JP2001044780A - インピーダンス自動整合方法及び整合装置 - Google Patents

インピーダンス自動整合方法及び整合装置

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JP2001044780A
JP2001044780A JP21562699A JP21562699A JP2001044780A JP 2001044780 A JP2001044780 A JP 2001044780A JP 21562699 A JP21562699 A JP 21562699A JP 21562699 A JP21562699 A JP 21562699A JP 2001044780 A JP2001044780 A JP 2001044780A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 反射波電力の影響により高周波電源1からプ
ラズマ負荷2に十分な高周波電力が供給されなくなれば
適切な加工結果が得られなかったり、高周波電源1の過
熱焼損の危険を避ける。 【解決手段】 インピーダンス調節手段3の入力インピ
ーダンスZiが電源側インピーダンスZsに整合する調
節部目標位置X0及びY0を算出し、各調節部位置X及
びYから上記X0又はY0方向に予め定めた距離ΔX又
はΔYにある調節部隣接位置(X+ΔX,Y)、(X,
Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)の入力反射係数
Rx、Ry及びRxyを算出し、これらが最小となるの
方向に調節部位置X及びYを移動させ、この過程を繰り
返して、調節部位置X及びYの入力反射係数Rが設定値
ΔR以下になったときに整合したとみなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電源とイン
ピーダンス変動負荷との間に挿入したインピーダンス調
整手段を自動調整して、高周波電源とインピーダンス変
動負荷とのインピーダンスの整合を図るインピーダンス
自動整合方法及び整合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波電源からプラズマ等のインピーダ
ンス変動負荷に効率よく高周波電力を供給する場合に
は、高周波電源とインピーダンス変動負荷との間のイン
ピーダンスを整合させることが必要である。例えば半導
体IC、LCD(液晶ディスプレイ)等の製造過程にお
いては、エッチング、スパッタリング、薄膜成長等の処
理を行う際に、処理を行うチャンバ内に設けた電極に高
周波電力を供給することによってそのチャンバ内にプラ
ズマを発生させて、プラズマプロセスを行うが、このよ
うに、プラズマを生じさせる負荷(以下、プラズマ負荷
という。)に高周波電力を供給する場合には、高周波電
源とプラズマ負荷との間のインピーダンスの整合をとる
ことが特に重要である。両者間のインピーダンスの整合
がとれていない場合には、高周波電源の出力端で電力の
反射が生じてプラズマ負荷に高周波電力を効率良く供給
することができないために、所望の加工プロセスが得ら
れず、高周波電源を発熱によって破壊する危険がある。
【0003】したがって、高周波電源からプラズマ負荷
に電力を供給する場合には、高周波電源とプラズマ負荷
との間にインダクタンス、コンデンサ、トランス等から
なるインピーダンス調整手段を挿入することが必要であ
る。
【0004】無線通信用のアンテンナ、増幅器の入力回
路等に設ける一般のインピーダンス調整手段において
は、負荷のインピーダンスが予め分かっているので、既
知の負荷インピーダンスを用いてインピーダンス調整手
段の回路定数を容易に設定することができる。また負荷
インピーダンスが一定であれば、インピーダンス調整手
段の回路定数を一定として整合状態を保つことができ
る。
【0005】しかしながら、プラズマ負荷等のインピー
ダンス変動負荷のようにインピーダンスが時々刻々変化
する場合には、既知のインピーダンスを接続してインピ
ーダンス調整手段の回路定数を決めることができないた
めに、可変コンデンサ、可変インダクタンス等の可変イ
ンピーダンス素子をインピーダンス調節手段として用い
て、高周波電源とインピーダンス変動負荷との間のイン
ピーダンスを自動的に整合させる自動整合装置を用いる
ことが必要である。
【0006】従来技術では、整合装置入力端子付近から
高周波電源出力端子付近をみたインピーダンスである電
源側インピーダンスZsとインピーダンス調節手段の入
力インピーダンスZiとを整合をさせるのに必要なイン
ピーダンス調節手段内の可変インピーダンス素子の調節
部目標位置を算出し、調節部位置を調節部目標位置に一
致させることによって上記インピーダンスを整合させて
いた。
【0007】図1は、従来技術の自動インピーダンス整
合装置及びその周辺装置の例を示す従来技術ブロック図
である。同図において、高周波電源1はプラズマ負荷2
に高周波電力を供給する高周波電源装置であり、プラズ
マ負荷2はプラズマを生じさせる負荷である。インピー
ダンス調節手段3は高周波電源1とプラズマ負荷2との
間に接続され、両者のインピーダンスを整合させる手段
である。負荷側インピーダンスZLは、インピーダンス
調節手段3の出力端子付近からプラズマ負荷2をみたイ
ンピーダンス(同軸ケーブル4及びプラズマ負荷2のイ
ンピーダンス)である。電源側インピーダンスZsは、
インピーダンス調節手段3の入力端子付近から高周波電
源1出力端子付近をみたインピーダンスである。
【0008】インピーダンス調節手段3は、このインピ
ーダンス調節手段3の入力インピーダンス(以下、入力
インピーダンスという)Ziと電源側インピーダンスZ
sとを整合させる整合装置である。またインピーダンス
調節手段3は、一定のインダクタンスを有するコイルL
1と、タップを選択することによってインダクタンスを
調整することができるようになっているコイルL2と、
可変インピーダンス素子としての可変コンデンサCx及
びCyとにより形成され、Cx及びCyの静電容量を変
えることによってインピーダンスの整合を行うようにな
っている。同軸ケーブル4は、インピーダンス調節手段
3とプラズマ負荷2とを接続するケーブルである。
【0009】Iはインピーダンス調節手段3の入力電
流、Vはインピーダンス調節手段3の入力電圧である。
電源側インピーダンスZsは、高周波電源1とインピー
ダンス調節手段3とが同軸ケーブルで接続されていると
きは、同軸ケーブルの特性インピーダンス(例えば、5
0Ω)となるので、電源側インピーダンスは予め定めら
れた値となる。
【0010】プラズマ負荷2のインピーダンスは時々刻
々と変化するために、負荷側インピーダンスZL及び入
力インピーダンスZiも時々刻々と変化する。予め定め
た電源側インピーダンスZsとインピーダンス変動負荷
の負荷側インピーダンスZLとが不整合状態となったと
き、インピーダンス調節手段3が存在しなければ、プラ
ズマ負荷2から高周波電源1に向かう反射波電力が生じ
る。反射波電力が生じると、高周波電源1からプラズマ
負荷2に効率よく高周波電力を供給することができなく
なる。
【0011】そこで、インピーダンス調節手段3内の可
変コンデンサCx及びCyのインピーダンスを変化させ
電源側インピーダンスZsと入力インピーダンスZiと
を整合をさせることによって、プラズマ負荷2のインピ
ータンスが変化した場合でも反射波電力の発生を防止す
ることができる。
【0012】以下、図1を参照して従来技術の整合装置
の整合方法について説明する。図1の入力インピータン
ス算出回路5は、入力電流Iと入力電圧Vと両者の位相
差θを検出して入力インピーダンスZiを算出する。
【0013】可変インピーダンス素子のインピーダンス
Zx及びZyは、可変インピーダンス素子の調節部位置
X及びYを移動させることによって変化させることがで
きる。図1の例では、可変インピーダンス素子は可変コ
ンデンサCx及びCyである。以下、可変インピーダン
ス素子のインピーダンスを可変インピーダンスといい、
また可変インピーダンス素子の調節部位置を調節部位置
という。調節部位置X及びYと可変インピーダンスZx
及びZyとは一定の関係を有するので、調節部位置X及
びYを検出することによって各可変インピーダンスZx
及びZyを算出することができる。なお、可変インピー
ダンスZx及びZyは、調節部位置(X,Y)での可変
インピーダンスである。
【0014】図1において調節部位置検出回路6は可変
コンデンサCx及びCyの調節部位置X及びYを検出
し、可変インピーダンス算出回路7は調節部位置X及び
Yから可変インピーダンスZx、Zyを算出する。
【0015】負荷側インピーダンス算出回路8は、上記
入力インピーダンスZiと上記可変インピーダンスZx
及びZyとその他の素子のインピーダンスωL1及びω
L2とから、負荷側インピーダンスZLを算出する。調
節部目標位置算出回路9は、上記算出した負荷側インピ
ーダンスZLのときに入力インピーダンスZiと電源側
インピーダンスZsとが整合するように可変インピーダ
ンスの調節部位置を調節部目標位置X0及びY0として
算出する。
【0016】調節部位置制御回路群10は、調節部位置
偏差算出回路11、整合度判定回路12及びモータ駆動
指令回路13、14から成り、先に検出した調節部位置
X及びYと上記調節部目標位置X0及びY0とを比較し
ながら、モータMX及びMYによって、調節部位置X及
びYを調節部目標位置X0及びY0に一致するように制
御する回路である。以下、図1を参照して従来技術の動
作を詳細に説明する。
【0017】調節部位置偏差算出回路11は、先に検出
した調節部位置Xと調節部目標位置X0との差である調
節部位置偏差|Dx|及び調節部位置Yと調節部目標位
置Y0との差である調節部位置偏差|Dy|を算出す
る。
【0018】整合判定回路12は、調節部位置偏差|D
x|と整合基準値Δdxとの大小関係及び調節部位置偏
差|Dy|と整合基準値Δdyとの大小関係を判定し、
判定信号mx及びmyを出力する。これらの判定信号m
x及びmyは、Δdx<|Dx|のときmx=1とし、
|Dx|<Δdxのときmx=0とし、Δdy<|Dy
|のときmy=1とし、|Dy|<Δdyのときmy=
0とする。
【0019】整合基準Δdx及びΔdyは調節部位置X
及びYと調節部目標位置X0及びY0との一致を判断す
る基準であり、|Dx|<Δdxかつ|Dy|<Δdy
のとき調節部位置X及びYは調節部目標位置X0及びY
0に一致したと判断し、インピーダンスは整合したとみ
なす。後述するように、このときモータMX及びMYを
停止させる。
【0020】モータ駆動指令回路13は、上記判定信号
mxが1の場合にモータMXを調節部目標位置X0方向
に移動させる信号を出力し、上記判定信号mxが0の場
合にモータMXを停止させる信号を出力する。モータ駆
動指令回路14は、上記判定信号myが1の場合にモー
タMYを調節部目標位置Y0方向に移動させる信号を出
力し、上記判定信号myが0の場合にモータMYを停止
させる信号を出力する。
【0021】上述した手順は、整合判定回路12が|D
x|<Δdxかつ|Dy|<Δdyと判定するまで、す
なわち可変インピーダンス調節部位置X及びYが調節部
目標位置X0及びY0に一致するまで繰り返される。そ
の結果、電源側インピーダンスZsと入力インピーダン
スZiとが整合され、高周波電源1の出力は効率良くプ
ラズマ負荷2に供給されるが、下記の課題が残されてい
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の整合装置
は、前述したように調節部位置X及びYを検出し、調節
部目標位置X0及びY0方向に調節部位置X及びYを移
動させて、調節部位置X及びYを調節部目標位置X0及
びY0に一致させることによって、入力インピーダンス
Ziと電源側インピーダンスZsとを整合させている。
【0023】しかし、上記の装置は、調節部位置X及び
Yが調節部目標位置X0及びY0に一致するまで、その
途中では反射波電力の増減に関係なく調節部位置X及び
Yの両方を調節部目標位置X0及びY0方向に移動させ
ている。そのために、調節部目標位置X0及びY0に至
るまでの途中では、初期の反射波電力以上に反射波電力
が増加する場合がある。高周波電源1からプラズマ負荷
2に十分な高周波電力が供給されなくなり、適切な加工
結果が得られない場合が生じる。また、反射波電力の増
加によって高周波電源1が過熱によって焼損してしまう
危険がある。
【0024】
【課題を解決するための手段】出願時における請求項1
に記載した整合方法の発明は、図6に示すように、複数
の可変インピーダンス素子を含むインピーダンス調節手
段3を備え、各可変インピーダンス素子の調節部を操作
するモータを制御することによって高周波電源1とイン
ピーダンス変動負荷2とのインピーダンスを整合させる
インピーダンス自動整合方法において、インピーダンス
調節手段3の電源側インピーダンスZsとインピーダン
ス調節手段3の入力インピーダンスZiとのインピーダ
ンスを整合させる可変インピーダンス素子の調節部位置
(X,Y)を、インピーダンスが整合する調節部目標位
置(X0,Y0)まで、反射波電力が最小となる方向に
移動させてインピーダンスを整合させるインピーダンス
自動整合方法である。
【0025】出願時における請求項2に記載した整合方
法の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合方法において、インピーダンス調節手段3の入力
インピーダンスZiがインピーダンス調節手段3の電源
側インピーダンスZsに整合する可変インピーダンスの
調節部目標位置X0及びY0を算出し、各調節部位置X
及びYから調節部目標位置X0又はY0方向に予め定め
た距離ΔX又はΔYにある調節部隣接位置(X+ΔX,
Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)の
それぞれの入力反射係数Rx、Ry及びRxyを算出
し、これらの入力反射係数が最小となる調節部隣接位置
の方向に調節部位置X及びYを移動させ、上記調節部目
標位置の算出から上記調節部位置の移動までの過程を繰
り返して、調節部位置X及びYの入力反射係数Rが設定
値ΔR以下になったときに整合したとみなすインピーダ
ンス自動整合方法である。
【0026】出願時における請求項3に記載した整合方
法の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合方法において、インピーダンス調節手段3の入力
インピーダンスZiと可変インピーダンス素子の検出し
た調節部位置X及びYから算出する各可変インピーダン
スZx及びZyとを算出し、上記算出したインピーダン
スからインピーダンス変動負荷の負荷側インピーダンス
ZLを算出した後、上記算出したインピーダンスを使用
して、入力インピーダンスZiがインピーダンス調節手
段3の電源側インピーダンスZsに整合する各可変イン
ピーダンス素子の調節部目標位置X0及びY0を算出
し、各調節部位置X及びYから調節部目標位置X0又は
Y0方向に予め定めた距離ΔX又はΔYにある調節部隣
接位置(X+ΔX,Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+
ΔX,Y+ΔY)と調節部位置X及びYとのそれぞれの
入力反射係数R、Rx、Ry及びRxyを算出し、調節
部隣接位置での入力反射係数Rx、Ry及びRxyを比
較して、入力反射係数が最小となる調節部隣接位置方向
に調節部位置X及びYを移動させ、上記調節部位置の検
出から上記調節部位置の移動までの過程を一定の周期T
で繰り返し、調節部位置X及びYでの入力反射係数Rが
設定値ΔR以下となったときに調節部位置X及びYの移
動を停止させることによって、入力インピーダンスZi
と電源側インピーダンスZsとを整合させるインピーダ
ンス自動整合方法である。
【0027】出願時における請求項4に記載した整合方
法の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合方法において、インピーダンス調節手段3の入力
値から入力インピーダンスZiを算出し、可変インピー
ダンス素子の調節部位置X及びYを検出し、調節部位置
X及びYから各可変インピーダンスZx及びZyを算出
し、入力インピーダンスZiと各可変インピーダンスZ
x及びZyとその他の素子のインピーダンスωL1及び
ωL2とからインピーダンス調節手段3の出力端子付近
からインピーダンス変動負荷2をみた負荷側インピーダ
ンスZLを算出し、上記調節部位置X及びYと入力イン
ピーダンスZiと各可変インピーダンスZx及びZyと
負荷側インピーダンスZLとを使用して、上記算出した
負荷側インピーダンスZLのときの入力インピーダンス
Ziとインピーダンス調節手段3の電源側インピーダン
スZsとが整合する各可変インピーダンス素子の調節部
目標位置X0及びY0を算出し、各調節部位置X及びY
から調節部目標位置X0又はY0方向に予め定めた距離
ΔX又はΔYにある調節部隣接位置(X+ΔX,Y)、
(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)とのそれ
ぞれの入力反射係数Rx、Ry及びRxyを算出し、調
節部隣接位置での入力反射係数Rx、Ry及びRxyを
比較して、入力反射係数が最小となる調節部隣接位置方
向に調節部位置X及びYを移動させ、上記入力インピー
ダンスZiの算出から上記調節部位置の移動までの過程
を一定の周期Tで繰り返し、上記入力インピーダンスZ
iと上記電源側インピーダンスZsとから調節部位置X
及びYでの入力反射係数Rを算出し、調節部位置X及び
Yでの入力反射係数Rが設定値ΔR以下となったときに
調節部位置X及びYの移動を停止させることによって、
入力インピーダンスZiと電源側インピーダンスZsと
を整合させるインピーダンス自動整合方法である。
【0028】出願時における請求項5に記載した整合方
法の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合方法において、インピーダンス調節手段3の入力
端子付近における入力電流I及び入力電圧V及び入力電
流・入力電圧位相差θを検出し入力インピーダンスZi
を算出し、各可変インピーダンス素子の調節部位置X及
びYを検出し、上記調節部位置X及びYから各可変イン
ピーダンスZx及びZyを算出し、上記入力インピーダ
ンスZiと上記可変インピーダンスZx及びZyと他の
素子のインピーダンスωL1及びωL2とから、インピ
ーダンス調節手段3の出力端子付近からインピーダンス
変動負荷2をみた負荷側インピーダンスZLを算出し、
上記算出した負荷側インピーダンスZLのときの上記入
力インピーダンスZiがインピーダンス調節手段3の電
源側インピーダンスZsと整合する各可変インピーダン
ス素子の調節部目標位置X0及びY0を算出し、各調節
部位置X及びYから調節部目標位置X0又はY0方向に
予め定めた距離ΔX又はΔYにある調節部隣接位置(X
+ΔX,Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+
ΔY)を算出し、上記各調節部隣接位置(X+ΔX)及
び(Y+ΔY)から各可変インピーダンス素子の隣接位
置可変インピーダンスZxx及びZyyを算出し、上記
可変インピーダンスZx及びZyと上記隣接位置可変イ
ンピーダンスZxx及びZyyと上記負荷側インピーダ
ンスZLと他の素子のインピーダンスωL1及びωL2
とから、上記調節部隣接位置(X+ΔX,Y)、(X,
Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)のそれぞれの入
力インピーダンスZix、Ziy及びZixyを算出
し、上記隣接位置での入力インピーダンスZix、Zi
y及びZixと電源側インピーダンスZsとから、上記
調節部隣接位置(X+ΔX,Y)、(X,Y+ΔY)及
び(X+ΔX,Y+ΔY)とのそれぞれの入力反射係数
Rx、Ry及びRxyを算出し、上記調節部隣接位置で
の入力反射係数Rx、Ry及びRxyを比較して、入力
反射係数が最小となる調節部隣接位置方向に調節部位置
X及びYを移動させ、上記入力インピーダンスZiの算
出から上記調節部位置の移動までの過程を一定の周期T
で繰り返し、上記入力インピーダンスZiと上記電源側
インピーダンスZsとから調節部位置X及びYでの入力
反射係数Rを算出し、上記調節部位置X及びYでの入力
反射係数Rが設定値ΔR以下になつたときに調節部位置
X及びYの移動を停止させることによって、入力インピ
ーダンスZiと電源側インピーダンスZsとを整合させ
るインピーダンス自動整合方法である。
【0029】出願時における請求項6に記載した整合装
置の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合装置において、入力インピーダンスZiを算出す
る入力インピーダンス算出回路5と、可変インピーダン
ス素子の調節部位置X及びYを一定の周期で検出する調
節部位値検出回路6と、上記調節部位置X及びYから各
可変インピーダンスZx及びZyを算出する可変インピ
ーダンス算出回路7と、上記入力インピーダンスZiと
上記各可変インピーダンスZx及びZyとその他の素子
のインピーダンスωL1及びωL2とからインピーダン
ス調節手段3出力端子付近からインピーダンス変動負荷
2をみた負荷側インピーダンスZLを算出する負荷側イ
ンピーダンス算出回路8と、上記検出した調節部位置X
及びYと入力インピーダンスZiと各可変インピーダン
スZx及びZyと負荷側インピーダンスZLとを使用し
て、上記算出した負荷側インピーダンスZLのときの入
力インピーダンスZiとインピーダンス調節手段3の電
源側インピーダンスZsとが整合する各可変インピーダ
ンス素子Zx及びZyの調節部目標位置X0及びY0を
算出し、各調節部位置X及びYから調節部目標位置X0
又はY0方向に予め定めた距離ΔX又はΔYにある調節
部隣接位置(X+ΔX,Y)、(X,Y+ΔY)及び
(X+ΔX,Y+ΔY)とのそれぞれの入力反射係数R
x、Ry及びRxyを算出する反射係数算出回路群60
と、上記調節部隣接位置での入力反射係数Rx、Ry及
びRxyを比較して、入力反射係数が最小となる調節部
隣接位置方向に調節部位置X及びYを移動させる経路選
択調節部位置制御回路群65と、調節部位置X及びYで
の入力反射係数Rを算出する現在位置反射係数算出回路
69と、上記調節部位置X及びYでの入力反射係数Rが
設定値ΔR以下となったときに調節部位置X及びYの移
動を停止させる反射係数整合判定回路70とを有するイ
ンピーダンス自動整合装置である。
【0030】出願時における請求項7に記載した整合装
置の発明は、図6に示すように、複数の可変インピーダ
ンス素子を含むインピーダンス調節手段3を備え、各可
変インピーダンス素子の調節部を操作するモータを制御
することによって高周波電源1とインピーダンス変動負
荷2とのインピーダンスを整合させるインピーダンス自
動整合装置において、インピーダンス調節手段3の入力
端子付近における入力電流I及び入力電圧V及び入力電
流・入力電圧位相差θを検出して入力インピーダンスZ
iを算出する入力インピーダンス算出回路5と、各可変
インピーダンス素子Zx及びZyの調節部位置X及びY
を一定の周期Tで検出する調節部位値検出回路6と、上
記調節部位置X及びYから各可変インピーダンスZx及
びZyを算出する可変インピーダンス算出回路7と、上
記入力インピーダンスZiと上記可変インピーダンスZ
x及びZyと他の素子のインピーダンスωL1及びωL
2とから、インピーダンス調節手段3の出力端子付近か
らインピーダンス変動負荷2をみた負荷側インピーダン
スZLを算出する負荷側インピーダンス算出回路8と、
上記算出した負荷側インピーダンスZLのときの上記入
力インピーダンスZiとインピーダンス調節手段3の電
源側インピーダンスZsとが整合する各可変インピーダ
ンス素子Zx及びZyの調節部目標位置X0及びY0を
算出する調節部目標位置算出回路9と、各調節部位置X
及びYから調節部目標位置X0又はY0方向に予め定め
た距離ΔX又はΔYにある調節部隣接位置(X+ΔX,
Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)を
算出する隣接位置算出回路61と、上記各調節部隣接位
置(X+ΔX)及び(Y+ΔY)から各可変インピーダ
ンス素子Zx及びZyの隣接位置可変インピーダンスZ
xx及びZyyを算出する隣接位置可変インピーダンス
算出回路62と、上記可変インピーダンスZx及びZy
と上記隣接位置可変インピーダンスZxx及びZyyと
上記負荷側インピーダンスZLと他の素子のインピーダ
ンスωL1及びωL2とから、上記各調節部隣接位置
(X+ΔX,Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,
Y+ΔY)のそれぞれ入力インピーダンスZix、Zi
y及びZixyを算出する隣接位置入力インピーダンス
算出回路63と、上記各調節部隣接位置での入力インピ
ーダンスZix、Ziy及びZixと電源側インピーダ
ンスZsとから、上記各調節部隣接位置(X+ΔX,
Y)、(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)の
それぞれの入力反射係数Rx、Ry及びRxyを算出す
る隣接位置反射係数算出回路64と、上記各調節部隣接
位置での入力反射係数Rx、Ry及びRxyを比較し
て、入力反射係数が最小となる調節部隣接位置方向に調
節部位置X及びYを移動させる経路選択調節部位置制御
回路群65と、上記入力インピーダンスZiと上記電源
側インピーダンスZsとを用いて調節部位置X及びYで
の入力反射係数Rを算出する現在位置反射係数算出回路
69と、上記調節部位置X及びYでの入力反射係数Rが
設定値ΔR以下になったときに調節部位置X及びYの移
動を停止させる反射係数整合判定回路70とを有するイ
ンピーダンス自動整合装置である。
【0031】出願時における請求項8に記載した整合方
法の発明は、電源側インピーダンスZsが高周波電源1
とインピーダンス調節手段3とを接続する同軸ケーブル
の特性インピーダンスである出願時における請求項2又
3又は4又は5のインピーダンス自動整合方法である。
【0032】出願時における請求項9に記載した整合装
置の発明は、電源側インピーダンスZsが高周波電源1
とインピーダンス調節手段3とを接続する同軸ケーブル
の特性インピーダンスである出願時における請求項の6
又は7のインピーダンス自動整合装置である。
【0033】出願時における請求項10に記載した整合
方法の発明は、各調節部位置X及びYから調節部目標位
置X0又はY0方向に予め定めた距離ΔX又はΔYが、
各調節部位置X及びYから調節部目標位置X0又はY0
方向に移動する途中で、入力反射係数R、Rx、Ry及
びRxyの変化が判別できると共に、反射波電力の増加
による高周波電源1が過熱しない入力反射係数値以下に
相当する距離である出願時における請求項2又3又は4
又は5はのインピーダンス自動整合方法である。
【0034】出願時における請求項11に記載した整合
装置の発明は、各調節部位置X及びYから調節部目標位
置X0又はY0方向に予め定めた距離ΔX又はΔYが、
各調節部位置X及びYから調節部目標位置X0又はY0
方向に移動する途中で、入力反射係数R、Rx、Ry及
びRxyの変化が判別できると共に、反射波電力の増加
による高周波電源1が過熱しない入力反射係数値以下に
相当する距離である出願時における請求項の6又は7の
インピーダンス自動整合装置である。
【0035】
【実施の形態】本発明は、前述した課題を解決するため
に、電源側インピーダンスZsと負荷インピーダンスZ
Lとのインピーダンスを整合させる可変インピーダンス
素子Zx及びZyの調節部位置(X1,Y1)を、インピ
ーダンスが整合する調節部目標位置(X0,Y0)ま
で、反射波電力が最小となる方向に移動させて、インピ
ーダンスを整合させる方法及び装置である。
【0036】図2は、インピーダンスを整合させる過程
での調節部位置の移動の例を示す調節部位置移動例図で
ある。同図において、横軸は可変インピーダンス素子Z
xの調節部位置xであり、縦軸は可変インピーダンス素
子Zyの調節部位置yであり、(X1,Y1)は整合動作
を開始させる調節部位置であり、(X0,Y0)は調節
部位置の移動目標である調節部目標位置である。同図
は、インピーダンスを整合させる過程で、調節部位置X
又はYの一方を停止させたり調節部位置X及びY両方を
移動させることによって、後述するように入力反射係数
が順次に減少するように整合動作を行わせる本発明の実
施の形態を表している。
【0037】図3は、インピーダンスを整合させる過程
での調節部位置の移動方向説明図である。同図におい
て、横軸はインピーダンスが整合する(k+m+n)T
までの時間の経過を表し、縦軸は調節部位置にあたえる
移動指令信号Sx及びSyを表す。同図は、図2の調節
部位置の移動に対応する調節部位置の移動方向が移動指
令信号Sx及びSyによって、一定の周期Tで修正され
ながらインピーダンスを整合させる過程を示している。
以下、図2及び図3を参照して、本発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0038】図3において、時刻0以前ではインピーダ
ンスは整合していて調節部位置X及びY共に停止してい
る。このときインピーダンス変動負荷2のインピーダン
スが変化し、入力インピーダンスZiと電源側インピー
ダンスZsとが不整合状態になると、時刻0で調節部位
置(X1,Y1)及び入力インピーダンスZiを検出し、
整合動作を開始する。
【0039】時刻0で調節部位置(X1,Y1)及び入
力インピーダンスZiを検出すると、調節部位置(X
1,Y1)から可変インピーダンスZx1及びZy1を
算出し、入力インピーダンスZiと可変インピーダンス
Zx1及びZy1とから負荷側インピーダンスZLを算
出し、上記算出した負荷側インピーダンスZLのときの
入力インピーダンスZiと電源側インピーダンスZsと
が整合するための調節部目標位置(X0,Y0)を算出
する。
【0040】また、調節部位置(X1,Y1)の調節部
位置X1のみを調節部目標位置X0方向に予め定めた距
離ΔXにあるとする調節部隣接位置(X1+ΔX,Y
1)と、調節部位置(X1,Y1)の調節部位置Y1の
みを調節部目標位置Y0方向に予め定めた距離ΔYにあ
るとする調節部隣接位置(X1,Y1+ΔY)と、調節
部位置(X1,Y1)の調節部位置X1及びY1両方を
調節部目標位置X0及びY0方向に予め定めた距離ΔX
及びΔYにあるとする調節部隣接位置(X1+ΔX,Y
1+ΔY)との入力反射係数Rx、Ry及びRxyをそ
れぞれ算出する。
【0041】次に、上記入力反射係数Rx、Ry及びR
xyのなかでRyが最小であるとすれば、最小であるR
yの調節部隣接位置(X1,Y1+ΔY)方向に調節部
位置を移動させることを決定する。図3に示すように、
時刻Tにおいて、時刻T乃至2Tに調節部位置Xを停止
させるようにモータMXに移動指令信号Sx=0を出力
し、調節部位置Yを調節部目標位置Y0方向に移動させ
るようにモータMYに移動指令信号Sy=1を出力す
る。
【0042】図3に示すように、時刻0で調節部位置
(X1,Y1)及び入力インピーダンスZiを検出して
からモータMX及びMYに指令するまでには時間Tを要
する。同図に示すように、時刻Tで調節部位置Yに移動
指令信号Sy=1が与えられている。以下、一定の周期
で調節部位置(X,Y)及び入力インピーダンスZiを
検出して、入力インピーダンスが最小になる調節部位置
の移動方向を決定し、時間Tの後にその移動方向をモー
タMX及びMYに指令する手順を繰り返す。
【0043】この調節部位置(X1,Y1)での入力反
射係数Rを算出してこの入力反射係数Rが設定値ΔR
(例えば0.03)以下であるかどうかを判定する。こ
の判定は、入力反射係数Rが設定値ΔR(例えば0.0
3)以下でインピーダンスが整合したとみなし、調節部
位置X及びY両方を停止させるようにモータMX及びM
Yに移動指令信号Sx=0及びSy=0を出力するため
に行う。図3の例では、上記の調節部位置(X1,Y
1)での入力反射係数Rは設定値ΔRを越えるので、時
刻TでモータMX及びMYに移動指令信号Sx及びSy
が与えられると共に、再び調節部位置(X1,Y1)及
び入力インピーダンスZiを検出する。以下、実施例で
は、時刻(k+m−2)Tの調節部位置(Xm−1,Y
k)までの入力反射係数Rは設定値ΔR以下にならない
ので、時刻(k+m−1)Tの説明までこの判定の説明
を省略する。
【0044】時刻T乃至2Tで、上述した手順で入力反
射係数Rx、Ry及びRxyを比較し、入力反射係数の
最小値Ryの調節部隣接位置(X1,Y1+ΔY)方向
に調節部位置を移動させることを決定する。時刻2Tに
おいて、時刻2T乃至3Tに調節部位置Xは停止させる
ようにモータMXに移動指令信号Sx=0を出力し、調
節部位置Yを調節部目標位置Y0方向に移動させるよう
にモータMYに移動指令信号Sy=1を出力する。
【0045】時刻T乃至2Tでは、調節部位置Yに移動
指令信号Sy=1が与えられているので、図2に示すよ
うに、時刻2Tでは調節部位置は(X1,Y2)に達し
ている。したがって、時刻2Tで調節部位置(X1,Y
2)及び入力インピーダンスZiを検出する。時刻2T
乃至3Tで、上述した手順で入力反射係数Rx、Ry及
びRxyを比較してRyが最小値であるとすると、最小
値Ryの調節部隣接位置(X1,Y2+ΔY)方向に調
節部位置を移動させることを決定する。そして、時刻3
Tにおいて、時刻3T乃至4Tに調節部位置Xを停止す
るようにモータMXに移動指令信号Sx=0を出力し、
調節部位置Yを調節部目標位置Y0方向に移動するよう
にモータMYに移動指令信号Sy=1を出力する。
【0046】時刻(k−1)Tまで、入力反射係数が最
小となる移動方向が調節部位置Yのみを調節部目標位置
Y0方向に移動させた方向であるとすると、調節部位置
Yのみに移動指令信号Sy=1を与え、図2に示すよう
に調節部位置Yのみを調節部目標位置Y0方向に移動さ
せる。
【0047】時刻(k−1)Tで、調節部位置(X1,
Yk−1)及び入力インピーダンスZiを検出する。時
刻(k−1)T乃至kTで、上述した手順で入力反射係
数Rx、Ry及びRxyを比較てRxが最小値であると
すると、最小値Rxの調節部隣接位置(X1+ΔX,Y
k−1)方向に調節部位置を移動させることを決定す
る。時刻kTにおいて、時刻kT乃至(k+1)Tに調
節部位置Yを停止させるようにモータMYに移動指令信
号Sy=0を出力し、調節部位置Xを調節部目標位置X
0方向に移動させるようにモータMXに移動指令信号S
x=1を出力する。したがって、図2に示すように、時
刻kTで調節部位置Yは停止し、調節部位Xは調節部隣
接位置X1+ΔX方向に移動する。
【0048】すなわち、時刻(k−1)T、調節部位置
(X1,Yk−1)で入力反射係数が最小になる調節部
位置の移動方向が調節部位置Xのみを移動させる方向に
なったとき、一定の周期Tの後である時刻kTに調節部
位置(X1,Yk)において、調節部位置Xのみを移動
させるようにモータMXに移動指令信号Sx=1を与え
る。調節部位置の移動方向を変更させるべき調節部位置
(X1,Yk−1)と、実際に移動方向を変更する調節
部位置(X1,Yk)は一致しないが、周期Tを十分小
さくすればその差は小さく整合動作に影響を与えない。
【0049】図2に示す時刻(k+m−1)Tまで、調
節部位置Xのみを調節部目標位置X0方向に移動させた
ても、入力反射係数が最小となるので、図3に示すよう
に調節部位置Xのみに移動指令信号Sx=1を与え、図
2に示すように調節部位置Xのみを調節部目標位置X0
方向に移動させる。
【0050】時刻(k+m−2)Tで、調節部位置(X
m−1,Yk)及び入力インピーダンスZiを検出す
る。時刻(k+m−2)T乃至(k+m−1)Tで、上
述した手順で入力反射係数Rx、Ry及びRxyを比較
てRxyが最小値であるとすると、最小値Rxyの調節
部隣接位置(Xm−1+ΔX,Yk+ΔY)方向に調節
部位置を移動させることを決定する。時刻(k+m−
1)Tで、時刻(k+m−1)T乃至時刻(k+m)T
に調節部位置X及びY両方を調節部目標位置X0及びY
0方向に移動させるようにモータMX及びMYに移動指
令信号Sx=1及びSy=1を出力する。したがって、
図2に示すように、時刻(k+m−1)Tで調節部位置
X及びY両方が調節部隣接位置(Xm+ΔX,Yk+Δ
Y)方向に移動をはじめる。
【0051】すなわち、時刻(k+m−2)Tの調節部
位置(Xm−1,Yk)で、調節部位置X及びY両方を
移動させると、入力反射係数が最小になる場合には、次
の時刻(k+m−1)Tの調節部位置(Xk,Yk)
で、調節部位置X及びY両方を移動させるようにモータ
MX及びMYに指令を与える。このように、実施例で
は、原理的に移動方向を変更する調節部位置(Xm−
1,Yk)と実際に移動方向を変更する調節部位置(X
k,Yk)とは一致していないが、周期Tを十分小さく
すればその差は小さく整合動作に影響を与えない。
【0052】時刻(k+m+n−1)Tまで、入力反射
係数が最小となる移動方法が調節部位置X及びY両方を
調節部目標位置X0及びY0方向に移動させた場合であ
るとすれば、調節部位置X及びYに移動指令信号Sx=
1及びSy=1を与え、図2に示すように、調節部位置
X及びYを調節部目標位置X0及びY0方向に移動させ
る。
【0053】時刻(k+m+n−1)Tで、調節部位置
(Xm+n,Yk+n)を検出し、調節部位置(Xm+
n,Yk+n)での入力反射係数Rが設定値ΔR(例え
ば0.03)以下でインピーダンスが整合したとみな
し、調節部位置X及びY両方を停止させるようにモータ
MX及びMYに移動指令信号Sx=0及びSy=0を出
力する。
【0054】以上のように、本発明では、一定の周期T
で調節部位置(X,Y)及び入力インピーダンスZiを
検出し、入力反射係数が最小となるように、調節部位置
X又はYの一方だけ移動させたり、両方を移動させるこ
とによって、インピーダンスを整合させて、整合過程で
入力反射係数が増加することを防止できる。
【0055】
【実施例】図4及び図5は、本発明の実施例を説明する
実施例フローチャートである。以下、図4及び図5を参
照して本発明の実施例を説明する。
【0056】図4におけるSTEP100では、図1の
インピーダンス調節手段3入力端子付近での入力電流
I、入力電圧V及びそれらの位相差θから入力インピー
ダンスZiを算出する。
【0057】STEP110では、後述する式1を用い
て、電源側インピーダンスZs及び上記入力インピーダ
ンスZiを用いて、入力反射係数Rを算出する。なお、
図1の例では、電源側インピーダンスZsは高周波電源
1とインピーダンス調節手段3とを接続する同軸ケーブ
ルの特性インピーダンス(50Ω)である。
【0058】STEP120では、上記入力反射係数R
と設定値ΔR(例えば0.03)とを比較する。入力反
射係数R>設定値ΔRのとき、インピーダンスは不整合
状態と判断してSTEP130に移る。入力反射係数R
≦設定値ΔRのとき、インピーダンスは整合し他と判断
してSTEP100に移る。すなわち、調節部位置X及
びYを移動させることなく、再度入力インピーダンスZ
iを検出する。
【0059】STEP130では、可変インピーダンス
素子Zx及びZyの調節部位置X及びYを検出する。後
述する図6の実施例ブロック図では、可変インピーダン
ス素子Zx及びZyとして可変コンデンサCx及びCy
を用いる。
【0060】STEP140では、調節部位置X及びY
での可変インピーダンス素子のインピーダンスZx及び
Zyを算出する。
【0061】STEP150では、上記入力インピーダ
ンスZiと上記可変インピーダンスZx及びZyとその
他の素子のインピーダンスとから、負荷側インピーダン
スZLを算出する。後述する図6では、その他の素子の
インピーダンスはωL1及びωL2である。
【0062】STEP160では、上記算出した負荷側
インピーダンスZLのときの入力インピーダンスZiが
電源側インピーダンスZsに整合するように可変インピ
ーダンスの調節部目標位置X0及びY0を算出する。
【0063】STEP170では、調節部位置X及びY
をそれぞれ、予め定めた距離ΔX及びΔYにある調節部
隣接位置(X+ΔX)及び(Y+ΔY)を算出する。
【0064】STEP180では、上記調節部隣接位置
(X+ΔX)及び(Y+ΔY)での隣接位置可変インピ
ーダンスZxx及びZyyを算出する。
【0065】STEP190では、隣接位置(X+Δ
X,Y)での入力インピーダンスZixを可変インピー
ダンスZyと隣接位置可変インピーダンスZxxと負荷
インピーダンスZLとその他の素子のインピーダンスと
から算出し、隣接位置(X,Y+ΔY)での入力インピ
ーダンスZiyを可変インピーダンスZxと隣接位置可
変インピーダンスZyyと負荷インピーダンスZLとそ
の他の素子のインピーダンスとから算出し、隣接位置
(X+ΔX,Y+ΔY)での入力インピーダンスZix
yを隣接位置可変インピーダンスZxx及びZyyと負
荷インピーダンスZLとその他の素子のインピーダンス
とから算出する。
【0066】STEP200では、後述する式1を用い
て、入力インピーダンスZixと電源側インピーダンス
Zsとから入力反射係数Rxを算出し、入力インピーダ
ンスZiyと電源側インピーダンスZsとから入力反射
係数Ryを算出し、入力インピーダンスZixyと電源
側インピーダンスZsとから入力反射係数Rxyを算出
する。
【0067】図5のSTEP210では、STEP20
0で算出した入力反射係数Rx、Ry及びRxyをそれ
ぞれ比較して、いずれの入力反射係数が最小であるかに
よって、次のSTEP220のいずれかを実行する。
【0068】STEP220では、いずれの入力反射係
数が最小であるかによって、次の(1)乃至(3)のい
ずれかを実行する。 (1)入力反射係数Rxが最小であれば、調節部位置X
を調節部目標位置X0方向に移動するようにモータMX
に移動指令信号Sx=1を出力し、調節部位置Yを停止
させるようにモータMYに移動指令信号Sy=0を出力
し、STEP100に戻る。 (2)入力反射係数Ryが最小であれば調節部位置Xを
停止させるようにモータMXに移動指令信号Sx=0を
出力し、調節部位置Yを調節部目標位置Y0方向に移動
するようにモータMYに移動指令信号Sy=1を出力
し、STEP100に戻る。 (3)入力反射係数Rxyが最小であれば、調節部位置
Xを調節部目標位置X0方向に移動するようにモータM
Xに移動指令信号Sx=1を出力し、調節部位置Yを調
節部目標位置Y0方向に移動するようにモータMYに移
動指令信号Sy=1を出力し、STEP100に戻る。
【0069】STEP100に戻った後は、STEP1
20で検出した調節部位置X及びYでの入力反射係数R
が設定値ΔR以下となるまで、STEP100乃至ST
EP220の過程を一定の周期Tで繰り返す。
【0070】すなわち本発明では、上述したようにST
EP220で、入力反射係数Rx、Ry及びRxyのい
ずれの入力反射係数が最小であるかによって、調節部位
置X及びYを調節部目標位置X0及びY0方向に移動す
るようにモータMX及びMYのいずれか一方又は両方に
移動指令信号Sx及びSyを出力し、調節部位置を調節
部目標位置方向に移動させるため、入力反射波係数は調
節部位置の移動に従って減少する。
【0071】以下、図6を参照して、本発明の整合装置
について説明する。図6は、本発明の自動インピーダン
ス整合装置及びその周辺装置の例を示す実施例のブロッ
ク図である。
【0072】同図において図1と同じ符号の回路等の構
成要素は同じ機能を有し、また、調節部目標位置X0及
びY0の算出方法は従来技術と同様である。本発明の整
合装置は、従来技術の整合装置と比較して、図6の太線
で示すように、調節部位置制御回路群10の代わりに整
合経路選択回路66、経路選択モータ駆動指令回路6
7、68及び反射係数整合判定回路70を含む経路選択
調節部位置制御回路群65を備え、新たに、隣接位置算
出回路61、隣接位置可変インピーダンス算出回路6
2、隣接位置入力インピーダンス算出回路63、隣接位
置反射係数算出回路64を含む反射係数算出回路群60
並びに現在位置反射係数算出回路69を備える。
【0073】反射係数算出回路群60は、調節部目標位
置X0及びY0と調節部位置X及びYと可変インピーダ
ンスZx及びZyと負荷側インピーダンスZLとから、
調節部位置Xのみを予め定めた距離ΔXにある第1の調
節部隣接位置と、調節部位置Yのみを予め定めた距離Δ
Yにある第2の調節部隣接位置と、調節部位置X及びY
を予め定めたを最小距離ΔX及びΔYにある第3の調節
部隣接位置との入力反射係数Rx、Ry及びRxyを、
実際にその調節部隣接位置まで移動させて検出すること
なく算出する算出回路である。
【0074】以下、上記反射係数算出回路群60を形成
する回路を説明する。隣接位置算出回路61は、検出し
た調節部位置X及びYと調節部目標位置算出回路9で算
出された調節部目標位置X0及びY0とが入力されたと
き、調節部位置X及びYが調節部目標位置X0及びY0
方向に予め定めた距離ΔX及びΔYにある調節部隣接位
置(X+ΔX)及び(Y+ΔY)を算出する。
【0075】隣接位置可変インピーダンス算出回路62
では、調節部隣接位置(X+ΔX)及び(Y+ΔY)で
の可変インピーダンスZxx及びZyyを算出する。
【0076】隣接位置入力インピーダンス算出回路63
では、隣接位置(X+ΔX,Y)での入力インピーダン
スZixを可変インピーダンスZyと隣接位置可変イン
ピーダンスZxxと負荷インピーダンスZLとその他の
素子のインピーダンスωL1及びωL2とから算出し、
隣接位置(X,Y+ΔY)での入力インピーダンスZi
yを可変インピーダンスZxと隣接位置可変インピーダ
ンスZyyと負荷インピーダンスZLとその他の素子の
インピーダンスωL1及びωL2とから算出し、隣接位
置(X+ΔX,Y+ΔY)での入力インピーダンスZi
xyを隣接位置可変インピーダンスZxx及びZyyと
負荷インピーダンスZLとその他の素子のインピーダン
スωL1及びωL2とから算出する。
【0077】インピーダンス調節手段3の入力端子付近
における入力反射係数Rは、整合装置の入力インピーダ
ンスZiと電源側インピーダンスZsとを用いて式1に
よって算出ことができる。 R=(Zi−Zs)/(Zi+Zs)・・・・・(式1) 隣接位置反射係数算出回路64は、入力インピーダンス
Zixと電源側インピーダンスZsとから入力反射係数
Rxを算出し、入力インピーダンスZiyと電源側イン
ピーダンスZsとから入力反射係数Ryを算出し、入力
インピーダンスZixyと電源側インピーダンスZsと
から入力反射係数Rxyを算出する。また、現在位置反
射係数算出回路69では、入力インピーダンス算出回路
5で算出された入力インピーダンスZi及び電源側イン
ピーダンスZsを用いて式1によって、入力反射係数R
を算出する。
【0078】経路選択調節部位置制御回路群65は、前
述した調節部目標位置X0及びY0と上記入力反射係数
Rx、Ry及びRxyとが入力されたとき、後述するよ
うに、いずれの入力反射係数が最小であるかによって、
調節部位置X及びYを調節部目標位置X0及びY0方向
に移動するようにモータMX及びMYのいずれか一方又
は両方に移動指令信号Sx及びSyを出力し、調節部位
置を調節部目標位置方向に移動させて、入力反射係数R
が設定値ΔR以下となったときに、調節部位置X及びY
の移動を停止させることによってインピーダンスを整合
させる制御回路である。以下、入力反射係数が最小とな
る整合経路の選択機能について説明する。
【0079】整合経路選択回路66は、機能的には入力
反射係数Rx、Ry及びRxyのいずれの入力反射係数
が最小であるかを判定する入力反射係数最小判定回路で
あって、調節部目標位置X0及びY0と入力反射係数R
x、Ry及びRxyとが入力されたとき、入力反射係数
Rx、Ry及びRxyをそれぞれ比較して最小の入力反
射係数を出力する。
【0080】経路選択モータ駆動指令回路67では、入
力反射係数Rxが最小のとき、調節部位置Xを調節部目
標位置X0方向に移動するようにモータMXに移動指令
信号Sx=1を出力し、入力反射係数Ryが最小のと
き、調節部位置Yを調節部目標位置Y0方向に移動する
ようにモータMYに移動指令信号Sy=1を出力し、入
力反射係数Rxyが最小のとき、調節部位置Xを調節部
目標位置X0及びY0方向に移動するようにモータMX
及びMYにそれぞれ移動指令信号Sx=1及びSy=1
を出力する。
【0081】モータMX及びMYは、上記移動指令信号
Sx=1及びSy=1が入力されたとき駆動され、移動
指令信号Sx=0及びSy=0が入力されたとき停止す
る。上記手順は一定の周期で繰り返される。調節部位置
X及びYが調節部目標位置X0及びY0に一致するまで
の過程で、一定の周期で調節部位置X及びYを検出し複
数の調節部隣接位置の反射係数を算出し、反射係数が最
小になるように整合経路を修正する。
【0082】反射係数整合判定回路70は、現在位置反
射係数69で算出された入力反射係数Rと設定値ΔRと
を比較する。入力反射係数R≦設定値ΔRのとき整合判
定信号SR=0を出力し、入力反射係数R>設定値ΔR
のとき整合判定信号SR=1をモータMX及びMYに出
力する。
【0083】モータMX及びMYに上記整合判定信号S
R=0が入力されたとき、インピーダンスは整合したと
みなし、モータMX及びMYを停止させる。
【0084】現在位置反射係数算出回路69で算出され
た入力反射係数Rが設定値ΔR以下となるまで、一定の
周期Tで調節部位置X及びYを検出し入力反射係数が最
小となる整合経路方向に調節部位置X及びYを移動させ
る手順を繰り返す。
【0085】入力反射係数が最小となる整合経路方向に
調節部位置X及びYを移動させるため、従来技術のよう
に整合動作の途中で反射波電力が増加することがなく、
反射波電力は調節部位置の移動に従って減少する。
【0086】なお、整合状態に至る途中でも、負荷側イ
ンピーダンスZLの変化に応じて直ちに調節部目標位置
算出回路9で新たな可変インピーダンス素子の調節部目
標位置X0及びY0が算出され、整合経路方向が修正さ
れる。
【0087】本発明において用いる整合装置のインピー
ダンス調節手段3は、インピーダンスを調節できる手段
であればいかなる手段でもよく、また可変インピーダン
ス素子の数に制限はない。
【0088】図7は、種々のインピーダンス調節手段の
例を示すインピーダンス調節手段例示図である。同図
(A)に示した回路は、上記の実施例で用いた逆L形と
呼ばれる回路である。同図(B)の回路は可変コンデン
サC1 及びC2 とインダクタンスL1とからなるπ形の
回路であり、同図(C)の回路は、可変コンデンサC1
及びC2 とインダクタンスL1とからなるT形の回路で
ある。また同図(D)の回路は可変インダクタンスL1
と可変コンデンサC1とからなるL形の回路であり、同
図(E)の回路は、3個の可変コンデンサC1 乃至C3
とインダクタンスL1 及びL2 とを用いた逆L形の回路
である。なお、これら以外の種々の回路構成のインピー
ダンス整合回路を用いることもできる。
【0089】
【発明の効果】複数の可変インピーダンス素子を含むイ
ンピーダンス調節手段3を備え、各可変インピーダンス
素子の調節部を操作するモータを制御することによって
高周波電源1とインピーダンス変動負荷2とのインピー
ダンスを整合させるインピーダンス自動整合方法におい
て、インピーダンス調節手段3の入力インピーダンスZ
iがインピーダンス調節手段3の高周波電源側インピー
ダンスZsに整合する可変インピーダンスの調節部目標
位置X0及びY0を算出し、各調節部位置X及びYから
調節部目標位置X0又はY0方向に予め定めた距離ΔX
又はΔYにある調節部隣接位置(X+ΔX,Y)、
(X,Y+ΔY)及び(X+ΔX,Y+ΔY)の調節部
隣接位置の入力インピーダンスZix、Ziy及びZi
xyを算出し、これらの入力インピーダンスZix、Z
iy及びZixyと電源側インピーダンスZsとから調
節部隣接位置の入力反射係数Rx、Ry及びRxyを算
出し、算出した調節部隣接位置の入力反射係数が最小と
なる調節部隣接位置の方向に調節部位置X及びYを移動
させ、入力インピーダンスZiの算出、調節部目標位置
の算出、調節部位置の移動等の過程を繰り返して、調節
部位置X及びYの入力反射係数Rが予め定めた値以下に
なったときに整合したとみなすので、反射波電力は調節
部位置の移動とともに減少する。したがって、従来技術
のように、整合途中で反射波電力が増加して、適切な加
工結果が得られなかったり、高周波電源1が過熱によっ
て焼損する危険を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の自動インピーダンス整合装
置及びその周辺装置の例を示す従来技術ブロック図であ
る。
【図2】図2は、インピーダンスを整合させる過程での
調節部位置の移動の例を示す調節部位置移動例図であ
る。
【図3】図3は、インピーダンスを整合させる過程での
調節部位置の移動方向説明図である。
【図4】図4は、本発明の実施例を説明する実施例フロ
ーチャートである。
【図5】図5は、本発明の実施例を説明する実施例フロ
ーチャートである。
【図6】図6は、本発明の自動インピーダンス整合装置
及びその周辺装置の例を示す実施例のブロック図であ
る。
【図7】図7は、種々のインピーダンス調節手段の例を
示すインピーダンス調節手段例示図である。
【符号の説明】
1 高周波電源 2 プラズマ負荷/インピーダンス変動負荷 3 インピーダンス調節手段 4 同軸ケーブル 5 入力インピーダンス算出回路 6 調節部位値検出回路 7 可変インピーダンス算出回路 8 負荷側インピーダンス算出回路 9 調節部目標位置算出回路 10 調節部位置制御回路群 11 調節部位置偏差算出回路 12 整合度判定回路 13、14 モータ電力供給回路 60 反射係数算出回路群 61 隣接位置算出回路 62 隣接位置可変インピーダンス算出回路 63 隣接位置入力インピーダンス算出回路 64 隣接位置反射係数算出回路 65 経路選択調節部位置制御回路群 66 整合経路選択回路 67、68 経路選択モータ駆動指令回路 69 現在位置反射係数算出回路 70 反射係数整合判定回路 Cx、Cy、C1、C2、C3 可変コンデンサ |Dx|、|Dy| 調節部現在位置偏差 I 入力電流 L1、L2 インダクタンス mx、my、SR 整合判定信号 Mx、My モータ R、Rx、Ry、Rxy 現在位置反射係数 SR 整合判定信号 V 入力電圧 X、Y 調節部位置 X0、Y0 調節部目標位置 Zi 入力インピーダンス Zix、Ziy、Zixy 隣接位置入力インピ
ーダンス ZL 負荷側インピーダン
ス Zs 電源側インピーダン
ス Zx、Zy 可変インピーダンス
素子/可変インピーダンス Zxx、Zyy 隣接位置可変インピ
ーダンス θ 入力電流・電圧位相

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合方法において、イン
    ピーダンス調節手段の電源側インピーダンスとインピー
    ダンス調節手段の入力インピーダンスとのインピーダン
    スを整合させる可変インピーダンス素子の調節部位置
    を、インピーダンスが整合する調節部目標位置まで、反
    射波電力が最小となる方向に移動させてインピーダンス
    を整合させるインピーダンス自動整合方法。
  2. 【請求項2】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合方法において、イン
    ピーダンス調節手段の入力インピーダンスがインピーダ
    ンス調節手段の電源側インピーダンスに整合する可変イ
    ンピーダンスの調節部目標位置を算出し、各調節部位置
    から調節部目標位置方向に予め定めた距離にある調節部
    隣接位置のそれぞれの入力反射係数を算出し、これらの
    入力反射係数が最小となる調節部隣接位置の方向に調節
    部位置を移動させ、前記調節部目標位置の算出から前記
    調節部位置の移動までの過程を繰り返して、調節部位置
    の入力反射係数が設定値以下になったときに整合したと
    みなすインピーダンス自動整合方法。
  3. 【請求項3】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合方法において、イン
    ピーダンス調節手段の入力インピーダンスと可変インピ
    ーダンス素子の検出した調節部位置から算出する各可変
    インピーダンスを算出し、前記算出したインピーダンス
    からインピーダンス変動負荷の負荷側インピーダンスを
    算出した後、前記算出したインピーダンスを使用して、
    入力インピーダンスがインピーダンス調節手段の電源側
    インピーダンスに整合する各可変インピーダンス素子の
    調節部目標位置を算出し、各調節部位置から調節部目標
    位置方向に予め定めた距離にある調節部隣接位置と調節
    部位置とのそれぞれの入力反射係数を算出し、調節部隣
    接位置での入力反射係数を比較して、入力反射係数が最
    小となる調節部隣接位置方向に調節部位置を移動させ、
    前記調節部位置の検出から前記調節部位置の移動までの
    過程を一定の周期で繰り返し、調節部位置での入力反射
    係数が設定値以下となったときに調節部位置の移動を停
    止させることによって、入力インピーダンスと電源側イ
    ンピーダンスとを整合させるインピーダンス自動整合方
    法。
  4. 【請求項4】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合方法において、イン
    ピーダンス調節手段の入力値から入力インピーダンスを
    算出し、可変インピーダンス素子の調節部位置を検出
    し、調節部位置から各可変インピーダンスを算出し、入
    力インピーダンスと各可変インピーダンスとその他の素
    子のインピーダンスとからインピーダンス調節手段の出
    力端子付近からインピーダンス変動負荷をみた負荷側イ
    ンピーダンスを算出し、前記調節部位置と入力インピー
    ダンスと各可変インピーダンスと負荷側インピーダンス
    とを使用して、前記算出した負荷側インピーダンスのと
    きの入力インピーダンスとインピーダンス調節手段の電
    源側インピーダンスとが整合する各可変インピーダンス
    素子の調節部目標位置を算出し、各調節部位置から調節
    部目標位置方向に予め定めた距離にある調節部隣接位置
    とのそれぞれの入力反射係数を算出し、調節部隣接位置
    での入力反射係数を比較して、入力反射係数が最小とな
    る調節部隣接位置方向に調節部位置を移動させ、前記入
    力インピーダンスの算出から前記調節部位置の移動まで
    の過程を一定の周期で繰り返し、前記入力インピーダン
    スと前記電源側インピーダンスとから調節部位置での入
    力反射係数を算出し、調節部位置での入力反射係数が設
    定値以下となったときに調節部位置の移動を停止させる
    ことによって、入力インピーダンスと電源側インピーダ
    ンスとを整合させるインピーダンス自動整合方法。
  5. 【請求項5】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合方法において、イン
    ピーダンス調節手段の入力端子付近における入力電流及
    び入力電圧及び入力電流・入力電圧位相差を検出し入力
    インピーダンスを算出し、各可変インピーダンス素子の
    調節部位置を検出し、前記調節部位置から各可変インピ
    ーダンスを算出し、前記入力インピーダンスと前記可変
    インピーダンスと他の素子のインピーダンスとから、イ
    ンピーダンス調節手段の出力端子付近からインピーダン
    ス変動負荷をみた負荷側インピーダンスを算出し、前記
    算出した負荷側インピーダンスのときの前記入力インピ
    ーダンスがインピーダンス調節手段の電源側インピーダ
    ンスと整合する各可変インピーダンス素子の調節部目標
    位置を算出し、各調節部位置から調節部目標位置方向に
    予め定めた距離にある調節部隣接位置を算出し、前記各
    調節部隣接位置から各可変インピーダンス素子の隣接位
    置可変インピーダンスを算出し、前記可変インピーダン
    スと前記隣接位置可変インピーダンスと前記負荷側イン
    ピーダンスと他の素子のインピーダンスとから、前記調
    節部隣接位置のそれぞれの入力インピーダンスを算出
    し、前記隣接位置での入力インピーダンスと電源側イン
    ピーダンスとから、前記調節部隣接位置とのそれぞれの
    入力反射係数を算出し、前記調節部隣接位置での入力反
    射係数を比較して、入力反射係数が最小となる調節部隣
    接位置方向に調節部位置を移動させ、前記入力インピー
    ダンスの算出から前記調節部位置の移動までの過程を一
    定の周期で繰り返し、前記入力インピーダンスと前記電
    源側インピーダンスとから調節部位置での入力反射係数
    を算出し、前記調節部位置での入力反射係数が設定値以
    下になつたときに調節部位置の移動を停止させることに
    よって、入力インピーダンスと電源側インピーダンスと
    を整合させるインピーダンス自動整合方法。
  6. 【請求項6】複数の可変インピーダンス素子を含むイン
    ピーダンス調節手段を備え、各可変インピーダンス素子
    の調節部を操作するモータを制御することによって高周
    波電源とインピーダンス変動負荷とのインピーダンスを
    整合させるインピーダンス自動整合装置において、入力
    インピーダンスを算出する入力インピーダンス算出回路
    と、可変インピーダンス素子の調節部位置を一定の周期
    で検出する調節部位値検出回路と、前記調節部位置から
    各可変インピーダンスを算出する可変インピーダンス算
    出回路と、前記入力インピーダンスと前記各可変インピ
    ーダンスとその他の素子のインピーダンスとからインピ
    ーダンス調節手段出力端子付近からインピーダンス変動
    負荷をみた負荷側インピーダンスを算出する負荷側イン
    ピーダンス算出回路と、前記検出した調節部位置と入力
    インピーダンスと各可変インピーダンスと負荷側インピ
    ーダンスとを使用して、前記算出した負荷側インピーダ
    ンスのときの入力インピーダンスとインピーダンス調節
    手段の電源側インピーダンスとが整合する各可変インピ
    ーダンス素子の調節部目標位置を算出し、各調節部位置
    から調節部目標位置方向に予め定めた距離にある調節部
    隣接位置とのそれぞれの入力反射係数を算出する反射係
    数算出回路群と、前記調節部隣接位置での入力反射係数
    を比較して、入力反射係数が最小となる調節部隣接位置
    方向に調節部位置を移動させる経路選択調節部位置制御
    回路群と、調節部位置での入力反射係数を算出する現在
    位置反射係数算出回路と、前記調節部位置での入力反射
    係数が設定値以下となったときに調節部位置の移動を停
    止させる反射係数整合判定回路とを有するインピーダン
    ス自動整合装置。
  7. 【請求項7】出願時における請求項6の入力インピーダ
    ンス算出回路がインピーダンス調節手段の入力端子付近
    における入力電流及び入力電圧及び入力電流・入力電圧
    位相差を検出して入力インピーダンスを算出する算出回
    路であり、反射係数算出回路群が、前記算出した負荷側
    インピーダンスのときの前記入力インピーダンスとイン
    ピーダンス調節手段の電源側インピーダンスとが整合す
    る各可変インピーダンス素子の調節部目標位置を算出す
    る調節部目標位置算出回路と、各調節部位置から調節部
    目標位置方向に予め定めた距離にある調節部隣接位置を
    算出する隣接位置算出回路と、前記各調節部隣接位置か
    ら各可変インピーダンス素子の隣接位置可変インピーダ
    ンスを算出する隣接位置可変インピーダンス算出回路
    と、前記可変インピーダンスと前記隣接位置可変インピ
    ーダンスと前記負荷側インピーダンスと他の素子のイン
    ピーダンスとから、前記各調節部隣接位置のそれぞれ入
    力インピーダンスを算出する隣接位置入力インピーダン
    ス算出回路と、前記各調節部隣接位置での入力インピー
    ダンスと電源側インピーダンスとから、前記各調節部隣
    接位置のそれぞれの入力反射係数を算出する隣接位置反
    射係数算出回路とからなる出願時における請求項6のイ
    ンピーダンス自動整合装置。
  8. 【請求項8】電源側インピーダンスが高周波電源とイン
    ピーダンス調節手段とを接続する同軸ケーブルの特性イ
    ンピーダンスである出願時における請求項2又3又は4
    又は5のインピーダンス自動整合方法。
  9. 【請求項9】電源側インピーダンスが高周波電源とイン
    ピーダンス調節手段とを接続する同軸ケーブルの特性イ
    ンピーダンスである出願時における請求項の6又は7の
    インピーダンス自動整合装置。
  10. 【請求項10】各調節部位置から調節部目標位置方向に
    予め定めた距離が、各調節部位置から調節部目標位置方
    向に移動する途中で、入力反射係数の変化が判別できる
    と共に、反射波電力の増加による高周波電源が過熱しな
    い入力反射係数値以下に相当する距離である出願時にお
    ける請求項2又3又は4又は5はのインピーダンス自動
    整合方法。
  11. 【請求項11】各調節部位置から調節部目標位置方向に
    予め定めた距離が、各調節部位置から調節部目標位置方
    向に移動する途中で、入力反射係数の変化が判別できる
    と共に、反射波電力の増加による高周波電源が過熱しな
    い入力反射係数値以下に相当する距離である出願時にお
    ける請求項の6又は7のインピーダンス自動整合装置。
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