JP2001042952A - 放熱ファンの回転速度の制御方法及びその装置 - Google Patents
放熱ファンの回転速度の制御方法及びその装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放熱を効果的に行うことができる放熱ファン
の回転速度の制御方法及び制御装置を提供する。 【解決手段】 放熱ファンの回転速度の制御方法及び制
御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適用
される。制御方法及び装置において、記憶装置、温度セ
ンサ、比較器及び電気エネルギ供給器が備えられ、予め
設定された目標温度値及び誤差許容値を記憶し、電子装
置の動作温度を計測し、設定時間ごとに目標温度と動作
温度とを比較し、動作温度が目標温度値に誤差許容値を
加算した値より大きい時は回転速度累増信号を発信し、
動作温度が目標温度値から誤差許容値を減算した値より
小さい時は回転速度累減信号を発信し、回転速度累増／
累減信号の誘発に応じて放熱ファンに供給される入力電
力値を累増／累減してその回転速度を制御する。
の回転速度の制御方法及び制御装置を提供する。 【解決手段】 放熱ファンの回転速度の制御方法及び制
御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適用
される。制御方法及び装置において、記憶装置、温度セ
ンサ、比較器及び電気エネルギ供給器が備えられ、予め
設定された目標温度値及び誤差許容値を記憶し、電子装
置の動作温度を計測し、設定時間ごとに目標温度と動作
温度とを比較し、動作温度が目標温度値に誤差許容値を
加算した値より大きい時は回転速度累増信号を発信し、
動作温度が目標温度値から誤差許容値を減算した値より
小さい時は回転速度累減信号を発信し、回転速度累増／
累減信号の誘発に応じて放熱ファンに供給される入力電
力値を累増／累減してその回転速度を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は放熱ファンの回転速
度の制御方法及びその装置に関し、特に、熱源及び放熱
ファンを備えた電子装置における放熱ファンの回転速度
の制御方法及びその装置に関する。
度の制御方法及びその装置に関し、特に、熱源及び放熱
ファンを備えた電子装置における放熱ファンの回転速度
の制御方法及びその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、製造技術が進歩するにつれ電子装
置は日毎にコンパクト化されてきている。これに伴い電
子装置における放熱問題が引き起こされ、これを解決す
るための手段が考案されている。例えば、パーソナルコ
ンピュータでは、デスクトップ型又は携帯式型のいずれ
においても放熱を行うための放熱ファンが取り付けられ
ており、これにより放熱問題を解決している。
置は日毎にコンパクト化されてきている。これに伴い電
子装置における放熱問題が引き起こされ、これを解決す
るための手段が考案されている。例えば、パーソナルコ
ンピュータでは、デスクトップ型又は携帯式型のいずれ
においても放熱を行うための放熱ファンが取り付けられ
ており、これにより放熱問題を解決している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現在パー
ソナルコンピュータ等のマイクロプロセッサを備えた電
子装置に設けられた放熱ファンは、一般に、放熱ファン
を全速回転させて散熱の目的を達成するか、又は放熱を
要しない状態にある時には回転を停止して省電力及び低
騒音を達成するかのいずれか一方の状態にされるにすぎ
ず、２段階の放熱効果の制御のみしか提供できない。
ソナルコンピュータ等のマイクロプロセッサを備えた電
子装置に設けられた放熱ファンは、一般に、放熱ファン
を全速回転させて散熱の目的を達成するか、又は放熱を
要しない状態にある時には回転を停止して省電力及び低
騒音を達成するかのいずれか一方の状態にされるにすぎ
ず、２段階の放熱効果の制御のみしか提供できない。
【０００４】したがって、本発明は上記従来技術が放熱
効果の調整を行う空間に欠如していることに鑑みてなさ
れたものであり、電子装置における放熱ファンの効果的
制御方法及び制御装置を提供することをその目的とす
る。
効果の調整を行う空間に欠如していることに鑑みてなさ
れたものであり、電子装置における放熱ファンの効果的
制御方法及び制御装置を提供することをその目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の放熱ファンの回
転速度の制御方法は、熱源及び放熱ファンを備えた電子
装置に応用される制御方法であって、プリセット目標温
度値及びプリセット誤差許容値を設定するステップと、
前記電子装置の動作温度を計測するステップと、プリセ
ット時間ごとに前記プリセット目標温度値と前記動作温
度との比較を行い、該動作温度が前記プリセット目標温
度値に前記プリセット誤差許容値を加算した値よりも大
きい場合には回転速度累増信号を発信し、反対に該動作
温度が該プリセット目標温度値から該プリセット誤差許
容値を減算した値よりも小さい場合には回転速度累減信
号を発信するステップと、前記回転速度累増信号又は前
記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記放熱ファンに
供給される入力電力値を所定の値だけ累増又は累減して
該放熱ファンの回転速度を制御するステップと、を包含
しており、これにより上記目的が達成される。
転速度の制御方法は、熱源及び放熱ファンを備えた電子
装置に応用される制御方法であって、プリセット目標温
度値及びプリセット誤差許容値を設定するステップと、
前記電子装置の動作温度を計測するステップと、プリセ
ット時間ごとに前記プリセット目標温度値と前記動作温
度との比較を行い、該動作温度が前記プリセット目標温
度値に前記プリセット誤差許容値を加算した値よりも大
きい場合には回転速度累増信号を発信し、反対に該動作
温度が該プリセット目標温度値から該プリセット誤差許
容値を減算した値よりも小さい場合には回転速度累減信
号を発信するステップと、前記回転速度累増信号又は前
記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記放熱ファンに
供給される入力電力値を所定の値だけ累増又は累減して
該放熱ファンの回転速度を制御するステップと、を包含
しており、これにより上記目的が達成される。
【０００６】上記技術思想に基づく放熱ファンの回転速
度の制御方法はさらに学習ステップをさらに包含してい
てもよく、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放
熱ファンへの入力電力値を回転停止状態から上へ累増す
るステップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するス
テップと、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転
速度値よりも大きい場合には、対応する入力電力値が起
動電力値であることを記録するステップと、包含するこ
とを特徴としている。
度の制御方法はさらに学習ステップをさらに包含してい
てもよく、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放
熱ファンへの入力電力値を回転停止状態から上へ累増す
るステップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するス
テップと、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転
速度値よりも大きい場合には、対応する入力電力値が起
動電力値であることを記録するステップと、包含するこ
とを特徴としている。
【０００７】また、上記技術思想に基づく放熱ファンの
回転速度の制御方法は学習ステップをさらに包含してい
てもよく、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放
熱ファンへの入力電力値を回転状態から下へ累減するス
テップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するステッ
プと、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度
値よりも小さい場合には、対応する入力電力値が停止電
力値であることを記録するステップとを包含することを
特徴としている。
回転速度の制御方法は学習ステップをさらに包含してい
てもよく、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放
熱ファンへの入力電力値を回転状態から下へ累減するス
テップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するステッ
プと、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度
値よりも小さい場合には、対応する入力電力値が停止電
力値であることを記録するステップとを包含することを
特徴としている。
【０００８】さらに上記技術思想に基づく放熱ファンの
回転速度の制御方法において、前記入力電力値を所定の
値だけ累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御
するステップは、該放熱ファンに供給される入力電圧の
デューティサイクルの大きさ又は入力電圧のレベルの大
きさを変えるステップを包含していてもよい。
回転速度の制御方法において、前記入力電力値を所定の
値だけ累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御
するステップは、該放熱ファンに供給される入力電圧の
デューティサイクルの大きさ又は入力電圧のレベルの大
きさを変えるステップを包含していてもよい。
【０００９】上記技術思想に基づく放熱ファンの回転速
度の制御方法において応用される前記熱源及び放熱ファ
ンを備えた電子装置はパーソナルコンピュータであって
もよい。
度の制御方法において応用される前記熱源及び放熱ファ
ンを備えた電子装置はパーソナルコンピュータであって
もよい。
【００１０】或いは、本発明の放熱ファンの回転速度の
制御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適
用され、前記電子装置の動作温度を計測するための温度
センサと、該温度センサに電気的に接続され、プリセッ
ト時間ごとにプリセット目標温度値と前記動作温度とを
比較し、該動作温度が該プリセット目標温度値にプリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値からプリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信する比較器
と、前記比較器と前記放熱ファンとに電気的に接続さ
れ、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の
誘発に応じて、該放熱ファンに供給される入力電力値を
累増又は累減することにより該放熱ファンの回転速度を
制御するように構成された電気エネルギー供給器とを備
えており、これにより上記目的が達成される。
制御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適
用され、前記電子装置の動作温度を計測するための温度
センサと、該温度センサに電気的に接続され、プリセッ
ト時間ごとにプリセット目標温度値と前記動作温度とを
比較し、該動作温度が該プリセット目標温度値にプリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値からプリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信する比較器
と、前記比較器と前記放熱ファンとに電気的に接続さ
れ、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の
誘発に応じて、該放熱ファンに供給される入力電力値を
累増又は累減することにより該放熱ファンの回転速度を
制御するように構成された電気エネルギー供給器とを備
えており、これにより上記目的が達成される。
【００１１】この放熱ファンの回転速度の制御装置は例
えばパーソナルコンピュータに適用することができる。
えばパーソナルコンピュータに適用することができる。
【００１２】前記放熱ファンの回転速度の制御装置は、
さらに以下二つのケースのうちの一つを含んでいてもよ
く、そのうち、第１のケースにおいて前記プリセット目
標温度値及び前記プリセット誤差許容値を入力して記憶
する記憶装置と、学習ステップ、すなわち設定時間ごと
に、前記放熱ファンの入力電力値を回転停止状態から上
へ累増した時に比較を行い、そして該放熱ファンの回転
速度がプリセット回転速度値よりも大きい時に対応する
入力電力値を前記記憶装置に記録して起動電力値とする
ステップを実行する回転速度比較器とを備えてなり、又
は第２のケースにおいて学習ステップ、すなわち設定時
間ごとに、前記放熱ファンの入力値を回転状態から下へ
累減した時に比較を行い、そして該放熱ファンの回転速
度がプリセット回転速度値よりも小さい時に対応する入
力電力値を前記記憶装置に記録して停止電力値とするス
テップを実行する回転速度比較器を備えてなるように構
成されていてもよい。
さらに以下二つのケースのうちの一つを含んでいてもよ
く、そのうち、第１のケースにおいて前記プリセット目
標温度値及び前記プリセット誤差許容値を入力して記憶
する記憶装置と、学習ステップ、すなわち設定時間ごと
に、前記放熱ファンの入力電力値を回転停止状態から上
へ累増した時に比較を行い、そして該放熱ファンの回転
速度がプリセット回転速度値よりも大きい時に対応する
入力電力値を前記記憶装置に記録して起動電力値とする
ステップを実行する回転速度比較器とを備えてなり、又
は第２のケースにおいて学習ステップ、すなわち設定時
間ごとに、前記放熱ファンの入力値を回転状態から下へ
累減した時に比較を行い、そして該放熱ファンの回転速
度がプリセット回転速度値よりも小さい時に対応する入
力電力値を前記記憶装置に記録して停止電力値とするス
テップを実行する回転速度比較器を備えてなるように構
成されていてもよい。
【００１３】前記電気エネルギー供給器は前記放熱ファ
ンに供給する入力電圧のデューティサイクルの大きさを
変えて該放熱ファンの回転速度を変えるパルス幅変調制
御電圧供給器であり、このパルス幅変調制御電圧供給器
は設定時間の値を記憶する時間レジスタと、前記比較器
と前記時間レジスタとに電気的に接続され、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累増信号の誘発に応じて前
記設定時間ごとに一回の調整を行って、出力されたディ
ジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大きさ
を上へプリセット固定比例値ずつ累増するか、又は下へ
プリセット固定比例値ずつ累減するディジタルパルス幅
変調発生器と、このディジタルパルス幅変調発生器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、ディジタルパルス
幅変調信号に基づいて該放熱ファンに必要な電圧へと変
換して、該放熱ファンの回転速度を制御するように構成
された電圧変換回路とを備えていてもよい。
ンに供給する入力電圧のデューティサイクルの大きさを
変えて該放熱ファンの回転速度を変えるパルス幅変調制
御電圧供給器であり、このパルス幅変調制御電圧供給器
は設定時間の値を記憶する時間レジスタと、前記比較器
と前記時間レジスタとに電気的に接続され、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累増信号の誘発に応じて前
記設定時間ごとに一回の調整を行って、出力されたディ
ジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大きさ
を上へプリセット固定比例値ずつ累増するか、又は下へ
プリセット固定比例値ずつ累減するディジタルパルス幅
変調発生器と、このディジタルパルス幅変調発生器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、ディジタルパルス
幅変調信号に基づいて該放熱ファンに必要な電圧へと変
換して、該放熱ファンの回転速度を制御するように構成
された電圧変換回路とを備えていてもよい。
【００１４】前記ディジタルパルス幅変調発生器は前記
比較器に電気的に接続され、前記回転速度累増信号又は
前記回転速度累増信号の誘発に応じて上又は下へカウン
トする上／下カウンタと、前記時間レジスタに電気的に
接続され、周期、及び該時間レジスタに記憶された設定
時間の大きさに正比例するクロック信号の誘発に応じて
前方向へ循環カウントする循環カウンタと、前記上／下
カウンタと前記循環カウンタとに電気的に接続され、該
上／下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウン
ト値よりも大きい場合には、出力されるディジタルパル
ス幅変調信号をハイステート電圧に保持し、そして上／
下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウント値
に等しいか又はそれより小さい場合には、出力されるデ
ィジタルパルス幅変調信号をローステート電圧に保持す
るディジタル比較器とを備えてなていてもよい。
比較器に電気的に接続され、前記回転速度累増信号又は
前記回転速度累増信号の誘発に応じて上又は下へカウン
トする上／下カウンタと、前記時間レジスタに電気的に
接続され、周期、及び該時間レジスタに記憶された設定
時間の大きさに正比例するクロック信号の誘発に応じて
前方向へ循環カウントする循環カウンタと、前記上／下
カウンタと前記循環カウンタとに電気的に接続され、該
上／下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウン
ト値よりも大きい場合には、出力されるディジタルパル
ス幅変調信号をハイステート電圧に保持し、そして上／
下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウント値
に等しいか又はそれより小さい場合には、出力されるデ
ィジタルパルス幅変調信号をローステート電圧に保持す
るディジタル比較器とを備えてなていてもよい。
【００１５】前記電気エネルギー供給器は、前記放熱フ
ァンに供給される入力電圧のレベルの大きさを変えて該
放熱ファンの回転速度を変えるレベル調整電圧供給器で
あり、該レベル調整電圧供給器は、設定時間の値を記憶
する時間レジスタと、該時間レジスタと前記比較器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、前記回転速度累増
信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記設
定時間ごとに一回の調整を行って、該放熱ファンに出力
されるアナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット
固定値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定値ずつ
累減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル
／アナログ変換器とを備えていてもよい。 或いは本発
明の放熱ファンの回転速度の制御方法は、パーソナルコ
ンピュータにおける放熱ファンに適用され、プリセット
目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定するステッ
プと、前記パーソナルコンピュータの動作温度を計測す
るステップと、プリセット時間ごとに前記プリセット目
標温度値と前記動作温度とを比較し、該動作温度が該プ
リセット目標温度値に該プリセット誤差許容値を加算し
た値よりも大きい場合には回転速度累増信号を発信し、
反対に該動作温度が該プリセット目標温度値から該プリ
セット誤差許容値を減算した値よりも小さい場合には回
転速度累減信号を発信するステップと、前記回転速度累
増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記
放熱ファンに供給される入力電力値を累増又は累減して
該放熱ファンの回転速度を制御するステップとを包含し
ていることを特徴とする。
ァンに供給される入力電圧のレベルの大きさを変えて該
放熱ファンの回転速度を変えるレベル調整電圧供給器で
あり、該レベル調整電圧供給器は、設定時間の値を記憶
する時間レジスタと、該時間レジスタと前記比較器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、前記回転速度累増
信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記設
定時間ごとに一回の調整を行って、該放熱ファンに出力
されるアナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット
固定値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定値ずつ
累減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル
／アナログ変換器とを備えていてもよい。 或いは本発
明の放熱ファンの回転速度の制御方法は、パーソナルコ
ンピュータにおける放熱ファンに適用され、プリセット
目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定するステッ
プと、前記パーソナルコンピュータの動作温度を計測す
るステップと、プリセット時間ごとに前記プリセット目
標温度値と前記動作温度とを比較し、該動作温度が該プ
リセット目標温度値に該プリセット誤差許容値を加算し
た値よりも大きい場合には回転速度累増信号を発信し、
反対に該動作温度が該プリセット目標温度値から該プリ
セット誤差許容値を減算した値よりも小さい場合には回
転速度累減信号を発信するステップと、前記回転速度累
増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記
放熱ファンに供給される入力電力値を累増又は累減して
該放熱ファンの回転速度を制御するステップとを包含し
ていることを特徴とする。
【００１６】前記放熱ファンの回転速度の制御方法はさ
らに以下２組の学習ステップのうちの１組を含み、その
うちの第１組の学習ステップにおいて、該放熱ファンの
入力電力値を、設定時間ごとに回転停止状態から上へ累
増するステップと、該放熱ファンの回転速度を検出する
ステップと、この放熱ファンの回転速度がプリセット回
転速度値よりも大きい時は、対応する入力電力値が起動
電力値であることを記録するステップとを包含し、又は
そのうちの第２組の学習ステップにおいて該放熱ファン
の入力電力値を、設定時間ごとに回転状態から下へ累減
するステップと、該放熱ファンの回転速度を検出するス
テップと、この放熱ファンの回転速度がプリセット回転
速度値よりも小さい場合には対応する入力電力値が停止
電力値であることを記録するステップとを包含していて
もよい。
らに以下２組の学習ステップのうちの１組を含み、その
うちの第１組の学習ステップにおいて、該放熱ファンの
入力電力値を、設定時間ごとに回転停止状態から上へ累
増するステップと、該放熱ファンの回転速度を検出する
ステップと、この放熱ファンの回転速度がプリセット回
転速度値よりも大きい時は、対応する入力電力値が起動
電力値であることを記録するステップとを包含し、又は
そのうちの第２組の学習ステップにおいて該放熱ファン
の入力電力値を、設定時間ごとに回転状態から下へ累減
するステップと、該放熱ファンの回転速度を検出するス
テップと、この放熱ファンの回転速度がプリセット回転
速度値よりも小さい場合には対応する入力電力値が停止
電力値であることを記録するステップとを包含していて
もよい。
【００１７】入力電力値を累増又は累減して前記放熱フ
ァンの回転速度を制御するステップは、該放熱ファンに
供給された入力電圧のデューティサイクルの大きさ又は
入力電圧のレベルの大きさを変えるステップを包含して
いてもよい。
ァンの回転速度を制御するステップは、該放熱ファンに
供給された入力電圧のデューティサイクルの大きさ又は
入力電圧のレベルの大きさを変えるステップを包含して
いてもよい。
【００１８】上述のように、本発明に係る放熱ファンの
回転速度の制御装置及び制御方法は熱源及び放熱ファン
を備えた電子装置に適用され、該放熱ファンを、熱源の
熱発生状況に応じて電力を調整し、放熱効果を向上させ
ることができる。
回転速度の制御装置及び制御方法は熱源及び放熱ファン
を備えた電子装置に適用され、該放熱ファンを、熱源の
熱発生状況に応じて電力を調整し、放熱効果を向上させ
ることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面を参照しつつ説明する。
態を添付図面を参照しつつ説明する。
【００２０】図１は、本発明に従って、従来のパーソナ
ルコンピュータ等の電子装置における放熱ファンが適切
な運用スペースを欠けていることを改善するために構成
された制御手段の好適な実施例を示すブロック図であ
る。
ルコンピュータ等の電子装置における放熱ファンが適切
な運用スペースを欠けていることを改善するために構成
された制御手段の好適な実施例を示すブロック図であ
る。
【００２１】図１において、１１は実際現状に応じて予
め設定されたプリセット目標温度値及びプリセット誤差
許容値が入力されて、これを記憶するメモリ等の記憶装
置である。１２は電子装置の実際の動作温度を計測する
温度センサであり、記憶装置１１とこの温度センサ１２
とに電気的に接続された比較器１３を介して予め設定さ
れたプリセット時間ごとに該プリセット目標温度値と該
動作温度との比較動作を行う。比較器１３は、当該動作
温度が該プリセット目標温度値に該プリセット誤差許容
値を加算した値よりも大きい場合には回転速度累増信号
を発信し、そして当該動作温度が該プリセット目標値か
ら該プリセット誤差許容値を減算した値よりも小さい場
合には回転速度累減信号を発信する。１４は比較器１３
と放熱ファン１０とに電気的に接続された電気エネルギ
ー供給器であり、この電気エネルギー供給器１４は該回
転速度累増信号又は該回転速度累減信号の誘発に応じ
て、一定時間後放熱ファン１０に供給される入力電力値
を累増又は累減して該放熱ファン回転速度を制御する。
め設定されたプリセット目標温度値及びプリセット誤差
許容値が入力されて、これを記憶するメモリ等の記憶装
置である。１２は電子装置の実際の動作温度を計測する
温度センサであり、記憶装置１１とこの温度センサ１２
とに電気的に接続された比較器１３を介して予め設定さ
れたプリセット時間ごとに該プリセット目標温度値と該
動作温度との比較動作を行う。比較器１３は、当該動作
温度が該プリセット目標温度値に該プリセット誤差許容
値を加算した値よりも大きい場合には回転速度累増信号
を発信し、そして当該動作温度が該プリセット目標値か
ら該プリセット誤差許容値を減算した値よりも小さい場
合には回転速度累減信号を発信する。１４は比較器１３
と放熱ファン１０とに電気的に接続された電気エネルギ
ー供給器であり、この電気エネルギー供給器１４は該回
転速度累増信号又は該回転速度累減信号の誘発に応じ
て、一定時間後放熱ファン１０に供給される入力電力値
を累増又は累減して該放熱ファン回転速度を制御する。
【００２２】このようにすれば、電子装置の動作温度
を、該プリセット目標温度値にプリセット誤差許容値を
加減算した範囲内に制御できると共に、該放熱ファンに
より消耗される電気エネルギーを効果的に節約でき、作
動時に発生する騒音を低減することができる。
を、該プリセット目標温度値にプリセット誤差許容値を
加減算した範囲内に制御できると共に、該放熱ファンに
より消耗される電気エネルギーを効果的に節約でき、作
動時に発生する騒音を低減することができる。
【００２３】なお、本発明において、放熱ファン１０と
しては種々のものを利用することができるが、これらの
放熱ファンは規格が同一でないことに鑑みて、本発明に
よる放熱ファンの回転速度の制御装置は学習ステップを
実行し得る。すなわち、学習ステップにおいて、所定時
間ごとに、放熱ファン１０の入力電力値を回転停止状態
から上へ累増した時点で比較を行い、放熱ファン１０の
回転速度が予め設定されたプリセット回転速度値よりも
大きい時に、回転が既に開始したものとして対応する入
力電力値を記憶装置１１に記録し、起動電力値とする。
一方、学習ステップにおいて、所定時間ごとに、放熱フ
ァンの入力電力値を回転状態から下へ累減した時点で比
較を行い、そして放熱ファン１０の回転速度がプリセッ
ト回転速度値よりも小さい時に回転が既に停止したとし
て対応する入力電力値を記憶装置１１に記録し、停止電
力値とする。このようにパーソナルコンピュータ等の電
子装置が起動動作を行った場合などに、その都度学習ス
テップを実行可能であり、これにより起動電力値又は停
止電力値を得て電気エネルギー供給器１４に提供され利
用される。電気エネルギー供給器１４はこれに基づいて
素早く適当な電力に切り換えられ、放熱ファン１０を起
動又は停止させて効果的に放熱ファン制御装置の応答速
度を向上させる。
しては種々のものを利用することができるが、これらの
放熱ファンは規格が同一でないことに鑑みて、本発明に
よる放熱ファンの回転速度の制御装置は学習ステップを
実行し得る。すなわち、学習ステップにおいて、所定時
間ごとに、放熱ファン１０の入力電力値を回転停止状態
から上へ累増した時点で比較を行い、放熱ファン１０の
回転速度が予め設定されたプリセット回転速度値よりも
大きい時に、回転が既に開始したものとして対応する入
力電力値を記憶装置１１に記録し、起動電力値とする。
一方、学習ステップにおいて、所定時間ごとに、放熱フ
ァンの入力電力値を回転状態から下へ累減した時点で比
較を行い、そして放熱ファン１０の回転速度がプリセッ
ト回転速度値よりも小さい時に回転が既に停止したとし
て対応する入力電力値を記憶装置１１に記録し、停止電
力値とする。このようにパーソナルコンピュータ等の電
子装置が起動動作を行った場合などに、その都度学習ス
テップを実行可能であり、これにより起動電力値又は停
止電力値を得て電気エネルギー供給器１４に提供され利
用される。電気エネルギー供給器１４はこれに基づいて
素早く適当な電力に切り換えられ、放熱ファン１０を起
動又は停止させて効果的に放熱ファン制御装置の応答速
度を向上させる。
【００２４】この動作温度の制御のフローと起動時に実
行される学習ステップのフローとを図２及び図３にそれ
ぞれ示す。
行される学習ステップのフローとを図２及び図３にそれ
ぞれ示す。
【００２５】図４は本発明に係る電気エネルギー供給器
がパルス幅制御電圧供給器方式により構成される場合に
おける回路のブロック図である。図において４１は設定
時間を記憶する時間レジスタであり、４２は回転速度累
増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて設定時間ご
とに一回調整し、出力されたディジタルパルス幅変調信
号のデューティサイクルの大きさを上へプリセット固定
比例値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定比例値
ずつ累減するディジタルパルス幅変調発生器である。こ
れは例えば時間レジスタ４１に記憶された設定時間の値
が１秒、プリセット固定比例値が１％である場合、ディ
ジタルパルス幅変調器４２は回転速度累増信号又は回転
速度累減信号の誘発に応じて、１秒毎に、出力されたデ
ィジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大き
さを上へ１％ずつ累増し又は下へ１％ずつ累減する。４
３は電圧変換回路であり、この電圧変換回路４３によ
り、当該出力されたディジタルパルス幅変調信号が放熱
ファン１０に付与される電力に変換され、放熱ファン１
０の回転速度を制御する目的が達成される。この時、実
行された学習ステップにより記録された起動電力値及び
停止電力値は、丁度放熱ファン１０の回転を開始又は停
止しようとする時の起動デューティサイクル値及び停止
デューティサイクル値に対応する。
がパルス幅制御電圧供給器方式により構成される場合に
おける回路のブロック図である。図において４１は設定
時間を記憶する時間レジスタであり、４２は回転速度累
増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて設定時間ご
とに一回調整し、出力されたディジタルパルス幅変調信
号のデューティサイクルの大きさを上へプリセット固定
比例値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定比例値
ずつ累減するディジタルパルス幅変調発生器である。こ
れは例えば時間レジスタ４１に記憶された設定時間の値
が１秒、プリセット固定比例値が１％である場合、ディ
ジタルパルス幅変調器４２は回転速度累増信号又は回転
速度累減信号の誘発に応じて、１秒毎に、出力されたデ
ィジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大き
さを上へ１％ずつ累増し又は下へ１％ずつ累減する。４
３は電圧変換回路であり、この電圧変換回路４３によ
り、当該出力されたディジタルパルス幅変調信号が放熱
ファン１０に付与される電力に変換され、放熱ファン１
０の回転速度を制御する目的が達成される。この時、実
行された学習ステップにより記録された起動電力値及び
停止電力値は、丁度放熱ファン１０の回転を開始又は停
止しようとする時の起動デューティサイクル値及び停止
デューティサイクル値に対応する。
【００２６】図５はディジタルパルス幅変調発生器４２
の内部を示すブロック図である。図において、５１は回
転速度累増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて上
又は下へカウントする上／下カウンタである。８ビット
の場合を例に取れば、上／下カウンタ５１は０乃至２５
５のいずれかの値Ｘにおいて、回転速度累増信号又は回
転速度累減信号の一回の誘発に応じて上又は下へ１をカ
ウントしてＸ＋１、Ｘ−１となる。５２は周期及び時間
レジスタに記憶された設定時間の大きさに正比例するク
ロック信号の誘発に応じて前方向へ循環カウントする循
環カウンタである。８ビットの循環カウンタであり、設
定時間が１秒の場合を例に取れば、循環カウンタ５２は
１秒内に０から２５５までカウントし、そして次の１秒
で０にリセットされて更に循環カウントを行う。そして
次に進んでディジタル比較器５３により比較が行われ、
ディジタルパルス幅変調信号を出力する。この場合、上
／下カウンタ５１のカウント値Ｘが循環カウンタ５２の
カウント値よりも大きい時、ディジタル比較器５３によ
り出力されたディジタルパルス幅変調信号はハイステー
ト電圧を保持し、反対に上／下カウンタ５１のカウント
値Ｘが循環カウンタ５２のカウント値に等しいか又はよ
り小さい時、ディジタル比較器５３に出力されたディジ
タルパルス幅変調信号はローステート電圧を保持する。
その結果、デューサイクルが（Ｘ／２５６）×１００％
（８ビットの例の場合）のディジタルパルス幅変調信号
が発生する。そのタイミングを図６に示す。
の内部を示すブロック図である。図において、５１は回
転速度累増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて上
又は下へカウントする上／下カウンタである。８ビット
の場合を例に取れば、上／下カウンタ５１は０乃至２５
５のいずれかの値Ｘにおいて、回転速度累増信号又は回
転速度累減信号の一回の誘発に応じて上又は下へ１をカ
ウントしてＸ＋１、Ｘ−１となる。５２は周期及び時間
レジスタに記憶された設定時間の大きさに正比例するク
ロック信号の誘発に応じて前方向へ循環カウントする循
環カウンタである。８ビットの循環カウンタであり、設
定時間が１秒の場合を例に取れば、循環カウンタ５２は
１秒内に０から２５５までカウントし、そして次の１秒
で０にリセットされて更に循環カウントを行う。そして
次に進んでディジタル比較器５３により比較が行われ、
ディジタルパルス幅変調信号を出力する。この場合、上
／下カウンタ５１のカウント値Ｘが循環カウンタ５２の
カウント値よりも大きい時、ディジタル比較器５３によ
り出力されたディジタルパルス幅変調信号はハイステー
ト電圧を保持し、反対に上／下カウンタ５１のカウント
値Ｘが循環カウンタ５２のカウント値に等しいか又はよ
り小さい時、ディジタル比較器５３に出力されたディジ
タルパルス幅変調信号はローステート電圧を保持する。
その結果、デューサイクルが（Ｘ／２５６）×１００％
（８ビットの例の場合）のディジタルパルス幅変調信号
が発生する。そのタイミングを図６に示す。
【００２７】図７は本発明に係る電気エネルギー供給器
１４がレベル調整電圧供給器方式により構成される場合
における回路のブロックである。図において７１は設定
時間の値を記憶する時間レジスタであり、７２は回転速
度累増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて設定時
間ごとに一回の調整を行って、放熱ファンに出力される
アナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット固定比
例値ずつ累増し、又は下へプリセット固定比例値ずつ累
減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル／
アナログ変換器であり、例えば時間レジスタ４１により
記憶された設定時間の値を１秒、プリセット固定比例値
を０．１ボルトとすれば、ディジタル／アナログ変換器
７２は該回転速度累増信号又は該回転速度累減信号の誘
発に応じて、１秒ごとに、出力されたアナログ電圧のレ
ベルの大きさを上へ０．１ボルトずつ累増又は下へ０．
１ボルトずつ累減する。この出力されたアナログ電圧そ
のものが放熱ファン１０に供給され、これにより放熱フ
ァン１０の回転速度を制御する目的が達成される。な
お、この時に実行される学習ステップに記録された起動
電力値及び停止電力値は、放熱ファン１０の回転を丁度
開始又は停止させようとする起動電力値又は停止電力値
に対応する。
１４がレベル調整電圧供給器方式により構成される場合
における回路のブロックである。図において７１は設定
時間の値を記憶する時間レジスタであり、７２は回転速
度累増信号又は回転速度累減信号の誘発に応じて設定時
間ごとに一回の調整を行って、放熱ファンに出力される
アナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット固定比
例値ずつ累増し、又は下へプリセット固定比例値ずつ累
減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル／
アナログ変換器であり、例えば時間レジスタ４１により
記憶された設定時間の値を１秒、プリセット固定比例値
を０．１ボルトとすれば、ディジタル／アナログ変換器
７２は該回転速度累増信号又は該回転速度累減信号の誘
発に応じて、１秒ごとに、出力されたアナログ電圧のレ
ベルの大きさを上へ０．１ボルトずつ累増又は下へ０．
１ボルトずつ累減する。この出力されたアナログ電圧そ
のものが放熱ファン１０に供給され、これにより放熱フ
ァン１０の回転速度を制御する目的が達成される。な
お、この時に実行される学習ステップに記録された起動
電力値及び停止電力値は、放熱ファン１０の回転を丁度
開始又は停止させようとする起動電力値又は停止電力値
に対応する。
【００２８】以上説明したように、本発明は従来の技術
的手段が効果的な調整を行う空間に欠けている欠陥を改
善し、温度に応じて放熱ファンに供給する電力を変化さ
せ、この回転速度を変化させることができるので、効率
良く放熱作用を得ることができる。また、異なるタイプ
の種々の放熱ファンに対して異なる起動電力値及び停止
電力値を導出する自動学習モードを備えていれば、種々
の放熱ファンに対して適用出来る。
的手段が効果的な調整を行う空間に欠けている欠陥を改
善し、温度に応じて放熱ファンに供給する電力を変化さ
せ、この回転速度を変化させることができるので、効率
良く放熱作用を得ることができる。また、異なるタイプ
の種々の放熱ファンに対して異なる起動電力値及び停止
電力値を導出する自動学習モードを備えていれば、種々
の放熱ファンに対して適用出来る。
【００２９】以上、本発明の実施の形態を例示的に説明
したが、上述の特許請求の範囲を逸脱しない限りにおい
て、当業者により様々な変更及び改変が可能であり、こ
れらはいずれも本出願における請求の範囲により包含さ
れる。
したが、上述の特許請求の範囲を逸脱しない限りにおい
て、当業者により様々な変更及び改変が可能であり、こ
れらはいずれも本出願における請求の範囲により包含さ
れる。
【００３０】
【発明の効果】本発明によれば、稼働中の電子装置の温
度に応じて、電子装置の放熱ファンの回転速度を変化さ
せることにより放熱を行うことができるので、効率よく
放熱を行うことができる。また、放熱ファンの起動電力
値及び停止電力値を導出する自動学習モードを備えるよ
うにすれば、異なるタイプの種々の放熱ファンに対して
適切に放熱効果を得ることができる。
度に応じて、電子装置の放熱ファンの回転速度を変化さ
せることにより放熱を行うことができるので、効率よく
放熱を行うことができる。また、放熱ファンの起動電力
値及び停止電力値を導出する自動学習モードを備えるよ
うにすれば、異なるタイプの種々の放熱ファンに対して
適切に放熱効果を得ることができる。
【図１】 図１は従来の電子装置における放熱ファンが
適切な運用スペースに欠けているのを改善するために発
展した制御手段の好適な実施例を示すブロック図であ
る。
適切な運用スペースに欠けているのを改善するために発
展した制御手段の好適な実施例を示すブロック図であ
る。
【図２】図２は本発明の動作温度制御方法に係る好適な
実施例を示すフローチャートである。
実施例を示すフローチャートである。
【図３】図３は本発明に係る放熱ファンの起動時に実行
された学習ステップの好適な実施例を示すフローチャー
トである。
された学習ステップの好適な実施例を示すフローチャー
トである。
【図４】図４は本発明に係る電気エネルギー供給器がパ
ルス幅変調制御電圧供給器方式により構成される場合に
於ける回路のブロック図である。
ルス幅変調制御電圧供給器方式により構成される場合に
於ける回路のブロック図である。
【図５】図５は本発明に係るディジタルパルス幅変調発
生器の内部を示すブロック図である。
生器の内部を示すブロック図である。
【図６】図６は本発明において用いられる種々の信号の
波形タイミング図である。
波形タイミング図である。
【図７】図７は本発明に係る電気エネルギー供給器がレ
ベル調整電圧供給器方式により構成される場合における
回路のブロック図である。
ベル調整電圧供給器方式により構成される場合における
回路のブロック図である。
１１ 記憶装置 １２ 温度センサ １３ 比較器 １４ 電気エネルギー供給器 １５ 回転速度比較器 １６ 放熱ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年８月２４日（２０００．８．２
４）
４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の放熱ファンの回
転速度の制御方法は、熱源及び放熱ファンを備えた電子
装置に応用され、プリセット目標温度値及びプリセット
誤差許容値を設定するステップと、前記電子装置の動作
温度を計測するステップと、プリセット時間ごとに前記
プリセット目標温度値と前記動作温度との比較を行い、
該動作温度が前記プリセット目標温度値に前記プリセッ
ト誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転速
度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセット
目標温度値から該プリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信するステッ
プと、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号
の誘発に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電力
値を所定の値だけ累増又は累減して該放熱ファンの回転
速度を制御するステップとを包含する放熱ファンの回転
速度の制御方法であって、学習ステップを包含してお
り、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放熱ファ
ンへの入力電力値を回転停止状態から上へ累増するステ
ップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するステップ
と、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値
よりも大きい場合には、対応する入力電力値が起動電力
値であることを記録するステップとを包含しており、こ
れにより上記目的が達成される。
転速度の制御方法は、熱源及び放熱ファンを備えた電子
装置に応用され、プリセット目標温度値及びプリセット
誤差許容値を設定するステップと、前記電子装置の動作
温度を計測するステップと、プリセット時間ごとに前記
プリセット目標温度値と前記動作温度との比較を行い、
該動作温度が前記プリセット目標温度値に前記プリセッ
ト誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転速
度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセット
目標温度値から該プリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信するステッ
プと、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号
の誘発に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電力
値を所定の値だけ累増又は累減して該放熱ファンの回転
速度を制御するステップとを包含する放熱ファンの回転
速度の制御方法であって、学習ステップを包含してお
り、該学習ステップは、設定時間ごとに、前記放熱ファ
ンへの入力電力値を回転停止状態から上へ累増するステ
ップと、前記放熱ファンの回転速度を検出するステップ
と、前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値
よりも大きい場合には、対応する入力電力値が起動電力
値であることを記録するステップとを包含しており、こ
れにより上記目的が達成される。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】削除
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】本発明の放熱ファンの回転速度の制御方法
は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に応用され、
プリセット目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定
するステップと、前記電子装置の動作温度を計測するス
テップと、プリセット時間ごとに前記プリセット目標温
度値と前記動作温度との比較を行い、該動作温度が前記
プリセット目標温度値に前記プリセット誤差許容値を加
算した値よりも大きい場合には回転速度累増信号を発信
し、反対に該動作温度が該プリセット目標温度値から該
プリセット誤差許容値を減算した値よりも小さい場合に
は回転速度累減信号を発信するステップと、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、
前記放熱ファンに供給される入力電力値を所定の値だけ
累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御するス
テップとを包含する放熱ファンの回転速度の制御方法で
あって、学習ステップを包含しており、該学習ステップ
は、設定時間ごとに、前記放熱ファンへの入力電力値を
回転状態から下へ累減するステップと、前記放熱ファン
の回転速度を検出するステップと、前記放熱ファンの回
転速度がプリセット回転速度値よりも小さい場合には、
対応する入力電力値が停止電力値であることを記録する
ステップとを包含していてもよい。
は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に応用され、
プリセット目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定
するステップと、前記電子装置の動作温度を計測するス
テップと、プリセット時間ごとに前記プリセット目標温
度値と前記動作温度との比較を行い、該動作温度が前記
プリセット目標温度値に前記プリセット誤差許容値を加
算した値よりも大きい場合には回転速度累増信号を発信
し、反対に該動作温度が該プリセット目標温度値から該
プリセット誤差許容値を減算した値よりも小さい場合に
は回転速度累減信号を発信するステップと、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、
前記放熱ファンに供給される入力電力値を所定の値だけ
累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御するス
テップとを包含する放熱ファンの回転速度の制御方法で
あって、学習ステップを包含しており、該学習ステップ
は、設定時間ごとに、前記放熱ファンへの入力電力値を
回転状態から下へ累減するステップと、前記放熱ファン
の回転速度を検出するステップと、前記放熱ファンの回
転速度がプリセット回転速度値よりも小さい場合には、
対応する入力電力値が停止電力値であることを記録する
ステップとを包含していてもよい。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】或いは、本発明の放熱ファンの回転速度の
制御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適
用され、前記電子装置の動作温度を計測するための温度
センサと、該温度センサに電気的に接続され、プリセッ
ト時間ごとにプリセット目標温度値と前記動作温度とを
比較し、該動作温度が該プリセット目標温度値にプリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値からプリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信する比較器
と、前記比較器と前記放熱ファンとに電気的に接続さ
れ、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の
誘発に応じて、該放熱ファンに供給される入力電力値を
累増又は累減することにより該放熱ファンの回転速度を
制御するように構成された電気エネルギー供給器とを備
えている放熱ファンの回転速度の制御装置であって、前
記プリセット目標温度値及び前記プリセット誤差許容値
を入力して記憶する記憶装置を備え、以下二つのケース
のうちの一つを含み、そのうち、第１のケースにおいて
学習ステップ、すなわち設定時間ごとに、前記放熱ファ
ンの入力電力値を回転停止状態から上へ累増した時に比
較を行い、そして該放熱ファンの回転速度がプリセット
回転速度値よりも大きい時に対応する入力電力値を前記
記憶装置に記録して起動電力値とするステップを実行す
る回転速度比較器とを備えてなり、又は第２のケースに
おいて学習ステップ、すなわち設定時間ごとに、前記放
熱ファンの入力値を回転状態から下へ累減した時に比較
を行い、そして該放熱ファンの回転速度がプリセット回
転速度値よりも小さい時に対応する入力電力値を前記記
憶装置に記録して停止電力値とするステップを実行する
回転速度比較器とを備えてなるように構成されていても
よい。
制御装置は、熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に適
用され、前記電子装置の動作温度を計測するための温度
センサと、該温度センサに電気的に接続され、プリセッ
ト時間ごとにプリセット目標温度値と前記動作温度とを
比較し、該動作温度が該プリセット目標温度値にプリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値からプリセット誤差許容値を減算した値よ
りも小さい場合には回転速度累減信号を発信する比較器
と、前記比較器と前記放熱ファンとに電気的に接続さ
れ、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の
誘発に応じて、該放熱ファンに供給される入力電力値を
累増又は累減することにより該放熱ファンの回転速度を
制御するように構成された電気エネルギー供給器とを備
えている放熱ファンの回転速度の制御装置であって、前
記プリセット目標温度値及び前記プリセット誤差許容値
を入力して記憶する記憶装置を備え、以下二つのケース
のうちの一つを含み、そのうち、第１のケースにおいて
学習ステップ、すなわち設定時間ごとに、前記放熱ファ
ンの入力電力値を回転停止状態から上へ累増した時に比
較を行い、そして該放熱ファンの回転速度がプリセット
回転速度値よりも大きい時に対応する入力電力値を前記
記憶装置に記録して起動電力値とするステップを実行す
る回転速度比較器とを備えてなり、又は第２のケースに
おいて学習ステップ、すなわち設定時間ごとに、前記放
熱ファンの入力値を回転状態から下へ累減した時に比較
を行い、そして該放熱ファンの回転速度がプリセット回
転速度値よりも小さい時に対応する入力電力値を前記記
憶装置に記録して停止電力値とするステップを実行する
回転速度比較器とを備えてなるように構成されていても
よい。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】削除
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】前記電気エネルギー供給器は前記放熱ファ
ンに供給する入力電圧のデューティサイクルの大きさを
変えて該放熱ファンの回転速度を変えるパルス幅変調制
御電圧供給器であり、このパルス幅変調制御電圧供給器
は設定時間の値を記憶する時間レジスタと、前記比較器
と前記時間レジスタとに電気的に接続され、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて前
記設定時間ごとに一回の調整を行って、出力されたディ
ジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大きさ
を上へプリセット固定比例値ずつ累増するか、又は下へ
プリセット固定比例値ずつ累減するディジタルパルス幅
変調発生器と、このディジタルパルス幅変調発生器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、ディジタルパルス
幅変調信号に基づいて該放熱ファンに必要な電圧へと変
換して、該放熱ファンの回転速度を制御するように構成
された電圧変換回路とを備えていてもよい。
ンに供給する入力電圧のデューティサイクルの大きさを
変えて該放熱ファンの回転速度を変えるパルス幅変調制
御電圧供給器であり、このパルス幅変調制御電圧供給器
は設定時間の値を記憶する時間レジスタと、前記比較器
と前記時間レジスタとに電気的に接続され、前記回転速
度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて前
記設定時間ごとに一回の調整を行って、出力されたディ
ジタルパルス幅変調信号のデューティサイクルの大きさ
を上へプリセット固定比例値ずつ累増するか、又は下へ
プリセット固定比例値ずつ累減するディジタルパルス幅
変調発生器と、このディジタルパルス幅変調発生器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、ディジタルパルス
幅変調信号に基づいて該放熱ファンに必要な電圧へと変
換して、該放熱ファンの回転速度を制御するように構成
された電圧変換回路とを備えていてもよい。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】前記ディジタルパルス幅変調発生器は前記
比較器に電気的に接続され、前記回転速度累増信号又は
前記回転速度累減信号の誘発に応じて上又は下へカウン
トする上／下カウンタと、前記時間レジスタに電気的に
接続され、周期、及び該時間レジスタに記憶された設定
時間の大きさに正比例するクロック信号の誘発に応じて
前方向へ循環カウントする循環カウンタと、前記上／下
カウンタと前記循環カウンタとに電気的に接続され、該
上／下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウン
ト値よりも大きい場合には、出力されるディジタルパル
ス幅変調信号をハイステート電圧に保持し、そして上／
下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウント値
に等しいか又はそれより小さい場合には、出力されるデ
ィジタルパルス幅変調信号をローステート電圧に保持す
るディジタル比較器とを備えていてもよい。
比較器に電気的に接続され、前記回転速度累増信号又は
前記回転速度累減信号の誘発に応じて上又は下へカウン
トする上／下カウンタと、前記時間レジスタに電気的に
接続され、周期、及び該時間レジスタに記憶された設定
時間の大きさに正比例するクロック信号の誘発に応じて
前方向へ循環カウントする循環カウンタと、前記上／下
カウンタと前記循環カウンタとに電気的に接続され、該
上／下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウン
ト値よりも大きい場合には、出力されるディジタルパル
ス幅変調信号をハイステート電圧に保持し、そして上／
下カウンタのカウント値が該循環カウンタのカウント値
に等しいか又はそれより小さい場合には、出力されるデ
ィジタルパルス幅変調信号をローステート電圧に保持す
るディジタル比較器とを備えていてもよい。
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１５】前記電気エネルギー供給器は、前記放熱フ
ァンに供給される入力電圧のレベルの大きさを変えて該
放熱ファンの回転速度を変えるレベル調整電圧供給器で
あり、該レベル調整電圧供給器は、設定時間の値を記憶
する時間レジスタと、該時間レジスタと前記比較器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、前記回転速度累増
信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記設
定時間ごとに一回の調整を行って、該放熱ファンに出力
されるアナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット
固定値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定値ずつ
累減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル
／アナログ変換器とを備えていてもよい。
ァンに供給される入力電圧のレベルの大きさを変えて該
放熱ファンの回転速度を変えるレベル調整電圧供給器で
あり、該レベル調整電圧供給器は、設定時間の値を記憶
する時間レジスタと、該時間レジスタと前記比較器と前
記放熱ファンとに電気的に接続され、前記回転速度累増
信号又は前記回転速度累減信号の誘発に応じて、前記設
定時間ごとに一回の調整を行って、該放熱ファンに出力
されるアナログ電圧のレベルの大きさを上へプリセット
固定値ずつ累増するか、又は下へプリセット固定値ずつ
累減して該放熱ファンの回転速度を制御するディジタル
／アナログ変換器とを備えていてもよい。
【手続補正１０】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１６】或いは本発明の放熱ファンの回転速度の制
御方法は、パーソナルコンピュータにおける放熱ファン
に適用され、プリセット目標温度値及びプリセット誤差
許容値を設定するステップと、前記パーソナルコンピュ
ータの動作温度を計測するステップと、プリセット時間
ごとに前記プリセット目標温度値と前記動作温度とを比
較し、該動作温度が該プリセット目標温度値に該プリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値から該プリセット誤差許容値を減算した値
よりも小さい場合には回転速度累減信号を発信するステ
ップと、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信
号の誘発に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電
力値を累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御
するステップとを包含している放熱ファンの回転速度の
制御方法であって、以下２組の学習ステップのうちの１
組を含み、そのうちの第１組の学習ステップにおいて、
該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転停止
状態から上へ累増するステップと、該放熱ファンの回転
速度を検出するステップと、この放熱ファンの回転速度
がプリセット回転速度値よりも大きい時は、対応する入
力電力値が起動電力値であることを記録するステップと
を包含し、又はそのうちの第２組の学習ステップにおい
て該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転状
態から下へ累減するステップと、該放熱ファンの回転速
度を検出するステップと、この放熱ファンの回転速度が
プリセット回転速度値よりも小さい場合には対応する入
力電力値が停止電力値であることを記録するステップと
を包含していてもよい。
御方法は、パーソナルコンピュータにおける放熱ファン
に適用され、プリセット目標温度値及びプリセット誤差
許容値を設定するステップと、前記パーソナルコンピュ
ータの動作温度を計測するステップと、プリセット時間
ごとに前記プリセット目標温度値と前記動作温度とを比
較し、該動作温度が該プリセット目標温度値に該プリセ
ット誤差許容値を加算した値よりも大きい場合には回転
速度累増信号を発信し、反対に該動作温度が該プリセッ
ト目標温度値から該プリセット誤差許容値を減算した値
よりも小さい場合には回転速度累減信号を発信するステ
ップと、前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信
号の誘発に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電
力値を累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御
するステップとを包含している放熱ファンの回転速度の
制御方法であって、以下２組の学習ステップのうちの１
組を含み、そのうちの第１組の学習ステップにおいて、
該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転停止
状態から上へ累増するステップと、該放熱ファンの回転
速度を検出するステップと、この放熱ファンの回転速度
がプリセット回転速度値よりも大きい時は、対応する入
力電力値が起動電力値であることを記録するステップと
を包含し、又はそのうちの第２組の学習ステップにおい
て該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転状
態から下へ累減するステップと、該放熱ファンの回転速
度を検出するステップと、この放熱ファンの回転速度が
プリセット回転速度値よりも小さい場合には対応する入
力電力値が停止電力値であることを記録するステップと
を包含していてもよい。
Claims (12)
- 【請求項１】 熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に
適用される放熱ファンの回転速度の制御方法であって、 プリセット目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定
するステップと、 前記電子装置の動作温度を計測するステップと、 プリセット時間ごとに前記プリセット目標温度値と前記
動作温度との比較を行い、該動作温度が前記プリセット
目標温度値に前記プリセット誤差許容値を加算した値よ
りも大きい場合には回転速度累増信号を発信し、反対に
該動作温度が該プリセット目標温度値から該プリセット
誤差許容値を減算した値よりも小さい場合には回転速度
累減信号を発信するステップと、 前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発
に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電力値を所
定の値だけ累増又は累減して該放熱ファンの回転速度を
制御するステップと、を包含することを特徴とする放熱
ファンの回転速度の制御方法。 - 【請求項２】 学習ステップをさらに包含し、該学習ス
テップは、 設定時間ごとに、前記放熱ファンへの入力電力値を回転
停止状態から上へ累増するステップと、 前記放熱ファンの回転速度を検出するステップと、 前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値より
も大きい場合には、対応する入力電力値が起動電力値で
あることを記録するステップと、を包含することを特徴
とする請求項１記載の放熱ファンの回転速度の制御方
法。 - 【請求項３】 学習ステップをさらに包含し、該学習ス
テップは、 設定時間ごとに、前記放熱ファンへの入力電力値を回転
状態から下へ累減するステップと、 前記放熱ファンの回転速度を検出するステップと、 前記放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値より
も小さい場合には、対応する入力電力値が停止電力値で
あることを記録するステップと、 を包含することを特徴とする請求項１記載の放熱ファン
の回転速度の制御方法。 - 【請求項４】 前記入力電力値を所定の値だけ累増又は
累減して該放熱ファンの回転速度を制御するステップ
は、該放熱ファンに供給される入力電圧のデューティサ
イクルの大きさ又は入力電圧のレベルの大きさを変える
ステップを包含し、前記熱源及び放熱ファンを備えた電
子装置はパーソナルコンピュータであることを特徴とす
る請求項１、２又は３に記載の放熱ファンの回転速度の
制御方法。 - 【請求項５】 熱源及び放熱ファンを備えた電子装置に
適用される放熱ファンの回転速度の制御装置であって、 前記電子装置の動作温度を計測するための温度センサ
と、 該温度センサに電気的に接続され、プリセット時間ごと
にプリセット目標温度値と前記動作温度とを比較し、該
動作温度が該プリセット目標温度値にプリセット誤差許
容値を加算した値よりも大きい場合には回転速度累増信
号を発信し、反対に該動作温度が該プリセット目標温度
値からプリセット誤差許容値を減算した値よりも小さい
場合には回転速度累減信号を発信する比較器と、 前記比較器と前記放熱ファンとに電気的に接続され、前
記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発に
応じて、該放熱ファンに供給される入力電力値を累増又
は累減することにより該放熱ファンの回転速度を制御す
るように構成された電気エネルギー供給器と、を備えて
なることを特徴とする放熱ファンの回転速度の制御装
置。 - 【請求項６】 前記放熱ファンの回転速度の制御装置
は、さらに以下二つのケースのうちの一つを含み、その
うち、第１のケースにおいて前記プリセット目標温度値
及び前記プリセット誤差許容値を入力して記憶する記憶
装置と、 学習ステップ、すなわち設定時間ごとに、前記放熱ファ
ンの入力電力値を回転停止状態から上へ累増した時に比
較を行い、そして該放熱ファンの回転速度がプリセット
回転速度値よりも大きい時に対応する入力電力値を前記
記憶装置に記録して起動電力値とするステップを実行す
る回転速度比較器と、を備えてなり、 又は第２のケースにおいて学習ステップ、すなわち設定
時間ごとに、前記放熱ファンの入力値を回転状態から下
へ累減した時に比較を行い、そして該放熱ファンの回転
速度がプリセット回転速度値よりも小さい時に対応する
入力電力値を前記記憶装置に記録して停止電力値とする
ステップを実行する回転速度比較器を備えてなる、請求
項５記載の放熱ファンの回転速度の制御装置。 - 【請求項７】 前記電気エネルギー供給器は前記放熱フ
ァンに供給する入力電圧のデューティサイクルの大きさ
を変えて該放熱ファンの回転速度を変えるパルス幅変調
制御電圧供給器であり、このパルス幅変調制御電圧供給
器は設定時間の値を記憶する時間レジスタと、 前記比較器と前記時間レジスタとに電気的に接続され、
前記回転速度累増信号又は前記回転速度累増信号の誘発
に応じて前記設定時間ごとに一回の調整を行って、出力
されたディジタルパルス幅変調信号のデューティサイク
ルの大きさを上へプリセット固定比例値ずつ累増する
か、又は下へプリセット固定比例値ずつ累減するディジ
タルパルス幅変調発生器と、 このディジタルパルス幅変調発生器と前記放熱ファンと
に電気的に接続され、ディジタルパルス幅変調信号に基
づいて該放熱ファンに必要な電圧へと変換して、該放熱
ファンの回転速度を制御するように構成された電圧変換
回路と、を備えてなることを特徴とする請求項５記載の
放熱ファンの回転速度の制御装置。 - 【請求項８】 前記ディジタルパルス幅変調発生器は前
記比較器に電気的に接続され、前記回転速度累増信号又
は前記回転速度累増信号の誘発に応じて上又は下へカウ
ントする上／下カウンタと、 前記時間レジスタに電気的に接続され、周期、及び該時
間レジスタに記憶された設定時間の大きさに正比例する
クロック信号の誘発に応じて前方向へ循環カウントする
循環カウンタと、 前記上／下カウンタと前記循環カウンタとに電気的に接
続され、該上／下カウンタのカウント値が該循環カウン
タのカウント値よりも大きい場合には、出力されるディ
ジタルパルス幅変調信号をハイステート電圧に保持し、
そして上／下カウンタのカウント値が該循環カウンタの
カウント値に等しいか又はそれより小さい場合には、出
力されるディジタルパルス幅変調信号をローステート電
圧に保持するディジタル比較器と、を備えてなることを
特徴とする請求項７記載の放熱ファンの回転速度の制御
装置。 - 【請求項９】 前記電気エネルギー供給器は、前記放熱
ファンに供給される入力電圧のレベルの大きさを変えて
該放熱ファンの回転速度を変えるレベル調整電圧供給器
であり、該レベル調整電圧供給器は設定時間の値を記憶
する時間レジスタと、 該時間レジスタと前記比較器と前記放熱ファンとに電気
的に接続され、前記回転速度累増信号又は前記回転速度
累減信号の誘発に応じて、前記設定時間ごとに一回の調
整を行って、該放熱ファンに出力されるアナログ電圧の
レベルの大きさを上へプリセット固定値ずつ累増する
か、又は下へプリセット固定値ずつ累減して該放熱ファ
ンの回転速度を制御するディジタル／アナログ変換器
と、を備えてなることを特徴とする請求項５記載の放熱
ファンの回転速度の制御装置。 - 【請求項１０】 パーソナルコンピュータにおける放熱
ファンに適用される放熱ファンの回転速度の制御方法で
あって、 プリセット目標温度値及びプリセット誤差許容値を設定
するステップと、 前記パーソナルコンピュータの動作温度を計測するステ
ップと、 プリセット時間ごとに前記プリセット目標温度値と前記
動作温度とを比較し、該動作温度が該プリセット目標温
度値に該プリセット誤差許容値を加算した値よりも大き
い場合には回転速度累増信号を発信し、反対に該動作温
度が該プリセット目標温度値から該プリセット誤差許容
値を減算した値よりも小さい場合には回転速度累減信号
を発信するステップと、 前記回転速度累増信号又は前記回転速度累減信号の誘発
に応じて、前記放熱ファンに供給される入力電力値を累
増又は累減して該放熱ファンの回転速度を制御するステ
ップと、を備えてなることを特徴とする放熱ファンの回
転速度の制御方法。 - 【請求項１１】 前記放熱ファンの回転速度の制御方法
はさらに以下２組の学習ステップのうちの１組を含み、
そのうちの第１組の学習ステップにおいて、 該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転停止
状態から上へ累増するステップと、 該放熱ファンの回転速度を検出するステップと、 この放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値より
も大きい時は、対応する入力電力値が起動電力値である
ことを記録するステップと、を備えてなり、 又はそのうちの第２組の学習ステップにおいて、 該放熱ファンの入力電力値を、設定時間ごとに回転状態
から下へ累減するステップと、 該放熱ファンの回転速度を検出するステップと、 この放熱ファンの回転速度がプリセット回転速度値より
も小さい場合には対応する入力電力値が停止電力値であ
ることを記録するステップと、を備えてなることを特徴
とする請求項１０記載の放熱ファンの回転速度の制御方
法。 - 【請求項１２】 入力電力値を累増又は累減して前記放
熱ファンの回転速度を制御するステップは、該放熱ファ
ンに供給された入力電圧のデューティサイクルの大きさ
又は入力電圧のレベルの大きさを変えるステップを包含
することを特徴とする請求項１０記載の放熱ファンの回
転速度の制御方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| TW88112247 | 1999-07-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=21641564
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6390379B1 (ja) |
| JP (1) | JP3172792B2 (ja) |
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