JP2862717B2 - 通信端末 - Google Patents
通信端末Info
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Description
るかに広い帯域の信号に変換するスペクトル拡散通信シ
ステムに利用される通信端末に関する。
スペクトラム拡散方式が通信に用いられる場合がある。
方式(DIRECT SEQUENCE) と周波数ホッピング方式(FREQ
UENCY HOPPING )がある。
いて説明する。
成を示す図である。同図において10は送信機、20は
受信機を示している。
波が送信データでPSK(PHASE SHIFT KEYING)、FM
(FREQUENCY MODULATION)、AM(AMPLITUDE MODULATI
ON)などの1次変調がなされた後、送信データよりもは
るかに広帯域な拡散符号で乗算することにより2次変調
(拡散変調)がなされる。そして拡散変調された信号は
送信部13で電力増幅されてアンテナ14から電波とし
て放射される。
入力された高周波信号は受信部22で高周波増幅、帯域
制限などが施されて拡散復調部23で拡散復調される。
この拡散復調は受信信号を送信側と同一の拡散符号で乗
算することにより復調するものである。そして搬送波復
調部24で搬送波を除いてデータを再生する。
拡散通信における各部の信号のスペクトラムを示す図で
ある。
調部12を通過した後の信号のスペクトラムは搬送波変
調部11を通過した後の信号のスペクトラムよりもはる
かに広帯域となる。このため単位周波数当りの電力密度
が著しく低下し、他の通信への妨害が回避されることに
なる。また受信機20の拡散復調部23で送信機での変
調の際と同一の拡散符号を使用して復調した場合には同
図(c)に示すように信号の再生が可能であるが、送信
機での変調の際とは異なる拡散符号を使用して復調した
場合には同図(d)に示すように情報は拡散されたまま
であり再生できない。このため、複数の送信情報が各々
異なった拡散符号で変調された信号が同一周波数帯域に
存在する場合、各々の送信情報の変調操作の際と同一の
拡散符号で復調することにより、各々の送信情報を再生
できる。
ム拡散通信方式は情報で変調された搬送波周波数を与え
られた帯域内でランダムに離散的に切り替えることによ
り、広帯域に拡散する方式である。
種の暗号通信になり、送信機側と受信機側の拡散符号の
系列が一致した場合にのみ送信データの再生を行うこと
が可能になる。このため電力オーバーなどの違反ユーザ
が存在したとしてもその違反ユーザを特定することが困
難になる。また基地局などが通信制御や保守管理制御を
行う場合に基地局は制御の対象になる通信局の1台、1
台に固有な拡散符号で拡散変調を行って通信する必要が
ある。さらに拡散符号の異なる通信局に同報で通信する
ことは困難である。
スペクトラム拡散通信では一種の暗号通信になってしま
うため違反ユーザが存在したとしてもその違反ユーザを
特定することが困難になる。拡散符号の異なる通信局の
一つ一つが有する固有の拡散符号で拡散変調を行って通
信する必要がある。さらに拡散符号の異なる通信局に同
報で通信することは困難であり、これら問題点の解決が
望まれている。
されたもので、電波を使用しているユーザの特定が可能
なスペクトル拡散通信システムの通信端末を提供するこ
とを目的とする。
ために、請求項1記載の発明の通信端末は、1次変調さ
れた信号を拡散符号を用いて拡散変調して情報を伝送す
る通信端末であって、前記1次変調された信号の一部分
であって当該通信端末固有のIDを含む部分をあらかじ
め定められた共通の拡散符号によって拡散変調する第1
の拡散変調手段と、前記1次変調された信号の他の部分
を通信局間で固有の拡散符号によって拡散変調する第2
の拡散変調手段と、前記第1の拡散変調手段および前記
第2の拡散変調手段によってそれぞれ拡散変調された信
号を伝送する手段とを具備することを特徴とする。請求
項2記載の発明の通信端末は、請求項1記載の通信端末
において、前記第1の拡散変調手段および第2の拡散変
調手段が、前記1次変調された信号の拡散変調をそれぞ
れ並列して行うことを特徴とする。
一部分であって当該通信端末固有のIDを含む部分はあ
らかじめ定められた共通の拡散符号によって拡散変調
し、1次変調された信号の他の部分は通信局間で固有の
拡散符号によって拡散変調して伝送される。したがっ
て、送信している通信局の特定が容易になる。
る。
テムを直接拡散方式によって実現した場合の一実施例で
ある通信装置の構成を示すブロック図である。
受信器、300は電波の入出力のためのアンテナ、31
0は送信器100と受信器200でアンテナ300を共
用するための共用器、320は通信装置の動作の全体的
な制御を行う制御部、330は固有の拡散符号を格納す
るためのRAM、340は共通の拡散符号を格納するた
めのROM、350は拡散符号発生のためのクロックを
発生するクロック発生器を示している。
K、PSKなどの1次変調を行う1次変調器110と、
拡散符号を発生させる拡散符号発生器120、130
と、拡散符号発生器120、130で発生した拡散符号
と1次変調器110によって変調された信号とを乗算し
て拡散変調を行う乗算器140、150と、乗算器14
0、150から出力した信号の所定帯域のみを通過させ
るバンドパスフィルタ160と、バンドパスフィルタ1
60から出力した信号に電力増幅を行う電力増幅器17
0とを有している。
信号の高周波増幅を行う高周波増幅器210と、高周波
増幅器210によって高周波増幅された信号の所定の帯
域のみを通過させるバンドパスフィルタ220と、バン
ドパスフィルタ220によって帯域制限された信号の拡
散復調を行う相関器230、240と、相関器230、
240によって拡散復調された信号の復調を行う復調器
250とを有している。なお、相関器230、240は
SAWコンボルバなどのプログラマブルな相関器であ
る。
の例を示す図であり、この場合は6種類の符号が得られ
る。このうちの1つを共通の拡散符号として用い、残り
の5つを固有の拡散符号とすればよい。
いて説明する。
ット状の信号が入力される。
るパケットの一例の構造を示す図である。同図に示すよ
うにこのパケット500は、ID、パケット長などの制
御情報を転送するための制御情報部510と、送信すべ
きユーザ情報を伝送するためのデータ部520と、デー
タに誤りがあるか否かを調べるための誤り訂正部530
から構成される。
変調器110によって1次変調された後、乗算器150
に入力される。ROM340にはあらかじめ決定されて
いる共通の拡散符号を示すデータが保持されており、こ
のデータに基づいて拡散符号発生器130で共通の拡散
符号を発生させ、乗算器150で1次変調器110から
の信号と共通の拡散符号が乗算されて共通の拡散符号に
よる拡散変調が行われる。
よび誤り訂正部530は1次変調器110によって1次
変調された後、乗算器140に入力される。RAM33
0にはシステムセルあるいは通信局間で固有の拡散符号
を示すデータが保持されており、これは状態に応じて変
更することが可能である。そしてRAM330に保持さ
れている通信局間で固有の拡散符号を示すデータに基づ
いて拡散符号発生器120で通信局間で固有の拡散符号
が発生され、この通信局間で固有の拡散符号と1次変調
器110からの信号が乗算されて固有の拡散符号による
拡散変調が行われる。
号はバンドパスフィルタ160で帯域制限された後、電
力増幅部170で電力増幅が行われて共用器310を介
してアンテナ300に供給され、電波として放射され
る。
報部510のスペクトラムおよび通信局間で固有の拡散
符号によって拡散されたデータ部520および誤り訂正
部530のスペクトラムを示す図である。
動作でパケット500が電波として伝送されてきた場合
について説明する。
波信号が誘起し、この高周波信号は高周波増幅器210
によって高周波増幅がなされた後、バンドパスフィルタ
220で帯域制限が行われる。バンドパスフィルタ22
0を通過した高周波信号は相関器230、240に送ら
れる。相関器230ではROM340に格納されている
共通の拡散符号を示すデータに基づいて相関がとられ、
パケット500の制御情報部510の部分の拡散復調が
行われる。拡散復調された制御情報部510は復調器2
50で搬送波復調が行わて、制御情報が再生され制御部
320に転送される。一方、相関器240ではRAM3
30に格納されている通信局間で固有の拡散符号に基づ
いて相関が取られ、パケット500のデータ部520お
よび誤り訂正部530の部分の拡散復調が行われる。拡
散復調されたデータ部520および誤り訂正部530は
復調器250で搬送波復調が行われて通信データが再生
される。
部は共通の拡散符号による拡散変調がなされているので
電波を送信している通信装置固有のIDをだれでも再生
することが可能である。さらに通信すべきデータについ
ては通信局間に固有の拡散符号で拡散変調されているの
で通信の秘話性は保たれる。
情報部は共通の拡散符号で拡散変調し、パケットの他の
部分は通信局間の固有の拡散信号で拡散変調したが、図
5に示すよう情報パケット(同図(a))と制御パケッ
ト(同図(b))とを用い、情報パケットはシステム
(通信局)固有の拡散符号を用いて拡散変調して伝送
し、制御パケットは共通の拡散符号を用いて拡散変調を
行うようにしても良い。このようにした場合には制御パ
ケットはだれでも再生することができるので送信局を特
定することが可能であり、基地局などが制御を行う場合
など、一つの拡散符号を用いて制御することができる。
符号によって拡散変調されているので通信の秘話性は保
たれる。なお制御パケットと情報パケットは独立に伝送
することができる。
の通信装置の構成を示す図である。なお図1に示す通信
装置と同じ動作をする部分には同一の符号を付し、重複
する説明は省略する。
保持されている固有の拡散符号を示すデータあるいはR
OM340に保持されている共通の拡散符号を示すデー
タに基づいて可変周波数シンセサイザ360の発振周波
数が変化する。そして可変周波数シンセサイザ360か
らの出力信号は送信器100aの拡散変調器180、1
90に供給されて周波数ホッピング方式の拡散変調が行
われる。また可変周波数シンセサイザ360からの出力
信号は受信器200aの拡散復調部260、280に供
給されて周波数ホッピング方式の拡散復調が行われる。
なお、同期回路270、290はバンドパスフィルタ2
20の出力信号のホッピングと可変周波数シンセサイザ
360の出力信号のホッピングの同期を取るための回路
である。
すパケット500を送信する場合の動作について説明す
る。
ケット500の制御情報部510が1次変調器110で
1次変調されると、この信号は拡散変調器180に転送
される。一方、可変周波数シンセサイザ360はROM
340に保持されている共通の拡散符号を示すデータに
基づいた周波数の信号を、順次、発振して拡散変調器1
80に供給して拡散変調器180で周波数ホッピング方
式の拡散変調がなされる。パケット500のデータ部5
20および誤り訂正部530が1次変調器110で1次
変調されると、この信号は拡散変調器190に転送され
る。一方、可変周波数シンセサイザ360は今度はRA
M330に保持されている固有の拡散符号を示すデータ
に基づいた周波数の信号を、順次、発振して拡散変調器
190に供給して拡散変調器190で周波数ホッピング
方式の拡散変調がなされる。
は、制御情報部510は拡散復調器280、データ部5
20および誤り訂正部530は拡散復調器260で拡散
復調が行われる。
を用いて伝送する場合は、情報パケットは固有の拡散符
号により拡散変調し、制御パケットは共通の拡散符号に
より拡散復調するようにすることもできる。
ACCESS )における拡散符号のネゴシエイション手順を
示す図である。700は通信装置、710は基地局を示
している。
て制御パケット720にて拡散符号の要求をすると、基
地局710が制御パケット730にて通信装置700に
拡散符号の割り当てが行われる。この後、通信装置70
0は割り当てられた拡散符号によりデータの送信を実行
する。このようにすることで拡散符号の有効利用がで
き、多重度を上げることができる。また拡散符号の相互
相関特性などによりビット誤り率が高くなり伝送品質が
低下した場合等には制御パケットを用いて通信の途中に
でも拡散符号を変更することが可能である。
ら移動局へ送信出力制御を行う場合を示す図である。同
図に示すように、基地局710は移動局750に対して
共通の拡散符号によって拡散変調された制御パケット7
60を伝送する。移動局750は制御パケット760に
よって送られてきた出力制御情報によって送信パワーを
変更する。この場合、基地局710は移動局を個別に送
信出力制御を要求することもできる。また移動局から基
地局に対しての送信出力制御を要求をすることも同様に
して実現できる。
る。
0は管理局を示している。違反移動局800は共通の拡
散符号によって拡散変調された制御パケット820と固
有の拡散符号によって拡散変調された情報パケット83
0を送信しているとする。この場合、管理局810は共
通の拡散符号の相関器811によって違反移動局800
が送信した制御パケット820のIDを再生して違反移
動局800を特定することができる。
である。
で通信しているゾーンAを、基地局910は固有の拡散
符号Bで通信しているゾーンBを、それぞれ、カバーし
ている。基地局900に障害が発生したときはゾーンA
内の移動局920、921に対して共通の拡散符号によ
って拡散変調された制御パケット930を送信して固有
の拡散符号Bを通知することにより、基地局の切替え指
示をすることができる。 図13は直接拡散方式、図1
4は周波数ホッピング方式によって実現した同報通信に
共通の拡散符号を用いた場合の一実施例である通信装置
の構成を示すブロック図である。本実施例では制御情
報、ユーザ情報を問わず、同報で通信する情報を共通の
拡散符号により拡散変調して、とくに前述の障害時の基
地局制御のように同時に複数の通信局と通信する場合に
有効になる。
の拡散符号によって拡散変調された信号を伝送すること
により信号を送信している局の特定が可能になり、基地
局による制御等を1つの拡散符号を用いて行うことが行
うことができるようになる。
れた信号の一部分であって当該通信端末固有のIDを含
む部分はあらかじめ定められた全体に共通の拡散符号に
よって拡散変調し、1次変調された信号の他の部分は通
信局間で固有の拡散符号によって拡散変調して伝送され
るので、送信している通信局の特定が容易になる。
拡散方式によって実現した場合の一実施例である通信装
置の構成を示すブロック図である。
図である。
構造を示す図である。
クトラムおよび通信局間で固有の拡散符号によって拡散
されたデータ部および誤り訂正部のスペクトラムを示す
図である。
(同図(b))とを用い、制御パケットはシステム(通
信局)固有の拡散符号を用いて拡散変調して伝送し、情
報パケットは共通の拡散符号を用いて拡散変調を行うよ
うにした場合を示す図である。
の構成を示す図である。
手順を示す図である。
合を示す図である。
である。
おける各部の信号のスペクトラムを示す図である。
ステムを直接拡散方式を示す図である。
ステムを周波数ホッピング方式によって実現した場合の
一実施例である通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 1次変調された信号を拡散符号を用いて
拡散変調して情報を伝送する通信端末であって、 前記1次変調された信号の一部分であって当該通信端末
固有のIDを含む部分をあらかじめ定められた共通の拡
散符号によって拡散変調する第1の拡散変調手段と、 前記1次変調された信号の他の部分を通信局間で固有の
拡散符号によって拡散変調する第2の拡散変調手段と、前記第1の拡散変調手段および前記第2の拡散変調手段
によってそれぞれ 拡散変調された信号を伝送する手段と
を具備することを特徴とする通信端末。 - 【請求項2】 前記第1の拡散変調手段および第2の拡
散変調手段が、前記1次変調された信号の拡散変調をそ
れぞれ並列して行うことを特徴とする請求項1記載の通
信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286797A JP2862717B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286797A JP2862717B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 通信端末 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9353220A Division JP2975915B2 (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | スペクトラム通信システム、基地局および移動局 |
JP10159721A Division JPH1174865A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | スペクトラム拡散通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130070A JPH05130070A (ja) | 1993-05-25 |
JP2862717B2 true JP2862717B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17709170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3286797A Expired - Lifetime JP2862717B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862717B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0989696B1 (en) * | 1998-05-07 | 2014-08-20 | Ntt Docomo, Inc. | Method of assignment and transmission of spread signals in direct sequence spread spectrum cdma mobile communication system, mobile communication system, and transmitter, receiver and transmitter/receiver of mobile communication system |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537517B2 (ja) * | 1987-06-17 | 1996-09-25 | キヤノン株式会社 | スペクトラム拡散通信装置 |
JPH04138734A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-13 | Omron Corp | スペクトラム拡散通信方法 |
JP2844271B2 (ja) * | 1991-05-29 | 1999-01-06 | 日本無線株式会社 | スペクトル拡散通信装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3286797A patent/JP2862717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05130070A (ja) | 1993-05-25 |
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