JP2001042061A - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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JP2001042061A
JP2001042061A JP21295299A JP21295299A JP2001042061A JP 2001042061 A JP2001042061 A JP 2001042061A JP 21295299 A JP21295299 A JP 21295299A JP 21295299 A JP21295299 A JP 21295299A JP 2001042061 A JP2001042061 A JP 2001042061A
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俊一 幕田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指針位置を精度高く検出することができ、姿勢
差等が安定してから位置を決定でき、指針位置のずれを
防止できる時計装置を提供する 【解決手段】帰零動作時に、(1)最初に分針202お
よび時針203とも同時に早送りして後述する接点スイ
ッチ116,126がオンになる位置を検出し、(2)
次に、分針202のみ(1)で検出した位置から360
°目の少し手前(たとえば6ステップ前)までモータパ
ルスPL1とPL2を出力して早送りし、その後は低速
で1ステップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ11
6がオンになる位置を再度検出し、これを複数回繰り返
し、最後に接点スイッチ116がオンになる位置から1
ステップ以上送った位置で停止させ、(3)次に、時針
203について、上記(2)と同様の動作を行う制御回
路14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正転および逆転可
能なパルスモータを用いて時針および分針を各々個別に
駆動するたとえば電波信号を受けて時刻修正を行う電波
修正時計等の時計装置に係り、特に正時等の原点サーチ
を行う回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電波修正時計は、たとえば日本標準時を
高精度で伝える長波(40kHz)の標準電波を受信
し、受信信号に基づいて、いわゆる帰零などを行う機能
を有している。そして、帰零の際、指針の位置を正確に
正時に合わせるなどのため、指針位置検出装置が設けら
れている。
【0003】この種の電波修正時計は、標準電波を受信
する受信系回路と、受信信号に基づいて指針駆動系を駆
動して時刻修正を行う制御回路とを内蔵しており、時刻
修正モードとしては、たとえば初期状態で時刻データの
無い初期修正モードと通常修正モードを有している。
【0004】初期修正モードにおいては、たとえば電波
修正時計を購入し、屋内の所定の箇所に載置するに際
し、まず時計の所定の位置に電池が挿入されセットされ
る。次に、初期の針合わせとして、指針位置検出並びに
帰零動作が行われる。帰零動作が完了すると、受信回路
による標準電波の受信が開始され、この受信電波が制御
回路に入力される。
【0005】制御回路では、入力した受信電波に基づい
て時刻へのデコード動作が行われる。デコードの結果、
時刻化が可能である場合には、指針位置がデコードした
時刻コードに応じた位置に修正され、初期修正モードが
終了し、通常修正モードへ移行する。
【0006】一方、時刻化が不可能である場合には指針
位置の修正が行われず、その旨が、たとえば時計本体に
設けられた報知手段としてのLED等を点灯させて、ユ
ーザーに報知される。
【0007】通常修正モードでは、初期修正モードで指
針位置の修正を行った後、指針位置が受信した電波信号
の時刻コードに応じた位置に修正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した電
波修正時計の場合、指針により時刻を表示するアナログ
表示機能のみを有しているが、このアナログ電波修正時
計には、秒針、分針、時針のいわゆるアナログ3針の電
波修正時計の他に、分針および時針のアナログ2針の電
波修正時計がある。
【0009】このアナログ2針の電波修正時計において
は、文字盤の裏面側にバネ接点を有する接点スイッチが
配置されており、起動時にはこの接点スイッチと時
(分)針車に設けられた原点指標部との協働により原点
位置を検出し、時(分)針軸の回転基準位置を定める原
点サーチを行うための指針位置検出回路が設けられてい
る。
【0010】この指針位置検出回路の原点サーチでは、
分針用ステッピングモータおよび時針用ステッピングモ
ータの両モータを、図15(a),(b)に示すような
モータパルスにより高速回転させて行っている。
【0011】ところが、上述した従来の指針位置検出回
路では、できるだけ短時間で位置検出を行うために2つ
のモータを高速で回転させていることから、ムーブメン
トのばらつきによって、図15に示すように、モータパ
ルスのオフ区間を過ぎてから、接点スイッチがオンとな
り、次のモータパルス出力後に接点入力を検出する場合
があり、その結果、停止位置が1〜数ステップ分ずれる
ことがある。これを避けるために、オフ区間を十分長く
してモータを低速で回転させると、指針位置検出に時間
がかかり過ぎる欠点がある。
【0012】また、分針用ステッピングモータおよび時
針用ステッピングモータの両モータを同時に回転させる
ために、パイプの摩擦等で互いに影響を受けることがあ
る。さらに、姿勢差等が安定する前に位置を決定してし
まう。さらにまた、接点スイッチがオンする位置が不安
定で、指針位置がずれやすい等の不利益がある。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、指針位置を精度高く検出するこ
とができ、姿勢差等が安定してから位置を決定でき、指
針位置のずれを防止できる時計装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ステッピングモータを含む分針駆動系お
よび時針駆動系を有し、時刻修正時、上記分針駆動系お
よび時針駆動系をパルス駆動して帰零動作を行う時計装
置であって、分針車に設けられた第1の原点指標部と、
時針車に設けられた第2の原点指標部と、上記分針車の
第1の原点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を
出力する第1の原点検出手段と、上記時針車の第2の原
点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を出力する
第2の原点検出手段と、時刻修正指示を受けると、上記
分針駆動系および時針駆動系を早送りして上記第1およ
び第2の原点検出手段による検出信号が入力される位置
を検出する第1の処理と、次に上記分針駆動系のみ上記
検出位置から1回転する手前までパルス信号により早送
りし、その後は早送り時より低速で回転させ、上記第1
の原点検出手段による検出信号が入力される位置を検出
する第2の処理と、次に、上記時針駆動系のみ上記検出
位置から1回転する手前までパルス信号により早送り
し、その後は早送り時より低速で回転させ、上記第2の
原点検出手段による検出信号が入力される位置を検出す
る第3の処理とを行う制御回路とを有する。
【0015】また、本発明では、上記制御回路は、上記
第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複
数回繰り返す。
【0016】また、本発明では、上記制御回路は、上記
第2処理および第3の処理をそれぞれ行った後、検出信
号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で上
記分針駆動系および時針駆動系を停止させる。
【0017】また、本発明では、上記制御回路は、上記
第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複
数回繰り返し、最後に検出信号が入力される位置から1
ステップ以上送った位置で上記分針駆動系および時針駆
動系をそれぞれ停止させる。
【0018】本発明によれば、時刻修正指示を受ける
と、制御回路では、まず、第1の処理において分針駆動
系および時針駆動系が早送りされ、第1および第2の原
点検出手段による検出信号が入力される位置が検出され
る。次に、第2の処理において、分針駆動系のみ第1の
処理の検出位置から1回転する手前までパルス信号によ
り早送りされ、その後は早送り時より低速でたとえば1
ステップずつ回転され、第1の原点検出手段による検出
信号が入力される位置が検出される。そして、たとえば
これが複数回繰り返され、最後に検出信号が入力される
位置から1ステップ以上送った位置で停止される。次
に、第3の処理において、時針駆動系のみ第1の処理の
検出位置から1回転する手前までパルス信号により早送
りされ、その後は早送り時より低速でたとえば1ステッ
プずつ回転され、第2の原点検出手段による検出信号が
入力される位置が検出される。そして、たとえばこれが
複数回繰り返され、最後に検出信号が入力される位置か
ら1ステップ以上送った位置で停止される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る時計装置とし
ての電波修正時計の信号処理系回路の一実施形態を示す
ブロック構成図、図2は本発明に係る2針電波修正時計
の指針位置検出装置の一実施形態の全体構成を示す断面
図、図3は本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検
出装置の要部の平面図である。
【0020】図1において、10は信号処理系回路、1
1は標準電波信号受信系、12はリセット/強制受信ス
イッチ、13は発振回路、14は制御回路、15はドラ
イブ回路、16は報知手段としての発光素子、17はバ
ッファ回路、18は波形整形回路、100は時計本体、
110は分針駆動系、120は時針駆動系、VCCは電源
電圧、C1 〜C3 はキャパシタ、R1 ,R2 は抵抗素子
をそれぞれ示している。
【0021】また、図4は時計本体100の外観を示す
図で、図中、201は文字盤、202は分針、203は
時針をそれぞれ示している。
【0022】標準電波信号受信系11は、アンテナ部1
1a、および受信回路11bにより構成されている。
【0023】受信回路11bは、たとえば受信用RFア
ンプ、検波回路、整流回路、積分回路を含み、アンテナ
部11aで形成された並列共振回路で受信された標準時
刻電波信号S1を、受信用RFアンプ、検波回路、整流
回路、積分回路を通して、図7(b)に示すような標準
時刻電波信号S1のベースバンド信号に変換してパルス
信号S11として制御回路14に入力させる。
【0024】なお、標準電波信号受信系11で受信され
る、日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の
標準電波は、図5(a)に示すような形態で送られてく
る。具体的には、「1」信号の場合には1秒(s)の間
に500ms(0.5s)だけ40kHzの信号が送ら
れ、「0」信号の場合には1秒(s)の間に800ms
(0.8s)だけ40kHzの信号が送られ、「P」信
号の場合には1秒(s)の間に200ms(0.2s)
だけ40kHzの信号が送られてくる。受信状態が良好
な場合には、長波受信回路11bからは図5(b)に示
すように、40kHzの有無に応じたパルス信号として
信号S11が制御回路14に出力される。
【0025】図6は、標準時刻電波信号の時刻コードの
一例を示している。現在の日本の長波標準電波は、郵政
省通信総合研究所(CRL)の運用のもとで、福島県よ
り送信されており、送信情報は、分・時・1月1日から
の積算日となっている。
【0026】時刻データの送信は、1bit/秒で1分
間を1フレームとしており、このフレーム内に前述した
分・時・1月1日からの積算日の情報がBCDコードで
提供されている。また送信されるデータは、0・1の他
にPコードというマーカーが含まれており、このPコー
ドは1フレームに数カ所あり、正分(0秒)、9秒、1
9秒、29秒、39秒、49秒、59秒に現れる。この
Pコードが続けて現れるのは1フレーム中1回で59
秒、0秒の時だけで、この続けて現れる位置が正分位置
となる。つまり分・時データなどの時刻データはこの正
分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているた
めこの正分位置の検出を行わないと時刻データを取り出
すことはできない。
【0027】次に、長波標準電波について説明する。
【0028】現在の標準電波は以前(実験局当時)の送
信データに加え、年下2桁、曜、分パリティ、時パリテ
ィ、サマータイム導入の際に使用予定である予備ビッ
ト、うるう秒が追加された(図6(a)参照)。また、
毎時15分、45分には電波の送信を中断する停波情報
も付加された(図6(b)参照)。以下にこれら新設さ
れた情報のうち、特に予備ビット、うるう秒情報、停波
情報について説明する。
【0029】予備ビットは表1に示される如く、SU
1、SU2を使用する。これらは将来の情報拡張のため
に用意されたものである。サマータイム情報でこのビッ
トが活用されるときは、SU1=SU2=0では「6日
以内に夏時間への変更無し」、SU1=1・SU2=0
では「6日以内に夏時間への変更有り」、SU1=0・
SU2=1では「夏時間実施中」、SU1=SU2=1
では「6日以内に夏時間終了」となるような情報形態と
なっている。夏時間への切り替わりについては日本では
まだサマータイムが導入されておらず、未だ不明の状態
であるが欧州のサマータイムの切り替わりを見ると、夜
中のうちに行っている場合が多い。
【0030】
【表1】
【0031】次にうるう秒は表2に示される如く、LS
1、LS2の2ビットを使用し、LS1=LS2=0で
は「1ヶ月以内にうるう秒の補正を行わない」、LS1
=1・LS2=0では「1ヶ月以内に負のうるう秒(削
除)あり」つまり1分間が59秒となり、LS=LS=
1では「1ヶ月以内に正のうるう秒(挿入)あり」つま
り1分間が61秒となるような情報形態となっている。
うるう秒の補正のタイミングは既に決められており、U
TC時刻の1月1日もしくは7月1日の直前に行われる
ことになっている。よって、日本時間(JTC)では1
月1日もしくは7月1日午前9:00直前に行われるこ
とになる。
【0032】
【表2】
【0033】停波情報は表3の(a)、(b)、(c)
に示される如く、ST1、ST2、ST3、ST4、S
T5、ST6を使用し、ST1・ST2・ST3で停波
開始予告、ST4で停波時間帯予告、ST5・ST6で
停波期間予告の停波情報を提供する。まず停波開始予告
について説明すると、ST1=ST2=ST3=0では
「停波予定無し」、ST1=ST2=0・ST3=1で
は「7日以内に停波」、ST1=0・ST2=1・ST
3=0では「3から6日以内に停波」、ST1=0・S
T2=ST3=1では「2日以内に停波」、ST1=1
・ST2=ST3=0では「24時間以内に停波」、S
T1=1・ST2=0・ST3=1では「12時間以内
に停波」、ST1=ST2=1・ST3=0では「2時
間以内に停波」となっている。次に停波時間帯予告は、
ST4=1では「昼間のみ」、ST4=0では「終日、
または停波予定無し」である。次に停波期間予告は、S
T5=ST6=0では「停波予定無し」、ST5=0・
ST6=1では「7日以上停波、または期間不明」、S
T5=1・ST6=0では「2から6日以内で停波。S
T5=ST6=1では「2日未満で停波」となってい
る。
【0034】
【表3】
【0035】以上、郵政省通信総合研究所(CRL)が
運用管理している長波の標準時刻情報を含む電波による
送信情報については詳述した如く、標準時刻情報以外に
予備ビットによる情報、うるう秒情報、停波情報も送信
情報に含まれる。
【0036】リセット/強制受信スイッチ12は、制御
回路14の各種状態を初期状態に戻すときにオンにされ
る。このリセット/強制受信スイッチ12がオンされた
とき、または図示しない電池をセットしたときに本電波
修正時計は、たとえば標準時刻電波信号を強制的に受信
して修正を行う修正モードになる。
【0037】発振回路13は、水晶発振器CRYおよび
キャパシタC2 ,C3 により構成され、所定周波数の基
本クロックを制御回路14に供給する。
【0038】制御回路14は、図示しない分針カウン
タ、モータパルスカウンタ、標準分カウンタ等を有して
おり、標準電波信号受信系11によるパルス信号S11
を受けて、受信した標準電波信号の受信状態があらかじ
め決められた基準範囲と比較し、受信状態が基準範囲内
にある場合には、制御信号CTL1,CTL2 をバッファ
17を介して、分針用のステッピングモータ111およ
び時針用のステッピングモータ121に出力するととも
に、波形整形回路18の出力信号S18a,S18bを
入力して指針位置の初期設定をし、受信状態が基準範囲
内にない場合には、制御信号CTL1,CTL2 を出力せ
ずに、ドライブ信号DR1 をドライブ回路15に出力し
て、報知手段としての発光素子16を発光させてユーザ
ーに電波受信がほとんどできない旨を報知させる。
【0039】また、受信状態が基準範囲内にある場合に
指針位置を検出した後、受信した電波信号をデコード
し、デコードの結果、時刻化が可能である場合には、発
振回路13による基本クロックに基づいて各種カウンタ
のカウント制御等を行い、制御信号CTL1,CTL2
バッファ17を介して分針用のステッピングモータ11
1および時針用のステッピングモータ121に出力して
回転制御を行うことにより時刻修正制御を行う。一方、
デコードの結果、時刻化が不可能である場合には、制御
信号CTL1,CTL2 を出力せずに、ドライブ信号DR
1 をドライブ回路15に出力して、報知手段としての発
光素子16を発光させてユーザーに電波受信が良好でな
い旨を報知させる。これにより、初期修正モードの動作
を完了させる。
【0040】また、制御回路14は、初期修正モードの
動作を完了させた後、通常修正モードの制御を行う。通
常修正モードにおいては、初期修正モード時の帰零動作
後と同様の動作を行う。具体的には、受信した電波信号
をデコードし、デコードの結果、時刻化が可能である場
合には、発振回路13による基本クロックに基づいて各
種カウンタのカウント制御等を行い、制御信号CTL1,
CTL2 をバッファ17を介して分針用のステッピング
モータ111および時針用のステッピングモータ121
に出力して回転制御を行うことにより時刻修正制御を行
う。一方、デコードの結果、時刻化が不可能である場合
には、制御信号CTL1,CTL2 を出力せずに、ドライ
ブ信号DR1 をドライブ回路15に出力して、報知手段
としての発光ダイオード16を発光させてユーザーに電
波受信が良好でない旨を報知させる。
【0041】なお、帰零動作時に制御回路14から出力
される制御信号CTL1 ,CTL2は、図7に示すよう
に、それぞれモータパルスPL1とPL2、並びにPL
3とPL4により構成されている。各モータパルスのパ
ルス幅はたとえば24msで、モータパルスPL1とP
L2(PL3とPL4)が交互に出力するが、そのパル
ス間には4msのオフ区間を設けている。これにより、
制御回路14は、モータ111,121を高速回転させ
る。そして、指針位置検出を行う場合、制御回路14
は、次の手順で行う。 (1)第1の処理として、最初に分針202および時針
203とも同時に早送りして後述する接点スイッチ11
6,126がオンになる位置を検出する。 (2)次に、第2の処理として、分針202のみ(1)
で検出した位置から360°目の少し手前(たとえば6
ステップ前)までモータパルスPL1とPL2を出力し
て早送りし、その後は低速で1ステップずつ送り(回転
させ)、接点スイッチ116がオンになる位置を再度検
出する。これを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ1
16がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で
停止させる。 (3)次に、第3の処理として、時針203について、
上記(2)と同様の動作を行う。
【0042】また、上記の説明では、受信状態が基準範
囲外にあると判別するときは、電波が弱かったり、ノイ
ズが多いときである。電波が非常に弱い場合には、図5
(c)に示すように、数個の信号分、ローレベル(L)
かハイレベル(H)のままになる。また、ノイズが多い
ときは、時刻電波と無関係にレベルが変化する。これら
の状態にある信号S11を、たとえば10秒に2回ある
いはそれ以上受けたときには、受信状態が基準範囲外に
あると判別する。具体的には、たとえば10秒程度を検
出時間として、時間内においてレベルの変化が1秒以内
に検出されなかったとき、および検出したパルス幅が
0.8、0.5、0.2秒近辺でなかったときをNGと
して、NGが2回以上発生したときには受信不可と判断
する。
【0043】ドライブ回路15はpnp型トランジスタ
Q1および抵抗素子R1 ,R2 により構成されている。
トランジスタQ1のベースが抵抗素子R1 を介して制御
回路14のドライブ信号DR1 の出力ラインに接続さ
れ、コレクタが抵抗素子R2 を介して発光ダイオードか
らなる発光素子16のカソードに接続され、エミッタが
電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。そして、
発光素子16のカソードが接地されている。すなわち、
発光素子16は、制御回路14からローレベルのドライ
ブ信号DR 1 が出力されたときに発光するようにドライ
ブ回路15に接続されている。
【0044】また、波形整形回路18は、接点スイッチ
116,126がオンになったことを示す検出信号をロ
ーアクティブの接点入力信号S18a,S18bとして
制御回路14に出力する。
【0045】次に、2針電波修正時計のムーブメントお
よび指針位置検出系の具体的な構成について、図3、図
4、図8に関連付けて説明する。
【0046】時計本体100は、図2に示すように、下
板101と上板102とで形成される空間内のほぼ中央
部に中板103が配設され、空間内の下板101、中板
103、上板102の所定の位置に対して、分針駆動系
110、および時針駆動系120が固定あるいは軸支さ
れている。
【0047】分針駆動系110は、分針用ステッピング
モータ111、第1の4番車112、第1の3番車11
3、および分針車114により構成されている。分針用
ステッピングモータ111は、ステータ111aが下板
101に載置され、ロータ111bが下板101と上板
102とに軸支されており、バッファ回路17を介して
入力される制御回路14の出力制御信号CTL1 、すな
わちモータパルスPL1,PL2に基づいて回転方向、
回転角度および回転速度が制御される。この場合、制御
信号CTL1 は制御回路14により10秒で1ステップ
となるように供給される。
【0048】第1の4番車112は、下板101および
上板102に軸支され、輪歯部分が分針用ステッピング
モータ111のロータ111bと噛合されて、ロータ1
11bの回転速度を所定速度に減速させる。
【0049】第1の3番車113は、下板101および
上板102に軸支され、輪歯部分が第1の4番車112
のカナ部と噛合されて、第1の4番車112の回転速度
を所定速度に減速させる。
【0050】分針車114は、その軸部の一端が上板1
02に軸支され、他端側は中板103を下板101側に
貫通し、輪歯部分が第1の3番車113のカナ部と噛合
されて、その他端側には分針パイプ114aが圧入され
ている。分針車114は、60分に1回転するように構
成されており、また、分針車114は、いわゆるスリッ
プ機構を備えている。
【0051】そして、図2、図3、および図8に示すよ
うに、分針車114の下板101と対向する面の所定の
位置に、指針位置を検出するための原点指標部115が
形成されている。また、原点指標部115との協働によ
り原点位置を検出するための接点スイッチ116が上板
102側に設けられている。接点スイッチ116は、図
3に示すように、原点指標部115と協働していないと
きには、互いに平行し非接触状態にある、第1の原点検
出手段としてのL字状固定接点116aと平板状可動子
116bを有している。
【0052】指針位置を検出するときには、分針車11
4の時計回り方向への回転(正転)、あるいは反時計回
り方向への回転(反転)に伴い、原点指標部115の側
面に接点スイッチ116の弾性を有する可動子116b
が当接する。可動子116bは、原点指標部115に対
する当接状態を保持したまま摺動し、分針車114の回
転に伴い固定接点116aから離れる方向に撓むが、原
点位置近傍になって原点指標部115に対する当接状態
が解除される。これにより、可動子116bは、当接状
態解除時の付勢力により固定接点116aと接触する。
固定接点116aと可動子116bとが接触状態にある
と、接点スイッチ116はオンとなり、このオン状態が
たとえばローレベルの接点入力信号S18aとして制御
回路14に入力される。制御信号14では、接点入力信
号S18aの入力に伴い制御信号CTL1 (PL1,P
L2)の出力が停止されて、実際には1ステップ分回転
させた状態で分針用ステッピングモータ111の回転が
停止される。
【0053】時針駆動系120は、時針用ステッピング
モータ121、第2の4番車122、第2の3番車12
3、および時針車124により構成されている。
【0054】時針用ステッピングモータ121は、ステ
ータ121aが下板101に載置され、ロータ121b
が下板101と上板102とに軸支されており、バッフ
ァ回路17を介して入力される制御回路14の出力制御
信号CTL2 (PL3,PL4)に基づいて回転方向、
回転角度および回転速度が制御される。この場合、制御
信号CTL2 は制御回路14により2分で1ステップと
なるように供給される。
【0055】第2の4番車122は、下板101および
上板102に軸支され、輪歯部分が時針用ステッピング
モータ121のロータ121bと噛合されて、ロータ1
21bの回転速度を所定速度に減速させる。
【0056】第2の3番車123は、下板101および
上板102に軸支され、輪歯部分が第2の4番車122
のカナ部とと噛合されて、第2の4番車122の回転速
度を所定速度に減速させる。
【0057】時針車124は、中央部に貫通口が形成さ
れた略T字形状をなし、輪歯部分が時計本体100内に
配設され、輪歯部分が第2の3番車123のカナ部と噛
合されて、時針パイプ100aは下板101を貫通して
時計の文字板側に突出しており、その先端には図示しな
い時針が取り付けられる。時針車124は、1時間で3
0°回転し、12時間で1回転するように構成されてお
り、また、上述したように貫通口124aには分針パイ
プ114aが貫挿されている。
【0058】また、図2、図3、および図8に示すよう
に、時針車124の下板101と対向する面の所定の位
置に、指針位置を検出するための原点指標部125が形
成されている。また、原点指標部125との協働により
原点位置を検出するための接点スイッチ126が下板1
01側に設けられている。接点スイッチ126は、図3
に示すように、原点指標部125と協働していないとき
には、互いに平行し非接触状態にある第2の原点検出手
段としてのL字状固定接点126aと平板状可動子12
6bを有している。
【0059】指針位置を検出するときには、分針車11
4の場合と同様に行われる。すなわち、時針車124の
時計回り方向への回転(正転)、あるいは反時計回り方
向への回転(反転)に伴い、原点指標部125の側面に
接点スイッチ126の弾性を有する可動子126bが当
接する。可動子126bは、原点指標部125に対する
当接状態を保持したまま摺動し、分針車124の回転に
伴い固定接点126aから離れる方向に撓むが、原点位
置近傍になって原点指標部125に対する当接状態が解
除される。これにより、可動子126bは、当接状態解
除時の付勢力により固定接点126aと接触する。固定
接点126aと可動子126bとが接触状態にあると、
接点スイッチ126はオンとなり、このオン状態がたと
えばローレベルの接点入力信号S18bとして制御回路
14に入力される。制御信号14では、接点入力信号S
18bの入力に伴い制御信号CTL2 (PL3,PL
4)の出力が停止されて、実際には1ステップ分回転さ
せた状態で時針用ステッピングモータ121の回転が停
止される。
【0060】次に、上記構成による動作を、制御回路1
4における制御動作を中心に、図9〜図14を参照しな
がら説明する。
【0061】たとえばユーザーによりリセット/強制受
信スイッチ12がオンされると、制御回路14におい
て、各種状態が初期状態に戻される。そして、図9に示
すように、大別して高速帰零ステップ(ST1)と精度
出しステップ(ST2)からなる指針位置検出動作が行
われる。
【0062】まず、高速帰零ステップST1では、図1
0に示すように、制御回路14で、逆転防止用モータパ
ルスがバッファ17を介して分針用ステッピングモータ
111、および時針用ステッピングモータ121に出力
される(ST101)。次に、制御回路14で、モータ
パルスPL1,PL2、PL3,PL4がセットされ、
バッファ17を介して分針用ステッピングモータ11
1、および時針用ステッピングモータ121に出力され
る(ST102,ST103)。そして、モータパルス
を出力してから24msが経過したか否かの判別が行わ
れ(ST104)、経過したならばモータパルスPL
1,PL2、PL3,PL4の出力が停止される(ST
105)。次に、極性を反転させ(ST106)、4m
sが経過したか否かの判別が行われ(ST107)、経
過したならば接点スイッチ116,126がオンし、波
形整形回路18による接点入力信号S18a,S18b
をアクティブのローレベルで入力したか否かの判別が行
われる。そして、ステップST108で両接点スイッチ
116,126がオンし、接点入力信号S18a,S1
8bをアクティブのローレベルで入力されるまで、ステ
ップST102からの処理が繰り返され、精度出しステ
ップST2に移行する。
【0063】なお、ステップST102のモータパルス
セット処理は、図11に示すような処理を行う。すなわ
ち、分針用接点スイッチ116がオンしていないなら
ば、分針用ステッピングモータ111を回転させるため
のモータパルスPL1,PL2の出力パターンを作成
し、分針用接点スイッチ116がオンしたならば、分針
用ステッピングモータ111を回転させるためのモータ
パルスPL1,PL2の出力パターンを消去する(ST
1021〜ST1023)。次に、時針用接点スイッチ
126がオンしていないならば、時針用ステッピングモ
ータ121を回転させるためのモータパルスPL3,P
L4の出力パターンを作成し、時針用接点スイッチ12
6がオンしたならば、時針用ステッピングモータ121
を回転させるためのモータパルスPL3,PL4の出力
パターンを消去する(ST1024〜ST1026)。
【0064】精度出しステップST2では、図12に示
すように、図示しないレジスタに分針帰零2周目を示す
フラグをセットした後(ST201)、後で詳述する図
13および図14に示す分針202のみ高速帰零ステッ
プST1で検出した位置から360°目の少し手前(た
とえば6ステップ前)までモータパルスPL1とPL2
を出力して早送りし、その後は低速で1ステップずつ送
り(回転させ)、接点スイッチ116がオンになる位置
を再度検出し、これを複数回繰り返し、最後に接点スイ
ッチ116がオンになる位置から1ステップ以上送った
位置で停止させる第2の帰零処理(帰零2)が行われる
(ST202)。次に、分針帰零3周目を示すフラグを
セットした後(ST203)、上述した第2の帰零処理
が行われる(ST204)。
【0065】次に、分針202を接点スイッチ116が
オンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止さ
せたならば、図示しないレジスタに時針帰零2周目を示
すフラグをセットした後(ST205)、図13および
図14に示す処理と同様に行われる第2の帰零処理、す
なわち時針203のみ高速帰零ステップST1で検出し
た位置から360°目の少し手前(たとえば6ステップ
前)までモータパルスPL3とPL4を出力して早送り
し、その後は低速で1ステップずつ送り(回転させ)、
接点スイッチ126がオンになる位置を再度検出し、こ
れを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ126がオン
になる位置から1ステップ以上送った位置で停止させる
第2の帰零処理(帰零2)が行われる(ST206)。
次に、時針帰零3周目を示すフラグをセットした後(S
T207)、上述した第2の帰零処理が行われる(ST
208)。これにより、精度出しステップ処理が終了す
る。
【0066】次に、第2の帰零処理について、図13お
よび図14に関連付けて具体的に説明する。
【0067】まず、高速送りを行わせるため、低速回転
フラグがリセットされ(ST301)、送りパルス数
が、たとえば354パルス分セットされる(ST30
2)。これは、分針202、時針203共に1周360
ステップのうち、354ステップ分高速で早送りさせる
ための処理である。次に、送りパルス数が0であるか否
かの判別が行われ(ST303)、0でなければ 図1
1に示す手順に従って、モータパルスPL1,PL2ま
たはPL3,PL4がセットされ、バッファ17を介し
て分針用ステッピングモータ111、または時針用ステ
ッピングモータ121に出力される(ST304,ST
305)。そして、モータパルスを出力してから24m
sが経過したか否かの判別が行われ(ST306)、経
過したならばモータパルスPL1,PL2、またはPL
3,PL4の出力が停止される(ST307)。次に、
極性を反転させ(ST308)、4msが経過したか否
かの判別が行われ(ST309)、経過したならば送り
パルス数から1を減じて現送りパルス数が得られ(ST
310)、いまだ355ステップに達せず、低速回転で
なければ(ST311)、ステップST303からの処
理が繰り返される。
【0068】また、ステップST303で送りパルス数
が0であると判別された場合には、低速送り中であるか
否かの判別が行われる(ST312)。そして、低速送
り中でなければ、低速回転フラグがセットされ(ST3
13)、送りパルス数が、たとえば10パルス分セット
されて(ST314)、ステップST304の処理に移
行する。一方、ステップST312で低速送り中である
と判別された場合には、接点落ち検出不良としてステッ
プST301の処理に戻る。
【0069】そして、ステップST311で、低速送り
であると判別された場合には、図14の処理に移行す
る。まず、0点(原点)後のパルス出力済みか否かの判
別が行われる(ST315)。ここで0点とは、分針2
02のときは00分、時針203のときは12時であ
る。0点後のパルス出力済みでなければ、0点検知済み
か否かの判別が行われ(ST316)、0点検知済みで
なければ接点入力信号S18aまたはS18bの入力か
ら0点になったか否かの判別が行われる(ST317,
ST318)。そして、0点でなければ、1秒運針を行
った後(ST319)、ステップST316からの処理
が繰り返される。
【0070】ステップST318で0点を検出したと判
別されると、3周目か否かの判別が行われる(ST32
0)。3周目の場合には、送りパルス数が1パルス分セ
ットされ、ステップST319の処理に移行する。これ
により、接点スイッチ116または126がオンになる
位置から1ステップ以上送った位置で停止される。一
方、ステップST320で3周目でないと判別された場
合には、3周目の第2の帰零処理が終わったものとして
停止時刻がセットされる(ST321)。
【0071】以上により帰零動作が終了する。
【0072】また、このときリセット/強制受信スイッ
チ12がオンされたことにより、たとえば制御回路14
から標準電波信号送受信11の受信回路11bに駆動電
力が供給されて、標準電波信号が受信される。標準電波
信号送受信系11の受信回路11bから受信状態に応じ
たパルス信号S11が生成され、制御回路14に出力さ
れる。
【0073】制御回路14では、受信した標準電波信号
の受信状態を示すパルス信号S11とあらかじめ決めら
れた基準範囲とが比較される。その結果、受信状態が基
準範囲内にある場合には、受信可能であるとして、受信
した電波信号がデコードされる。デコードの結果、時刻
化が可能である場合には、発振回路13による基本クロ
ックに基づいて各種カウンタのカウント制御等が行われ
て、たとえば制御信号がバッファ17を介して分針用の
ステッピングモータ111および時針用のステッピング
モータ121に出力されて時刻修正制御が行われる。こ
れにより、初期修正モード時の時刻修正が完了し、通常
運針における通常修正モードに移行される。
【0074】一方、時刻化が不可能であると判別された
場合には、制御信号CTL2 の出力は行われず、時刻修
正は行われない。また、ドライブ信号DR1 がハイレベ
ルでドライブ回路15に出力される。これにより、報知
手段としての発光素子16が発光し、ユーザーに電波受
信が良好でにない旨を報知される。
【0075】通常修正モード時には、制御回路14にお
いて、長波受信回路11bからのパルス信号を受けて電
波信号がデコードされる。デコードの結果、時刻化が可
能である場合には、入力時刻コード信号と分針カウンタ
との差が有るか否かの判別が行われる。差が有ると判別
した場合には、水晶時計で日単位の誤差が1秒以下であ
ることから、差に応じたカウンタの補正が行われる。カ
ウンタの補正などが行われた後には、通常運針に移行さ
れる。
【0076】一方、時刻化が不可能であると判別された
場合には、制御信号CTL2 の出力は行われず、時刻修
正は行われない。また、ドライブ信号DR1 がハイレベ
ルでドライブ回路15に出力される。これにより、報知
手段としての発光素子16が発光し、ユーザーに電波受
信が良好でにない旨を報知される。
【0077】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、帰零動作時に、(1)最初に分針202および時針
203とも同時に早送りして後述する接点スイッチ11
6,126がオンになる位置を検出し、(2)次に、分
針202のみ(1)で検出した位置から360°目の少
し手前(たとえば6ステップ前)までモータパルスPL
1とPL2を出力して早送りし、その後は低速で1ステ
ップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ116がオン
になる位置を再度検出し、これを複数回繰り返し、最後
に接点スイッチ116がオンになる位置から1ステップ
以上送った位置で停止させ、(3)次に、時針203に
ついて、上記(2)と同様の動作を行う制御回路14を
設けたので、煩雑な手間を要さず、同時に多品種の製品
に対応でき、また、時刻修正時に指針位置や受信など現
在の動作が確認でき、しかも修正時刻を短時間で表示す
ることができる利点がある。さらに、装置の大型化を招
くことなく、受信機能のみならず、送信機能を有する電
波修正時計を実現できる利点がある。
【0078】なお、本実施形態では、電波修正時計を例
に説明したが、本発明がこれに限定されるものではな
く、他の時計装置に適用できることはいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
煩雑な手間を要さず、同時に多品種の製品に対応できる
自動修正時計を実現できる。また、時刻修正時に指針位
置や受信など現在の動作が確認でき、しかも修正時刻を
短時間で表示することができる利点がある。さらに、装
置の大型化を招くことなく、受信機能のみならず、送信
機能を有する自動修正時計を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波修正時計の信号処理系回路の
一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出
装置の一実施形態の全体構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出
装置の要部の平面図である。
【図4】図1の電波修正時計の外観を示す正面図であ
る。
【図5】本発明に係る制御回路における初期修正モード
時の帰零動作前の受信電波状態の判別基準を説明するた
めの図である。
【図6】標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示す図
である。
【図7】本発明に係る制御回路の帰零時のモータパルス
出力制御を説明するための図である。
【図8】図2の要部拡大図である。
【図9】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図13】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】本発明に係る帰零動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】従来の時計装置の帰零時のモータパルス出力
制御を説明するための図である。
【符号の説明】
10…信号処理系回路 11…標準電波信号受信系 12…リセットスイッチ 13…発振回路 14…制御回路 15…ドライブ回路 16…発光素子 17…バッファ回路 18…波形整形回路 100…時計本体 101…下板 102…上板 103…中板 110…分針駆動系 111…分針用ステッピングモータ 112…第1の4番車 113…第1の3番車 114…分針車214 115…原点指標部 116…接点スイッチ 116a…固定接点 116b…可動子 120…時針駆動系 121…時針用ステッピングモータ 122…第2の4番車 123…第2の3番車 124…時針車214 125…原点指標部 126…接点スイッチ 126a…固定接点 126b…可動子 VCC…電源電圧 C1 〜C3 …キャパシタ R1 〜R5 …抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータを含む分針駆動系お
    よび時針駆動系を有し、時刻修正時、上記分針駆動系お
    よび時針駆動系をパルス駆動して帰零動作を行う時計装
    置であって、 分針車に設けられた第1の原点指標部と、 時針車に設けられた第2の原点指標部と、 上記分針車の第1の原点指標部と協働して原点を検出
    し、検出信号を出力する第1の原点検出手段と、 上記時針車の第2の原点指標部と協働して原点を検出
    し、検出信号を出力する第2の原点検出手段と、 時刻修正指示を受けると、上記分針駆動系および時針駆
    動系を早送りして上記第1および第2の原点検出手段に
    よる検出信号が入力される位置を検出する第1の処理
    と、次に上記分針駆動系のみ上記検出位置から1回転す
    る手前までパルス信号により早送りし、その後は早送り
    時より低速で回転させ、上記第1の原点検出手段による
    検出信号が入力される位置を検出する第2の処理と、次
    に、上記時針駆動系のみ上記検出位置から1回転する手
    前までパルス信号により早送りし、その後は早送り時よ
    り低速で回転させ、上記第2の原点検出手段による検出
    信号が入力される位置を検出する第3の処理とを行う制
    御回路とを有する時計装置。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、上記第2処理および第
    3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返す請求
    項1記載の時計装置。
  3. 【請求項3】 上記制御回路は、上記第2処理および第
    3の処理をそれぞれ行った後、検出信号が入力される位
    置から1ステップ以上送った位置で上記分針駆動系およ
    び時針駆動系を停止させる請求項1または2記載の時計
    装置。
  4. 【請求項4】 上記制御回路は、上記第2処理および第
    3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返し、最
    後に検出信号が入力される位置から1ステップ以上送っ
    た位置で上記分針駆動系および時針駆動系を停止させる
    請求項1記載の時計装置。
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