JP2001044250A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

半導体基板およびその製造方法

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JP2001044250A
JP2001044250A JP11211674A JP21167499A JP2001044250A JP 2001044250 A JP2001044250 A JP 2001044250A JP 11211674 A JP11211674 A JP 11211674A JP 21167499 A JP21167499 A JP 21167499A JP 2001044250 A JP2001044250 A JP 2001044250A
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electrode
semiconductor substrate
pcm
forming
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Akio Mitsui
章夫 三井
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Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主面上に半導体装置とともに形成される特性
測定素子(PCM)の、半導体装置との境界領域を構成
する積層膜の端部の段差部を緩やかにした半導体基板を
提供する。 【解決手段】 半導体基板1の上に形成されたPCM2
3bを囲んで形成される境界領域28が積層膜で構成さ
れており、この境界領域28の少なくとも一つの辺にお
いて積層膜を構成する少なくとも一つの層の端部が他の
層の端部とは異なる位置に形成する。このような構成と
することで、境界領域28の端部における段差が緩やか
になり、めっき法によって突起電極11を電極端子に形
成する際に、一方のめっき電極として使用する導電体膜
10が段差部分で段切れすることがなくなる。このた
め、PCM23bの電極端子にも安定して突起電極11
を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置と同時
に半導体基板上に形成される特性測定素子(以下PCM
という)の電極端子へ電気めっき法により安定して突起
電極を形成することが可能な構造の半導体基板およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電極端子数の増加、パッケージの
小型化・薄型化に対応するために半導体装置の電極端子
に突起電極を形成し、外部リードと一括接続する方法が
多く採用されている。また製造工程が複雑になるにつれ
て、製造工程をモニターするためのPCMも複雑にな
り、突起電極形成工程も含めてPCMの形成が重要にな
ってきている。
【0003】図6は一般的なパターンが形成されたシリ
コン基板を説明する図である。半導体装置の製造におい
ては、一般的に図6に示すようにシリコン基板21の上
に複数個の半導体装置22(以下メインチップという)
が形成される。また、シリコン基板21の一部、通常は
2〜3箇所に、製造工程をモニタリングするためのPC
M23bがPCM配置領域23に配置される。23aは
22と同じメインチップである。
【0004】縮小投影露光装置を使用して半導体装置の
製造を行う場合においてシリコン基板21の上に半導体
装置22およびPCM23bを配置するためには、1個
のメインチップ23aのパターンと1個のPCM23b
のパターンとを同一ガラス基板上に設けたレチクルが使
用される。
【0005】図7(a)は一般に使用されるレチクルを
説明する図、図7(b)は図6に示したシリコン基板2
1のPCM配置領域23の近傍を示した図である。これ
らの図において、24はレチクル、25は1個のメイン
チップパターン、26はPCMパターン、27〜31は
メインチップパターン25とPCMパターン26との境
界領域である。A1〜A3、B1〜B3、C1、C3、
D1〜D3はメインチップが形成された領域、すなわち
図7(a)におけるメインチップパターン25で形成さ
れた領域である。なお23aは同じくメインチップパタ
ーン25で形成されたメインチップ、23bはPCMパ
ターン26で形成されたPCMである。すなわち、B2
およびC2の領域がレチクル24で一括形成される領域
である。
【0006】B2およびC2を除く領域でメインチップ
23aのパターンを形成する際には、図7(a)に示す
レチクル24を用い紙面上でレチクル24の下方から境
界領域28の上までを縮小投影露光装置の遮光板を用い
て遮光した状態で露光を行いパターニングする。またP
CM23bのパターンを形成する際は紙面上でレチクル
24の上方から境界領域28の上までを遮光板で遮光し
た状態で露光を行ないパターニングする。しかし実際に
は図7(b)に示すB2およびC2の領域は通常一括露
光される、すなわちこの領域を露光するときのみレチク
ル24を全く覆わずにメインチップパターン25の直下
のPCMパターン26を含めて同時に露光しパターニン
グをする。すなわちB2とC2は同時露光を行い、その
他の領域ではPCMパターン26を遮光して、メインチ
ップパターン25を露光することになる。
【0007】なおレチクル24上のメインチップパター
ン25とPCMパターン26との境界領域28は、上記
の手順によるパターニング時に遮光板の動作ばらつきお
よび遮光板の端からの回折光によって遮光板で覆うべき
領域のパターン部分に露光光が漏れ、意図しないパター
ンが転写されることを防止するため設けられており、す
べての工程のレチクル上で露光光の漏れる可能性のある
幅以上の一定の幅を持った同一形状の遮光パターンとな
っている。
【0008】このような構成のレチクル24を用いて半
導体装置製造の工程を進めていくと、シリコン基板21
の上に形成される境界領域28は、図8に示すように、
すべての工程において同一形状、同一寸法のパターンが
形成されることになる。
【0009】図8は従来の半導体基板の要部断面図であ
り、図7(b)におけるa−b線で切断した断面を示し
ている。図8において、31はシリコン基板、32は分
離絶縁膜領域、33はゲート絶縁膜、34はゲート電
極、35は層間絶縁膜、36は電極配線、37は保護
膜、38は保護膜37に形成された開口である。また2
3aはメインチップ、23bはPCM、28はメインチ
ップ23aとPCM23bとの間の境界領域である。な
お、境界領域28にはトランジスタが構成されていない
ので33は厳密な意味でのゲート絶縁膜ではないが、メ
インチップ23aにゲート絶縁膜を形成する際に同時に
形成した膜であることからゲート絶縁膜と呼んでいる。
同様に、境界領域28においてゲート電極34,層間絶
縁膜35、電極配線36で示した膜はいずれも同時に形
成されるメインチップ23aにおけるのと同じ名前で呼
んでいる。
【0010】図8に示すように、境界領域28では同一
幅でパターン端の位置が同一のゲート電極34、層間絶
縁膜35、電極配線36、保護膜37が積層されて急峻
な段差が形成されている。
【0011】次に一般的な突起電極形成方法について、
図9(a)〜(d)を参照しながら説明する。なお図9
(a)において、42は図8に示すように開口38を有
する保護膜37までが形成されたシリコン基板(以下加
工されたシリコン基板という)であるが、簡単のため細
部を省略して示した。まず図9(a)に示すように、加
工されたシリコン基板42の全面にめっき電極用の導電
体膜43をスパッタリング法などを用いて形成する。通
常、導電体膜43は、電極配線(図示せず)がアルミニ
ウム合金であるため、密着層、バリア層などを順次積層
して形成したものとする。
【0012】次に全面にホトレジスト膜44を形成した
後、図9(b)に示すように、突起電極を形成する個所
に開口45を設ける。次に加工されたシリコン基板42
をめっき液に浸漬し、導電体膜43を一方の電極として
金めっきを行うことにより、図9(c)に示すように開
口45に突起電極46が形成される。
【0013】次にホトレジスト膜44を除去し、さらに
突起電極46の下部以外の導電体膜43を除去して図9
(d)に示すように突起電極形成工程は完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般に半導体装置が形
成された半導体基板については、それぞれの半導体装置
の電気的検査を行うとともに、半導体基板に形成された
PCMを測定することによって半導体製造工程における
特性の変動を把握し、両者の結果をもとにして性能およ
び品質を確認している。
【0015】また電極端子上に突起電極を形成する場合
には、突起電極形成前に電極端子にプローブ針を突き立
てることによってアルミニウム合金などで形成されてい
る電極端子に傷がつき正常の突起電極が形成されない場
合があることから、突起電極形成後に半導体装置の電気
的検査およびPCM測定を行っている。
【0016】しかしながら、上記の従来の構成では図8
に示すPCM23bの電極端子上の開口38に突起電極
が形成されない場合がしばしば発生した。またある場合
には、突起電極形成工程の後PCM23bの電極端子上
の開口38において電極配線36が消失している例が見
受けられた。
【0017】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、PCMの電極端子にも容易に突起電極を形成するこ
とのできる半導体基板およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解析し
た結果、PCM電極端子上の開口に突起電極が形成され
ない原因および開口部分において電極配線が消失する原
因を明確にすることができた。その理由は図8に示す従
来の構造では境界領域28の部分で段差が急峻であるた
め図9(a)に示すめっき電極用の導電体膜形成工程に
おいて段差部分で導電体膜43の段切れが生じたためそ
の部分で電流が遮断され突起電極が形成されなかったこ
とによる。このような場合、突起電極をマスクにして突
起電極の下部以外の領域の導電体膜をエッチング除去す
る際に開口部分の導電体膜とその下部の導体配線がエッ
チング除去されることになり、プローブ針を用いた検査
ができなくなる。
【0019】本発明は上記解析した結果に基づいてなさ
れたものであり、半導体基板の一部に形成されたPCM
と隣接するメインチップとの間の境界領域を構成する保
護膜、層間絶縁膜および電極配線等からなる積層膜にお
いて少なくとも一つの膜の端部の位置が他の膜の端部の
位置とは異なるようにしたものである。このような構成
により、境界領域の段差が緩和され、以降の工程におい
て境界領域を覆って形成される膜がその部分で切れた
り、クラックが入ったりすることがなくなる。
【0020】また本発明の他の半導体基板は、境界領域
の段差を緩和した構成のメインチップおよびPCMの電
極端子に突起電極を設けたものである。
【0021】このように境界領域の段差を緩和した構成
とすることにより電気めっき時の一方の電極として使用
する導電体膜が境界領域の段差部で切れることがないた
め、その部分でめっき電流が遮断されることがなくPC
Mの電極端子にも安定して形状の整った突起電極が形成
され、突起電極形成工程後にもPCM測定ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、多数個
の半導体装置が形成されている半導体基板の一部に1個
以上の特性測定素子が形成されており、特性測定素子の
周囲を囲んで絶縁膜、導電体膜からなる積層膜が選択的
に形成されており、かつ積層膜の少なくとも1辺におい
て少なくとも一つの膜の端部が他の膜の端部とは異なる
位置にある構成を有している。このように構成すること
により、以降の工程において半導体基板の全面に膜を形
成する際に特性測定素子を囲む境界領域での膜の段切れ
を防止することができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、半導体装置および特性測定素子におい
てそれぞれの電極端子に突起電極が形成されている構成
を有している。この構成により、特性測定素子の電極端
子にも安定して形状の整った突起電極が形成されるた
め、突起電極形成後にPCMについて特性測定ができ
る。
【0024】請求項3に記載の発明は、半導体基板の上
に多数個の半導体装置および1個以上の特性測定素子を
形成する際に特性測定素子を囲む絶縁膜、導電体膜から
なる積層膜のうち少なくとも一つの膜の少なくとも1辺
の端部を他の膜の端部とは異なる位置に形成する工程
と、半導体装置および特性測定素子の電極端子上に開口
を有する保護膜を半導体基板の上に形成する工程と、半
導体基板の全面に少なくとも1層の導電体膜を形成する
工程と、全面に感光性樹脂を塗布した後露光し現像して
電極端子上で導電体膜に達する開口を有する感光性樹脂
パターンを形成する工程と、導電体膜を一方の電極とし
て電気めっきを施して開口に突起電極を形成する工程
と、感光性樹脂パターンを除去する工程と、突起電極の
下部以外の領域の導電体膜を除去する工程とを有するも
のである。このような構成により、特性測定素子の電極
端子にも安定して形状の整った突起電極を形成できる。
【0025】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図4を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における半導体基板を説明するための要部断面図で
あり、図7(b)のa−b線で切断した断面図すなわち
図8に対比した部分を示している。
【0027】図1において、1は半導体基板、2は分離
絶縁膜、3はゲート絶縁膜、4はゲート電極、5は層間
絶縁膜、6は電極配線、7は保護膜、8は保護膜7に形
成された開口、9は開口8を有する保護膜7まで形成さ
れたシリコン基板(加工されたシリコン基板)である。
また23aはメインチップ、23bはPCM、28は境
界領域であり、図7に示す従来の半導体基板の要部断面
図に対比させて示している。
【0028】なお境界領域28にはトランジスタが構成
されていないので3は厳密な意味でのゲート絶縁膜では
ないが、メインチップ23aにゲート絶縁膜を形成する
際に同時に形成した膜であることからゲート絶縁膜と呼
んでいる。同様に、ゲート電極4、層間絶縁膜5、電極
配線6もこれらの膜が同時に形成される工程の名前で呼
んでいる。
【0029】図1に示すように実施の形態1では、ゲー
ト電極4の上に形成した層間絶縁膜5のパターンエッジ
がゲート電極4のパターンエッジより外にあるため境界
領域の積層膜の段差が緩やかになり、以降の工程で膜形
成する際にその部分での段切れがなくなる。
【0030】なお図1ではPCM23bを囲む境界領域
28の一辺において積層膜を構成する一つの膜の端部が
他の膜の端部と異なる位置にある場合を示したが、2辺
以上で同様の構成とすることによりさらに大なる効果が
得られる。
【0031】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における半導体基板を説明するための要部断面図で
ある。図2において、図1と同一個所には同一符号を付
して詳細説明を省略する。なお図2において、10は密
着層、バリア層などからなる導電体膜、11は突起電極
である。図2の要部断面図に示すように境界領域28で
積層膜の段差が緩やかになっているため導電体膜10が
連続膜となるので突起電極形成工程において電流が遮断
されることがなく、PCM23bの電極端子にも安定し
て突起電極11を形成することができる。
【0032】なおPCM領域11を囲む領域28の少な
くとも一辺において積層膜を構成する一つの膜の端部が
他の膜の端部とは異なる位置にあればよいが、2辺以上
で同様の構成とすることによりさらに積層膜の段差を緩
やかにすることができる。
【0033】なお図1に示した実施の形態1、図2に示
した実施の形態2においては境界領域28の形状をゲー
ト電極4の上にゲート電極4より幅の広い層間絶縁膜5
を形成した例について説明したが、境界領域28に形成
される積層膜の少なくとも1辺において少なくとも一つ
の膜の端部が他の膜の端部とは異なっていればよい。こ
のような例を図3(a)、(b)に示した。なお簡単の
ために、境界領域28以外の領域を省略し、加工された
シリコン基板9として示した。
【0034】すなわち、図3(a)では、ゲート電極
4、層間絶縁膜5、電極配線6のパターンを下から順に
その幅を狭くすることにより段差部を緩やかにしてい
る。また図3(b)では、ゲート電極4と層間絶縁膜5
のパターン幅は同じでありながら端部の位置をずらせる
ことにより段差部を緩やかにしている。
【0035】また図1に示した実施の形態1および図2
に示した実施の形態2において、ゲート電極4のエッジ
に対して層間絶縁膜5の端部を0.5μm広く形成し、
電極配線6をゲート電極4のエッジに対して0.5μm
狭く形成することにより、実用的に問題のない程度に緩
やかな段差とすることができた。
【0036】(実施の形態3)図4(a)〜(c)は実
施の形態3における半導体基板の製造方法の前半工程を
説明する工程断面図、図5(a)〜(c)は実施の形態
3における半導体基板の製造方法の後半工程を説明する
工程断面図である。なおこれらの図は図1および図2と
同じ個所を示しており、図1または図2と同一個所には
同一符号を付して詳細説明を省略した。
【0037】まず図4(a)に示すように、シリコン基
板1に分離絶縁膜2を形成し、所定の個所にゲート絶縁
膜3およびゲート電極4を形成する。なお境界領域28
においては図4(b)に示すように、ゲート電極4の上
にはゲート電極4の幅より0.5μm広い幅の層間絶縁
膜5を形成する。これは図7(a)に示すレチクルで境
界領域28としてゲート電極4を形成するレチクルと層
間絶縁膜5を形成するレチクルとでその幅を変えておく
ことにより容易に実現できる。次に電極配線6を形成す
る際に、境界領域28では電極配線6の幅を層間絶縁膜
5の幅より狭く形成する。次に全面にシリコン窒化酸化
膜等の保護膜7を形成した後、図4(c)に示すように
電極端子の上に開口8を形成する。
【0038】次に図5(a)に示すように、全面に導電
体膜10をスパッタリング法などを用いて形成した後、
突起電極を形成する個所に開口13を有するレジストパ
ターン12を形成する。なお、導電体膜10は1層で示
しているが、実際は電極配線6との密着層、その上のバ
ッファ層などからなる積層膜で構成される。
【0039】次に導電体膜10を一方の電極としてめっ
きを行い、図5(b)に示すように、突起電極11を形
成する。次にレジストパターン12を除去し、さらに突
起電極11の下部以外の領域の導電体膜10を除去して
図5(c)に示す突起電極11が形成されたシリコン基
板1が得られる。
【0040】なお実施の形態1から実施の形態3におい
ては境界領域28で積層膜がゲート電極4、層間絶縁膜
5、電極配線6からなる例について説明したが、本願発
明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、境界
領域28が上記以外の複数の膜からなる積層で形成され
ている場合においても少なくとも一つの膜の端部を他の
膜の端部と異なる位置に形成することにより同様の効果
が得られることは明白である。また積層膜のすべての膜
の端部を下から順に狭くすることにより、一層の効果が
得られる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体基
板はメインチップとPCMとの境界領域を形成するゲー
ト電極、層間絶縁膜、電極配線等の積層膜において少な
くとも1つの膜の端部を他の膜の端部と異なる位置に設
けたものであり、境界領域の端部の急峻な段差を解消し
たものである。
【0042】さらには、本発明の半導体基板は境界領域
の段差部が緩やかであり、突起電極形成工程において電
極として用いる導電体膜が段差部で段切れすることがな
いため、PCMの電極端子にも安定して形状の整った突
起電極を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における半導体基板の要
部断面図
【図2】本発明の実施の形態2における半導体基板の要
部断面図
【図3】(a)、(b)は本発明の実施の形態1および
実施の形態2における半導体基板の他の例の要部断面図
【図4】(a)〜(c)は、本発明の実施の形態3にお
ける半導体基板の製造方法の前半工程を説明する工程断
面図
【図5】(a)〜(c)は、本発明の実施の形態3にお
ける半導体基板の製造方法の後半工程を説明する工程断
面図
【図6】一般的なパターンが形成されたシリコン基板を
説明する図
【図7】(a)は一般的なレチクルを説明する図 (b)は一般的なレチクルを用いてパターン形成する方
法を説明する図
【図8】従来の半導体基板の要部断面図
【図9】(a)〜(d)は、突起電極形成方法を説明す
る工程断面図
【符号の説明】
1 半導体基板(シリコン基板) 2 分離絶縁膜 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 5 層間絶縁膜 6 電極配線 7 保護膜 8 開口 9 加工されたシリコン基板 23a メインチップ 23b PCM 28 境界領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の半導体装置が形成されている半
    導体基板の一部に1個以上の特性測定素子が形成されて
    おり、前記特性測定素子の周囲を囲んで絶縁膜、導電体
    膜からなる積層膜が選択的に形成されており、かつ前記
    積層膜の少なくとも1辺において少なくとも一つの膜の
    端部が他の膜の端部とは異なる位置にあることを特徴と
    する半導体基板。
  2. 【請求項2】 半導体装置および特性測定素子において
    それぞれの電極端子に突起電極が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体基板。
  3. 【請求項3】 半導体基板の上に多数個の半導体装置お
    よび1個以上の特性測定素子を形成する際に特性測定素
    子を囲む絶縁膜、導電体膜からなる積層膜のうち少なく
    とも一つの膜の少なくとも1辺の端部を他の膜の端部と
    は異なる位置に形成する工程と、前記半導体装置および
    前記特性測定素子の電極端子上に開口を有する保護膜を
    半導体基板上に形成する工程と、前記半導体基板の全面
    に少なくとも1層の導電体膜を形成する工程と、全面に
    感光性樹脂を塗布した後露光し現像して前記電極端子上
    で前記導電体膜に達する開口を有する感光性樹脂パター
    ンを形成する工程と、前記導電体膜を一方の電極として
    電気めっきを施して前記開口に突起電極を形成する工程
    と、前記感光性樹脂パターンを除去する工程と、前記突
    起電極の下部以外の領域の前記導電体膜を除去する工程
    とを有する半導体基板の製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138740A (ja) * 1988-08-29 1990-05-28 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPH02250349A (ja) * 1989-03-24 1990-10-08 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法およびそれに用いる半導体ウエハ

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