JP2001039409A - 振分装置及び方法 - Google Patents

振分装置及び方法

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JP2001039409A
JP2001039409A JP11215448A JP21544899A JP2001039409A JP 2001039409 A JP2001039409 A JP 2001039409A JP 11215448 A JP11215448 A JP 11215448A JP 21544899 A JP21544899 A JP 21544899A JP 2001039409 A JP2001039409 A JP 2001039409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品が付着せず円滑かつ高速に振分けでき、
また物品のこぼれを防止できること。 【解決手段】 投入シュートから投入された塊状の物品
は、良否選別部で良否選別された後、円筒形状のカップ
20に収容される。カップ20の下面はスライド板24
で塞がれており、カップ20のエアシリンダ23の駆動
により、スライド板24の開口部24aから排出でき
る。投入シュート部分にカップ21を位置させて物品を
収容させた際には、カップ21のエアシリンダ23の駆
動により、スライド板24の開口部24bから排出でき
る。また、スライド板24のエアシリンダ23を駆動さ
せると、スライド板24の開口部24cから物品を排出
できる。これら異なる位置の開口部24a〜24cから
物品を振り分け排出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定単位で投入さ
れた塊状の物品を振り分けて排出する振分装置に係り、
特に、粘着性を有する物品を円滑に振分け排出できる振
分装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を振り分ける振分装置として深絞り
投入装置と呼ばれるものがある。この装置は、組合わせ
計量機等の後段に配置される。組合わせ計量機は、連続
的に流れる物品を所定の重量単位を1つの塊として振分
装置に順次供給する。なお、この塊とは、物品が全て結
合されているものではなく、所定の重量を満たした細か
い物品の集まりで構成されている。振分装置は、この重
量単位の物品を包装容器(例えばトレー等)に投入する
ものであり、複数列に並んだトレーに対して物品をそれ
ぞれ振分け排出するものである。
【0003】図7は、従来の振分装置を示す側面図であ
る。振分装置80の下部にはコンベア80が設けられ、
手前側から奥方向にトレーTを搬送する。図示のよう
に、トレーTは横方向に複数列配列されている。このた
め、振分装置80には、揺動自在なシュート81を備
え、上部から物品が供給される都度、シュート81を異
なるトレーTの方向に揺動させて各トレーTに排出する
ようになっている。
【0004】コンベア80は、図中横方向のトレーTに
物品が排出された後に、次のトレーTがシュート81下
部に位置するようピッチ搬送される。また、コンベア8
0の奥方にはトレーT内に物品を収容させる押し込み
部、及びトレーTをラップ等で包装する包装部が設けら
れ、包装されたトレーTは最奥部で順に排出されるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の振分装置は、シ
ュート81が傾斜して物品を振分けるため、このシュー
ト81の振分けに時間がかかり、動作の高速化が達成で
きない。また、トレーTの数(図中横方向の列数)が増
えると、対応してシュート81の傾斜角度が緩やかにな
り、物品を円滑に排出できない問題が生じる。
【0006】特に、振分装置は、物品として粘着性を有
する食品(肉製品等)を個別包装するために用いられる
ことが多い。このため、供給された物品を排出するまで
の経路は傾斜しないようできるだけ鉛直な状態であるこ
とが望ましい。しかし、上記のシュート81では、傾斜
するシュート81内部に物品が付着しやすく、排出でき
ない場合がある。この場合、トレーT内に収容される物
品の重量が計量時と異なるという問題が生じる。これで
は計量機側で計量精度を向上させても結果として計量精
度の悪化を招くことになってしまう。
【0007】また、上記の振分装置80では、シュート
81が傾斜するため、トレーTに対し物品が角度を有し
て投入されることとなり、トレ−Tから物品がこぼれや
すかった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、物品が付着せず円滑かつ高速に振分け
でき、また物品のこぼれを防止できる振分装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の振分装置は、請求項1記載のように、所定
単位の塊状の物品が投入され、該投入された物品を複数
の箇所に振り分け排出する振分装置において、投入され
た物品を収容する上下が開口された筒型のカップと、前
記カップの下面に摺接してカップ下面を塞ぐとともに、
該カップに連通する開口部が複数形成されたスライド板
と、前記カップ及びスライド板をそれぞれ水平方向に移
動させてカップをスライド板の所定の開口部上に位置さ
せる移動手段と、を備え、前記カップを複数設け、前記
移動手段によりカップ及びスライド板をそれぞれ水平方
向に移動させることにより、前記塊状単位の物品を複数
の箇所に振分排出することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載のように、前記カップ
は、円筒形状に形成してもよい。
【0011】また、請求項3記載のように、前記カップ
は平面でみて行列方向に複数配列され、前記移動手段
は、該カップ及びスライド板をそれぞれ前記行列方向上
で直交する方向に移動させることにより、行列に対応す
る複数箇所から前記物品を振り分け排出する構成にでき
る。
【0012】また、請求項4記載のように、前記カップ
と、前記スライド板により構成される振分部を、上下方
向に複数段設けて振り分け排出の箇所数を増大させても
よい。
【0013】また、請求項5記載の振分装置は、所定単
位の塊状の物品が1か所から投入され、該投入された物
品を複数の箇所に振り分け排出する振分装置において、
物品を収容する上下が開口された円筒形状の第1,第2
のカップ(20,21)と、前記第1,第2のカップを
行方向に並設した状態を保持しつつ、前記物品の投入位
置部分に前記第1,第2のカップのいずれかが位置する
よう該行方向に水平に移動させる第1の移動手段(2
2,23)と、前記第1,第2のカップの下面に摺接し
て設けられ、該第1,第2のカップに連通可能な開口部
が複数形成されたものであり、前記投入位置下部を除い
て前記第1,第2のカップが移動する行方向上にそれぞ
れ設けられた第1,第2の開口部(24a,24b)
と、前記第1,第2のカップの移動方向と直交する列方
向の位置に設けられた第3の開口部(24c)とを備え
た第1のスライド板(24)と、前記第1のスライド板
を前記列方向に水平に移動させる第2の移動手段(2
5)と、を備え、前記第1の移動手段により第1,第2
のカップを前記行方向に移動させて前記物品を前記第
1,第2の開口部からそれぞれ排出させ、また、前記第
1のスライド板を前記列方向に移動させて物品を第3の
開口部から排出させることにより、行方向に沿った1直
線上の異なる3か所にそれぞれ振分排出することを特徴
とする。
【0014】また、請求項6記載のように、前記第1〜
第3の開口部を介して排出される物品をそれぞれ受け入
れ収容するものであり、前記行方向の1直線上に並設さ
れそれぞれ上下が開口された円筒形状の第4〜第6のカ
ップ(30,31,32)と、前記第4〜第6のカップ
を並設した状態を保持しつつ、該第4〜第6のカップを
前記列方向に移動させる第3の移動手段(33,33
a)と、前記第4〜第6のカップの下面に摺接して設け
られ、該第4〜第6のカップに連通可能な開口部が複数
形成されたものであり、該第4〜第6のカップの配列方
向と並行する行方向の1直線上にそれぞれ設けられた第
4〜第6の開口部(34a〜34c)を備えた第2のス
ライド板(34)と、前記第2のスライド板を前記列方
向に移動させる第4の移動手段(35)と、を備え、前
記第3の移動手段により前記第4〜第6のカップを列方
向に移動させて、また、前記第4の移動手段により前記
第2のスライド板を列方向に移動させることにより、前
記第4〜第6のカップに収容された物品を行方向の3か
所づつ、列方向の2か所の計6箇所に振分排出する構成
としてもよい。
【0015】請求項7に記載した本発明の振分方法は、
請求項5記載の振分装置を用いて物品を振分排出する振
分方法であって、前記第1,第2のカップ(20,2
1)の一方に物品を供給、収容した後、該物品を収容し
た第1,第2のカップ、あるいは第1のスライド板(2
4)を移動させて収容されている物品を前記第1〜第3
の開口部(24a〜24c)から排出させ、前記排出と
並行して前記第1,第2のカップの他方に物品を供給、
収容することを繰り返すことを特徴とする。
【0016】所定単位の塊として投入された物品は、ス
ライド板24上のカップ20,21に収容される。移動
手段23,25によりカップ20,21あるいはスライ
ド板24を水平方向に移動させることにより、開口部2
4a〜24c上にカップ20,21が位置すると、物品
はこの開口部24a〜24cから下方に落下排出され
る。これらカップ20,21、スライド板24の移動に
よって、それぞれ異なる位置の開口部24a〜24cか
ら物品を振り分け排出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の振分装置1の全体
構成を示す側面図、図2は同正面図である。装置の最上
部には1個の投入シュート2が設けられる。この投入シ
ュート2には所定単位で計量後の物品が塊として装置1
の動作に合わせた所定タイミングを有して間欠的に供給
されるようになっている。
【0018】投入シュート2や以下に説明する各シュー
ト、及び各カップは、全て中空な円環状に形成されてお
り、上部が投入口、下部が排出口として開口されてい
る。うち、シュートはいずれもカップの上部位置に位置
するよう装置1に固定して設けられ、下部がカップの径
程度に絞り込まれた形状である。また、カップはいずれ
も上下部が同一な開口径を有しており、いずれも水平方
向に移動する構成である。
【0019】投入シュート2の下部には、順に良否選別
部4、振分部5が設けられている。振分部5下部には複
数の排出シュート7が設けられている。この排出シュー
ト7は、2行3列計6個からなり、前記投入された物品
は、いずれか1個から順次塊の状態のまま搬送部8上に
排出されるようになっている。
【0020】搬送部8は、コンベア10を備え、コンベ
ア10の上部搬送面には、それぞれトレーTを位置決め
保持するための凹溝10aが形成されている。この凹溝
10aは、排出シュート7の列数に対応して幅方向Xに
3列形成されている。このコンベア10は搬送方向(行
方向Y)に沿って所定長さを有しており、この行方向の
トレーTの配列間隔Pに対応した搬送量単位でピッチ搬
送され、順次新たなトレ−Tに物品が投入されるように
なっている。
【0021】図3は、良否選別部4を示す一部裁断側面
図である。投入シュート2の直下位置には、カップ12
が設けられ、このカップ12の下面には、スライド板1
3が摺接している。これらカップ12,スライド板13
は、移動手段14によりそれぞれX方向に移動自在であ
る。移動手段14はそれぞれ、エアシリンダ14a,1
4bで構成されている。
【0022】スライド板13には、移動方向X上にカッ
プ12の内径に対応した開口部13aが開口形成されて
いる。
【0023】図4は、上段の振分部5Aを示す斜視図で
ある。振分部5は、上下2段で構成されている。上段の
振分部5Aには、X方向に沿って2個のカップ20,2
1が設けられ、これらは固定板22に固定され互いの間
隔Lが保持されている。固定板22は、移動手段(エア
シリンダ)23に連結されており、X方向に移動自在で
ある。
【0024】カップ20,21の下面には、スライド板
24が摺接している。スライド板24には、X方向に対
してカップ20,21の間隔Lの2倍の間隔2Lを有し
た両端部にそれぞれ開口部24a,24bが開口形成さ
れている。また、Y方向に対しては、これら開口部24
a,24bの中心軸の延長線上に開口部24cが開口形
成されている。この開口部24cは、Y軸方向でみて開
口部24a,24bの開口位置と重ならない位置に偏位
して設けられる。このスライド板24は、移動手段(エ
アシリンダ)25によってY方向に移動自在である。
【0025】スライド板24の下面には、X方向に沿っ
て3個のシュート29(29a〜29c)が設けられて
いる。これらシュート29の間隔は、カップ20,21
の間隔Lに対応している。図5は、下段の振分部5Bの
構成を示す一部裁断正面図である。各シュート29の下
部には、X方向に沿ってカップ30,31,32が設け
られ、これらカップ30,31,32は固定板33aを
介して移動手段(エアシリンダ)33に連結されてい
る。
【0026】カップ30〜32の下面には、スライド板
34が摺接している。スライド板34には、各カップ3
0〜32に対応した開口部34a〜34cが行方向Xに
沿って一直線上に開口形成されている。このスライド板
34は、移動手段(エアシリンダ)35に連結されてい
る。カップ30〜32、あるいはスライド板34は、移
動手段33、35によってそれぞれY方向に移動自在で
ある。スライド板34の下部には、行方向Xに3列、列
方向Yに2列(計6個)の排出シュート7が設けられて
いる。図中には列方向の2列の排出シュート7A,7B
が示されている。
【0027】次に、上記構成による振分装置の動作につ
いて説明する。1か所の投入シュート12には、前段の
組合わせ計量機で計量された所定単位の塊の物品が所定
のタイミングで投入される。良否選別部4では、投入さ
れた物品のうち、計量結果等が不良となった物品を選別
排出する。
【0028】即ち、良品として投入シュート12に投入
された物品は、カップ12内に収容された際にスライド
板13が図中x1方向に移動して、シュート15を介し
て下段の振分部5に落下供給される。一方、不良品とし
て投入シュート12に投入された物品は、カップ12が
図中x2方向に移動することにより、排出シュート16
を介して不良品の収容部(不図示)に落下排出される。
【0029】図6は、上段の振分部5Aの振分動作を説
明するための動作概要図(平面図)である。先ず、図6
(a)に示すように、投入シュート12に供給された物
品は、直下に位置するカップ20にそのまま投入され
る。この際、カップ20の下面にはスライド板24が摺
接しており、カップ20内に物品が収容される(図中斜
線で記載)。
【0030】次に、図6(b)に示すように、移動手段
23がカップ20を図中x3方向に移動させると、カッ
プ20がスライド板24の開口部24a上に位置して、
物品はこの開口部24a部分から下方に排出される。こ
の物品は、シュート29aを介し下段の振分部5Bのカ
ップ30に収容される。
【0031】次に、図6(c)に示すように、投入シュ
ート12に次の物品が投入され、直下に位置するカップ
21にそのまま投入される。この際、カップ21の下面
にはスライド板24が摺接しており、カップ21内に物
品が収容される。
【0032】次に、図6(d)に示すように、移動手段
23がカップ21を図中x4方向に移動させると、カッ
プ21がスライド板24の開口部24b上に位置して、
物品はこの開口部24b部分から下方に排出される。こ
の物品は、シュート29cを介し下段の振分部5Bのカ
ップ32に収容される。
【0033】次に、図6(e)に示すように、投入シュ
ート12に次の物品が投入され、直下に位置するカップ
20にそのまま投入される。この際、カップ20の下面
にはスライド板24が摺接しており、カップ20内に物
品が収容される。
【0034】次に、図6(f)に示すように、移動手段
25がスライド板24を図中y1方向に移動させると、
スライド板24の開口部24cがカップ20の下部に位
置して、物品はこの開口部24c部分から下方に排出さ
れる。この物品は、シュート29bを介し下段の振分部
5Bのカップ31に収容される。
【0035】上記の動作により、上部の振分部5Aは、
1か所の投入シュート12に投入された物品を下部の振
分部5Bの行方向Xに並ぶ3個のカップ30,31,3
2にそれぞれ振り分ける。
【0036】下段の振分部5Bにおいては、行方向Xに
沿った3個のカップ30,31,32に投入された物品
を列方向Yに対して2列に振り分ける。図5を用いて説
明すると、3列の各カップ30〜32全てに物品が投入
された状態の後、移動手段35が動作して、スライド板
34が図中y2方向に移動する。これにより、カップ3
0〜32内の物品は、それぞれ開口部34a〜34cか
ら排出シュート7Aを介してトレーT1(X方向の3
個)上に排出される。
【0037】この後、移動手段35が復帰しスライド板
34が各カップ30〜32の下部を塞いだ状態で、上部
の振分部5Aは、上述した一連の振分動作を実行する。
これにより、振分部5Aは、再度各カップ30〜32に
物品を収容する。
【0038】この後、下段の振分部5Bは、移動手段3
3が動作して、カップ30〜32を図中y3方向に移動
させる。これにより、カップ30〜32内の物品は、開
口部34a〜34cから排出シュート7Bを介してトレ
ーT2(X方向の3個)上に排出される。このように、
下段の振分部5Bにより、搬送方向Yに沿って2行のト
レーT1,T2(合計6個)にそれぞれ3個づつ物品が
排出される。
【0039】そして、行方向Xで2行のトレーT1,T
2にそれぞれ物品が収容された後、コンベア10は搬送
方向(行方向Y)に対しトレーTの配列間隔Pの2倍
(2P)分だけピッチ搬送させ、新たなトレ−Tを排出
シュート7A,7B部分に位置させる。なお、トレーT
の配列間隔Pの2倍(2P)分だけピッチ搬送させる構
成により、コンベア10の停止期間を相対的に長く取る
ことができるようになり、例えば、後段においてトレー
Tを手作業で取り出す際の作業の効率化が図れるように
なる。
【0040】上記1連の動作を繰り返すことにより、1
か所の投入シュート2から投入された物品は、2列3行
(計6個)の排出シュート7から順次振り分け排出させ
ることができる。
【0041】この振り分けは、カップあるいはスライド
板が水平方向に移動してなされるため、カップ内に収容
された物品の塊全体を円滑に下方に排出できるようにな
っている。また、装置の高さを極力低くすることができ
る。また、物品は、良否選別部4、上段の振分部5A、
下段の振分部5Bへの排出時に、それぞれカップの高さ
程度の落差で排出できるため、物品自体を損傷させるこ
とがなく、物品の飛散を防止できるとともに、装置の高
さを低くすることができるようになる。また、カップ自
体が上下が開口された円筒形状であり内部での物品の張
り付きを極力防止できる。
【0042】ところで、上記動作において、カップ2
0,21に対する物品の投入と排出を並行して行なうこ
とができる。例えば、図6(b)に示すように一方のカ
ップ20に物品が投入されこのカッ20が開口部24a
上に位置して物品を排出する際に、他方のカップ21で
物品の供給を受けることができる。このように、2個の
カップ20,21の一方に収容された物品を各開口部2
4a〜24cから排出する際には、他方のカップ20,
21に次の物品を供給することができ、振分動作の速度
を向上させることができる。
【0043】また、図6(e)に示すように開口部24
cから物品を排出する工程時においては、カップ20に
物品を投入する際に、スライド板24を図(f)に示し
た位置、即ちカップ20と開口部24cが連通する状態
にしておいてもよい。これにより、カップ20に投入さ
れた物品はスライド板24を通過してそのまま下部に排
出することができ、振分け動作の速度を向上させること
ができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、カップとスライド板が
水平方向に移動して物品を落下排出させるため、カップ
内での物品の貼り付きを防止して円滑に振り分けできる
ようになる。また、カップ及びスライド板がいずれも水
平移動する構成であり、装置の高さを取らず小型化でき
るようになる。さらに、物品はカップの高さ程度の落差
で排出でき、物品の損傷及び飛散を防止できる。また、
請求項2記載のようにカップを円筒形状とすることによ
り、カップ内部での物品の貼り付きをより低減化させる
ことができ、円滑な振り分け動作が行えるようになる。
請求項3記載のように、カップを行列方向に複数設け、
カップ及びスライド板をこの行列方向に移動させること
により、行列方向で異なる箇所から物品を振り分け排出
でき、振り分け数を増大できる。請求項4記載のよう
に、カップとスライド板で構成される振分部を装置の上
下方向に複数段設けることにより、上記円滑な排出の効
果を得つつさらに振り分け数を増大できるようになる。
請求項5記載のように、2個のカップと3つの開口部の
スライド板を用い行列方向に移動させる構成とすれば、
物品を行方向の1直線上で3か所に振分排出できるよう
になる。請求項6記載のように、3個のカップと3つの
開口部のスライド板を用い列方向に移動させる構成とす
れば、行方向で3か所、列方向で2か所の計6箇所に振
分排出することができるようになる。請求項7記載の方
法によれば、一方のカップから物品を排出する際に、並
行して他方のカップに新たな物品を供給、収容すること
ができるようになり振分動作の速度を向上できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振分装置の全体を示す側面図。
【図2】同振分装置の全体を示す正面図。
【図3】良否選別部を示す一部裁断側面図。
【図4】上段の振分部を示す斜視図。
【図5】下段の振分部を示す一部裁断正面図。
【図6】振分部の振り分け動作を示す平面図。
【図7】従来の振分装置を示す図。
【符号の説明】
1…振分装置、2…投入シュート、4…良否選別部、5
…振分部、5A…上段の振分部、5B…下段の振分部、
7…排出シュート、8…搬送部、10…コンベア、10
a…凹溝、12,20,21,30〜32…カップ、1
3,22,24,34…スライド板、13a,24a〜
24c,34a〜34c…開口部、14,23,25,
33,35…移動手段(エアシリンダ),T…トレー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定単位の塊状の物品が投入され、該投
    入された物品を複数の箇所に振り分け排出する振分装置
    において、 投入された物品を収容する上下が開口された筒型のカッ
    プと、 前記カップの下面に摺接してカップ下面を塞ぐととも
    に、該カップに連通する開口部が複数形成されたスライ
    ド板と、 前記カップ及びスライド板をそれぞれ水平方向に移動さ
    せてカップをスライド板の所定の開口部上に位置させる
    移動手段と、を備え、 前記カップを複数設け、前記移動手段によりカップ及び
    スライド板をそれぞれ水平方向に移動させることによ
    り、前記塊状単位の物品を複数の箇所に振分排出するこ
    とを特徴とする振分装置。
  2. 【請求項2】 前記カップは、円筒形状に形成されてい
    る請求項1記載の振分装置。
  3. 【請求項3】 前記カップは平面でみて行列方向に複数
    配列され、 前記移動手段は、該カップ及びスライド板をそれぞれ前
    記行列方向上で直交する方向に移動させることにより、
    行列に対応する複数箇所から前記物品を振り分け排出す
    る構成とされた請求項1記載の振分装置。
  4. 【請求項4】 前記カップと、前記スライド板により構
    成される振分部を、上下方向に複数段設けて振り分け排
    出の箇所数を増大させた請求項1記載の振分装置。
  5. 【請求項5】 所定単位の塊状の物品が1か所から投入
    され、該投入された物品を複数の箇所に振り分け排出す
    る振分装置において、 物品を収容する上下が開口された円筒形状の第1,第2
    のカップ(20,21)と、 前記第1,第2のカップを行方向に並設した状態を保持
    しつつ、前記物品の投入位置部分に前記第1,第2のカ
    ップのいずれかが位置するよう該行方向に水平に移動さ
    せる第1の移動手段(22,23)と、 前記第1,第2のカップの下面に摺接して設けられ、該
    第1,第2のカップに連通可能な開口部が複数形成され
    たものであり、前記投入位置下部を除いて前記第1,第
    2のカップが移動する行方向上にそれぞれ設けられた第
    1,第2の開口部(24a,24b)と、前記第1,第
    2のカップの移動方向と直交する列方向の位置に設けら
    れた第3の開口部(24c)とを備えた第1のスライド
    板(24)と、 前記第1のスライド板を前記列方向に水平に移動させる
    第2の移動手段(25)と、を備え、 前記第1の移動手段により第1,第2のカップを前記行
    方向に移動させて前記物品を前記第1,第2の開口部か
    らそれぞれ排出させ、また、前記第1のスライド板を前
    記列方向に移動させて物品を第3の開口部から排出させ
    ることにより、行方向に沿った1直線上の異なる3か所
    にそれぞれ振分排出することを特徴とする振分装置。
  6. 【請求項6】 前記第1〜第3の開口部を介して排出さ
    れる物品をそれぞれ受け入れ収容するものであり、前記
    行方向の1直線上に並設されそれぞれ上下が開口された
    円筒形状の第4〜第6のカップ(30,31,32)
    と、 前記第4〜第6のカップを並設した状態を保持しつつ、
    該第4〜第6のカップを前記列方向に移動させる第3の
    移動手段(33,33a)と、 前記第4〜第6のカップの下面に摺接して設けられ、該
    第4〜第6のカップに連通可能な開口部が複数形成され
    たものであり、該第4〜第6のカップの配列方向と並行
    する行方向の1直線上にそれぞれ設けられた第4〜第6
    の開口部(34a〜34c)を備えた第2のスライド板
    (34)と、 前記第2のスライド板を前記列方向に移動させる第4の
    移動手段(35)と、を備え、前記第3の移動手段によ
    り前記第4〜第6のカップを列方向に移動させて、ま
    た、前記第4の移動手段により前記第2のスライド板を
    列方向に移動させることにより、前記第4〜第6のカッ
    プに収容された物品を行方向の3か所づつ、列方向の2
    か所の計6箇所に振分排出することを特徴とする請求項
    5記載の振分装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の振分装置を用いて物品を
    振分排出する振分方法であって、 前記第1,第2のカップ(20,21)の一方に物品を
    供給、収容した後、 該物品を収容した第1,第2のカップ、あるいは第1の
    スライド板(24)を移動させて収容されている物品を
    前記第1〜第3の開口部(24a〜24c)から排出さ
    せ、 前記排出と並行して前記第1,第2のカップの他方に物
    品を供給、収容することを繰り返すことを特徴とする振
    分方法。
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