JPH09121105A - 双方向性結合器を有するrf整合検出回路 - Google Patents
双方向性結合器を有するrf整合検出回路Info
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- JPH09121105A JPH09121105A JP8211833A JP21183396A JPH09121105A JP H09121105 A JPH09121105 A JP H09121105A JP 8211833 A JP8211833 A JP 8211833A JP 21183396 A JP21183396 A JP 21183396A JP H09121105 A JPH09121105 A JP H09121105A
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- H01J37/32082—Radio frequency generated discharge
- H01J37/32174—Circuits specially adapted for controlling the RF discharge
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- H03H7/38—Impedance-matching networks
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Abstract
(57)【要約】
【課題】RF電源からRF信号を受信し、その電力信号
を負荷へ供給するRF整合回路を自動制御する検出回路
を得ること。 【解決手段】RF整合回路36は第1と第2の制御信号に
よってそれぞれ制御される第1と第2の可変リアクタン
ス素子C1,C2 を含む。検出回路32は、整合回路へ供給
されたRF電力に比例する順信号とRF整合回路から反
射されたRF電力に比例する反射信号を発生する双方向
結合器50を含む。検出回路は反射信号或いは順信号をを
受信し、それぞれ第1と第2の出力信号を生成する第1
と第2の分岐回路も含む。更に、検出回路は第1と第2
の分岐回路の第1の出力信号を受信し、第1の制御信号
が誘導される第1の位相検出出力信号を生成する第1の
位相検出器64、および第1と第2の分岐回路の第2の出
力信号を受信し、第2の制御信号が誘導される第2の位
相検出出力信号を生成する第2の位相検出器68を含む。
を負荷へ供給するRF整合回路を自動制御する検出回路
を得ること。 【解決手段】RF整合回路36は第1と第2の制御信号に
よってそれぞれ制御される第1と第2の可変リアクタン
ス素子C1,C2 を含む。検出回路32は、整合回路へ供給
されたRF電力に比例する順信号とRF整合回路から反
射されたRF電力に比例する反射信号を発生する双方向
結合器50を含む。検出回路は反射信号或いは順信号をを
受信し、それぞれ第1と第2の出力信号を生成する第1
と第2の分岐回路も含む。更に、検出回路は第1と第2
の分岐回路の第1の出力信号を受信し、第1の制御信号
が誘導される第1の位相検出出力信号を生成する第1の
位相検出器64、および第1と第2の分岐回路の第2の出
力信号を受信し、第2の制御信号が誘導される第2の位
相検出出力信号を生成する第2の位相検出器68を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源と負荷(例え
ば、プラズマ処理チャンバーにおけるプラズマ)間に接
続されたRF整合回路の自動制御のためのRF整合検出
回路に関する。RFプラズマ処理システムにおいて、R
F電力は、可変リアクタンス素子を含む整合回路を介し
てチャンバー内にあるプラズマに結合される。整合回路
の目的は、負荷(即ち、プラズマ)のインピーダンスを
RF電力がチャンバーに供給されるラインの特性インピ
ーダンスに等しくするか、或いは整合する値に変換する
ことである。整合点で、最適な電力がプラズマに供給さ
れ、電力がRF電源に向かって反射されることは殆どな
い。整合点にチューニングすることは整合回路内の可変
リアクタンス素子を適当に変えることによって達成され
る。明らかに、システムをプラズマ処理中に整合点に同
調させることが必要である。
ば、プラズマ処理チャンバーにおけるプラズマ)間に接
続されたRF整合回路の自動制御のためのRF整合検出
回路に関する。RFプラズマ処理システムにおいて、R
F電力は、可変リアクタンス素子を含む整合回路を介し
てチャンバー内にあるプラズマに結合される。整合回路
の目的は、負荷(即ち、プラズマ)のインピーダンスを
RF電力がチャンバーに供給されるラインの特性インピ
ーダンスに等しくするか、或いは整合する値に変換する
ことである。整合点で、最適な電力がプラズマに供給さ
れ、電力がRF電源に向かって反射されることは殆どな
い。整合点にチューニングすることは整合回路内の可変
リアクタンス素子を適当に変えることによって達成され
る。明らかに、システムをプラズマ処理中に整合点に同
調させることが必要である。
【0002】具合が悪いことに、プラズマのインピーダ
ンスは、多くの処理パラメータと条件の複雑な、非常に
変わりやすい関数である。言い換えれば、プラズマのイ
ンピーダンスは、プロセスの実行中に、および1つのチ
ャンバーから次のチャンバーを通して非常に変化する。
従って、整合回路を整合点に維持することは、可変リア
クタンス回路素子の一定のチューニングを必要とする。
セルフチューニング回路は、所望のチューニングを自動
的に行うために、利用できる。具合が悪いことに、多く
のこれらの回路は、それらがプロセス条件の変化(即
ち、プラズマインピーダンスの変化)に反応しないの
で、急速に安定しないし、それらは、ユーザー(例え
ば、半導体製造会社)が望むほど正確ではない。
ンスは、多くの処理パラメータと条件の複雑な、非常に
変わりやすい関数である。言い換えれば、プラズマのイ
ンピーダンスは、プロセスの実行中に、および1つのチ
ャンバーから次のチャンバーを通して非常に変化する。
従って、整合回路を整合点に維持することは、可変リア
クタンス回路素子の一定のチューニングを必要とする。
セルフチューニング回路は、所望のチューニングを自動
的に行うために、利用できる。具合が悪いことに、多く
のこれらの回路は、それらがプロセス条件の変化(即
ち、プラズマインピーダンスの変化)に反応しないの
で、急速に安定しないし、それらは、ユーザー(例え
ば、半導体製造会社)が望むほど正確ではない。
【0003】
【本発明の概要】一つの特徴としては、本発明はRF電
源からのRF電力信号を受信し、RF電力信号を負荷に
供給するRF整合回路を制御するための検出回路であ
る。この検出回路によって制御されるRF整合回路は、
第1と第2の可変リアクタンス素子を有し、そのリアク
タンス素子のリアクタンスは第1と第2の制御信号によ
ってそれぞれ制御される。この検出回路は、RF電源と
RF整合回路間に接続され、順方向信号と反射信号を発
生する双方向性結合器を含む。順方向信号は整合回路に
供給されるRF電力に比例し、反射信号はRF整合回路
から反射された電力に比例する。また検出回路は、反射
信号を受信し、第1と第2の出力信号を生成する第1の
分岐回路;順信号を受信し、第1と第2の出力信号を生
成する第2の分岐回路;第1と第2の分岐回路の第1の
出力信号を受信し、第1の制御信号が供給される第1の
位相検出出力信号を発生する第1の位相検出器;および
第1と第2の分岐回路の第2の出力信号を受信し、第2
の制御信号が供給される第2の位相検出出力信号を発生
する第2の位相検出器を有する。
源からのRF電力信号を受信し、RF電力信号を負荷に
供給するRF整合回路を制御するための検出回路であ
る。この検出回路によって制御されるRF整合回路は、
第1と第2の可変リアクタンス素子を有し、そのリアク
タンス素子のリアクタンスは第1と第2の制御信号によ
ってそれぞれ制御される。この検出回路は、RF電源と
RF整合回路間に接続され、順方向信号と反射信号を発
生する双方向性結合器を含む。順方向信号は整合回路に
供給されるRF電力に比例し、反射信号はRF整合回路
から反射された電力に比例する。また検出回路は、反射
信号を受信し、第1と第2の出力信号を生成する第1の
分岐回路;順信号を受信し、第1と第2の出力信号を生
成する第2の分岐回路;第1と第2の分岐回路の第1の
出力信号を受信し、第1の制御信号が供給される第1の
位相検出出力信号を発生する第1の位相検出器;および
第1と第2の分岐回路の第2の出力信号を受信し、第2
の制御信号が供給される第2の位相検出出力信号を発生
する第2の位相検出器を有する。
【0004】好適な実施の形態は以下の特徴を有する。
第1と第2の分岐回路は、それぞれ第1と第2の電力ス
プリッタを含む。第1の電力スプリッタは、反射信号か
ら誘導される信号を受信し、第1と第2の出力信号を生
成する。同様に、第2の電力スプリッタは、順方向信号
から誘導される信号を受信し、第1と第2の出力信号を
生成する。第1の分岐回路の第1の出力信号は、第1の
分岐回路の第2の出力信号の位相がシフトされたバージ
ョンである。同様に、第2の分岐回路の第1の出力信号
は、第2の分岐回路の第2の出力信号の位相がシフトさ
れたバージョンである。これらの位相シフトは第1と第
2の分岐回路における対応する移相素子によって導かれ
る。また、好適な実施の形態において、第1と第2の分
岐回路は、それぞれ第1と第2のローパスフィルタを有
する。また双方向性結合器の出力に接続された高調波終
端フィルタがあり、その高調波成端フィルタは2次、3
次およびそれより高い高調波を終端するように設計され
ている。
第1と第2の分岐回路は、それぞれ第1と第2の電力ス
プリッタを含む。第1の電力スプリッタは、反射信号か
ら誘導される信号を受信し、第1と第2の出力信号を生
成する。同様に、第2の電力スプリッタは、順方向信号
から誘導される信号を受信し、第1と第2の出力信号を
生成する。第1の分岐回路の第1の出力信号は、第1の
分岐回路の第2の出力信号の位相がシフトされたバージ
ョンである。同様に、第2の分岐回路の第1の出力信号
は、第2の分岐回路の第2の出力信号の位相がシフトさ
れたバージョンである。これらの位相シフトは第1と第
2の分岐回路における対応する移相素子によって導かれ
る。また、好適な実施の形態において、第1と第2の分
岐回路は、それぞれ第1と第2のローパスフィルタを有
する。また双方向性結合器の出力に接続された高調波終
端フィルタがあり、その高調波成端フィルタは2次、3
次およびそれより高い高調波を終端するように設計され
ている。
【0005】他の特徴としては、本発明はRF電源を負
荷に整合するためのRF整合回路である。このRF整合
回路は負荷に接続されたRF整合部;およびRF電源と
RF整合部間に接続された検出回路を有する。このRF
整合部は、第1の可変リアクタンス素子;第2の可変リ
アクタンス素子;第1の制御信号に応答して、第1の可
変リアクタンス素子のリアクタンスを制御する第1の制
御回路;および第2の制御信号に応答して、第2の可変
リアクタンス素子のリアクタンスを制御する第2の制御
回路を有する。前述のように、検出回路は双方向性結合
器、第1と第2の分岐回路、および第1と第2の移相器
を含む。好適な実施の形態において、第1と第2の可変
リアクタンス素子はその容量を制御する可動ブレードの
ある可変キャパシタである。更に、第1と第2の制御回
路は検出器からの制御信号に応答して、可変キャパシタ
のブレードを移動してその容量を変えるモータを含む。
荷に整合するためのRF整合回路である。このRF整合
回路は負荷に接続されたRF整合部;およびRF電源と
RF整合部間に接続された検出回路を有する。このRF
整合部は、第1の可変リアクタンス素子;第2の可変リ
アクタンス素子;第1の制御信号に応答して、第1の可
変リアクタンス素子のリアクタンスを制御する第1の制
御回路;および第2の制御信号に応答して、第2の可変
リアクタンス素子のリアクタンスを制御する第2の制御
回路を有する。前述のように、検出回路は双方向性結合
器、第1と第2の分岐回路、および第1と第2の移相器
を含む。好適な実施の形態において、第1と第2の可変
リアクタンス素子はその容量を制御する可動ブレードの
ある可変キャパシタである。更に、第1と第2の制御回
路は検出器からの制御信号に応答して、可変キャパシタ
のブレードを移動してその容量を変えるモータを含む。
【0006】更に、他の特徴としては、本発明はプラズ
マチャンバーを有するプラズマ処理システム、およびR
F電源をプラズマチャンバーへ整合するためのRF整合
回路を有する。このRF整合回路は、プラズマチャンバ
ーに接続されたRF整合部;およびRF電源とこのRF
整合部間に接続された検出回路を有する。これらのRF
整合部と検出回路は上述のとおりである。本発明は、殆
ど極端な動作状態からロック状態(lock condition)に達
し、維持する。即ち、殆ど100%の補捉範囲(acquisi
tion range) を有している。更にロック状態を早く、正
確に得る。他の利点および特徴は以下の好適な実施の形
態の記載および特許請求の範囲から明らかになるであろ
う。
マチャンバーを有するプラズマ処理システム、およびR
F電源をプラズマチャンバーへ整合するためのRF整合
回路を有する。このRF整合回路は、プラズマチャンバ
ーに接続されたRF整合部;およびRF電源とこのRF
整合部間に接続された検出回路を有する。これらのRF
整合部と検出回路は上述のとおりである。本発明は、殆
ど極端な動作状態からロック状態(lock condition)に達
し、維持する。即ち、殆ど100%の補捉範囲(acquisi
tion range) を有している。更にロック状態を早く、正
確に得る。他の利点および特徴は以下の好適な実施の形
態の記載および特許請求の範囲から明らかになるであろ
う。
【0007】
【実施の形態】図1および図2を参照すると、RF電源
10はRF電力を同軸ケーブル15をとおしてプラズマ
チャンバー25の入力20に供給する。ケーブル15
は、チャンバー25上あるいは近くに取り付けられたR
F整合部36を介してチャンバー25の入力20に結合
される。RF整合部36は、ケーブル15を介してRF
電源10に接続される電力入力36aとプラズマチャン
バーのRF入力20に接続される電力出力36bを有し
ている。この実施の形態において、電力は、幾つかのリ
アクタンス素子、例えばコイルアンテナによってプラズ
マチャンバー25に供給される。チャンバー25の入力
インピーダンスはZCHであり変換されたインピーダンス
(即ち、RF整合部36の入力インピーダンス)はZIN
である。RF整合部36は、RF電源10からチャンバ
ー25内のプラズマへ電力の伝送を最適化するように、
ケーブル15の特性インピーダンスを整合する値を有す
るZINを生成するために、ZCHに変換する。
10はRF電力を同軸ケーブル15をとおしてプラズマ
チャンバー25の入力20に供給する。ケーブル15
は、チャンバー25上あるいは近くに取り付けられたR
F整合部36を介してチャンバー25の入力20に結合
される。RF整合部36は、ケーブル15を介してRF
電源10に接続される電力入力36aとプラズマチャン
バーのRF入力20に接続される電力出力36bを有し
ている。この実施の形態において、電力は、幾つかのリ
アクタンス素子、例えばコイルアンテナによってプラズ
マチャンバー25に供給される。チャンバー25の入力
インピーダンスはZCHであり変換されたインピーダンス
(即ち、RF整合部36の入力インピーダンス)はZIN
である。RF整合部36は、RF電源10からチャンバ
ー25内のプラズマへ電力の伝送を最適化するように、
ケーブル15の特性インピーダンスを整合する値を有す
るZINを生成するために、ZCHに変換する。
【0008】RF電源10は、50Ωの出力インピーダ
ンスを有する従来のRF発振器である。同軸ケーブル1
5の特性インピーダンスもまた50Ωである。この説明
の目的のために用いられた、単純化された形状において
は、RF整合部36は、入力キャパシタCとRF入力2
0を有する入力インダクタLを介して直列に接続された
可変キャシタC1 を有する。RF整合部36は、またキ
ャパシタC1 とアース間に接続された第1の可変キャパ
シタC2 も有する。二つのキャパシタC1 とC2 は可動
容量プレートを有しており、その向きがサーボユニット
40のモーター42と44によって制御される。双方向
性結合器50を介して同軸ケーブル15に結合されたF
R検出回路32は、同軸ケーブル15上の順方向および
逆方向の電力をモニターし、そこからモーター42と4
4の動作、それによりそれぞれ可変キャパシタC1 とC
2 の値を制御する二つの信号を発生する。双方向性結合
器50は、代表的にはRF整合部に接近して位置され
る。
ンスを有する従来のRF発振器である。同軸ケーブル1
5の特性インピーダンスもまた50Ωである。この説明
の目的のために用いられた、単純化された形状において
は、RF整合部36は、入力キャパシタCとRF入力2
0を有する入力インダクタLを介して直列に接続された
可変キャシタC1 を有する。RF整合部36は、またキ
ャパシタC1 とアース間に接続された第1の可変キャパ
シタC2 も有する。二つのキャパシタC1 とC2 は可動
容量プレートを有しており、その向きがサーボユニット
40のモーター42と44によって制御される。双方向
性結合器50を介して同軸ケーブル15に結合されたF
R検出回路32は、同軸ケーブル15上の順方向および
逆方向の電力をモニターし、そこからモーター42と4
4の動作、それによりそれぞれ可変キャパシタC1 とC
2 の値を制御する二つの信号を発生する。双方向性結合
器50は、代表的にはRF整合部に接近して位置され
る。
【0009】検出回路32内に、双方向性結合器50は
順信号出力ライン52と逆信号出力ライン54を有して
いる。順信号出力ライン52はライン15上の順電圧信
号に比例するが、その大きさは有意的に低い信号を生じ
る。同様に、逆信号出力ライン54はライン15上の反
射電圧信号に比例する。従って、方向性結合器50はR
F整合部とプラズマチャンバーの結合の反射計数Γ(即
ち、反射信号と順信号の比)を容易に決定することがで
き、それにより、Γ−面においてどこでシステムが動作
しているかを決定することができる。双方向結合器は、
標準の、商業的に利用できる要素である。一般に、双方
向結合器の設計および動作の説明のためには、標準的な
テキストブック、即ちSingle-Sideband System and Cir
cuit, Ed. William E. Sabin and Edgar O. Schoenke,
McGraw-Hill Book Company, pagee 425-435 を参照され
たい。実施の形態においては、双方向性結合器50は5
0dbの方向性結合器であり、それは順および逆信号出
力ライン上の出力が主ライン上を通過する信号から50
db下がること意味している。これは、ライン上の信号
の存在が制御ループ上の直通の信号に影響しないことを
保証し、またそれは電圧レベルが主ラインの電圧レベル
より充分に低く、検出回路によって処理され得る電圧レ
ベルあることを保証する。
順信号出力ライン52と逆信号出力ライン54を有して
いる。順信号出力ライン52はライン15上の順電圧信
号に比例するが、その大きさは有意的に低い信号を生じ
る。同様に、逆信号出力ライン54はライン15上の反
射電圧信号に比例する。従って、方向性結合器50はR
F整合部とプラズマチャンバーの結合の反射計数Γ(即
ち、反射信号と順信号の比)を容易に決定することがで
き、それにより、Γ−面においてどこでシステムが動作
しているかを決定することができる。双方向結合器は、
標準の、商業的に利用できる要素である。一般に、双方
向結合器の設計および動作の説明のためには、標準的な
テキストブック、即ちSingle-Sideband System and Cir
cuit, Ed. William E. Sabin and Edgar O. Schoenke,
McGraw-Hill Book Company, pagee 425-435 を参照され
たい。実施の形態においては、双方向性結合器50は5
0dbの方向性結合器であり、それは順および逆信号出
力ライン上の出力が主ライン上を通過する信号から50
db下がること意味している。これは、ライン上の信号
の存在が制御ループ上の直通の信号に影響しないことを
保証し、またそれは電圧レベルが主ラインの電圧レベル
より充分に低く、検出回路によって処理され得る電圧レ
ベルあることを保証する。
【0010】双方向性結合器50とRF整合部36の間
に、高調波終端フィルタ80がある。プラズマは非直線
性であるので、整合部を通過することができ、電源で反
射する高調波を生成して、ライン上に定在波を作る。高
調波終端フィルタ80は2次、3次、および幾らかの4
次の高調波、即ち、基本周波数以外の殆どのエネルギー
を含む高調波を終端する。高調波によってみられる実際
のインピーダンスはケーブルの長さに依存するので、与
えられた設計のいろいろなシステムが異なって動作する
可能性を減少するように、1つのシステムから次のシス
テムへ固定されたケーブルの長を使用することが必要で
ある。勿論、電源が高調波終端を有していれば、ケーブ
ルの長さは問題ではないであろう。
に、高調波終端フィルタ80がある。プラズマは非直線
性であるので、整合部を通過することができ、電源で反
射する高調波を生成して、ライン上に定在波を作る。高
調波終端フィルタ80は2次、3次、および幾らかの4
次の高調波、即ち、基本周波数以外の殆どのエネルギー
を含む高調波を終端する。高調波によってみられる実際
のインピーダンスはケーブルの長さに依存するので、与
えられた設計のいろいろなシステムが異なって動作する
可能性を減少するように、1つのシステムから次のシス
テムへ固定されたケーブルの長を使用することが必要で
ある。勿論、電源が高調波終端を有していれば、ケーブ
ルの長さは問題ではないであろう。
【0011】双方向性結合器50の順方向出力ライン5
2上の信号は、先ず高調波ローパスフィルタ56を通過
して、二つの出力58aと58bを有する第1の0°電
力スプリッタ58へ進む。逆方向出力ライン54上の信
号は、高調波ローパスフィルタ60を通過して、二つの
出力62aと62bを有する第2の0°電力スプリッタ
58へ進む。高調波ローパスフィルタ56と60は、不
所望の高調波が検出回路へ入り込むのを阻止し、位相検
出器が基本周波数の信号のみに応答することを確実にす
る。RF周波数が60MHzである所望の実施の形態に
おいて、高調波ローパスフィルタ56と60はそれぞれ
65MHzのカットオフ周波数を有するように設計され
ている。それらは、商業的に利用でき、容易に入手でき
る要素である。
2上の信号は、先ず高調波ローパスフィルタ56を通過
して、二つの出力58aと58bを有する第1の0°電
力スプリッタ58へ進む。逆方向出力ライン54上の信
号は、高調波ローパスフィルタ60を通過して、二つの
出力62aと62bを有する第2の0°電力スプリッタ
58へ進む。高調波ローパスフィルタ56と60は、不
所望の高調波が検出回路へ入り込むのを阻止し、位相検
出器が基本周波数の信号のみに応答することを確実にす
る。RF周波数が60MHzである所望の実施の形態に
おいて、高調波ローパスフィルタ56と60はそれぞれ
65MHzのカットオフ周波数を有するように設計され
ている。それらは、商業的に利用でき、容易に入手でき
る要素である。
【0012】各々の電力スプリッタ58と62は、その
入力信号を受信し、そこから等しい電力の二つの同じ信
号を発生する。それらも商業的に利用できるものであ
る。電力スプリッタの設計および動作の説明は、標準的
なテキストブック、例えば、Single-Sideband System a
nd Circuit, Ed. Willian E. Sabin and Edgar O. Scho
enke, McGraw-Hill Book Company, pages 435-447 を参
照されたい。出力ライン62a上の信号は移相素子71
によって位相シフトされる。同様に、出力ライン62b
上の信号は移相素子73によって位相シフトされる。こ
こでの説明は、方向性結合器50から二つの電力スプリ
ッタ58と62の入力へ位相シフトが同じであると仮定
していることに留意されたい。更に、方向性結合器50
の出力から電力スプリッタ58と62の各々の出力への
位相シフトも同じである(0°電力スプリッタが用いら
れると仮定している)と仮定している。しかしながら、
これらの仮定はシステムの要件ではない。もしこれらの
仮定が正しくなくても、移相素子71と73の値が如何
なる違いに対しても容易に調整される必要がある。
入力信号を受信し、そこから等しい電力の二つの同じ信
号を発生する。それらも商業的に利用できるものであ
る。電力スプリッタの設計および動作の説明は、標準的
なテキストブック、例えば、Single-Sideband System a
nd Circuit, Ed. Willian E. Sabin and Edgar O. Scho
enke, McGraw-Hill Book Company, pages 435-447 を参
照されたい。出力ライン62a上の信号は移相素子71
によって位相シフトされる。同様に、出力ライン62b
上の信号は移相素子73によって位相シフトされる。こ
こでの説明は、方向性結合器50から二つの電力スプリ
ッタ58と62の入力へ位相シフトが同じであると仮定
していることに留意されたい。更に、方向性結合器50
の出力から電力スプリッタ58と62の各々の出力への
位相シフトも同じである(0°電力スプリッタが用いら
れると仮定している)と仮定している。しかしながら、
これらの仮定はシステムの要件ではない。もしこれらの
仮定が正しくなくても、移相素子71と73の値が如何
なる違いに対しても容易に調整される必要がある。
【0013】二つの電力スプリッタ58と62の後に、
二つの位相検出器64と68があり、それらの各々は二
つの入力ラインを有している。位相検出器64の二つの
入力ラインは電力スプリッタ58からの出力信号の一つ
と電力スプリッタ62からの位相シフトされた出力信号
を受信する。位相検出器68の二つの入力ラインは電力
スプリッタ58からの他の出力と電力スプリッタ62か
らの位相シフトされた出力信号を受信する。位相検出器
64と68はそれぞれその二つの入力信号間の位相差を
表す出力信号を発生する。位相検出器の伝送特性は図3
に示されている。二つの入力信号は正確に90°位相が
ずれていると、位相検出器の出力は0である。正の出力
電圧は、一つの入力ライン上の入力信号が他の入力ライ
ン上の入力信号と90°より少ない位相がずれているこ
とを示している。負の出力信号は逆が真であることを示
している。即ち、一つの入力信号は他の入力信号と90
°より大きな位相がずれていることを示している。
二つの位相検出器64と68があり、それらの各々は二
つの入力ラインを有している。位相検出器64の二つの
入力ラインは電力スプリッタ58からの出力信号の一つ
と電力スプリッタ62からの位相シフトされた出力信号
を受信する。位相検出器68の二つの入力ラインは電力
スプリッタ58からの他の出力と電力スプリッタ62か
らの位相シフトされた出力信号を受信する。位相検出器
64と68はそれぞれその二つの入力信号間の位相差を
表す出力信号を発生する。位相検出器の伝送特性は図3
に示されている。二つの入力信号は正確に90°位相が
ずれていると、位相検出器の出力は0である。正の出力
電圧は、一つの入力ライン上の入力信号が他の入力ライ
ン上の入力信号と90°より少ない位相がずれているこ
とを示している。負の出力信号は逆が真であることを示
している。即ち、一つの入力信号は他の入力信号と90
°より大きな位相がずれていることを示している。
【0014】位相検出器64の出力は、ローパスフィル
タ66を通過した後、モーター44を制御し、それによ
りキャパシタC2 の値を制御する。同様に、他の位相検
出器68は、他のローパスフィルタ70を通過した後、
モーター42を制御し、それによりキャパシタC1 の値
を制御する。ローパスフィルタ66と68は簡単なDC
ローパスフィルタ、例えば、キャパシタ(構造上の詳細
については図11を参照)である。説明された実施の形
態において、モーター42と44はDCモーターである
が、たとえ回路に変更があっても、他のモーター(例え
ば、ステッピングモーター)を用いることができる。更
に、駆動装置61と63は、ローパスフィルタ70と6
6、およびモーター42と44間に任意に用いてもよ
い。
タ66を通過した後、モーター44を制御し、それによ
りキャパシタC2 の値を制御する。同様に、他の位相検
出器68は、他のローパスフィルタ70を通過した後、
モーター42を制御し、それによりキャパシタC1 の値
を制御する。ローパスフィルタ66と68は簡単なDC
ローパスフィルタ、例えば、キャパシタ(構造上の詳細
については図11を参照)である。説明された実施の形
態において、モーター42と44はDCモーターである
が、たとえ回路に変更があっても、他のモーター(例え
ば、ステッピングモーター)を用いることができる。更
に、駆動装置61と63は、ローパスフィルタ70と6
6、およびモーター42と44間に任意に用いてもよ
い。
【0015】以下の説明から明らかなように、システム
が整合状態に向かうように、検出回路は二つのキャパシ
タC1 とC2 を同時に調整する。しかし、整合部のキャ
パシタが変化されるにつれて、チャンバーへの電力も変
化し、これはプラズマのインピーダンスと整合点を変化
する。整合点の位置の変化は、整合点へ達するためにR
F整合部の更なる調整を必要とするであろう。検出回路
32は、自動的に必要な調整が整合点に達し、整合点に
おいて維持するようにする。更に、処理中にプラズマの
インピーダンスが変化しても、検出回路32はC1 とC
2 における必要な変化がシステムを整合点に保つように
し続ける。スミスチャート 上述の回路がどのように動作するかを理解するために、
先ずスミスチャートを復習することが有益である。スミ
スチャートはRF回路を解析するために、この分野の当
業者によって広く用いられる便利なツールである。簡単
に言えば、スミスチャートは、反射係数面(即ち、Γ−
プレーン)における正規化された抵抗とリアクタンスの
関数の図表プロット(graphical plot)である。反射係数
Γは、Z 0 の特性インピーダンスを有する損失のない伝
送ラインを終端する負荷Zl での反射電圧と入射電圧の
複素振幅の比として定義される。数学的には、以下のよ
うに表される。
が整合状態に向かうように、検出回路は二つのキャパシ
タC1 とC2 を同時に調整する。しかし、整合部のキャ
パシタが変化されるにつれて、チャンバーへの電力も変
化し、これはプラズマのインピーダンスと整合点を変化
する。整合点の位置の変化は、整合点へ達するためにR
F整合部の更なる調整を必要とするであろう。検出回路
32は、自動的に必要な調整が整合点に達し、整合点に
おいて維持するようにする。更に、処理中にプラズマの
インピーダンスが変化しても、検出回路32はC1 とC
2 における必要な変化がシステムを整合点に保つように
し続ける。スミスチャート 上述の回路がどのように動作するかを理解するために、
先ずスミスチャートを復習することが有益である。スミ
スチャートはRF回路を解析するために、この分野の当
業者によって広く用いられる便利なツールである。簡単
に言えば、スミスチャートは、反射係数面(即ち、Γ−
プレーン)における正規化された抵抗とリアクタンスの
関数の図表プロット(graphical plot)である。反射係数
Γは、Z 0 の特性インピーダンスを有する損失のない伝
送ラインを終端する負荷Zl での反射電圧と入射電圧の
複素振幅の比として定義される。数学的には、以下のよ
うに表される。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、j=(−1)1/2 である。スミス
チャートの例は図4に示されているが、スミスチャート
は、Γr を表す水平軸とΓj を表す垂直軸のあるΓ空間
のプロットである。正規化された負荷Z l /Z0 と呼ば
れる他の有用な量は、zl =Zl /Z0 =r+jxに等
しい。スミスチャートにプロットされると、Γr 軸に沿
って位置された中心を持つ異なる半径の円の群およびΓ
=1.0∠0°を通過する全てとしてrのいろいろな値
が現れる。スミスチャートにプロットされると、Γr =
1に沿って位置された中心を持つ異なる半径の円の他の
ファミリーおよびΓ=1.0∠0°を通過する全てとし
て、xのいろいろな値が現れる。従って、スミスチャー
トは負荷インピーダンスを反射係数に、およびその逆を
図示することを非常に簡単にする。
チャートの例は図4に示されているが、スミスチャート
は、Γr を表す水平軸とΓj を表す垂直軸のあるΓ空間
のプロットである。正規化された負荷Z l /Z0 と呼ば
れる他の有用な量は、zl =Zl /Z0 =r+jxに等
しい。スミスチャートにプロットされると、Γr 軸に沿
って位置された中心を持つ異なる半径の円の群およびΓ
=1.0∠0°を通過する全てとしてrのいろいろな値
が現れる。スミスチャートにプロットされると、Γr =
1に沿って位置された中心を持つ異なる半径の円の他の
ファミリーおよびΓ=1.0∠0°を通過する全てとし
て、xのいろいろな値が現れる。従って、スミスチャー
トは負荷インピーダンスを反射係数に、およびその逆を
図示することを非常に簡単にする。
【0018】反射係数は、以下のように順方向電圧と反
射電圧によって表すこともできる。
射電圧によって表すこともできる。
【0019】
【数2】
【0020】ここで、θ=∠ref−∠forである。
アドミッタンスのスミスチャートもあることに留意され
たい。それは、一定のコンダクタンスの円の全てがΓr
+jΓj =−1を通過すること以外は、インピーダンス
のスミスチャートと丁度同じようである。即ち、インピ
ーダンスのスミスチャートのミラーイメージである。検出回路の動作 双方向性結合器50、移相素子71および位相検出器6
4の組合せは、Z0 を通過する制御ライン(或いは判別
ライン)によって、Γ−面を半分に分ける。同様に、双
方向性結合器50、移相素子73および位相検出器68
の組合せは、Z 0 を、即ち、スミスチャートの中心を通
過する他の制御ラインをΓ−面を半分に分ける。移相素
子71および73によって導かれる位相量はこれらの制
御ラインの方向を決定する。位相検出器64と68の出
力の極性は、動作点があるその関連制御ラインのどちら
側かを識別する。
アドミッタンスのスミスチャートもあることに留意され
たい。それは、一定のコンダクタンスの円の全てがΓr
+jΓj =−1を通過すること以外は、インピーダンス
のスミスチャートと丁度同じようである。即ち、インピ
ーダンスのスミスチャートのミラーイメージである。検出回路の動作 双方向性結合器50、移相素子71および位相検出器6
4の組合せは、Z0 を通過する制御ライン(或いは判別
ライン)によって、Γ−面を半分に分ける。同様に、双
方向性結合器50、移相素子73および位相検出器68
の組合せは、Z 0 を、即ち、スミスチャートの中心を通
過する他の制御ラインをΓ−面を半分に分ける。移相素
子71および73によって導かれる位相量はこれらの制
御ラインの方向を決定する。位相検出器64と68の出
力の極性は、動作点があるその関連制御ラインのどちら
側かを識別する。
【0021】明らかに、例えば移相素子71が0°の位
相シフトを導くと改定すると、Γ−面を分ける制御ライ
ンは垂直軸であり(即ち、90°に向けられる)、図7
の制御ライン199によって示されたZ0 を通過する。
位相検出器64によって生成された出力信号の極性は動
作点(即ち、ZIN、入力インピーダンス)がある垂直制
御ラインのどちら側であるかを識別する。もし、位相検
出器の出力が正であれば、動作点は制御ラインの左側に
ある。もし、その出力が負であれば、動作点は制御ライ
ンの右側にある。そしてもし、出力が0であれば、動作
点は制御ライン上にある。移相素子71あるいは73を
とおして位相シフトを導くことは、位相シフトに等しい
量だけ制御ラインを単純に回転する。例えば、もし、移
相素子が330°であれば、制御ラインは、図7におけ
る制御ライン210によって示されているように向けら
れるであろう。また、この同じ制御ラインの向きは電力
スプリッタから出力ラインへ30°の位相シフトを導く
ことによって、また電力スプリッタ62の出力ラインへ
0°の位相シフトを導くことによって、達成され得るこ
とを留意されたい。換言すれば、順方向信号(或いは、
逆)に関する反射信号を位相シフトすることによって、
制御ラインを所望の方向に回転させることができる。
相シフトを導くと改定すると、Γ−面を分ける制御ライ
ンは垂直軸であり(即ち、90°に向けられる)、図7
の制御ライン199によって示されたZ0 を通過する。
位相検出器64によって生成された出力信号の極性は動
作点(即ち、ZIN、入力インピーダンス)がある垂直制
御ラインのどちら側であるかを識別する。もし、位相検
出器の出力が正であれば、動作点は制御ラインの左側に
ある。もし、その出力が負であれば、動作点は制御ライ
ンの右側にある。そしてもし、出力が0であれば、動作
点は制御ライン上にある。移相素子71あるいは73を
とおして位相シフトを導くことは、位相シフトに等しい
量だけ制御ラインを単純に回転する。例えば、もし、移
相素子が330°であれば、制御ラインは、図7におけ
る制御ライン210によって示されているように向けら
れるであろう。また、この同じ制御ラインの向きは電力
スプリッタから出力ラインへ30°の位相シフトを導く
ことによって、また電力スプリッタ62の出力ラインへ
0°の位相シフトを導くことによって、達成され得るこ
とを留意されたい。換言すれば、順方向信号(或いは、
逆)に関する反射信号を位相シフトすることによって、
制御ラインを所望の方向に回転させることができる。
【0022】いま説明されたように、移相素子の値は、
検出回路に対する最良の識別と不安定性の最も小さな領
域を与えるために選ばれる。先ず、図2のRF整合部内
の各々の素子が、チャンバーへ電力を供給する同軸ライ
ンによって示される変換された入力インピーダンスZin
になることについて簡単に説明する。プラズマを有する
代表的なプラズマチャンバーは、図5の点100によっ
て示されるように、わずかに誘導性インピーダンスを呈
する。スミスチャートの中央は整合状態、即ち、電力を
チャンバーに送る同軸ラインの特性インピーダンスを表
すことに留意されたい。LとCが負荷に直列に接続さ
れ、抵抗性の要素を有していないので、それらは一定の
抵抗曲線101に沿って移動することによってチャンバ
ーのインピーダンスを変換する。インダクタLはLと名
付けられた点に向かって曲線を上方に移動し、キャパシ
タCはCと名付けられた点にその曲線を下方に戻って移
動する。勿論、これらの曲線に沿った移動量は、加えら
れている反応性要素の値および動作周波数に依存する。
検出回路に対する最良の識別と不安定性の最も小さな領
域を与えるために選ばれる。先ず、図2のRF整合部内
の各々の素子が、チャンバーへ電力を供給する同軸ライ
ンによって示される変換された入力インピーダンスZin
になることについて簡単に説明する。プラズマを有する
代表的なプラズマチャンバーは、図5の点100によっ
て示されるように、わずかに誘導性インピーダンスを呈
する。スミスチャートの中央は整合状態、即ち、電力を
チャンバーに送る同軸ラインの特性インピーダンスを表
すことに留意されたい。LとCが負荷に直列に接続さ
れ、抵抗性の要素を有していないので、それらは一定の
抵抗曲線101に沿って移動することによってチャンバ
ーのインピーダンスを変換する。インダクタLはLと名
付けられた点に向かって曲線を上方に移動し、キャパシ
タCはCと名付けられた点にその曲線を下方に戻って移
動する。勿論、これらの曲線に沿った移動量は、加えら
れている反応性要素の値および動作周波数に依存する。
【0023】シャント素子(即ち、それは負荷に並列で
ある)であるC2 は、アドミッタンスのスミスチャート
における一定のコンダクタンス曲線102に沿って移動
することによってチャンバーのインピーダンスを変換す
る。この場合、C2 はスミスチャートの中央に向かっ
て、即ちZ0 に向かって移動することによりチャンバー
のインピーダンスを変換する。最後に、L及びCと同様
に直列素子であるC1 は一定の抵抗曲線104を下方に
戻って移動することによって、チャンバーのインピーダ
ンスを変換する。L,C,C1 およびC2 の値を適当に
選択することによって、チャンバーのインピーダンスが
同軸の特性インピーダンスZ0 に整合し、それにより整
合状態に達するように、チャンバーのインピーダンスを
変換することが可能である。検出回路32は、整合状態
に達するC1 とC2 の値を見つけ、たとえプラズマのイ
ンピーダンスが処理中に有意に変化したとしても、キャ
パシタの板の移動を制御することによりC1 とC2 を制
御して、Z0 で動作するシステムを維持する。移相素子に対する値の選択 代表的には、移相素子71と73によって導かれる位相
シフトの最適の値は、プラズマチャンバーが完全に特徴
づけられた後のみに選ばれることができる。これは、プ
ラズマチャンバーが、チャンバー、チャンバー圧力、行
われる特定のプロセス、処理されている特定のウェー
ハ、ウェーハ上の金属化されたパターンの詳細、および
他のファクターを含む多くの変数の複雑な関数であるか
らである。一つが遭遇するかもしれないいろいろな動作
状態に渡って、ZCHはいろいろな値の広い範囲を取り得
る。移相素子によって導かれる必要がある適当な位相シ
フトの選択はZCHの可変性に依存する。
ある)であるC2 は、アドミッタンスのスミスチャート
における一定のコンダクタンス曲線102に沿って移動
することによってチャンバーのインピーダンスを変換す
る。この場合、C2 はスミスチャートの中央に向かっ
て、即ちZ0 に向かって移動することによりチャンバー
のインピーダンスを変換する。最後に、L及びCと同様
に直列素子であるC1 は一定の抵抗曲線104を下方に
戻って移動することによって、チャンバーのインピーダ
ンスを変換する。L,C,C1 およびC2 の値を適当に
選択することによって、チャンバーのインピーダンスが
同軸の特性インピーダンスZ0 に整合し、それにより整
合状態に達するように、チャンバーのインピーダンスを
変換することが可能である。検出回路32は、整合状態
に達するC1 とC2 の値を見つけ、たとえプラズマのイ
ンピーダンスが処理中に有意に変化したとしても、キャ
パシタの板の移動を制御することによりC1 とC2 を制
御して、Z0 で動作するシステムを維持する。移相素子に対する値の選択 代表的には、移相素子71と73によって導かれる位相
シフトの最適の値は、プラズマチャンバーが完全に特徴
づけられた後のみに選ばれることができる。これは、プ
ラズマチャンバーが、チャンバー、チャンバー圧力、行
われる特定のプロセス、処理されている特定のウェー
ハ、ウェーハ上の金属化されたパターンの詳細、および
他のファクターを含む多くの変数の複雑な関数であるか
らである。一つが遭遇するかもしれないいろいろな動作
状態に渡って、ZCHはいろいろな値の広い範囲を取り得
る。移相素子によって導かれる必要がある適当な位相シ
フトの選択はZCHの可変性に依存する。
【0024】この特徴的手順の一つの目的は、一つは処
理中にシステムにおいて遭遇するであろうチャンバーの
全インピーダンスにわたって、所望どおりに動作する検
出回路をつくる移相素子71と73から得られる位相シ
フトを見いだすことである。また、特徴的手順は、C1
とC2 がC1minからC1maxまで、C2minからC2maxまで
とり得る値の全範囲にわたって適切に動作するシステム
をつくる位相シフトを見いだすために用いられる。従っ
て、位相シフトに対する適切な値を選択する第1のステ
ップとして、我々は、与えられた設計のプラズマチャン
バーにおいて、プラズマ処理中に遭遇するであろうチャ
ンバーインピーダンスの全範囲を決定しなければならな
い。特徴的なこの部分は、一つがプラズマ処理中に遭遇
するかもしれない実際の動作状態の多くに対してチャン
バーのインピーダンスを計測するステップと、ZINがC
1 ,C2 およびZCHの関数として、どのように変化する
かを計算するステップを含んでいる。実際のチャンバー
のΓ−面におけるZCHの代表的なプロットが図6(10
6で示されたポイントを参照)に示されている。この場
合、いろいろな動作点が狭い範囲内に入るので、二つの
極端な状態、即ち、ZCH1 とZCH2 による領域を特徴ず
けることが可能である。実際のシステムにおいて、Z
CH1 とZCH2 はそれぞれ3.69∠71.7と7.65
∠72.9に等しく計測された。
理中にシステムにおいて遭遇するであろうチャンバーの
全インピーダンスにわたって、所望どおりに動作する検
出回路をつくる移相素子71と73から得られる位相シ
フトを見いだすことである。また、特徴的手順は、C1
とC2 がC1minからC1maxまで、C2minからC2maxまで
とり得る値の全範囲にわたって適切に動作するシステム
をつくる位相シフトを見いだすために用いられる。従っ
て、位相シフトに対する適切な値を選択する第1のステ
ップとして、我々は、与えられた設計のプラズマチャン
バーにおいて、プラズマ処理中に遭遇するであろうチャ
ンバーインピーダンスの全範囲を決定しなければならな
い。特徴的なこの部分は、一つがプラズマ処理中に遭遇
するかもしれない実際の動作状態の多くに対してチャン
バーのインピーダンスを計測するステップと、ZINがC
1 ,C2 およびZCHの関数として、どのように変化する
かを計算するステップを含んでいる。実際のチャンバー
のΓ−面におけるZCHの代表的なプロットが図6(10
6で示されたポイントを参照)に示されている。この場
合、いろいろな動作点が狭い範囲内に入るので、二つの
極端な状態、即ち、ZCH1 とZCH2 による領域を特徴ず
けることが可能である。実際のシステムにおいて、Z
CH1 とZCH2 はそれぞれ3.69∠71.7と7.65
∠72.9に等しく計測された。
【0025】このシステムの特徴ずけにおいて、おのお
のの可変リアクタンス素子は、特別な関連性のある3つ
の値、即ち、その最小値、その最大値および整合状態に
ある値を有している。C1 に対して、これらの3つの値
はC1min、C1maxおよびC1m atchに指定され、同様に、
C2 に対して、これらの3つの値はC2min、C2maxおよ
びC2matchに指定される。システムを特徴づける手順
は、ZINが他のキャパシタを一定の値に保っている間に
キャパシタの一つの容量の関数としてどの様に変化する
かを計算するステップを含む。この計算は、少なくとも
二つのチャンバーのインピーダンス(例えば、ZCH1 と
ZCH2 )に対して、また、一定に保たれているキャパシ
タの三つの異なる値(即ち、その最小値Cmin 、その整
合値Cmatch 、およびその最大値Cma x )に対して行わ
れる。
のの可変リアクタンス素子は、特別な関連性のある3つ
の値、即ち、その最小値、その最大値および整合状態に
ある値を有している。C1 に対して、これらの3つの値
はC1min、C1maxおよびC1m atchに指定され、同様に、
C2 に対して、これらの3つの値はC2min、C2maxおよ
びC2matchに指定される。システムを特徴づける手順
は、ZINが他のキャパシタを一定の値に保っている間に
キャパシタの一つの容量の関数としてどの様に変化する
かを計算するステップを含む。この計算は、少なくとも
二つのチャンバーのインピーダンス(例えば、ZCH1 と
ZCH2 )に対して、また、一定に保たれているキャパシ
タの三つの異なる値(即ち、その最小値Cmin 、その整
合値Cmatch 、およびその最大値Cma x )に対して行わ
れる。
【0026】特に、キャパシタC1 は、キャパシタC2
が変えられている間、特定の固定値に保たれることを仮
定する。C1 の選択された固定値およびZCH1 のチャン
バーインピーダンスを生じる一組の動作状態に対して、
C2 は、ZINが計算されるに従って、その最小値からそ
の最大値までスイープされる。これらの計算が完了する
と、それらはZCHの一つ以上の追加の値に対して繰り返
される。説明された例において、計測されたチャンバー
のインピーダンスが単一曲線に比較的近くある場合、曲
線の何れかの端のチャンバーインピーダンスを選択する
ことがチャンバーの満足のいく特性を生じるであろう。
一方、特に、処理中にチャンバーのインピーダンスの取
り得る値の範囲がそれ程良くないならば、二つより多く
の代表的なチャンバーのインピーダンスに対して計算を
することが必要であるかも知れない。
が変えられている間、特定の固定値に保たれることを仮
定する。C1 の選択された固定値およびZCH1 のチャン
バーインピーダンスを生じる一組の動作状態に対して、
C2 は、ZINが計算されるに従って、その最小値からそ
の最大値までスイープされる。これらの計算が完了する
と、それらはZCHの一つ以上の追加の値に対して繰り返
される。説明された例において、計測されたチャンバー
のインピーダンスが単一曲線に比較的近くある場合、曲
線の何れかの端のチャンバーインピーダンスを選択する
ことがチャンバーの満足のいく特性を生じるであろう。
一方、特に、処理中にチャンバーのインピーダンスの取
り得る値の範囲がそれ程良くないならば、二つより多く
の代表的なチャンバーのインピーダンスに対して計算を
することが必要であるかも知れない。
【0027】上述の計算は、ZCHの各値に対して、三つ
の曲線の組を生じる。このような計算から生じた曲線の
例は図7に示されている。これらの曲線はC1 が受け持
つ三つの値に対してC1min、C1maxおよびC1matchの符
号ずけがされている。矢印はC2 の値が増加するに従っ
て、ZINの移動の方向を示している。この場合、動作条
件がZCH1 のチャンバーインピーダンスを達成するため
にセットされる。ZCH2 を生じる動作条件に対して同じ
計算が行われ、図8に示された第2の組の曲線を生じ
る。他の組の計算は同様な方法で行われるが、このとき
C2 を固定したまま、C1をC1minからC1maxまでの全
範囲の値にわたってスイープする。これらの計算は図9
と図10に示された曲線のような曲線を生じる。図9に
示された計算に対して、チャンバーにおける動作条件は
ZCH1 のチャンバーインピーダンスを生じるようにセッ
トされ、図10に対しては、動作条件はZCH2 のチャン
バーインピーダンスを生じるようにセットされる。各図
におけるこれらの三つの曲線は、曲線即ちC2min、C
2maxおよびC2matchの生成に用いられたC2 の値を示す
ために符号ずけがされている。
の曲線の組を生じる。このような計算から生じた曲線の
例は図7に示されている。これらの曲線はC1 が受け持
つ三つの値に対してC1min、C1maxおよびC1matchの符
号ずけがされている。矢印はC2 の値が増加するに従っ
て、ZINの移動の方向を示している。この場合、動作条
件がZCH1 のチャンバーインピーダンスを達成するため
にセットされる。ZCH2 を生じる動作条件に対して同じ
計算が行われ、図8に示された第2の組の曲線を生じ
る。他の組の計算は同様な方法で行われるが、このとき
C2 を固定したまま、C1をC1minからC1maxまでの全
範囲の値にわたってスイープする。これらの計算は図9
と図10に示された曲線のような曲線を生じる。図9に
示された計算に対して、チャンバーにおける動作条件は
ZCH1 のチャンバーインピーダンスを生じるようにセッ
トされ、図10に対しては、動作条件はZCH2 のチャン
バーインピーダンスを生じるようにセットされる。各図
におけるこれらの三つの曲線は、曲線即ちC2min、C
2maxおよびC2matchの生成に用いられたC2 の値を示す
ために符号ずけがされている。
【0028】全体で、図示されたシステムの全体の特性
は、12の曲線、即ちキャパシタC 1 に対する6つの曲
線、およびC2 に対する6つの曲線から成っている。予
期されるように、全ての場合(即ち、図7〜図10)
に、C1matchとC2match曲線は、整合状態が存在するス
ミスチャートの中央あるいはその非常に近くを通る(即
ち、ZIN=Z0 )。上述の計算がプラズマチャンバーで
行われた後、適切な位相シフトは、非安定の領域がない
(或いは、もしそれが可能でないなら、非安定の最も小
さな領域)最良の識別を生じる制御ラインを識別するこ
とによって決定することができる。いろいろ述べられた
が、目的は全ての適切な曲線を一度だけ横切る制御ライ
ンを生じる位相シフトを選択することである。
は、12の曲線、即ちキャパシタC 1 に対する6つの曲
線、およびC2 に対する6つの曲線から成っている。予
期されるように、全ての場合(即ち、図7〜図10)
に、C1matchとC2match曲線は、整合状態が存在するス
ミスチャートの中央あるいはその非常に近くを通る(即
ち、ZIN=Z0 )。上述の計算がプラズマチャンバーで
行われた後、適切な位相シフトは、非安定の領域がない
(或いは、もしそれが可能でないなら、非安定の最も小
さな領域)最良の識別を生じる制御ラインを識別するこ
とによって決定することができる。いろいろ述べられた
が、目的は全ての適切な曲線を一度だけ横切る制御ライ
ンを生じる位相シフトを選択することである。
【0029】最適の制御ライン(及び、従って対応する
位相検出器の位相シフトの値)の向きを決定する方法を
図示するために、図7におけるC1max曲線(即ち、曲線
198)を参照されたい。もし、移相素子が位相検出器
64の何れかの入力に対して用いられないなら、垂直軸
199が制御ラインとなる。この垂直軸はC1max曲線と
1回目は点200において、そして2回目は点202に
おいて2回、交差することに留意されたい。もし、動作
点が点200の左で、曲線198の部分上にあるなら
ば、位相検出器64の出力は正であり、従ってモーター
44がC2 の値を増加する方向に、キャパシタC2 の容
量板を動かすようにする。従って、動作点は垂直軸に向
かって移動する。もし、動作点が点200と202の間
にある曲線198の部分上にあるならば、位相検出器6
8はの出力は負であり、従ってモーター44がC2 の値
を減少する方向に、キャパシタC2 の容量板を動かすよ
うにする。再び、動作点は垂直軸に向かって移動する。
位相検出器の位相シフトの値)の向きを決定する方法を
図示するために、図7におけるC1max曲線(即ち、曲線
198)を参照されたい。もし、移相素子が位相検出器
64の何れかの入力に対して用いられないなら、垂直軸
199が制御ラインとなる。この垂直軸はC1max曲線と
1回目は点200において、そして2回目は点202に
おいて2回、交差することに留意されたい。もし、動作
点が点200の左で、曲線198の部分上にあるなら
ば、位相検出器64の出力は正であり、従ってモーター
44がC2 の値を増加する方向に、キャパシタC2 の容
量板を動かすようにする。従って、動作点は垂直軸に向
かって移動する。もし、動作点が点200と202の間
にある曲線198の部分上にあるならば、位相検出器6
8はの出力は負であり、従ってモーター44がC2 の値
を減少する方向に、キャパシタC2 の容量板を動かすよ
うにする。再び、動作点は垂直軸に向かって移動する。
【0030】逆に、もし、動作点が点202の左で、曲
線198の部分上にあるなら、システムは所望のどおり
に動作しないであろう。曲線198におけるこの部分上
の動作点は正である位相検出器の出力を生成する。これ
は、動作点を垂直軸に近づけるのではなく、むしろ垂直
軸から更に遠ざけるように駆動して、C2 がその値を増
加するようにする。換言すれば、この領域における動作
点に対して、システムは非安定であり、整合点上に正し
く収斂しないであろう。上述のように、理想的な制御ラ
インは、曲線ごとに一度だけ交差するラインである。C
2 の制御回路(即ち、位相検出器64を含む検出回路の
一部)に対する位相シフトを決定するための適切な曲線
は図7と図8に示された曲線である。同様に、C1 の制
御回路(即ち、位相検出器68を含む検出回路の一部)
に対する位相シフトを決定するための適切な曲線は図9
と図10に示された曲線である。
線198の部分上にあるなら、システムは所望のどおり
に動作しないであろう。曲線198におけるこの部分上
の動作点は正である位相検出器の出力を生成する。これ
は、動作点を垂直軸に近づけるのではなく、むしろ垂直
軸から更に遠ざけるように駆動して、C2 がその値を増
加するようにする。換言すれば、この領域における動作
点に対して、システムは非安定であり、整合点上に正し
く収斂しないであろう。上述のように、理想的な制御ラ
インは、曲線ごとに一度だけ交差するラインである。C
2 の制御回路(即ち、位相検出器64を含む検出回路の
一部)に対する位相シフトを決定するための適切な曲線
は図7と図8に示された曲線である。同様に、C1 の制
御回路(即ち、位相検出器68を含む検出回路の一部)
に対する位相シフトを決定するための適切な曲線は図9
と図10に示された曲線である。
【0031】図7と図8における曲線の表面上の考察か
らもわかるように、この例においては、ラインが各曲線
と一度だけ交差するという要件を満たすラインの向きは
ない。全ての可能なラインは、曲線の少なくとも一つと
2回交差する。換言すれば、制御ラインの全ての向きは
非安定の或る領域を生じる。従って、この場合、目的は
非安定の領域を最小にする制御ラインの向きを選択する
ことである。制御ライン210は一つの可能な選択の例
である。それは、C2 (図7と図8における220、2
22および224で示されたライン部分を参照)が最大
である曲線の端に非安定の小さな領域を生じる。この制
御ラインの向きは、位相検出器64の反射信号側に約3
30°の位相シフト(或いは、これに代えて、58aの
点に30°の位相シフト)を生じる移相素子71を用い
ることによって達成される。
らもわかるように、この例においては、ラインが各曲線
と一度だけ交差するという要件を満たすラインの向きは
ない。全ての可能なラインは、曲線の少なくとも一つと
2回交差する。換言すれば、制御ラインの全ての向きは
非安定の或る領域を生じる。従って、この場合、目的は
非安定の領域を最小にする制御ラインの向きを選択する
ことである。制御ライン210は一つの可能な選択の例
である。それは、C2 (図7と図8における220、2
22および224で示されたライン部分を参照)が最大
である曲線の端に非安定の小さな領域を生じる。この制
御ラインの向きは、位相検出器64の反射信号側に約3
30°の位相シフト(或いは、これに代えて、58aの
点に30°の位相シフト)を生じる移相素子71を用い
ることによって達成される。
【0032】C1 に対する制御ラインの最適な向きを選
択するために、同様なアプローチが用いられる。C1 の
場合、全部の曲線と一回だけ交差する多くのラインが存
在する。実際に、制御ラインがいくつかの曲線と一回も
交差しない多くの向きがある。従って、位相シフトを選
択する多数の選択がある。C2 は図示された例における
基本的な整合素子であるので、C2matchの値に対して選
ばれたC1 に対する制御ラインを持つことは重要であ
る。説明された例において、水平軸が制御ラインとして
選択される。このラインは位相検出器69の反射信号側
に90°の位相シフトを導く移相素子73を用いること
によって生成される。特別なシステム設計に対して、一
旦このような特徴的手順が完了すると、再び行う必要は
ない。計算された位相シフトは、その同じ設計の全ての
製造されたシステムに対して適用する。
択するために、同様なアプローチが用いられる。C1 の
場合、全部の曲線と一回だけ交差する多くのラインが存
在する。実際に、制御ラインがいくつかの曲線と一回も
交差しない多くの向きがある。従って、位相シフトを選
択する多数の選択がある。C2 は図示された例における
基本的な整合素子であるので、C2matchの値に対して選
ばれたC1 に対する制御ラインを持つことは重要であ
る。説明された例において、水平軸が制御ラインとして
選択される。このラインは位相検出器69の反射信号側
に90°の位相シフトを導く移相素子73を用いること
によって生成される。特別なシステム設計に対して、一
旦このような特徴的手順が完了すると、再び行う必要は
ない。計算された位相シフトは、その同じ設計の全ての
製造されたシステムに対して適用する。
【0033】我々は、移相素子を反射信号に加えたこと
を留意されたい。代わりに、それらは順方向信号あるい
は順方向信号と反射信号の双方に加えられる。もし、位
相シフトが反射信号に加えられると、それはスミスチャ
ートの中心の周りに反時計周りの方向に制御ラインを回
転するであろう。ところが、もし位相しシフトが順方向
信号に加えられると、それは時計周りの方向に制御ライ
ンを回転するであろう。位相検出器とRF整合部間の電
気長が反時計周りの方向に等しい量だけ両方の制御ライ
ンを回転するであろうことに留意されたい。我々は、ま
た説明された実施の形態において、0°電力スプリッタ
を用いた。代わりに、他の電力スプリッタ(例えば、9
0°,180°等)を用いることもできる。その場合、
位相シフトは、電力スプリッタによって加えられた相対
的な位相シフトを考慮して調整されなければならないで
あろう。
を留意されたい。代わりに、それらは順方向信号あるい
は順方向信号と反射信号の双方に加えられる。もし、位
相シフトが反射信号に加えられると、それはスミスチャ
ートの中心の周りに反時計周りの方向に制御ラインを回
転するであろう。ところが、もし位相しシフトが順方向
信号に加えられると、それは時計周りの方向に制御ライ
ンを回転するであろう。位相検出器とRF整合部間の電
気長が反時計周りの方向に等しい量だけ両方の制御ライ
ンを回転するであろうことに留意されたい。我々は、ま
た説明された実施の形態において、0°電力スプリッタ
を用いた。代わりに、他の電力スプリッタ(例えば、9
0°,180°等)を用いることもできる。その場合、
位相シフトは、電力スプリッタによって加えられた相対
的な位相シフトを考慮して調整されなければならないで
あろう。
【0034】システムを初期化すると、ソフトウェアに
整合状態に近い開始点を選択させることが有用である。
これは、このような点が存在することを仮定して、非安
定な動作の非安定領域内に入る点で開始するチャンスを
最小にするであろう。勿論、検出回路が制御することが
許されると、ロック状態を達成するための時間はシステ
ムが整合状態から如何に離れているかによる。もし、シ
ステムが極端な位置から開始すると、時間は、システム
が整合に近くで開始するより、明らかに長くかかるであ
ろう。システムがロック状態に達する速度、これはモー
ター駆動装置の利得値および機械的遅れに依存するが、
この速度は、20秒程度の最短の実処理時間より短い時
間である。検出回路が制御することが許されるとき、動
作点が整合点に近いと仮定すると、システムは代表的に
は0.5−1.0秒以下でロック状態に達する。たとえ
動作点が整合状態からかなり離れていても、システムが
ロック状態に達するのに約2−3秒より少ない時間がか
かるだけである。
整合状態に近い開始点を選択させることが有用である。
これは、このような点が存在することを仮定して、非安
定な動作の非安定領域内に入る点で開始するチャンスを
最小にするであろう。勿論、検出回路が制御することが
許されると、ロック状態を達成するための時間はシステ
ムが整合状態から如何に離れているかによる。もし、シ
ステムが極端な位置から開始すると、時間は、システム
が整合に近くで開始するより、明らかに長くかかるであ
ろう。システムがロック状態に達する速度、これはモー
ター駆動装置の利得値および機械的遅れに依存するが、
この速度は、20秒程度の最短の実処理時間より短い時
間である。検出回路が制御することが許されるとき、動
作点が整合点に近いと仮定すると、システムは代表的に
は0.5−1.0秒以下でロック状態に達する。たとえ
動作点が整合状態からかなり離れていても、システムが
ロック状態に達するのに約2−3秒より少ない時間がか
かるだけである。
【0035】一旦検出回路が整合点に達すると、プラズ
マ処理の間、その整合点でシステムを維持する。もし、
動作点が整合状態からずれると、それにより生じる出力
信号が整合状態の向かってシステムを戻すように駆動す
る。高調波終端回路80とローパスフィルタ66と70
の特定の具現化の詳細は図11に示されている。高調波
終端80は抵抗82を介してケーブル15と接地間に接
続される第1の並列インダクタ81、および並列キャパ
シタ対84と85を介してケーブル15と抵抗82の間
に接続される第2の並列インダクタ83を有する。60
MHzのRF電源周波数の使用に対して、インダクタ8
1と83はそれぞれ120nHと40nHであり、並列
キャパシタ84と85は各22pFであり、抵抗82は
10Ωである。
マ処理の間、その整合点でシステムを維持する。もし、
動作点が整合状態からずれると、それにより生じる出力
信号が整合状態の向かってシステムを戻すように駆動す
る。高調波終端回路80とローパスフィルタ66と70
の特定の具現化の詳細は図11に示されている。高調波
終端80は抵抗82を介してケーブル15と接地間に接
続される第1の並列インダクタ81、および並列キャパ
シタ対84と85を介してケーブル15と抵抗82の間
に接続される第2の並列インダクタ83を有する。60
MHzのRF電源周波数の使用に対して、インダクタ8
1と83はそれぞれ120nHと40nHであり、並列
キャパシタ84と85は各22pFであり、抵抗82は
10Ωである。
【0036】図11において、ボード100上の端子1
と2は増幅器を介して図2のサーボモーター42と44
に供給された出力制御電圧のための端子である。端子4
は反射電力の大きさに比例し、キャリブレーション或い
はトラブルシューティングの間技術者に有用であるかも
しれない信号を与える。以下の表1は、60MHzで動
作した場合、図11に示されたキャパシタ、インダクタ
および抵抗の特定の値を示している。 表 1 キャパシタ 容量(pF) Ca 2.0 Cb 3.0 C3 160 C4 2.0−23(可変) C5 22 C6 22 C7 10,000 C8 10,000 C9 10,000 C10 1,000 C11 33 インダクタ インダクタンス(nH) L1 120 L2 40 抵 抗 抵抗値(Ω) R1 15 R2 15 R3 240 R4 240 R5 56 R6 56 R7 50 R8 1,000 R9 20,000 R10 1,000 R11 20,000 R12 1,000 R13 10 図2に示された移相素子は、各位相検出器への二つの入
力における信号の位相における相対的な差を表してい
る。実際には、各位相検出器の各入力へ接続された移相
素子である。その場合、それは重要な二つの移相素子に
よって導かれた位相シフトの差である。例えば、位相検
出器64の一つの入力側にある移相素子71が335°
の位相シフトを導くものと仮定する。また、位相検出器
64の他の入力ライン側にある他の移相素子(図示せ
ず)があって、この他の移相素子はΦの位相シフトを導
くもとの仮定する。これは、(335°−Φ)の位相シ
フトを導く単一の移相素子(例えば、移相素子71)の
みを用いたものと同等である。
と2は増幅器を介して図2のサーボモーター42と44
に供給された出力制御電圧のための端子である。端子4
は反射電力の大きさに比例し、キャリブレーション或い
はトラブルシューティングの間技術者に有用であるかも
しれない信号を与える。以下の表1は、60MHzで動
作した場合、図11に示されたキャパシタ、インダクタ
および抵抗の特定の値を示している。 表 1 キャパシタ 容量(pF) Ca 2.0 Cb 3.0 C3 160 C4 2.0−23(可変) C5 22 C6 22 C7 10,000 C8 10,000 C9 10,000 C10 1,000 C11 33 インダクタ インダクタンス(nH) L1 120 L2 40 抵 抗 抵抗値(Ω) R1 15 R2 15 R3 240 R4 240 R5 56 R6 56 R7 50 R8 1,000 R9 20,000 R10 1,000 R11 20,000 R12 1,000 R13 10 図2に示された移相素子は、各位相検出器への二つの入
力における信号の位相における相対的な差を表してい
る。実際には、各位相検出器の各入力へ接続された移相
素子である。その場合、それは重要な二つの移相素子に
よって導かれた位相シフトの差である。例えば、位相検
出器64の一つの入力側にある移相素子71が335°
の位相シフトを導くものと仮定する。また、位相検出器
64の他の入力ライン側にある他の移相素子(図示せ
ず)があって、この他の移相素子はΦの位相シフトを導
くもとの仮定する。これは、(335°−Φ)の位相シ
フトを導く単一の移相素子(例えば、移相素子71)の
みを用いたものと同等である。
【0037】一般的に、図2の実施の形態は位相検出器
の各々の入力において負わされている位相遅れによるも
のと考えられる。ここで、位相検出器の順方向信号側に
ある移相素子によって導かれる位相シフトは0°であ
る。本発明は二つの可変リアクタンス素子は位相検出器
64と68と共に、直列キャパシタC1 と並列キャパシ
タC2 であった実施の形態を参照して説明されたが、他
の実施の形態は、例えば、直列可変キャパシタと直列可
変インダクタ、並列可変キャパシタと並列可変インダク
タ或いは直列可変インダクタと直列可変キャパシタ、及
びこれらの組み合わせのような分離した位相検出器によ
って制御される二つの(或いはそれより多くの)可変リ
アクティブ素子のいろいろな形状を用いることができ
る。
の各々の入力において負わされている位相遅れによるも
のと考えられる。ここで、位相検出器の順方向信号側に
ある移相素子によって導かれる位相シフトは0°であ
る。本発明は二つの可変リアクタンス素子は位相検出器
64と68と共に、直列キャパシタC1 と並列キャパシ
タC2 であった実施の形態を参照して説明されたが、他
の実施の形態は、例えば、直列可変キャパシタと直列可
変インダクタ、並列可変キャパシタと並列可変インダク
タ或いは直列可変インダクタと直列可変キャパシタ、及
びこれらの組み合わせのような分離した位相検出器によ
って制御される二つの(或いはそれより多くの)可変リ
アクティブ素子のいろいろな形状を用いることができ
る。
【0038】更に、可変リアクタンス素子は、リアクタ
ンスが機械的以外の電気的に変えられる素子であっても
よい。例えば、インダクタ内のコアを機械的に位置を変
えることによってインダクタのインダクタンスを変える
ことができる。また1992年11月12日に出願され
た米国出願番号07/975,355に記載されている
ように、コアの透磁率を変えるためにDC磁界を与える
ことによって、インダクタのインダクタンスを変えるこ
とができる。上述の発明は、そのリアクタンスがどのよ
うに変えられ、或いは制御されるかに関係なく、このよ
うな可変リアクタンス素子の何れかの使用を包含するこ
とを意味している。上述の実施の形態においては、負荷
がプラズマ処理チャンバーでのアンテナコイルであった
が、この負荷は、高周波電力がプロセス或いはターゲッ
トに供給されるあらゆる誘導性或いは容量性のアンテナ
或いは素子であることができる。
ンスが機械的以外の電気的に変えられる素子であっても
よい。例えば、インダクタ内のコアを機械的に位置を変
えることによってインダクタのインダクタンスを変える
ことができる。また1992年11月12日に出願され
た米国出願番号07/975,355に記載されている
ように、コアの透磁率を変えるためにDC磁界を与える
ことによって、インダクタのインダクタンスを変えるこ
とができる。上述の発明は、そのリアクタンスがどのよ
うに変えられ、或いは制御されるかに関係なく、このよ
うな可変リアクタンス素子の何れかの使用を包含するこ
とを意味している。上述の実施の形態においては、負荷
がプラズマ処理チャンバーでのアンテナコイルであった
が、この負荷は、高周波電力がプロセス或いはターゲッ
トに供給されるあらゆる誘導性或いは容量性のアンテナ
或いは素子であることができる。
【0039】更に、高調波終端は、RF整合部と検出回
路との間に位置されたものとして説明されたが、電力が
負荷に供給される通路の如何なるところに配置されても
よい。しかし、説明された実施の形態において、チャン
バーから決められた距離に配置されるのが望ましい。他
の実施の形態は、特許請求の範囲内のものである。
路との間に位置されたものとして説明されたが、電力が
負荷に供給される通路の如何なるところに配置されても
よい。しかし、説明された実施の形態において、チャン
バーから決められた距離に配置されるのが望ましい。他
の実施の形態は、特許請求の範囲内のものである。
【図1】検出回路とRF整合部を含むプラズマ処理シス
テムのブロック図である。
テムのブロック図である。
【図2】検出回路とRF整合部のブロック図である。
【図3】位相検出器の伝送特性を示す。
【図4】スミスチャート図の例である。
【図5】ZINを生成するために、リアクティブ素子がチ
ャンバーのインピーダンスZCHをどのように変換するか
をスミスチャート上に示す。
ャンバーのインピーダンスZCHをどのように変換するか
をスミスチャート上に示す。
【図6】チャンバーインピーダンスの範囲に対するRF
整合入力反射係数のプロットを示す。
整合入力反射係数のプロットを示す。
【図7】チャンバーインピーダンスZCH1 、及びC1 の
三つの異なる値、即ちC1min、C1max及びC1matchに対
するC2 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
三つの異なる値、即ちC1min、C1max及びC1matchに対
するC2 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
【図8】チャンバーインピーダンスZCH2 、及びC1 の
三つの異なる値、即ちC1min、C1max及びC1matchに対
するC2 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
三つの異なる値、即ちC1min、C1max及びC1matchに対
するC2 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
【図9】チャンバーインピーダンスZCH1 、及びC2 の
三つの異なる値、即ちC2min、C2max及びC2matchに対
するC1 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
三つの異なる値、即ちC2min、C2max及びC2matchに対
するC1 の関数としてRF整合入力反射係数のプロット
を示す。
【図10】チャンバーインピーダンスZCH2 、及びC2
の三つの異なる値、即ちC2min、C2max及びC2matchに
対するC1 の関数としてRF整合入力反射係数のプロッ
トを示す。
の三つの異なる値、即ちC2min、C2max及びC2matchに
対するC1 の関数としてRF整合入力反射係数のプロッ
トを示す。
【図11】図2に示されたローパスフィルタの設計を示
す、より詳細な回路図である。
す、より詳細な回路図である。
Claims (32)
- 【請求項1】RF電源からRF電力信号を受信し、前記
RF電力信号を負荷へ供給するRF整合回路を制御する
ための検出回路であって、前記RF整合回路は第1の可
変リアクタンス素子と第2の可変リアクタンス素子を有
し、前記第1の可変リアクタンス素子の可変リアクタン
スは第1の制御信号によって制御され、前記第2の可変
リアクタンス素子の可変リアクタンスは第2の制御信号
によって制御される検出回路において、 前記検出回路は、 前記RF電源に接続するための入力と前記RF整合回路
に接続するための出力を有する双方向性結合器であっ
て、前記RF整合回路に供給されたRF電力に比例する
順方向信号と前記RF整合回路から反射されたRF電力
に比例する反射信号を発生する双方向性結合器と、 前記反射信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第1の分岐回路と、 前記順方向信号を受信し、第1および第2の出力信号を
生成する第2の分岐回路と、 前記第1および第2の分岐回路の第1の出力信号を受信
し、前記第1の制御信号が誘導される第1の位相検出出
力信号を生成する第1の位相検出器と、 前記第1および第2の分岐回路の第2の出力信号を受信
し、前記第2の制御信号が誘導される第2の位相検出出
力信号を生成する第2の位相検出器とを有することを特
徴とする検出回路。 - 【請求項2】前記第1の分岐回路は、反射信号から誘導
される信号を受信し、第1および第2の出力信号を生成
する第1の電力スプリッタを有し、前記第1の分岐回路
の第1および第2の出力信号は、それぞれ前記第1の電
力スプリッタの第1および第2の出力信号から誘導され
ることを特徴とする請求項1に記載の検出回路。 - 【請求項3】前記第2の分岐回路は、順方向信号から誘
導される信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第2の電力スプリッタを有し、前記第2の分岐回
路の第1および第2の出力信号は、それぞれ前記第2の
電力スプリッタの第1および第2の出力信号から誘導さ
れることを特徴とする請求項2に記載の検出回路。 - 【請求項4】前記第1の分岐回路の第1の出力信号は、
前記第1の分岐回路の第2の出力信号の位相シフトされ
たバージョンであることを特徴とする請求項3に記載の
検出回路。 - 【請求項5】前記第2の分岐回路の第1の出力信号は、
前記第2の分岐回路の第2の出力信号の位相シフトされ
たバージョンであることを特徴とする請求項4に記載の
検出回路。 - 【請求項6】前記第1の分岐回路は、更に前記第1の電
力スプリッタの第1の出力信号を受信し、第1の位相シ
フトされた信号を生成する第1の移相素子を有し、前記
第1の位相シフトされた信号は第1の移相量だけシフト
された、第1の電力スプリッタの前記第1の出力信号に
等しく、前記第1の移相された信号は、前記第1の分岐
回路の第1の出力信号であることを特徴とする請求項3
に記載の検出回路。 - 【請求項7】前記第2の分岐回路は、更に前記第2の電
力スプリッタの第1の出力信号を受信し、第2の位相シ
フトされた信号を生成する第2の移相素子を有し、前記
第2の位相シフトされた信号は第2の移相量だけシフト
された、第2の電力スプリッタの前記第1の出力信号に
等しく、前記第2の位相シフトされた信号は、前記第2
の分岐回路の第1の出力信号であることを特徴とする請
求項6に記載の検出回路。 - 【請求項8】前記第1の分岐回路は、更に前記第1の電
力スプリッタの第2の出力信号を受信し、第1の位相シ
フトされた信号を生成する第1の移相素子を有し、前記
第1の位相シフトされた信号は第1の移相量だけシフト
された、第1の電力スプリッタの前記第2の出力信号に
等しく、前記第1の位相シフトされた信号は、前記第1
の分岐回路の第2の出力信号であることを特徴とする請
求項3に記載の検出回路。 - 【請求項9】前記第2の分岐回路は、更に前記第2の電
力スプリッタの第2の出力信号を受信し、第2の位相シ
フトされた信号を生成する第2の移相素子を有し、前記
第2の位相シフトされた信号は第2の移相量だけシフト
された、第2の電力スプリッタの前記第2の出力信号に
等しく、前記第2の位相シフトされた信号は、前記第2
の分岐回路の第2の出力信号であることを特徴とする請
求項8に記載の検出回路。 - 【請求項10】前記第1の分岐回路は、前記反射信号を
受信し、前記反射信号から誘導された信号を生成する第
1の高調波ローパスフィルタを有することを特徴とする
請求項2に記載の検出回路。 - 【請求項11】前記第2の分岐回路は、前記反射信号を
受信し、前記反射信号から誘導された信号を生成する第
2の高調波ローパスフィルタを有することを特徴とする
請求項10に記載の検出回路。 - 【請求項12】更に、双方向性結合器の出力に接続され
た終端高調波フィルタを有することを特徴とする請求項
1に記載の検出回路。 - 【請求項13】前記RF電力は第1の周波数で供給さ
れ、前記高調波終端フィルタは前記第1の周波数の第2
高調波の信号を終端するように設計されていることを特
徴とする請求項12に記載の検出回路。 - 【請求項14】前記高調波終端フィルタは、前記第1の
周波数の第2と第3高調波の信号を終端するように設計
されていることを特徴とする請求項13に記載の検出回
路。 - 【請求項15】前記第1の移相検出回路は、前記第1と
第2の分岐回路の第1の出力信号が90°の位相差があ
るときは、ゼロ電圧出力を生成することを特徴とする請
求項1に記載の回路。 - 【請求項16】前記第1の移相検出回路は、前記第1の
分岐回路の第1の出力信号が第2の分岐回路の第1の出
力信号より90°より小さい位相差を有しているとき
は、第1の極性の電圧出力を生成し、そして前記第1の
分岐回路の第1の出力信号が第2の分岐回路の第1の出
力信号より90°より大きい位相差を有しているとき
は、第2の極性の電圧出力を生成し、且つ前記第1と第
2の極性は逆極性であることを特徴とする請求項15に
記載の検出回路。 - 【請求項17】前記第2の移相検出回路は、前記第1の
分岐回路の第2の出力信号が第2の分岐回路の第2の出
力信号より90°より小さい位相差を有しているとき
は、第1の極性の電圧出力を生成し、そして前記第1の
分岐回路の第2の出力信号が第2の分岐回路の第2の出
力信号より90°より大きい位相差を有しているとき
は、第2の極性の電圧出力を生成し、且つ前記第1と第
2の極性は逆極性であることを特徴とする請求項15に
記載の検出回路。 - 【請求項18】更に、第1の位相検出出力信号を受信
し、前記第1の制御信号を生成する第1のローパスフィ
ルタを有することを特徴とする請求項1に記載の検出回
路。 - 【請求項19】更に、第2の位相検出出力信号を受信
し、前記第2の制御信号を生成する第2のローパスフィ
ルタを有することを特徴とする請求項18に記載の検出
回路。 - 【請求項20】RF電源を負荷に整合するRF整合回路
であって、 前記RF整合回路は、 前記負荷に接続されたRF整合部と、 前記RF電源とRF整合部間に接続された検出回路を有
し、 前記RF整合部は、 第1の可変リアクタンス素子と、 第2の可変リアクタンス素子と、 第1の制御信号に応答して前記第1の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第1の制御回路と、 第2の制御信号に応答して前記第2の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第2の制御回路を有し、 前記検出回路は、 前記RF電源に接続するための入力と前記RF整合部に
接続するための出力を有する双方向性結合器であって、
前記RF整合部に供給されたRF電力に比例する順方向
信号と前記RF整合部から反射されたRF電力に比例す
る反射信号を発生する双方向性結合器と、 前記反射信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第1の分岐回路と、 前記順方向信号を受信し、第1および第2の出力信号を
生成する第2の分岐回路と、 前記第1および第2の分岐回路の第1の出力信号を受信
し、前記第1の制御信号が誘導される第1の位相検出出
力信号を生成する第1の位相検出器と、 前記第1および第2の分岐回路の第2の出力信号を受信
し、前記第2の制御信号が誘導される第2の位相検出出
力信号を生成する第2の位相検出器とを有することを特
徴とするRF整合回路。 - 【請求項21】前記第1の分岐回路は、反射信号から誘
導される信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第1の電力スプリッタを有し、前記第1の分岐回
路の第1および第2の出力信号は、それぞれ前記第1の
電力スプリッタの第1および第2の出力信号から誘導さ
れ、且つ前記第2の分岐回路は、順方向信号から誘導さ
れる信号を受信し、第1および第2の出力信号を生成す
る第2の電力スプリッタを有し、前記第2の分岐回路の
第1および第2の出力信号は、それぞれ前記第2の電力
スプリッタの第1および第2の出力信号から誘導される
ことを特徴とする請求項20に記載のRF整合回路。 - 【請求項22】前記第1の分岐回路の第1の出力信号
は、前記第1の分岐回路の第2の出力信号の移相された
バージョンであり、且つ前記第2の分岐回路の第1の出
力信号は、前記第2の分岐回路の第2の出力信号の移相
されたバージョンであることを特徴とする請求項21に
記載のRF整合回路。 - 【請求項23】前記第1の分岐回路は、前記反射信号を
受信し、前記反射信号から誘導された信号を生成する第
1の高調波ローパスフィルタを有し、且つ前記第2の分
岐回路は、前記反射信号を受信し、前記反射信号から誘
導された信号を生成する第2の高調波ローパスフィルタ
を有することを特徴とする請求項22に記載のRF整合
回路。 - 【請求項24】更に、双方向性結合器の出力に接続され
た高調波終端フィルタを有することを特徴とする請求項
22に記載のRF整合回路。 - 【請求項25】前記第1の可変リアクタンス素子は、第
1の可変キャパシタであることを特徴とする請求項20
に記載のRF整合回路。 - 【請求項26】前記第2の可変リアクタンス素子は、第
2の可変キャパシタであることを特徴とする請求項25
に記載のRF整合回路。 - 【請求項27】前記第1の可変キャパシタはその容量を
制御する可動板を有し、且つ前記第1の制御回路は前記
第1の制御信号に応答して、前記第1の可変キャパシタ
の前記可動板を動かして第1の可変キャパシタの容量を
変える第1のモータを有することを特徴とする請求項2
5に記載のRF整合回路。 - 【請求項28】前記第2の可変キャパシタはその容量を
制御する可動板を有し、且つ前記第2の制御回路は前記
第2の制御信号に応答して、前記第2の可変キャパシタ
の前記可動板を動かして第2の可変キャパシタの容量を
変える第2のモータを有することを特徴とする請求項2
6に記載のRF整合回路。 - 【請求項29】RF電源を負荷に整合するためのRF整
合回路であって、前記RF整合回路は、 前記負荷に接続されたRF整合部と、 前記RF電源と前記RF整合部間に接続された検出回路
であって、前記RF整合回路は少なくとも1つの可変リ
アクタンス素子を有し、そのリアクタンスは電源から負
荷への電力の流れを最大にするために前記検出回路によ
って制御され、 前記RF整合部と前記検出回路は、電力が電源から負荷
へ転送される電気路を形成し、 前記RF整合回路は、更に前記電気路と基準電位間に接
続された高調波終端フィルタを有することを特徴とする
RF整合回路。 - 【請求項30】前記高調波終端フィルタは、前記検出回
路と前記RF整合部間の位置で前記電気路に接続されて
いることを特徴とする請求項29に記載のRF整合回
路。 - 【請求項31】前記RF整合部は、 第1の可変リアクタンス素子と、 第2の可変リアクタンス素子と、 第1の制御信号に応答して前記第1の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第1の制御回路と、 第2の制御信号に応答して前記第2の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第2の制御回路を有し、 前記検出回路は、 前記RF電源に接続するための入力と前記RF整合部に
接続するための出力を有する双方向性結合器であって、
前記RF整合部に供給されたRF電力に比例する順方向
信号と前記RF整合部から反射されたRF電力に比例す
る反射信号を発生する双方向性結合器と、 前記反射信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第1の分岐回路と、 前記順方向信号を受信し、第1および第2の出力信号を
生成する第2の分岐回路と、 前記第1および第2の分岐回路の第1の出力信号を受信
し、前記第1の制御信号が誘導される第1の位相検出出
力信号を生成する第1の位相検出器と、 前記第1および第2の分岐回路の第2の出力信号を受信
し、前記第2の制御信号が誘導される第2の位相検出出
力信号を生成する第2の位相検出器とを有することを特
徴とするRF整合回路。 - 【請求項32】プラズマ処理システムであって、前記プ
ラズマ処理システムは、 プラズマチャンバーと、 前記プラズマチャンバーへRF電源を整合するためのR
F整合回路であって、前記RF整合回路は、前記プラズ
マチャンバーへ接続されたRF整合部と前記RF電源と
前記RF整合部間に接続された検出回路を有し、 前記RF整合部は、 第1の可変リアクタンス素子と、 第2の可変リアクタンス素子と、 第1の制御信号に応答して前記第1の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第1の制御回路と、 第2の制御信号に応答して前記第2の可変リアクタンス
素子のリアクタンスを制御する第2の制御回路を有し、 前記検出回路は、 前記RF電源に接続するための入力と前記RF整合回路
に接続するための出力を有する双方向性結合器であっ
て、前記RF整合回路に供給されたRF電力に比例する
順方向信号と前記RF整合回路から反射されたRF電力
に比例する反射信号を発生する双方向性結合器と、 前記反射信号を受信し、第1および第2の出力信号を生
成する第1の分岐回路と、 前記順方向信号を受信し、第1および第2の出力信号を
生成する第2の分岐回路と、 前記第1および第2の分岐回路の第1の出力信号を受信
し、前記第1の制御信号が誘導される第1の位相検出出
力信号を生成する第1の位相検出器と、 前記第1および第2の分岐回路の第2の出力信号を受信
し、前記第2の制御信号が誘導される第2の位相検出出
力信号を生成する第2の位相検出器とを有することを特
徴とするプラズマ処理システム。
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