JP2001044826A - 高周波変調式位相同期ループ回路 - Google Patents

高周波変調式位相同期ループ回路

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JP2001044826A
JP2001044826A JP11212457A JP21245799A JP2001044826A JP 2001044826 A JP2001044826 A JP 2001044826A JP 11212457 A JP11212457 A JP 11212457A JP 21245799 A JP21245799 A JP 21245799A JP 2001044826 A JP2001044826 A JP 2001044826A
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Tomoyasu Furuno
智靖 古野
Toru Kitano
徹 北野
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準信号fINの周波数を基準として周波数
変調された出力信号fOUTを出力する。 【解決手段】 切替信号に応じてループフィルタ3によ
って出力された電圧値またはD/A変換器6によって出
力された電圧値を選択して出力する切替器11と、切替
器11によって出力された電圧値に応じた周波数の出力
信号fOUTを発振し、その出力信号fOUTを帰還信
号として位相比較器1に帰還する電圧制御発振器4と、
所定周期毎に切替器11に切替信号を出力すると共に、
その所定周期に応じてアップダウン信号をD/A変換器
6に出力するカウンタ12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁妨害対策さ
れた安定な変調周波数が得られる高周波変調式位相同期
ループ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の高周波変調式位相同期ルー
プ回路を示す構成図であり、図において、1はリファレ
ンスクロックfINとフィードバッククロックとの位相
差に応じた位相差信号を出力する位相比較器、2はその
位相差信号に応じた電流値に変換して出力する位相差電
流変換器、3はその電流値を積分して電圧値に変換して
出力するループフィルタ、4はその電圧値に応じた周波
数のフィードバッククロックを発振し、位相比較器1に
フィードバックする電圧制御発振器である。5はリファ
レンスクロックfINをカウントしてアップダウン信号
を生成するカウンタ、6はループフィルタ3によって出
力された電圧値を基準としたカウンタ5によって出力さ
れたアップダウン値に応じた電圧値を出力するD/A変
換器、7はD/A変換器6によって出力された電圧値に
応じた周波数の変調されたクロックfOUTを出力する
電圧制御発振器である。
【0003】次に動作について説明する。位相同期ルー
プ回路におけるEMI(Electromagneti
c Interference:電磁妨害)対策とし
て、出力の周波数を変調させる手法がある。図2は周波
数と搬送波および周波数変調により生じる側帯波の相対
振幅との関係を示した特性図である。図2(A)は周波
数を変調させない場合、図2(B)は周波数を変調させ
た場合である。このように周波数を変調させることによ
り図2(B)に示すように搬送波と周波数変調により生
じる側帯波との相対振幅を小さくすることができ、電磁
妨害、即ち、ノイズの発生を低くすることができる。
【0004】図6において、位相比較器1は、A[H
z]のリファレンスクロックfINとフィードバックク
ロックとの位相を比較し、その位相差に応じた位相差信
号を出力する。位相差電流変換器2は、その位相差信号
に応じた電流値に変換して出力し、ループフィルタ3
は、その電流値を積分して電圧値に変換して出力する。
電圧制御発振器4は、その電圧値に応じた周波数のフィ
ードバッククロックを発振し、位相比較器1にフィード
バックする。また、カウンタ5は、A[Hz]のリファ
レンスクロックfINをカウントしてアップダウン信号
を生成し、D/A変換器6は、ループフィルタ3によっ
て出力された電圧値を基準としたカウンタ5によって出
力されたアップダウン値に応じた電圧値を出力する。
【0005】図7は従来のD/A変換器の出力電圧を示
す特性図であり、図に示すように、D/A変換器6は、
A[Hz]でロックされた時のループフィルタ3によっ
て出力された電圧値を基準とし、さらに、カウンタ5に
よって出力されたアップダウン値に応じて上下した周期
B[s]の電圧値を出力する。電圧制御発振器7は、D
/A変換器6によって出力された電圧値に応じた周波数
の変調されたクロックfOUTを出力する。図8は従来
の電圧制御発振器の出力周波数を示す特性図であり、図
に示すように、電圧制御発振器7は、ロックされたA
[Hz]を基準とし、さらに、周期B[s]で上下する
周波数変調されたクロックfOUTを出力する。このク
ロックfOUTを用いることによってノイズの発生を低
くすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波変調式位
相同期ループ回路は以上のように構成されているので、
2台の電圧制御発振器4,7を用いており、それら2台
の電圧制御発振器4,7を同一の回路にしたとしても、
回路素子のばらつきにより2台の電圧制御発振器4,7
間で出力周波数の誤差が生じてしまい、そのため、リフ
ァレンスクロックfINのA[Hz]を基準として、ク
ロックfOUTを周波数変調させることができないなど
の課題があった。例えば、電圧制御発振器4の入力電圧
値がD[v]で出力周波数がA[Hz]である場合に、
電圧制御発振器7の入力電圧値がD[v]であったとし
ても上記理由により出力周波数がA[Hz]にはならな
い。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、基準信号の周波数を基準として周
波数変調された出力信号を出力することができる高周波
変調式位相同期ループ回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波変
調式位相同期ループ回路は、切替信号に応じてループフ
ィルタによって出力された第1の電圧値またはD/A変
換器によって出力された第2の電圧値を選択して出力す
る切替器と、切替器によって出力された第1または第2
の電圧値に応じた周波数の出力信号を発振し、その出力
信号を帰還信号として位相比較器に帰還する電圧制御発
振器と、所定周期毎に切替器に切替信号を出力すると共
に、その所定周期に応じてアップダウン信号をD/A変
換器に出力する制御器とを備えたものである。
【0009】この発明に係る高周波変調式位相同期ルー
プ回路は、制御器を、基準信号であるリファレンスクロ
ックをカウントして、基準信号と帰還信号との位相が一
致するロック時間と、アップダウン信号を出力するアッ
プダウン信号出力時間とを判断し、それらロック時間か
らアップダウン信号出力時間への移行時に第2の電圧値
を選択させ、それらアップダウン信号出力時間からロッ
ク時間への移行時に第1の電圧値を選択させる切替信号
を切替器に出力するカウンタとしたものである。
【0010】この発明に係る高周波変調式位相同期ルー
プ回路は、制御器を、ロック時間からアップダウン信号
出力時間への移行時に位相差電流変換器を停止させ、そ
れらアップダウン信号出力時間からロック時間への移行
時にその停止を解除させる制御信号を位相差電流変換器
に出力するカウンタとしたものである。
【0011】この発明に係る高周波変調式位相同期ルー
プ回路は、制御器を、基準信号であるリファレンスクロ
ックをカウントして、アップダウン信号出力時間に上に
凸のアップダウン信号と下に凸のアップダウン信号とを
交互にD/A変換器に出力するカウンタとしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による高
周波変調式位相同期ループ回路を示す構成図であり、図
において、1は基準信号であるリファレンスクロックf
INとフィードバッククロックとの位相差に応じた位相
差信号を出力する位相比較器、2はその位相差信号に応
じた電流値に変換して出力する位相差電流変換器、3は
その電流値を積分して電圧値(第1の電圧値)に変換し
て出力するループフィルタ、4は後述する切替器11に
よって選択された、ループフィルタ3によって出力され
た電圧値または後述するD/A変換器6によって出力さ
れた電圧値(第2の電圧値)に応じた周波数の出力信号
を発振し、クロックfOUTとして出力すると共に、フ
ィードバッククロックとして位相比較器1にフィードバ
ックする電圧制御発振器、6はループフィルタ3によっ
て出力された電圧値を基準とした後述するカウンタ12
によって出力されたアップダウン値に応じた電圧値を出
力するD/A変換器である。
【0013】11はトランスミッションゲート11a,
11bからなり、切替信号に応じてループフィルタ3に
よって出力された電圧値またはD/A変換器6によって
出力された電圧値を選択して出力する切替器、12はリ
ファレンスクロックfINをカウントして、アップダウ
ン信号を出力するアップダウン信号出力時間に上に凸の
アップダウン信号と下に凸のアップダウン信号とを交互
に生成してD/A変換器6に出力するカウンタ(制御
器)である。また、このカウンタ12は、リファレンス
クロックfINをカウントして、位相比較器1において
リファレンスクロックfINとリファレンスクロックと
の位相の一致に要するロック時間と、アップダウン信号
を出力するアップダウン信号出力時間とを判断し、それ
らロック時間からアップダウン信号出力時間への移行時
にD/A変換器6からの電圧値を選択させる切替信号を
切替器11に出力し、アップダウン信号出力時間からロ
ック時間への移行時にループフィルタ3からの電圧値を
選択させる切替信号を切替器11に出力するものであ
る。さらに、このカウンタ12は、ロック時間からアッ
プダウン信号出力時間への移行時にループフィルタ3の
出力電圧値が保持されるように位相差電流変換器2を停
止させる制御信号をその位相差電流変換器2に出力し、
アップダウン信号出力時間からロック時間への移行時に
その停止を解除(位相差電流変換器2の動作を再開させ
る)する制御信号を位相差電流変換器2に出力するもの
である。なお、12aは反転した切替信号を切替器11
に出力するためのインバータである。
【0014】次に動作について説明する。位相同期ルー
プ回路におけるEMI(Electromagneti
c Interference:電磁妨害)対策とし
て、出力の周波数を変調させる手法がある。図2は周波
数と搬送波および周波数変調により生じる側帯波の相対
振幅との関係を示した特性図である。図2(A)は周波
数を変調させない場合、図2(B)は周波数を変調させ
た場合である。このように周波数を変調させることによ
り図2(B)に示すように搬送波と周波数変調により生
じる側帯波との相対振幅を小さくすることができ、電磁
妨害、即ち、ノイズの発生を低くすることができる。
【0015】図3はこの発明の実施の形態1による高周
波変調式位相同期ループ回路の主要部のパルスを示すタ
イミングチャートであり、上記図1とこの図3を参照し
ながら動作を説明する。図1において、カウンタ12
は、常にリファレンスクロックfIN(図3のa)をカ
ウントして、位相比較器1においてリファレンスクロッ
クfINとリファレンスクロックとの位相の一致に要す
る予め設定されたロック時間と、アップダウン信号を出
力する予め設定されたアップダウン信号出力時間とを判
断し、それらアップダウン信号出力時間からロック時間
への移行時に‘L’レベルの切替信号を出力し(図3の
切替器(1)に相当)、切替器11のトランスミッショ
ンゲート11aをオン、トランスミッションゲート11
bをオフさせ、ループフィルタ3からの電圧値を切替器
11に選択させる。また、カウンタ12は、そのアップ
ダウン信号出力時間からロック時間への移行時に位相差
電流変換器2の停止を解除する‘L’レベルの制御信号
を位相差電流変換器2に出力する(図3の切替器(1)
に相当)。
【0016】この時、位相比較器1は、A[Hz]のリ
ファレンスクロックfIN(図3のa)とフィードバッ
ククロックとの位相を比較し、その位相差に応じた位相
差信号を出力する。位相差電流変換器2は、その位相差
信号に応じた電流値に変換して出力し、ループフィルタ
3は、その電流値を積分して電圧値に変換して出力す
る。切替器11は、このループフィルタ3側を選択して
いるので、そのループフィルタ3からの電圧値を電圧制
御発振器4に出力する。電圧制御発振器4は、その電圧
値に応じた周波数のクロックfOUTを発振して出力す
ると共に、フィードバッククロックとして位相比較器1
にフィードバックする(図3のfの周波数一定期間)。
そして、それら位相同期ループ回路により、位相比較器
1においてリファレンスクロックfINとリファレンス
クロックとの位相が一致し、即ち、ロックしてループフ
ィルタ3からは、そのリファレンスクロックfINでロ
ックした時の電圧値が出力される(図3のe)。これら
の機能は、従来の技術で言えば、電圧制御発振器4から
なる位相同期ループ回路の機能に相当するものである。
【0017】また、カウンタ12は、ロック時間からア
ップダウン信号出力時間への移行時に‘H’レベルの切
替信号を出力し(図3の切替器(2)に相当)、切替器
11のトランスミッションゲート11aをオフ、トラン
スミッションゲート11bをオンさせ、D/A変換器6
からの電圧値を切替器11に選択させる。また、カウン
タ12は、そのロック時間からアップダウン信号出力時
間への移行時に位相差電流変換器2を停止する‘H’レ
ベルの制御信号を位相差電流変換器2に出力する(図3
の切替器(2)に相当)。さらに、カウンタ12は、リ
ファレンスクロックfINをカウントして、アップダウ
ン信号を出力するアップダウン信号出力時間に上に凸の
アップダウン信号と下に凸のアップダウン信号とを交互
に生成してD/A変換器6に出力する。
【0018】この時、ループフィルタ3は、位相差電流
変換器2が停止しているので、リファレンスクロックf
INでロックした時の電圧値を出力し続け、D/A変換
器6に供給する(図3のe)。また、カウンタ12から
3本のビットラインb0〜b2によってアップダウン信
号がD/A変換器6に出力される(図3のb0〜b
2)。図3における10進表示は、そのアップダウン信
号を10進法によって示したものである。D/A変換器
6は、ループフィルタ3によって出力された電圧値を基
準としたカウンタ12によって出力されたアップダウン
値に応じた電圧値を出力する(図3のd)。切替器11
は、このD/A変換器6側を選択しているので、そのD
/A変換器6からの電圧値を電圧制御発振器4に出力す
る。電圧制御発振器4は、その電圧値に応じた周波数の
クロックfOUTを発振して出力する(図3のfの周波
数up周波数down期間)。これらの機能は、従来の
技術で言えば、電圧制御発振器7からなるクロックfO
UTの出力回路の機能に相当するものである。
【0019】なお、そのクロックfOUTは、フィード
バックラインによって位相比較器1にフィードバックさ
れるが、位相差電流変換器2が停止しているので、ルー
プフィルタ3の出力電圧値に影響を与えることはない。
その後、再びカウンタ12は、リファレンスクロックf
INに応じてロック時間であると判断して、切替器11
をループフィルタ3からの電圧値の選択に切り替えると
共に、位相差電流変換器2の停止を解除し、リファレン
スクロックfINでロックさせ、次のアップダウン信号
出力時間に備える。
【0020】図4はこの発明の実施の形態1による切替
器の出力電圧を示す特性図であり、図に示すように、切
替器11は、ロック時間C[s]では、A[Hz]でロ
ックされた時のループフィルタ3の出力電圧値を選択
し、アップダウン信号出力時間B/2[s]では、A
[Hz]でロックされた時のループフィルタ3によって
出力された電圧値を基準とし、さらに、カウンタ12に
よって出力されたアップダウン値に応じて上下したD/
A変換器6の出力電圧値を選択する。これらは周期的に
選択され、B[s]+2C[s]周期で行われる。図5
はこの発明の実施の形態1による電圧制御発振器の出力
周波数を示す特性図であり、図に示すように、電圧制御
発振器4は、ロック時間C[s]では、ロックされたル
ープフィルタ3の出力電圧値に応じたクロックfOUT
を出力し、アップダウン信号出力時間B/2[s]で
は、ロックされた時のループフィルタ3によって出力さ
れた電圧値を基準とし、さらに、カウンタ12によって
出力されたアップダウン値に応じて上下したD/A変換
器6の出力電圧値に応じたクロックfOUTを出力す
る。このクロックfOUTを用いることによってノイズ
の発生を低くすることができる。
【0021】なお、上記実施の形態1では、カウンタ1
2によって、ロック時間、上に凸のアップダウン信号出
力時間、ロック時間、下に凸のアップダウン信号出力時
間の順で周期的に制御したが、ロック時間は、上に凸の
アップダウン信号出力時間と、下に凸のアップダウン信
号出力時間との間に常に挿入する必要はなく、例えば、
ロック時間、上に凸のアップダウン信号出力時間、下に
凸のアップダウン信号出力時間の順で周期的に制御して
も良い。また、上記実施の形態1では、カウンタ12か
らD/A変換器6に接続されるビットラインを3本にし
たが、任意の本数で設計しても良い。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、1台の電圧制御発振器4によって構成されるので、
従来の技術のように、2台の電圧制御発振器4,7によ
る出力周波数の誤差が生じることがなく、リファレンス
クロックfINのA[Hz]を基準としたクロックfO
UTを周波数変調させることができる効果が得られる。
また、1台の電圧制御発振器4によって構成されるの
で、回路構成を簡単にすることができる効果が得られ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、切替
信号に応じてループフィルタによって出力された第1の
電圧値またはD/A変換器によって出力された第2の電
圧値を選択して出力する切替器と、切替器によって出力
された第1または第2の電圧値に応じた周波数の出力信
号を発振し、その出力信号を帰還信号として位相比較器
に帰還する電圧制御発振器と、所定周期毎に切替器に切
替信号を出力すると共に、その所定周期に応じてアップ
ダウン信号をD/A変換器に出力する制御器とを備える
ように構成したので、従来の技術のように、2台の電圧
制御発振器による出力周波数の誤差が生じることがな
く、基準信号を基準とした出力信号を周波数変調させる
ことができる効果が得られる。また、1台の電圧制御発
振器によって構成されるので、回路構成を簡単にするこ
とができる効果が得られる。
【0024】また、この発明によれば、制御器を、基準
信号であるリファレンスクロックをカウントして、基準
信号と帰還信号との位相が一致するロック時間と、アッ
プダウン信号を出力するアップダウン信号出力時間とを
判断し、それらロック時間からアップダウン信号出力時
間への移行時に第2の電圧値を選択させ、それらアップ
ダウン信号出力時間からロック時間への移行時に第1の
電圧値を選択させる切替信号を切替器に出力するカウン
タとするように構成したので、カウンタによるリファレ
ンスクロックのカウントによって切替信号を切替器に出
力することにより、切替器でロック時間に応じた第1の
電圧値の選択、およびアップダウン信号出力時間に応じ
た第2の電圧値の選択を的確に行わせることができる効
果が得られる。
【0025】さらに、この発明によれば、制御器を、ロ
ック時間からアップダウン信号出力時間への移行時に位
相差電流変換器を停止させ、それらアップダウン信号出
力時間からロック時間への移行時に停止を解除させる制
御信号を位相差電流変換器に出力するカウンタとするよ
うに構成したので、ロック時間においては、基準信号に
自動的にロックできると共に、アップダウン信号出力時
間においては、基準信号または帰還信号が変動してもル
ープフィルタから出力される第1の電圧値に影響を与え
ることが無く、基準信号を基準とした出力信号を精度良
く周波数変調させることができる効果が得られる。
【0026】さらに、この発明によれば、制御器を、基
準信号であるリファレンスクロックをカウントして、ア
ップダウン信号出力時間に上に凸のアップダウン信号と
下に凸のアップダウン信号とを交互にD/A変換器に出
力するカウンタとするように構成したので、基準信号を
基準とした側帯波の周波数特性が対称な出力信号を得る
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による高周波変調式
位相同期ループ回路を示す構成図である。
【図2】 周波数と搬送波および周波数変調により生じ
る側帯波の相対振幅との関係を示した特性図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による高周波変調式
位相同期ループ回路の主要部のパルスを示すタイミング
チャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による切替器の出力
電圧を示す特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による電圧制御発振
器の出力周波数を示す特性図である。
【図6】 従来の高周波変調式位相同期ループ回路を示
す構成図である。
【図7】 従来のD/A変換器の出力電圧を示す特性図
である。
【図8】 従来の電圧制御発振器の出力周波数を示す特
性図である。
【符号の説明】
1 位相比較器、2 位相差電流変換器、3 ループフ
ィルタ、4 電圧制御発振器、6 D/A変換器、11
切替器、12 カウンタ(制御器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 徹 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5J106 AA04 BB08 CC01 CC21 CC38 CC41 DD09 DD35 EE08 GG07 GG11 HH10 KK03 KK39 PP01 QQ09 RR15 RR20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号と帰還信号との位相差に応じた
    位相差信号を出力する位相比較器と、上記位相比較器に
    よって出力された位相差信号に応じた電流値を出力する
    位相差電流変換器と、上記位相差電流変換器によって出
    力された電流値に応じた第1の電圧値を出力するループ
    フィルタと、上記ループフィルタによって出力された第
    1の電圧値を基準としたアップダウン値に応じた第2の
    電圧値を出力するD/A変換器と、切替信号に応じて上
    記ループフィルタによって出力された第1の電圧値また
    は上記D/A変換器によって出力された第2の電圧値を
    選択して出力する切替器と、上記切替器によって出力さ
    れた第1または第2の電圧値に応じた周波数の出力信号
    を発振し、その出力信号を帰還信号として上記位相比較
    器に帰還する電圧制御発振器と、所定周期毎に上記切替
    器に切替信号を出力すると共に、その所定周期に応じて
    アップダウン信号を上記D/A変換器に出力する制御器
    とを備えた高周波変調式位相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 制御器は、基準信号であるリファレンス
    クロックをカウントして、基準信号と帰還信号との位相
    が一致するロック時間と、アップダウン信号を出力する
    アップダウン信号出力時間とを判断し、それらロック時
    間からアップダウン信号出力時間への移行時に切替器に
    第2の電圧値を選択させ、それらアップダウン信号出力
    時間からロック時間への移行時に切替器に第1の電圧値
    を選択させる切替信号をその切替器に出力するカウンタ
    であることを特徴とする請求項1記載の高周波変調式位
    相同期ループ回路。
  3. 【請求項3】 制御器は、ロック時間からアップダウン
    信号出力時間への移行時に位相差電流変換器を停止さ
    せ、それらアップダウン信号出力時間からロック時間へ
    の移行時に位相差電流変換器の停止を解除させる制御信
    号をその位相差電流変換器に出力するカウンタであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の高周波変調式位相同期ル
    ープ回路。
  4. 【請求項4】 制御器は、基準信号であるリファレンス
    クロックをカウントして、アップダウン信号出力時間に
    上に凸のアップダウン信号と下に凸のアップダウン信号
    とを交互にD/A変換器に出力するカウンタであること
    を特徴とする請求項2または請求項3記載の高周波変調
    式位相同期ループ回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7233215B2 (en) 2003-12-19 2007-06-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Frequency modulation circuit
JP2008017309A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Yamaha Corp スペクトラム拡散回路
KR100935840B1 (ko) * 2002-09-12 2010-01-08 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 클록 생성 회로, pll 및 클록 생성 방법
US8085101B2 (en) 2007-11-02 2011-12-27 Panasonic Corporation Spread spectrum clock generation device

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