JP2001041755A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP2001041755A
JP2001041755A JP21154499A JP21154499A JP2001041755A JP 2001041755 A JP2001041755 A JP 2001041755A JP 21154499 A JP21154499 A JP 21154499A JP 21154499 A JP21154499 A JP 21154499A JP 2001041755 A JP2001041755 A JP 2001041755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有料道路の自動料金収受システムにおける該シ
ステム専用レーン(ETCレーン)の渋滞情報と通行券レ
ーンの渋滞情報とを独立して受信し、これら両渋滞情報
を識別可能に表示することで、有料道路の出口または入
口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レー
ンが存在する場合に、各レーンの渋滞情報を正確に表示
して、利便性の向上を図ることができる車両用ナビゲー
ション装置の提供を目的とする。 【解決手段】自車の現在位置を地図情報と共に表示する
車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーショ
ン装置1は有料道路の自動料金収受システムにおける該
システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情
報とを独立して受信する受信手段4と、上記両渋滞情報
を識別可能に表示する表示手段12とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自車の現在位置
を地図情報と共に表示するような車両用ナビゲーション
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両用ナビゲーション装
置としては、例えば特開平7−270172号公報に記
載のようなVICS機能付きナビゲーション装置があ
る。すなわち、VICS(vehicle information communi
cation system、道路交通情報通信システム)の路側機器
から送信される渋滞情報を受信して、ナビゲーション装
置の表示画面に渋滞情報を表示すべく構成したものであ
る。
【0003】一方、有料道路における料金所でのノンス
トップ化、渋滞緩和、キャッシュレス化、人的経費削減
を目的とする自動料金収受システム(Electronic Toll C
ollectionいわゆるETC)も既に開発されている。
【0004】すなわち、有料道路の入口、出口に設置さ
れた路側機器と、車両に搭載された車載機器と、車載機
器のカードリーダに着脱されるICカードとを備え、車
両が有料道路の入口を通過する時、車載機器と入口路側
機器との間で情報の送受信を行ない、車両が有料道路の
出口を通過する時、当該車両の有料道路利用料金を計算
して、ICカード所有者の口座から料金の徴収を可能と
成した自動料金収受システムである(特開平8−305
908号、特開平8−22594号、特開平8−305
914号、特開平10−222705号公報参照)。
【0005】そこで、上述のVICS機能付きナビゲー
ション装置と自動料金収受システム(いわゆるETCシ
ステム)とを組合わせると、有料道路の渋滞情報をナビ
ゲーション装置の表示画面に表示することが可能となる
が、有料道路の自動料金収受システム専用レーンと通行
券レーン(従前の通行券発行による通常レーン)とでは本
来渋滞の量(度合)が異なり、これを如何に表示するかが
課題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、有料道路の自動料金収受システムにおける
該システム専用レーン(ETCレーン)の渋滞情報と通行
券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、これら両渋滞
情報を識別可能に表示することで、有料道路の出口また
は入口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券
レーンが存在する場合に、各レーンの渋滞情報を正確に
表示して、利便性の向上を図ることができる車両用ナビ
ゲーション装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、有料道
路の自動料金収受システムにおける該システム専用レー
ン(ETCレーン)の渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報
とを独立して受信し、これら両渋滞情報の何れか一方を
選択して表示することで、有料道路の出口または入口に
自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが
存在する場合に、選択された一方のレーンの渋滞情報を
正確に表示して、利便性の向上を図ることができる車両
用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、渋滞情報を
表示するレーンを、出口レーンおよび入口レーンのうち
の料金収受が行なわれる側のレーンに設定することで、
料金収受により渋滞発生率が多い側のレーンにおける渋
滞情報を表示して、有用性の向上を図ることができる車
両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、ナビゲ
ーション装置に接続または内蔵された自動料金収受シス
テム用車載機の作動不可能時には有料道路の入口レーン
もしくは出口レーンの渋滞情報を表示すると共に、車載
機の作動不可能時には上述の渋滞情報を表示しないよう
に構成することで、自動料金収受システムにおける該シ
ステム専用レーンは渋滞する可能性が極めて低く、その
ため通行券レーンの渋滞情報のみしか提供されない場合
であっても、自車が実際に通過する可能性の大きいレー
ンの渋滞情報を表示するので、利便性の向上を図ること
ができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とす
る。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーショ
ン装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしく
は内蔵され、この車載機の作動可能時には自動料金収受
システム専用レーンの渋滞情報を表示し、上述の車載機
の作動不可能時には通行券レーンの渋滞情報を表示する
ことで、利便性のさらなる向上を図ることができる車両
用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4まはた5記載の発明の目的と併せて、上述の車載
機の作動可能、不可能を、自動料金収受用のカード媒体
(プリペイドカード、クレジットカード、電子マネーカ
ード、ICカード参照)の挿入、非挿入により判別する
ことで、車載機の作動可能、不可能を適切に判別するこ
とができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とす
る。
【0012】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項5記載の発明の目的と併せて、ナビゲーション装置
による経路誘導路の設定時には、上述の車載機の作動可
能に対応して目的地までの到達予測時間を、自動料金収
受システム専用レーン(ETCレーン)を通るものとして
演算し、車載機の作動不可能に対応して目的地までの到
達予測時間を、通行券レーン(通常レーン)を通るものと
して演算し、これら演算結果を報知することで、上述の
到達予測時間を渋滞を加味した条件下にて可及的正確に
演算および報知することができる車両用ナビゲーション
装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2または7記載の発明の目的と併せて、上述の渋滞
情報の表示時には渋滞情報が表示されているレーンが自
動料金収受システム専用レーンか通行券レーンかを識別
可能に表示することで、乗員に対して何れのレーンの渋
滞情報かを認識させることができる車両用ナビゲーショ
ン装置の提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明の目的
と併せて、ナビゲーション装置による経路誘導路の設定
時には有料道路の入口レーンに入る前において、有料道
路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レ
ーンの渋滞情報を報知することで、有料道路の入口レー
ンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認
識することができて、利便性をさらに向上させることが
できる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0015】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の発明
の目的と併せて、上述のナビゲーション装置による経路
誘導路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前
において、有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情
報をそれぞれ表示することで、複数出口レーンでの渋滞
情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図るこ
とができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とす
る。
【0016】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項9記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーシ
ョン装置による経路誘導路の設定時には、有料道路の入
口レーンに入る前において、有料道路の経路誘導路上の
出口レーンでの自動料金収受システム専用レーン(ET
Cレーン)の渋滞情報も通行券レーンの渋滞情報と併せ
て報知することで、利便性をより一層向上させることが
できる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0017】この発明の請求項12記載の発明は、上記
請求項4記載の発明の目的と併せて、ナビゲーション装
置による経路誘導路の設定時には、車載機の作動可能に
対応して目的地までの到達予測時間が渋滞情報を無視し
て演算される一方、車載機の作動不可能に対応して目的
地までの到達予測時間が渋滞情報を考慮して演算および
報知することで、到達予測時間を可及的正確に演算およ
び報知することができる車両用ナビゲーション装置の提
供を目的とする。
【0018】この発明の請求項13記載の発明は、上記
請求項4記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーシ
ョン装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口
レーンに入る前において、少なくとも車載機の作動不可
能時には出口レーンでの渋滞情報を表示することで、有
料道路の入口レーンに入る前において事前に出口レーン
での渋滞情報を認識することができて、利便性をさらに
向上させることができる車両用ナビゲーション装置の提
供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、自車の現在位置を地図情報と共に表示する車
両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーション
装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該シス
テム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報と
を独立して受信する受信手段と、上記両渋滞情報を識別
可能に表示する表示手段とを備えた車両用ナビゲーショ
ン装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項2記載の発明は、自車の
現在位置を地図情報と共に表示する車両用ナビゲーショ
ン装置であって、上記ナビゲーション装置は有料道路の
自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの
渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信す
る受信手段と、上記両渋滞情報の何れか一方を選択して
表示する表示手段とを備えた車両用ナビゲーション装置
であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、渋滞情報を
表示する上記レーンは出口レーンおよび入口レーンのう
ちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定された車両
用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項4記載の発明は、自車の
現在位置と地図情報とを共に表示する車両用ナビゲーシ
ョン装置であって、上記ナビゲーション装置には有料道
路の入口レーンもしくは出口レーンの渋滞情報を受信す
る受信手段を備え、上記ナビゲーション装置には有料道
路における自動料金収受システム用車載機が接続もしく
は内臓され、上記車載機の作動不可能時には上記渋滞情
報を表示すると共に、上記車載機の作動可能時には上記
渋滞情報を表示しない車両用ナビゲーション装置である
ことを特徴とする。
【0023】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション
装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしくは
内蔵され、上記車載機の作動可能時には自動料金収受シ
ステム専用レーンの渋滞情報を表示し、上記車載機の作
動不可能時には通行券レーンの渋滞情報を表示する車両
用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4または5記載の発明の構成と併せて、上記車載機
の作動可能、不可能は自動料金収受用のカード媒体の挿
入、非挿入により判別する車両用ナビゲーション装置で
あることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項5記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション
装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動
可能に対応して目的地までの到達予測時間が自動料金収
受システム専用レーンを通るものとして演算される一
方、上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到
達予測時間が通行券レーンを通るものとして演算され、
上記演算結果を報知する車両用ナビゲーション装置であ
ることを特徴とする。
【0026】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2または7記載の発明の構成と併せて、上記渋滞情
報の表示時には渋滞情報が表示されているレーンが自動
料金収受システム専用レーンか通行券レーンかを識別可
能に表示する車両用ナビゲーション装置であることを特
徴とする。
【0027】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明の構成
と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の
設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、上
記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも
通行券レーンの渋滞情報を報知する車両用ナビゲーショ
ン装置であることを特徴とする。
【0028】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の発明
の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘
導路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前に
おいて有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報を
それぞれ表示する車両用ナビゲーション装置であること
を特徴とする。
【0029】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項9記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーショ
ン装置による経路誘導路の設定時には、有料道路の入口
レーンに入る前において、上記有料道路の経路誘導路上
の出口レーンでの自動料金収受システム専用レーンの渋
滞情報を報知する車両用ナビゲーション装置であること
を特徴とする。
【0030】この発明の請求項12記載の発明は、上記
請求項4記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーショ
ン装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作
動可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞
情報を無視して演算される一方、上記車載機の作動不可
能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報
を考慮して演算され、上記演算結果を報知する車両用ナ
ビゲーション装置であることを特徴とする。
【0031】この発明の請求項13記載の発明は、上記
請求項4記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーショ
ン装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レ
ーンに入る前において、少なくとも上記車載機の作動不
可能時には上記出口レーンでの上記渋滞情報を表示する
車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0032】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のナビゲーション装置は自車の現在位置
を地図情報と共に表示し、上述の受信手段は有料道路の
自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの
渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信
し、上述の表示手段は上記両渋滞情報を識別可能に表示
する。
【0033】このように、有料道路の出口または入口に
自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが
存在する場合に、上述の表示手段で両渋滞情報を識別可
能に表示するので、各レーンの渋滞情報を正確に表示し
て、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0034】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上述のナビゲーション装置は自車の現在位置を地図情報
と共に表示し、上述の受信手段は有料道路の自動料金収
受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と
通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、上述の表
示手段は上記両渋滞情報の何れか一方を選択して表示す
る。
【0035】このように、有料道路の出口または入口に
自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが
存在する場合に、上述の表示手段で選択された一方のレ
ーンの渋滞情報を表示するので、この渋滞情報を正確に
表示して、利便性の向上を図ることができる効果があ
る。
【0036】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、渋滞
情報を表示する上記レーンを、出口レーンおよび入口レ
ーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定し
たので、料金収受により渋滞発生率が多い側のレーンに
おける渋滞情報を表示手段にて表示し、有用性の向上を
図ることができる効果がある。
【0037】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上述の受信手段は有料道路の入口レーンもしくは出口レ
ーンの渋滞情報を受信し、ナビゲーション装置に接続ま
たは内蔵された自動料金収受システム用車載機の作動不
可能時には上述の渋滞情報を表示する一方、車載機の作
動可能時には渋滞情報を表示しない。
【0038】このため、次のような効果がある。すなわ
ち、自動料金収受システムにおける該システム専用レー
ンは渋滞する可能性が極めて低く、そのため通行券レー
ンの渋滞情報のみしか提供されない場合であっても、自
車が実際に通過する可能性の大きいレーンの渋滞情報を
表示するので、利便性の向上を図ることができる効果が
ある。
【0039】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、ナビゲーショ
ン装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしく
は内蔵され、この車載機の作動が可能な時には表示手段
で自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を表示
し、一方、車載機の作動が不可能な時には表示手段で通
行券レーンの渋滞情報を表示する。
【0040】このように車載機の作動可能、不可能によ
り、自車が実際に通過する可能性の大きい側のレーンの
渋滞情報を表示するので、利便性のさらなる向上を図る
ことができる効果がある。
【0041】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項4または5記載の発明の効果と併せて、上述
の車載機の作動可能、不可能を、自動料金収受用のカー
ド媒体の挿入、非挿入により判別するので、車載機の作
動可能、不可能を適切に判別することができる効果があ
る。
【0042】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項5記載の発明の効果と併せて、上述のナビゲ
ーション装置で経路誘導路が設定された時には、車載機
の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が自動
料金収受システム専用レーンを通るものとして演算され
る。一方、車載機の作動不可能に対応して目的地までの
到達予測時間が通行券レーンを通るものとして演算さ
れ、かつ上述の演算結果が報知される。この結果、上述
の到達予測時間は渋滞を加味した条件下にて可及的正確
に演算および報知される効果がある。
【0043】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項2または7記載の発明の効果と併せて、上述
の渋滞情報の表示手段による表示時には、渋滞情報が表
示されているレーンが自動料金収受システム専用レーン
か、または通行券レーンかを識別できるように表示され
る。このため、乗員に対して何れのレーンの渋滞情報か
を認識させることができる効果がある。
【0044】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明
の効果と併せて、上述のナビゲーション装置で経路誘導
路が設定された時には、有料道路の入口レーンに入る前
において、上述の有料道路の経路誘導路上の出口レーン
での少なくとも通行券レーンの渋滞情報を報知する。こ
の結果、有料道路の入口レーンに入る前において事前に
出口レーンでの渋滞情報を認識することができ、利便性
をさらに向上させることができる効果がある。
【0045】この発明の請求項10記載の発明によれ
ば、上記請求項1,2,3,5,6,7,8または9記
載の発明の効果と併せて、上述のナビゲーション装置に
よる経路誘導路の設定がなされていない場合(非設定時)
には、有料道路の入口レーンに入る前において該有料道
路の複数の出口レーンにおける渋滞情報が表示手段にて
それぞれ表示される。このため、複数の出口レーンでの
渋滞情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図
ることができる効果がある。
【0046】この発明の請求項11記載の発明によれ
ば、上記請求項9記載の発明の効果と併せて、上述のナ
ビゲーション装置で経路誘導路が設定された時には、有
料道路の入口レーンに入る前において、該有料道路の経
路誘導路上の出口レーンでの自動料金収受システム専用
レーンの渋滞情報が報知される。つまり前述の通行券レ
ーンの渋滞情報と自動料金収受システム専用レーンの渋
滞情報との両情報が報知されているので、利便性をより
一層向上させることができる効果がある。
【0047】この発明の請求項12記載の発明によれ
ば、上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上記ナビ
ゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車
載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が
上記渋滞情報を無視して演算される一方、上記車載機の
作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記
渋滞情報を考慮して演算され、上記演算結果を報知す
る。この結果、到達予測時間を可及的正確に演算および
報知することができる効果がある。
【0048】この発明の請求項13記載の発明によれ
ば、上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上記ナビ
ゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路
の入口レーンに入る前において、少なくとも上記車載機
の作動不可能時には上記出口レーンでの上記渋滞情報を
表示する。このため、有料道路の入口レーンに入る前に
おいて事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することが
できて、利便性をさらに向上させることができる効果が
ある。
【0049】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用ナビゲーション装置を示し、図1
において、車両に搭載されたナビゲーション装置1は、
VICS路側機器2(VICSとはvehicle information
communication systemの略で、道路交通情報通信システ
ムの意)の送信アンテナ3から送信される渋滞情報を受
信する受信手段としての受信アンテナ4と、GPS衛星
(図示せず)からの電波を受信するGPSアンテナ5と、
自車の相対走行方位を検出する方位センサ6と、車速を
検出する車速センサ7と、自動料金収受システム(Elect
ronic Toll Collectionのことで、以下単にETCシス
テムと略記する)対応モード時にマニュアル設定される
モード切換えスイッチ8とを備えている。
【0050】而して、上述の各アンテナ4,5、各セン
サ6,7およびモード切換えスイッチ8をCPU10
(制御手段)にそれぞれ接続している。また、上述の各要
素5,6,7で車両(自車)の現在位置を測位する現在位
置測位手段を構成する一方、上述のCPU10には道路
地図情報を記憶するCD−ROMのような地図メモリ9
が接続されている。
【0051】CPU10は、受信アンテナ4、GPSア
ンテナ5、方位センサ6、車速センサ7、モード切換え
スイッチ8からの入力に基づいて、ROM11に格納さ
れたプログラムに従って、表示部12、報知部13を駆
動制御すると共に、地図メモリ9から読出しした地図上
に自車位置を表示する。またRAM14は必要なデータ
やマップを記憶する。ここで、上述の報知部13はブザ
ーや音声報知手段により構成することができる。
【0052】上述のナビゲーション装置1側のCPU1
0と、自動料金収受システム用車載機(以下単にETC
ユニットと略記する)15側のCPU20(制御手段)と
はライン16,17およびコネクタ18を介して接続し
ている。
【0053】上述のETCユニット15はETC路側機
器19の送受信アンテナ21との間で情報の送受信を行
なうETCアンテナ22(送受信アンテナ)と、自動料金
収受用のカード媒体(プリペイドカード、クレジットカ
ード、電子マネーカード、ICカードなどが用いられる
が、以下単にカードと略記する)23の着脱を許容して
カード23の情報を読みとるカードリーダ24と、有料
道路の利用料金等を可視表示する表示部25と、必要情
報を乗員に報知するブザーや音声報知手段の如き報知部
26とを備えている。
【0054】また、CPU20はETCアンテナ22、
カードリーダ24からの入力に基づいて、ROM27に
格納されたプログラムに従って、表示部25、報知部2
6、ETCアンテナ22、カードリーダ24を駆動制御
し、RAM28は必要なデータやマップを記憶する。
【0055】ここで、上述のカード23は図2に示すよ
うに、IDコード等の個人情報が予め磁気記録された磁
気ストライプ30と、CPU、ROM、RAMが一体的
に内蔵されたICチップ31と、ETCユニット15の
カードリーダ23に対して電気的に導通可能なコンタク
ト部32とを有する接触タイプICカードに構成されて
いるが、非接触タイプのICカードで構成してもよいこ
とは勿論である。
【0056】ところで、上述のETC路側機器19はR
OM(記憶手段)等により構成される顧客データベース3
3と、ETCセンタ34と、送受信アンテナ21とを備
え、これら各要素33,34,21間で情報の授受を行
う。
【0057】図3はETC路側機器19の配置例を平面
的に示すもので、有料道路35の入口36には通行券を
発券する通常ゲート37と、ETCシステムによる入口
アンテナ38とを設置し、通常ゲート37に対応して通
行券レーン(いわゆる通常レーン)39が設けられ、入口
アンテナ38に対応して自動料金収受システム専用レー
ン(以下単にETCレーンと略記する)40が設けられて
いる。
【0058】また有料道路35の入口36の手前側には
入口予告信号(所定信号)を送信する入口手前アンテナ4
1が設けられている。この実施例では入口手前側乃至入
口36が共に6車線の場合を例示しているが、この車線
数に限定されるものではない。
【0059】また有料道路35の出口42の手前側には
出口予告信号(所定信号)を送信する出口手前アンテナ1
3が設けられている。さらに有料道路35の出口42に
は利用料金としての現金を徴収する従前の通常ゲート4
4と、ETCシステムによる出口アンテナ45とを設置
し、通常ゲート44に対応して通行券レーン(いわゆる
通常レーン)46が設けられ、出口アンテナ45に対応
してETCレーン47が設けられている。この実施例で
は出口手前側が5車線、出口42側が6車線の場合を例
示しているが、この車線数に限定されるものではない。
【0060】ここで、上述のETCシステムは有料道路
35の入口36、出口42またはこれらの手前に設置さ
れたアンテナ38,41,45,43と、車両に搭載さ
れたETCユニット15と、ETCユニット15のカー
ドリーダ24に着脱されるカード23とを備え、車両が
有料道路35の入口36を通過する時、ETCユニット
15と入口アンテナ38との間で情報の送受信を行な
い、車両が有料道路35の出口42をETCレーン47
を介して通過する時、当該車両の有料道路利用料金を計
算して、カード23の所有者の口座から料金の徴収を可
能と成したシステムで、ノンストップ化、渋滞緩和、キ
ャッシュレス化、人的経費削減を図るものである。
【0061】なお、図1においては図3で示した各アン
テナ38,41,45,43を送受信アンテナ21とし
て模式的に図示している。ところで、前述のVICS路
側機器2は有料道路35および一般道路(図示せず)の渋
滞情報を収集する渋滞情報収集センサ48と、VICS
センタ49と、送信アンテナ3とを備え、渋滞情報収集
センサ48で収集した有料道路35、一般道路の渋滞情
報を、VICSセンタ49および送信アンテナ3を介し
て車両に搭載されたナビゲーション装置1の送信アンテ
ナ4へ送信処理する。
【0062】この受信アンテナ4としては例えばFMア
ンテナを用い、この受信アンテナ4は有料道路35のE
TCシステムにおけるETCレーン40,47(特に料
金収受が行なわれる出口料金所のETCレーン47)の
渋滞情報と、通行レーン39,46(特に料金収受が行
なわれる出口料金所の通行券レーン46)の渋滞情報
と、一般道路の渋滞情報とを独立して受信する受信手段
である。
【0063】なお、前述のETCユニット15は図4に
示すようにインストルメントパネル50の中央部トップ
デッキ部分に取付ける後付け構成(インパネ上部設置型)
と成してもよく、図5に示すように車室内のオーバヘッ
ド部51に設置(ビルトインタイプ)してもよく、図6に
示すようにナビゲーション装置1の表示部12の上部に
カード挿入口52をもったカードリーダ24を取付け、
表示部25を省略して、ETCユニット15の表示をナ
ビゲーション装置1の表示部12で兼用すべく構成(ナ
ビ接続型)してもよい。なお、図4、図5、図6におい
て53はイグニッションスイッチ、54はステアリング
ホイールである。
【0064】図1に示すナビゲーション装置1において
上述の受信アンテナ4はETCレーン47の渋滞情報
と、通行券レーン46の渋滞情報とを独立して受信する
受信手段であり、また表示部12はこれら両渋滞情報を
識別可能に表示または両渋滞情報の何れか一方を選択し
て表示する表示手段である。
【0065】しかも、上述のCPU10はETCユニッ
ト15の作動可能、不可能をカード23の挿入、非挿入
により判別する判別手段(図7に示すフローチャートの
第5ステップS5参照)と、ETCユニット15の作動
可能時(カード23の挿入時)にはETCレーン47の渋
滞情報を表示するように選定する選定手段(図7に示す
フローチャートの第6ステップS6参照)と、ETCユ
ニット15の作動不可能時(カード23の非挿入時)には
通行券レーン46の渋滞情報を表示するように選定する
選定手段(図7に示すフローチャートの第7ステップS
7参照)と、を兼ねる。
【0066】このように構成した車両用ナビゲーション
装置の作用を、図7に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。第1ステップS1(検出手段)で、CP
U10は受信アンテナ4からの渋滞情報受信を検出す
る。つまりVICS路側機器2の送信アンテナ3からは
一般道路の渋滞情報、有料道路35のETCレーン47
の渋滞情報、通行券レーン46の渋滞情報がそれぞれ送
信されるので、これら各渋滞情報を受信アンテナ4で独
立して受信する。
【0067】次に第2ステップS2(受信判定手段)で、
CPU10は受信アンテナ4からの入力に基づいて渋滞
情報受信か否かを判定し、NO判定時には第1ステップ
S1にリターンする一方、YES判定時には次の第3ス
テップS3に移行する。
【0068】この第3ステップS3(渋滞情報記憶手段)
で、CPU10は受信した全ての渋滞情報をRAM14
の所定エリアに記憶する。次に第4ステップS4(カー
ド挿入検出手段)で、CPU10はカード23がカード
リーダ24に挿入されているか否かを、ETCユニット
15側のCPU20出力に基づいて検出する。
【0069】次に第5ステップS5(判別手段)で、CP
U10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時(E
TCユニット15の作動可能時)には第6ステップS6
に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニット15
の作動不可能時)には別の第7ステップS7に移行す
る。
【0070】上述の第6ステップS6(選定手段)で、C
PU10有料道路出口料金所での渋滞情報をETCレー
ン47側のものを選択する。またはETCレーン47で
の渋滞なしと認識する。
【0071】一方、上述の第7ステップS7(選定手段)
で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報を通
行券レーン46側のものを選択する。要するに、これら
各ステップS6、S7での処理は予めRAM14の所定
エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択して読出す
処理となる。
【0072】次に第8ステップS8(表示手段)で、CP
U10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋滞情
報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表示
(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞情
報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の渋
滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部12
に表示(請求項1に相当)する。
【0073】なお、これら各渋滞情報の表示タイミング
は自車が有料道路35の入口発券所の手前所定距離以内
に達した時点で表示するように構成してもよく、ETC
レーン47の渋滞情報と通行券レーン46の渋滞情報と
を同時に表示する場合には、それぞれの渋滞情報を渋滞
距離の数値を上下2段に分けて文字情報と共に区別でき
るように表示するか、或は渋滞量の長さを色分けして文
字情報と共に区別できるように表示すればよい。
【0074】このように図1〜図7に示す実施例(請求
項1,2,3,5,6に相当する実施例)、上述のナビ
ゲーション装置1は自車の現在位置を地図情報と共に表
示し、上述の受信手段(受信アンテナ4参照)は有料道路
35のETCシステムにおけるETCレーン47の渋滞
情報と通行券レーン46の渋滞情報とを独立して受信
し、上述の表示手段(表示部12参照)は上記両渋滞情報
を識別可能に表示(第8ステップS8参照)する。
【0075】このように、有料道路35の出口または入
口にETCレーンおよび通行券レーンが存在する場合
に、上述の表示手段(表示部12参照)で両渋滞情報を識
別可能に表示するので、各レーンの渋滞情報を正確に区
別して表示して、利便性の向上を図ることができる効果
がある。
【0076】また、上述のナビゲーション装置1は自車
の現在位置を地図情報と共に表示し、上述の受信手段
(受信アンテナ4参照)は有料道路35のETCシステム
におけるETCレーン47の渋滞情報と通行券レーン4
6の渋滞情報とを独立して受信し、上述の表示手段(表
示部12参照)は上記両渋滞情報の何れか一方を選択し
て表示する(第8ステップS8参照)。
【0077】このように、有料道路35の出口または入
口にETCレーンおよび通行券レーンが存在する場合
に、上述の表示手段(表示部12参照)で選択された一方
のレーンの渋滞情報を表示するので、この渋滞情報を正
確に表示して、利便性の向上を図ることができる効果が
ある。
【0078】さらに、渋滞情報を表示する上記レーン
を、出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行
なわれる側のレーン(図3の実施例では出口料金所に位
置する各レーン46,47)に設定したので、料金収受
により渋滞発生率が多い側のレーン46,47における
渋滞情報を表示手段(表示部12参照)にて表示し、有用
性の向上を図ることができる効果がある。なお、有料道
路の入口側において料金収受が行なわれる場合には、渋
滞情報を表示するレーンを、入口レーンに設定すればよ
いことは勿論である。
【0079】加えて、ナビゲーション装置1には自動料
金収受システム用車載機(ETCユニット15参照)が接
続もしくは内蔵され、この車載機(ETCユニット15
参照)の作動が可能な時には表示手段(表示部12参照)
でETCレーン47の渋滞情報を表示し、一方、車載機
(ETCユニット15参照)の作動が不可能な時には表示
手段(表示部12参照)で通行券レーン46の渋滞情報を
表示する。
【0080】このように車載機(ETCユニット15参
照)の作動可能、不可能により、自車が実際に通過する
可能性の大きい側のレーンの渋滞情報を表示するので、
利便性のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0081】また、上述の車載機(ETCユニット15
参照)の作動可能、不可能を、カード23の挿入、非挿
入により判別(第5ステップS5参照)するので、車載機
(ETCユニット15参照)の作動可能、不可能を適切に
判別することができる効果がある。
【0082】図8、図9、図10は車両用ナビゲーショ
ン装置の他の実施例を示すフローチャートであって、図
7における第4ステップS4と第5ステップS5とから
なるルーチンR1の部分のみを変更した実施例である。
【0083】すなわち、図7の実施例においてはETC
ユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿入、
非挿入により判別したが、この判別内容の他の実施例を
図8、図9、図10に示すものである。
【0084】図8の実施例では、第4ステップS4(接
続検出手段)でETCユニット15側のCPU20が接
続されているか否かをコネクタ18の接続、非接続によ
り検出し、次の第5ステップS5(判別手段)でETCユ
ニット15側のCPU20の接続の有無を判別するもの
で、これら両ステップS4,S5によりルーチンR2を
構成している。
【0085】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効
果を奏するので、図8において図7と同一の部分には同
一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0086】図9の実施例では、第4ステップS4(設
定検出手段)でモード切換えスイッチ8によるマニュア
ル設定が成されているか否かを検出し、次の第5ステッ
プS5(判別手段)でナビゲーション装置1がETC対応
モードに設定されたか否かを判別するもので、これら両
ステップS4,S5によりルーチンR3を構成してい
る。
【0087】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効
果を奏するので、図9において図7と同一の部分には同
一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0088】図10の実施例では、第4ステップS4
(機能状態検出手段)でETCユニット15の機能状態を
検出し、次の第5ステップS5(判別手段)で、CPU1
0がETCユニット15の作動可能か否かを判別して、
ETCユニット15が正常に機能する場合には第6ステ
ップS6に移行する一方、故障等によりETCユニット
15が正常に機能しない場合(異常時)には別の第7ステ
ップS7に移行するもので、これら両ステップS4,S
5によりルーチンR4を構成している。
【0089】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効
果を奏するので、図10において図7と同一の部分には
同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0090】図11は車両用ナビゲーション装置のさら
に他の実施例を示すフローチャートであって、この実施
例においても図1〜図6の回路装置を用いる。しかも、
上述のCPU10はナビゲーション装置1による経路誘
導路の設定を検出する誘導路設定検出手段(図11に示
すフローチャートの第4ステップQ4参照)と、経路誘
導路の設定が成されたか否かを判定する設定判別手段
(図11に示すフローチャートの第5ステップQ5参照)
と、ETCユニット15の作動可能、不可能をカード2
3の挿入、非挿入により判別する判別手段(図11に示
すフローチャートの各ステップQ7,Q15参照)と、
ETCユニット15の作動可能時(カード23の挿入時)
にはETCレーン47の渋滞情報を表示するように選定
する選定手段(図11に示すフローチャートの各ステッ
プQ8,Q16参照)と、ETCユニット15の作動不
可能時(カード23の非挿入時)にはETCレーン46の
渋滞情報を表示するように選定する選定手段(図11に
示すフローチャートの各ステップQ9,Q17参照)
と、ナビゲーション装置1による経路誘導路の非設定時
には、有料道路35の入口レーンに入る前において有料
道路35の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそれぞ
れ表示する表示手段(図11に示すフローチャートの第
13ステップQ13参照)と、ナビゲーション装置1に
よる経路誘導路の設定時には、有料道路35の入口レー
ンに入る前において当該有料道路35の経路誘導路上の
出口レーンでの少なくとも通行券レーン46の渋滞情報
を報知する報知手段(図11に示すフローチャートの第
21ステップQ21照)と、ナビゲーション装置1によ
る経路誘導路の設定時には、ETCユニット15の作動
可能に対応して目的地までの到達予測時間を、ETCレ
ーン40,47を通るものとして演算する一方、ETC
ユニット15の作動不可能に対応して目的地までの到達
予測時間を、通行券レーン39,46を通るものとして
演算する演算手段(図11に示すフローチャートの第2
2ステップQ22参照)と、上述の演算手段で演算され
た演算結果つまり渋滞の条件が加味された到達予測時間
を報知する報知手段(図11に示すフローチャートの第
23ステップQ23参照)と、を兼ねる。
【0091】なお、この実施例では上述のナビゲーショ
ン装置1による経路誘導路の設定時には、有料道路35
の入口レーンに入る前において、当該有料道路35の経
路誘導路上の出口レーンでのETCレーン47の渋滞情
報を前述の通行券レーン46の渋滞情報と併せて報知
(第21ステップQ21参照)すべく構成している。
【0092】このように構成した車両用ナビゲーション
装置の作用を図11に示すフローチャートを参照して以
下に詳述する。第1ステップQ1(検出手段)で、CPU
10は受信アンテナ4からの渋滞情報受信を検出する。
つまりVICS路側機器2の送信アンテナ3からは一般
道路の渋滞情報、有料道路35のETCレーン40,4
7の渋滞情報、通行券レーン39,46の渋滞情報がそ
れぞれ送信されるので、これら各渋滞情報を受信アンテ
ナ4で独立して受信する。
【0093】次に第2ステップQ2(受信判定手段)で、
CPU10は受信アンテナ4からの入力に基づいて渋滞
情報受信か否かを判定し、NO判定時には第1ステップ
Q1にリターンする一方、YES判定時には次の第3ス
テップQ3に移行する。
【0094】この第3ステップQ3(渋滞情報記憶手段)
で、CPU10は受信した全ての渋滞情報をRAM14
の所定エリアに記憶する。次に第4ステップQ4で、C
PU10は経路誘導路の設定検出を実行する。すなわ
ち、目的地までの経路設定が成され、推奨経路がRAM
14の所定エリアに記憶されているか否かに基づいて設
定検出を実行することができる。
【0095】次に第5ステップQ5で、CPU10は経
路誘導路の設定の有無を判定し、経路誘導路の非設定時
には次の第6ステップQ6に移行する一方、経路誘導路
の設定時には別の第14ステップQ14に移行する。
【0096】上述の第6ステップQ6(カード挿入検出
手段)で、CPU10はカード23がカードリーダ24
に挿入されているか否かを、ETCユニット15側のC
PU20出力に基づいて検出する。
【0097】次に第7ステップQ7(判別手段)で、CP
U10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時(E
TCユニット15の作動可能時)には第8ステップQ8
に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニット15
の作動不可能時)には別の第9ステップQ9に移行す
る。
【0098】上述の第8ステップQ8(選定手段)で、C
PU10有料道路出口料金所での渋滞情報をETCレー
ン47側のものを選択する。またはETCレーン47で
の渋滞なしと認識する。
【0099】一方、上述の第9ステップQ9(選定手段)
で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報を通
行券レーン46側のものを選択する。要するに、これら
各ステップQ8、Q9での処理は予めRAM14の所定
エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択して読出す
処理となる。
【0100】次に第10ステップQ10(表示手段)で、
CPU10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋
滞情報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表
示(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞
情報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の
渋滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部1
2に表示(請求項1に相当)する。
【0101】次に第11ステップQ11で、CPU10
はGPSセンサ5、方位センサ6、車速センサ7からの
入力に基づいて現在位置を検出する。
【0102】次に第12ステップQ12で、CPU10
は自車の現在位置と地図情報との両者から自車が有料道
路35の入口料金所(入口発券所)の手前所定距離以内に
到達したか否かを判定し、NO判定時には第1ステップ
Q1にリターンする一方、YES判定時には次の第13
ステップQ13に移行する。
【0103】この第13ステップQ13で、CPU10
は経路誘導路の非設定かつ入口料金所手前到達に対応し
て、有料道路35の複数の出口料金所における渋滞情報
を図12または図13に示す如く可視表示する。
【0104】図12に示す表示例は自車が現在走行して
いる自車の現在位置を自車マーク60として地図情報と
共に表示し、しかもナビゲーション装置1の表示部12
における下域部に帯状の渋滞情報表示エリア61を設定
して、この渋滞情報表示エリア61に有料道路35の複
数の出口料金所(Aインタチェンジ出口、Bインタチェ
ンジ出口、Cインタチェンジ出口参照)の渋滞情報を、
上段にETCレーンの渋滞距離を数値で、下段に通行券
レーンの渋滞距離を数値で、それぞれ表示するものであ
る。
【0105】図13に示す実施例はナビゲーション装置
1の表示部12に複数の出口料金所(Aインタチェンジ
出口、Bインタチェンジ出口、Cインタチェンジ出口参
照)が表示されるように地図情報を縮尺表示し、この縮
尺表示されたそれぞれの出口料金所における通行券レー
ンでの渋滞情報を渋滞量の長さとしてカラーマーク62
A,62B,62Cでそれぞれ地図上の出口に符合させ
て表示をするものである。
【0106】この図13の表示例において通行券レーン
のカラーマーク62A,62B,63Cと異なる色によ
りETCレーンの渋滞量の長さを同様のカラーマークで
併せて表示すべく構成してもよい。
【0107】一方、前述の第14ステップQ14(カー
ド挿入検出手段)で、CPU10はカード23がカード
リーダ24に挿入されているか否かを、ETCユニット
15側のCPU20出力に基づいて検出する。
【0108】次に第15ステップQ15(判別手段)で、
CPU10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時
(ETCユニット15の作動可能時)には第16ステップ
Q16に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニッ
ト15の作動不可能時)には別の第17ステップQ17
に移行する。
【0109】上述の第16ステップQ16(選定手段)
で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報をE
TCレーン47側のものを選択する。またはETCレー
ン47での渋滞なしと認識する。
【0110】一方、上述の第17ステップQ17(選定
手段)で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情
報を通行券レーン46側のものを選択する。要するに、
これら各ステップQ16、Q17での処理は予めRAM
14の所定エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択
して読出す処理となる。
【0111】次に第18ステップQ18(表示手段)で、
CPU10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋
滞情報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表
示(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞
情報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の
渋滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部1
2に表示(請求項1に相当)する。
【0112】次に第19ステップQ19で、CPU10
はGPSセンサ5、方位センサ6、車速センサ7からの
入力に基づいて現在位置を検出する。
【0113】次に第20ステップQ20で、CPU10
は自車の現在位置と地図情報との両者から自車が有料道
路35の入口料金所(入口発券所)の手前所定距離以内に
到達したか否かを判定し、NO判定時には次の第22ス
テップQ22に移行する一方、YES判定時には別の第
21ステップQ21に移行する。
【0114】上述の第21ステップQ21で、CPU1
0は表示部12を駆動して、経路誘導路上の有料道路3
5における出口料金所での渋滞情報を例えば図14に示
す如く可視表示する。
【0115】図14に示す表示例は自車が現在走行して
いる自車の現在位置を自車マーク60として地図情報と
共に表示し、しかもナビゲーション装置1の表示部12
における余剰部に渋滞情報表示エリア63を設定してい
るので、この渋滞情報表示エリア63に経路誘導路上の
有料道路35における出口料金所での渋滞情報を、出口
料金所名(広島東参照)の文字情報と共に、上段にETC
レーンの渋滞距離を数値で、下段に通行券レーンの渋滞
距離を数値で、それぞれ表示するものである。
【0116】次に第22ステップQ22で、CPU10
は前述の各ステップQ16,Q17で選択もしくは認識
された渋滞により目的地までの所要時間を演算する。こ
の場合、ETCユニット15の作動可能(カード挿入)に
対応してETCレーン40,47側の渋滞情報が選択
(第16ステップQ16参照)された際には、目的地まで
の所要時間つまり到達予測時間は自車がETCレーン4
0,47を通るものと見なして演算される一方、ETC
ユニット15の作動不可能(カード非挿入)に対応して通
行券レーン39,46側の渋滞情報が選択(第17ステ
ップQ17参照)された際には、目的地まで所要時間つ
まり到達予測時間は自車が通行券レーン39,46を通
るものと見なして演算される。
【0117】次に第23ステップQ23で、CPU10
は表示部12および報知部13の少なくとも一方を駆動
して第22ステップQ22で求められた目的地までの所
要時間を表示または報知する。次に第24ステップQ2
4で、CPU10は選択もしくは認識された渋滞が予め
設定された経路誘導路上に存在するか否かを検出する。
【0118】次に第25ステップQ25で、CPU10
は上述の経路誘導路上に渋滞があるか否かを判定し、N
O判定時には第1ステップQ1にリターンする一方、Y
ES判定時には次の第26ステップQ26に移行する。
【0119】この第26ステップQ26で、CPU10
は迂回路の設定を実行する。つまり、CPU10で地図
情報上の迂回経路を検索して表示し、この迂回経路を新
たな経路誘導路とする。その後、第1ステップQ1にリ
ターンする。
【0120】このように図11〜図14に示す実施例
(請求項1〜3,5〜11に相当する実施例)によれば、
上述のナビゲーション装置1で経路誘導路が設定された
時には、車載機(ETCユニット15参照)の作動可能に
対応して目的地までの到達予測時間がETCレーン4
0,47を通るものとして演算(第22ステップQ22
参照)される。一方、車載機(ETCユニット15参照)
の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が通
行券レーン39,46を通るものとして演算(第22ス
テップQ22参照)され、かつ上述の演算結果が報知(第
23ステップQ23参照)される。この結果、上述の到
達予測時間は渋滞を加味した条件下にて可及的正確に演
算および報知される効果がある。
【0121】また、上述の渋滞情報の表示手段(表示部
12参照)による表示時には、渋滞情報が表示されてい
るレーンがETCレーンか、または通行券レーンかを識
別できるように表示(図14参照)される。このため、乗
員に対して何れのレーンの渋滞情報かを認識させること
ができる効果がある。
【0122】さらに、上述のナビゲーション装置1で経
路誘導路が設定された時には、有料道路35の入口レー
ンに入る前において、上述の有料道路35の経路誘導路
上の出口レーンでの少なくとも通行券レーン46の渋滞
情報を報知する(図14参照)。この結果、有料道路35
の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋
滞情報を認識することができ、利便性をさらに向上させ
ることができる効果がある。
【0123】一方、上述のナビゲーション装置1による
経路誘導路の設定がなされていない場合(非設定時)に
は、有料道路35の入口レーンに入る前において該有料
道路35の複数の出口レーンにおける渋滞情報が表示手
段(表示部12参照)にてそれぞれ表示される(図12ま
たは図13参照)。このため、複数の出口レーンでの渋
滞情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図る
ことができる効果がある。
【0124】さらに、上述のナビゲーション装置1で経
路誘導路が設定された時には、有料道路35の入口レー
ンに入る前において、該有料道路35の経路誘導路上の
出口レーンでのETCレーン47の渋滞情報が報知され
る。つまり前述の通行券レーン46の渋滞情報とETC
レーン47の渋滞情報との両情報が例えば図14に示す
ように報知(または表示)されているので、利便性をより
一層向上させることができる効果がある。
【0125】なお、図11のフローチャートにおいて各
ステップQ10,Q18を省略し、これらのステップQ
10,Q18による表示を第13ステップQ13、第2
1ステップQ21で兼用すべく構成してもよい。また、
この図11〜図14に示す実施例においてもその他の点
(請求項1〜3,5,6に相当する点)については先の図
7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、その
詳しい説明を省略する。
【0126】図15、図16、図17は車両用ナビゲー
ション装置のさらに他の実施例を示すフローチャートで
あって、図11におけるステップQ6,Q14とステッ
プQ7,Q15とからなるルーチンR1,R1の部分の
みを変更した実施例である。
【0127】すなわち、図11の実施例においてはET
Cユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿
入、非挿入により判別したが、この判別内容の他の実施
例を図15、図16、図17に示すものである。
【0128】図15の実施例では、ステップQ6,Q1
4(接続検出手段)でETCユニット15側のCPU20
が接続されているか否かをコネクタ18の接続、非接続
により検出し、次のステップQ7,Q15(判別手段)で
ETCユニット15側のCPU20の接続の有無を判別
するもので、これら両ステップQ6,Q7およびQ1
4,Q15によりルーチンR2,R2を構成している。
【0129】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、
効果を奏するので、図15において図11と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0130】図16の実施例では、ステップQ6,Q1
4(設定検出手段)でモード切換えスイッチ8によるマニ
ュアル設定が成されているか否かを検出し、次のステッ
プQ7,Q15(判別手段)でナビゲーション装置1がE
TC対応モードに設定されたか否かを判別するもので、
これら両ステップQ6,Q7およびQ14,Q15によ
りルーチンR3を構成している。
【0131】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、
効果を奏するので、図16において図11と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0132】図17の実施例では、ステップQ6,Q1
4(機能状態検出手段)でETCユニット15の機能状態
を検出し、次のステップQ7,Q15(判別手段)で、C
PU10がETCユニット15の作動可能か否かを判別
して、ETCユニット15が正常に機能する場合にはス
テップQ8,Q16に移行する一方、故障等によりET
Cユニット15が正常に機能しない場合(異常時)には別
のステップQ9,Q17に移行するもので、これら両ス
テップQ6,Q7およびQ14,Q15によりルーチン
R4,R4を構成している。
【0133】このように構成しても、ETCユニット1
5の作動可能、不可能を適切に判別することができ、そ
の他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、
効果を奏するので、図17において図11と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0134】図18は車両用ナビゲーション装置のさら
に他の実施例を示すブロック図であって、図1で示した
先の実施例においてはナビゲーション装置1に対してE
TCユニット15をコネクタ18にて接続し、既存のナ
ビゲーション装置1にETCユニット15の後付け(外
付け)を可能としたが、図18に示すこの実施例ではE
TC内蔵タイプのナビゲーション装置1と成したもので
ある。
【0135】このように構成すると図1で示したROM
27、RAM28、表示部25、報知部26、コネクタ
18、ライン16,17、CPU20を省略して、これ
らの機能をナビゲーション装置1側の各要素11,1
4,12,13,10で兼用させることができ、部品点
数の削減を図ることができる。
【0136】図18に示す如く構成しても、図7、図
9、図10、図11、図16、図17のフローチャート
により先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するの
で、図18において図1と同一の部分には同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0137】ところで、請求項4,12,13に相当す
る実施例を構成する場合においても、図1または図18
の回路装置を用いる。
【0138】而して、上記ナビゲーション装置1には有
料道路35の入口レーン39,40もしくは出口レーン
46,47の渋滞情報を受信する受信手段としての受信
アンテナ4を備え、上記ナビゲーション装置1には有料
道路35における自動料金収受システム用車載機(ET
Cユニット15)を接続もしくは内臓し、上記ETCユ
ニット15の作動不可能時(例えばカード23の非挿入
時)には上記渋滞情報を表示部12にて表示すると共
に、上記ETCユニット15の作動可能時(例えばカー
ド23の挿入時)には上記渋滞情報を表示しないように
構成する。
【0139】また上記ナビゲーション装置1による経路
誘導路の設定時には、上記ETCユニット15の作動可
能(例えばカード23の挿入時)に対応して目的地までの
到達予測時間を、上記渋滞情報を無視して演算するよう
に成す一方、上記ETCユニット15の作動不可能(例
えばカード23の非挿入時)に対応して目的地までの到
達予測時間を、上記渋滞情報を考慮して演算すべく構成
し、この演算結果を報知部13にて報知するように構成
する。
【0140】さらに、上記ナビゲーション装置1による
経路誘導路の設定時には有料道路35の入口レーン3
9,40に入る前において、少なくとも上記ETCユニ
ット15の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)
には上記出口レーン46,47での上記渋滞情報を表示
部12にて表示するように構成するとよい。
【0141】このように構成すると、上述の受信手段
(受信アンテナ4参照)は有料道路35の入口レーン3
9,40もしくは出口レーン46,47の渋滞情報を受
信し、ナビゲーション装置1に接続または内蔵された自
動料金収受システム用車載機(ETCユニット15参照)
の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には上述
の渋滞情報を表示部12にて表示する一方、車載機(E
TCユニット15参照)の作動可能時(例えばカード23
の挿入時)には渋滞情報を表示しない。
【0142】このため、次のような効果がある。すなわ
ち、ETCシステムにおける該システム専用レーン4
0,47は渋滞する可能性が極めて低く、そのため通行
券レーン39,46の渋滞情報のみしか提供されない場
合であっても、自車が実際に通過する可能性の大きいレ
ーンの渋滞情報を表示するので、利便性の向上を図るこ
とができる効果がある。
【0143】また、上記ナビゲーション装置1による経
路誘導路の設定時には、上記車載機(ETCユニット1
5参照)の作動可能(例えばカード23の挿入時)に対応
して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視し
て演算される一方、上記車載機(ETCユニット15参
照)の作動不可能(例えばカード23の非挿入時)に対応
して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を考慮し
て演算され、上記演算結果を報知部13にて報知する。
この結果、到達予測時間を渋滞条件を加味して可及的正
確に演算および報知することができる効果がある。
【0144】さらに、上記ナビゲーション装置1による
経路誘導路の設定時には有料道路35の入口レーン3
9,40に入る前において、少なくとも上記車載機(E
TCユニット15参照)の作動不可能時(例えばカード2
3の非挿入時)には上記出口レーン46,47での上記
渋滞情報を表示する。このため、有料道路35の入口レ
ーン39,40に入る前において事前に出口レーン4
6,47での渋滞情報を認識することができて、利便性
をさらに向上させることができる効果がある。
【0145】なお、経路誘導路が設定されたか否かを判
定する経路誘導路設定判定手段と、経路誘導路が設定さ
れた時においてETCユニット15の作動の可能または
不可能に対応して目的地までの到達予測時間を演算する
演算手段と、経路誘導路の設定時に自車が有料道路35
の入口レーン39,40に入る前において少なくともE
TCユニット15の作動不可能時(例えばカード23の
非挿入時)には出口レーン46,47での渋滞情報を事
前に表示する事前表示手段とは、CPU10制御による
ステップで構成することができる。
【0146】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の自動料金収受システム専用レーン
は、実施例のETCレーン40,47に対応し、以下同
様に、受信手段は、受信アンテナ4に対応し、表示手段
は、表示部12に対応し、入口レーンは、各レーン3
9,40に対応し、出口レーンは、各レーン46,47
に対応し、料金収受が行なわれる側のレーンは、出口側
の各レーン46,47に対応し、自動料金収受システム
用車載機は、ETCユニット15に対応し、自動料金収
受用のカード媒体は、カード23に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0147】例えば、自動料金収受用のカード媒体とし
てはプリペイドカード、クレジットカード、電子マネー
カード、ICカードを用いることができる。また、料金
収受を入口側において実行するタイプの有料道路にあっ
ては、渋滞情報を表示するレーンを入口レーンに設定す
ればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用ナビゲーション装置を示すブ
ロック図。
【図2】 自動料金収受用のカード媒体を示す説明図。
【図3】 ETC路側アンテナの配置例を示す平面図。
【図4】 ETCユニットの車載構造を示す説明図。
【図5】 ETCユニットの車載構造の他の実施例を示
す説明図。
【図6】 ETCユニットの車載構造のさらに他の実施
例を示す説明図。
【図7】 渋滞情報の表示処理を示すフローチャート。
【図8】 渋滞情報の表示処理の他の実施例を示すフロ
ーチャート。
【図9】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を示
すフローチャート。
【図10】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図11】 本発明の車両用ナビゲーション装置の他の
実施例を示すフローチャート。
【図12】 経路誘導路非設定時の渋滞情報表示例を示
す説明図。
【図13】 経路誘導路非設定時の渋滞情報表示例を示
す説明図。
【図14】 経路誘導路設定時の渋滞情報表示例を示す
説明図。
【図15】 渋滞情報の表示処理を示すフローチャー
ト。
【図16】 渋滞情報の表示処理の他の実施例を示すフ
ローチャート。
【図17】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を
示すフローチャート。
【図18】 本発明の車両用ナビゲーション装置の他の
実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置 4…受信アンテナ(受信手段) 12…表示部(表示手段) 15…ETCユニット(自動料金収受システム用車載機) 23…カード(カード媒体) 35…有料道路 39,46…通行券レーン 40,47…ETCレーン(自動料金収受システム専用
レーン)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC14 AC19 AC20 5H180 BB04 BB12 BB13 EE10 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF40

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車の現在位置を地図情報と共に表示する
    車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーショ
    ン装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該シ
    ステム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報
    とを独立して受信する受信手段と、上記両渋滞情報を識
    別可能に表示する表示手段とを備えた車両用ナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】自車の現在位置を地図情報と共に表示する
    車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーショ
    ン装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該シ
    ステム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報
    とを独立して受信する受信手段と、上記両渋滞情報の何
    れか一方を選択して表示する表示手段とを備えた車両用
    ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】渋滞情報を表示する上記レーンは出口レー
    ンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側の
    レーンに設定された請求項1または2記載の車両用ナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】自車の現在位置と地図情報とを共に表示す
    る車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーシ
    ョン装置には有料道路の入口レーンもしくは出口レーン
    の渋滞情報を受信する受信手段を備え、上記ナビゲーシ
    ョン装置には有料道路における自動料金収受システム用
    車載機が接続もしくは内臓され、上記車載機の作動不可
    能時には上記渋滞情報を表示すると共に、上記車載機の
    作動可能時には上記渋滞情報を表示しない車両用ナビゲ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】上記ナビゲーション装置には自動料金収受
    システム用車載機が接続もしくは内蔵され、上記車載機
    の作動可能時には自動料金収受システム専用レーンの渋
    滞情報を表示し、上記車載機の作動不可能時には通行券
    レーンの渋滞情報を表示する請求項2記載の車両用ナビ
    ゲーション装置。
  6. 【請求項6】上記車載機の作動可能、不可能は自動料金
    収受用のカード媒体の挿入、非挿入により判別する請求
    項4または5記載の車両用ナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】上記ナビゲーション装置による経路誘導路
    の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地
    までの到達予測時間が自動料金収受システム専用レーン
    を通るものとして演算される一方、上記車載機の作動不
    可能に対応して目的地までの到達予測時間が通行券レー
    ンを通るものとして演算され、上記演算結果を報知する
    請求項5記載の車両用ナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】上記渋滞情報の表示時には渋滞情報が表示
    されているレーンが自動料金収受システム専用レーンか
    通行券レーンかを識別可能に表示する請求項2または7
    記載の車両用ナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】上記ナビゲーション装置による経路誘導路
    の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、
    上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくと
    も通行券レーンの渋滞情報を報知する請求項1,2,
    3,5,6,7または8記載の車両用ナビゲーション装
    置。
  10. 【請求項10】上記ナビゲーション装置による経路誘導
    路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前にお
    いて有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそ
    れぞれ表示する請求項1,2,3,5,6,7,8また
    は9記載の車両用ナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】上記ナビゲーション装置による経路誘導
    路の設定時には、有料道路の入口レーンに入る前におい
    て、上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの自動
    料金収受システム専用レーンの渋滞情報を報知する請求
    項9記載の車両用ナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】上記ナビゲーション装置による経路誘導
    路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的
    地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視して演算さ
    れる一方、上記車載機の作動不可能に対応して目的地ま
    での到達予測時間が上記渋滞情報を考慮して演算され、
    上記演算結果を報知する請求項4記載の車両用ナビゲー
    ション装置。
  13. 【請求項13】上記ナビゲーション装置による経路誘導
    路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前におい
    て、少なくとも上記車載機の作動不可能時には上記出口
    レーンでの上記渋滞情報を表示する請求項4記載の車両
    用ナビゲーション装置。
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