JPH10233681A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH10233681A
JPH10233681A JP9034661A JP3466197A JPH10233681A JP H10233681 A JPH10233681 A JP H10233681A JP 9034661 A JP9034661 A JP 9034661A JP 3466197 A JP3466197 A JP 3466197A JP H10233681 A JPH10233681 A JP H10233681A
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signal
pulse width
pulse
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pulse signal
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JP9034661A
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Isao Matsumoto
功 松本
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Sony Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リファレンスリークを低減でき、ロックアップ
時間のスピードアップを図ることができるPLL回路を
実現する。 【解決手段】チャージポンプ電流を切り替え可能なPL
L回路20において、チャージポンプ回路23の出力電
流を制御するアップパルス信号S22aとダウンパルス
信号22bとのパルス幅の差をパルス幅生成器27で識
別し、PLL回路20がロックしないでこのパルス幅が
大きい場合にはチャージポンプ回路の出力電流を大きく
してループフィルタ24への電荷変化を速く、PLL回
路がロックして、このパルス幅の差が小さい場合には、
チャージポンプ回路の出力電流を小さくするように構成
する。これにより、PLL回路のロックアップタイムの
スピードアップを図ることができ、また。ループフィル
タへの外乱の影響が小さくなり、リファレンスリークを
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャージポンプ回
路を有するPLL(Phase Locked Loop) 回路に係り、特
に、チャージポンプ出力の切り替え系回路の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は、位相比較器、チャージポ
ンプ回路、およびVCO(Voltage Control Oscilator:
電圧制御発振器) を主構成要素としている。一般に、P
LL回路においては、位相比較系で、VCOの出力信号
と基準信号との位相を比較し、比較の結果に応じてアッ
プパルス信号またはダウンパルス信号を生成して、チャ
ージポンプ回路に入力させる。そして、チャージポンプ
回路で入力したアップパルス信号またはダウンパルス信
号に応じた電流出力を得、これをループフィルタで電圧
信号に変換してVCOに入力させてVCOの発振周波数
vco を制御している。そして、VCOの出力信号と基
準信号との位相が合ったときに、すなわち位相差が0の
なったときに、アップパルス信号またはダウンパルス信
号の出力を停止する。
【0003】ところが、VCOの出力信号と基準信号と
の位相差が0のなったときに、アップパルス信号または
ダウンパルス信号の出力を停止する構成では、位相差が
0になっときにチャージポンプ出力電流がなくなること
に起因して、いわゆる不感帯が生じる。そこで、この不
感帯をなくすために、位相が合っていてもアップパルス
電流およびダウンパルス電流を出し続ける構成のPLL
回路が提案されている。
【0004】図4は、この位相が合っていてもアップパ
ルス電流およびダウンパルス電流を出し続ける構成のP
LL回路の構成例を示す回路図である。このPLL回路
10は、図4に示すように、N分周器11、位相比較器
12、チャージポンプ回路13、ループフィルタ14、
VCO15、およびM分周器16により構成されてい
る。なお、N,Mは分周器11,16の分周値を示して
いる。
【0005】PLL回路10においては、位相比較器1
2で、N分周器11で周波数fREFがN分周された図5
(a)に示すような基準信号S11と図5(b)に示す
ようなM分周器16で周波数VVCO がM分周されたVC
O15の出力信号の位相が比較される。
【0006】そして、N分周器11から出力された基準
信号S11の位相がM分周器16から出力された発振信
号S16の位相より進んでいるとき(fREF
VCO )、図5(c)に示すようなその位相差に応じた
パルス幅のアップパルス信号12aが端子upoから出
力される。一方、N分周器11から出力された基準信号
S11の位相がM分周器16から出力された発振信号S
16の位相より遅れているとき(fREF <fVCO )、図
5(d)に示すようなその位相差に応じたパルス幅のダ
ウンパルス信号12bが端子dwnoから出力される。
また、N分周器11から出力された基準信号S11の位
相とM分周器16から出力された発振信号S16の位相
とが等しいとき(fREF =fVCO )、図5(c)および
(d)に示すように同じパルス幅のアップパルス信号S
12aとダウンパルス信号S12bが端子upoおよび
dwnoから出力される。このようにして位相比較器1
2から出力されたアップパルス信号S12aとダウンパ
ルス信号S12bはチャージポンプ回路13に入力され
る。
【0007】チャージポンプ回路13では、入力端子u
piに入力したアップパルス信号S12aと入力端子d
wniに入力したダウンパルス信号S12bとが電流と
して合わされて、出力端子Coから図5(e)に示すよ
うな電流出力S13がループフィルタ14に出力され
る。
【0008】ループフィルタ14では、チャージポンプ
回路13の電流出力S13が電圧レベルに変換され、制
御信号S14としてVCO15に入力される。VCO1
5では、入力電圧に応じて制御された発振周波数fVCO
で発振動作が行われ、発振信号S15がM分周器16に
出力され、ここでM分周されて信号S16として位相比
較器12の端子local に帰還される。そして、上述した
ように、N分周器11から出力された基準信号S11の
位相とM分周器16から出力された発振信号S16の位
相とが等しくなったとき(fREF =fVCO )、PLL回
路10はロック状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このPLL回路10に
おいては、理想的には位相が合った場合、アップパルス
幅とダウンパルス幅が一致して、図6に示すように、電
流出力としては0となる。しかしながら、実際には、図
7に示すように、アップパルス電流波形とダウンパルス
電流波形とに差があり、その結果、その差分の出力が出
てくることになり、いわゆるリファレンスリークを悪く
する。
【0010】このリファレンスリークは、出力電流を下
げればその差分の電流も小さくなり下げることができる
が、これに反してロックアップタイムが遅くなるという
不利益が生じる。また、PLL回路のロックアップタイ
ムは、出力電流自体を増やすことで速くすることは可能
であるが、その差分の電流も大きくなり、結果としてリ
ファレンスリークを悪化させるという不利益がある。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、リファレンスリークを低減で
き、ロックアップ時間のスピードアップを図ることがで
きるPLL回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、制御信号の入力レベルに応じた周波数で
発振する発振手段と、基準信号と上記発振手段の発振信
号との位相を比較し、比較結果に応じたパルス幅の第1
のパルス信号および第2のパルス信号を出力する位相比
較手段と、上記位相比較手段から出力された第1のパル
ス信号および第2のパルス信号を受けて、両パルス信号
のパルス幅差を検出し、その差分に相当するパルス幅の
第3のパルス信号を出力するパルス幅差生成手段と、上
記パルス幅差生成手段のよる第3のパルス信号のパルス
幅とあらかじめ設定したパルス幅とを比較し、比較結果
に応じた検出信号を出力するパルス幅検出手段と、上記
位相比較手段から出力された第1のパルス信号および第
2のパルス信号を受けて、上記検出信号が第3のパルス
信号のパルス幅が設定パルス幅以上である旨を示す場合
には、両信号のパルス幅差に応じた期間、上記制御信号
を第1のレベルで出力し、上記検出信号が第3のパルス
信号のパルス幅が設定パルス幅以下である旨を示す場合
には、両信号のパルス幅差に応じた期間、上記制御信号
を第1のレベルより低い第2のレベルで出力するチャー
ジポンプ手段とを有する。
【0013】また、上記チャージポンプ手段から出力さ
れる制御信号は電流出力あるいは電圧出力である。
【0014】また、本発明では、上記パルス幅検出手段
は、第3のパルス信号のパルス幅が設定パルス幅以下で
ある旨を示す検出信号を出力した後、設定パルス幅を大
きい値に再設定して第3のパルス信号のパルス幅との比
較を行う。
【0015】本発明によれば、位相比較手段で、基準信
号と発振手段の発振信号との位相が比較され、比較結果
である位相差に応じたパルス幅の第1のパルス信号およ
び第2のパルス信号が生成され、パルス幅生成手段およ
びチャージポンプ手段に出力される。パルス幅生成手段
では、第1のパルス信号および第2のパルス信号を受け
て、両パルス信号のパルス幅差を検出し、その差分に相
当するパルス幅の第3のパルス信号が生成され、パルス
幅検出手段に出力される。パルス幅検出手段では、第3
のパルス信号のパルス幅とあらかじめ設定したパルス幅
とが比較され、比較結果であるその大小に応じた検出信
号が生成され、チャージポンプ手段に出力される。な
お、このとき、たとえば第3のパルス信号のパルス幅が
設定パルス幅以下である旨を示す検出信号を出力した後
に、その設定パルス幅の値を大きい値に再設定して第3
のパルス信号のパルス幅との比較動作が行われる。
【0016】そして、チャージポンプ手段では、位相比
較手段から出力された第1のパルス信号および第2のパ
ルス信号を受けて、検出信号が第3のパルス信号のパル
ス幅が設定パルス幅以上である旨を示す場合には、両信
号のパルス幅差に応じた期間、制御信号が第1のレベル
で発振手段に出力される。一方、検出信号が第3のパル
ス信号のパルス幅が設定パルス幅以下である旨を示す場
合には、両信号のパルス幅差に応じた期間、制御信号が
第1のレベルより低い第2のレベルで発振手段に出力さ
れる。すなわち、基準信号と発振信号との位相が等しく
なったとき、PLL回路はロック状態となる。このよう
にPLL回路がロックして、このパルス幅の差が小さい
場合には、チャージポンプ手段の出力レベルを小さくす
るようにしたので、ループフィルタへの外乱の影響が小
さくなり、リファレンスリークを低減することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るPLL回路
の一実施例を示す回路図である。このPLL回路20
は、図1に示すように、N分周器21、位相比較器2
2、チャージポンプ回路23、ループフィルタ24、V
CO25、M分周器26、パルス幅差生成器27、およ
びパルス幅検出器28により構成されている。なお、
N,Mは分周器21,26の分周値を示している。
【0018】N分周器21は、端子Rinから入力した基
準信号VREF の周波数fREF を分周値Nで分周して、端
子Rout から基準信号S21として位相比較器22に出
力する。
【0019】位相比較器22は、端子refから入力し
た基準信号S21と端子local から入力したM分周器2
6の出力発振信号S26との位相とを比較し、その位相
差に応じたパルス幅の、アップパルス信号(第1のパル
ス信号)S22aまたはダウンパルス信号(第2のパル
ス信号)22b、あるいは両パルス信号を生成し、端子
upo、dwnoからチャージポンプ回路23およびパルス
幅生成器27に出力する。
【0020】具体的には、基準信号S21の位相がM分
周器26から出力された発振信号S26の位相より進ん
でいるとき(fREF >fVCO )、その位相差に応じたパ
ルス幅のアップパルス信号22aを端子upoから出力
する。一方、基準信号S21の位相が発振信号S26の
位相より遅れているとき(fREF <fVCO )、その位相
差に応じたパルス幅のダウンパルス信号22bを端子d
wnoから出力される。そして、基準信号S21の位相
と発振信号S26の位相とが等しいとき(fREF =f
VCO )、同じパルス幅のアップパルス信号S22aとダ
ウンパルス信号S22bを端子upoおよびdwnoか
ら出力する。
【0021】チャージポンプ回路23は、端子upiに
アップパルス信号S22a、端子dwniにダウンパルス信
号S22bを入力し、入力した両信号を電流として合わ
せて端子Coから電流出力S23として出力し、また、
端子swiに入力されるパルス幅検出器28の出力信号
S28のレベルに応じて大電流出力と小電流出力に切り
替える。たとえば、信号S28のレベルがローレベルの
場合には大電流出力を得、ハイレベルの場合には小電流
出力を得る。大電流出力の場合には2mA程度のレベル
で出力され、小電流出力の場合には大電流出力の場合の
1/10程度の200μA程度のレベルで出力される。
【0022】ループフィルタ24は、チャージポンプ回
路23の電流出力S23を電圧レベルに変換し、制御信
号S24としてVCO25に出力する。
【0023】VCO25は、端子inに入力したループ
フィルタ24の電圧信号S24のレベルに応じた周波数
VCO で発振動作を行い、端子out から発振信号S25
を出力する。なお、VCO25の発振周波数fVCO は次
式で与えられる。
【0024】
【数1】fVCO =(M/N)・fREF
【0025】たとえば基準信号VREF の周波数fREF
「10MHz」、N分周器21の分周値Nを「20」、
M分周器26の分周値Mを「800」とした場合、VC
O25の発振周波数fVCO は400MHzである。
【0026】M分周器26は、端子Linに入力したVC
O25の発振信号S25の周波数fVCO をM分周し、信
号S26として端子Lout から出力する。
【0027】パルス幅差生成器27は、端子upiにア
ップパルス信号S22a、端子dwniにダウンパルス信号
S22bを入力し、入力した両信号のパルス幅の差分の
パルス幅Twを求め、そのパルス幅の信号(第3のパル
ス信号)S27(ローアクティブの信号)を端子pwo
から出力する。このパルス幅差生成器27は、たとえば
図2に示すように、否定的排他的論理和ゲート(NEX
OR)27aにより構成される。
【0028】パルス幅検出器28は、端子Dinに入力
したパルス幅差生成器27の出力信号S27のパルス幅
Twをあらかじめ設定したパルス幅T1とを比較し、比
較結果に応じたレベル(ハイまたはロー)の検出信号S
28を端子swoから出力する。具体的には、入力信号
S27のパルス幅Twが設定パルス幅T1以上の場合に
は検出信号S28をローレベルで出力し、入力信号S2
7のパルス幅Twが設定パルス幅T1以下の場合には検
出信号S28をハイレベルで出力する。なお、パルス幅
T1は、たとえば3ns(ナノ秒)に設定される。
【0029】次に、上記構成による動作を、図3のタイ
ミングチャートを参照しつつ説明する。
【0030】周波数fREF の基準信号VREF がN分周器
21の端子Rinに入力されて、その周波数fREF を分周
値Nで分周されて、端子Rout から、図3(a)に示す
ような基準信号S21として位相比較器22に出力され
る。
【0031】位相比較器22では、端子refから入力
した基準信号S21と端子local から入力した図3
(b)に示すようなM分周器26の出力発振信号S26
との位相とが比較される。
【0032】そして、N分周器22から出力された基準
信号S22の位相がM分周器26から出力された発振信
号S26の位相より進んでいるとき(fREF
VCO )、図3(c)に示すようなその位相差に応じた
パルス幅のアップパルス信号22aが端子upoから出
力される。一方、N分周器22から出力された基準信号
S22の位相がM分周器26から出力された発振信号S
26の位相より遅れているとき(fREF <fVCO )、図
3(d)に示すようなその位相差に応じたパルス幅のダ
ウンパルス信号22bが端子dwnoから出力される。
また、N分周器22から出力された基準信号S22の位
相とM分周器26から出力された発振信号S26の位相
とが等しいとき(fREF =fVCO )、図3(c)および
(d)に示すように同じパルス幅のアップパルス信号S
22aとダウンパルス信号S22bが端子upoおよび
dwnoから出力される。このようにして位相比較器2
2から出力されたアップパルス信号S22aとダウンパ
ルス信号S22bはチャージポンプ回路23およびパル
ス幅差生成器27に入力される。
【0033】パルス幅差生成器27では、端子upiか
ら入力されたアップパルス信号S22aと端子dwniから
入力されたダウンパルス信号S22bのパルス幅の差分
のパルス幅Twが求められ、そのパルス幅のパルス信号
S27が端子pwoからパルス幅検出器28に出力され
る。
【0034】パルス幅検出器28においては、端子Di
nから入力された信号S27のパルス幅Twと設定パル
ス幅T1とが比較される。そして、比較の結果、入力信
号S27のパルス幅Twが設定パルス幅T1以上の場合
には検出信号S28がローレベルで、入力信号S27の
パルス幅Twが設定パルス幅T1以下の場合には検出信
号S28がハイレベルで、チャージポンプ回路23に出
力される。
【0035】チャージポンプ回路23では、端子upi
にアップパルス信号S22aが、端子dwniにダウンパル
ス信号S22bが入力され、また、パルス幅検出器28
の出力信号S28が端子swiに入力される。そして、
アップパルス信号S22aとダウンパルス信号S22b
が電流として合わされて、出力端子Coから図2(e)
に示すような電流出力S23がループフィルタ24に出
力される。このとき、電流出力S23は、検出信号S2
8のレベルがローレベルの場合には大電流出力として生
成され、ハイレベルの場合には小電流出力として生成さ
れて、ループフィルタ24に供給される。
【0036】ループフィルタ24では、チャージポンプ
回路23の電流出力S23が電圧レベルに変換され、制
御信号S24としてVCO25に入力される。VCO2
5では、入力電圧に応じて制御された発振周波数fVCO
で発振動作が行われ、発振信号S25がM分周器26に
出力され、ここでM分周されて信号S26として位相比
較器22の端子local に帰還される。そして、上述した
ように、N分周器22から出力された基準信号S22の
位相とM分周器26から出力された発振信号S26の位
相とが等しくなったとき(fREF =fVCO )、PLL回
路20はロック状態となる。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
チャージポンプ電流を切り替え可能なPLL回路におい
て、チャージポンプ回路の出力電流を制御するアップパ
ルス信号とダウンパルス信号とのパルス幅の差を識別
し、PLL回路がロックしないでこのパルス幅が大きい
場合にはチャージポンプ回路の出力電流を大きくしてル
ープフィルタへの電荷変化を速くするように構成したの
で、PLL回路のロックアップタイムのスピードアップ
を図ることができる。さらにPLL回路がロックして、
このパルス幅の差が小さい場合には、チャージポンプ回
路の出力電流を小さくするようにしたので、ループフィ
ルタへの外乱の影響が小さくなり、リファレンスリーク
を低減することができる。すなわち、本実施例に係るP
LL回路は、ロックアップタイムの高速化とリファレン
スリークの低減という相反する特性の改善の両立を図る
ことができる。
【0038】なお、本実施例では、チャージポンプ回路
の出力を電流出力として説明したが、本発明が電圧出力
の場合にも適用できることはいうまでもなく、上述した
と同様の効果を得ることができる。
【0039】さらに、パルス幅検出器に、パルス幅に対
するいわゆるヒステリシス機能を付加した構成をとるこ
とも可能である。すなわち、信号S27のパルス幅Tw
が設定パルス幅T1以下である旨を示すハイレベルの検
出信号S28を出力した後に、設定パルス幅T1(上述
した例では3ns)をさらに大きい値(たとえば5n
s)に再設定して、信号S27のパルス幅Twと比較動
作を行うように構成することも可能である。これによ
り、より確実な動作を実現することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL回
路によれば、リファレンスリークを低減でき、また、ロ
ックアップ時間のスピードアップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の一実施例を示す回路
図である。
【図2】本発明に係るパルス幅差生成器の構成例を示す
回路図である。
【図3】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図4】従来のPLL回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図5】図5の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図6】位相が合っていてもアップパルス電流およびダ
ウンパルス電流を出し続ける構成のPLL回路の、理想
状態の場合のアップパルス電流およびダウンパルス電流
の関係を示す図である。
【図7】位相が合っていてもアップパルス電流およびダ
ウンパルス電流を出し続ける構成のPLL回路の、実際
のアップパルス電流およびダウンパルス電流の関係を示
す図である。
【符号の説明】
21…N分周器、22…位相比較器、23…チャージポ
ンプ回路、24…ループフィルタ、25…VCO、26
…M分周器、27…パルス幅差生成器、28…パルス幅
検出器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号の入力レベルに応じた周波数で
    発振する発振手段と、 基準信号と上記発振手段の発振信号との位相を比較し、
    比較結果に応じたパルス幅の第1のパルス信号および第
    2のパルス信号を出力する位相比較手段と、 上記位相比較手段から出力された第1のパルス信号およ
    び第2のパルス信号を受けて、両パルス信号のパルス幅
    差を検出し、その差分に相当するパルス幅の第3のパル
    ス信号を出力するパルス幅差生成手段と、 上記パルス幅差生成手段のよる第3のパルス信号のパル
    ス幅とあらかじめ設定したパルス幅とを比較し、比較結
    果に応じた検出信号を出力するパルス幅検出手段と、 上記位相比較手段から出力された第1のパルス信号およ
    び第2のパルス信号を受けて、上記検出信号が第3のパ
    ルス信号のパルス幅が設定パルス幅以上である旨を示す
    場合には、両信号のパルス幅差に応じた期間、上記制御
    信号を第1のレベルで出力し、上記検出信号が第3のパ
    ルス信号のパルス幅が設定パルス幅以下である旨を示す
    場合には、両信号のパルス幅差に応じた期間、上記制御
    信号を第1のレベルより低い第2のレベルで出力するチ
    ャージポンプ手段とを有するPLL回路。
  2. 【請求項2】 上記チャージポンプ手段から出力される
    制御信号は電流出力である請求項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 上記チャージポンプ手段の電流出力を電
    圧レベルに変換して上記発振手段に入力させる手段を有
    する請求項2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 上記チャージポンプ手段から出力される
    制御信号は電圧出力である請求項1記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 上記パルス幅差生成手段は、上記第1の
    パルス信号と上記第2のパルス信号との否定的排他的論
    理和をとる手段により構成されている請求項1記載のP
    LL回路。
  6. 【請求項6】 上記パルス幅検出手段は、第3のパルス
    信号のパルス幅が設定パルス幅以下である旨を示す検出
    信号を出力した後、設定パルス幅を大きい値に再設定し
    て第3のパルス信号のパルス幅との比較を行う請求項1
    記載のPLL回路。
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