刻Bより更に長くなっている。
【0011】
上記したように、ろ過の時間は抽出の仕方によって異なるので、例えば、タイマーによってろ過を終了させる構成では、設定されたろ過終了時間となったとき、実際のろ過が終了しているように余裕のあるろ過終了時間を設定する必要がある。ただし、この場合には使用する粉末原料や湯量、配管の圧力損失やエアポンプのばらつき等によって、実際のろ過の終了とタイマーのろ過終了時間にズレが生じることがある。ろ過時間が短いときはろ過不足になり、ろ過時間が長いときは液体分がろ過された粉末原料の滓を空気で加圧し続けることになり、渋味や苦味等の不要な成分が搾り出される。
【0012】
このようなろ過不良を防ぐものとして、例えば、特開昭63−12088号公報に開示されるものがある。この飲料抽出装置は、ろ過の終了に基づく給湯シリンダ内の圧力の変化を圧力センサで検出してろ過を終了させている。また、給湯シリンダ内の圧力の変化を圧力センサで検出する他の構成が特開昭63−47899号公報、特開平4−188396号公報に開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の飲料抽出装置によると、シリンダ内の圧力は抽出の仕方によって変化するため、例えば、バッチ抽出のように混合体を低圧の空気で加圧してろ過する場合、ろ過の終了時にろ過中との明確な圧力差が発生しないことがあり、このような場合にはろ過の終了を正確に検出することができない。
従って、本発明の目的はろ過不良を防止して良質な飲料を抽出することのできる飲料抽出装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、コーヒー豆等の粉末原料と湯の混合体を所定のろ過動作によりろ過して得られる飲料を飲料供給管を介して販売側に供給する飲料抽出装置において、前記飲料供給管内の前記飲料を検出する飲料検出手段と、前記飲料の検出信号に基づいて前記混合体のろ過動作を制御するろ過制御手段を備え、前記飲料検出手段は、前記飲料供給管に配置された前記飲料を介して導通する一対の電極を有し、前記一対の電極のうちの下流側に配置される下流側電極が前記飲料供給管の経路上における最高位置、あるいは前記最高位置より前記販売側に配置されており、上流側に配置される上流側電極と導通することによって前記飲料が前記販売側に流れていることを検出する流れ検出センサーとして構成されてなることを特徴とする飲料抽出装置を提供する。また、本発明は、コーヒー豆等の粉末原料と湯の混合体を所定のろ過動作によりろ過して得られる飲料を飲料供給管を介して販売側に供給する飲料抽出装置において、前記飲料供給管内の前記飲料を検出する飲料検出手段と、前記飲料の検出信号に基づいて前記混合体のろ過動作を制御するろ過制御手段を備え、前記飲料検出手段は、前記飲料供給管に配置された前記飲料を介して導通する複数対の電極を有し、前記複数対の電極のうちの最下流側に配置される最下流側電極が前記飲料供給管の経路上における最高位置、あるいは前記最高位置より前記販売側に配置されており、上流側に隣接する最下流隣接電極と導通することによって前記飲料が前記販売側に流れていることを検出する流れ検出センサーとして構成されてなるとともに、前記複数対の電極のうちの最上流側に配置される最上流側電極が下流側に隣接する最上流隣接電極と導通することによって前記飲料供給管内に前記飲料が存在することを検出する飲料有無検出センサーとして構成されてなることを特徴とする飲料抽出装置を提供する。
【0015】
本発明の後者の飲料抽出装置において、飲料検出手段は、最下流隣接電極及び最上流隣接電極に代えて、1個の共用電極を有し、最下流側電極と共用電極との導通による流れ検出センサーとして構成されてなるとともに、最上流側電極と共用電極との導通による飲料有無検出センサーとして構成されてなるようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る飲料抽出装置の構成図である。この飲料抽出装置1は、所定の粒度に砕かれたコーヒー豆,紅茶,緑茶等の粉末原料と湯との混合体から飲料を抽出する抽出部2と、滓等を廃棄する廃棄処理部4と、本装置1の各部に加圧空気を送るエアポンプ5とを有して構成されている。
【0017】
抽出部2は、図示しない案内レールによって上下動可能に支持され、上方から供給された粉末原料と湯との混合体を下方へ供給するシリンダ20と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20から供給される混合体をろ過するペーパーフィルタ21と、ペーパーフィルタ21のろ過によって抽出された飲料を受け入れる飲料受け22を有する。
【0018】
シリンダ20は、上方に設けた供給口20aから供給された粉末原料と湯を混合する混合室20bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口20cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20dとを連通口20eで連通して形成されている。連通口20eは、バルブ23によって開閉されるようになっており、抽出室20dには、エアポンプ5からの加圧空気を導入する導入口20fを有する。
【0019】
ペーパーフィルタ21は、回動可能な軸21Aにロール状でセットされ、後述する廃棄処理部4の廃棄処理モータ40の駆動により、図1の左方向へ引き出されるように構成されている。また、ペーパーフィルタ21は、基端側が回動可能に支持され、中間部あるいは先端側がロール状のペーパーフィルタ21に常に当接するフィルタ検出レバー21Bと、ペーパーフィルタ21の残量が少なくなってフィルタ検出レバー21Bが回動してスイッチング動作し、ペーパーフィルタ無しを示す検出信号を後述する制御部6に出力して警報出力等に供するマイクロスイッチ等のフィルタ無しセンサ21Cとを備えている。
【0020】
飲料受け22は、上部にシリンダ20が当接する開口22aを有し、開口22aの周囲に混合体が漏れるのを防ぐゴムパッキン22Aを有する。また、端部にペーパーフィルタ21の走行方向を変更するローラ22Bを有し、下部に飲料をカップ側へ供給する飲料供給管22C、および飲料を廃棄する廃棄管22Dを有する。飲料供給管22Cには、抽出工程において抽出された飲料を検出するための電極部60と、飲料供給管22Cの開閉を制御する飲料供給バルブ53が介装されている。
【0021】
また、抽出部2は、抽出モータ24と、両側から出力軸25a,25bをそれぞれ突設し、抽出モータ24の回転数を所定の回転数に減速する減速機25と、一方の出力軸25aの一端をベアリング26aによって支持した支持板26と、一方の出力軸25aに固定されたシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bと、シリンダ20を駆動するシリンダ駆動板28Aと、バルブ23を駆動するバルブ駆動板28Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられたシリンダカムフォロア29Aと、バルブ駆動板28Bに取り付けられたバルブカムフォロア29Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられた係止部材28aとバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止部材28bとに両端がそれぞれ係止され、シリンダ駆動板28Aとバルブ駆動板28Bとを互いに引き寄せてシリンダカムフォロア29Aおよびバルブカムフォロア29Bをシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bにそれぞれ当接させる引張コイルバネ30と、シリンダ20とシリンダ駆動板28Aとを連結する複数の連結部材31A,31B,および31Cと、バルブ23を先端側のピン32aによって回動可能に連結したレバー32と、バルブ駆動板28Bに取り付けられ、ピン32bによってレバー32を回動可能に連結した連結部材33と、レバー32の後端側とバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止部材28cとに両端がそれぞれ係止された引張コイルバネ34とを備えている。この抽出部2は、出力軸25a,25bおよび出力軸41aがそれぞれ1回転することにより攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程が終了するように構成されている。
【0022】
減速機25は、他方の出力軸25b側に各工程の細部を検出する工程検出機構を有する。すなわち、減速機25の他方の出力軸25bには、第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,および35Cを取り付け、第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,および35Cの周囲には、第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,および35Cの回転位置を検出(例えば、遮光によってOFF)するホトセンサ等の第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,および36Cを配置している。
【0023】
エアポンプ5には、抽出室20dの導入口20fと飲料受け22に通じるエアパイプ52が接続され、エアパイプ52には、抽出室20dの導入口20fの前段に上部空気電磁弁50が、また、飲料受け22の前段に下部空気電磁弁51がそれぞれ設けられている。
【0024】
図2は、電極部60を示し、T字型のホルダー60aにOリング60cを介して電極60bをねじ係合させた構成を有する。この電極60bは後述する制御部6に接続されている。
【0025】
図3は、図1のA−A断面を示し、シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bは、キー25cによって一方の出力軸25aに固定されており、シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bのカム面は、同図のように形成されている。
【0026】
図4は、工程検出機構の斜視図である。第1の工程検出板35Aは、2ヵ所に約90度の突部35aを形成し、第2の工程検出板35Bは、4ヵ所に約70度の突部35aを形成し、第3の工程検出板35Cは、1ヵ所に約180度の突部35aを形成している。
【0027】
図5は、廃棄処理部4の要部斜視図である。廃棄処理部4は、廃棄処理モータ40と、廃棄処理モータ40の回転数を所定の回転数に減速する減速機41と、減速機41の出力軸41aに取り付けられた廃棄管開検出板42A,および廃棄管閉検出板42Bと、廃棄管開検出板42Aの突部42aによる遮光(例えばOFF)によって廃棄管22Dの開状態(待機状態)を示すOFF信号を出力するホトセンサ等の廃棄管開検出センサ43Aと、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによる遮光(例えばOFF)によって廃棄管22Dの閉状態を示すOFF信号を出力するホトセンサ等の廃棄管閉検出センサ43Bと、円周上に切欠き部44aを有して出力軸41aに取り付けられ、ペーパーフィルタ21を一定長さ分送り出す一対のフィルタ送りローラ44,44と、ペーパーフィルタ21を一対のフィルタ送りローラ44,44側に図示しないバネによって押圧する一対のガイドローラ45,45と、支軸46aによって回動可能に支持され、廃棄管22Dを固定板(図1参照)47との間で押圧閉止する板バネ等からなる押圧板46と、出力軸41aに取り付けられ、押圧板46を回動させる円周上に突部48aを有した押圧カム48とを備えている。
【0028】
図6は、本発明の飲料抽出装置1の制御ブロック図を示し、飲料抽出装置1の各部を制御する制御部6に、廃棄管開検出センサ43A、廃棄管閉検出センサ43B、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36C、フィルタ無しセンサ21C、エアポンプ5、上部空気電磁弁50、下部空気電磁弁51、飲料供給バルブ53、抽出モータ24、および廃棄処理モータ40を各々接続し、更に、抽出飲料の販売を制御する主制御部7を接続している。
【0029】
制御部6は、主制御部7から抽出飲料の販売信号が入力されると、抽出モータ24,廃棄処理モータ40およびエアポンプ5を制御して飲料抽出制御、すなわち、攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程を行わせる。
【0030】
次に、図7から図14を参照しつつ本発明の飲料抽出装置1の動作を説明する。
図7は、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36Cの出力信号を示す図である。
図8から図14は、本装置1の動作を示し、同図(a) は主要部(シリンダ20、バルブ13等)の位置を示す図、同図(b) は廃棄管開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42B、およびフィルタ送りローラ44の位置を示す図、同図(c) はシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bの位置を示す図、同図(d) は第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,35Cの位置を示す図である。
【0031】
(1) 待機状態(図8参照)
待機状態においては、本装置1の主要部は、図7に示す待機位置P1 にあり、図8に示す状態にある。すなわち、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36CはONとなり、廃棄管開検出センサ43AはOFF、廃棄管閉検出センサ43BはONとなっている。押圧板46は、廃棄管22Dの弾性力によって押圧カム48に当接している。
【0032】
(2) 攪拌工程(図9,図10参照)
制御部6は、主制御部7から販売信号が入力されると、第2の工程検出センサ36BがONのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36CのONに基づいて、待機位置P1 から攪拌位置P2 への移行動作を行う。すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動(図9(a) において出力軸41aが左回転する駆動)する。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが約60度正転(図9(a) において左回転)して、図9(a) に示すように、押圧カム48の突部48aが押圧板46を押圧することにより、廃棄管22Dが押圧板46と固定板47との間で閉止される。廃棄管閉検出センサ43Bは、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによって遮光され、OFF信号を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管閉検出センサ43BからのOFF信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停止する。
【0033】
続いて制御部6は、抽出モータ24を正転駆動(図10(d) において出力軸25bが左回転する駆動)する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25a,25bが正転(図10(d) において左回転)して、図10(c) に示すように、シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリンダ駆動板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,31B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室20dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連結部材33,レバー32を介してバルブ23も下降する。第1の工程検出センサ36Aは、第1の工程検出板35Aによって遮光され、OFF信号を制御部6に出力する。続いて、第2の工程検出センサ36Bは、ON信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36BがONのとき、第1の工程検出センサ36AのOFFに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図7に示す攪拌位置P2 に到達し、図10に示す状態となる。図10に示す状態では、同図(d) に示すように、第2,第3の工程検出センサ36B,36Cは、第2,第3の工程検出板35B,35Cの突部35aによって遮光されていないので、ON信号を制御部6にそれぞれ出力している。
【0034】
制御部6は、第2の工程検出センサ36BのONのとき、第1の工程検出センサ36AのOFF、第3の工程検出センサ36CのONに基づいて攪拌工程を行う。すなわち、制御部6は、粉末原料および湯の供給要求信号を主制御部7に出力する。主制御部7の制御により混合室20bの供給口20aに粉末原料と湯が供給される。制御部6は、粉末原料と湯の供給に合わせて、飲料供給バルブ53を閉じ、さらに下部空気電磁弁51を開き、エアポンプ5を駆動する。エアポンプ5は、加圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送る。この加圧空気は、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室20d内へ流入する。この加圧空気が抽出室20d内の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪拌するように作用する。ペーパーフィルタ21の下方から加圧空気を供給することで、粉末原料に含まれる成分の湯への溶出が助長され、短時間で飲料を抽出することができる。
【0035】
(3) 抽出工程(図11参照)
制御部6は、タイマーで設定された攪拌時間が経過すると、抽出モータ24を正転駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが正転する。図11(c) に示すように、シリンダカム27Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20は上下動しないが、バルブカム27Bのカム半径は大きくなるので、バルブ23が上昇し、図11(a) に示すように、連通口20eを閉じる。第3の工程検出センサ36Cは、第3の工程検出板35Cによって遮光され、OFF信号を制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、ON信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36BがONのとき、第3の工程検出センサ36CのOFFに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図7に示す抽出位置P3 に到達し、図11に示す状態となる。図11に示す状態では、同図(d) に示すように、第1,2の工程検出センサ36A,36BはONになる。
【0036】
制御部6は、第2の工程検出センサ36BのONのとき、第1の工程検出センサ36AのON、第3の工程検出センサ36CのOFFに基づいて抽出工程を行う。すなわち、制御部6は、上部空気電磁弁50を開け、下部空気電磁弁51を閉じ、飲料供給バルブ53を開き、エアポンプ5を駆動して、エアポンプ5からの加圧空気をエアパイプ52を介して抽出室20dの上方の導入口20fから供給する。抽出室20d内の混合体は、エアポンプ5からの加圧空気によって下方へ圧送され、ペーパーフィルタ21でろ過される。ペーパーフィルタ21でろ過された飲料は、飲料受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側へ供給される。抽出室20dに加圧空気を送ることで、抽出室20d内の気圧が増加して混合体がペーパーフィルタ21側に押し下げられるので、短時間で混合体が飲料と滓に分離され、効率良くろ過することができる。
【0037】
図12は、抽出開始時の飲料供給管22Cを示し、飲料供給管22Cを飲料が挿通することによって隣接する電極部60との間で導通が生じ、電極間の抵抗値が減少することにより電圧が生じる。この電圧の変化を検出することによって飲料供給管22C内の飲料の有無が検出される。混合体のろ過終了間際には泡状の飲料が飲料供給管22Cに発生し、ろ過が完全に終了すると飲料供給管22Cが空となって電極間の抵抗値が大になる。この電圧値の変化を検出すると上部空気電磁弁50が閉止される。
【0038】
(4) 滓廃棄処理(図13,図14参照)
タイマで設定された抽出時間が経過すると、制御部6は、抽出モータ24を正転駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが正転し、シリンダ駆動板28Aおよびバルブ駆動板28Bが上昇し、シリンダ20およびバルブ23が最上位まで上昇する。第1,第3の工程検出センサ36A,36Cは、第1,第3の工程検出板35A,35Cによって遮光され、OFF信号を制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、ON信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36BがONのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36CのOFFに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図7に示す滓廃棄位置P4 に到達し、図13に示す状態となる。図13の状態では、同図(d) に示すように、第2の工程検出センサ36BはONとなり、ペーパーフィルタ21上には粉末原料の滓7が残る。
【0039】
制御部6は、第2の工程検出センサ36BがONのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36CのOFFに基づいて飲料供給管22Cに保持されている飲料の廃棄および滓廃棄工程を行う。すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動する。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが正転し、フィルタ送りローラ44が回転してペーパーフィルタ21を引き出す。ペーパーフィルタ21上の滓7がローラ22Bを通過する際、図14(a) の想像線で示すように滓7が折れてペーパーフィルタ21から離れ、廃棄バケツ(図示せず)へ落下する。廃棄管開検出センサ43Aは、廃棄管開検出板42Aによって遮光され、OFF信号を制御部6に出力する。
【0040】
制御部6は、廃棄管開検出センサ43AからのOFF信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停止するとともに飲料供給バルブ53を開き、供給側の飲料供給管22Cに保持されている渋味や雑味を含んだ飲料を廃棄管22Dを介して廃棄する。本装置1の主要部は、図14に示す状態となる。
【0041】
図15は、飲料供給管22Cに設けられた2つの電極部60間の電圧の変化を示し、抽出開始後、時刻Aにおいてろ過された飲料が飲料供給管22Cを挿通することによって電極間の抵抗値が減少し、その結果、電圧値が増大している。時刻Bでは、液体分がほぼろ過されて飲料の泡が発生している状態で、電極間の抵抗値が増加しており、泡が減少することによる抵抗値の僅かな増加が見られる。
【0042】
上記した実施の形態に飲料抽出装置によると、飲料を供給する飲料供給管22Cに電極部60を設け、飲料供給管22C内の飲料の有無を検出し、電圧が急激に低下した時点を基準として加圧空気の供給を停止するので、無駄なろ過時間が無く、粉末原料の滓から搾り出される渋味や雑味を除去することができる。
【0043】
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る飲料抽出装置の構成を示し、飲料供給管22Cに設けられる電極部60と、電極部60より下流側に配置され、飲料供給管22Cにおける最も高い位置に配置される電極部61を有する。同図においては第1の実施の形態で示した抽出部2、廃棄処理部4、エアポンプ5を簡略的に図示している。その他、第1の実施の形態と同一の構成を有する部分については重複する説明を省略する。
【0044】
図17は、電極部61を示し、L字型のホルダー61aにOリング61cを介して電極61bをねじ係合させた構成を有する。ホルダー61aは流入側(矢印A)を水平方向に配置し、排出側(矢印B)を垂直方向(落下方向)に配置するように飲料供給管22Cに取り付けられており、電極61bは排出側の延長線上に位置してホルダー61aの内壁面に突出するように設けられている。
【0045】
上記した構成によると、飲料が飲料供給管22C内を挿通することによって電極部60,61間が導通する。このとき、電極部61では水平方向から流入した飲料が排出側に落下する直前の位置で電極61bに接することから、ホルダー61a内に飲料の流れが生じている。このようにして、飲料供給管22C内の飲料の流れを検出することができる。
【0046】
図18は、本発明の第3の実施の形態に係る飲料抽出装置の構成を示し、飲料供給管22Cに複数の電極部60A,60B,60C,および61が設けられている。その他の構成および機能は第1および第2の実施の形態と同一であるので、重複する説明を省略する。
【0047】
この飲料抽出装置では、電極部60A,60Bで第1の検出区間を構成し、電極部60C,61で第2の検出区間を構成しており、第1の検出区間で飲料の有無を検出し、第2の検出区間で飲料の流れを検出している。
【0048】
図19〜20は、第3の実施の形態における電極間の導通状態とろ過状態を示す。
図19は、ろ過された飲料が飲料供給管22C内に留まっている状態であり、第1の検出区間で導通があり、第2の検出区間で導通が無い状態である。バッチ抽出のように粉末原料と湯の混合体を低い圧力でろ過する場合、粉末原料の量、配管の圧力損失、又はシリンダの気密漏れ等があると圧送力の低下を生じることがある。従って、ろ過の開始後に第1および第2の検出区間で導通があり、その後、第2の検出区間のみ導通が無くなったときは、電極部61から下流側に飲料が流れておらず、ろ過圧が不足していると判定される。
【0049】
図20は、ろ過された飲料が飲料供給管22C内を正常に流れている状態であり、第1および第2の検出区間で導通している。
【0050】
図21は、ろ過が終了した直後であり、第1の検出区間でほぼ導通が無く、第2の検出区間で導通がある状態である、この場合、第1の検出区間はろ過終了時に発生する泡状の飲料が挿通しているときはわずかに導通があるが、泡状の飲料が下流側に圧送されると導通が無くなる。
【0051】
図22は、ろ過が終了し、飲料供給管22C内の飲料が電極部61より下流に圧送された状態であり、第1および第2の検出区間で導通が無い状態となることで飲料の圧送が良好に行われたものと判定される。
【0052】
図23は、本発明の第4の実施の形態に係る飲料抽出装置の構成を示し、飲料供給管22Cに設けられる電極部60Bを第1および第2の検出区間の共通電極としている。このような構成とすることで、使用する電極の数を少なくでき、コストダウンを図ることができる。
【0053】
上記した飲料抽出装置によると、飲料供給管を挿通する飲料を一対の電極間の抵抗値の変化に基づいて検出するので、バッチ抽出等の低い圧力によるろ過時においてもろ過状態を正確に検出することができる。また、飲料供給管に設ける電極の位置に応じて飲料の有無の他、飲料の流れを検出できることから、ろ過圧の異常を検出することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の飲料抽出装置によると、飲料供給管を挿通する飲料の有無、あるいは流れに応じて出力される検出信号に基づいてろ過を制御するようにしたため、ろ過不良を防止して良質な飲料を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電極部を示す説明図。
【図3】図1のA−A部の断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における工程検出機構を示す斜視図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における廃棄処理部を示す斜視図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における制御ブロック図。
【図7】本発明の第1の実施の形態における第1,第2,第3の工程検出センサの出力信号に基づくタイミングチャート。
【図8】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の待機状態を示す説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の廃棄管の閉止状態を示す説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の攪拌工程を示す説明図。
【図11】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の抽出工程を示す説明図。
【図12】本発明の第1の実施の形態における飲料供給管の断面図。
【図13】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の滓廃棄処理工程の開始状態を示す説明図。
【図14】本発明の第1の実施の形態における飲料抽出装置の滓廃棄処理工程の終了状態を示す説明図。
【図15】本発明の第1の実施の形態における電極間の電圧の変化を示す説明図。
【図16】本発明の第2の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図17】本発明の第2の実施の形態における電極部を示す説明図。
【図18】本発明の第3の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図19】本発明の第3の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図20】本発明の第3の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図21】本発明の第3の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図22】本発明の第3の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図23】本発明の第4の実施の形態における飲料抽出装置を示す説明図。
【図24】従来の飲料抽出装置を示す説明図。
【図25】従来の飲料抽出装置を示す説明図。
【図26】飲料抽出装置におけるろ過圧とろ過時間を示す説明図。
【符号の説明】
1,飲料抽出装置
2,抽出部
4,廃棄処理部
5,エアポンプ
6,制御部
20,シリンダ
20a,供給口
20b,混合室
20c,排出口
20d,抽出室
20e,連通口
20f,導入口
21,ペーパーフィルタ
21A,軸
21B,フィルタ検出レバー
21C,フィルタ無しセンサ
22,飲料受け
22A,ゴムパッキン
22B,ローラ
22C,飲料供給管
22D,廃棄管
22a,開口
23,バルブ
24,抽出モータ
25,減速機
25a,出力軸
25b,出力軸
25c,キー
26,支持板
26a,ベアリング
27A,シリンダカム
27B,バルブカム
28A,シリンダ駆動板
28B,バルブ駆動板
28a,係止部材
28b,係止部材
29A,シリンダカムフォロア
29B,バルブカムフォロア
30,引張コイルバネ
31A,連結部材
31B,連結部材
31C,連結部材
32a,ピン
32,レバー
32b,ピン
33,連結部材
34,引張コイルバネ
35A,第1の工程検出板
35B,第2の工程検出板
35C,第3の工程検出板
35a,突部
36A,第1の工程検出センサ
36B,第2の工程検出センサ
36C,第3の工程検出センサ
40,廃棄処理モータ
41,減速機
41a,出力軸
42A,廃棄管開検出板
42B,廃棄管閉検出板
42a,突部
43A,廃棄管開検出センサ
43B,廃棄管閉検出センサ
44,フィルタ送りローラ
44a,切欠き部
45,ガイドローラ
46a,支軸
47,固定板
46,押圧板
48,押圧カム
48a,突部
50,上部空気電磁弁
51,下部空気電磁弁
52,エアパイプ
53,飲料供給バルブ
60,電極部
60a,ホルダー
60b,電極
60c,Oリング
61,電極部
61a,ホルダー
61b,電極
61c,Oリング
100,飲料抽出装置
101a,供給口
101b,混合室
101c,排出口
101d,抽出室
101e,連通口
102,フィルタ
103,ゴムパッキン
104,飲料受け
105,飲料供給管
106,カム機構
106a,押圧板
106b,カム
107,バルブ
108,エアポンプ
109,エアパイプ

Claims (3)

  1. コーヒー豆等の粉末原料と湯の混合体を所定のろ過動作によりろ過して得られる飲料を飲料供給管を介して販売側に供給する飲料抽出装置において、
    前記飲料供給管内の前記飲料を検出する飲料検出手段と、前記飲料の検出信号に基づいて前記混合体のろ過動作を制御するろ過制御手段を備え、
    前記飲料検出手段は、前記飲料供給管に配置された前記飲料を介して導通する一対の電極を有し、前記一対の電極のうちの下流側に配置される下流側電極が前記飲料供給管の経路上における最高位置、あるいは前記最高位置より前記販売側に配置されており、上流側に配置される上流側電極と導通することによって前記飲料が前記販売側に流れていることを検出する流れ検出センサーとして構成されてなることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. コーヒー豆等の粉末原料と湯の混合体を所定のろ過動作によりろ過して得られる飲料を飲料供給管を介して販売側に供給する飲料抽出装置において、
    前記飲料供給管内の前記飲料を検出する飲料検出手段と、前記飲料の検出信号に基づいて前記混合体のろ過動作を制御するろ過制御手段を備え、
    前記飲料検出手段は、前記飲料供給管に配置された前記飲料を介して導通する複数対の電極を有し、前記複数対の電極のうちの最下流側に配置される最下流側電極が前記飲料供給管の経路上における最高位置、あるいは前記最高位置より前記販売側に配置されており、上流側に隣接する最下流隣接電極と導通することによって前記飲料が前記販売側に流れていることを検出する流れ検出センサーとして構成されてなるとともに、前記複数対の電極のうちの最上流側に配置される最上流側電極が下流側に隣接する最上流隣接電極と導通することによって前記飲料供給管内に前記飲料が存在することを検出する飲料有無検出センサーとして構成されてなることを特徴とする飲料抽出装置。
  3. 前記飲料検出手段は、前記最下流隣接電極及び前記最上流隣接電極に代えて、1個の共用電極を有し、前記最下流側電極と前記共用電極との導通による前記流れ検出センサーとして構成されてなるとともに、前記最上流側電極と前記共用電極との導通による前記飲料有無検出センサーとして構成されてなる請求項第項記載の飲料抽出装置。
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