JP2914366B2 - ファン回転制御回路およびファン回転制御方法 - Google Patents

ファン回転制御回路およびファン回転制御方法

Info

Publication number
JP2914366B2
JP2914366B2 JP32112297A JP32112297A JP2914366B2 JP 2914366 B2 JP2914366 B2 JP 2914366B2 JP 32112297 A JP32112297 A JP 32112297A JP 32112297 A JP32112297 A JP 32112297A JP 2914366 B2 JP2914366 B2 JP 2914366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
pulses
rotation
pulse signal
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32112297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11163570A (ja
Inventor
智巳 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP32112297A priority Critical patent/JP2914366B2/ja
Publication of JPH11163570A publication Critical patent/JPH11163570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2914366B2 publication Critical patent/JP2914366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファン制御方式
に関し、特に電源および電子装置に用いる冷却用ファン
の回転数を常時一定に保つファン回転制御回路およびフ
ァン回転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電源および電子装置、特に半導体素子を
用いた電子装置自体の発熱による温度上昇を抑制するた
めの手段として、冷却用ファンを設けて装置等を冷却す
るシステムが採用されており、従来の電子装置等の冷却
用ファンによる冷却装置では、冷却ファンを一定の回転
数により回転して、電子装置等の内部の冷却を行ってい
る。しかし、電源および電子装置に用いる冷却用ファン
は、寿命期には内部のグリース等が劣化して回転数が低
下する。従来技術では、回転数センサを有するファンに
より回転数の低下を検出してアラームを発生することが
行われている。また、特開平2−108896号公報で
は、回転数の低下を検出してファンの寿命を検出するこ
とが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように電源お
よび電子装置に用いる冷却用ファンは、時間が経過する
につれて、内部のグリースが劣化して、回転数が低下す
る。回転数が低下すれば装置の内部温度が上昇して、半
導体などの素子が破損する危険性が高まる。装置保証寿
命とファンの寿命を満足させ、なおかつ、寿命期におい
ても信頼性を高めるためには、初期のファンの回転数を
上げておけばよいが、騒音などの問題があるため、極端
に上げておくことはできない。
【0004】この発明の目的は、ファンの回転数を常時
一定に保つことでファンの寿命を延長させることができ
るファン回転制御回路およびファン回転制御方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、回転数セン
サ付きファンと、回転センサ付きファンからのパルス信
号のパルス数を計数して予め規定したパルス数と比較す
るパルス信号検出回路と、パルス数が予め規定した値を
下回った場合には、パルス信号検出回路からの信号に応
じてアナログ信号を1ステップずつ変化させて出力する
D/Aコンバータと、D/Aコンバータから出力された
前記アナログ信号に応じて前記回転センサ付きファンの
電源電圧を上昇させる電源電圧調整回路とを備え、 前記
回転センサ付きファンの回転数を常時一定に保つことを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0007】図1は、本発明のファン回転制御回路の実
施の形態を示す回路図である。図1に示すファン回転制
御回路は、回転数センサ付きファン1と、パルス信号検
出回路2と、D/Aコンバータ8と、電源電圧調整回路
4とにより構成されている。
【0008】パルス信号検出回路2は、クロック5とカ
ウンタ6と比較演算回路7とにより構成されている。パ
ルス信号検出回路2内のカウンタ6は、クロック5から
のクロック信号が入るタイミングで、回転数センサ付き
ファン1からのパルス信号3のパルス数を計数する。計
数したパルス数が予め規定したパルス数を下回った場
合、比較演算回路7は、D/Aコンバータ8に信号を送
信する。D/Aコンバータ8は、比較演算回路7から受
信した信号によりD/Aコンバータ8からのアナログ出
力を1ステップづつ変化させる機能を有する。
【0009】電源電圧調整回路4は、誤差増幅器9とト
ランジスタ10と基準電圧源11で構成されるシリーズ
レギュレータで実現できる。電源電圧調整回路4は、D
/Aコンバータ8の出力に応じ、回転数センサ付きファ
ン1の電源電圧VDDを制御することができる。
【0010】次に、図1のファン回転制御回路の動作に
ついて、図2および図3を参照して詳細に説明する。図
2は、ファン稼働時間とファン回転数の関係を示す図で
あり、図3は、回転数パルスとD/Aコンバータ出力と
ファン電源電圧との関係を示すタイムチャートである。
【0011】回転数センサ付きファン1からは、回転数
に対応したパルス信号3が送信される。このパルス信号
3は、図2に示すように回転数に比例してパルス周期T
が変化する信号で、例えば、回転数センサ付きファン1
が初期状態の時に、ある期間Tに3回転すれば、図2の
Aのように3パルス出力され、また、寿命期になり回転
数が低下し始め、同じ期間Tに1回転しかしなくなれ
ば、図2のBのように1パルスのみしか出力されなくな
る。このように回転数に対応して、ある一定期間のパル
ス数すなわちパルス周期が変化する。
【0012】このパルス信号3を図1に示すように、パ
ルス信号検出回路2内のカウンタ6により、ある期間の
パルス数を計数する。比較演算回路7では、カウンタ6
で計数したパルス数がある規定値(例えば、図3の期間
Aに示すパルス)を下回った場合(図3の期間B)に、
図3に示すようにD/Aコンバータ8からのアナログ出
力を1ステップ下降させる信号を送信する。
【0013】D/Aコンバータ8からのアナログ信号が
低下した場合、電源電圧調整回路4内の誤差増幅器9の
出力が低下し、トランジスタ10のエミッタ−コレクタ
間電圧VCEが低下することにより、図3に示すように回
転数センサ付きファン1の電源電圧VDDが上昇する。電
源電圧VDDが上昇すると、回転数センサ付きファン1の
回転数が増加(図3の期間C)する。
【0014】この一連の動作は、回転数センサ付きファ
ン1の回転数、すなわちパルス数が上述の規定値に達す
るまで(図3の期間D)繰り返す。上述の規定値の設定
は、装置の冷却に必要なファンの回転数が得られるよう
に設定する。この時、必要な電源電圧VDDは、基準電圧
11またはD/Aコンバータ8の設定による。また、フ
ァンの回転数を厳密に調整するには、D/Aコンバータ
8の分解能を大きくすればよい。
【0015】なお、この回路においては、回転数センサ
付きファン1の回転数を装置の冷却に必要な回転数より
も十分に早い回転数が得られるものを使用し、初期状態
においては回転数センサ付きファン1は、騒音を抑える
ため、予め電源電圧VDDを低く設定して回転数を抑えて
使用する。回転数センサ付きファン1の稼働年数が経過
して回転数が低下した時点で、自動的に電源電圧VDD
上昇させて、回転数センサ付きファン1の回転数を一定
に保つように制御する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、電源フ
ァンの回転を初期には抑えて使用し、寿命期に回転数の
低下を自動的に検出する機能を備えているので、騒音お
よび消費電流を抑えながらも、寿命期にファンの回転数
の低下を自動的に検出して、回転数の低下を抑制するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファン回転制御回路の実施の形態を示
す回路図である。
【図2】ファン稼働時間とファン回転数の関係を示す図
である。
【図3】回転数パルスとD/Aコンバータ出力とファン
電源電圧との関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 回転センサ付きファン 2 パルス信号検出回路 3 パルス信号 4 電源電圧調整回路 5 クロック 6 カウンタ 7 比較演算回路 8 D/Aコンバータ 9 誤差増幅器 10 トランジスタ 11 基準電圧源

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転数センサ付きファンと、 回転センサ付きファンからのパルス信号のパルス数を計
    数して予め規定したパルス数と比較するパルス信号検出
    回路と、 パルス数が予め規定した値を下回った場合には、パルス
    信号検出回路からの信号に応じてアナログ信号を1ステ
    ップずつ変化させて出力するD/Aコンバータと、 D/Aコンバータから出力された前記アナログ信号に応
    じて前記回転センサ付きファンの電源電圧を上昇させる
    電源電圧調整回路とを備え、 前記回転センサ付きファンの回転数を常時一定に保つこ
    とを特徴とするファン回転制御回路。
  2. 【請求項2】前記パルス信号検出回路が、 回転センサ付きファンからのパルス信号のパルス数を計
    数するカウンタと、 計数したパルス数をあらかじめ規定したパルス数と比較
    する比較演算回路と、を備えることを特徴とする請求項
    1記載のファン回転制御回路。
  3. 【請求項3】前記パルス信号が、回転数に比例してパル
    ス周期が変化する信号であることを特徴とする請求項1
    または2記載のファン回転制御回路。
  4. 【請求項4】回転数センサ付きファンから回転数に対応
    したパルス信号を送信し、 このパルス信号をカウンタにより計数し、 計数したパルス数を予め規定したパルス数と比較し、 パルス数が予め規定した値を下回った場合には、D/A
    コンバータから出力されるアナログ信号を1ステップず
    つ変化させ、 D/Aコンバータから出力されるアナログ信号に応じて
    電源電圧調整回路により回転数センサ付きファンの電源
    電圧を上昇させ、 回転数センサ付きファンの回転数を増加させ、 前記回転センサ付きファンの回転数を常時一定に保つこ
    とを特徴とするファン回転制御方法。
  5. 【請求項5】前記パルス信号が、回転数に比例してパル
    ス周期が変化する信号であることを特徴とする請求項4
    記載のファン回転制御方法。
JP32112297A 1997-11-21 1997-11-21 ファン回転制御回路およびファン回転制御方法 Expired - Lifetime JP2914366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32112297A JP2914366B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 ファン回転制御回路およびファン回転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32112297A JP2914366B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 ファン回転制御回路およびファン回転制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11163570A JPH11163570A (ja) 1999-06-18
JP2914366B2 true JP2914366B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=18129066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32112297A Expired - Lifetime JP2914366B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 ファン回転制御回路およびファン回転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2914366B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6016522B2 (ja) * 2012-08-22 2016-10-26 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11163570A (ja) 1999-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6390379B1 (en) Method and device for controlling revolving speed of heat-dissipating fan
EP0534447B1 (en) D.C. fan control circuit for linearly variable cooling
US7151349B1 (en) Fan speed control
JP2006300069A (ja) ファン制御装置及びその方法
JPH05292798A (ja) ロータ速度信号に依存するレートで発電機フィールドコイル駆動を変化させる電圧調整回路
US6380704B1 (en) Fan linear speed controller
US5323287A (en) Protective device for electric motors
US5731674A (en) Motor with variable edge steepness
JPH0150138B2 (ja)
US7667512B2 (en) Duty cycle comparator
JPS6158783A (ja) 印字装置
JP2914366B2 (ja) ファン回転制御回路およびファン回転制御方法
JP2885940B2 (ja) ファンの制御方法及び回路装置
MXPA06007551A (es) Aparato y metodo para controlar la temperatura.
US10897221B2 (en) Motor control circuit and motor controller
JPS61173066A (ja) 発熱機器の冷却用フアン制御装置
JP2569915B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2002199787A (ja) 送風機の冷却風量調整装置
JPS6042624A (ja) 温度検出回路
JPH11161378A (ja) Cpu温度制御回路
JPH0710405Y2 (ja) 冷却用送風機の制御回路
JPS58186998A (ja) 電子機器の負荷温度調節装置
JPH06127005A (ja) サーマルヘッド
JP3263556B2 (ja) 駆動回路
JPH0223408A (ja) 冷却用ファンの回転制御方式