JP3616280B2 - 時計装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、正転および逆転可能なパルスモータを用いて時針および分針を各々個別に駆動するたとえば電波信号を受けて時刻修正を行う電波修正時計等の時計装置に係り、特に正時等の原点サーチを行う回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電波修正時計は、たとえば日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準電波を受信し、受信信号に基づいて、いわゆる帰零などを行う機能を有している。そして、帰零の際、指針の位置を正確に正時に合わせるなどのため、指針位置検出装置が設けられている。
【0003】
この種の電波修正時計は、標準電波を受信する受信系回路と、受信信号に基づいて指針駆動系を駆動して時刻修正を行う制御回路とを内蔵しており、時刻修正モードとしては、たとえば初期状態で時刻データの無い初期修正モードと通常修正モードを有している。
【0004】
初期修正モードにおいては、たとえば電波修正時計を購入し、屋内の所定の箇所に載置するに際し、まず時計の所定の位置に電池が挿入されセットされる。
次に、初期の針合わせとして、指針位置検出並びに帰零動作が行われる。
帰零動作が完了すると、受信回路による標準電波の受信が開始され、この受信電波が制御回路に入力される。
【0005】
制御回路では、入力した受信電波に基づいて時刻へのデコード動作が行われる。デコードの結果、時刻化が可能である場合には、指針位置がデコードした時刻コードに応じた位置に修正され、初期修正モードが終了し、通常修正モードへ移行する。
【0006】
一方、時刻化が不可能である場合には指針位置の修正が行われず、その旨が、たとえば時計本体に設けられた報知手段としてのLED等を点灯させて、ユーザーに報知される。
【0007】
通常修正モードでは、初期修正モードで指針位置の修正を行った後、指針位置が受信した電波信号の時刻コードに応じた位置に修正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した電波修正時計の場合、指針により時刻を表示するアナログ表示機能のみを有しているが、このアナログ電波修正時計には、秒針、分針、時針のいわゆるアナログ3針の電波修正時計の他に、分針および時針のアナログ2針の電波修正時計がある。
【0009】
このアナログ2針の電波修正時計においては、文字盤の裏面側にバネ接点を有する接点スイッチが配置されており、起動時にはこの接点スイッチと時(分)針車に設けられた原点指標部との協働により原点位置を検出し、時(分)針軸の回転基準位置を定める原点サーチを行うための指針位置検出回路が設けられている。
【0010】
この指針位置検出回路の原点サーチでは、分針用ステッピングモータおよび時針用ステッピングモータの両モータを、図15に示すようなモータパルスにより高速回転させて行っている。
【0011】
ところが、上述した従来の指針位置検出回路では、できるだけ短時間で位置検出を行うために2つのモータを高速で回転させていることから、ムーブメントのばらつきによって、図15に示すように、モータパルスのオフ区間を過ぎてから、接点スイッチがオンとなり、次のモータパルス出力後に接点入力を検出する場合があり、その結果、停止位置が1〜数ステップ分ずれることがある。
これを避けるために、オフ区間を十分長くしてモータを低速で回転させると、指針位置検出に時間がかかり過ぎる欠点がある。
【0012】
また、分針用ステッピングモータおよび時針用ステッピングモータの両モータを同時に回転させるために、パイプの摩擦等で互いに影響を受けることがある。
さらに、姿勢差等が安定する前に位置を決定してしまう。
さらにまた、接点スイッチがオンする位置が不安定で、指針位置がずれやすい等の不利益がある。
【0013】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、指針位置を精度高く検出することができ、姿勢差等が安定してから位置を決定でき、指針位置のずれを防止できる時計装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ステッピングモータを含む分針駆動系および時針駆動系を有し、時刻修正時、上記分針駆動系および時針駆動系をパルス駆動して帰零動作を行う時計装置であって、分針車に設けられた第1の原点指標部と、時針車に設けられた第2の原点指標部と、上記分針車の第1の原点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を出力する第1の原点検出手段と、上記時針車の第2の原点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を出力する第2の原点検出手段と、制御回路と、を有し、上記制御回路は、時刻修正指示を受けると、上記分針駆動系および時針駆動系を早送りして上記第1および第2の原点検出手段による検出信号が入力される位置を検出する第1の処理と、低速フラグをリセットし、上記第1の処理における検出位置から1回転する手前まで到達する送りパルス数をセットし、上記分針駆動系のみ上記検出位置から1回転する手前まで上記セットした数のパルス信号により早送りし、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別を行い、低速送りでないと判別した場合には上記低速フラグをセットして上記早送り時より低速で回転させ、上記第1の原点検出手段による検出信号が入力される位置を再度検出し、低速送りであると判別した場合には、再度、上記低速フラグのリセット、送りパルス数のセット、セットした送りパルス数のパルス信号による早送り、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別処理を繰り返して行う第2の処理と、低速フラグをリセットし、上記第1の処理における検出位置から1回転する手前まで到達する送りパルス数をセットし、上記時針駆動系のみ上記検出位置から1回転する手前まで上記セットした数のパルス信号により早送りし、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別を行い、低速送りでないと判別した場合には上記低速フラグをセットして上記早送り時より低速で回転させ、上記第1の原点検出手段による検出信号が入力される位置を再度検出し、低速送りであると判別した場合には、再度、上記低速フラグのリセット、送りパルス数のセット、セットした送りパルス数のパルス信号による早送り、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別処理を繰り返して行う第3の処理とを行う。
【0015】
また、本発明では、上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返す。
【0016】
また、本発明では、上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理をそれぞれ行った後、検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で上記分針駆動系および時針駆動系を停止させる。
【0017】
また、本発明では、上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返し、最後に検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で上記分針駆動系および時針駆動系を停止させる。
【0018】
本発明によれば、時刻修正指示を受けると、制御回路では、まず、第1の処理において分針駆動系および時針駆動系が早送りされ、第1および第2の原点検出手段による検出信号が入力される位置が検出される。
次に、第2の処理において、分針駆動系のみ第1の処理の検出位置から1回転する手前までパルス信号により早送りされ、その後は早送り時より低速でたとえば1ステップずつ回転され、第1の原点検出手段による検出信号が入力される位置が検出される。そして、たとえばこれが複数回繰り返され、最後に検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で停止される。
次に、第3の処理において、時針駆動系のみ第1の処理の検出位置から1回転する手前までパルス信号により早送りされ、その後は早送り時より低速でたとえば1ステップずつ回転され、第2の原点検出手段による検出信号が入力される位置が検出される。そして、たとえばこれが複数回繰り返され、最後に検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で停止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る時計装置としての電波修正時計の信号処理系回路の一実施形態を示すブロック構成図、図2は本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出装置の一実施形態の全体構成を示す断面図、図3は本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出装置の要部の平面図である。
【0020】
図1において、10は信号処理系回路、11は標準電波信号受信系、12はリセット/強制受信スイッチ、13は発振回路、14は制御回路、15はドライブ回路、16は報知手段としての発光素子、17はバッファ回路、18は波形整形回路、100は時計本体、110は分針駆動系、120は時針駆動系、VCCは電源電圧、C〜Cはキャパシタ、R,Rは抵抗素子をそれぞれ示している。
【0021】
また、図4は時計本体100の外観を示す図で、図中、201は文字盤、202は分針、203は時針をそれぞれ示している。
【0022】
標準電波信号受信系11は、アンテナ部11a、および受信回路11bにより構成されている。
【0023】
受信回路11bは、たとえば受信用RFアンプ、検波回路、整流回路、積分回路を含み、アンテナ部11aで形成された並列共振回路で受信された標準時刻電波信号S1を、受信用RFアンプ、検波回路、整流回路、積分回路を通して、図7(b)に示すような標準時刻電波信号S1のベースバンド信号に変換してパルス信号S11として制御回路14に入力させる。
【0024】
なお、標準電波信号受信系11で受信される、日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準電波は、図5(a)に示すような形態で送られてくる。具体的には、「1」信号の場合には1秒(s)の間に500ms(0.5s)だけ40kHzの信号が送られ、「0」信号の場合には1秒(s)の間に800ms(0.8s)だけ40kHzの信号が送られ、「P」信号の場合には1秒(s)の間に200ms(0.2s)だけ40kHzの信号が送られてくる。
受信状態が良好な場合には、長波受信回路11bからは図5(b)に示すように、40kHzの有無に応じたパルス信号として信号S11が制御回路14に出力される。
【0025】
図6は、標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示している。
現在の日本の長波標準電波は、郵政省通信総合研究所(CRL)の運用のもとで、福島県より送信されており、送信情報は、分・時・1月1日からの積算日となっている。
【0026】
時刻データの送信は、1bit/秒で1分間を1フレームとしており、このフレーム内に前述した分・時・1月1日からの積算日の情報がBCDコードで提供されている。また送信されるデータは、0・1の他にPコードというマーカーが含まれており、このPコードは1フレームに数カ所あり、正分(0秒)、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒、59秒に現れる。このPコードが続けて現れるのは1フレーム中1回で59秒、0秒の時だけで、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり分・時データなどの時刻データはこの正分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているためこの正分位置の検出を行わないと時刻データを取り出すことはできない。
【0027】
次に、長波標準電波について説明する。
【0028】
現在の標準電波は以前(実験局当時)の送信データに加え、年下2桁、曜、分パリティ、時パリティ、サマータイム導入の際に使用予定である予備ビット、うるう秒が追加された(図6(a)参照)。また、毎時15分、45分には電波の送信を中断する停波情報も付加された(図6(b)参照)。以下にこれら新設された情報のうち、特に予備ビット、うるう秒情報、停波情報について説明する。
【0029】
予備ビットは表1に示される如く、SU1、SU2を使用する。これらは将来の情報拡張のために用意されたものである。サマータイム情報でこのビットが活用されるときは、SU1=SU2=0では「6日以内に夏時間への変更無し」、SU1=1・SU2=0では「6日以内に夏時間への変更有り」、SU1=0・SU2=1では「夏時間実施中」、SU1=SU2=1では「6日以内に夏時間終了」となるような情報形態となっている。夏時間への切り替わりについては日本ではまだサマータイムが導入されておらず、未だ不明の状態であるが欧州のサマータイムの切り替わりを見ると、夜中のうちに行っている場合が多い。
【0030】
【表1】
Figure 0003616280
【0031】
次にうるう秒は表2に示される如く、LS1、LS2の2ビットを使用し、LS1=LS2=0では「1ヶ月以内にうるう秒の補正を行わない」、LS1=1・LS2=0では「1ヶ月以内に負のうるう秒(削除)あり」つまり1分間が59秒となり、LS=LS=1では「1ヶ月以内に正のうるう秒(挿入)あり」つまり1分間が61秒となるような情報形態となっている。うるう秒の補正のタイミングは既に決められており、UTC時刻の1月1日もしくは7月1日の直前に行われることになっている。よって、日本時間(JTC)では1月1日もしくは7月1日午前9:00直前に行われることになる。
【0032】
【表2】
Figure 0003616280
【0033】
停波情報は表3の(a)、(b)、(c)に示される如く、ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、ST6を使用し、ST1・ST2・ST3で停波開始予告、ST4で停波時間帯予告、ST5・ST6で停波期間予告の停波情報を提供する。まず停波開始予告について説明すると、ST1=ST2=ST3=0では「停波予定無し」、ST1=ST2=0・ST3=1では「7日以内に停波」、ST1=0・ST2=1・ST3=0では「3から6日以内に停波」、ST1=0・ST2=ST3=1では「2日以内に停波」、ST1=1・ST2=ST3=0では「24時間以内に停波」、ST1=1・ST2=0・ST3=1では「12時間以内に停波」、ST1=ST2=1・ST3=0では「2時間以内に停波」となっている。次に停波時間帯予告は、ST4=1では「昼間のみ」、ST4=0では「終日、または停波予定無し」である。次に停波期間予告は、ST5=ST6=0では「停波予定無し」、ST5=0・ST6=1では「7日以上停波、または期間不明」、ST5=1・ST6=0では「2から6日以内で停波。ST5=ST6=1では「2日未満で停波」となっている。
【0034】
【表3】
Figure 0003616280
【0035】
以上、郵政省通信総合研究所(CRL)が運用管理している長波の標準時刻情報を含む電波による送信情報については詳述した如く、標準時刻情報以外に予備ビットによる情報、うるう秒情報、停波情報も送信情報に含まれる。
【0036】
リセット/強制受信スイッチ12は、制御回路14の各種状態を初期状態に戻すときにオンにされる。
このリセット/強制受信スイッチ12がオンされたとき、または図示しない電池をセットしたときに本電波修正時計は、たとえば標準時刻電波信号を強制的に受信して修正を行う修正モードになる。
【0037】
発振回路13は、水晶発振器CRYおよびキャパシタC,Cにより構成され、所定周波数の基本クロックを制御回路14に供給する。
【0038】
制御回路14は、図示しない分針カウンタ、モータパルスカウンタ、標準分カウンタ等を有しており、標準電波信号受信系11によるパルス信号S11を受けて、受信した標準電波信号の受信状態があらかじめ決められた基準範囲と比較し、受信状態が基準範囲内にある場合には、制御信号CTL1,CTLをバッファ17を介して、分針用のステッピングモータ111および時針用のステッピングモータ121に出力するとともに、波形整形回路18の出力信号S18a,S18bを入力して指針位置の初期設定をし、受信状態が基準範囲内にない場合には、制御信号CTL1,CTLを出力せずに、ドライブ信号DRをドライブ回路15に出力して、報知手段としての発光素子16を発光させてユーザーに電波受信がほとんどできない旨を報知させる。
【0039】
また、受信状態が基準範囲内にある場合に指針位置を検出した後、受信した電波信号をデコードし、デコードの結果、時刻化が可能である場合には、発振回路13による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御等を行い、制御信号CTL1,CTLをバッファ17を介して分針用のステッピングモータ111および時針用のステッピングモータ121に出力して回転制御を行うことにより時刻修正制御を行う。
一方、デコードの結果、時刻化が不可能である場合には、制御信号CTL1,CTLを出力せずに、ドライブ信号DRをドライブ回路15に出力して、報知手段としての発光素子16を発光させてユーザーに電波受信が良好でない旨を報知させる。
これにより、初期修正モードの動作を完了させる。
【0040】
また、制御回路14は、初期修正モードの動作を完了させた後、通常修正モードの制御を行う。
通常修正モードにおいては、初期修正モード時の帰零動作後と同様の動作を行う。
具体的には、受信した電波信号をデコードし、デコードの結果、時刻化が可能である場合には、発振回路13による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御等を行い、制御信号CTL1,CTLをバッファ17を介して分針用のステッピングモータ111および時針用のステッピングモータ121に出力して回転制御を行うことにより時刻修正制御を行う。
一方、デコードの結果、時刻化が不可能である場合には、制御信号CTL1,CTLを出力せずに、ドライブ信号DRをドライブ回路15に出力して、報知手段としての発光ダイオード16を発光させてユーザーに電波受信が良好でない旨を報知させる。
【0041】
なお、帰零動作時に制御回路14から出力される制御信号CTL,CTLは、図7に示すように、それぞれモータパルスPL1とPL2、並びにPL3とPL4により構成されている。
各モータパルスのパルス幅はたとえば24msで、モータパルスPL1とPL2(PL3とPL4)が交互に出力するが、そのパルス間には4msのオフ区間を設けている。これにより、制御回路14は、モータ111,121を高速回転させる。
そして、指針位置検出を行う場合、制御回路14は、次の手順で行う。
(1)第1の処理として、最初に分針202および時針203とも同時に早送りして後述する接点スイッチ116,126がオンになる位置を検出する。
(2)次に、第2の処理として、分針202のみ(1)で検出した位置から360°目の少し手前(たとえば6ステップ前)までモータパルスPL1とPL2を出力して早送りし、その後は低速で1ステップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ116がオンになる位置を再度検出する。
これを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ116がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止させる。
(3)次に、第3の処理として、時針203について、上記(2)と同様の動作を行う。
【0042】
また、上記の説明では、受信状態が基準範囲外にあると判別するときは、電波が弱かったり、ノイズが多いときである。
電波が非常に弱い場合には、図5(c)に示すように、数個の信号分、ローレベル(L)かハイレベル(H)のままになる。
また、ノイズが多いときは、時刻電波と無関係にレベルが変化する。
これらの状態にある信号S11を、たとえば10秒に2回あるいはそれ以上受けたときには、受信状態が基準範囲外にあると判別する。
具体的には、たとえば10秒程度を検出時間として、時間内においてレベルの変化が1秒以内に検出されなかったとき、および検出したパルス幅が0.8、0.5、0.2秒近辺でなかったときをNGとして、NGが2回以上発生したときには受信不可と判断する。
【0043】
ドライブ回路15はpnp型トランジスタQ1および抵抗素子R1 ,R2 により構成されている。
トランジスタQ1のベースが抵抗素子R1 を介して制御回路14のドライブ信号DR1
の出力ラインに接続され、コレクタが抵抗素子R2 を介して発光ダイオードからなる発光素子16のアノードに接続され、エミッタが電源電圧VCCの供給ラインに接続されている。そして、発光素子16のカソードが接地されている。
すなわち、発光素子16は、制御回路14からローレベルのドライブ信号DR1 が出力されたときに発光するようにドライブ回路15に接続されている。
【0044】
また、波形整形回路18は、接点スイッチ116,126がオンになったことを示す検出信号をローアクティブの接点入力信号S18a,S18bとして制御回路14に出力する。
【0045】
次に、2針電波修正時計のムーブメントおよび指針位置検出系の具体的な構成について、図、図、図8に関連付けて説明する。
【0046】
時計本体100は、図2に示すように、下板101と上板102とで形成される空間内のほぼ中央部に中板103が配設され、空間内の下板101、中板103、上板102の所定の位置に対して、分針駆動系110、および時針駆動系120が固定あるいは軸支されている。
【0047】
分針駆動系110は、分針用ステッピングモータ111、第1の4番車112、第1の3番車113、および分針車114により構成されている。
分針用ステッピングモータ111は、ステータ111aが下板101に載置され、ロータ111bが下板101と上板102とに軸支されており、バッファ回路17を介して入力される制御回路14の出力制御信号CTL、すなわちモータパルスPL1,PL2に基づいて回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
この場合、制御信号CTLは制御回路14により10秒で1ステップとなるように供給される。
【0048】
第1の4番車112は、下板101および上板102に軸支され、輪歯部分が分針用ステッピングモータ111のロータ111bと噛合されて、ロータ111bの回転速度を所定速度に減速させる。
【0049】
第1の3番車113は、下板101および上板102に軸支され、輪歯部分が第1の4番車112のカナ部と噛合されて、第1の4番車112の回転速度を所定速度に減速させる。
【0050】
分針車114は、その軸部の一端が上板102に軸支され、他端側は中板103を下板101側に貫通し、輪歯部分が第1の3番車113のカナ部と噛合されて、その他端側には分針パイプ114aが圧入されている。
分針車114は、60分に1回転するように構成されており、また、分針車114は、いわゆるスリップ機構を備えている。
【0051】
そして、図2、図3、および図8に示すように、分針車114の下板101と対向する面の所定の位置に、指針位置を検出するための原点指標部115が形成されている。
また、原点指標部115との協働により原点位置を検出するための接点スイッチ116が上板102側に設けられている。
接点スイッチ116は、図3に示すように、原点指標部115と協働していないときには、互いに平行し非接触状態にある、第1の原点検出手段としてのL字状固定接点116aと平板状可動子116bを有している。
【0052】
指針位置を検出するときには、分針車114の時計回り方向への回転(正転)、あるいは反時計回り方向への回転(反転)に伴い、原点指標部115の側面に接点スイッチ116の弾性を有する可動子116bが当接する。
可動子116bは、原点指標部115に対する当接状態を保持したまま摺動し、分針車114の回転に伴い固定接点116aから離れる方向に撓むが、原点位置近傍になって原点指標部115に対する当接状態が解除される。
これにより、可動子116bは、当接状態解除時の付勢力により固定接点116aと接触する。固定接点116aと可動子116bとが接触状態にあると、接点スイッチ116はオンとなり、このオン状態がたとえばローレベルの接点入力信号S18aとして制御回路14に入力される。制御信号14では、接点入力信号S18aの入力に伴い制御信号CTL(PL1,PL2)の出力が停止されて、実際には1ステップ分回転させた状態で分針用ステッピングモータ111の回転が停止される。
【0053】
時針駆動系120は、時針用ステッピングモータ121、第2の4番車122、第2の3番車123、および時針車124により構成されている。
【0054】
時針用ステッピングモータ121は、ステータ121aが下板101に載置され、ロータ121bが下板101と上板102とに軸支されており、バッファ回路17を介して入力される制御回路14の出力制御信号CTL(PL3,PL4)に基づいて回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
この場合、制御信号CTLは制御回路14により2分で1ステップとなるように供給される。
【0055】
第2の4番車122は、下板101および上板102に軸支され、輪歯部分が時針用ステッピングモータ121のロータ121bと噛合されて、ロータ121bの回転速度を所定速度に減速させる。
【0056】
第2の3番車123は、下板101および上板102に軸支され、輪歯部分が第2の4番車122のカナ部とと噛合されて、第2の4番車122の回転速度を所定速度に減速させる。
【0057】
時針車124は、中央部に貫通口が形成された略T字形状をなし、輪歯部分が時計本体100内に配設され、輪歯部分が第2の3番車123のカナ部と噛合されて、時針パイプ100aは下板101を貫通して時計の文字板側に突出しており、その先端には図示しない時針が取り付けられる。
時針車124は、1時間で30°回転し、12時間で1回転するように構成されており、また、上述したように貫通口124aには分針パイプ114aが貫挿されている。
【0058】
また、図2、図3、および図8に示すように、時針車124の下板101と対向する面の所定の位置に、指針位置を検出するための原点指標部125が形成されている。
また、原点指標部125との協働により原点位置を検出するための接点スイッチ126が下板101側に設けられている。
接点スイッチ126は、図3に示すように、原点指標部125と協働していないときには、互いに平行し非接触状態にある第2の原点検出手段としてのL字状固定接点126aと平板状可動子126bを有している。
【0059】
指針位置を検出するときには、分針車114の場合と同様に行われる。
すなわち、時針車124の時計回り方向への回転(正転)、あるいは反時計回り方向への回転(反転)に伴い、原点指標部125の側面に接点スイッチ126の弾性を有する可動子126bが当接する。
可動子126bは、原点指標部125に対する当接状態を保持したまま摺動し、分針車124の回転に伴い固定接点126aから離れる方向に撓むが、原点位置近傍になって原点指標部125に対する当接状態が解除される。
これにより、可動子126bは、当接状態解除時の付勢力により固定接点126aと接触する。固定接点126aと可動子126bとが接触状態にあると、接点スイッチ126はオンとなり、このオン状態がたとえばローレベルの接点入力信号S18bとして制御回路14に入力される。制御信号14では、接点入力信号S18bの入力に伴い制御信号CTL(PL3,PL4)の出力が停止されて、実際には1ステップ分回転させた状態で時針用ステッピングモータ121の回転が停止される。
【0060】
次に、上記構成による動作を、制御回路14における制御動作を中心に、図9〜図14を参照しながら説明する。
【0061】
たとえばユーザーによりリセット/強制受信スイッチ12がオンされると、制御回路14において、各種状態が初期状態に戻される。
そして、図9に示すように、大別して高速帰零ステップ(ST1)と精度出しステップ(ST2)からなる指針位置検出動作が行われる。
【0062】
まず、高速帰零ステップST1では、図10に示すように、制御回路14で、逆転防止用モータパルスがバッファ17を介して分針用ステッピングモータ111、および時針用ステッピングモータ121に出力される(ST101)。
次に、制御回路14で、モータパルスPL1,PL2、PL3,PL4がセットされ、バッファ17を介して分針用ステッピングモータ111、および時針用ステッピングモータ121に出力される(ST102,ST103)。
そして、モータパルスを出力してから24msが経過したか否かの判別が行われ(ST104)、経過したならばモータパルスPL1,PL2、PL3,PL4の出力が停止される(ST105)。
次に、極性を反転させ(ST106)、4msが経過したか否かの判別が行われ(ST107)、経過したならば接点スイッチ116,126がオンし、波形整形回路18による接点入力信号S18a,S18bをアクティブのローレベルで入力したか否かの判別が行われる。
そして、ステップST108で両接点スイッチ116,126がオンし、接点入力信号S18a,S18bをアクティブのローレベルで入力されるまで、ステップST102からの処理が繰り返され、精度出しステップST2に移行する。
【0063】
なお、ステップST102のモータパルスセット処理は、図11に示すような処理を行う。
すなわち、分針用接点スイッチ116がオンしていないならば、分針用ステッピングモータ111を回転させるためのモータパルスPL1,PL2の出力パターンを作成し、分針用接点スイッチ116がオンしたならば、分針用ステッピングモータ111を回転させるためのモータパルスPL1,PL2の出力パターンを消去する(ST1021〜ST1023)。
次に、時針用接点スイッチ126がオンしていないならば、時針用ステッピングモータ121を回転させるためのモータパルスPL3,PL4の出力パターンを作成し、時針用接点スイッチ126がオンしたならば、時針用ステッピングモータ121を回転させるためのモータパルスPL3,PL4の出力パターンを消去する(ST1024〜ST1026)。
【0064】
精度出しステップST2では、図12に示すように、図示しないレジスタに分針帰零2周目を示すフラグをセットした後(ST201)、後で詳述する図13および図14に示す分針202のみ高速帰零ステップST1で検出した位置から360°目の少し手前(たとえば6ステップ前)までモータパルスPL1とPL2を出力して早送りし、その後は低速で1ステップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ116がオンになる位置を再度検出し、これを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ116がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止させる第2の帰零処理(帰零2)が行われる(ST202)。
次に、分針帰零3周目を示すフラグをセットした後(ST203)、上述した第2の帰零処理が行われる(ST204)。
【0065】
次に、分針202を接点スイッチ116がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止させたならば、図示しないレジスタに時針帰零2周目を示すフラグをセットした後(ST205)、図13および図14に示す処理と同様に行われる第2の帰零処理、すなわち時針203のみ高速帰零ステップST1で検出した位置から360°目の少し手前(たとえば6ステップ前)までモータパルスPL3とPL4を出力して早送りし、その後は低速で1ステップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ126がオンになる位置を再度検出し、これを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ126がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止させる第2の帰零処理(帰零2)が行われる(ST206)。
次に、時針帰零3周目を示すフラグをセットした後(ST207)、上述した第2の帰零処理が行われる(ST208)。
これにより、精度出しステップ処理が終了する。
【0066】
次に、第2の帰零処理について、図13および図14に関連付けて具体的に説明する。
【0067】
まず、高速送りを行わせるため、低速回転フラグがリセットされ(ST301)、送りパルス数が、たとえば354パルス分セットされる(ST302)。これは、分針202、時針203共に1周360ステップのうち、354ステップ分高速で早送りさせるための処理である。
次に、送りパルス数が0であるか否かの判別が行われ(ST303)、0でなければ 図11に示す手順に従って、モータパルスPL1,PL2またはPL3,PL4がセットされ、バッファ17を介して分針用ステッピングモータ111、または時針用ステッピングモータ121に出力される(ST304,ST305)。
そして、モータパルスを出力してから24msが経過したか否かの判別が行われ(ST306)、経過したならばモータパルスPL1,PL2、またはPL3,PL4の出力が停止される(ST307)。
次に、極性を反転させ(ST308)、4msが経過したか否かの判別が行われ(ST309)、経過したならば送りパルス数から1を減じて現送りパルス数が得られ(ST310)、いまだ355ステップに達せず、低速回転でなければ(ST311)、ステップST303からの処理が繰り返される。
【0068】
また、ステップST303で送りパルス数が0であると判別された場合には、低速送り中であるか否かの判別が行われる(ST312)。
そして、低速送り中でなければ、低速回転フラグがセットされ(ST313)、送りパルス数が、たとえば10パルス分セットされて(ST314)、ステップST304の処理に移行する。
一方、ステップST312で低速送り中であると判別された場合には、接点落ち検出不良としてステップST301の処理に戻る。
【0069】
そして、ステップST311で、低速送りであると判別された場合には、図14の処理に移行する。
まず、0点(原点)後のパルス出力済みか否かの判別が行われる(ST315)。ここで0点とは、分針202のときは00分、時針203のときは12時である。
0点後のパルス出力済みでなければ、0点検知済みか否かの判別が行われ(ST316)、0点検知済みでなければ接点入力信号S18aまたはS18bの入力から0点になったか否かの判別が行われる(ST317,ST318)。
そして、0点でなければ、1秒運針を行った後(ST319)、ステップST316からの処理が繰り返される。
【0070】
ステップST318で0点を検出したと判別されると、3周目か否かの判別が行われる(ST320)。
3周目の場合には、送りパルス数が1パルス分セットされ、ステップST319の処理に移行する。これにより、接点スイッチ116または126がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止される。
一方、ステップST320で3周目でないと判別された場合には、3周目の第2の帰零処理が終わったものとして停止時刻がセットされる(ST321)。
【0071】
以上により帰零動作が終了する。
【0072】
また、このときリセット/強制受信スイッチ12がオンされたことにより、たとえば制御回路14から標準電波信号送受信11の受信回路11bに駆動電力が供給されて、標準電波信号が受信される。
標準電波信号送受信系11の受信回路11bから受信状態に応じたパルス信号S11が生成され、制御回路14に出力される。
【0073】
制御回路14では、受信した標準電波信号の受信状態を示すパルス信号S11とあらかじめ決められた基準範囲とが比較される。
その結果、受信状態が基準範囲内にある場合には、受信可能であるとして、受信した電波信号がデコードされる。デコードの結果、時刻化が可能である場合には、発振回路13による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御等が行われて、たとえば制御信号がバッファ17を介して分針用のステッピングモータ111および時針用のステッピングモータ121に出力されて時刻修正制御が行われる。
これにより、初期修正モード時の時刻修正が完了し、通常運針における通常修正モードに移行される。
【0074】
一方、時刻化が不可能であると判別された場合には、制御信号CTLの出力は行われず、時刻修正は行われない。
また、ドライブ信号DRがハイレベルでドライブ回路15に出力される。これにより、報知手段としての発光素子16が発光し、ユーザーに電波受信が良好でにない旨を報知される。
【0075】
通常修正モード時には、制御回路14において、長波受信回路11bからのパルス信号を受けて電波信号がデコードされる。デコードの結果、時刻化が可能である場合には、入力時刻コード信号と分針カウンタとの差が有るか否かの判別が行われる。
差が有ると判別した場合には、水晶時計で日単位の誤差が1秒以下であることから、差に応じたカウンタの補正が行われる。
カウンタの補正などが行われた後には、通常運針に移行される。
【0076】
一方、時刻化が不可能であると判別された場合には、制御信号CTLの出力は行われず、時刻修正は行われない。
また、ドライブ信号DRがハイレベルでドライブ回路15に出力される。これにより、報知手段としての発光素子16が発光し、ユーザーに電波受信が良好でにない旨を報知される。
【0077】
以上説明したように、本実施形態によれば、帰零動作時に、(1)最初に分針202および時針203とも同時に早送りして後述する接点スイッチ116,126がオンになる位置を検出し、(2)次に、分針202のみ(1)で検出した位置から360°目の少し手前(たとえば6ステップ前)までモータパルスPL1とPL2を出力して早送りし、その後は低速で1ステップずつ送り(回転させ)、接点スイッチ116がオンになる位置を再度検出し、これを複数回繰り返し、最後に接点スイッチ116がオンになる位置から1ステップ以上送った位置で停止させ、(3)次に、時針203について、上記(2)と同様の動作を行う制御回路14を設けたので、煩雑な手間を要さず、同時に多品種の製品に対応でき、また、時刻修正時に指針位置や受信など現在の動作が確認でき、しかも修正時刻を短時間で表示することができる利点がある。
さらに、装置の大型化を招くことなく、受信機能のみならず、送信機能を有する電波修正時計を実現できる利点がある。
【0078】
なお、本実施形態では、電波修正時計を例に説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、他の時計装置に適用できることはいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、煩雑な手間を要さず、同時に多品種の製品に対応できる自動修正時計を実現できる。
また、時刻修正時に指針位置や受信など現在の動作が確認でき、しかも修正時刻を短時間で表示することができる利点がある。
さらに、装置の大型化を招くことなく、受信機能のみならず、送信機能を有する自動修正時計を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波修正時計の信号処理系回路の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出装置の一実施形態の全体構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る2針電波修正時計の指針位置検出装置の要部の平面図である。
【図4】図1の電波修正時計の外観を示す正面図である。
【図5】本発明に係る制御回路における初期修正モード時の帰零動作前の受信電波状態の判別基準を説明するための図である。
【図6】標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る制御回路の帰零時のモータパルス出力制御を説明するための図である。
【図8】図2の要部拡大図である。
【図9】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明に係る帰零動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】従来の時計装置の帰零時のモータパルス出力制御を説明するための図である。
【符号の説明】
10…信号処理系回路
11…標準電波信号受信系
12…リセットスイッチ
13…発振回路
14…制御回路
15…ドライブ回路
16…発光素子
17…バッファ回路
18…波形整形回路
100…時計本体
101…下板
102…上板
103…中板
110…分針駆動系
111…分針用ステッピングモータ
112…第1の4番車
113…第1の3番車
114…分針車214
115…原点指標部
116…接点スイッチ
116a…固定接点
116b…可動子
120…時針駆動系
121…時針用ステッピングモータ
122…第2の4番車
123…第2の3番車
124…時針車214
125…原点指標部
126…接点スイッチ
126a…固定接点
126b…可動子
CC…電源電圧
〜C…キャパシタ
〜R…抵抗素子

Claims (4)

  1. ステッピングモータを含む分針駆動系および時針駆動系を有し、時刻修正時、上記分針駆動系および時針駆動系をパルス駆動して帰零動作を行う時計装置であって、
    分針車に設けられた第1の原点指標部と、
    時針車に設けられた第2の原点指標部と、
    上記分針車の第1の原点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を出力する第1の原点検出手段と、
    上記時針車の第2の原点指標部と協働して原点を検出し、検出信号を出力する第2の原点検出手段と、
    制御回路と、を有し、
    上記制御回路は、
    時刻修正指示を受けると、上記分針駆動系および時針駆動系を早送りして上記第1および第2の原点検出手段による検出信号が入力される位置を検出する第1の処理と、
    低速フラグをリセットし、上記第1の処理における検出位置から1回転する手前まで到達する送りパルス数をセットし、上記分針駆動系のみ上記検出位置から1回転する手前まで上記セットした数のパルス信号により早送りし、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別を行い、低速送りでないと判別した場合には上記低速フラグをセットして上記早送り時より低速で回転させ、上記第1の原点検出手段による検出信号が入力される位置を再度検出し、低速送りであると判別した場合には、再度、上記低速フラグのリセット、送りパルス数のセット、セットした送りパルス数のパルス信号による早送り、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別処理を繰り返して行う第2の処理と、
    低速フラグをリセットし、上記第1の処理における検出位置から1回転する手前まで到達する送りパルス数をセットし、上記時針駆動系のみ上記検出位置から1回転する手前まで上記セットした数のパルス信号により早送りし、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別を行い、低速送りでないと判別した場合には上記低速フラグをセットして上記早送り時より低速で回転させ、上記第1の原点検出手段による検出信号が入力される位置を再度検出し、低速送りであると判別した場合には、再度、上記低速フラグのリセット、送りパルス数のセット、セットした送りパルス数のパルス信号による早送り、送りパルス数がセットしたパルス数に達すると低速送りであるか否かの判別処理を繰り返して行う第3の処理とを行う
    時計装置。
  2. 上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返す
    請求項1記載の時計装置。
  3. 上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理をそれぞれ行った後、検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で上記分針駆動系および時針駆動系を停止させる
    請求項1または2記載の時計装置。
  4. 上記制御回路は、上記第2処理および第3の処理のうち少なくとも一方を、複数回繰り返し、最後に検出信号が入力される位置から1ステップ以上送った位置で上記分針駆動系および時針駆動系を停止させる
    請求項1記載の時計装置。
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