JP2001038862A - 軟質ポリオレフィン系積層フィルム - Google Patents

軟質ポリオレフィン系積層フィルム

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JP2001038862A
JP2001038862A JP11217501A JP21750199A JP2001038862A JP 2001038862 A JP2001038862 A JP 2001038862A JP 11217501 A JP11217501 A JP 11217501A JP 21750199 A JP21750199 A JP 21750199A JP 2001038862 A JP2001038862 A JP 2001038862A
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ethylene
copolymer
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vinyl acetate
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Katsumi Miyaura
克己 宮浦
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な透明性と高周波溶着性を兼ね備え、適
度な柔軟性もあり、焼却時に有害ガスや有害物質を出す
恐れがなく、可塑剤のブリードアウトによるベタツキや
転写を生じることもない軟質ポリオレフィン系積層フィ
ルムを提供する。 【解決手段】 エチレンと極性基を有する成分を共重合
させたエチレン系共重合体からなる芯層1の両面又は片
面に、オレフィン系樹脂からなる表面層2を積層一体化
して軟質ポリオレフィン系積層フィルムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な透明性及び
高周波溶着性を有する軟質ポリオレフィン系積層フィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】書類やカード類を入れる従来の透明な柔
らかい袋状ケースは、その殆どのものが、上下に重ねた
透明な軟質ポリ塩化ビニルフィルムの周縁部を入口部分
を除いて高周波溶着したものである。また、雑貨類、玩
具類、化粧品類などを入れるケースも、同様に軟質ポリ
塩化ビニルフィルムを高周波溶着して袋状にしたものが
大半を占めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軟質ポ
リ塩化ビニルフィルム製の袋状ケースは、廃棄物として
焼却する際に有害な塩化水素ガスやダイオキシンを発生
するため、環境保全に悪影響を及ぼすという問題があっ
た。
【0004】また、軟質ポリ塩化ビニルフィルムに多量
に含まれる可塑剤が経時的に表面へブリードアウトする
ため、袋状ケースにベタツキが生じたり、書類の文字等
が転写されるという問題もあった。
【0005】このような事情から、袋状ケースの材料フ
ィルムとして、軟質ポリ塩化ビニルフィルムと同等の透
明性及び高周波溶着性を備え、しかも、上記の問題を全
て解消することができる新たな軟質フィルムが要求され
るようになり、例えば、ポリエチレンとエチレン−酢
酸ビニル共重合体との混合樹脂からなる単層フィルム
や、低結晶化度のポリプロピレンからなる芯層の両面
に、プロピレンと少量のエチレンとの共重合体からなる
表面層を積層一体化した積層フィルムなどが開発され
た。
【0006】これらの単層フィルムや積層フィルムは、
いずれもハロゲンや可塑剤を含まないオレフィン系樹脂
からなるものであるから、焼却時に有害ガスや有害物質
を出す恐れがなく、また可塑剤のブリードアウトによる
ベタツキや転写も生じない。けれども、の単層フィル
ムは、高周波溶着性は良いが、ヘーズ値が極めて高いた
め透明性に劣るという欠点があり、の積層フィルム
は、透明性は良いが、高周波溶着性に劣るという欠点が
あり、いずれも上記の要求を充分に満足できるものでは
なかった。
【0007】本発明は、上記の要求を充分に満足させる
ことができる軟質ポリオレフィン系積層フィルムの提供
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る軟質ポリオレフィン系積層
フィルムは、エチレンと極性基を有する成分を共重合さ
せたエチレン系共重合体からなる芯層の両面又は片面
に、オレフィン系樹脂からなる表面層を積層一体化した
ことを特徴とするものである。
【0009】そして、本発明の請求項2に係る軟質ポリ
オレフィン系積層フィルムは、上記請求項1の積層フィ
ルムにおいて、その芯層のエチレン系共重合体が、エチ
レン95〜30重量%と、極性基を有する成分5〜70
重量%との共重合体であることを特徴とし、請求項3に
係る軟質ポリオレフィン系積層フィルムは、上記請求項
1又は2の積層フィルムに於いて、その芯層のエチレン
系共重合体が、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合
体のいずれか単独、又はこれらの二種以上の混合物であ
ることを特徴とし、請求項4に係る軟質ポリオレフィン
系積層フィルムは、上記請求項1〜3のいずれかの積層
フィルムに於いて、その表面層のオレフィン系樹脂が、
ポリエチレン、ポリプロピレン、金属イオンにてエチレ
ン−アクリル酸共重合体の分子間を架橋したアイオノマ
ー樹脂、金属イオンにてエチレン−メタクリル酸共重合
体の分子間を架橋したアイオノマー樹脂のいずれか単
独、又はこれらの二種以上の混合物であることを特徴と
し、請求項5に係る軟質ポリオレフィン系積層フィルム
は、上記請求項1〜4のいずれかの積層フィルムに於い
て、その全光線透過率が90%以上、ヘーズ値が5%以
下であり、高周波溶着(周波数約40MHz)における
損失係数ε・tanδ(ε:誘電率、tanδ:誘電力
率)が0.05以上であることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項1の軟質ポリオレフィン系積層フィ
ルムのように、エチレンと極性基を有する成分を共重合
させたエチレン系共重合体からなる芯層を備えたもの
は、両側から高周波電圧を加えるとエチレン系共重合体
の分子が激しい回転運動を起こし、分子相互の摩擦によ
り誘電損を生じて発熱するため、この熱によって芯層の
エチレン系共重合体と表面層のオレフィン系樹脂が短時
間で軟化溶融し、フィルム同士を溶着することができ
る。特に、請求項5の積層フィルムのように高周波溶着
(周波数約40MHz)における損失係数ε・tanδ
(ε:誘電率、tanδ:誘電力率)が0.05以上で
あるものは、発熱量が多いため高周波溶着性が良好であ
る。
【0011】また、この軟質ポリオレフィン系積層フィ
ルムは、芯層のエチレン系共重合体も表面層のオレフィ
ン系樹脂も全光線透過率の高い樹脂であるため、積層フ
ィルム全体の全光線透過率が請求項5に記載したように
90%以上と高く、しかも、表面平滑性に劣るヘーズ値
の高いエチレン系共重合体の芯層が、表面平滑性に優れ
たオレフィン系樹脂の表面層に覆われて、積層フィルム
全体のヘーズ値が請求項5に記載したように5%以下と
低くなっているため、良好な透明性を有している。
【0012】加えて、この積層フィルムは、芯層のエチ
レン系共重合体が柔軟な樹脂であるため、後述の実施例
のデータに示されるように従来の軟質ポリ塩化ビニルと
同等もしくはそれ以上の柔軟性を有しており、表面層が
オレフィン系樹脂であるため風合い(手触り)も良好で
ある。
【0013】尚、この軟質ポリオレフィン系積層フィル
ムは、芯層にも表面層にもハロゲンや可塑剤を含まない
ので、焼却時に有害ガスや有害物質を出す恐れがなく、
また可塑剤のブリードアウトによるベタツキや転写を生
じることもない。
【0014】芯層のエチレン系共重合体としては、請求
項2に記載したように、エチレン95〜30重量%と、
極性基を有する成分5〜70重量%との共重合体が好ま
しく、具体的には、請求項3に記載したエチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン
−メタクリル酸エチル共重合体等が単独で、又は二種以
上混合して好適に使用される。そして、表面層のオレフ
ィン系樹脂としては、請求項4に記載したポリエチレ
ン、ポリプロピレン、金属イオンにてエチレン−アクリ
ル酸共重合体の分子間を架橋したアイオノマー樹脂、金
属イオンにてエチレン−メタクリル酸共重合体の分子間
を架橋したアイオノマー樹脂等が単独で、又は二種以上
混合して好適に使用される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
【0016】図1は本発明の一実施形態に係る軟質ポリ
オレフィン系積層フィルムの断面図である。
【0017】この軟質ポリオレフィン系積層フィルム
は、芯層1の上下両面に表面層2,2を積層一体化した
三層構造のフィルムであって、芯層1はエチレンと極性
基を有する成分を共重合させたエチレン系共重合体から
なり、表面層2,2はオレフィン系樹脂からなるもので
ある。
【0018】芯層1のエチレン系共重合体は、エチレン
95〜30重量%と、極性基を有する成分5〜70重量
%とを共重合させたものであり、具体的にはエチレン−
アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸
メチル共重合体(EMA)、エチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMA
A)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMM
A)、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体(EEM
A)等が単独で、又は二種以上混合して好適に使用され
る。
【0019】このエチレン系共重合体におけるエチレン
は芯層1に強度を付与する成分であり、極性基を持った
アクリル酸、アクリル酸メチル、酢酸ビニル、アクリル
酸エチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル等の成分は高周波誘電加熱による溶着性を
付与する成分である。従ってエチレンが95重量%を上
回り、極性基を有する成分が5重量%を下回ると、芯層
1の強度は高められるけれども、高周波溶着性が低下し
て溶着作業が困難になったり、溶着に時間がかかるよう
になる。一方、エチレンが30重量%を下回り、極性基
を有する成分が70重量%を上回ると、高周波溶着性は
向上するけれども、強度が大幅に低下するため層状に成
形することが難しくなる。
【0020】特に、エチレン80〜60重量%と、極性
基を有する成分20〜40重量%とを共重合させたエチ
レン系共重合体は極めて好適であり、このようなエチレ
ン系共重合体を用いると、芯層1の成形性が良く、優れ
た高周波溶着性と実用的強度を兼ね備えた柔軟な積層フ
ィルムを得ることができる。
【0021】一方、オレフィン系樹脂の表面層2,2
は、表面平滑性を高めて透明性を向上させると共に、軟
質の芯層1を保護するために、芯層1の両面に積層一体
化されたものである。エチレン系共重合体の芯層1のみ
の場合、高周波誘電加熱による溶着性は良いけれども、
芯層1の表面平滑性が悪いためヘーズ値が高くなって透
明性が低下し、また、表面の粘着性が強く、ブロッキン
グが生じ、成形作業が困難である。けれども、この積層
フィルムのようにオレフィン系樹脂の表面層2,2によ
って芯層1を被覆すると、表面平滑性が高められてヘー
ズ値が低下するため透明性が向上し、傷やブロッキング
の生じにくい積層フィルムが得られる。
【0022】表面層2,2のオレフィン系樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、金属イオンにてエ
チレン−アクリル酸共重合体の分子間を架橋したアイオ
ノマー樹脂、金属イオンにてエチレン−メタクリル酸共
重合体の分子間を架橋したアイオノマー樹脂等が適して
おり、これらは単独で、又は二種以上混合して使用され
る。ポリエチレンには、低密度、中密度、高密度のもの
があるが、特に、直鎖状の低密度ポリエチレンが表面平
滑性等の観点から好ましく使用される。また、ポリプロ
ピレンとしてはホモポリマー、ランダムコポリマー、ブ
ロックコポリマー、ターポリマーがいずれも使用される
が、特に柔軟な積層フィルムを得たい場合にはランダム
コポリマーが好ましく使用される。また、アイオノマー
樹脂としては、例えば「ハイミラン」(三井・デュポン
ポリケミカル社製のアイオノマー樹脂の商品名、登録商
標)等が好適であり、かかるアイオノマー樹脂を使用す
ると、ポリエチレンやポリプロピレンより表面硬度が上
がって傷が入り難くなるといった利点がある。
【0023】上記表面層2,2のオレフィン系樹脂は、
高周波溶着性の観点から、芯層1のエチレン系共重合体
の軟化溶融温度と大差のない軟化溶融温度を有するもの
が好ましく、具体的には、軟化溶融温度が120℃より
高くなると高周波溶着に要する時間が長くなり、軟化溶
融温度が80℃より低くなると耐熱性が不足する傾向に
あるので、80〜120℃程度の軟化溶融温度を有する
ものが好ましく使用される。
【0024】上記表面層2の厚さは1〜100μm程度
に設定することが好ましい。1μm未満では、欠損部分
のない一様な厚さの表面層2を形成することが困難にな
り、100μmを越えると、高周波溶着に要する時間が
長くなって溶着作業性が低下する。表面層2の更に好ま
しい厚さは10〜30μmの範囲である。
【0025】この積層フィルムの全体の厚さは特に限定
されないが、既述した書類、カード類、雑貨類、玩具
類、化粧品類等を入れる袋状ケースなどの材料フィルム
として使用する場合は、30〜1000μm程度の厚さ
に設定すれば充分であり、この程度の厚さがあれば充分
な実用強度を有し簡単に破損する心配はない。
【0026】尚、芯層1の厚さと表面層2の厚さの比
は、高周波溶着性や実用強度等を考慮すると、1:1〜
500:1程度となるように設定することが好ましい。
【0027】この積層フィルムは、例えば、共押出法
により、溶融状態のエチレン系共重合体を押出して芯層
1を成形すると同時に、その上下両面に溶融状態のオレ
フィン系樹脂を共押出して表面層2,2を形成するか、
押出しラミネート法により、エチレン系共重合体の芯
層1を押出すと共に、その上下両面にオレフィン系樹脂
の薄肉フィルムを重ね、圧着ロールでラミネートして表
面層2,2を形成することにより、簡単に製造すること
ができる。
【0028】以上のような構成の軟質ポリオレフィン系
積層フィルムは、芯層1のエチレン系共重合体も表面層
2,2のオレフィン系樹脂も全光線透過率の高い樹脂で
あるため、積層フィルム全体の全光線透過率は90%以
上と高く、しかも、表面平滑性に劣るエチレン系共重合
体の芯層1がオレフィン系樹脂2,2の表面層に覆われ
て表面平滑性が高められ、積層フィルム全体のヘーズ値
が5%以下と低くなっている。そのため、この軟質ポリ
オレフィン系積層フィルムは、従来の軟質ポリ塩化ビニ
ルフィルムと同等もしくはそれ以上の良好な透明性を有
している。
【0029】また、この積層フィルムは、既述したよう
に、極性基を有するエチレン系共重合体の芯層1が高周
波誘電加熱され、その熱で芯層1と表面層2が短時間で
軟化溶融して、フィルム同士の溶着が行われるものであ
るが、芯層1のエチレン系共重合体は、既述したように
エチレン95〜30重量%と、極性基を持ったアクリル
酸、アクリル酸メチル、酢酸ビニル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル等の成分5〜70重量%とを共重合させた誘電損
失の大きい樹脂であり、しかも、表面層2が既述したよ
うに1〜100μm程度の薄いオレフィン系樹脂の層
で、芯層1と表面層2との厚さの比が1:1〜500:
1程度に設定されているため、この積層フィルムの高周
波溶着(周波数約40MHz)における損失係数ε・t
anδ(ε:誘電率、tanδ:誘電力率)は0.05
以上と大きい。従って、この積層フィルムは発熱量が多
く、高周波溶着性が良好であり、極く短時間で強固に溶
着される。
【0030】加えて、芯層1のエチレン系共重合体は柔
軟な樹脂であるため、後述の実施例のデータに示すよう
に、この積層フィルムは従来の軟質ポリ塩化ビニルと同
等もしくはそれ以上の柔軟性を有し、また、表面層2,
2がベタツキのないオレフィン系樹脂であるため風合い
(手触り)も良好である。
【0031】尚、この積層フィルムは、芯層1にも表面
層2,2にもハロゲンや可塑剤を含まないので、焼却時
に有害ガスや有害物質を出す恐れがなく、また、可塑剤
のブリードアウトによるベタツキや転写を生じることも
勿論ない。
【0032】以上の実施形態の積層フィルムは、芯層1
の上下両面に表面層2,2を積層一体化しているが、用
途によっては芯層1の片面のみに表面層2を積層一体化
して二層構造のフィルムとしてもよい。
【0033】次に、本発明の更に具体的な実施例を説明
する。
【0034】[実施例1]三層共押出機を用いて、溶融
状態のエチレン−酢酸ビニル(EVA)(75重量%の
エチレンと25重量%の酢酸ビニルを共重合させたも
の)を押出して芯層を成形すると同時に、その上下に溶
融状態の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を共
押出して表面層を形成することにより、エチレン−酢酸
ビニル(EVA)の芯層の上下両面に直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)の表面層が積層一体化された、
全体の厚さが0.24mm、芯層と表面層の厚さの比が
14:1である三層構造の軟質ポリオレフィン系積層フ
ィルム(A)を作製した。
【0035】この積層フィルム(A)の高周波溶着特性
を調べるため、高周波溶着装置(パール工業(株)製の
R−203DA)を使用し、出力3KW、周波数40.
46MHz、金型温度25℃の条件下に0.75秒間高
周波溶着を行い、その溶着強度を測定すると共に、損失
係数ε・tanδを求めた。その結果を後記の表1に示
す。
【0036】また、この積層フィルム(A)の透明性を
調べるために、全光線透過率とヘーズ値を測定し、その
結果を後記の表1に示した。更に、この積層フィルム
(A)の柔軟性を調べるために、曲げ剛性B値と2HB
値を測定し、その結果を後記の表1に示した。
【0037】尚、全光線透過率とヘーズ値はヘーズコン
ピューターによって測定したものであり、曲げ剛性B値
と2HB値は純曲げ試験機によって測定したものであ
る。
【0038】比較のために、下記の4種類のフィルム
(B)(C)(D)(E)について、上記と同様に溶着
強度、損失係数ε・tanδ、全光線透過率、ヘーズ
値、曲げ剛性B値、2HB値を測定し、その結果を後記
の表1に併記した。但し、フィルム(D)(E)につい
ては、実施例1の積層フィルム(A)と同条件の金型温
度、溶着時間では溶着しないため、高周波溶着の金型温
度を80℃に変更し、溶着時間も、フィルム(D)
(E)についてはそれぞれ5.00秒と3.50秒に変
更して高周波溶着を行った。
【0039】フィルム(B):ポリエチレンとエチレン
−酢酸ビニル共重合体との混合樹脂からなる厚さ0.3
mmの市販の単層の軟質フィルム フィルム(C):100重量部の塩化ビニル樹脂に可塑
剤DOPを34重量部含有させた厚さ0.3mmの市販
の単層の軟質ポリ塩化ビニルフィルム フィルム(D):低結晶化度のポリプロピレンよりなる
芯層の両面に、プロピレンと少量のエチレンとのランダ
ム共重合体よりなる表面層を積層一体化した、全体厚さ
が0.2mm、芯層と表面層の厚さの比が12:1であ
る三層構造の市販の軟質ポリオレフィン系フィルム フィルム(E):低結晶化度のポリプロピレンよりなる
芯層の両面に、プロピレンと少量のエチレンとのランダ
ム共重合体よりなる表面層を積層一体化した、全体厚さ
が0.3mm、芯層と表面層の厚さの比が12:1であ
る三層構造の市販の上記(D)とは別の製造メーカーの
軟質ポリオレフィン系フィルム
【0040】
【表1】
【0041】この表1を見ると、実施例1の積層フィル
ム(A)は、従来のポリ塩化ビニルフィルム(C)と同
じ金型温度25℃、溶着時間0.75秒の条件下に確実
に高周波溶着を行うことができ、その損失係数ε・ta
nδは0.111で軟質ポリ塩化ビニルフィルム(C)
と実質的に同一の値であり、その溶着強度は3.0kg
f/15mmであって融着強度の目安となる2.0kg
f/15mmを完全に越えている。このことから、実施
例1の積層フィルム(A)は高周波溶着性に優れ、短時
間で作業性良く且つ強固に溶着できるものであることが
判る。
【0042】また、実施例1の積層フィルム(A)は、
その全光線透過率が93.3%、ヘーズ値が1.9%で
あって、他のフィルム(B)(C)(D)(E)よりも
総合的に透明性が優れており、更に、曲げ剛性B値は
1.084gfcm2 /cm、2HB値は0.228g
fcm/cmであって、ポリ塩化ビニル100重量部に
可塑剤DOPを45重量部程度含有させた軟質ポリ塩化
ビニルフィルムに相当する適度な柔軟性を有するもので
ある。以上より、実施例1の積層フィルム(A)は、従
来の軟質ポリ塩化ビニルフィルムに替えて満足に使用で
きるものであることが判る。
【0043】これに対し、ポリエチレン(PE)とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)の混合樹脂よりな
る単層フィルム(B)は、実施例1の積層フィルム
(A)や市販のポリ塩化ビニルフィルム(C)とあまり
変わらない良好な高周波溶着性を有し、柔軟性も良好で
あるが、ヘーズ値が87.7%と極めて高く透明性に劣
っていることが判る。
【0044】一方、三層構造の市販の軟質ポリオレフィ
ン系フィルム(D)(E)は、いずれも良好な透明性を
有するが、高周波溶着性については、損失係数ε・ta
nδがそれぞれ0.029、0.034と小さいため、
前述の如く金型温度を80℃に変更しても、溶着に要す
る時間がそれぞれ5.00秒、3.50秒と長くかか
り、溶着強度もそれぞれ0.2kgf/15mm、0.
9kgf/15mmで不足していることが判る。
【0045】[実施例2]芯層のエチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)として、エチレンが95重量%で酢
酸ビニルが5重量%のEVA、エチレンが86重量%で
酢酸ビニルが14重量%のEVA、エチレンが81重量
%で酢酸ビニルが19重量%のEVA、エチレンが72
重量%で酢酸ビニルが28重量%のEVAをそれぞれ使
用し、実施例1と同様にして、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)の芯層の上下両面に直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)の表面層が積層一体化された全
体の厚さが0.24mm、芯層と表面層の厚さの比が1
0:1である三層構造の4種類の軟質積層フィルム
1,A2,A3,A4を作製した。
【0046】この4種類の軟質積層フィルムについて、
実施例1と同様の条件で高周波溶着するのに必要な溶着
時間を求めたところ、フィルムA1 は略2秒、フィルム
2は略1.5秒、フィルムA3 は略1秒、フィルムA4
は略0.5秒であった。
【0047】図2は、これらの軟質積層フィルムA1
2,A3,A4について、その溶着時間と芯層のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)の酢酸ビニルの占め
る重量%をプロットして両者の関係を求めたグラフであ
る。
【0048】このグラフを見れば、溶着時間とエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)の酢酸ビニルの占める
重量%との間には負の相関関係があり、酢酸ビニルの重
量%が増すほど溶着時間が短縮されることが判る。そし
て、酢酸ビニルの占める割合が5重量%まで減少する
と、溶着時間は略2秒までのび、これ以上溶着時間が長
くなると溶着作業性の低下が著しくなるので、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)における酢酸ビニルの
占める割合は5重量%が下限となることが判る。
【0049】次に、上記4種類の軟質積層フィルム
1,A2,A3,A4について、実施例1と同様にしてヘ
ーズ値を測定した。そして、比較のために、上記4種類
のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を用いて表
面層のない厚さ0.2mmの単層フィルムF1,F2,F
3,F4 を作製し、同様にヘーズ値を測定した。
【0050】図3は、上記の軟質積層フィルムA1
2,A3,A4と、単層フィルムF1,F2,F3,F4
ついて、それぞれのヘーズ値とエチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)の酢酸ビニルの占める重量%をプロッ
トして両者の関係を求めたグラフである。
【0051】このグラフを見ると、単層フィルムF1
2,F3,F4の場合は、ヘーズ値とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)の酢酸ビニルの占める重量%と
の間には負の相関関係があり、酢酸ビニルの重量%が増
すほどヘーズ値が減少して透明性は良くなるが、芯層の
両面を表面層で被覆した軟質積層フィルムA1,A2,A
3,A4の場合は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)の酢酸ビニルの占める重量%に実質的に関係なく、
ほぼ一定の低いヘーズ値(2%)を有し、透明性に優れ
ることが判る。これは、直鎖状低密度ポリエチレン(L
LDPE)の表面層によってエチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)の芯層の表面平滑度が高められ、拡散光
線透過率が大幅減少するためである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の軟質ポリオレフィン系積層フィルムは、良好な透明性
と高周波溶着性を兼ね備え、適度な柔軟性も有してお
り、焼却時に有害ガスや有害物質を出す恐れがなく、可
塑剤のブリードアウトによるベタツキや転写を生じるこ
ともないといった顕著な効果を奏し、従来の軟質ポリ塩
化ビニルフィルムに替えて有効に使用できるものであ
り、特に、良好な透明性と高周波溶着性の要求される用
途分野に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る軟質ポリオレフィン
系積層フィルムの断面図である。
【図2】実施例2で作製した軟質ポリオレフィン系積層
フィルムについての、溶着時間と芯層のエチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)の酢酸ビニルの占める重量%
との関係を示したグラフである。
【図3】実施例2で作製した軟質ポリオレフィン系積層
フィルムと、実施例2で作製した単層フィルムについて
の、ヘーズ値とエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)の酢酸ビニルの占める重量%との関係を示したグラ
フである。
【符号の説明】 1 芯層 2 表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 AD01 BA04 BA15 BB22 CA34 CA35 CA40 4F100 AK03B AK03C AK04A AK04B AK04C AK06 AK07B AK07C AK62B AK62C AK66B AK66C AK68 AK68A AK70A AK70B AK70C AK71A AL01A AL01B AL01C BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA15 EH20 EJ05B EJ05C GB17 JK13 JK17 JL00 JL12 JN01 YY00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと極性基を有する成分を共重合さ
    せたエチレン系共重合体からなる芯層の両面又は片面
    に、オレフィン系樹脂からなる表面層を積層一体化した
    ことを特徴とする軟質ポリオレフィン系積層フィルム。
  2. 【請求項2】前記芯層のエチレン系共重合体が、エチレ
    ン95〜30重量%と、極性基を有する成分5〜70重
    量%との共重合体であることを特徴とする、請求項1に
    記載の軟質ポリオレフィン系積層フィルム。
  3. 【請求項3】前記芯層のエチレン系共重合体が、エチレ
    ン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル
    共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
    アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共
    重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチ
    レン−メタクリル酸エチル共重合体のいずれか単独、又
    はこれらの二種以上の混合物であることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の軟質ポリオレフィン系積
    層フィルム。
  4. 【請求項4】前記表面層のオレフィン系樹脂が、ポリエ
    チレン、ポリプロピレン、金属イオンにてエチレン−ア
    クリル酸共重合体の分子間を架橋したアイオノマー樹
    脂、金属イオンにてエチレン−メタクリル酸共重合体の
    分子間を架橋したアイオノマー樹脂のいずれか単独、又
    はこれらの二種以上の混合物であることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の軟質ポリオ
    レフィン系積層フィルム。
  5. 【請求項5】全光線透過率が90%以上、ヘーズ値が5
    %以下であり、高周波溶着(周波数約40MHz)にお
    ける損失係数ε・tanδ(ε:誘電率、tanδ:誘
    電力率)が0.05以上であることを特徴とする、請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の軟質ポリオレフ
    ィン系積層フィルム。
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