JP2853817B2 - フェイズロックループ - Google Patents

フェイズロックループ

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JP2853817B2
JP2853817B2 JP3028788A JP2878891A JP2853817B2 JP 2853817 B2 JP2853817 B2 JP 2853817B2 JP 3028788 A JP3028788 A JP 3028788A JP 2878891 A JP2878891 A JP 2878891A JP 2853817 B2 JP2853817 B2 JP 2853817B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種の装置に利用され
るフェイズロックループに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来からよく用いられているフェ
イズロックループの構成を示す。フェイズロックループ
は周知のように、電圧制御発振器1と、この電圧制御発
振器1の出力信号の周波数をNてい倍する周波数てい倍
器2と、この周波数てい倍器2のてい倍出力と基準発振
器4との位相を比較し、その位相比較出力を電圧制御発
振器1に帰還させる位相比較器3とによって構成され
る。
【0003】尚、図の例では電圧制御発振器1の発振信
号の周波数を周波数てい倍器2によってNてい倍する例
を示したが1/N分周器を設ける場合もある。周波数て
い倍器を用いた場合基準発振器4の周波数fR と電圧制
御発振器1の発振周波数fVC O との間の関係はfVCO
R /Nとなる。また1/N分周器を用いた場合はf
VCO =N・fR となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェイズロック
ループにおいて、特に周波数てい倍器2を用いて構成し
た場合、周波数てい倍器は例えばダイオードの非直線特
性を利用して電圧制御発振器から与えられた信号の高調
波を発生させ、この高調波成分を含む信号を位相比較器
3に与えると共に、位相比較器3の他方の入力端子には
基準発振器4から電圧制御発振器1から出力される発振
器信号の周波数fVCO のN倍の周波数fR の信号を与え
る。
【0005】従って位相比較器3では電圧制御発振器1
が出力する信号のN倍の高調波信号と基準発振器4の発
振信号との位相を比較し、双方の位相が一致するように
電圧制御発振器1の発振周波数を制御する。ところで周
波数てい倍器2は上述したようにN倍の高調波以外の高
調波も発生しているから高調波の中でレベルの大きい高
調波が存在すると、そのレベルの大きい高調波と基準発
振器4の発振信号とが位相比較され、初期の立上りの段
階でfVCO =fR/k・N(k=2,3,…)の関係の
周波数にロックされてしまうことがある。
【0006】このようにk=1以外の周波数でロックす
ると出力端子5に出力される信号の周波数fVCO は目的
の周波数の整数分の1の周波数となり出力端子5に出力
される信号を利用する他の装置は正常に動作しないこと
になる。この発明の目的は周波数てい倍器を利用して構
成されるフェイズロックループにおいて、電圧制御発振
器の発振周波数が目的とする周波数以外の周波数にロッ
クすることのないフェイズロックループを提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明においては電圧
制御発振器から出力される信号の周波数をNてい倍し、
そのNてい倍した信号と基準発振器から出力される信号
との位相を第1位相比較器によって比較し、その位相比
較出力によって電圧制御発振器の発振周波数を制御する
ように構成されるフェイズロックループにおいて、電圧
制御発振器の発振信号と基準発振器の発振信号の周波数
を1/Nに分周した信号の位相を比較する第2位相比較
器と、この第2位相比較器の比較出力を第1位相比較器
の位相比較結果に加算するアナログ加算器とを設けたフ
ェイズロックループを提案する。
【0008】この発明の構成によれば電圧制御発振器の
発振周波数fVCO=fR /k・Nにおいて、k≠1のと
き第2位相比較器に入力される2つの信号の周波数f
VCO とfR /NはfVCO ≠fR /Nとなる。この結果、
第2位相比較器の比較出力は0にならず或る比較出力電
圧を発生する。この比較出力電圧が加算回路により第1
位相比較器の位相比較出力に加算されて与えられる。
【0009】よって第2位相比較器の位相比較出力によ
り電圧制御発振器の発振周波数はk=1の状態に引込み
制御され、目的とする周波数に引き込まれる。
【0010】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図中1は
電圧制御発振器、2は周波数てい倍器、3は位相比較
器、4は基準発振器、5は出力端子を示す点は図4の説
明と同じである。この発明においては、電圧制御発振器
1の発振信号の周波数fVCO を周波数てい倍器2でNて
い倍した信号と、基準発振器4の発振信号の位相を比較
する位相比較器3を第1位相比較器と称することにし、
この第1位相比較器3に対して第2位相比較器7を設け
る。この第2位相比較器7は電圧制御発振器1の発振信
号と、基準発振器4の発振信号の周波数fRを1/Nに
分周した信号の位相を比較する。このために基準発振器
4と第2位相比較器7との間に1/N分周器7を設け
る。
【0011】更に第1位相比較器3の位相比較出力を電
圧制御発振器1に与える回路にアナログ加算器8を設
け、このアナログ加算器8によって第1位相比較器3と
第2位相比較器7の各位相比較出力を加算して電圧制御
発振器1の制御端子に与える。このように構成すること
により電圧制御発振器1の発振周波数fVCO がfVCO
R /Nであれば第2位相比較器7に入力される2つの
信号の周波数fVCO とfR /Nは等しいため第2位相比
較器7の出力は0となる。よってこの場合は第2位相比
較器7の位相比較出力は電圧制御発振器1に影響せず、
電圧制御発振器1は目的とする基準発振器4の発振周波
数fR の1/Nの周波数で発振する。
【0012】一方、電圧制御発振器1の発振周波数f
VCO がfVCO =fR /k・N(k>1)の場合は、第2
位相比較器7に与えられる2つの信号はfVCO ≠fR
Nとなる。よって第2位相比較器7は位相比較出力電圧
を発生し、この位相比較電圧がアナログ加算器8を通じ
て電圧制御発振器1に帰還される。この結果電圧制御発
振器1は第2位相比較出力電圧によって発振周波数が変
更されfVCO =fR /Nの関係に引き込む。
【0013】尚、ここで分周器6は周波数をカウントダ
ウンするカウンタによって構成されるから分周出力信号
が基本波として最も大きいレベルの信号として出力され
る。従って第2位相比較器7において、電圧制御発振器
1の発振信号と分周器6の分周出力信号の基本波が必ず
位相比較される。図2はこの発明の変形実施例を示す。
この実施例では第2位相比較器7の出力側に信号断続制
御回路9を設け、第2位相比較器7の出力が0のときは
この信号断続制御回路9をオフの状態に制御し、電圧制
御発振器1の発振周波数が正規の周波数に引込まれてい
る状態では第2位相比較器7の出力を断にし、回路から
切離すように構成した場合を示す。
【0014】信号断続制御回路9はこの例ではアナログ
スイッチ10によって構成した場合を示す。つまりアナ
ログスイッチ10を第2位相比較器7の位相比較出力電
圧が真のときオンの状態に制御し、第2位相比較出力電
圧が虚のときオフに制御するように構成した場合を示
す。このように構成することによりフェイズロックルー
プが正規の周波数にロックされないときだけ、第2位相
比較器7の位相比較出力電圧を電圧制御発振器1に帰還
させ、引込が実行された後は第2位相比較器7をループ
から切離すことができる。よって正常に動作している状
態では通常のフェイズロックループで動作させることが
できる。
【0015】図3は更に他の変形実施例を示す。この例
では信号断続制御回路9をマイクロコンピュータ12と
AD変換器11及びDA変換器13とによって構成した
場合を示す。つまり第2位相比較器7の比較出力をAD
変換器11でAD変換し、そのAD変換器11のAD変
換出力をマイクロコンピュータ12に入力し、マイクロ
コンピュータ12で第2位相比較器7の位相比較出力が
真か虚かを判定し、真のときだけDA変換器13に電圧
制御発振器1の発振周波数fVCO を正規の周波数に引込
むために必要な電圧に対応するデイジタル信号を出力
し、このデイジタル信号をDA変換器13でアナログ信
号に変換し、そのアナログ信号をアナログ加算器8を通
じて電圧制御発振器1に与えるように構成した場合を示
す。
【0016】従ってこの場合も電圧制御発振器1の発振
周波数が正規の周波数に引込まれることによりマイクロ
コンピュータ12はDA変換器13へのデイジタル信号
の出力を停止し、電圧制御発振器1の発振周波数が正規
の状態では通常のフェイズロックループだけで動作す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
必要な次数以外の不必要な高調波が発生される可能性が
ある周波数てい倍器を用いたフェイズロックループにお
いて、フェイズロックループが起動されて動作を開始す
るとき、電圧制御発振器1の発振周波数が正規の周波数
から外れた周波数にロックされることを防止できる。よ
って信頼性の高いフェイズロックループを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】この発明の変形実施例を示すブロック図。
【図3】この発明の更に他の変形実施例を示すブロック
図。
【図4】従来の技術を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 周波数てい倍器 3 第1位相比較器 4 基準発振器 5 出力端子 6 分周器 7 第2位相比較器 8 アナログ加算器 9 信号断続制御回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器と、一定周波数の信号を
    発振する基準発振器と、上記電圧制御発振器の発振信号
    の周波数をNてい倍する周波数てい倍器と、この周波数
    てい倍器から出力される信号と上記基準発振器から出力
    される信号の位相を比較する第1位相比較器とによって
    構成されるフェイズロックループにおいて、上記基準発
    振器が出力する基準周波数の1/Nの周波数の信号と、
    上記電圧制御発振器が出力する信号の位相を比較する第
    2位相比較器を設け、この第2位相比較器の出力を上記
    電圧制御発振器の制御電圧に加算するように構成したフ
    ェイズロックループ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフェイズロックループに
    おいて、第2位相比較器の出力信号を、信号断続制御回
    路を通じて加算器に与え、上記電圧制御発振器の発振周
    波数が正規の発振周波数の状態で、上記信号断続制御回
    路を断に制御し、上記第2位相比較器の位相比較出力が
    上記電圧制御発振器に入力されることを阻止するように
    構成したフェイズロックループ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフェイズロックループに
    おいて、信号断続制御回路をアナログスイッチによって
    構成したフェイズロックループ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のフェイズロックループに
    おいて、信号断続制御回路をマイクロコンピュータによ
    って構成したフェイズロックループ。
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