JPH0964923A - ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置 - Google Patents
ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置Info
- Publication number
- JPH0964923A JPH0964923A JP7219264A JP21926495A JPH0964923A JP H0964923 A JPH0964923 A JP H0964923A JP 7219264 A JP7219264 A JP 7219264A JP 21926495 A JP21926495 A JP 21926495A JP H0964923 A JPH0964923 A JP H0964923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- types
- phase
- code word
- codeword
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】広い周波数帯域幅を必要とすることのないディ
ジタル変調装置を提供することを目的とする。 【解決手段】３ビットのパラレルデータを、対応する符
号語データに応じて４種類の周波数情報と２種類の位相
情報との組合せで構成される周波数・位相コードに変換
する制御回路４及び周波数・位相変換テーブル５を設け
た。その周波数・位相コードに従って、パラレルデータ
を８種類の周波数・位相スロットと、７個のタイムスロ
ットとのマトリクスとなる変調信号に変換する周波数・
位相発生器６を設けた。
ジタル変調装置を提供することを目的とする。 【解決手段】３ビットのパラレルデータを、対応する符
号語データに応じて４種類の周波数情報と２種類の位相
情報との組合せで構成される周波数・位相コードに変換
する制御回路４及び周波数・位相変換テーブル５を設け
た。その周波数・位相コードに従って、パラレルデータ
を８種類の周波数・位相スロットと、７個のタイムスロ
ットとのマトリクスとなる変調信号に変換する周波数・
位相発生器６を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル変調装
置及びスペクトル拡散変調装置に係り、詳しくは、周波
数ホッピングスペクトル拡散通信等に有効的なＭＦＳＫ
（Multilevel Frequency Shift Keying)変調方式の改良
に関する。
置及びスペクトル拡散変調装置に係り、詳しくは、周波
数ホッピングスペクトル拡散通信等に有効的なＭＦＳＫ
（Multilevel Frequency Shift Keying)変調方式の改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】スペクトル拡散通信は、データ信号の周
波数帯域幅よりも広帯域に信号を拡散して伝送する方式
であり、干渉に強く、信号秘匿性があり、高分解測距が
可能である等の特徴をもつ。このため、この方式は、主
に衛星通信及び陸上通信等の分野で広く採用されてい
る。スペクトル拡散通信には、直接拡散方式と周波数ホ
ッピング方式（以下、ＦＨ（Frequency Hopping)方式と
いう）等の各種変調方式が採用される。直接拡散方式
は、１次変調されたデータ信号を拡散符号パルスを用い
て平行変調し、そのデータ信号の占有周波数帯域を広範
囲に広げる。ＦＨ方式は、１次変調されたデータ信号の
送信周波数を拡散符号パルスに応じて切り換えて、その
送信周波数を広帯域に拡散（分散）する。
波数帯域幅よりも広帯域に信号を拡散して伝送する方式
であり、干渉に強く、信号秘匿性があり、高分解測距が
可能である等の特徴をもつ。このため、この方式は、主
に衛星通信及び陸上通信等の分野で広く採用されてい
る。スペクトル拡散通信には、直接拡散方式と周波数ホ
ッピング方式（以下、ＦＨ（Frequency Hopping)方式と
いう）等の各種変調方式が採用される。直接拡散方式
は、１次変調されたデータ信号を拡散符号パルスを用い
て平行変調し、そのデータ信号の占有周波数帯域を広範
囲に広げる。ＦＨ方式は、１次変調されたデータ信号の
送信周波数を拡散符号パルスに応じて切り換えて、その
送信周波数を広帯域に拡散（分散）する。
【０００３】図９は、従来の周波数ホッピングスペクト
ル拡散変調方式に従う送信装置を示すブロック図であ
る。この送信装置は、変調回路４１，混合器４３，周波
数シンセサイザ４４，拡散符号発生回路４５，送信回路
４６及びアンテナ４７を備えている。
ル拡散変調方式に従う送信装置を示すブロック図であ
る。この送信装置は、変調回路４１，混合器４３，周波
数シンセサイザ４４，拡散符号発生回路４５，送信回路
４６及びアンテナ４７を備えている。
【０００４】変調回路４１は、図１０に示すように、符
号語変換テーブル４８を用いて、２値の送信データを所
定のビット（この場合、３ビット）毎に符号語に変換す
る。すなわち、この符号語変換テーブル４８は、異なる
８種類のビットパターンと、各ビットパターンに対して
それぞれ予め設定された複数の符号語チップをもつ符号
語とを有している。更に、変調回路４１は、変換した符
号語に従って、公知のＭＦＳＫ（Multilevel Frequency
Shift Keying)方式によりデータ信号の１次変調を行
う。すなわち、変調回路４１は、例えば、図１１に示す
ように、３ビットのデータ「000 」を、対応する符号語
「7-6-5-2-4-1-3 」に従って８個の周波数スロットＳ1
と７個のタイムスロットＳ2 とのマトリクスとなる変調
信号に変換する。拡散符号発生回路４５は、周波数ホッ
ピングのために予め設定された拡散符号を発生する。周
波数シンセサイザ４４は、拡散符号発生回路４５が発生
した拡散符号に従って、局部発振周波数を順次切り換え
てホッピングし、これを混合器４３に供給する。混合器
４３は、変調回路４１から供給された変調信号と、周波
数シンセサイザ４４から供給されたホッピング局部発振
周波数とを混合して、スペクトル拡散信号を生成する。
送信回路４６は、混合器４３で生成されたスペクトル拡
散信号を電力増幅してアンテナ４７を介して送信する。
号語変換テーブル４８を用いて、２値の送信データを所
定のビット（この場合、３ビット）毎に符号語に変換す
る。すなわち、この符号語変換テーブル４８は、異なる
８種類のビットパターンと、各ビットパターンに対して
それぞれ予め設定された複数の符号語チップをもつ符号
語とを有している。更に、変調回路４１は、変換した符
号語に従って、公知のＭＦＳＫ（Multilevel Frequency
Shift Keying)方式によりデータ信号の１次変調を行
う。すなわち、変調回路４１は、例えば、図１１に示す
ように、３ビットのデータ「000 」を、対応する符号語
「7-6-5-2-4-1-3 」に従って８個の周波数スロットＳ1
と７個のタイムスロットＳ2 とのマトリクスとなる変調
信号に変換する。拡散符号発生回路４５は、周波数ホッ
ピングのために予め設定された拡散符号を発生する。周
波数シンセサイザ４４は、拡散符号発生回路４５が発生
した拡散符号に従って、局部発振周波数を順次切り換え
てホッピングし、これを混合器４３に供給する。混合器
４３は、変調回路４１から供給された変調信号と、周波
数シンセサイザ４４から供給されたホッピング局部発振
周波数とを混合して、スペクトル拡散信号を生成する。
送信回路４６は、混合器４３で生成されたスペクトル拡
散信号を電力増幅してアンテナ４７を介して送信する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た送信装置においては、１次変調にＭＦＳＫ方式、２次
変調にＦＨ方式を採用しているので干渉に強いシステム
となるという利点があるものの、１次変調において例え
ば、８周波数スロット分の相対的に広い周波数帯域幅を
必要とする。このため、１次変調に続く２次変調におい
ても広い周波数帯域を必要とし、この結果、スペクトル
拡散通信で使用できる周波数帯域幅が制限されて、周波
数の利用効率が低下するという問題がある。
た送信装置においては、１次変調にＭＦＳＫ方式、２次
変調にＦＨ方式を採用しているので干渉に強いシステム
となるという利点があるものの、１次変調において例え
ば、８周波数スロット分の相対的に広い周波数帯域幅を
必要とする。このため、１次変調に続く２次変調におい
ても広い周波数帯域を必要とし、この結果、スペクトル
拡散通信で使用できる周波数帯域幅が制限されて、周波
数の利用効率が低下するという問題がある。
【０００６】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、変調の際に、広い周波
数帯域幅を必要とすることのないディジタル変調装置及
びスペクトル拡散変調装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、変調の際に、広い周波
数帯域幅を必要とすることのないディジタル変調装置及
びスペクトル拡散変調装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め請求項１に記載の発明は、ディジタルデータを、所定
のビット数毎に複数の種類の周波数情報及び複数の種類
の位相情報の組合せで構成される変調用データに変換す
る変換手段と、前記変換手段により変換された変調用デ
ータに従って、複数の種類の周波数及び複数の種類の位
相をもつ変調信号を生成する生成手段とを備えたことを
要旨とする。
め請求項１に記載の発明は、ディジタルデータを、所定
のビット数毎に複数の種類の周波数情報及び複数の種類
の位相情報の組合せで構成される変調用データに変換す
る変換手段と、前記変換手段により変換された変調用デ
ータに従って、複数の種類の周波数及び複数の種類の位
相をもつ変調信号を生成する生成手段とを備えたことを
要旨とする。
【０００８】請求項２に記載の発明は、前記変換手段
が、ディジタルデータを、所定のビット数毎に区切り、
その区切られたディジタルデータのビットパターンに応
じた符号語に変換する符号語変換手段と、前記符号語変
換手段により変換された符号語を、複数の種類の周波数
情報及び複数の種類の位相情報の組合せで構成される変
調用データに変換する周波数・位相変換手段とを備えた
ことを要旨とする。
が、ディジタルデータを、所定のビット数毎に区切り、
その区切られたディジタルデータのビットパターンに応
じた符号語に変換する符号語変換手段と、前記符号語変
換手段により変換された符号語を、複数の種類の周波数
情報及び複数の種類の位相情報の組合せで構成される変
調用データに変換する周波数・位相変換手段とを備えた
ことを要旨とする。
【０００９】請求項３に記載の発明は、前記符号語変換
手段が、前記所定のビット数毎に区切られたディジタル
データがもつ複数の種類のビットパターンと、その各ビ
ットパターンに１対１で割り当てられ、かつ複数の異な
る符号語チップからなる符号語とを有する符号語変換テ
ーブルを備え、該符号語変換テーブルを用いてディジタ
ルデータを符号語に変換し、前記周波数・位相変換手段
は、前記符号語の複数の異なる符号語チップと、各符号
語チップに対してそれぞれ予め設定された周波数情報及
び位相情報とを有する周波数・位相変換テーブルを備
え、該周波数・位相変換テーブルを用いて前記符号語を
変調用データに変換することを要旨とする。
手段が、前記所定のビット数毎に区切られたディジタル
データがもつ複数の種類のビットパターンと、その各ビ
ットパターンに１対１で割り当てられ、かつ複数の異な
る符号語チップからなる符号語とを有する符号語変換テ
ーブルを備え、該符号語変換テーブルを用いてディジタ
ルデータを符号語に変換し、前記周波数・位相変換手段
は、前記符号語の複数の異なる符号語チップと、各符号
語チップに対してそれぞれ予め設定された周波数情報及
び位相情報とを有する周波数・位相変換テーブルを備
え、該周波数・位相変換テーブルを用いて前記符号語を
変調用データに変換することを要旨とする。
【００１０】請求項４に記載の発明は、前記位相情報が
２種類の位相情報であることを要旨とする。請求項５に
記載の発明は、ディジタルデータを、所定のビット数毎
に複数の種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の
組合せで構成される変調用データに変換する変換手段
と、前記変換手段により変換された変調用データに従っ
て、複数の種類の周波数及び複数の種類の位相をもつ変
調信号を生成する第１の生成手段と、予め設定された拡
散符号に従って、局部発振周波数を順次切り換えてホッ
ピングする周波数ホッピング手段と、前記生成手段によ
り生成された変調信号と、前記周波数ホッピング手段に
より順次切り換えられたホッピング局部発振周波数とを
混合して、スペクトル拡散信号を生成する第２の生成手
段とを備えたことを要旨とする。
２種類の位相情報であることを要旨とする。請求項５に
記載の発明は、ディジタルデータを、所定のビット数毎
に複数の種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の
組合せで構成される変調用データに変換する変換手段
と、前記変換手段により変換された変調用データに従っ
て、複数の種類の周波数及び複数の種類の位相をもつ変
調信号を生成する第１の生成手段と、予め設定された拡
散符号に従って、局部発振周波数を順次切り換えてホッ
ピングする周波数ホッピング手段と、前記生成手段によ
り生成された変調信号と、前記周波数ホッピング手段に
より順次切り換えられたホッピング局部発振周波数とを
混合して、スペクトル拡散信号を生成する第２の生成手
段とを備えたことを要旨とする。
【００１１】請求項６に記載の発明は、前記変換手段
が、ディジタルデータを、所定のビット数毎に区切り、
その区切られたディジタルデータのビットパターンに応
じた符号語に変換する符号語変換手段と、前記符号語変
換手段により変換された符号語を、複数の種類の周波数
情報及び複数の種類の位相情報の組合せで構成される変
調用データに変換する周波数・位相変換手段とを備えた
ことを要旨とする。
が、ディジタルデータを、所定のビット数毎に区切り、
その区切られたディジタルデータのビットパターンに応
じた符号語に変換する符号語変換手段と、前記符号語変
換手段により変換された符号語を、複数の種類の周波数
情報及び複数の種類の位相情報の組合せで構成される変
調用データに変換する周波数・位相変換手段とを備えた
ことを要旨とする。
【００１２】請求項７に記載の発明は、前記符号語変換
手段が、前記所定のビット数毎に区切られたディジタル
データがもつ複数の種類のビットパターンと、その各ビ
ットパターンに対してそれぞれ１対１で割り当てられ、
かつ複数の異なる符号語チップからなる符号語とを有す
る符号語変換テーブルを備え、該符号語変換テーブルを
用いてディジタルデータを符号語に変換し、前記周波数
・位相変換手段は、前記符号語の複数の異なる符号語チ
ップと、各符号語チップに対してそれぞれ予め設定され
た周波数情報及び位相情報とを有する周波数・位相変換
テーブルを備え、該周波数・位相変換テーブルを用いて
前記符号語を変調用データに変換することを要旨とす
る。
手段が、前記所定のビット数毎に区切られたディジタル
データがもつ複数の種類のビットパターンと、その各ビ
ットパターンに対してそれぞれ１対１で割り当てられ、
かつ複数の異なる符号語チップからなる符号語とを有す
る符号語変換テーブルを備え、該符号語変換テーブルを
用いてディジタルデータを符号語に変換し、前記周波数
・位相変換手段は、前記符号語の複数の異なる符号語チ
ップと、各符号語チップに対してそれぞれ予め設定され
た周波数情報及び位相情報とを有する周波数・位相変換
テーブルを備え、該周波数・位相変換テーブルを用いて
前記符号語を変調用データに変換することを要旨とす
る。
【００１３】請求項８に記載の発明は 前記位相情報
が、２種類の位相情報であることを要旨とする。請求項
１及び５に記載の発明によれば、変換手段によりディジ
タルデータは、複数の種類の周波数及び複数の種類の位
相情報との組合せで構成される変調用データに変換され
る。従って、変調用データが複数の種類の周波数情報の
みで構成される場合と比較して、位相情報の種類の数だ
け周波数情報の種類を少なくすることができる。この結
果、変調用データに従って生成手段により生成される変
調信号がもつ周波数の種類も少なくなり、変調に際して
広い周波数帯域幅を必要とすることがない。
が、２種類の位相情報であることを要旨とする。請求項
１及び５に記載の発明によれば、変換手段によりディジ
タルデータは、複数の種類の周波数及び複数の種類の位
相情報との組合せで構成される変調用データに変換され
る。従って、変調用データが複数の種類の周波数情報の
みで構成される場合と比較して、位相情報の種類の数だ
け周波数情報の種類を少なくすることができる。この結
果、変調用データに従って生成手段により生成される変
調信号がもつ周波数の種類も少なくなり、変調に際して
広い周波数帯域幅を必要とすることがない。
【００１４】請求項２及び６に記載の発明によれば、デ
ジタルデータがそのビットパターンに応じた符号語に変
換され、更に、その符号語が複数の種類の周波数及び複
数の種類の位相情報の組合せで構成される変調用データ
に変換される。
ジタルデータがそのビットパターンに応じた符号語に変
換され、更に、その符号語が複数の種類の周波数及び複
数の種類の位相情報の組合せで構成される変調用データ
に変換される。
【００１５】請求項３及び７に記載の発明によれば、デ
ジタルデータから符号語への変換には、符号語変換テー
ブルが用いられ、符号語から変調用データへの変換に
は、周波数・位相変換テーブルが用いられる。
ジタルデータから符号語への変換には、符号語変換テー
ブルが用いられ、符号語から変調用データへの変換に
は、周波数・位相変換テーブルが用いられる。
【００１６】請求項４及び８に記載の発明によれば、位
相情報を２種類としたことにより、変調用データが複数
の種類の周波数情報のみで構成される場合と比較して、
周波数情報の種類を半分に減らすことができる。
相情報を２種類としたことにより、変調用データが複数
の種類の周波数情報のみで構成される場合と比較して、
周波数情報の種類を半分に減らすことができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスペクトル拡散通
信における送信装置に具体化した一実施形態を図１〜図
５に従って説明する。
信における送信装置に具体化した一実施形態を図１〜図
５に従って説明する。
【００１８】図１に示すように、送信装置は、シリアル
パラレル変換器１，比較器２，符号語変換テーブル３，
制御回路４，周波数・位相変換テーブル５，周波数・位
相発生器６，ホッピングパターン発生器７，ＦＨ（周波
数ホッピング）回路８，同期回路９，混合器１０及びア
ンテナ１１を備えている。
パラレル変換器１，比較器２，符号語変換テーブル３，
制御回路４，周波数・位相変換テーブル５，周波数・位
相発生器６，ホッピングパターン発生器７，ＦＨ（周波
数ホッピング）回路８，同期回路９，混合器１０及びア
ンテナ１１を備えている。
【００１９】シリアルパラレル変換器１は、入力した２
値のシリアルデータをＫ（この場合、Ｋ＝３）ビット単
位のパラレルデータに変換し、このパラレルデータを比
較器２に供給する。比較器２は、符号語変換テーブル３
を参照して、シリアルパラレル変換器１で変換されたパ
ラレルデータを符号語に変換し、この符号語を制御回路
４に供給する。符号語変換テーブル３は、図２に示すよ
うに、図示しないＲＯＭに格納され、異なる２K 種類
（Ｃ０〜Ｃ２k −１）のビットパターンと、各ビットパ
ターンに対してそれぞれ１対１で割り当てられた符号語
とを有している。この符号語は、Ｌ個の時間スロットに
対応し、互いに異なる複数の符号語チップをもつ。この
符号語チップは、ＮＭ種類の数値からなる。
値のシリアルデータをＫ（この場合、Ｋ＝３）ビット単
位のパラレルデータに変換し、このパラレルデータを比
較器２に供給する。比較器２は、符号語変換テーブル３
を参照して、シリアルパラレル変換器１で変換されたパ
ラレルデータを符号語に変換し、この符号語を制御回路
４に供給する。符号語変換テーブル３は、図２に示すよ
うに、図示しないＲＯＭに格納され、異なる２K 種類
（Ｃ０〜Ｃ２k −１）のビットパターンと、各ビットパ
ターンに対してそれぞれ１対１で割り当てられた符号語
とを有している。この符号語は、Ｌ個の時間スロットに
対応し、互いに異なる複数の符号語チップをもつ。この
符号語チップは、ＮＭ種類の数値からなる。
【００２０】例えば、Ｋ＝３，Ｌ＝７，Ｍ＝４及びＮ＝
２に設定した場合、図３に示すように、ビットパターン
は、８種類のパターン「０００」〜「１１１」で構成さ
れ、符号語チップは、８種類の数値「０」〜「７」で構
成される。そして、符号語は、互いに異なる７つの符号
語チップをもち、８つのビットパターンに対して１対１
で割り当てられている。この場合、各符号語は、異なる
符号語間において、時間スロット単位で符号語チップが
重複しないように割り当てられている。
２に設定した場合、図３に示すように、ビットパターン
は、８種類のパターン「０００」〜「１１１」で構成さ
れ、符号語チップは、８種類の数値「０」〜「７」で構
成される。そして、符号語は、互いに異なる７つの符号
語チップをもち、８つのビットパターンに対して１対１
で割り当てられている。この場合、各符号語は、異なる
符号語間において、時間スロット単位で符号語チップが
重複しないように割り当てられている。
【００２１】制御回路４は、装置全体のシステム制御を
行う。更に、制御回路４は、周波数・位相変換テーブル
５を参照して、比較器２で変換された符号語を変調用デ
ータとしての周波数・位相コードに変換し、この周波数
・位相コードを含む制御信号を周波数・位相発生器６に
供給する。周波数・位相変換テーブル５は、図示しない
ＲＯＭに格納され、ＮＭ種類の符号語チップと、各符号
語チップに対してそれぞれ予め設定された周波数・位相
コード（情報）とを有している。この周波数・位相コー
ドは、Ｍ種類の周波数コードと、Ｎ種類の位相コードと
を組合せたＮＭ種類設定されている。
行う。更に、制御回路４は、周波数・位相変換テーブル
５を参照して、比較器２で変換された符号語を変調用デ
ータとしての周波数・位相コードに変換し、この周波数
・位相コードを含む制御信号を周波数・位相発生器６に
供給する。周波数・位相変換テーブル５は、図示しない
ＲＯＭに格納され、ＮＭ種類の符号語チップと、各符号
語チップに対してそれぞれ予め設定された周波数・位相
コード（情報）とを有している。この周波数・位相コー
ドは、Ｍ種類の周波数コードと、Ｎ種類の位相コードと
を組合せたＮＭ種類設定されている。
【００２２】例えば、Ｍ＝４，Ｎ＝２に設定した場合、
図４に示すように、周波数コードは、４種類のコードfo
〜f3で構成され、例えば、符号語チップ「０」及び
「１」に対してコードf0が割り当てられている。同様
に、符号語チップ「２」及び「３」に対してコードf1、
「４」及び「５」に対してコードf2、「６」及び「７」
に対してコードf3がそれぞれ割り当てられている。位相
コードは、２種類のコードp0，p1で構成され、例えば、
符号語チップ「０」に対応する周波数コードf0に対して
位相コードp0が、符号語チップ「１」に対応する周波数
コードf0に対して位相コードp1がそれぞれ割り当てられ
ている。このように４種類の各周波数コードに対して、
２種類の位相コードp0，p1がそれぞれ割り当てられてい
る。
図４に示すように、周波数コードは、４種類のコードfo
〜f3で構成され、例えば、符号語チップ「０」及び
「１」に対してコードf0が割り当てられている。同様
に、符号語チップ「２」及び「３」に対してコードf1、
「４」及び「５」に対してコードf2、「６」及び「７」
に対してコードf3がそれぞれ割り当てられている。位相
コードは、２種類のコードp0，p1で構成され、例えば、
符号語チップ「０」に対応する周波数コードf0に対して
位相コードp0が、符号語チップ「１」に対応する周波数
コードf0に対して位相コードp1がそれぞれ割り当てられ
ている。このように４種類の各周波数コードに対して、
２種類の位相コードp0，p1がそれぞれ割り当てられてい
る。
【００２３】周波数・位相発生器６は、図示しない周波
数シンセサイザを備え、制御回路４からの周波数・位相
コードを含む制御信号に従って、その周波数・位相コー
ドに対応する位相及び周波数を発生する。そして、周波
数・位相発生器６は、３ビットのパラレルデータをＮＭ
個の周波数・位相スロットと、Ｌ個のタイムスロットと
のマトリクスとなる変調信号に変換（１次変調）し、こ
の変調信号を混合器１０に供給する。
数シンセサイザを備え、制御回路４からの周波数・位相
コードを含む制御信号に従って、その周波数・位相コー
ドに対応する位相及び周波数を発生する。そして、周波
数・位相発生器６は、３ビットのパラレルデータをＮＭ
個の周波数・位相スロットと、Ｌ個のタイムスロットと
のマトリクスとなる変調信号に変換（１次変調）し、こ
の変調信号を混合器１０に供給する。
【００２４】例えば、Ｌ＝７，Ｍ＝４，Ｎ＝２に設定し
た場合、図５に示すように、パラレルデータは、対応す
る符号語に応じて８個の周波数・位相スロットＳ１と、
７個のタイムスロットＳ２とのマトリクスとなる信号に
変換される。すなわち、この変調は、従来のＭＦＳＫ方
式と公知のＢＰＳＫ(Binary Phase Shift Keying) 方式
とを組み合わせたハイブリッド方式である。
た場合、図５に示すように、パラレルデータは、対応す
る符号語に応じて８個の周波数・位相スロットＳ１と、
７個のタイムスロットＳ２とのマトリクスとなる信号に
変換される。すなわち、この変調は、従来のＭＦＳＫ方
式と公知のＢＰＳＫ(Binary Phase Shift Keying) 方式
とを組み合わせたハイブリッド方式である。
【００２５】ホッピングパターン発生器７は、制御回路
４からの制御信号に従って、周波数ホッピングのために
予め設定されたホッピングパターン（拡散符号）を発生
し、このホッピングパターンをＦＨ回路８に供給する。
ＦＨ回路８は、周波数シンセサイザを備え、そのホッピ
ングパターンに従って、局部発振周波数を切り換えてホ
ッピングし、このホッピング局部発振周波数信号を混合
器４３に供給する。同期回路９は、周波数・位相発生器
６とＦＨ回路８との間に接続され、両者間のチップ同期
をとる。混合器４３は、周波数・位相発生器６から供給
された変調信号と、ＦＨ回路８から供給されたホッピン
グ局部発振周波数とを混合して、スペクトル拡散信号を
生成し、そのスペクトル拡散信号をアンテナ１１を介し
て送信する。
４からの制御信号に従って、周波数ホッピングのために
予め設定されたホッピングパターン（拡散符号）を発生
し、このホッピングパターンをＦＨ回路８に供給する。
ＦＨ回路８は、周波数シンセサイザを備え、そのホッピ
ングパターンに従って、局部発振周波数を切り換えてホ
ッピングし、このホッピング局部発振周波数信号を混合
器４３に供給する。同期回路９は、周波数・位相発生器
６とＦＨ回路８との間に接続され、両者間のチップ同期
をとる。混合器４３は、周波数・位相発生器６から供給
された変調信号と、ＦＨ回路８から供給されたホッピン
グ局部発振周波数とを混合して、スペクトル拡散信号を
生成し、そのスペクトル拡散信号をアンテナ１１を介し
て送信する。
【００２６】次に、上記のように構成された送信装置の
作用を説明する。なお、上記したように、符号語がＫ＝
３で８（２3 ）種類，周波数コードがＭ＝４で４種類，
位相コードがＮ＝２で２種類設定された場合について説
明する。
作用を説明する。なお、上記したように、符号語がＫ＝
３で８（２3 ）種類，周波数コードがＭ＝４で４種類，
位相コードがＮ＝２で２種類設定された場合について説
明する。
【００２７】シリアルデータは、シリアルパラレル変換
器１により３ビット単位のパラレルデータに変換され
る。次に、パラレルデータは、比較器２により符号語変
換テーブル３に基づいて符号語に変換される。例えば、
図３に示すように、ビットパターンが「０００」のパラ
レルデータは、「7-6-5-2-4-1-3 」の符号語チップをも
つ符号語に変換される。次に、符号語データは、制御回
路４により周波数・位相変換テーブル４に基づいて、周
波数・位相コードに変換される。例えば、図４に示すよ
うに、符号語「7-6-5-2-4-1-3 」は、周波数・位相コー
ド「f3p1-f3p0-f2p1-f1p0-f2p0-f0p1-f1p1」に変換され
る。続いて、符号語データは、周波数・位相発生器６に
より周波数・位相コードに基づいて、周波数・位相スロ
ットとタイムスロットとのマトリクスとなる信号に変換
される。例えば、図５に示すように、時間ｔ1 におい
て、周波数・位相コード「f3p1」に従って、位相p1（こ
の場合、０°）及び周波数f3をもち、時間ｔ2 におい
て、周波数・位相コード「f3p0」に従って、位相p0（こ
の場合、１８０°）及び周波数f3をもつ変調信号が生成
される。同様に各時間ｔ3 〜ｔ７において周波数・位相
コード「f2p1-f1p0-f2p0-f0p1-f1p1」に従って、変調信
号が生成される。そして、この変調信号は、混合器１０
によりＦＨ回路８から供給されたホッピング局部発振周
波数と混合されてスペクトル拡散信号として、アンテナ
１１を介して送信される。
器１により３ビット単位のパラレルデータに変換され
る。次に、パラレルデータは、比較器２により符号語変
換テーブル３に基づいて符号語に変換される。例えば、
図３に示すように、ビットパターンが「０００」のパラ
レルデータは、「7-6-5-2-4-1-3 」の符号語チップをも
つ符号語に変換される。次に、符号語データは、制御回
路４により周波数・位相変換テーブル４に基づいて、周
波数・位相コードに変換される。例えば、図４に示すよ
うに、符号語「7-6-5-2-4-1-3 」は、周波数・位相コー
ド「f3p1-f3p0-f2p1-f1p0-f2p0-f0p1-f1p1」に変換され
る。続いて、符号語データは、周波数・位相発生器６に
より周波数・位相コードに基づいて、周波数・位相スロ
ットとタイムスロットとのマトリクスとなる信号に変換
される。例えば、図５に示すように、時間ｔ1 におい
て、周波数・位相コード「f3p1」に従って、位相p1（こ
の場合、０°）及び周波数f3をもち、時間ｔ2 におい
て、周波数・位相コード「f3p0」に従って、位相p0（こ
の場合、１８０°）及び周波数f3をもつ変調信号が生成
される。同様に各時間ｔ3 〜ｔ７において周波数・位相
コード「f2p1-f1p0-f2p0-f0p1-f1p1」に従って、変調信
号が生成される。そして、この変調信号は、混合器１０
によりＦＨ回路８から供給されたホッピング局部発振周
波数と混合されてスペクトル拡散信号として、アンテナ
１１を介して送信される。
【００２８】上記したように本発明は以下に示す効果を
奏する。 本発明では、３ビットのパラレルデータを、対応する
符号語データに応じて４種類の周波数と２種類の位相と
の組合せで構成される８種類の周波数・位相スロット
と、７個のタイムスロットとのマトリクスとなる変調信
号に変換するようにした。従って、８種類の周波数で変
調する従来のＭＦＳＫ方式と比較して、その周波数の種
類を半分の４種類に減らすことができ、その結果、スペ
クトラム拡散通信に必要な周波数帯域幅を圧縮すること
ができる。又、周波数帯域幅の制限が緩和されて、周波
数の利用効率が向上し、多くの周波数帯域を用いたスペ
クトル拡散通信を行うことができる。
奏する。 本発明では、３ビットのパラレルデータを、対応する
符号語データに応じて４種類の周波数と２種類の位相と
の組合せで構成される８種類の周波数・位相スロット
と、７個のタイムスロットとのマトリクスとなる変調信
号に変換するようにした。従って、８種類の周波数で変
調する従来のＭＦＳＫ方式と比較して、その周波数の種
類を半分の４種類に減らすことができ、その結果、スペ
クトラム拡散通信に必要な周波数帯域幅を圧縮すること
ができる。又、周波数帯域幅の制限が緩和されて、周波
数の利用効率が向上し、多くの周波数帯域を用いたスペ
クトル拡散通信を行うことができる。
【００２９】周波数の種類が減ることにより、周波数
・位相発生器６及びＦＨ回路８が備える周波数シンセサ
イザが発生する周波数の種類を低減することができ、特
に、ＦＨ回路８においては、高速で周波数ホッピングを
行う場合に有効的となる。
・位相発生器６及びＦＨ回路８が備える周波数シンセサ
イザが発生する周波数の種類を低減することができ、特
に、ＦＨ回路８においては、高速で周波数ホッピングを
行う場合に有効的となる。
【００３０】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように実施してもよい。 （１）上記実施形態では、符号語を４種類の周波数と２
種類の位相との組合せからなる８種類の周波数・位相ス
ロットに展開したが、これ以外に例えば、図６に示すよ
うに、２種類の周波数f0,f1 と４種類の位相po,p1,p2,p
3 との組合せからなる８種類の周波数・位相スロットに
展開してもよい。この場合、変調方式は、ＦＳＫ方式と
ＱＰＳＫ(quadrature phase shift keying) 方式とのハ
イブリッド方式で構成される。この構成によれば、周波
数の種類を従来の４分の１の２種類に減らすことがで
き、更に、周波数帯域幅を圧縮することができる。この
例以外に周波数と位相との組合せを符号語長（符号語チ
ップの数）に応じて適宜変更してもよい。
のではなく、以下のように実施してもよい。 （１）上記実施形態では、符号語を４種類の周波数と２
種類の位相との組合せからなる８種類の周波数・位相ス
ロットに展開したが、これ以外に例えば、図６に示すよ
うに、２種類の周波数f0,f1 と４種類の位相po,p1,p2,p
3 との組合せからなる８種類の周波数・位相スロットに
展開してもよい。この場合、変調方式は、ＦＳＫ方式と
ＱＰＳＫ(quadrature phase shift keying) 方式とのハ
イブリッド方式で構成される。この構成によれば、周波
数の種類を従来の４分の１の２種類に減らすことがで
き、更に、周波数帯域幅を圧縮することができる。この
例以外に周波数と位相との組合せを符号語長（符号語チ
ップの数）に応じて適宜変更してもよい。
【００３１】（２）別の実施形態として、以下のように
してもよい。図７に示すように、まず、比較器２は、３
ビットからなるパラレルデータの最上位の１ビットを、
そのビットパターンに応じて２種類の位相コードのいず
れかに変換する。次に、比較器２は、符号語変換テーブ
ル２０を用いて、残りの２ビットを４つの異なる符号語
チップからなる符号語に変換する。次に、制御回路４
は、図８に示すように、周波数変換テーブル２１を用い
て、符号語を４種類の周波数コードに変換するととも
に、その周波数コードに先に変換された位相コードを加
えて周波数・位相コードとする。そして、周波数・位相
発生器６は、位相・周波数コードに従って、パラレルデ
ータを４種類の周波数と２種類の位相との組合せからな
る８種類の周波数・位相スロットと、７個のタイムスロ
ットとのマトリクスとなる変調信号に変換する。このよ
うにすると、上記実施形態と比較して、符号語変換テー
ブル２１及び周波数変換テーブル２０の規模が小さくな
り、メモリ内のテーブル占有領域を小さくすることがで
きるとともに、符号語及び周波数の変換速度の高速化を
図ることができる。なお、逆に、最上位の１ビットに対
して２種類の周波数を割当て、４つの符号語チップに対
して４種類の位相を割り当てるようにしてもよい。更
に、最下位の１ビットに対して２種類の位相を割当て、
上位２ビットに対して符号語を介して４種類の周波数を
割り当てるようにしてもよい。
してもよい。図７に示すように、まず、比較器２は、３
ビットからなるパラレルデータの最上位の１ビットを、
そのビットパターンに応じて２種類の位相コードのいず
れかに変換する。次に、比較器２は、符号語変換テーブ
ル２０を用いて、残りの２ビットを４つの異なる符号語
チップからなる符号語に変換する。次に、制御回路４
は、図８に示すように、周波数変換テーブル２１を用い
て、符号語を４種類の周波数コードに変換するととも
に、その周波数コードに先に変換された位相コードを加
えて周波数・位相コードとする。そして、周波数・位相
発生器６は、位相・周波数コードに従って、パラレルデ
ータを４種類の周波数と２種類の位相との組合せからな
る８種類の周波数・位相スロットと、７個のタイムスロ
ットとのマトリクスとなる変調信号に変換する。このよ
うにすると、上記実施形態と比較して、符号語変換テー
ブル２１及び周波数変換テーブル２０の規模が小さくな
り、メモリ内のテーブル占有領域を小さくすることがで
きるとともに、符号語及び周波数の変換速度の高速化を
図ることができる。なお、逆に、最上位の１ビットに対
して２種類の周波数を割当て、４つの符号語チップに対
して４種類の位相を割り当てるようにしてもよい。更
に、最下位の１ビットに対して２種類の位相を割当て、
上位２ビットに対して符号語を介して４種類の周波数を
割り当てるようにしてもよい。
【００３２】（３）スペクトル拡散変調方式における１
次変調以外に、ＭＦＳＫ方式を用いた変調方式に本発明
を適用してもよい。 （４）シリアルデータからパラレルデータに変換する際
のビット単位を３ビット以外の任意の単位に変更しても
よい。
次変調以外に、ＭＦＳＫ方式を用いた変調方式に本発明
を適用してもよい。 （４）シリアルデータからパラレルデータに変換する際
のビット単位を３ビット以外の任意の単位に変更しても
よい。
【００３３】上記実施形態から把握できる請求項以外の
発明について、以下にその効果とともに記載する。 （１）請求項１に記載のディジタル変調装置において、
前記変換手段は、ディジタルデータを所定のビット数毎
に区切り、その区切られたディジタルデータの最上位ビ
ット及び最下位ビットのうちいずれか１方のビットパタ
ーンに応じて位相情報に変換し、更に、残りのデータを
そのビットパターンに応じて、符号語に変換する符号語
変換手段と、前記符号語変換手段により変換された符号
語を、複数の種類の周波数情報で構成される変調用デー
タに変換するとともに、その変換用データに前記位相情
報を加える周波数・位相変換手段とを備えたことを特徴
とする。このようにしても、変調に際して広い周波数帯
域幅を必要とすることがない。
発明について、以下にその効果とともに記載する。 （１）請求項１に記載のディジタル変調装置において、
前記変換手段は、ディジタルデータを所定のビット数毎
に区切り、その区切られたディジタルデータの最上位ビ
ット及び最下位ビットのうちいずれか１方のビットパタ
ーンに応じて位相情報に変換し、更に、残りのデータを
そのビットパターンに応じて、符号語に変換する符号語
変換手段と、前記符号語変換手段により変換された符号
語を、複数の種類の周波数情報で構成される変調用デー
タに変換するとともに、その変換用データに前記位相情
報を加える周波数・位相変換手段とを備えたことを特徴
とする。このようにしても、変調に際して広い周波数帯
域幅を必要とすることがない。
【００３４】（２）請求項１〜３に記載のディジタル変
調装置において、前記位相情報は、４種類であることを
特徴とする。このようにすると、変調用データが複数の
種類の周波数情報のみで構成される場合と比較して、周
波数情報の種類を４分の１に減らすことができる。
調装置において、前記位相情報は、４種類であることを
特徴とする。このようにすると、変調用データが複数の
種類の周波数情報のみで構成される場合と比較して、周
波数情報の種類を４分の１に減らすことができる。
【００３５】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィジタルデータの変調用データを複数の種類の周波数情
報と複数の種類の位相情報との組合せで構成したことに
より、複数の種類の周波数情報のみで構成される場合と
比較して、位相情報の種類の数だけ周波数情報の種類を
少なくすることができる。この結果、変調用データに従
って、生成される変調信号がもつ周波数の種類も少なく
なり、変調に際して広い周波数帯域幅を必要とすること
がない。
ィジタルデータの変調用データを複数の種類の周波数情
報と複数の種類の位相情報との組合せで構成したことに
より、複数の種類の周波数情報のみで構成される場合と
比較して、位相情報の種類の数だけ周波数情報の種類を
少なくすることができる。この結果、変調用データに従
って、生成される変調信号がもつ周波数の種類も少なく
なり、変調に際して広い周波数帯域幅を必要とすること
がない。
【図１】スペクトル拡散通信における送信装置を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図２】符号語変換テーブルを示す説明図。
【図３】符号語変換テーブルを示す説明図。
【図４】周波数・位相変換テーブルを示す説明図。
【図５】周波数・位相スロットと時間スロットとのマト
リクスを示す説明図。
リクスを示す説明図。
【図６】別の実施形態におけるマトリクスを示す説明
図。
図。
【図７】更に別の実施形態における符号語変換テーブル
を示す説明図。
を示す説明図。
【図８】図７のテーブルに対応する周波数変換テーブル
を示す説明図。
を示す説明図。
【図９】従来例のスペクトル拡散通信における送信装置
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図１０】符号語変換テーブルを示す説明図。
【図１１】周波数スロットと時間スロットとのマトリク
スを示す説明図。
スを示す説明図。
１…シリアルパラレル変換器 ２…比較器 ３…符号語変換テーブル（１，２，３は符号語変換手段
を構成する。） ４…制御回路 ５…周波数・位相変換テーブル（４，５は周波数・位相
変換手段を構成し、，２，３，４，５は変換手段を構成
する。） ６…（第１の）生成手段としての周波数・位相発生器 ７…ホッピングパターン発生器 ８…ＦＨ回路（７，８は周波数ホッピング手段を構成す
る。） １０…第２の生成手段としての混合器
を構成する。） ４…制御回路 ５…周波数・位相変換テーブル（４，５は周波数・位相
変換手段を構成し、，２，３，４，５は変換手段を構成
する。） ６…（第１の）生成手段としての周波数・位相発生器 ７…ホッピングパターン発生器 ８…ＦＨ回路（７，８は周波数ホッピング手段を構成す
る。） １０…第２の生成手段としての混合器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年９月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２８】上記したように本実施形態は以下に示す効
果を奏する。本実施形態 では、３ビットのパラレルデータを、対応
する符号語データに応じて４種類の周波数と２種類の位
相との組合せで構成される８種類の周波数・位相スロッ
トと、７個のタイムスロットとのマトリクスとなる変調
信号に変換するようにした。従って、８種類の周波数で
変調する従来のＭＦＳＫ方式と比較して、その周波数の
種類を半分の４種類に減らすことができ、その結果、ス
ペクトラム拡散通信に必要な周波数帯域幅を圧縮するこ
とができる。又、周波数帯域幅の制限が緩和されて、周
波数の利用効率が向上し、多くの周波数帯域を用いたス
ペクトル拡散通信を行うことができる。
果を奏する。本実施形態 では、３ビットのパラレルデータを、対応
する符号語データに応じて４種類の周波数と２種類の位
相との組合せで構成される８種類の周波数・位相スロッ
トと、７個のタイムスロットとのマトリクスとなる変調
信号に変換するようにした。従って、８種類の周波数で
変調する従来のＭＦＳＫ方式と比較して、その周波数の
種類を半分の４種類に減らすことができ、その結果、ス
ペクトラム拡散通信に必要な周波数帯域幅を圧縮するこ
とができる。又、周波数帯域幅の制限が緩和されて、周
波数の利用効率が向上し、多くの周波数帯域を用いたス
ペクトル拡散通信を行うことができる。
Claims (8)
- 【請求項１】 ディジタルデータを、所定のビット数毎
に複数の種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の
組合せで構成される変調用データに変換する変換手段
（１，２，３，４，５）と、 前記変換手段により変換された変調用データに従って、
複数の種類の周波数及び複数の種類の位相をもつ変調信
号を生成する生成手段（６）とを備えたことを特徴とす
るディジタル変調装置。 - 【請求項２】 前記変換手段は、ディジタルデータを、
所定のビット数毎に区切り、その区切られたディジタル
データのビットパターンに応じた符号語に変換する符号
語変換手段（１，２，３）と、 前記符号語変換手段により変換された符号語を、複数の
種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の組合せで
構成される変調用データに変換する周波数・位相変換手
段（４，５）とを備えたことを特徴とする請求項１に記
載のディジタル変調装置。 - 【請求項３】 前記符号語変換手段（１，２，３）は、
前記所定のビット数毎に区切られたディジタルデータが
もつ複数の種類のビットパターンと、その各ビットパタ
ーンに１対１で割り当てられ、かつ複数の異なる符号語
チップからなる符号語とを有する符号語変換テーブル
（３）を備え、該符号語変換テーブル（３）を用いてデ
ィジタルデータを符号語に変換し、 前記周波数・位相変換手段（４，５）は、前記符号語の
複数の異なる符号語チップと、各符号語チップに対して
それぞれ予め設定された周波数情報及び位相情報とを有
する周波数・位相変換テーブル（５）を備え、該周波数
・位相変換テーブルを用いて前記符号語を変調用データ
に変換することを特徴とする請求項２に記載のディジタ
ル変調装置。 - 【請求項４】 前記位相情報は、２種類の位相情報であ
ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載
のディジタル変調装置。 - 【請求項５】 ディジタルデータを、所定のビット数毎
に複数の種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の
組合せで構成される変調用データに変換する変換手段
（１，２，３，４，５）と、 前記変換手段により変換された変調用データに従って、
複数の種類の周波数及び複数の種類の位相をもつ変調信
号を生成する第１の生成手段（６）と、 予め設定された拡散符号に従って、局部発振周波数を順
次切り換えてホッピングする周波数ホッピング手段
（７，８）と、 前記生成手段（６）により生成された変調信号と、前記
周波数ホッピング手段により順次切り換えられたホッピ
ング局部発振周波数とを混合して、スペクトル拡散信号
を生成する第２の生成手段（１０）とを備えたことを特
徴とするスペクトル拡散変調装置。 - 【請求項６】 前記変換手段は、ディジタルデータを、
所定のビット数毎に区切り、その区切られたディジタル
データのビットパターンに応じた符号語に変換する符号
語変換手段（１，２，３）と、 前記符号語変換手段により変換された符号語を、複数の
種類の周波数情報及び複数の種類の位相情報の組合せで
構成される変調用データに変換する周波数・位相変換手
段（４，５）とを備えたことを特徴とする請求項５に記
載のスペクトル拡散変調装置。 - 【請求項７】 前記符号語変換手段（１，２，３）は、
前記所定のビット数毎に区切られたディジタルデータが
もつ複数の種類のビットパターンと、その各ビットパタ
ーンに対してそれぞれ１対１で割り当てられ、かつ複数
の異なる符号語チップからなる符号語とを有する符号語
変換テーブル（３）を備え、該符号語変換テーブル
（３）を用いてディジタルデータを符号語に変換し、 前記周波数・位相変換手段（４，５）は、前記符号語の
複数の異なる符号語チップと、各符号語チップに対して
それぞれ予め設定された周波数情報及び位相情報とを有
する周波数・位相変換テーブル（５）を備え、該周波数
・位相変換テーブルを用いて前記符号語を変調用データ
に変換することを特徴とする請求項６に記載のスペクト
ル拡散変調装置。 - 【請求項８】 前記位相情報は、２種類の位相情報であ
ることを特徴とする請求項５〜７のいずれか１項に記載
のスペクトル拡散変調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219264A JPH0964923A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219264A JPH0964923A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0964923A true JPH0964923A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16732809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7219264A Pending JPH0964923A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0964923A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6047018A (en) * | 1996-09-30 | 2000-04-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Multi-carrier communication method and device |
| JP2002520945A (ja) * | 1998-07-10 | 2002-07-09 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 符号分割多重アクセスチャネルを使用した高速データ送受信のための方法及び装置 |
| JP2009027757A (ja) * | 2008-11-04 | 2009-02-05 | Yamaha Corp | スペクトラム拡散回路 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP7219264A patent/JPH0964923A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6047018A (en) * | 1996-09-30 | 2000-04-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Multi-carrier communication method and device |
| JP2002520945A (ja) * | 1998-07-10 | 2002-07-09 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 符号分割多重アクセスチャネルを使用した高速データ送受信のための方法及び装置 |
| JP2009284496A (ja) * | 1998-07-10 | 2009-12-03 | Qualcomm Inc | 符号分割多重アクセスチャネルを使用した高速データ送受信のための方法及び装置 |
| JP2013066183A (ja) * | 1998-07-10 | 2013-04-11 | Qualcomm Inc | 符号分割多重アクセスチャネルを使用した高速データ送受信のための方法及び装置 |
| JP2014195273A (ja) * | 1998-07-10 | 2014-10-09 | Qualcomm Incorporated | 符号分割多重アクセスチャネルを使用した高速データ送受信のための方法及び装置 |
| JP2009027757A (ja) * | 2008-11-04 | 2009-02-05 | Yamaha Corp | スペクトラム拡散回路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1197249C (zh) | Σδ调制器控制的锁相环电路和相关的方法 | |
| CN1301089B (zh) | 采用基于正交频分复用的扩频多址通信系统 | |
| KR100545502B1 (ko) | 코드 분할 다중 액세스 통신 시스템을 위한 복소수 4-위상 시퀀스 생성 방법 및 장치 | |
| EP1025651B1 (en) | Method and Apparatus for the generation of frequency hopping sequences | |
| JP2000134182A (ja) | Ｃｄｍａ送信機および結合高速／低速ｃｄｍａ信号を生成する方法 | |
| JPH10107696A (ja) | マルチキャリア通信方法及び装置 | |
| KR960000353B1 (ko) | 스프레드 스펙트럼 통신 시스템내 가변수의 통신 채널 수용 방법 및 그 장치 | |
| KR20010003434A (ko) | 이중주파수도약 통신 시스템 및 제어방법 | |
| JPH0964923A (ja) | ディジタル変調装置及びスペクトル拡散変調装置 | |
| JP3093182B2 (ja) | 二重直交符号跳躍多重接続通信装置及び方法 | |
| JP2002513248A (ja) | 変調を行なう方法および装置 | |
| KR100396506B1 (ko) | 이중직교부호도약다중접속장치및방법 | |
| JP2009153182A (ja) | マルチチャンネルリンクの縮小された最大・平均振幅 | |
| US6421336B1 (en) | Variable rate orthogonally coded reverse link structure | |
| US5533030A (en) | Radiotelephone system with the character of a local or auxiliary communications apparatus | |
| JP3620233B2 (ja) | スペクトラム拡散変調装置 | |
| KR100293128B1 (ko) | 극성교번펄스폭/부호분할다중접속변조및복조방식 | |
| JP3285012B2 (ja) | Ｃｄｍａ基地局送信装置 | |
| JP2508595B2 (ja) | スペクトラム拡散方式およびスペクトラム拡散送信機 | |
| JP2835658B2 (ja) | 送信装置 | |
| JP3692140B2 (ja) | ２つのスペクトル拡散周波数帯を有するデュアルモード無線装置 | |
| JPH11154933A (ja) | マルチキャリア通信方法及びその装置 | |
| JP2004507120A (ja) | Ｃｄｍａシステムのチャネル拡張装置及び方法 | |
| JP2862717B2 (ja) | 通信端末 | |
| KR20050008463A (ko) | 협대역 장치만을 이용한 광대역 직교 변조 신호 발생 장치및 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040316 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |