JP2001037059A - 接続構造の絶縁栓 - Google Patents

接続構造の絶縁栓

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JP2001037059A
JP2001037059A JP11206920A JP20692099A JP2001037059A JP 2001037059 A JP2001037059 A JP 2001037059A JP 11206920 A JP11206920 A JP 11206920A JP 20692099 A JP20692099 A JP 20692099A JP 2001037059 A JP2001037059 A JP 2001037059A
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Japan
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insulator
insulating plug
connector
insulating
conductor
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JP11206920A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Adachi
和久 足立
Hisaya Hasegawa
尚也 長谷川
Nobuyuki Sema
信幸 瀬間
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が極めて簡単で、より簡単に製造するこ
とのできる接続構造のための絶縁栓を提供する。 【解決手段】 絶縁栓40は、T分岐コネクタ10の一
方側の装着孔14Aに適合して挿入可能とされる、コン
デンサ42を内蔵した絶縁体41を有する。絶縁体41
の一端には端子電極47を設け、他端には絶縁栓40を
T分岐コネクタ10の装着孔14Aに装着したとき、T
分岐コネクタ10の接続導体12に電気的に接触する導
電性のバネ手段60が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、キュービ
クルタイプのガス絶縁開閉装置(GIS)や気中絶縁開
閉装置などの盤間連絡用として使用される絶縁母線接続
構造の端部に配置される絶縁栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に、角形容器を使用したキュービク
ルタイプのガス絶縁開閉装置100の概略構成を示す。
この装置100は、複数のキュービクル101を備え、
キュービクル101に単位回路毎の機器、例えば遮断
器、断路器、計器用変成器などを収納している。この装
置100には、受電用ケーブル102にて給電され、各
キュービクル101間は、T形分岐接続部、即ち、T形
ブッシング50を介して盤間連絡用の絶縁母線51で電
気的に接続されている。本例では、このガス絶縁開閉装
置100が更にTr連絡ケーブル103にて変圧器10
4に接続されている態様を示している。
【0003】従来のT形ブッシング50及び絶縁母線5
1を使用して列盤を接続するには、先ず、絶縁母線51
に複雑な構造の接続材料を形成することが必要とされ、
その製造組み立てには多くの時間と労力を必要とする。
又、価格的にも問題がある。更に、絶縁母線51は、実
質的に剛体であり、簡単に曲げることができないことか
ら、列盤101間の距離はある程度長くする必要があ
り、そのために機器100の小型化には限度がある。
又、上述のように、接続には、未だ煩雑な接続作業手順
が要求され、作業性において更なる改善が希求されてい
る。
【0004】又、事故発生時、或いは、容量変更に伴
い、一旦設置した絶縁母線を取り換える必要が生じた場
合などには、端部の絶縁母線から順番に取外す必要があ
り、迅速な対応が取り難いという問題をも有している。
【0005】そこで、本願出願人は、構造が極めて簡単
で、小型化が可能であり、接続、取外し作業を能率良
く、迅速に実施することができ、価格的にも安価な絶縁
母線接続構造を提案した。例えば、特願平11−820
42号を参照されたい。図9に斯かる絶縁母線接続構造
の一例を示す。
【0006】図9にて、絶縁母線接続構造1は、絶縁母
線2と、絶縁母線2を接続するためのコネクタとを有す
る。コネクタは、T分岐コネクタ10或いはL形コネク
タ20の構造とされ、各キュービクル100に取付けら
れる。本例では、絶縁母線接続構造1の一端、図9にて
左側端にはL形コネクタ20が配置され、中央及び図9
にて右側端にはT分岐コネクタ10が配置されている。
【0007】絶縁母線2は、銅ロッドなどとされる中心
導体3と、中心導体3の外周に設けられたエポキシ樹脂
或いはポリエチレン樹脂などの絶縁体にて形成された外
被5とにて構成される。絶縁母線2の両端部は、絶縁体
外被5が設けられておらず、中心導体3が露出してい
る。露出した中心導体3の端末外周には環状溝が形成さ
れ、そこに径方向に収縮可能に構成された導体接続子
(マルチラムバンド)6が配置される。又、絶縁母線2
の中央部外周部には、所定長さにわたって遮蔽層として
銀ペイント7が塗布されている。
【0008】絶縁母線接続構造1の中央に配置されたT
分岐コネクタ10は、外周囲に半導電EPゴム層(内部
半導電層)11が形成されたT形の金属製の接続導体1
2を内部に一体に成型した、EPゴムなどの絶縁体で作
製されたT形絶縁体13を有する。T形の接続導体12
は、銅製の水平接続導体12Aと、銅製の垂直接続導体
12Bとにて作製し、垂直接続導体12Bは水平接続導
体12Aの中央下方部に銀ろう付けにより一体的に接続
される。又、T形絶縁体13は、水平部14と垂直部1
5とを有し、水平部14の両端の装着孔14Aに盤間連
絡用絶縁母線2の接続端部が挿入可能とされる。水平部
14の両端装着孔14Aに盤間連絡用絶縁母線2の接続
端部が挿入されると、絶縁母線2の中心導体3が導体接
続子(マルチラムバンド)6を介して、水平接続導体1
2Aの装着孔12aに電気的に接続される。垂直部15
には、キュービクル101から上方へと突出した盤ブッ
シング110が適合して装着される。
【0009】つまり、T分岐コネクタ10は、支持金具
(図示せず)などにてキュービクル101に固定され
る。この時、T形絶縁体13の垂直部15の装着孔15
Aには、上述のように、キュービクル101から突出し
た盤ブッシング110が適合して装着される。盤ブッシ
ング110の端末導体112がマルチラムバンドのよう
な導体接続子113を介して垂直接続導体12Bの接続
孔12aに電気的に接続される。
【0010】T形絶縁体13の外周部には、半導電EP
ゴムなどにて作製される外部半導電層からなる外被16
が形成される。特に、外部半導電層外被16の、T形絶
縁体水平部14の両端部及び垂直部15の下端部に相当
する領域は、電界緩和層(ストレスコーン)17を形成
している。
【0011】絶縁母線接続構造1の図9にて左側端に配
置されたL形コネクタ20は、外周囲に半導電EPゴム
層(内部半導電層)21が形成されたL形の接続導体2
2を内部に一体に成型した、EPゴムなどの絶縁体で作
製されたL形絶縁体23を有する。L形の接続導体22
は、銅製の水平接続導体22Aと、銅製の垂直接続導体
22Bとにて作製し、垂直接続導体22Bは水平接続導
体22Aの中央下方部に銀ろう付けにより一体的に接続
される。又、L形絶縁体23は、水平部24と垂直部2
5とを有し、水平部24の一端の装着孔24Aに、盤間
連絡用絶縁母線2の接続端部が挿入可能とされる。水平
部24の装着孔24Aに盤間連絡用絶縁母線2の接続端
部が挿入されると、絶縁母線2の中心導体3が導体接続
子(マルチラムバンド)6を介して、水平接続導体22
Aの装着孔22aに電気的に接続される。垂直部25に
は、上述したと同様のキュービクル101から突出した
盤ブッシング110が適合して装着される装着孔25A
を有する。
【0012】つまり、L形コネクタ20は、支持金具
(図示せず)などにてキュービクル101に固定され
る。この時、L形絶縁体23の垂直部25の装着孔25
Aには、上述のように、キュービクル101から突出し
た盤ブッシング110が適合して装着される。盤ブッシ
ング110の端末導体112がマルチラムバンドのよう
な導体接続子113を介して垂直接続導体22Bの接続
孔22aに電気的に接続される。
【0013】L形絶縁体23の外周部には、半導電EP
ゴムなどにて作製される外部半導電層からなる外被26
が形成される。特に、外部半導電層外被26の、L形絶
縁体水平部24の端部及び垂直部25の下端部に相当す
る領域は、電界緩和層(ストレスコーン)27を形成し
ている。
【0014】本例にて絶縁母線接続構造1の図9にて右
側には、上記構成のL形コネクタ20を配置することも
できるが、ガス絶縁開閉装置(GIS)などの修理、点
検を行う際の通電の有無を確認するために検電器を接続
することが要求され、そのために、図9及び図10に示
すように、先に説明したと同様のT分岐コネクタ10が
配置され、通常、このT分岐コネクタ10の外側端には
検電器が接続可能とされた絶縁栓40Aが装着されてい
る。
【0015】T分岐コネクタ10に接続される、従来の
絶縁栓40Aの構造について次に説明する。絶縁栓40
Aは、T形絶縁体水平部14の装着孔14Aに挿入可能
とされるエポキシ樹脂にて作製される絶縁体41を有す
る。絶縁体41の内部にはコンデンサ42(42A、4
2B、42C)が一体に内蔵されている。絶縁体41の
一端には高圧電極43が設けられ、他端には検電端子4
4が配置されており、高圧電極43及び検電端子44
は、絶縁体内部のコンデンサ42と電気的に接続されて
いる。
【0016】絶縁栓40Aの絶縁体41をT形絶縁体水
平部14の装着孔14Aに適合して、T分岐コネクタ1
0に挿入すると、高圧電極43がマルチラムバンド46
とされる導体接続子を介して水平接続導体12Aの接続
孔12aに電気的に接続される。
【0017】絶縁栓40Aの検電端子44側は、絶縁ゴ
ムにて作製されたキャップ状の防水カバー45をT分岐
コネクタ10の外部半導電層からなる外被16に取付け
ることにより被覆される。
【0018】従って、絶縁母線接続構造1、即ち、絶縁
母線2が通電状態にあるか否かを確認する場合には、外
部端子44aに検電器を接続すればよい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の絶縁栓40Aでは、高圧電極43は導体接続子とし
てのマルチバンド46を用いてT分岐コネクタ10の水
平接続導体12Aの装着孔12aに電気的に接続されて
おり、構成部品点数が多く、絶縁栓40Aの構造を複雑
なものとし、絶縁栓40Aの製造をも困難としていた。
そのために、絶縁栓の更なる構造の簡素化と、より簡易
な製造が希求されている。
【0020】従って、本発明の目的は、構成部品点数を
削減し、構造が極めて簡単で、より簡単に製造すること
のできる接続構造のための絶縁栓を提供することであ
る。
【0021】本発明の他の目的は、小型化が可能であ
り、接続、取外し作業を能率良く、迅速に実施すること
ができ、価格的にも安価な絶縁母線接続構造に好適に使
用することのできる絶縁栓を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
接続構造の絶縁栓にて達成される。要約すれば、本発明
の第1の態様によると、コネクタの一方側の装着孔に着
脱自在に装着される絶縁栓であって、前記コネクタの一
方側の装着孔に適合して挿入可能とされる絶縁体と、前
記絶縁体の一端に設けられた端子電極と、前記絶縁体の
他端に設けられ、絶縁栓を前記コネクタの前記装着孔に
装着したとき、前記コネクタの接続導体に電気的に接触
する導電性のバネ手段と、を有することを特徴とする絶
縁栓が提供される。
【0023】本発明の第2の態様によると、各キュービ
クルにコネクタを設置し、このコネクタを介して絶縁母
線により各キュービクル間を接続するための絶縁母線接
続構造において、この絶縁母船接続構造の端部に配置さ
れたT分岐コネクタの一方側の装着孔に着脱自在に装着
される絶縁栓であって、前記T分岐コネクタの一方側の
装着孔に適合して挿入可能とされる絶縁体と、前記絶縁
体の一端に設けられた端子電極と、前記絶縁体の他端に
設けられ、絶縁栓を前記T分岐コネクタの前記装着孔に
装着したとき、前記T分岐コネクタの接続導体に電気的
に接触する導電性のバネ手段と、を有することを特徴と
する絶縁栓が提供される。一実施例によると、前記絶縁
体は、コンデンサを内蔵している。又、他の実施例によ
ると、前記T分岐コネクタの接続導体は、T形とされる
接続導体とされ、前記接続導体の外周には絶縁体が設け
られ、前記絶縁体の外周部には外部半導電層からなる外
被が形成される。
【0024】上記各本発明にて、一実施態様によると、
前記バネ手段は、C字形状をした導電性の板バネであ
り、前記絶縁体の一端に固着されているか、或は、前記
バネ手段は、前記絶縁体の一端に取付けられた導電性の
支持軸に移動自在に取り付けられた導電性の円板であ
り、前記コネクタの接続導体へと押圧手段により押圧さ
れて接触する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接続構造の絶
縁栓を図面に則して更に詳しく説明する。
【0026】実施例1 図1及び図2に本発明の接続構造の絶縁栓40の一実施
例を示す。本実施例にて、本発明の絶縁栓40が使用さ
れる接続構造は、図9に関連して説明した絶縁母線接続
構造1とされるので、その説明は省略する。又、本発明
の絶縁栓40は、図9にて説明した絶縁母線接続構造1
のT分岐コネクタ10に接続された絶縁栓40Aの代わ
りに使用される。
【0027】図1及び図2にて、絶縁栓40は、例えば
エポキシ樹脂にて作製される外形が円筒形状とされ、T
分岐コネクタ10のT形絶縁体水平部14の装着孔14
Aに適合して挿入可能とされる絶縁体41を有する。絶
縁体41の内部には、本実施例では、2個のコンデンサ
42(42A、42B)が一体に内蔵されている。
【0028】絶縁体41の一端の中心部からは、コンデ
ンサ42に電気的に接続したネジ軸47が外方へと突出
している。このネジ軸47は、検電器(図示せず)を接
続するための端子電極として機能する。一方、絶縁体4
1の他端には、高圧電極としてのバネ手段60が設けら
れる。
【0029】バネ手段60は、絶縁体41の他端中心部
に形成されたネジ溝48に螺合するネジ軸とされた導電
性支持軸61を有する。この支持軸61は、絶縁体41
に螺合されることにより、絶縁体41に内蔵されたコン
デンサ42に電気的に接続される。
【0030】導電性支持軸61の外方へと突出した端部
には、バネ手段60を構成する導電性の板バネ62がナ
ット63にて絶縁体端部に固定される。即ち、本実施例
によると、板バネ62は、図3をも参照するとより良く
理解されるように、所定の幅を有した銅系合金、例えば
リン青銅板をC字形状に成形することによって作製さ
れ、取付け孔64を上記支持軸61に挿入し、ナット6
3にて締め付けることにより絶縁体41の端面に取付け
られる。
【0031】絶縁栓40の絶縁体41をT形絶縁体水平
部14の装着孔14Aに適合してT分岐コネクタ10へ
と挿入すると、板バネ62が弾性的に撓んで水平接続導
体12Aの接続孔12aに挿入され、図4に示すよう
に、板バネ62の端縁部62aが接続孔12aの内周部
に押圧して接触することにより電気的に接続される。
【0032】絶縁栓40の検電端子47側は、絶縁ゴム
にて作製されたキャップ状の防水カバー45をT分岐コ
ネクタ10の外部半導電層からなる外被16に取付ける
ことにより被覆される。
【0033】本実施例の絶縁栓40は、高圧電極が板バ
ネ62のようなバネ手段60にて構成され、従来のマル
チラムバンドなどを必要とした絶縁栓に比較すると、部
品点数が少なく、構造が簡単であり、製造が極めて容易
である。
【0034】実施例2 図5に本発明の接続構造の絶縁栓40の他の実施例を示
す。本実施例の絶縁栓40は、実施例2の絶縁栓40と
同様の構造とされ、ただ高圧電極としてのバネ手段60
の構成において相違するのみである。
【0035】つまり、図5にて、絶縁栓40は、実施例
2で説明したと同様に、例えばエポキシ樹脂にて作製さ
れる外形が円筒形状とされ、T形絶縁体水平部14の装
着孔14Aに適合して挿入可能とされる絶縁体41を有
する。絶縁体41の内部には、本実施例では、2個のコ
ンデンサ42(42A、42B)が一体に内蔵されてい
る。絶縁体41の一端の中心部からは、実施例2と同様
に、コンデンサ42に電気的に接続したネジ軸47が外
方へと突出している。このネジ軸47は、検電器を接続
するための端子電極として機能する。一方、絶縁体41
の他端には、実施例2と同じく、高圧電極としてのバネ
手段60が設けられる。
【0036】バネ手段60は、絶縁体41の他端に形成
されたネジ溝48に螺合するべく一端がネジ軸とされた
導電性の支持軸61を有し、この支持軸61は、絶縁体
41に螺合されることにより、絶縁体41に内蔵された
コンデンサ42に電気的に接続される。
【0037】支持軸61の他端は、拡径されたストッパ
65とされ、支持軸61には中心に嵌合孔66が形成さ
れた導電性の円板67が嵌着される。円板67の外周
は、軸線方向に所定距離延在して円筒状鍔68が形成さ
れるのが好ましい。斯かる形状の円板67は、例えば鋼
鈑をプレス加工して作製することができる。
【0038】円板67と絶縁体端面との間には、押圧手
段としての圧縮コイルバネ69が配置され、円板67を
ストッパ65の方へと押圧している。圧縮コイルバネ6
9も導電性材料にて作製される。
【0039】絶縁栓40の絶縁体41をT形絶縁体水平
部14の装着孔14Aに適合して、T分岐コネクタ10
に挿入すると、図6に示すように、円板の外周部が水平
接続導体12Aの端面に形成された環状段部12bに嵌
合される。円板67は、圧縮コイルバネ69にて水平接
続導体12Aの方へと押圧されているので、円板67は
水平接続導体12Aに電気的に接続される。なお、円筒
状鍔68は、絶縁栓40が装着孔14Aに挿入されたと
き、絶縁体41の端面に当接し、それ以上の絶縁栓40
の挿入を不可とするストッパとしての機能をも有してい
る。
【0040】円板67は、図7に示すように、円板67
の外面が水平接続導体12Aの端面12cに当接する形
状とすることも可能である。この場合にも、円板67
は、圧縮コイルバネ69にて水平接続導体12Aの方へ
と押圧されているので、円板67は水平接続導体12A
に電気的に接続される。
【0041】絶縁栓40の検電端子側は、絶縁ゴムにて
作製されたキャップ状の防水カバー45をT分岐コネク
タ10の外部半導電層からなる外被16に取付けること
により被覆される。
【0042】本実施例の絶縁栓40も又、従来のマルチ
ラムバンドなどを必要とした絶縁栓40Aに比較する
と、部品点数が少なく、構造が簡単であり、製造が極め
て容易である。又、本実施例によれば、高圧電極である
円板67の径をT分岐コネクタ10のT形絶縁体水平部
14の装着孔14Aより小さくすることができるので、
実施例2の絶縁栓40に比較すると、絶縁栓装着時に絶
縁体装着孔14Aを傷つけることが防止されると共に、
バネ手段60の接続導体12との接触が、実施例2では
線接触とされるのに対して面接触となり、信頼性が向上
する、といった利点がある。
【0043】上記各実施例では、絶縁栓40はコンデン
サ42を内蔵するものとして説明したが、絶縁体41の
内部にコンデンサ42を必ずしも設ける必要はなく、絶
縁体41全体を絶縁材料にて形成することも可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接続構造
の絶縁栓は、コネクタの一方側の装着孔に適合して挿入
可能とされる絶縁体と、絶縁体の一端に設けられた端子
電極と、絶縁体の他端に設けられ、絶縁栓をコネクタの
装着孔に装着したとき、コネクタの接続導体に電気的に
接触する導電性のバネ手段と、を有する構成とされるの
で、構成部品点数を削減し、構造が極めて簡単で、より
簡単に製造することができ、しかも、小型化が可能であ
り、接続、取外し作業を能率良く、迅速に実施すること
ができ、価格的にも安価な絶縁母線接続構造のような接
続構造に好適に使用することができる、といった顕著な
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の絶縁栓をT分岐コネク
タに装着した態様を示す断面図である。
【図2】図1の絶縁栓を示す断面図である。
【図3】板バネの斜視図である。
【図4】図1の絶縁栓をT分岐コネクタに装着した際の
板バネと接続導体との関係を示す正面図である。
【図5】本発明に係る絶縁栓の他の実施例の断面図であ
る。
【図6】図5に示す絶縁栓をT分岐コネクタに装着した
一実施態様を示す断面図である。
【図7】図5に示す絶縁栓をT分岐コネクタに装着した
他の実施態様を示す断面図である。
【図8】絶縁母線接続構造を使用し得るキュービクルタ
イプのガス絶縁開閉装置(GIS)の概略構成図であ
る。
【図9】絶縁母線接続構造の一例を示す断面図である。
【図10】従来の絶縁母線接続構造の絶縁栓を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 絶縁母線接続構造 2 絶縁母線 3 中心導体 5 絶縁体外被 6 導体接続子 7 半導電層 10 T分岐コネクタ 11 内部半導電層 12 接続導体 12A、12B 接続孔 13 T形絶縁体 14A、15A 装着孔 16 外部半導電層外被 40 絶縁栓 41 絶縁体 42 コンデンサ 60 バネ手段 62 板バネ 67 円板 69 押圧手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬間 信幸 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 5G016 DA28 5G017 BB10 FF10 5G375 AA02 BA02 BA15 BB81 CA18 CA19 CC10 DB16 DB24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタの一方側の装着孔に着脱自在に
    装着される絶縁栓であって、 前記コネクタの一方側の装着孔に適合して挿入可能とさ
    れる絶縁体と、 前記絶縁体の一端に設けられた端子電極と、 前記絶縁体の他端に設けられ、絶縁栓を前記コネクタの
    前記装着孔に装着したとき、前記コネクタの接続導体に
    電気的に接触する導電性のバネ手段と、を有することを
    特徴とする絶縁栓。
  2. 【請求項2】 各キュービクルにコネクタを設置し、こ
    のコネクタを介して絶縁母線により各キュービクル間を
    接続するための絶縁母線接続構造において、この絶縁母
    船接続構造の端部に配置されたT分岐コネクタの一方側
    の装着孔に着脱自在に装着される絶縁栓であって、 前記T分岐コネクタの一方側の装着孔に適合して挿入可
    能とされる絶縁体と、 前記絶縁体の一端に設けられた端子電極と、 前記絶縁体の他端に設けられ、絶縁栓を前記T分岐コネ
    クタの前記装着孔に装着したとき、前記T分岐コネクタ
    の接続導体に電気的に接触する導電性のバネ手段と、を
    有することを特徴とする絶縁栓。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体は、コンデンサを内蔵してい
    ることを特徴とする請求項2の絶縁栓。
  4. 【請求項4】 前記T分岐コネクタの接続導体は、T形
    とされる接続導体とされ、前記接続導体の外周には絶縁
    体が設けられ、前記絶縁体の外周部には外部半導電層か
    らなる外被が形成されたことを特徴とする請求項2又は
    3の絶縁栓。
  5. 【請求項5】 前記バネ手段は、C字形状をした導電性
    の板バネであり、前記絶縁体の一端に固着されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の絶
    縁栓。
  6. 【請求項6】 前記バネ手段は、前記絶縁体の一端に取
    付けられた導電性の支持軸に移動自在に取り付けられた
    導電性の円板であり、前記コネクタの接続導体へと押圧
    手段により押圧されて接触することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかの項に記載の絶縁栓。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249366A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 J-Power Systems Corp 機器直結t形用絶縁栓、及びそれを用いた機器直結t形終端接続部
JP2013239310A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Energy Support Corp 接続部絶縁カバー及び開閉器

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