JP2001045548A - Cdma基地局送信装置 - Google Patents

Cdma基地局送信装置

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JP2001045548A JP21446399A JP21446399A JP2001045548A JP 2001045548 A JP2001045548 A JP 2001045548A JP 21446399 A JP21446399 A JP 21446399A JP 21446399 A JP21446399 A JP 21446399A JP 2001045548 A JP2001045548 A JP 2001045548A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ単位に依存する回路部分の規模を縮
小し、また、拡散多重合成回路の増設によって、送信さ
れるべきユーザのが増設されても容易に装置を構成でき
るようにする。 【解決手段】 複数ユーザの送信データから指定された
ユーザ分の送信データを拡散多重する拡散多重合成部1
と、送信データが増えた場合に新たに増設され、増加し
た複数ユーザの送信データから指定されたユーザ分の送
信データを拡散多重する拡散多重合成部2とを備え、拡
散多重合成部1の内部に多重合成部14を備え、多重合
成部14により、拡散多重合成部1の拡散多重データと
拡散多重合成部2の拡散多重データとを加算し、加算さ
れた拡散多重データをD/A変換後、無線周波数帯に変
調してアンテナから送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(Co
de Division Multiple Acce
ss:符号分割多元接続)基地局送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA基地局送信装置では、各ユーザ
のデータ単位であるシンボル毎にユーザ毎の拡散符号に
よって拡散され、それをユーザ数分多重合成し、送信す
べきアンテナ毎にD/A変換後、無線周波数帯に変調さ
れてアンテナから送信される。このとき、拡散多重され
る単位はアンテナ単位である。したがって、アンテナ単
位で拡散多重回路を設ける必要がある。アンテナ単位に
拡散多重回路を持つ場合は、該拡散多重回路の入力端と
して、想定される全ユーザ分の送信データが入力できる
よう回路を構成しなければならない。
【0003】図3は、Nユーザの送信データから指定さ
れたLユーザ分の拡散多重送信を行う場合の例を示して
いる。このとき、N個のユーザの送信データ110
(1)〜110(N)は、拡散多重合成部101内のユ
ーザ選択部111に入力され、送信アンテナ105で送
信されるべきユーザ分の送信データを選択する。図3で
は、Lユーザ分(N≧L)のデータを選択する。選択さ
れたユーザ送信データは、拡散変調部112(1)〜1
12(L)に入力され、拡散が行われる。拡散は、拡散
符号発生部115から発生される拡散符号を用いて加算
部116で行われる。拡散後のLユーザ分の信号は、多
重合成部113によって合成された後、D/Aコンバー
タ103でD/A変換される。D/A変換されたLユー
ザ分の拡散多重信号は、直交変調部104によって無線
周波数帯域に変調されて送信アンテナ105によって送
信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4および図5は、図
3の送信されるべきユーザ数がNユーザからM(M≧
L)ユーザ分追加された場合の回路構成を示している。
図4では、送信ユーザ数がM個分増えた場合、拡散多重
合成部101内のユーザ選択部111を変更することに
よって、N+M個のユーザからL個のユーザを選択し、
L個の拡散変調部112(1)〜112(L)に入力さ
れる。この場合、送信アンテナ105で送信される最大
多重数は、図3と同じL個であり、N+M個のユーザか
らL個以上のユーザ数を選択して拡散多重することは不
可能である。
【0005】これに対して、図5では、送信ユーザ数が
M個分増えた場合、図3と同じNユーザからLユーザ分
選択して拡散多重する拡散多重合成部101に加え、M
ユーザからLユーザ分選択して拡散多重する拡散多重合
成部102を加えている。この2つの拡散多重合成回路
の出力は、新たな多重合成部114によって多重化さ
れ、D/Aコンバータ3に入力される。このようにして
図5の構成では最大2×Lユーザ分の拡散合成多重が可
能となるが、この場合、新たな多重合成部114が必要
となる。また、この多重合成部は、該拡散多重合成部と
は独立の構成でアンテナ単位に持たなければいけなくな
り、アンテナ単位の回路部分の増加につながる。
【0006】この発明の目的は、これらの欠点を補う装
置構成であり、ユーザ数が増設されても特に装置のハー
ドウエアに関する回路配線が容易に行えてユーザ選択と
拡散多重を行うことのできるCDMA基地局送信装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のCDMA基地
局送信装置は、送信するアンテナ単位で必要となるユー
ザの拡散多重データが増えた場合でも、拡散多重合成部
の内部に他の拡散多重合成部からの多重データを加算で
きる機能とその多重データを加算できる機能を制御する
機能を有することにより、拡散多重合成部を増設して
も、その増設した拡散多重部で拡散変調多重合成を行
い、その合成値を別のブロックの拡散多重合成部の拡散
多重データと加算することが可能となり、送信するアン
テナに依存する拡散多重部のハードウエア規模と配線を
低減させることを特徴とする。また、多重すべき送信ア
ンテナへの拡散変調部が増設されても比較的容易に拡散
多重合成部を増設できることを可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0009】図1は、この発明のCDMA基地局送信装
置の第1の実施の形態を示す構成図である。図1に示す
CDMA基地局送信装置は、送信データ10(1)〜1
0(N)を拡散多重する拡散多重合成部1と、送信デー
タ10(N+1)〜10(N+M)を拡散多重する拡散
多重合成部2と、D/Aコンバータ3と、直交変調部4
と、アンテナ5とにより構成されている。
【0010】拡散多重合成部1は、ユーザ選択部11
と、内部に拡散符号発生部15と拡散部16を有する拡
散変調部12(1)〜12(L1)と、多重合成部1
3,14と、多重合成部制御回路17とを備え、拡散多
重合成部2は、ユーザ選択部21と、内部に拡散符号発
生部25と拡散部26を有する拡散変調部22(1)〜
22(L2)と、多重合成部23,24と、多重合成部
制御回路27とを備えている。
【0011】図1において、図4や図5の従来の構成と
異なるところは、拡散多重合成部内に新たな多重合成部
14,24を備えることと、多重合成部14,24の出
力制御を行う多重合成部制御回路17,27を備えるこ
とである。また、多重合成部23の出力経路を2つ備
え、その一方の経路43を拡散多重合成部1の多重合成
部14に入力することが、従来の構成と異なるところで
ある。
【0012】図1において、拡散多重合成部1内の多重
合成部14は、拡散多重合成部1とつながっているNユ
ーザ分の送信データから選択されたL1個のユーザの拡
散多重データと、拡散多重合成部2とつながっているM
ユーザ分の送信データから選択されたL2個のユーザの
拡散多重データとの合成を行うことにより、L1+L2
ユーザの拡散多重データをD/Aコンバータ3へ出力す
る。
【0013】また、多重合成部制御回路17,27は、
多重合成部14,24の内部の多重回路を起動させるこ
とと、多重データの出力を行うかどうかの制御を行う。
この場合、多重合成部制御回路17は、多重合成部14
の内部の多重回路を起動させ、多重データの出力を行う
ように制御し、多重合成部制御回路27は、多重合成部
24の内部の多重回路を停止させ、多重データの出力を
行わないように制御する。
【0014】次に、この実施の形態の動作について説明
する。
【0015】図1において、N(=10)ユーザの送信
データから指定されたL1(=3)ユーザ分の拡散多重
送信を行う基地局送信装置に対して、選択されるべきユ
ーザ数がM(=5)ユーザ分増え、M(=5)ユーザ分
からL2(=4)ユーザ分の拡散多重送信が必要となっ
た場合の例について説明する。このとき、10ユーザ分
の送信データ10(1)〜10(10)は、拡散多重合
成部1内のユーザ選択部11に入力され、送信アンテナ
5で送信されるべき3ユーザ分の送信データを選択す
る。
【0016】選択された3ユーザ分の送信データは、そ
れぞれ拡散変調部12(1)〜12(3)に入力され、
拡散が行われる。拡散は、拡散符号発生部15から発生
される各ユーザ毎の拡散符号を用いて拡散部16で行わ
れる。拡散後の3ユーザ分の信号は、多重合成部13に
よって3ユーザ分が合成される。
【0017】同様の方法で、増加した5ユーザ分の送信
データ10(11)〜10(15)は、拡散多重合成部
2内のユーザ選択部21に入力され、送信アンテナ5で
送信されるべき4ユーザ分の送信データを選択する。
【0018】選択された4ユーザ分の送信データは、そ
れぞれ拡散変調部22(1)〜22(4)に入力され、
拡散が行われる。拡散は、拡散符号発生部25から発生
される各ユーザ毎の拡散符号を用いて拡散部26で行わ
れる。拡散後の4ユーザ分の信号は、多重合成部23に
よって4ユーザ分が合成される。
【0019】4ユーザ分合成された多重データは、経路
43を通り、拡散多重合成部1内の多重合成部14に入
力される。拡散多重合成部1内の多重合成部14では、
多重合成部13で多重された3ユーザ分の多重データ
と、経路43で入力される4ユーザ分の多重データを加
算し、合計7ユーザ分の多重データを出力する。
【0020】このとき、拡散多重合成部1内の多重合成
部制御回路17は、多重合成部14の加算回路の起動
と、多重合成部14のデータ出力の許可の制御を行う。
また、拡散多重合成部2内の多重合成部制御回路27
は、多重合成部24の加算回路の停止と、多重合成部2
4のデータ出力の不許可の制御を行う。
【0021】多重された7ユーザ分のデータは、D/A
コンバータ3でD/A変換される。D/A変換された7
ユーザ分の拡散多重信号は、直交変調部4によって無線
周波数帯域に変調されて送信アンテナ5によって送信さ
れる。
【0022】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0023】図2は、この発明の第2の実施の形態を示
す構成図である。第1の実施の形態と異なるところは、
拡散多重合成部2内の多重合成部24の出力を新たな送
信アンテナ9へつながるD/Aコンバータ7に出力する
構成にすることによって、2つのアンテナに送信するこ
とが可能な装置構成となっている。また、拡散多重合成
部1内の多重合成部13から出力される拡散多重データ
の出力を経路44を通って拡散多重合成部2内の多重合
成部24に入力する構成となっている。
【0024】図2の構成にすることによって、送信アン
テナ数が2個になった場合でも第1の実施の形態と同じ
ように、指定アンテナへユーザを多重することが可能で
ある。
【0025】また、あるアンテナへ送信すべきユーザが
増設された場合でも、経路43、経路44を使って他方
の拡散多重合成部からの多重データを合成できる構成が
可能となる。
【0026】また、図2の構成では、各拡散多重合成部
内の多重合成制御回路の動作を(多重化しない、データ
出力する)と制御することにより、拡散多重合成部を各
アンテナ単位で動作させることも可能となる。
【0027】上述した実施の形態では、拡散多重合成部
の中に他の拡散多重合成回路からの多重データも加算合
成する手段を備えることにより、アンテナ単位に依存す
る回路部分の規模を縮小し、また、拡散多重合成部の増
設によって、送信されるべきユーザが増設されても容易
に装置を構成することができる。特に送信アンテナが複
数個になるにつれ、この装置構成による回路配線数の低
減が顕著に表れる。
【0028】なお、第1の実施の形態における多重合成
部24および多重合成部制御回路17,27は、同じ拡
散多重合成部の増設によってこの発明を実現できること
を示すためのものである。実際には無くても、拡散多重
合成部は機能する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のCDM
A基地局送信装置は、拡散多重合成部の中に他の拡散多
重合成回路からの多重データも加算、合成する構成にし
たことにより、アンテナ単位に依存する回路部分の規模
を縮小し、また、拡散多重合成部の増設によって、送信
されるべきユーザが増設されても容易に装置を構成する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のCDMA基地局送信装置の第1の実
施の形態を示す構成図である。
【図2】この発明のCDMA基地局送信装置の第2の実
施の形態を示す構成図である。
【図3】Nユーザの送信データからLユーザ分の拡散多
重送信を行う場合の従来例を示す構成図である。
【図4】図3の送信されるべきユーザ数がNユーザから
Mユーザ分追加された場合の従来例を示す構成図であ
る。
【図5】図3の送信されるべきユーザ数がNユーザから
Mユーザ分追加された場合の従来例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1,2 拡散多重合成部 3,6 D/Aコンバータ 4,7 直交変調部 5,8 アンテナ 10(1)〜10(N+M) 送信データ 11,21 ユーザ選択部 12(1)〜12(L1),22(1)〜22(L2)
拡散変調部 13,14,23,24 多重合成部 15,25 拡散符号発生部 16,26 拡散部 17,27 多重合成部制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ユーザのデータ単位であるシンボル毎に
    ユーザ毎の拡散符号によって拡散してユーザ数分多重合
    成し、D/A変換後、無線周波数帯に変調してアンテナ
    から送信するCDMA基地局送信装置において、 複数ユーザの送信データから指定されたユーザ分の送信
    データを拡散多重する第1の拡散多重合成部と、送信デ
    ータが増えた場合に新たに増設され、増加した複数ユー
    ザの送信データから指定されたユーザ分の送信データを
    拡散多重する第2の拡散多重合成部とを備え、 前記第1の拡散多重合成部の内部に第1の多重合成部を
    備え、第1の多重合成部により、第1の拡散多重合成部
    の拡散多重データと第2の拡散多重合成部の拡散多重デ
    ータとを加算し、加算された拡散多重データをD/A変
    換後、無線周波数帯に変調してアンテナから送信するこ
    とを特徴とするCDMA基地局送信装置。
  2. 【請求項2】前記第1の拡散多重合成部の内部に第1の
    多重合成部を制御する第1の制御手段を備え、前記第2
    の拡散多重合成部の内部に第2の多重合成部と第2の多
    重合成部を制御する第2の制御手段を備え、前記第2の
    多重合成部により、第2の拡散多重合成部の拡散多重デ
    ータと第1の拡散多重合成部の拡散多重データとを加算
    し、加算された拡散多重データをD/A変換後、無線周
    波数帯に変調してアンテナから送信することを特徴とす
    る請求項1に記載のCDMA基地局送信装置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2の制御手段の制御によ
    り前記第1または第2の多重合成部の一方を動作させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のCDMA基地局送信
    装置。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の制御手段の制御によ
    り前記第1および第2の多重合成部の多重化を停止させ
    拡散多重データを出力することにより前記第1および第
    2の拡散多重合成部をアンテナ単位で動作させることを
    特徴とする請求項2に記載のCDMA基地局送信装置。
  5. 【請求項5】各ユーザのデータ単位であるシンボル毎に
    ユーザ毎の拡散符号によって拡散してユーザ数分多重合
    成する第1の拡散多重合成部の内部で、新たに増設した
    第2の拡散多重合成部からの拡散多重データと第1の拡
    散多重合成部の拡散多重データとを加算し、加算された
    拡散多重データをD/A変換後、無線周波数帯に変調し
    てアンテナから送信するとを特徴とするCDMA基地局
    送信装置の拡散多重送信方法。
  6. 【請求項6】各ユーザのデータ単位であるシンボル毎に
    ユーザ毎の拡散符号によって拡散してユーザ数分多重合
    成する第1の拡散多重合成部の内部で、第1の拡散多重
    合成部の拡散多重データと新たに増設した第2の拡散多
    重合成部からの拡散多重データとを加算し、 新たに増設した前記第2の拡散多重合成部の内部で、第
    2の拡散多重合成部からの拡散多重データと前記第1の
    拡散多重合成部の拡散多重データとを加算し、 加算された前記拡散多重データをアンテナ毎にD/A変
    換後、無線周波数帯に変調してアンテナから送信するこ
    とを特徴とするCDMA基地局送信装置の拡散多重送信
    方法。
  7. 【請求項7】前記第1の拡散多重合成部の内部で加算さ
    れた拡散多重データまたは前記第2の拡散多重合成部の
    内部で加算された拡散多重データの一方をD/A変換
    後、無線周波数帯に変調してアンテナから送信すること
    を特徴とする請求項6に記載のCDMA基地局送信装置
    の拡散多重送信方法。
  8. 【請求項8】第1の拡散多重合成部の拡散多重データと
    新たに増設した第2の拡散多重合成部からの拡散多重デ
    ータとの加算を停止し、拡散多重データをアンテナ毎に
    D/A変換後、無線周波数帯に変調してアンテナから送
    信することを特徴とする請求項6に記載のCDMA基地
    局送信装置の拡散多重送信方法。
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