JP2001037309A - 根菜類収穫機 - Google Patents

根菜類収穫機

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JP2001037309A
JP2001037309A JP11213680A JP21368099A JP2001037309A JP 2001037309 A JP2001037309 A JP 2001037309A JP 11213680 A JP11213680 A JP 11213680A JP 21368099 A JP21368099 A JP 21368099A JP 2001037309 A JP2001037309 A JP 2001037309A
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root
root vegetable
lifting
extracting device
foliage
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JP11213680A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Minazu
清明 水津
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】根菜類引抜装置の高さの微調整を容易に行える
ものとして、操作性の向上及び作業精度の向上を図る。 【解決手段】根菜類引抜装置1を昇降駆動手段26の作
動により走行車体4に対して昇降調節自在に設ける。ま
た、昇降駆動手段26を手動操作によって作動させる昇
降操作手段Sを設ける。そして、昇降操作手段Sの操作
時間が所定時間以内であった場合にはこの操作時間に拘
りなく設定時間だけ昇降駆動手段26を作動させる一
方、昇降操作手段Sの操作時間が前記所定時間を越えた
場合にはこの操作時間にわたって昇降駆動手段26を作
動させる昇降駆動制御手段Kを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人参等の根菜類
を土中から引き抜いて収穫する根菜類収穫機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、人参や大根等の根菜は畦上に
栽培され、根菜本体は地中に、茎葉は地上に位置する。
このように栽培される根菜を収穫するには、根菜の茎葉
部を挾持して根菜本体ごと地中から引き抜く方法が採ら
れる。
【0003】近年、このような収穫作業の機械化が進め
られており、例えば、特開平9−308341号公報に
記載されているように、根菜類引抜装置を走行車体に対
して昇降調節自在に設けた根菜類収穫機が開発されてい
る。尚、前記根菜類引抜装置は、油圧シリンダ等の昇降
駆動手段の作動によって昇降する構成であり、この昇降
駆動手段は操縦部に設ける昇降操作レバ−等の昇降操作
手段の操作によって作動する構成である。
【0004】このように構成される根菜類収穫機におい
ては、走行車体を前進させながら、根菜類引抜装置によ
って、圃場に植生する根菜の茎葉部を挾持して地中から
引き抜く。このような作業において、操縦者には、昇降
操作手段を操作して昇降駆動手段を作動させ、根菜類引
抜装置の高さを適切な高さに調節することが要求され
る。
【0005】尚、このような根菜類引抜装置の高さ調節
を自動化するために、また、例えば特開平4−2105
11号公報に記載されているように、根菜類引抜装置の
前部下側に接地輪を設け、地面との接触による該接地輪
の上下動により根菜類引抜装置の対地高さを検出し、こ
の検出結果に基づき、油圧シリンダを作動させて根菜類
引抜装置を機体に対して上下動させ、該根菜類引抜装置
前部の対地高さ(引抜作用高さ)を適正に維持する制御
技術が試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の根菜類収穫機においては、昇降駆動手段の作動速
度は比較的高速の一定速であり、また、操縦者が昇降操
作手段を操作した場合、この全操作時間にわたって昇降
駆動手段が作動するため、根菜類引抜装置の高さを微調
整することは難しい。
【0007】このため、圃場に植生する根菜類の茎葉部
を適切に挾持させることが困難となって、円滑な引抜作
業が行えず、操作性の低下や作業精度の低下を来す欠点
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、根菜類引抜装置1を昇降駆動手段26の作動
により走行車体4に対して昇降調節自在に設けた根菜類
収穫機において、前記昇降駆動手段26を手動操作によ
って作動させる昇降操作手段Sを設けると共に、該昇降
操作手段Sの操作時間が所定時間以内であった場合には
この操作時間に拘りなく設定時間だけ昇降駆動手段26
を作動させる一方、前記昇降操作手段Sの操作時間が前
記所定時間を越えた場合にはこの操作時間にわたって昇
降駆動手段26を作動させる昇降駆動制御手段Kを設け
たことを特徴とする根菜類収穫機の構成としたものであ
る。
【0009】このような根菜類収穫機において収穫作業
を行う際には、走行車体4を前進させながら、圃場に植
生する根菜を根菜類引抜装置1によって引き抜く。尚、
引き抜かれた根菜は、走行車体4に設ける茎葉切断装置
によって茎葉部を切除して根菜本体のみを機体に貯留す
る等、適宜の調整が可能である。しかして、このような
収穫作業において、操縦者は、根菜類引抜装置1を適正
な高さに調節すべく、昇降操作手段Sを操作して昇降駆
動手段26を作動させる。
【0010】この際、昇降駆動制御手段Kにより、昇降
操作手段Sの操作時間が所定時間以内であった場合に
は、この操作時間に拘りなく設定時間だけ昇降駆動手段
26が作動する。これにより、例えば昇降操作手段Sを
ワンタッチ操作するだけで、この操作時間に拘りなく、
設定時間だけ昇降駆動手段26が作動して停止するの
で、根菜類引抜装置1の高さの微調整を容易に行える。
【0011】また、昇降駆動制御手段Kにより、昇降操
作手段Sの操作時間が前記所定時間を越えた場合には、
この操作時間にわたって昇降駆動手段26が作動する。
これにより、圃場端などで根菜類引抜装置1を大きく昇
降操作する場合には、根菜類引抜装置1を、昇降操作手
段Sの操作時間に応じて任意の高さに調整できる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明は、根菜類引抜
装置1を昇降駆動手段26の作動により走行車体4に対
して昇降調節自在に設けた根菜類収穫機において、前記
昇降駆動手段26を手動操作によって作動させる昇降操
作手段Sを設けると共に、該昇降操作手段Sの操作時間
が所定時間以内であった場合にはこの操作時間に拘りな
く設定時間だけ昇降駆動手段26を作動させる一方、前
記昇降操作手段Sの操作時間が前記所定時間を越えた場
合にはこの操作時間にわたって昇降駆動手段26を作動
させる昇降駆動制御手段Kを設けたことを特徴とする根
菜類収穫機としたので、例えば昇降操作手段Sをワンタ
ッチ操作するだけで、この操作時間に拘りなく、設定時
間だけ昇降駆動手段26が作動して停止するので、根菜
類引抜装置1の高さの微調整を容易に行うことができ、
操作性の向上及び作業精度の向上を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について説
明する。図1、図2、図3に示すように、人参等を収穫
する根菜類収穫機の走行車体4には、前部低位置に設け
た走行ミッション5から両側に延出するホイ−ルシャフ
ト端部に設けた駆動スプロケット6,6に、ゴム製のク
ロ−ラ7,7を巻き掛けて構成した走行装置8,8を設
ける。
【0014】前記走行ミッション5は、走行車体4に搭
載するエンジン9によって駆動する構成とし、操向クラ
ッチを内蔵して、左右の走行装置8,8への駆動力伝達
を係脱して操向可能に構成する。そして、前記走行車体
4には、前部右側に運転席10を有する操縦部11を設
け、該操縦部11の左側からこの後方にかけての空間
に、後述する根菜類引抜装置1、茎葉掻込装置2、茎葉
引起装置3、収穫された根菜を収納する収納部12等を
配置する。
【0015】しかして、前記根菜類引抜装置1は、左右
一対の挾持ベルト1a,1bを、始端部側の支持機枠1
3,13に支持した遊動プ−リ14,14と、終端部側
の伝動機枠15に支持した駆動プ−リ16,16とに券
回して構成する。また、該根菜類引抜装置1は、走行車
体4の左側において、始端部を地面近くに臨む前方低部
に位置させ、一方、終端部を後方上部に位置させた傾斜
姿勢に設け、前記伝動機枠15の下部から伝動ケ−ス1
7を介して支点軸部18に枢着して昇降自在に構成す
る。
【0016】そして、前記伝動機枠15は、後述する各
装置、すなわち、始端部を根菜類引抜装置1の終端部分
に臨ませて後方に延長して設けた左右一対の首揃ベルト
19,19と、円盤カッタ−20,20と、首揃ベルト
19,19の終端部から人参を受け継ぐタッピングベル
ト21,21と、排葉ベルト22,22とを、下部の伝
動ボックス23から伝動可能に支持して一体構成する。
【0017】したがって、左右一対の挾持ベルト1a,
1bによって搬送されてきた人参は、一対の首揃ベルト
19,19に受け継がれて挾持搬送されて後方に移動
し、タッピングベルト21,21に持ち換えられて搬送
されながら、左右一対の円盤カッタ−20,20によっ
て茎葉部が切断され、茎葉部と根菜本体部とが切断分離
される。そして、切断後の茎葉部は、排葉ベルト22,
22によって機外へ排出され、一方、根菜本体は、下側
のコンベヤベルト24上に落下し、該コンベヤベルト2
4の駆動により、側方に搬送されて収納部12に貯留さ
れる。
【0018】このように、伝動機枠15に一体的に支持
されている各装置は、根菜類引抜装置1と共に、前記支
点軸部18を回動支点として昇降回動できる構成であ
る。つぎに、昇降装置25は、走行車体4側に設けた油
圧シリンダ26(昇降駆動装置26)のピストンロッド
27の先端部に、走行車体4側に固定されている支持機
体28に枢着したL型連杆29の一方側を連結し、他方
側を斜め前方上方に向けて延長して連動杆30に連結し
て構成する。そして、揺動腕31は、走行車体4に沿わ
せて前後方向に向けて配置し、後端部を前述した支点軸
部18に連結し、前端部分に前記連動杆30の端部を連
結して構成する。
【0019】このように、昇降装置25は、一連の連動
構成であるため、油圧シリンダ26のピストンロッド2
7が伸縮作動すると、L型連杆29、連動杆30、揺動
腕31を介して支点軸部18を回動させ、伝動ケ−ス1
7を介して伝動機枠15を回動して、各装置を一体的に
昇降回動させることができる。そして、茎葉引起装置3
は左右一対設け、夫々の引起ラグ3a,3aが進行方向
(前方)に向かって突出するように配置して始端部を前
記根菜類引抜装置1の挾持ベルト1a,1bの始端部よ
り前方に位置させ、中間下部を支持受枠33によって連
結支持し、上部を前記支点軸部18に連結した伝動筒3
4及び該伝動筒34先端部から横方向に延出する横伝動
筒35によって連結支持する。そして、支持受枠33は
支持機枠13に固着し、伝動筒34は支点軸部18の伝
動ケ−ス17に一体構成し、これによって、左右一対の
茎葉引起装置3,3は、前記根菜類引抜装置1と共に昇
降回動する構成である。
【0020】また、前記伝動筒34と横伝動筒35との
連結部にはベベルギヤケ−ス36を設け、伝動筒34、
横伝動筒35に内装された伝動軸(図示省略)と、ベベ
ルギヤケ−ス36に内装されたベベルギヤ(図示省略)
により、左右一対の茎葉引起装置3,3が伝動ケ−ス1
7側から伝動駆動される構成である。そして、根菜類引
抜装置1の前側には、左右一対の無端帯式の茎葉掻込装
置2,2をも設ける。
【0021】該茎葉掻込装置2,2は、外周部に多数の
突起を有した無端帯式のゴム製のラグベルト36,36
を、前記茎葉引起装置3,3側に縦軸中心に回転自在に
支持して設けた始端部プ−リ2a,2aと終端部プ−リ
2b,2bとに亘って券回して構成する。そして、茎葉
掻込装置2,2の終端部プ−リ2b,2bは、前記根菜
類引抜装置1の始端部の遊動プ−リ14,14の回転軸
38,38の上端部に取付ける。この構成により、根菜
類引抜装置1の終端部の駆動プ−リ16,16を回転駆
動すると、前記挾持ベルト1a,1b、遊動プ−リ1
4,14、回転軸38,38を介して茎葉掻込装置2,
2の終端部プ−リ2b,2bが従動回転し、該茎葉掻込
装置2,2のラグベルト36,36が駆動される。
【0022】また、該茎葉掻込装置2,2のラグベルト
36,36の券回域の内側に、前記茎葉引起装置3,3
の下部が入り込み、これによって、茎葉引起装置3,3
の下部外周部において茎葉掻込装置2,2のラグベルト
36,36が駆動し、茎葉引起装置3,3の引起しラグ
3a,3aの引起し作用域の前側から後側にわたる範囲
においてラグベルト36,36による掻込み作用が行わ
れる。
【0023】しかして、このような根菜類収穫機におい
て収穫作業を行う際には、走行車体4を前進させなが
ら、栽培されている根菜の茎葉部を茎葉引起装置3,3
の引起しラグ3a.3の上動作用によって引起しなが
ら、茎葉掻込装置2,2のラグベルト36,36の掻込
み作用によって掻込んで後側の根菜類引抜装置1に引き
継ぎ、該根菜類引抜装置1の挾持搬送ベルト1a,1b
によって茎葉部を挾持して後上方へ引き上げ、これによ
ってこの根菜を地中から引き抜く。引き抜かれた根菜
は、走行車体4に設ける円盤カッタ−20,20によっ
て茎葉部を切除して根菜本体のみを収納部12に貯留す
る。
【0024】また、前記茎葉掻込装置2,2のラグベル
ト36,36の券回域内側に、茎葉引起装置3,3の下
部を入り込ませて設けているため、根菜の茎葉は、茎葉
引起装置3,3の引起ラグ3a,3aによって引き起こ
されながら茎葉掻込装置2,2のラグベルト36,36
によって掻き込まれ、または、茎葉掻込装置2,2のラ
グベルト36,36によって掻き込まれながら茎葉引起
装置3,3の引起ラグ3a,3aによって引き起こされ
て、後側の根菜類引抜装置1の挾持ベルト1a,1bに
引き継がれる。
【0025】これによって、この茎葉は、根菜類引抜装
置1の挾持ベルト1a,1bに整然と引き継がれ、円滑
に引き抜くことができる。また、根菜類引抜装置1の終
端部の駆動プ−リ16,16を回転駆動すると、挾持ベ
ルト1a,1b、遊動プ−リ14,14、回転軸38,
38を介して茎葉掻込装置2,2の終端部プ−リ2b,
2bが従動回転し、該茎葉掻込装置2,2のラグベルト
36,36が駆動される構成のため、茎葉掻込装置2,
2の伝動機構を簡素に構成することができる。
【0026】尚、前記左右の茎葉引起装置3,3の下端
部には、左右の分草杆39,39の後端部を、該分草杆
39,39の前部が前方下方へ向かう姿勢となるように
取り付ける。該分草杆39,39は、側面視へ字状に屈
折した杆状部材であり、該屈折部には、斜め後上方に向
かう引起ガイド部を一体的に設ける。また、前記左右の
分草杆39,39の後端部下側には、左右の引継ガイド
杆40,40の前端部をボルト41,41締結して固定
する。該左右の引継ガイド杆40,40は、側面視逆へ
字状に屈折した杆状部材であり、該引継ガイド杆40,
40の後端部は、自由端として、前記挾持ベルト1a,
1bの始端部上側に臨ませて配置する。この構成の場
合、茎葉引起装置3,3によって引き起こされた茎葉
を、引継ガイド杆40,40によって根菜類引抜装置1
の挾持ベルト1a,1bに案内できるため、前記茎葉掻
込装置2,2を設けない構成としてもよい。
【0027】43は、土中における根菜本体の側部を掘
削して、該根菜を引き抜き易くするために設けるソイラ
である。しかして、前記操縦部11には、前記油圧シリ
ンダ26(昇降駆動手段26)を伸縮作動させる昇降操
作レバ−S(昇降操作手段S)を前後傾動自在に設け
る。該昇降操作レバ−Sの基部には上昇スイッチS1と
下降スイッチS2とを設け、昇降操作レバ−Sを後方へ
傾動操作すると上昇スイッチS1がONし、昇降操作レ
バ−Sを前方へ傾動操作すると下降スイッチS2がON
する構成である。
【0028】そして、図4に示すように、コントロ−ラ
32(昇降駆動制御手段K)は、その入力側に、上昇ス
イッチS1(根菜類引抜装置1を上昇作動させるスイッ
チ、以下同じ)と、下降スイッチS2(根菜類引抜装置
1を下降作動させるスイッチ、以下同じ)と、自動高さ
制御入り切りスイッチOと、高さ設定ダイヤル44と、
高さセンサ45と、車速センサ46と、ポジションセン
サS3(走行車体4と茎葉引抜装置1との上下相対角度
を検出するポテンショメ−タ)とをそれぞれ接続する。
そして、コントロ−ラ32は、その出力側に、上昇ソレ
ノイドバルブ47と、下降ソレノイドバルブ48とをそ
れぞれ接続し、前述した油圧シリンダ26に送油する油
圧回路のバルブを上昇側または下降側に切り換える構成
とする。
【0029】つぎに、前記高さセンサ45は、根菜類引
抜装置1の下部に取り付け、作業走行中の接地抵抗によ
って上下変動する自由端側の動きを、ロッド49を介し
てポテンショメ−タ50に伝え、該ポテンショメ−タ5
0の検出値(検出角度)をコントロ−ラ32へ入力する
構成とする。また、前記高さセンサ45は、板状に形成
し、その一端を上部の回動支点51に枢着し、ばねで常
時接地側に付勢して設ける。
【0030】この構成により、自動高さ制御入り切りス
イッチOをONした状態で、根菜の引抜作業を行いなが
ら所定距離前進すると、車速センサ46からコントロ−
ラ32に走行速度が入力され、高さ制御が開始される。
そして、圃場面に接地する高さセンサ45が上下に変動
し、ポテンショメ−タ50からの検出結果がコントロ−
ラ32へ入力され、この検出値と高さ設定ダイヤル44
によって設定された値とが比較され、根菜類引抜装置1
が設定高さより低い場合には、コントロ−ラ32から上
昇ソレノイドバルブ47に出力がなされ、油圧シリンダ
26が伸長して根菜類引抜装置1が上昇する。一方、根
菜類引抜装置1が設定高さより高い場合には、コントロ
−ラ32から下降ソレノイドバルブ48に出力がなさ
れ、油圧シリンダ26が短縮して根菜類引抜装置1が下
降する。これによって、根菜類引抜装置1の対地高さを
設定高さに維持することができる。また、圃場の一辺を
作業終了し次辺へ回行する際には根菜類引抜装置1を手
動操作によって上昇させるが、次辺での作業再開時に根
菜類引抜装置1を下降させる際、ポジションセンサS3
による検出高さに基づき、根菜類引抜装置1を自動的に
設定作業高さまで下降させることが可能である。
【0031】そして、前記自動高さ制御入り切りスイッ
チOをOFFした状態で作業を行う場合には、操縦者
は、操縦部11に設ける昇降操作レバ−Sを前後傾動操
作して根菜類引抜装置1の高さを調整する。即ち、根菜
類引抜装置1が低過ぎる場合には、昇降操作レバ−Sを
後方へ傾動操作させ、上昇スイッチS1がONすると、
コントロ−ラ32から上昇ソレノイドバルブ47に出力
がなされ、油圧シリンダ26が伸長して根菜類引抜装置
1が上昇する。一方、昇降操作レバ−Sを前方へ傾動操
作させ、下降スイッチS2がONすると、コントロ−ラ
32から下降ソレノイドバルブ48に出力がなされ、油
圧シリンダ26が短縮して根菜類引抜装置1が下降す
る。このような手動操作による高さ調整において、コン
トロ−ラ32(昇降駆動制御手段K)により、昇降操作
レバ−Sの操作時間が所定時間以内であった場合には、
この操作時間に拘りなく設定時間だけ油圧シリンダ26
が伸縮作動する。
【0032】これにより、図5に示すように、例えば昇
降操作レバ−Sをワンタッチ操作するだけで、この操作
時間(通常、0.3sec以下)に拘りなく、設定時間
(例えば、50msec)だけ油圧シリンダ26が伸縮
作動して停止するので、根菜類引抜装置1の高さの微調
整を容易に行える。また、コントロ−ラ32(昇降駆動
制御手段K)により、昇降操作レバ−Sの操作時間が所
定時間(例えば、0.3sec)を越えた場合には、こ
の操作時間が終了するまで油圧シリンダ26が伸縮作動
する。
【0033】これにより、圃場端などで根菜類引抜装置
1を大きく昇降操作する場合には、根菜類引抜装置1
を、昇降操作レバ−Sの操作時間に応じて任意の高さに
調整できる。以上により、例えば昇降操作レバ−Sをワ
ンタッチ操作するだけで、この操作時間に拘りなく、設
定時間だけ油圧シリンダ26が作動して停止するので、
根菜類引抜装置1の高さの微調整を容易に行うことがで
き、操作性の向上及び作業精度の向上を図ることができ
る。 (別実施例1)上述の構成において、分草杆39の基部
に接地センサ52を設け、前記高さセンサ45が所定の
設定高さを検出するまでは、接地センサ52の検出値に
基づいて高さ制御を行うように構成してもよい。
【0034】即ち、分草杆39の基部にマイクロスイッ
チを利用した接地センサ52を取り付け、図6に示すよ
うに、該接地センサ52を前記コントロ−ラ32の入力
側へ更に接続する。尚、53はコントロ−ラ32の出力
側に接続した自動ランプであり、自動高さ制御中に点燈
する。そして、作業開始時は、畝端に走行車体4を位置
させた状態で自動高さ制御入り切りスイッチOをONす
ると、根菜類引抜装置1は、高さセンサ45が設定値を
検出するまで自動下降する。この自動下降中、高さセン
サ45が設定高さを検出するまでに接地センサ52が接
地状態を検出すると、それ以下への下降を停止する。そ
の後、高さセンサ45が設定高さを検出すると、以降
は、高さセンサ45による高さ制御に切換えるものであ
る。
【0035】尚、前記接地センサ52を、左右の分草杆
39,39に夫々設け、該左右の接地センサ52,52
のいずれかが接地状態を検出すると、それ以下への下降
を停止し、その後、高さセンサ45が設定高さを検出す
ると、以降は、高さセンサ45による高さ制御に切換え
るように構成してもよい。このように構成することで、
畝幅の狭い場所でも、接地センサ52による接地検出を
より適確に行えるようになる。 (別実施例2)更に、上述の構成において、根菜類引抜
装置1の搬送経路途中に、引き抜かれた根菜類の通過を
検出する根菜類通過センサ54を設け、該根菜類通過セ
ンサ54が、所定時間以上、根菜類の通過を検出しない
場合に、根菜類引抜装置1の駆動を停止するように構成
してもよい。
【0036】即ち、根菜類引抜装置1の搬送経路途中部
分に、引き抜かれた根菜類の通過を検出する根菜類通過
センサ54を取り付け、図7に示すように、前記コント
ロ−ラ32の入力側に更に接続する。また、前記コント
ロ−ラ32の出力側には、根菜類引抜装置1への駆動力
の伝達を入り切り操作する引抜クラッチソレノイド55
を更に接続する。尚、56は根菜類引抜装置1への駆動
力の伝達の入り切り状態を検出する引抜クラッチセンサ
である。
【0037】この構成により、引抜クラッチが入りの状
態で作業中、一定時間、根菜類通過センサ54が根菜の
通過を検出しなくなった場合には、コントロ−ラ32か
ら引抜クラッチソレノイド55に出力がなされ、引抜ク
ラッチを自動的に切り、根菜類引抜装置1を停止させ
る。但し、引抜クラッチが入りになってから、根菜類通
過センサ54が根菜の通過を検出していなかった場合に
は、該根菜類通過センサ54が根菜の通過を検出するま
では、上記のような引抜クラッチの自動切断は行われな
い。
【0038】これより、1条の引抜作業終了時や収穫し
た根菜類をトラックに積み込む際などに、いちいち引抜
クラッチを切り操作する必要がなくなり、作業能率が向
上する。 (別実施例3)更に、上述の構成において、根菜類引抜
装置1の搬送経路途中に、引き抜かれた根菜類の通過を
検出する根菜類通過センサ54を設け、該根菜類通過セ
ンサ54が、所定回数以上(所定本数以上)、根菜類の
通過を検出する毎に、これを報知するように構成しても
よい。
【0039】即ち、根菜類引抜装置1の搬送経路途中部
分に、引き抜かれた根菜類の通過を検出する根菜類通過
センサ54を取り付け、図8に示すように、該根菜類通
過センサ54とカウント設定ダイヤル57とを前記コン
トロ−ラ32の入力側に更に接続する。また、前記コン
トロ−ラ32の出力側には、報知用のブザ−58を更に
接続する。
【0040】この構成により、根菜類通過センサ54
が、カウント設定ダイヤル57によって設定した一定回
数以上(一定本数以上)、根菜の通過を検出した場合
に、コントロ−ラ32からブザ−58に出力がなされ、
作業者に「コンテナ満杯」「キャリア満杯」等の状態を
報知する。これより、収穫した根菜類の貯留状態を確認
しながら作業する必要がなくなり、作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における根菜類収穫機の
全体側面図である。
【図2】この発明の実施の形態における根菜類収穫機の
全体側面図である。
【図3】この発明の実施の形態における根菜類収穫機の
全体平面図である。
【図4】この発明の実施の形態における制御ブロック図
である。
【図5】この発明の実施の形態におけるタイムチャ−ト
である。
【図6】別実施例1の制御ブロック図である。
【図7】別実施例2の制御ブロック図である。
【図8】別実施例3の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 根菜類引抜装置 4 走行車体 26 油圧シリンダ(昇降駆動手段) S 昇降操作レバ−(昇降操作手段) K 昇降駆動制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根菜類引抜装置1を昇降駆動手段26の
    作動により走行車体4に対して昇降調節自在に設けた根
    菜類収穫機において、前記昇降駆動手段26を手動操作
    によって作動させる昇降操作手段Sを設けると共に、該
    昇降操作手段Sの操作時間が所定時間以内であった場合
    にはこの操作時間に拘りなく設定時間だけ昇降駆動手段
    26を作動させる一方、前記昇降操作手段Sの操作時間
    が前記所定時間を越えた場合にはこの操作時間にわたっ
    て昇降駆動手段26を作動させる昇降駆動制御手段Kを
    設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
JP11213680A 1999-07-28 1999-07-28 根菜類収穫機 Pending JP2001037309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020065515A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 井関農機株式会社 作物引抜機
JP2020115839A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 株式会社ササキコーポレーション 地下茎作物収穫機

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