JP2001036995A - スピーカ回線の異常検知装置 - Google Patents

スピーカ回線の異常検知装置

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JP2001036995A
JP2001036995A JP20620899A JP20620899A JP2001036995A JP 2001036995 A JP2001036995 A JP 2001036995A JP 20620899 A JP20620899 A JP 20620899A JP 20620899 A JP20620899 A JP 20620899A JP 2001036995 A JP2001036995 A JP 2001036995A
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Hirotomo Ando
浩智 安藤
Naohito Miki
直仁 三木
Tsutomu Nakayama
務 中山
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Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送装置において、スピーカ回線の短絡等の
異常を検知する。 【解決手段】 リレースイッチ4がONされている状態
で、アンプ3から放送用の信号が出力されると、この放
送信号がスピーカ回線1に入力される。これによりアン
プ3の出力電流Iと出力電圧Vとを、それぞれ電流セン
サ11と電圧センサ12とによって検出する。CPU5
は、上記電流I及び電圧Vに基づいて、スピーカ回線1
のインピーダンスZS を算出し、この算出して得たイン
ピーダンスZS が、所定の基準値Z0よりも小さいと
き、スピーカ回線1が短絡したものと認識して、上記リ
レースイッチ回路4をOFFする。 これにより、スピー
カ回線1が短絡することにより流れる過電流から、各回
路を保護できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば業務用放送
装置や非常用放送装置等において、スピーカ回線に短絡
等の異常が生じたときにこれを自動的に検知する異常検
知装置に関し、特に、その異常の生じたスピーカ回線を
放送装置から電気的に切り離す機能を備えたスピーカ回
線の異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようにスピーカ回線に異常が生じ
たとき、特にスピーカ回線が短絡したときに、その短絡
したスピーカ回線を電気的に切り離す機能を備えた放送
装置として、従来、例えば図6に示すようなものがあ
る。同図に示すように、この放送装置は、通常(N)ラ
イン(またはホット(H)ラインとも言う。)1aと共
通(COM)ライン1bとから成る一般に知られている
2線式のスピーカ回線1を備えており、上記各ライン1
a、1b間には、1以上のスピーカ2が並列に接続され
ている(同図では、便宜上、スピーカ2を1台のみ記載
しているが、このスピーカ2は、通常、スピーカ回線1
に対して複数設けられることが多い)。そして、このス
ピーカ回線1の一端(各ライン1a、1bの各一端)
は、放送用の信号を増幅して出力するアンプ3の出力側
に接続されている。
【0003】また、上記各ライン1a、1bのうちの一
方、例えば通常ライン1aには、上記アンプ3の出力側
近傍に、リレースイッチ回路4が設けられている。この
リレースイッチ回路4は、CPU(中央演算処理装置)
5から供給される開閉制御信号に従ってON/OFF動
作し、これにより、アンプ3の出力側と通常ライン1a
とが接続または切断され、即ちアンプ3の出力側とスピ
ーカ回線1とが電気的に接続または切断される。
【0004】CPU5は、例えば、上記リレースイッチ
回路4に対応する押しボタンキーを備えた操作部6の被
操作状態に応じて、上記開閉制御信号を生成する。これ
と同時に、CPU5は、上記リレースイッチ回路4のO
N/OFF状態、即ちスピーカ回線1が有効であるのか
無効であるのかを、例えば発光ダイオード(LED)或
いは液晶(LCD)パネル構成の表示部7に表示する。
このCPU5の動作は、例えばROMやRAM等の半導
体メモリ構成の記憶部8に記憶されているプログラムに
従って制御される。
【0005】更に、通常ライン1a中のアンプ3の出力
側近傍、例えばアンプ3の出力側とリレースイッチ回路
4との間に、回路保護用のヒューズ9が設けられてい
る。このヒューズ9としては、スピーカ回線1の定格電
流に応じた規格(溶断特性)のものが用いられる。
【0006】なお、上記アンプ3、リレースイッチ回路
4、CPU5、記憶部8及びヒューズ9は、例えば図示
しない放送装置本体の筐体内に内蔵される。そして、操
作部6及び表示部7は、例えば上記筐体の正面部を構成
する図示しない操作パネル上に配置される。また、スピ
ーカ回線1は、例えばこの放送装置を使用する建物内の
天井裏や壁裏等を介して配線され、各スピーカ2は、例
えば上記建物内の廊下や部屋等の各放送対象エリアに適
宜設置される。
【0007】この図6の構成によれば、スピーカ回線1
が正常なときには、リレースイッチ回路4のON/OF
F状態に応じて、このスピーカ回線1(スピーカ2)に
よる放送を実現できる。ここで、例えば、スピーカ回線
1に短絡事故が発生したとする。そして、上記リレース
イッチ回路4がONされて、アンプ3からスピーカ回線
1に放送用の信号が入力されたとする。すると、スピー
カ回線1内に、上記放送信号が入力されることによる過
電流(短絡電流)が流れて、上記ヒューズ9が溶断す
る。これにより、スピーカ回線1とアンプ3とが電気的
に切り離されて、これらスピーカ回線1及びアンプ3を
含む各回路が、上記過電流から保護される。
【0008】ところで、このような放送装置では、通
常、例えば図7に示すように、スピーカ回線1を複数
(M回線)設けることが多い。このような場合、各スピ
ーカ回線1、1、・・・は、同図に示すように、アンプ
3に対して並列に接続される。そして、これら各スピー
カ回線1、1、・・・毎に、上記リレースイッチ回路4
及びヒューズ9が設けられる。なお、各リレースイッチ
回路4、4、・・・は、操作部6(例えば、各リレース
イッチ回路4、4、・・・毎にそれぞれ対応して設けら
れた上記押しボタンキー)の被操作状態に応じてCPU
5から供給される上記開閉制御信号に従って、それぞれ
個別にON/OFF動作する。
【0009】この図7の構成によれば、各スピーカ回線
1、1、・・・の一部に短絡事故が発生した場合、その
短絡したスピーカ回線1中にあるヒューズ9が溶断し
て、その短絡したスピーカ回線1のみがアンプ3から切
り離される。従って、他の正常なスピーカ回線1、1、
・・・については、引き続きアンプ3と接続可能である
ので、これら正常なスピーカ回線1、1、・・・によ
り、放送を継続できる。
【0010】また、上記図7とは別の従来例として、例
えば図8に示すようなものもある。同図に示すように、
これは、上記図7における各ヒューズ9、9、・・・に
代えて、各スピーカ回線1、1、・・・毎に電流センサ
10、10、・・・を設けたものである。そして、これ
ら各電流センサ10、10、・・・によって、各スピー
カ回線1、1、・・・にそれぞれ流れる電流を個別に検
出し、それらの検出結果をCPU5に入力する。CPU
5は、各電流センサ10、10、・・・から得られる各
検出結果に基づいて(即ち各電流センサ10、10、・
・・によって検出して得た各電流値の大きさから)、各
スピーカ回線1、1、・・・にそれぞれ短絡事故が発生
していないかどうかを判断する。そして、いずれかのス
ピーカ回線1が短絡していると判断すると(即ちいずれ
かの電流センサ10によって検出して得た電流値が極端
に大きい場合には)、CPU5は、操作部6の被操作状
態に係わらず、その短絡していると判断したスピーカ回
線1のリレースイッチ回路4をOFFする。これによ
り、短絡した(厳密には短絡していると判断された)ス
ピーカ回線1とアンプ3とが、電気的に切り離される。
なお、この図8のように、上記ヒューズ9に代えて電流
センサ10を用いるという技術は、上記図6のようにス
ピーカ回線1を1回線のみ備えた放送装置にも応用でき
ることは、言うまでもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図6及び
図7に示す従来技術においては、スピーカ回線1が短絡
する度に、ヒューズ9を交換する必要があり、その作業
が面倒であるという問題がある。この問題は、スピーカ
回線1、1、・・・の数が多いほど、顕著になる。ま
た、この短絡事故に備えて、予備のヒューズを用意して
おかなければならないという問題もある。
【0012】一方、図8に示す従来技術によれば、上記
ヒューズ交換や、予備のヒューズを用意しておく必要は
ない。しかし、複数のスピーカ回線1、1、・・・を備
えた放送装置においては、各スピーカ回線1、1、・・
・毎に電流センサ10、10、・・・を設けなければな
らないので、各スピーカ回線1、1、・・・毎の構成が
複雑化し、かつ高コスト化するという問題がある。この
問題も、また、スピーカ回線1、1、・・・の数が多い
ほど、顕著になる。
【0013】更に、上記いずれの従来技術においても、
スピーカ回線1に過電流が流れることによって初めて短
絡事故を検知できるので、例えばアンプ3からスピーカ
回線1に入力される放送信号のレベルが低い場合(換言
すれば、音量が小さい場合)には、上記短絡事故を検知
できないことがある。従って、例えば、上記短絡事故が
発生しているにも係わらず、これが認識されないまま放
置される可能性があるという問題もある。
【0014】そこで、本発明は、各スピーカ回線1、
1、・・・毎に上記ヒューズ9、9、・・・や電流セン
サ10、10、・・・等を設けることなく、各スピーカ
回線1、1、・・・の短絡等の異常を検知できる異常検
知装置を提供することを目的とする。また、この異常検
知を実現する上で、一種の検査用の信号として作用する
上記放送信号のレベルが低い場合でも、上記異常を検知
できるようにすることも、本発明の目的とするところで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、1以上のスピーカが接続されたスピ
ーカ回線と、放送用の信号を出力して上記スピーカ回線
に入力する放送信号出力手段と、この放送信号出力手段
が上記放送用の信号を出力することにより該放送信号出
力手段から出力される全電流を検出する電流検出手段
と、上記放送信号出力手段が上記放送用の信号を出力す
ることにより該放送信号出力手段から出力される電圧を
検出する電圧検出手段と、上記電流検出手段によって検
出して得た電流値と、上記電圧検出手段によって検出し
て得た電圧値と、に基づいて、上記スピーカ回線のイン
ピーダンス値を導出するインピーダンス導出手段と、こ
のインピーダンス導出手段によって導出して得た上記ス
ピーカ回線のインピーダンス値が所定の基準値以上であ
るときに第1の判断を下し、該インピーダンス値が該所
定の基準値よりも小さいときに第2の判断を下す、判断
手段と、を具備するものである。
【0016】なお、ここで言う上記放送信号出力手段と
は、例えば上記アンプ3等のように、本発明の異常検知
装置を備えた放送装置において、スピーカ回線に入力す
る放送信号を最終的に出力する手段のことを言う。
【0017】本発明によれば、放送信号出力手段から放
送信号が出力され、これがスピーカ回線に入力される
と、放送信号出力手段からスピーカ回線に所定の電流が
流れると共に、放送信号出力手段からスピーカ回線に所
定の電圧が印加される。これら電流及び電圧は、それぞ
れ電流検出手段及び電圧検出手段によって検出される。
そして、これら各検出手段によって検出して得た電流値
及び電圧値に基づいて、インピーダンス導出手段が、ス
ピーカ回線のインピーダンス値を導出する。
【0018】例えば、今、スピーカ回線が短絡等してお
らず、即ち正常であるとする。この場合、上記インピー
ダンス導出によって導出して得られるインピーダンス値
は、スピーカ回線の配線状態やこれに接続されるスピー
カの台数等に応じて、所定のインピーダンス値となる。
一方、スピーカ回線が例えば短絡したとすると、そのイ
ンピーダンス値は、上記正常なときに比べて、極端に小
さくなる。そこで、上記所定の基準値として、例えば、
スピーカ回線が正常なときのインピーダンス値とスピー
カ回線が短絡したときのインピーダンス値との間の値を
設定する。このようにすれば、上記インピーダンス導出
手段によって導出して得たインピーダンス値と上記所定
の基準値とを比較することにより、スピーカ回線が短絡
していないかどうかを判断できる。この判断は、判断手
段によって成される。
【0019】具体的には、インピーダンス導出手段によ
って導出して得たインピーダンス値が所定の基準値以上
であるとき、判断手段は、スピーカ回線が正常であると
見なして、第1の判断を下す。一方、上記インピーダン
ス値が所定の基準値よりも小さいとき、判断手段は、ス
ピーカ回線が短絡しているものと見なして、第2の判断
を下す。従って、判断手段が、第1の判断及び第2の判
断のいずれを下すかによって、スピーカ回線が正常であ
るか短絡しているかを認識できる。
【0020】このことは、放送信号出力手段に対して、
複数のスピーカ回線が並列に接続されている場合も同様
である。即ち、各スピーカ回線が正常なときには、上記
インピーダンス導出手段によって導出されるインピーダ
ンス値は、スピーカ回線の回線数やスピーカの台数等に
応じて、所定のインピーダンス値となる。一方、いずれ
かのスピーカ回線が1回線でも短絡すると、上記インピ
ーダンス値は、極端に小さくなる。従って、判断手段
が、第1の判断を下したとき、全てのスピーカ回線が正
常であると認識できる。一方、判断手段が、第2の判断
を下したときは、少なくとも1以上のスピーカ回線が短
絡していると認識できる。
【0021】本発明においては、スピーカ回線のインピ
ーダンス値に基づいて、スピーカ回線が短絡していない
かどうか判断するため、基本的には、放送信号出力手段
からスピーカ回線に放送信号が入力されさえすれば、そ
の信号レベルの大小に係わらず、スピーカ回線が短絡し
ていないかどうか正確に判断できる。従って、上記放送
信号のレベル(音量)が比較的に小さくても、スピーカ
回線の短絡を検知できる。
【0022】なお、上記所定の基準値は、例えばスピー
カ回線が正常なときのインピーダンス値を予め測定して
おき、この測定して得たデータに基づいて定めてもよ
い。
【0023】また、放送信号出力手段の全出力に係る第
1の定格出力条件、例えば一般に定格出力と呼ばれてい
る最大の出力電力値や、出力電圧の最大振幅値、或いは
許容出力電流値等に基づいて、上記所定の基準値を定め
てもよい。このようにすれば、上記のようにスピーカ回
線のインピーダンス値を実際に測定する必要がない。
【0024】更に、上記放送信号出力手段が、例えばこ
れに複数のスピーカ回線が並列に接続されることを前提
とするものであって、1つのスピーカ回線を駆動するの
に必要な1回線当たりの第2の定格出力条件が定められ
たものである場合には、この第2の定格出力条件に基づ
いて、上記所定の基準値を定めてもよい。即ち、一般に
制御電力と呼ばれている1回線当たりの最大の出力電力
値や、出力電圧の最大振幅値、或いは許容出力電流値等
に基づいて、上記所定の基準値を求める。なお、放送信
号出力手段に複数のスピーカ回線が並列に接続されてい
る場合には、これら実際に接続されているスピーカ回線
の回線数も考慮する。具体的には、例えば、上記第2の
定格出力条件に基づいて、スピーカ回線が1回線のみで
ある場合の所定の基準値を求める。そして、この求めて
得た値を、実際に接続されているスピーカ回線の回線数
で除し、この除して得た値を、複数のスピーカ回線が接
続されている場合の上記所定の基準値とする。
【0025】本発明においては、上記放送信号出力手段
の出力側と上記スピーカ回線の入力側との間に、これら
両者間を開閉制御信号に従って電気的に接続または切断
する開閉手段を設け、上記判断手段が上記第2の判断を
下したとき、これを受けて上記放送信号出力手段と上記
スピーカ回線との間を切断する状態に上記開閉制御信号
を生成して上記開閉手段に供給する制御手段を設けても
よい。
【0026】このように、開閉手段と、これを上記判断
手段による判断に従って制御する制御手段と、を設ける
ことによって、スピーカ回線が短絡したときに、この短
絡したスピーカ回線を放送信号出力手段から自動的に切
り離すことができる。このようにすれば、スピーカ回線
が短絡することにより流れる過電流から、スピーカ回線
と放送信号出力手段とを含む放送装置の各回路を保護で
きる。
【0027】なお、ここで言う開閉手段は、例えばリレ
ー回路等によって構成できる。特に、本発明の異常検知
装置を備えた放送装置が、元々、放送信号出力手段の出
力側とスピーカ回線の入力側との間に、上述したリレー
スイッチ回路4のような手段、即ち操作手段の被操作状
態に応じてスピーカ回線の有効及び無効状態を切り換え
る手段、を備えている場合には、これを上記開閉手段と
して流用できる。このようにすれば、本発明を実現する
ために、専用の開閉手段を設ける必要はなくなる。ま
た、この場合、上述したCPU5のように元々上記リレ
ースイッチ回路4を制御するために設けられている手段
を、本発明における制御手段として流用すれば、具体的
にはその手段の動作を制御するためのプログラムを書き
換えれば、制御手段についても、それ専用のものを設け
る必要はなくなる。
【0028】更に、放送信号出力手段に対して複数のス
ピーカ回線を並列に接続する場合には、各スピーカ回線
毎に、それぞれ開閉手段を設ける。そして、制御手段に
ついては、例えば、上記判断手段が第2の判断を下した
とき、各開閉手段により放送信号出力手段と全てのスピ
ーカ回線との間を切断するよう構成する(厳密には、こ
のように開閉手段を制御するための開閉制御信号を生成
する)。
【0029】このように構成すれば、いずれかのスピー
カ回線が短絡したとき、全てのスピーカ回線を放送信号
出力手段から自動的に切り離すことができ、全てのスピ
ーカ回線と放送信号出力手段とを含む各回路を、上記短
絡による過電流から確実に保護できる。
【0030】また、上記のように複数のスピーカ回線を
設け、これら各スピーカ回線毎に開閉手段を設ける場合
には、制御手段について、例えば、判断手段が第2の判
断を下したとき、各開閉手段により、それぞれ放送信号
出力手段に対して各スピーカ回線のうちの一部を接続し
残りを切断する状態に、放送信号出力手段に対して各ス
ピーカ回線を所定の順番で順次接続または切断するよう
構成してもよい。その際、判断手段が第1の判断及び第
2の判断のいずれを下すかを確認すれば、いずれのスピ
ーカ回線を放送信号出力手段に接続したときに判断手段
が第2の判断を下すのか、即ちいずれのスピーカ回線が
短絡しているのかを、特定できる。そして、この制御手
段によって短絡していると特定されたスピーカ回線を表
す情報を出力する情報出力手段を設ければ、その情報か
ら、いずれのスピーカ回線が短絡したのかを容易に認識
できる。
【0031】なお、上記情報出力手段については、制御
手段によって短絡したと特定されたスピーカ回線を表す
情報を出力するのではなく、それ以外のスピーカ回線、
即ち正常なスピーカ回線を表す情報を出力するよう構成
してもよい。また、これら正常なスピーカ回線、及び短
絡したと特定されたスピーカ回線の、両方を表す情報を
出力するよう構成してもよい。そして、ここで言う情報
は、例えば発光ダイオードや液晶パネル等の表示手段を
用いることにより視覚的な形態で出力してもよいし、音
声や警報等の聴覚的な形態で出力してもよい。
【0032】ここで、上記のように、制御手段により、
放送信号出力手段に対して各スピーカ回線を所定の順番
で順次接続または切断する具体的な手順として、例え
ば、次の2つの手順が挙げられる。即ち、第1の手順と
して、上記判断手段が第2の判断を下したとき(即ちい
ずれかのスピーカ回線が短絡したとき)、一旦、放送信
号出力手段と全てのスピーカ回線との間を切断する。そ
して、この状態で、放送信号出力手段に対して、各スピ
ーカ回線を所定の回線数単位で、例えば1回線ずつ順次
接続する。このように、全てのスピーカ回線を1回線ず
つ単独で上記放送信号出力手段に接続し、この状態で、
上記判断手段が第1の判断及び第2の判断のいずれを下
すのかを確認すれば、全てのスピーカ回線について、そ
れぞれが短絡しているか否かを確実に検査できる。
【0033】一方、第2の手順は、上記第1の手順とは
逆に、判断手段が第2の判断を下したとき、一旦、放送
信号出力手段と全てのスピーカ回線との間を接続し、こ
の状態で、放送信号出力手段から、各スピーカ回線を所
定の回線数単位で、例えば1回線ずつ順次切断する、と
いうものである。即ち、全てのスピーカ回線を放送信号
出力手段に接続することにより、故意に、電流検出手段
が過電流検出信号を出力する状態を形成する。そして、
放送信号出力手段から各スピーカ回線を1回線ずつ単独
で切り離し、その過程で、上記判断手段が第2の判断を
下さなくなる時点、換言すれば判断手段が第1の判断を
下す時点を確認する。このようにすれば、判断手段が第
2の判断を下さなくなる時点(判断手段が第1の判断を
下した時点)で、放送信号出力手段から切り離されてい
る状態にあるスピーカ回線が、短絡したものであると特
定できる。
【0034】なお、上記第1の手順に比べて、第2の手
順の方が、短絡したスピーカ回線を早期に検出できる場
合が多い。ただし、第1の手順によれば、全てのスピー
カ回線について、それぞれが短絡しているか否かを確実
に検査できるのに対して、第2の手順によれば、複数の
スピーカ回線が同時に短絡したときには、これを検出す
るのが非常に困難である。
【0035】そこで、判断手段が第2の判断を下したと
き、まず最初に、第2の手順に従って各スピーカ回線を
検査する。この第2の手順により、短絡したスピーカ回
線を検出できた場合には、その旨を表す情報を上記情報
出力手段により出力する。そして、第2の手順により、
短絡したスピーカ回線を特定できない場合、即ち、複数
のスピーカ回線が同時に短絡している場合には、第1の
手順に従って、全てのスピーカ回線について、それぞれ
が短絡しているか否かを検査する。このようにすれば、
短絡したスピーカ回線を早期かつ確実に検出できる。
【0036】更に、制御手段については、上記のように
短絡したスピーカ回線を特定した後、この短絡したスピ
ーカ回線(換言すれば上記判断手段が第2の判断を下す
原因であると特定したスピーカ回線)を無効とし、これ
以外の正常なスピーカ回線のみを有効とするよう構成し
てもよい。ここで、スピーカ回線を無効にするとは、例
えば、上記短絡したスピーカ回線に対応する(詳しく
は、この短絡したスピーカ回線と放送信号出力手段との
間に設けられている開閉手段に対応する)操作手段によ
る操作を無効とすることを言う。
【0037】このように構成すれば、いずれかのスピー
カ回線が短絡して、その短絡したスピーカ回線が使用不
可能となっても、他の正常なスピーカ回線によって放送
を継続できる。
【0038】また、判断手段については、上記のように
インピーダンス導出手段によって導出して得たインピー
ダンス値と所定の基準値とを比較するのではなく、上記
インピーダンス値が、所定の範囲内にあるか否かによっ
て、第1の判断または第2の判断を下すように構成して
もよい。このように構成すれば、スピーカ回線の短絡の
みならず、断線をも検知できる。
【0039】即ち、スピーカ回線が断線した場合には、
上記インピーダンス導出によって導出して得られるイン
ピーダンス値は、極端に大きくなる。そこで、上記所定
の範囲として、例えば、スピーカ回線が正常なときのイ
ンピーダンス値に若干の余裕(マージン)を付加した範
囲(上限値及び下限値)を設定する。このようにすれ
ば、上記インピーダンス導出手段によって導出して得た
インピーダンス値が、この所定の範囲内にあるときに、
スピーカ回線が正常であると見なすことができ、上記イ
ンピーダンス値が所定の範囲外にあるときに、スピーカ
回線が短絡または断線しているものと見なすことができ
る。
【0040】更に、上記インピーダンス値が所定の範囲
外であるとき、そのインピーダンス値が所定の範囲の下
限値よりも小さいのか、それとも上限値よりも大きいの
か、によって、スピーカ回線の異常が短絡であるのか、
または断線であるのかを判別できる。即ち、インピーダ
ンス値が上記所定の範囲の下限値よりも小さい場合に
は、スピーカ回線が短絡しており、上限値よりも大きい
場合には、スピーカ回線が断線しているものと、判別で
きる。
【0041】なお、放送信号出力手段に対して複数のス
ピーカ回線が並列に接続されている場合には、実際に接
続されているスピーカ回線の回線数やスピーカの台数等
により、スピーカ回線全体のインピーダンス値が変化す
る。従って、上記所定の範囲に基づいてスピーカ回線の
断線を検知する場合には、上記スピーカ回線の回線数や
スピーカの台数等に応じて、その都度、上記所定の範囲
を変化させる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明に係るスピーカ回線の異常
検知装置の一実施の形態について、図1から図5を参照
して説明する。
【0043】図1に、本実施の形態の異常検知装置を備
えた放送装置の概略構成を示す。同図に示すように、本
実施の形態は、上述した図6に示す従来技術において、
ヒューズ9に代えて電流センサ11を設けると共に、ア
ンプ3の出力側近傍に電圧センサ12を設けたものであ
る。このうち、電流センサ11は、アンプ3の全出力電
流Iを検出し、この検出して得た電流データをCPU5
に供給する。一方、電圧センサ12は、アンプ3の出力
側近傍において、スピーカ回線1の各ライン1a、1b
間の電圧、即ちアンプ2の出力電圧Vを検出し、この検
出して得た電圧データをCPU5に供給する。CPU5
は、上記各センサ11、12からそれぞれ供給される各
データI、Vに基づいて、例えば次の数1により、スピ
ーカ回線1のインピーダンスZS を算出する。
【0044】
【数1】
【0045】ここで、例えば、今、スピーカ回線1が短
絡等しておらず、即ち正常であるとする。そして、リレ
ースイッチ回路4がONされ、アンプ1から放送信号が
出力されるとする。この場合、上記数1により求められ
るスピーカ回線1のインピーダンスZS は、例えばスピ
ーカ回線1の配線状態やスピーカ1の接続台数等に応じ
た値となる。一方、スピーカ回線1が例えば短絡したと
すると、上記インピーダンスZS は、正常なときに比べ
て、極端に小さくなり、所謂アンプ3にとって過負荷状
態となる。
【0046】そこで、上記インピーダンスZS につい
て、或る基準値Z0 を定める。そして、この基準値Z0
と上記数1により求めて得たインピーダンスZS とを比
較すれば、スピーカ回線1が短絡していないかどうかを
判断できる。
【0047】具体的には、上記基準値Z0 を、例えば次
の数2により定める。なお、この数2において、Eは、
アンプ3の出力電圧の最大振幅であって、例えば一般に
100[V(ボルト)]ラインと呼ばれている仕様の場
合にはE=100[V(ボルト)]となる。また、PA
は、アンプ3の最大出力電力[W(ワット)]であっ
て、アンプ3の規格上、一般に定格出力と呼ばれている
値である。そして、αは、上記定格出力PA に係るマー
ジンであって、例えば上記定格出力PA の3分の1乃至
2分の1の値を設定する。
【0048】
【数2】
【0049】即ち、この数2によって求められる基準値
0 は、アンプ3によって駆動可能なスピーカ回線1の
インピーダンスZS の最低値であって、所謂許容インピ
ーダンス値である。従って、上記数1により求めて得た
インピーダンスZS が、この許容インピーダンスZ0
上である場合(ZS ≧Z0 )には、少なくともスピーカ
回線1が短絡していないものと見なすことができるの
で、CPU5は、スピーカ回線1が正常であると判断し
て、リレースイッチ回路4のON状態を維持する。一
方、数1により求めて得たインピーダンスZS が、許容
インピーダンスZ0よりも小さい場合(ZS <Z0 )場
合には、CPU5は、スピーカ回線1が短絡しているも
のと判断して、リレースイッチ回路4をOFFする。こ
のように、スピーカ回線1が短絡したときに、リレース
イッチ回路4をOFFして、スピーカ回線1をアンプ3
から切り離せば、これらスピーカ回線1及びアンプ3を
含むこの放送装置の各回路を、上記短絡による過電流か
ら保護できる。
【0050】ところで、アンプ3に対して、スピーカ回
線1を複数(M回線)設ける場合には、例えば図2に示
すように、電流センサ11の出力側(同図の右側)にお
いて、各スピーカ回線1、1、・・・を並列に接続す
る。これにより、アンプ3に接続される全てのスピーカ
回線1、1、・・・のインピーダンスZS を、各センサ
11、12によって検出して得た各データI、Vに基づ
いて上記数1により求める。そして、上記のように、こ
のインピーダンスZS と基準値Z0 とを比較することに
より、各スピーカ回線1、1、・・・が短絡していない
かどうかを判断する。
【0051】ただし、この図2のように、複数のスピー
カ回線1、1、・・・を設ける場合、実際にアンプ3に
接続されるスピーカ回線1の回線数(換言すれば、ON
状態にあるリレースイッチ回路4の数)Lによって、各
スピーカ回線1、1、・・・が正常なときのインピーダ
ンスZS が変化する。従って、このインピーダンスZ S
の変化に応じて、即ち実際にアンプ3に接続されるスピ
ーカ回線1の回線数に応じて、上記基準値Z0 について
も変化させる必要がある。
【0052】そこで、上記数2以外に、実際にアンプ3
に接続されているスピーカ回線1の回線数Lに応じて、
上記基準値Z0 を次の数3により定める。なお、この数
3において、P1 は、アンプ3により駆動可能な1回線
当たりの最大出力電力[W]であって、アンプ3の規格
上、一般に制御電力と呼ばれている値である。また、β
は、上記制御電力P1 に係るマージンであって、例えば
上記制御電力P1 の3分の1乃至2分の1の値を設定す
る。
【0053】
【数3】
【0054】このように、実際にアンプ3に接続されて
いるスピーカ回線1の回線数Lに応じて基準値Z0 を変
化させれば、これら実際に接続されているスピーカ回線
1、1、・・・のいずれかが短絡していないかどうかを
判断できる。なお、この良否判断は、この数3により求
めて得た基準値Z0 と、上記数2により求めて得た基準
値Z0 と、の両方に基づいて行い、いずれかの基準値Z
0 よりも上記数1により求めて得たインピーダンスZS
の方が小さいときに、少なくとも1以上のスピーカ回線
1が短絡しているものと判断する。
【0055】ただし、CPU5は、上記インピーダンス
S が基準値Z0 よりも小さいこと、即ちインピーダン
スZS が異常であることを認識しただけでは、いずれの
スピーカ回線1が短絡したのかを特定できない。そこ
で、CPU5は、上記インピーダンスZS の異常を検知
すると、直ちに、いずれのスピーカ回線1が短絡したの
かを特定するために、図3のルーチンに入る。なお、こ
の図3のルーチンに従ってCPU5を動作させるための
プログラムは、記憶部8に記憶されている。
【0056】同図に示すように、CPU5は、上記イン
ピーダンスZS の異常を検知すると(ステップS2のY
ES)、まず、その時点での、各リレースイッチ回路
4、4、・・・の各ON/OFF状態、即ち各スピーカ
回線1、1、・・・の有効/無効状態を記憶する(ステ
ップS4)。そして、一旦、全てのリレースイッチ回路
4、4、・・・をOFFして、全てのスピーカ回線1、
1、・・・をアンプ3から切り離す(ステップS6)。
【0057】次に、CPU5は、このルーチンの初期設
定として、各スピーカ回線1、1、・・・の番号を表す
インデックス[m]を「m=1」とする(ステップS
8)。この初期設定の後、CPU5は、回線番号[m]
番のリレースイッチ回路4のみをONして、この回線番
号[m]番のスピーカ回線1(以下、このスピーカ回線
1を表す符号として上記回線番号[m]を併用する。)
のみをアンプ3に接続し(ステップS10)、この状態
で、上記インピーダンスZS が異常かどうかを確認する
(ステップS12)。ここで、上記インピーダンスZs
の異常を確認した場合(YESの場合)、CPU5は、
現在アンプ3に接続されているスピーカ回線[m]が短
絡しているものと判断する。そして、そのスピーカ回線
[m]を、異常回線[X]として記憶部8に記憶した後
(ステップS14)、そのスピーカ回線[m]をアンプ
3から切り離す(ステップS16)。一方、上記ステッ
プS12においてインピーダンスZS の異常を確認でき
ない場合(NOの場合)には、CPU5は、現在アンプ
3に接続されているスピーカ回線[m]については少な
くとも短絡していないものと判断し、上記ステップS1
4をパスして上記ステップS16に進む。
【0058】上記ステップS16において、スピーカ回
線[m]をアンプ3から切り離した後、CPU5は、残
りの全てのスピーカ回線1、1、・・・について、各回
線番号[m]順に、上記ステップS10からステップ1
6を繰り返す(ステップS18、S20)。
【0059】全てのスピーカ回線1、1、・・・につい
て、上記ステップS10からステップ16までの各処理
を実行した後、CPU5は、上記ステップS14におい
て記憶した異常回線[X]を表す情報を、表示部7に表
示する(ステップS22)。これと同時に、CPU5
は、異常回線[X]のリレースイッチ回路4をOFF状
態に固定し、これ以降、操作部6による上記異常回線
[X]のリレースイッチ回路4のON/OFF制御を不
能とする(ステップS24)。そして、この異常回線
[X]を除く他の正常なスピーカ回線1、1、・・・に
ついて、上記ステップS4における記憶内容に基づい
て、それぞれの有効/無効状態を復帰させて(ステップ
S26)、このルーチンを抜ける。
【0060】このように、図3のルーチンによれば、全
てのスピーカ回線1、1、・・・について、それぞれ短
絡していないかどうかを個別に検査できる。そして、異
常回線[X]については、その旨を表す情報が表示部7
に表示されるので、異常回線[X]の回線番号[m]を
容易に認識できる。
【0061】また、異常回線[X]については、無効と
されるが、これ以外の正常なスピーカ回線1、1、・・
・については、継続して使用できる。従って、一部のス
ピーカ回線[X]が短絡しても、他の正常なスピーカ回
線1、1、・・・により放送を継続できる。
【0062】なお、上記図3のルーチンにおいては、全
てのスピーカ回線1、1、・・・をアンプ3から切り離
した状態で、各スピーカ回線1、1、・・・をそれぞれ
1回線ずつ単独でアンプ3に接続することにより、異常
回線[X]を特定したが、これとは逆に、全てのスピー
カ回線1、1、・・・をアンプ3に接続した状態で、各
スピーカ回線1、1、・・・をそれぞれ1回線ずつ単独
でアンプ3から切り離すことによっても、上記異常回線
[X]を特定できる。この手順について、図4を参照し
て説明する。
【0063】即ち、CPU5は、上記インピーダンスZ
S の異常を認識すると(ステップS30のYES)、ま
ず、その時点での、各リレースイッチ回路4、4、・・
・の各ON/OFF状態、即ち各スピーカ回線1、1、
・・・の有効/無効状態を記憶する(ステップS3
2)。そして、一旦、全てのリレースイッチ回路4、
4、・・・をONして、全てのスピーカ回線1、1、・
・・をアンプ3に接続する(ステップS34)。更に、
初期設定として、上記回線番号[m]を「m=1」に設
定する(ステップS36)。
【0064】上記初期設定の後、CPU5は、回線番号
[m]番のリレースイッチ回路4のみをOFFして、そ
のスピーカ回線[m]のみをアンプ3から切り離す(ス
テップS38)。そして、この状態で、上記インピーダ
ンスZS が基準値Z0 以上になるか否か、即ちインピー
ダンスZS の異常が解消されるか否かを確認する(ステ
ップS40)。ここで、上記インピーダンスZS の異常
が解消した場合(YESの場合)、CPU5は、現在ア
ンプ3に接続されている上記スピーカ回線[m]が短絡
しているものと判断して、これを異常回線[X]として
記憶部8に記憶する(ステップS42)。そして、この
異常回線[X]を表す情報を、表示部7に表示すると共
に(ステップS44)、この異常回線[X]のリレース
イッチ回路4をOFF状態に固定し、これ以降、操作部
6による上記異常回線[X]のリレースイッチ回路4の
ON/OFF制御を不能とする(ステップS46)。そ
して、CPU5は、上記異常回線[X]を除く他の正常
なスピーカ回線1、1、・・・について、上記ステップ
S32における記憶内容に基づいて、それぞれの有効/
無効状態を復帰させた後(ステップS48)、このルー
チンを抜ける。
【0065】一方、上記ステップS40において、イン
ピーダンスZS の異常が解消されない場合(NOの場
合)、CPU5は、スピーカ回線[m]をアンプ3に接
続し直す(ステップS50)。そして、上記インピーダ
ンスZS の異常が解消するまで、残りのスピーカ回線
1、1、・・・について、それぞれの回線番号[m]順
に、上記ステップS38及びS40を実行する(ステッ
プS52、S54)。
【0066】このように、図4の手順によれば、CPU
5は、異常回線[X]を特定し終えると、直ちに、この
ルーチンを抜ける。従って、全てのスピーカ回線1、
1、・・・についてそれぞれ個別に短絡していないかど
うかを検査する上記図2の手順に比べて、異常回線
[X]を早期に特定できる。
【0067】しかし、この図4の手順によれば、複数の
スピーカ回線1、1、・・・が同時に短絡したとき、こ
れらを特定できない。そこで、全てのスピーカ回線1、
1、・・・をそれぞれ個別にアンプ3から切り離しても
上記インピーダンスZS の異常が解消されない場合(即
ちステップS52においてYESの場合)には、CPU
5は、回線個別検査処理(ステップS56)を実行し、
具体的には図5の手順に従って動作する。
【0068】同図に示すように、この回線個別処理(ス
テップS56)は、上記図3におけるステップS6から
ステップS20までの処理と全く同様であり、即ち、C
PU5は、まず、全てのリレースイッチ回路4、4、・
・・を一旦OFFして、全てのスピーカ回線1、1、・
・・をアンプ3から切り離す(ステップS60)。そし
て、この回線個別処理における初期設定として、回線番
号[m]を「m=1」とする(ステップS62)。
【0069】そして、スピーカ回線[m]のみをアンプ
3に接続し(ステップS64)、この状態で、上記イン
ピーダンスZS が異常であるか否かを確認する(ステッ
プS66)。ここで、インピーダンスZS の異常を確認
した場合(YESの場合)、CPU5は、上記スピーカ
回線[m]を異常回線[X]として記憶部8に記憶し
(ステップS68)、その後、スピーカ回線[m]をア
ンプ3から切り離す(ステップS70)。一方、上記ス
テップS66においてインピーダンスZS の異常を確認
できない場合(NOの場合)には、CPU5は、上記ス
テップS66をパスしてステップS70に進む。そし
て、CPU5は、残りの全てのスピーカ回線1、1、・
・・について、各回線番号[m]順に、上記ステップS
64からステップ70を繰り返す(ステップS72、S
74)。全てのスピーカ回線1、1、・・・について、
上記ステップS64からステップ70までの各処理を実
行し終えると、CPU5は、上記ステップS44に進
み、この一連の回線個別処理を終了する。
【0070】このようにすれば、複数のスピーカ回線
1、1、・・・が短絡した場合でも、各異常回線[X]
を確実に特定できる。勿論、異常回線[X]が1回線の
みである場合には、CPU5は上記回線個別処理(ステ
ップS56)を実行しないので、上記のように図2の場
合よりも早期に異常回線[X]を特定できる。
【0071】なお、上記回線個別処理(ステップS5
6)を除き、CPU5が上記図4の手順を実行している
最中は(厳密には、CPU5が図4のルーチンに入りス
テップS46に到達するまでの間は)、上記スピーカ回
線1の短絡により各回路中に過電流が流れ続ける。しか
し、この図4の手順による異常回線[X]の特定作業
は、瞬時に実行される(換言すれば、CPU5がこの図
4のルーチンに入ってこのルーチンを抜けるまでの時間
は極めて短時間である)ので、各スピーカ回線1、1、
・・・及びアンプ3を含む各回路に対する上記過電流の
影響は皆無である。
【0072】このように、本実施の形態によれば、複数
のスピーカ回線1、1、・・・を備えている場合でも、
上述した図5及び図6に示す各従来技術とは異なり、各
スピーカ回線1、1、・・・毎に、それぞれヒューズ
9、9、・・・や電流センサ10、10、・・・を設け
ることなく、各スピーカ回線1、1、・・・の短絡を検
知できる。従って、各スピーカ回線1、1、・・・毎の
構成を簡素化でき、かつ低コスト化できる。これは、ス
ピーカ回線1の回線数Mが多いほど、顕著になる。
【0073】また、一般に、スピーカ回線の短絡を検査
するのに検査用の信号を用いる技術が知られているが、
本発明においては、アンプ3から出力される放送信号
を、上記検査用の信号として流用している。従って、検
査用の信号を生成するための手段を、特別に設ける必要
もない。
【0074】そして、本実施の形態では、スピーカ回線
1のインピーダンスZS に基づいて、スピーカ回線1に
短絡等の異常が生じていないかどうか判断するため、基
本的には、アンプ3からスピーカ回線1に放送信号が入
力されさえすれば、その信号レベルの大小に係わらず、
スピーカ回線1の異常の有無を判断できる。従って、過
電流という大電流が流れたときに初めて短絡事故を検知
できる上記各従来技術とは異なり、上記放送信号の信号
レベル(電流)が小さくても、スピーカ回線1の異常を
検知できる。
【0075】なお、本実施の形態においては、上記イン
ピーダンスZS が基準値Z0 以上であるか否かにより、
スピーカ回線1が短絡しているか否かを判断したが、上
記インピーダンスZS が、所定の範囲内にあるか否かに
よって、スピーカ回線1の異常の有無を判断してもよ
い。このようにすれば、スピーカ回線1の短絡のみなら
ず、断線をも検知できる。
【0076】即ち、スピーカ回線1が断線した場合に
は、上記インピーダンスZS は、スピーカ回線1(全て
のスピーカ回線1、1、・・・)が正常なときよりも大
きくなる。そこで、上記所定の範囲として、例えば、ス
ピーカ回線1が正常なときのインピーダンスZS に若干
のマージンを付加した範囲(上限値及び下限値)を設定
する。これにより、数1により求めて得たインピーダン
スZS が、この所定の範囲内にあるときに、スピーカ回
線1が正常であると見なすことができ、上記インピーダ
ンスZS が所定の範囲外にあるときに、スピーカ回線1
が短絡または断線しているものと見なすことができる。
【0077】更に、上記インピーダンスZS が所定の範
囲外であるとき、そのインピーダンスZS が上記範囲の
下限値よりも小さいのか、それとも上限値よりも大きい
のか、によって、スピーカ回線1の異常が短絡であるの
か、または断線であるのかを判別できる。即ち、インピ
ーダンスZS が上記範囲の下限値よりも小さい場合に
は、スピーカ回線1が短絡しており、上限値よりも大き
い場合には、スピーカ回線1が断線しているものと、判
別できる。
【0078】ただし、このようにインピーダンスZS
所定の範囲内にあるか否かを判断する上で、或る程度の
精度を要求する場合には、スピーカ回線1が正常なとき
のインピーダンスZS を正確に求めておく必要がある。
これを実現するには、予めスピーカ回線1のインピーダ
ンスZS を実際に測定しておくことが望ましい。ただ
し、この場合、上記数2及び吸う3に基づいて基準値Z
0 を定めるような場合に比べて、インピーダンスZS
測定作業という手間が余分に掛かることは言うまでもな
い。
【0079】なお、本実施の形態におけるCPU5が、
特許請求の範囲に記載の判断手段及び制御手段に対応す
る。勿論、このCPU5に限らず、例えば、所謂純粋な
ハードウェア構成によっても、上記制御手段を構成でき
る。
【0080】そして、数2におけるアンプ3の出力電圧
の最大振幅E及び定格出力PA が、特許請求の範囲に記
載の第1の定格出力条件に対応し、数3におけるアンプ
3の出力電圧の最大振幅E及び制御電力P1 が、特許請
求の範囲に記載の第2の定格出力条件に対応する。な
お、これら各数式以外の条件によっても、上記基準値Z
0 を定めてもよい。勿論、上記のようにスピーカ回線1
のインピーダンスZS を予め実際に測定し、この測定し
て得たデータに基づいて、上記基準値Z0 を求めてもよ
い。
【0081】また、本実施の形態における各リレースイ
ッチ回路4、4、・・・が、特許請求の範囲に記載の開
閉手段に対応する。この開閉手段については、リレース
イッチ回路4、4、・・・以外のものによって構成して
もよいが、本実施の形態のように、各リレースイッチ回
路4、4、・・・を流用すれば、開閉手段としてそれ専
用のものを設ける必要はない。
【0082】そして、表示部7が、特許請求の範囲に記
載の情報出力手段に対応する。なお、この情報出力手段
は、表示部7に限らず、例えば、上記異常回線[X]を
表す情報を音声等の聴覚的な形態で出力する手段によっ
ても構成できる。
【0083】また、本実施の形態では、スピーカ回線1
として、2本のライン1a、1bから成る2線式のもの
について説明したが、これに限らず、一般に知られてい
る3線式のものにも、本発明を応用できる。
【0084】更に、異常回線[X]を特定するために、
図2または図3に示す手順に従ってCPU5を動作させ
たが、これに限らない。即ち、本実施の形態と同様の作
用及び効果を奏するのであれば、上記図2または図3以
外の手順に従って、CPU5を動作させてもよい。例え
ば、上記図2または図3の手順では、アンプ3に対して
各スピーカ回線1、1、・・・をそれぞれ1回線ずつ接
続または切断したが、2回線以上の複数回線ずつ接続ま
たは切断してもよい。また、異常回線[X]を特定した
とき、この異常回線[X]を表す情報を表示部7に表示
したが、これとは逆に、正常なスピーカ回線1、1、・
・・を表す情報を表示したり、或いは、これら両者を表
す情報を表示してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
スピーカ回線を備えている場合でも、各スピーカ回線に
共通の1つの電流検出手段と1つの電圧検出手段とによ
り、各スピーカ回線に短絡等の異常が生じていないかど
うかを認識できる。従って、上述した従来技術とは異な
り、各スピーカ回線毎に、ヒューズ9、9、・・・や電
流センサ10、10、・・・等を設ける必要がない。よ
って、ヒューズ交換作業や予備のヒューズを用意してお
く必要がなく、また、各スピーカ回線毎の構成を簡素化
でき、かつ低コスト化できるという効果がある。この効
果は、スピーカ回線数が多いほど、顕著になる。
【0086】また、本発明においては、スピーカ回線の
インピーダンス値に基づいて、スピーカ回線が短絡等の
異常が生じていないかどうか判断するため、基本的に
は、放送信号出力手段からスピーカ回線に放送信号が入
力されさえすれば、その信号レベルの大小に係わらず、
スピーカ回線の異常の有無を正確に判断できる。従っ
て、過電流という大電流が流れたときに初めて短絡事故
を検知できる上記従来技術とは異なり、上記放送信号の
信号レベル(電流)が小さくても、スピーカ回線の異常
を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピーカ回線の異常検知装置を備
えた放送装置の概略構成図を表すブロック図である。
【図2】図1において、スピーカ回線を複数設ける場合
のブロック図である。
【図3】同実施の形態におけるCPUの動作を表すフロ
ーチャートである。
【図4】図3とは別の手順によりCPUを動作させるた
めのフローチャートである。
【図5】図4における一部分を詳細を示すフローチャー
トである。
【図6】従来技術の一例を示す概略構成図である。
【図7】図1において、スピーカ回線を複数設ける場合
の従来例である。
【図8】図6及び図7とは別の従来例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 スピーカ回線 2 スピーカ 3 アンプ 4 リレースイッチ回路 5 CPU 11 電流センサ 12 電圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 務 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番1 号 ティーオーエー株式会社内 Fターム(参考) 5D020 AD04 AD06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のスピーカが接続されたスピーカ
    回線と、 放送用の信号を出力して上記スピーカ回線に入力する放
    送信号出力手段と、 この放送信号出力手段が上記放送用の信号を出力するこ
    とにより該放送信号出力手段から出力される電流を検出
    する電流検出手段と、 上記放送信号出力手段が上記放送用の信号を出力するこ
    とにより該放送信号出力手段から出力される電圧を検出
    する電圧検出手段と、 上記電流検出手段によって検出して得た電流値と、上記
    電圧検出手段によって検出して得た電圧値と、に基づい
    て、上記スピーカ回線のインピーダンス値を導出するイ
    ンピーダンス導出手段と、 このインピーダンス導出手段によって導出して得た上記
    スピーカ回線のインピーダンス値が所定の基準値以上で
    あるときに第1の判断を下し、該インピーダンス値が該
    所定の基準値よりも小さいときに第2の判断を下す、判
    断手段と、を具備するスピーカ回線の異常検知装置。
  2. 【請求項2】 上記判断手段が、上記インピーダンス導
    出手段によって導出して得た上記スピーカ回線のインピ
    ーダンス値が所定の範囲内にあるときに上記第1の判断
    を下し、該インピーダンス値が該所定の範囲外にあると
    きに上記第2の判断を下す状態に構成された請求項1に
    記載のスピーカ回線の異常検知装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の基準値が、上記放送信号出力
    手段の全出力に係る第1の定格出力条件に基づいて定め
    られた請求項1に記載のスピーカ回線の異常検知装置。
  4. 【請求項4】 上記放送信号出力手段が、上記スピーカ
    回線を1回線駆動するのに必要な1回線当たりの第2の
    定格出力条件が定められたものであって、 上記所定の基準値が、上記放送信号出力手段に対して実
    際に接続されている上記スピーカ回線分の上記第2の定
    格出力条件に基づいて定められた請求項1に記載のスピ
    ーカ回線の異常検知装置。
  5. 【請求項5】 上記放送信号出力手段の出力側と上記ス
    ピーカ回線の入力側との間に設けられ、これら両者間を
    開閉制御信号に従って接続または切断する開閉手段と、 上記判断手段が上記第2の判断を下したとき、これを受
    けて上記放送信号出力手段と上記スピーカ回線との間を
    切断する状態に上記開閉制御信号を生成して上記開閉手
    段に供給する制御手段と、を備えた請求項1に記載のス
    ピーカ回線の異常検知装置。
  6. 【請求項6】 上記開閉手段が、これに対応する操作手
    段の被操作状態に応じて上記放送信号出力手段と上記ス
    ピーカ回線との間を接続または切断するものである請求
    項5に記載のスピーカ回線の異常検知装置。
  7. 【請求項7】 上記放送信号出力手段に対して上記スピ
    ーカ回線を複数並列に設け、 これら各スピーカ回線毎に上記開閉手段をそれぞれ設
    け、 上記判断手段が上記第2の判断を下したとき、上記制御
    手段が、上記放送信号出力手段と全ての上記スピーカ回
    線との間を切断する状態に上記開閉制御信号を生成して
    上記各開閉手段に供給するよう構成された請求項5に記
    載のスピーカ回線の異常検知装置。
  8. 【請求項8】 上記放送信号出力手段に対して上記スピ
    ーカ回線を複数並列に設け、 これら各スピーカ回線毎に上記開閉手段をそれぞれ設
    け、 上記判断手段が上記第2の判断を下したとき、上記制御
    手段が、上記放送信号出力手段に対して上記各スピーカ
    回線のうちの一部を接続し残りを切断する状態に、上記
    放送信号出力手段に対して上記各スピーカ回線を所定の
    順番で順次接続または切断するよう上記開閉制御信号を
    生成して上記各開閉手段に供給すると共に、この過程に
    おいて上記判断手段が上記第1の判断及び第2の判断の
    いずれを下すかを確認することにより、少なくともいず
    れのスピーカ回線を上記放送信号出力手段に接続したと
    きに上記判断手段が上記第2の判断を下すのかを特定す
    る状態に構成され、 上記制御手段によって上記判断手段が上記第2の判断を
    下す原因であると特定されたスピーカ回線と、これ以外
    のスピーカ回線と、のいずれか一方または両方を表す情
    報を出力する情報出力手段を設けた、請求項5に記載の
    スピーカ回線の異常検知装置。
  9. 【請求項9】 上記判断手段が上記第2の判断を下した
    とき、上記制御手段が、一旦、上記放送信号出力手段と
    全ての上記スピーカ回線との間を切断し、この状態で上
    記放送信号出力手段に対して上記各スピーカ回線を所定
    の回線数単位で順次接続する状態に上記開閉制御信号を
    生成するよう構成された請求項8に記載のスピーカ回線
    の異常検知装置。
  10. 【請求項10】 上記判断手段が上記第2の判断を下し
    たとき、上記制御手段が、一旦、上記放送信号出力手段
    と全ての上記スピーカ回線との間を接続し、この状態で
    上記放送信号出力手段から上記各スピーカ回線を所定の
    回線数単位で順次切断する状態に上記開閉制御信号を生
    成するよう構成された請求項8に記載のスピーカ回線の
    異常検知装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段が、上記判断手段が上記
    第2の判断を下す原因であると特定したスピーカ回線を
    無効とし、これ以外のスピーカ回線のみを有効とする状
    態に構成された請求項8に記載のスピーカ回線の異常検
    知装置。
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