JP2001036254A - 多層配線板の製造方法 - Google Patents

多層配線板の製造方法

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JP2001036254A JP24890999A JP24890999A JP2001036254A JP 2001036254 A JP2001036254 A JP 2001036254A JP 24890999 A JP24890999 A JP 24890999A JP 24890999 A JP24890999 A JP 24890999A JP 2001036254 A JP2001036254 A JP 2001036254A
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裕之 渡辺
Michimasa Takahashi
通昌 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余計な工程を要さずに内層材のターゲットを
外層のパターン加工のための整合基準として用いること
ができる多層配線板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 外層材20の全幅(A−A方向のサイ
ズ)を内層材11の全幅より小さくしておき,内層材1
1に外層材20を積層したときにターゲットパターン1
2が露出するようにする。そしてプレス後に,露出して
いるターゲットパターン12を整合の基準に用いて外層
材20のパターン加工を行う。このようにして,ターゲ
ットパターン12を露出させるための特段の工程なくし
て,ターゲットパターン12が外層材20のパターン加
工のための基準として用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数の絶縁層と導
体パターン層とを積層してなる多層配線板に関する。さ
らに詳細には,絶縁層と導体パターン層とを有する内層
材に,絶縁層と全面導体層とを有する外層材を積層する
工程を含む多層配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層配線板の製造方法の一つに,内層材
にまず導体層のパターン加工を施しておき,別に用意し
た外層材を積層するやり方がある。ここにおける外層材
は通常,樹脂層の片面全体に銅箔を貼着したもの(RC
C材と通称される)であり,積層の際,その銅箔が外側
になるようにされる。RCC材の樹脂層および銅箔は,
積層後にパターン加工される。このパターン加工は,す
でに形成されている内層パターンと位置およびサイズが
整合していなければならない。このため,内層材には基
準となるターゲットがあらかじめ形成される。ターゲッ
トとしては,導体パターンの一部もしくは内層材の全厚
を貫通する穴が用いられる。
【0003】ところで,RCC材の片面全体が銅箔で覆
われているため,基準のためのターゲットは可視光では
見られない。このためこのままではターゲットを基準と
するパターン加工に支障がある。
【0004】そこで従来は,次の各種の方法で整合を行
っていた。第1の方法は,積層後にRCC材にエンドミ
ル等の刃物で機械加工を施してターゲットを掘り出し,
掘り出されたターゲットを基準に整合する方法である。
第2の方法は,機械加工の代わりにレーザ加工によりタ
ーゲットを掘り出す方法である。第3の方法は,ターゲ
ットを掘り出さずにX線で透視して整合の基準とする方
法である。すなわち,X線で読み取ったターゲット位置
に穴をあけ,これを基準に整合するのである。第4の方
法は,ターゲットの代わりに積層時のアライメント穴を
用いる方法である。すなわち,アライメント穴を頼りに
RCC材に基準穴をあけ,これを整合の基準とするので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前述の
従来の整合方法は,いずれも欠点があった。すなわち,
第1〜第4のどの方法でも,積層のプレス工程と外層の
パターン加工工程との間に余分な工程を経ることにな
る。このため製造にその分長い時間を要してしまう。特
に,第1の方法のようにRCC材に機械加工を施す場合
には,RCC材の樹脂層が脆くて粉が出やすく,後の工
程の障害となるという問題もある。
【0006】また,第3の方法では,外層のパターン加
工の際にターゲットそのものを整合の基準とするわけで
はないので,さほどよい位置精度が期待できない。この
ため,500mm当たり150μm程度の誤差が発生し
てしまう。第4の方法ではさらに精度が悪く,500m
m当たり200μm程度の誤差が発生してしまう。積層
のホットプレス時に熱により若干の歪みが発生するから
である。
【0007】本発明は,前述のような従来の技術が有す
る問題点の解決を目的としてなされたものである。すな
わちその課題とするところは,余計な工程を要さずに内
層材のターゲットを外層のパターン加工のための基準と
して用いることができる多層配線板の製造方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のために
なされた本発明に係る多層配線板の製造方法では,ター
ゲットを形成した内層材に,絶縁層と導体層とを有する
外層材を,導体層が外面に位置しかつターゲットが露出
するように積層し,そして,露出しているターゲットを
整合の基準として外層材を加工する。
【0009】この製造方法では,内層材に外層材を積層
した時点で,内層材のターゲットが露出している。した
がって,積層工程の後に直ちにそのターゲットを整合の
基準として外層材のパターン加工に取りかかることがで
きる。このため,短時間で多層配線板を製造することが
できる。また,内層材のターゲットそのものを外層材の
パターン加工の整合の基準とするので,高い整合精度が
得られる。
【0010】本発明に係る多層配線板の製造方法では,
内層材に積層したときに内層材のターゲットが露出する
ような外層材をあらかじめ用意しておくこととなる。そ
のような外層材には種々のものが考えられるが,少なく
とも1方向においてそのサイズを内層材のサイズより小
さくしたものが好適である。このような外層材を用いる
と,積層の際に内層材における当該1方向の縁辺付近が
外層材からはみ出ることとなるからである。よって,内
層材における外層材からはみ出る領域にターゲットを設
けておけばよい。
【0011】この場合さらに,前述の1方向と交差する
方向においては外層材のサイズを内層材のサイズより大
きくしておくとよい。そして,内層材に外層材を積層す
る際,交差する方向において外層材が内層材の両側には
み出るようにするとよい。このようにすると,交差する
方向においては外層材の両側のはみ出し部分が,積層時
のプレスにより袋状に湾曲して内層材の表面を押さえる
ことになる。これにより,内層材のパターンの当該交差
する方向におけるシフトが防止されるからである。よっ
て,内層材のパターンと外層材のパターンとの整合精度
がさらによくなるのである。また,積層時に外層材の一
部が内層材からはみ出すことは,積み重ねのハンドリン
グにも好都合である。
【0012】本発明で使用する外層材の別の例として,
ターゲットよりも大きい穴が開けられているものが挙げ
られる。この場合,内層材においては,穴によって露出
する領域にターゲットを形成しておけばよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係る多層配線板の
製造方法を具体化した実施の形態について,図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0014】(第1の形態)まず,第1の形態では,図
1の断面図に示すような4層配線板1を製造する。4層
配線板1は,厚さ方向中央のコア絶縁層2と,その表裏
に設けられた内層パターン3,4と,それらを覆う外層
絶縁層5,6と,それらの表面に設けられた外層パター
ン7,8とを有している。そして,内層パターン3と外
層パターン7との導通(もしくは内層パターン4と外層
パターン8との導通)をとる外層ビア9や,内層パター
ン3と内層パターン4との導通をとる内層ビア10が所
々に設けられている。
【0015】4層配線板1を製造するためにまず,内層
材および外層材を用意する。図2に示す内層材11は,
4層配線板1においてコア絶縁層2および内層パターン
3,4の部分をなすものである。内層材11は,公知の
両面銅貼り板に公知のパターン加工を施したものであ
る。内層材11の四隅には,3mmφのターゲットパタ
ーン12が,縁辺との間に2mmの間隔をおいて形成さ
れている。ターゲットパターン12は,後に外層のパタ
ーン加工をするときの整合の基準となるものである。タ
ーゲットパターン12は,内層パターン3と同様,両面
銅貼り板の表面の銅箔の一部がパターン加工により残さ
れたものである。また,図2には現れていないが,内層
材11は裏面にも同様に内層パターン4や四隅のターゲ
ットパターンを有している。さらに内層材11には,一
辺とその対辺に,積層プレス時のアライメント穴13が
設けられている。内層材11の全体サイズは,500m
m四方である。
【0016】外層材20は,図3に示すように,銅箔7
1の片面に半硬化性樹脂の樹脂層51を被着してなるも
のである。これはRCC材と通称されるものであり,例
えば,松下電工(株)の製品「R−0880(商品
名)」を使用すればよい。本実施の形態では,これを4
70mm×520mmに裁断したものを,1枚の内層材
11に対して2枚ずつ用いる。
【0017】そして,前述の内層材11および外層材2
0を積み重ねてプレスする。積み重ねは,図4に示すよ
うに,内層材11のターゲットパターン12やアライメ
ント穴13がすべて外層材20からはみ出るようにす
る。かつ,外層材20の長辺方向の両端が内層材11か
らはみ出るようにする。また,2枚の外層材20は,と
もに,銅箔71が外向きに面し樹脂層51が内層材11
に接するようにする。このとき,内層材11の内層パタ
ーン3,4は,外層材20に覆われる。この状態での図
4中A−A断面図は,図5に示されるようになる。この
状態では,各ターゲットパターン12と外層材20との
間に5mmの間隔Dがある。
【0018】これをホットプレスする。実際には,図5
に示したものを10組程度,剥離用の中間板を介して積
み重ねた状態でプレスする。その際,各内層材11のア
ライメント穴13を利用してプレス機に整合する。プレ
ス条件は,温度170℃,圧力2942kPa,保持時
間60分である。このプレスの際,図4中B−B方向の
両端ではプレスの圧力により,図6に示すように外層材
20のうち内層材11からはみ出ている部分が少し内向
きに撓んだ状態となる。これにより,B−B方向につい
ては両端部付近で外側から内側へ向けての圧力が加わる
ことになる。このため,プレス時における内層パターン
3,4のB−B方向のシフトが抑制される。
【0019】このプレスを行うことにより,内層材11
と各外層材20とが密着する。密着した状態でも外観は
図4とほとんど変わりない。すなわち,各ターゲットパ
ターン12が露出している。ここで厳密には,図7に示
すように,外層材20の樹脂層51の樹脂が少し流れ出
している。ホットプレス時の熱のためである。しかしな
がら,前述のようにこの樹脂は半硬化性のものであるた
め,流れ出しの幅Fは高々1〜2mm程度にすぎない。
よって,流れ出した樹脂がターゲットパターン12に被
さることはまずない。
【0020】そこで次に,露出しているターゲットパタ
ーン12を整合の基準に用いて,外層材20に加工を施
す。具体的には,公知のフォトエッチングやレーザ加
工,めっき等を駆使して,外層材20の銅箔71および
樹脂層51にパターニングを施す。ここにおいて,内層
材11には,ホットプレス時に熱のために若干の歪みが
加わっている可能性がある。しかしながらその歪みの影
響は,内層パターン3,4ばかりでなく各ターゲットパ
ターン12にも及んでいる。よって,ターゲットパター
ン12を基準に用いることにより,外層材20に施され
るパターン加工が内層パターン3,4によい精度で整合
するのである。その場合の誤差は,500mm当たり7
0〜80μm程度で,従来の方法による場合の誤差の約
半分である。
【0021】これにより,表裏の外層材20の銅箔71
および樹脂層51が,外層パターン7,8,外層絶縁層
5,6となる。また外層ビア9も形成される。かくし
て,図1に示した4層配線板1が得られる。なお,図1
に示したものは,内層材11および外層材20のうち積
層時のはみ出し部分を切除したものである。
【0022】本実施の形態には,種々の変形例が考えら
れる。まず,ターゲットパターン12についての変形例
について説明する。第1に,図8に示すようなドーナツ
形のターゲットパターン14とする変形が考えられる。
円形のターゲットパターン12の代わりにこれを用いる
と,次のような利点がある。すなわち,ホットプレス時
における外層材20の樹脂の流れ出しが仮にターゲット
パターン14に少し掛かっても,外層材20の加工の際
の整合の基準として支障なく使えるのである。なぜな
ら,図9に示すように内側の円14aが完全な円として
残るからである。このとき,ターゲットパターン14上
では,その厚みにより樹脂がせき止められる分,樹脂の
流れ出し量が若干抑えられる傾向がある。このため,単
に円形のターゲットパターン12の直径を小さくしただ
けのものよりも完全な円14aが残りやすい。
【0023】また,ターゲットパターン12の代わりに
使用できるものとして,図10に示すような貫通穴15
が挙げられる。ただし貫通穴15は,図1中の内層ビア
10と同様に,内層材11のパターン加工の一環として
形成されたものでなければならない。これに対し,プレ
ス用のアライメント穴13は,パターン加工とは別の工
程でしかもかなり粗い位置精度で形成されるものである
ため,この目的に使うのは好ましくない。
【0024】また,図11に示すように,外層材20の
全長および全幅は内層材11と同じ(もしくはそれ以
上)とし,一辺およびその対辺にターゲットパターン1
2(ターゲットパターン14や貫通穴15でもよい)を
露出させるためのリセス部22を設けた形状としてもよ
い。この場合,ターゲットパターン12は,積層時にリ
セス部22により露出するように配置しなければならな
いことは当然である。なお,リセス部の形状は,図示し
たものに限らない。例えば,外層材20の四隅を切り欠
いてリセス部としてもよい。
【0025】(第2の形態)つぎに,第2の形態につい
て説明する。本形態は,図12に示されるように,ター
ゲットパターン12よりも大きめのターゲット穴21が
設けられている外層材20を用いる点で相違する。ま
た,本形態では外層材20の全長および全幅は内層材1
1と同じ(もしくはそれ以上)になっている,さらに,
内層材11及び外層材20には,一辺とその対辺に,積
層プレス時のアライメント穴13が設けられている。そ
して,これをホットプレスするとき,ターゲットパター
ン12がターゲット穴21の中に位置するように重ね
る。他の点においては,第1の形態と共通であるためそ
の記載を引用することとし,詳細な説明は省略する。
【0026】本形態によれば,プレス後において,ター
ゲットパターン12がターゲット穴21によって露出し
ている。このため,第1の形態と同様にそのターゲット
パターン12を加工の際の整合の基準として外層材20
のパターン加工を行うことができる。
【0027】また,本形態では,外層材20の全長(図
12中B−B)及び全幅(図12中A−A)の双方を内
層材11よりも大きくしても良い。従って,そのように
した場合には,プレスの際に,図12中B−B方向だけ
でなくA−A方向の両端においても,プレスの圧力によ
り,外層材20のうち内層材11からはみ出ている部分
が少し内向きに撓んだ状態となる。これにより,B−B
方向だけではなくA−A方向においても内層パターンに
おけるシフトが抑制される。
【0028】なお,本形態においても,第1の形態に場
合と同様に,変形例として,円形のターゲットパターン
12の代わりにドーナツ形のターゲットパターン14あ
るいは貫通穴15を用いてもかまわない。
【0029】また,本形態は,多ピース構成の配線板の
製造にも適用することができる。この場合,ターゲット
パターン12及びターゲット穴21は,図13に示され
るように,外層材20の四隅だけでなく,各ピースの間
に形成したものを用いると良い。これにより,加工の際
の整合を,各ピースの直近のターゲットを用いてピース
ごとに行うことができる。従って,より高い精度で外層
材20を加工することが可能となるからである。
【0030】以上詳細に説明したように本実施の形態で
は,第1の形態においては,外層材20の全幅(図4中
A−A方向のサイズ)を内層材11の全幅より小さくし
ておき,内層材11に外層材20を積層したときにター
ゲットパターン12が露出するようにしている。また,
第2の形態においては,外層材20ターゲット穴21を
形成することによって,内層材11に外層材20を積層
したときにターゲットパターン12が露出するようにし
ている。そしてプレス後に,露出しているターゲットパ
ターン12を整合の基準に用いて外層材20のパターン
加工を行うこととしている。これにより4層配線板1が
製造される。このようにして,ターゲットパターン12
を露出させるための特段の工程なくして,ターゲットパ
ターン12が外層材20のパターン加工のための基準と
して用いられる。このため,内外のパターンの整合精度
の高い4層配線板1を短い要処理時間で製造することが
できる。また,第2の形態では,多ピース構成の配線板
において,各ピースの間にもターゲットパターン12及
びターゲット穴21を形成することにより,さらに高い
精度で外層材20を加工することができる。尚,加工
は,フォトリソグラフィー及びレーザ加工のいずれをも
行うことができる。さらに,レーザ加工は,ダイレクト
レーザ,ラージウィンドウ及び通常のコンフォーマルの
いずれをも行っても良い。
【0031】また,外層材20の全長(図4中B−B方
向のサイズ)を内層材11の全長より大きくしておき,
内層材11に外層材20を積層したときに外層材20の
長手方向(図4中B−B方向)の両端が内層材11から
はみ出るようにしている。これにより,積層のプレス時
に内層パターン3,4の長手方向におけるシフトが抑制
されるので,さらに整合精度が向上している。また,第
2の形態では,図12におけるB−B方向だけではなく
A−A方向においても外層材20を内層材11よりも大
きくすることができるので,B−B方向だけではなくA
−A方向においても内層パターンにおけるシフトが抑制
される。これにより,B−B方向だけではなくA−A方
向においても整合精度を向上させることができる。
【0032】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば,本実施の形態では4層
配線板を製造したが,さらに外層材を積層させてさらに
多層の配線板を製造する場合にも適用可能である,その
場合の2段目以後の外層材のパターン加工の整合基準
は,内層材のターゲットパターンを用いてもよい。ある
いは,外層材のパターン加工の際にその都度新たなター
ゲットを作成してその直後の外層材のパターン加工の基
準としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,余計な工程を要さずに内層材のターゲットを外
層のパターン加工のための整合の基準として用いること
ができる多層配線板の製造方法が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】4層配線板の断面図である。
【図2】内層材の斜視図である。
【図3】外層材として用いるRCC材の断面図である。
【図4】内層材に外層材を積み重ねた状態の斜視図であ
る。
【図5】図4の状態のA−A断面図である。
【図6】図4の状態のものをプレスする時点でのB−B
断面図である。
【図7】樹脂の流れ出しを説明する断面図である。
【図8】ターゲットパターンの変形例を示す図である。
【図9】外層材から流れ出した樹脂が図8のターゲット
パターンに部分的に被さった状態を示す図である。
【図10】ターゲットとして用いる貫通穴を示す図であ
る。
【図11】外層材の辺に凹みを設けておいてターゲット
パターンを露出させる変形例を示す斜視図である。
【図12】第2の形態において内層材に外層材を積み重
ねた状態の斜視図である。
【図13】第2の形態において,多ピース基板に適用し
た場合の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 4層配線板 11 内層材 12,14 ターゲットパターン 15 貫通穴 20 外層材 21 ターゲット穴 22 リセス部 51 樹脂層 71 銅箔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットを形成した内層材に,絶縁層
    と導体層とを有する外層材を,前記導体層が外面に位置
    しかつ前記ターゲットが露出するように積層し,露出し
    ている前記ターゲットを基準として前記外層材を加工す
    ることを特徴とする多層配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する多層配線板の製造方
    法において,少なくとも1方向において前記外層材のサ
    イズが前記内層材のサイズより小さく,前記ターゲット
    が,前記内層材の縁辺付近における前記外層材からはみ
    出る領域に設けられていることを特徴とする多層配線板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する多層配線板の製造方
    法において,前記1方向と交差する方向において前記外
    層材のサイズが前記内層材のサイズより大きく,前記内
    層材に前記外層材を積層する際,前記交差する方向にお
    いて前記外層材が前記内層材の両側にはみ出るようにす
    ることを特徴とする多層配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する多層配線基板の製造
    方法において,前記外層材には,前記ターゲットよりも
    大きい穴が開けられており,前記ターゲットが,前記穴
    によって露出する領域に設けられていることを特徴とす
    る多層配線板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005244182A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の製造方法
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