JPH10321971A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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JPH10321971A
JPH10321971A JP12530297A JP12530297A JPH10321971A JP H10321971 A JPH10321971 A JP H10321971A JP 12530297 A JP12530297 A JP 12530297A JP 12530297 A JP12530297 A JP 12530297A JP H10321971 A JPH10321971 A JP H10321971A
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JP
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circuit pattern
thick
conductor
thin
thickness
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JP12530297A
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Takashi Kobayashi
隆志 小林
Takao Kobayashi
隆雄 小林
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0263High current adaptations, e.g. printed high current conductors or using auxiliary non-printed means; Fine and coarse circuit patterns on one circuit board
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/107Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by filling grooves in the support with conductive material
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/42Plated through-holes or plated via connections
    • H05K3/425Plated through-holes or plated via connections characterised by the sequence of steps for plating the through-holes or via connections in relation to the conductive pattern
    • H05K3/428Plated through-holes or plated via connections characterised by the sequence of steps for plating the through-holes or via connections in relation to the conductive pattern initial plating of through-holes in substrates having a metal pattern

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流用の厚肉回路パターン25を有する回
路基板において、薄肉導体3Aと増厚用導体6との接合
部の信頼性を向上させると共に、製作時間をできるだけ
短縮できるようにする。 【解決手段】絶縁基板13と、大電流用の厚肉回路パタ
ーン25とを有する回路基板において、前記厚肉回路パ
ターン25は、所定の回路パターンに形成された薄肉導
体3Aと、その薄肉導体に接合された増厚用導体6と、
前記薄肉導体3Aおよび増厚用導体6を覆うように設け
られた増厚メッキ層7とで構成されていることを特徴と
するもの。増厚メッキ層7により接合部が保護、補強さ
れる。メッキ時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大電流通電用の厚
肉回路パターンを有する回路基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路の利用が産業機械分野および自
動車部品分野などへ急速に拡大するなかで、インバータ
ー回路や電源装置などでは、省スペースおよび省力化を
図る必要から、同一絶縁基板上に小電流用(信号用)の
薄肉回路パターンと大電流用の厚肉回路パターンを混載
した複合回路基板が広く利用されるようになってきてい
る。
【0003】この種の回路基板において、厚肉回路パタ
ーンを形成する手段としては、絶縁基板の表面に形成し
た銅箔回路パターンに、それとほぼ同じパターンに打ち
抜き加工された銅板や銅箔を半田付けなどにより接合し
て厚肉化することが公知である(特開昭60−4289
号公報、特開昭60−257191号公報、特開昭63
−237495号公報等)。また絶縁基板表面の銅箔回
路パターンに電気メッキを施して厚肉化することも公知
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし銅箔回路パター
ンに増厚用の銅板や銅箔を接合する構造では、接合界面
が外部にさらされるため、回路基板が使用される環境に
よっては接合部の信頼性に問題がある場合がある。また
銅箔回路パターンに電気メッキを施して厚肉化する構造
は、接合部の信頼性に関しては問題ないが、メッキ工程
に長時間を要し、コスト高になると共に、納期の短縮が
困難である。また厚肉回路パターンと薄肉回路パターン
を有する回路基板においては、厚肉回路パターンの表面
と薄肉回路パターンの表面に段差ができ、ソルダーレジ
スト印刷やシルク印刷などに悪影響を及ぼすという問題
もある。
【0005】以上のような問題点に鑑み、本発明の第1
の目的は、大電流用の厚肉回路パターンを有する回路基
板において、銅箔回路パターン(薄肉導体)と増厚用導
体との接合部の信頼性を向上させると共に、製作時間を
できるだけ短縮できるようにすることにある。また本発
明の第2の目的は、要求される電流容量に応じて厚さの
異なる厚肉回路パターンを容易に得られるようにするこ
とにある。また本発明の第3の目的は、大電流用の厚肉
回路パターンと小電流の薄肉回路パターンを有する回路
基板において、厚肉回路パターンの表面と薄肉回路パタ
ーンの表面の段差をなくして、回路基板表面へのソルダ
ーレジスト印刷やシルク印刷などを正確に行えるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため本発明は、絶縁基板と、大電流用の厚肉回路パタ
ーンとを有する回路基板において、前記厚肉回路パター
ンは、所定の回路パターンに形成された薄肉導体と、そ
の薄肉導体に接合された増厚用導体と、前記薄肉導体お
よび増厚用導体を覆うように設けられた増厚メッキ層と
で構成されていることを特徴とするものである。このよ
うにすると、増厚メッキ層によって、薄肉導体と増厚用
導体との接合部が外部にさらされなくなると共に接合状
態が補強されるため、接合部の信頼性を向上させること
が可能となる。
【0007】また上記の発明において、回路基板が大電
流用の厚肉回路パターンのほかに小電流用の薄肉回路パ
ターンを有する場合には、厚肉回路パターンの薄肉導体
と薄肉回路パターンとを同じ厚さにすることが好まし
い。このようにすれば、厚肉回路パターンの薄肉導体と
薄肉回路パターンとを、同じ金属箔からのパターンエッ
チングで形成することが可能であり、製造が容易であ
る。
【0008】また本発明はさらに前記第2の目的を達成
するため、絶縁基板と、小電流用の薄肉回路パターン
と、大電流用の第1の厚肉回路パターンと、この第1の
厚肉回路パターンよりさらに厚さの厚い第2の厚肉回路
パターンとを有する回路基板において、前記第1の厚肉
回路パターンは、所定の回路パターンに形成された薄肉
導体と、その薄肉導体上に設けられた増厚メッキ層とで
構成され、前記第2の厚肉回路パターンは、所定の回路
パターンに形成された薄肉導体と、その薄肉導体に接合
された増厚用導体と、前記薄肉導体および増厚用導体を
覆うように設けられた増厚メッキ層とで構成されてい
る、ことを特徴とするものである。
【0009】このようにすると、同じ製造工程で少なく
とも2種類の厚さの厚肉回路パターンが得られる(増厚
用導体の厚さを変えれば3種類以上の厚さの回路パター
ンが得られる)ことになり、個々の回路パターンに要求
される電流容量に柔軟に対応できるようになる。
【0010】また本発明はさらに前記第3の目的を達成
するため、上記のような回路基板で、厚肉回路パターン
と薄肉回路パターンが絶縁基板の表面に設けられている
場合に、前記薄肉回路パターンはその厚さ分が絶縁基板
の表面から突出しており、前記厚肉回路パターンはその
厚さのうち薄肉回路パターンと同じ厚さ分が絶縁基板の
表面から突出し、残る厚さ分が絶縁基板に埋め込まれて
いる構成としたものである。このようにすれば、厚肉回
路パターンの表面と薄肉回路パターンの表面の段差がな
くなり、回路基板表面へのソルダーレジスト印刷やシル
ク印刷などが正確に行えるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕図1は本発明の一実施形態を示す。この
回路基板は、絶縁基板13の両面に小電流用の薄肉回路
パターン23A、23Bを設け、同じ絶縁基板13の片
面に前記薄肉回路パターン23Aより厚さの厚い大電流
用の第1の厚肉回路パターン24と、それよりさらに厚
さの厚い第2の厚肉回路パターン25を設けたものであ
る。
【0012】以下、この回路基板の具体的構造を明らか
にするため、図2〜図13を参照してこの回路基板の製
造方法を説明する。まず図2に示すように、1枚の支持
板1を用意し、その片面に接着剤等により1オンス(公
称厚さ35μm)の汎用銅箔3Aを張り付ける。支持板
1の材質はステンレス板、アルミニウム板又はベーク板
等である。
【0013】次に図3に示すように、銅箔3A上に、得
ようとする厚肉回路パターンと逆のパターン(ミラーパ
ターン)が残るようにメッキレジスト5を形成する。メ
ッキレジスト5は、銅箔3A上にドライフィルムを張り
付け、厚肉回路パターンのミラーパターンを露光、現像
することにより形成する。メッキレジスト5の厚さは、
ドライフィルムの積層枚数により設定することができ、
後に形成する増厚メッキ層の厚さと同じかそれより厚く
設定することが好ましい。
【0014】次に銅箔3Aが露出している領域のうち、
第2の(厚い方の)厚肉回路パターン(図1の25)を
形成する領域に、図4(A)、(B)に示すように増厚
用導体6を接合する。この実施形態では増厚用導体6と
して銅板または銅箔を使用する場合を説明するが、増厚
用導体としては図4(A)に示すように銅網イや銅線ロ
などを使用することも可能である。増厚用導体6の接合
は、スポット溶接、はんだ付け又は溶射などにより行
う。増厚用導体6の幅は銅箔3Aの露出幅より狭くする
ことが好ましい。
【0015】次に銅箔3Aを電極として電気メッキを行
い、メッキレジスト5で覆われていない領域に、図5に
示すように銅の増厚メッキ層7を形成する。増厚メッキ
層7は、増厚用導体6のある領域では銅箔3Aと増厚用
導体6を覆うように形成され、増厚用導体6のない領域
では銅箔3A上に直接積層されることになる。なお上記
のように電気メッキを行うと、銅箔3Aと増厚用導体6
の界面にも銅が析出して接合部が密封されると共に、増
厚メッキ層7が銅箔3Aと増厚用導体6の接合状態を補
強するようになるので、銅箔3Aと増厚用導体6の接合
強度が向上し、接合部の信頼性が向上する。
【0016】この後、メッキレジスト5を除去すると、
図6に示すように、銅箔3A上に、増厚用導体6を内蔵
する増厚メッキ層7のパターン(第2の厚肉回路パター
ン用)と、増厚メッキ層7のみのパターン(第1の厚肉
回路パターン用)が得られる。次に、積層時の位置決め
のため、合わせフィルムを使用してガイド穴(図示せ
ず)を形成する。ガイド穴は前工程で予め形成しておい
てもよい。
【0017】次に図7に示すように、増厚メッキ層7を
形成した側の面と、別に用意した片面銅張り積層板27
の絶縁基板29側の面を対向させ、その間にプリプレグ
9を適当枚数挟んで積層する。銅張り積層板27の銅箔
3Bは銅箔3Aと同じ厚さであることが好ましい。プリ
プレグ9の積層枚数は回路基板仕上がり厚さが1.6m
mになるように選ぶのが普通である。積層するプリプレ
グのうち銅箔3A側に位置するプリプレグには、型抜き
により増厚メッキ層7が入る穴11を形成しておくこと
が好ましい。またプリプレグは繊維が増厚メッキ層7の
突起形状に追従できるように、重ね合わせるときに各層
異なる厚さのものを使用してもよい。
【0018】なお、銅箔3Aおよび増厚メッキ層7の表
面には、プリプレグ9との接着性を向上させるため、積
層前に黒化処理などの粗面化処理を施しておくことが好
ましい。また銅箔3Aとして片面粗化処理された銅箔を
使用する場合には、粗化面側に増厚用導体6および増厚
メッキ層7を形成すると、さらに接合強度の向上が期待
される。
【0019】次に、図7のように積層したものをホット
プレスで加熱加圧して、図8に示すように絶縁基板13
(絶縁基板29とプリプレグ9が一体化されたもの)を
形成すると共に、絶縁基板13と銅箔3A、3B、増厚
メッキ層7を一体化する。このあと支持板1を除去する
と図9のようになる。すなわち、増厚メッキ層7および
増厚用導体6が絶縁基板13の肉厚の中に埋め込まれ、
銅箔3A、3Bが表面に積層された銅張り積層板が得ら
れる。
【0020】なお支持板1の除去を容易にするには、支
持板1に銅箔3Aを張り付けるときに、加熱すると接着
力が低下するタイプの接着剤(例えば熱硬化性樹脂が配
合された接着剤)を用いるとよい。そうすると、図7の
積層体を加熱加圧するときの熱で、支持板1と銅箔3A
との接着力が低下するので、支持板1を容易に剥離する
ことができる。また支持板1を除去するためには、接着
力の弱い接着剤を使用すること等も考えられる。
【0021】これ以降の工程は通常の回路基板の製造工
程と同様である。すなわち図10のように所定の位置に
スルーホール用の貫通孔15、17を形成した後、貫通
孔15、17の内面に図11のように銅メッキ層19を
設けて、スルーホールを形成する。この銅メッキ層19
は銅箔3A、3Bの表面にも形成される。次に両面にド
ライフィルムを張り付けてパターン露光、現像を行い、
図12に示すように薄肉回路パターン(小電流用)と厚
肉回路パターン(大電流用)に対応するパターンのエッ
チングレジスト21を形成する。
【0022】このあとエッチングをすると図13のよう
に銅箔3A、3Bの不要な部分が除去される。これによ
り増厚メッキ層7のない領域に薄肉回路パターンが形成
されると共に、増厚メッキ層7に沿って厚肉回路パター
ンが形成される。最後にエッチングレジスト21を除去
すると、図1のような回路基板が得られる。
【0023】図1の回路基板は、前述のように絶縁基板
13の両面に小電流用の薄肉回路パターン23A、23
Bを有し、同じ絶縁基板13の片面に大電流用の第1の
厚肉回路パターン24と、第2の厚肉回路パターン25
とを有するものである。薄肉回路パターン23A、23
Bの厚さは図1からも明らかなように銅箔3A、3Bに
それぞれ銅メッキ層19がプラスされた厚さである。ま
た第1の厚肉回路パターン24の厚さは、銅箔3Aに銅
メッキ層19と増厚メッキ層7がプラスされた厚さであ
る。さらに第2の厚肉回路パターン24の厚さは、銅箔
3Aに銅メッキ層19と増厚用導体6と増厚メッキ層7
がプラスされた厚さである。
【0024】つまりこの回路基板は、大電流用の厚肉回
路パターンの厚さを2種類に設定できるので、厚肉回路
パターンの幅の制約と、要求される電流容量に柔軟に対
応することができる。
【0025】また薄肉回路パターン23A、23Bはそ
の厚さ分が絶縁基板13の表面から突出しており、厚肉
回路パターン24、25は全厚さのうち薄肉回路パター
ン23Aと同じ厚さ分が絶縁基板13の表面から突出
し、残る厚さ分が絶縁基板13に埋め込まれた状態とな
っている。これにより薄肉回路パターン23Aの表面と
厚肉回路パターン24、25の表面が同レベルに位置す
ることになる。
【0026】この回路基板には、このあと、ソルダーレ
ジストの印刷、シルク文字の印刷、ノンスルーホール穴
加工、はんだレベラー等の表面処理、外形加工等が施さ
れるが、これらの工程では、絶縁基板の表面から突出す
る回路パターンの厚さが通常の回路基板と同様に薄く、
かつ回路パターンの表面に段差がないため、通常の設備
を使用して容易に処理、加工を行うことができる。
【0027】〔実施形態2〕図14は本発明の他の実施
形態を示す。この回路基板は、絶縁基板13の両面にそ
れぞれ、小電流用の薄肉回路パターン23A、23B
と、それより厚さの厚い大電流用の第1の厚肉回路パタ
ーン24A、24Bと、それよりさらに厚さの厚い大電
流用の第2の厚肉回路パターン25A、25Bを設けた
ものである。
【0028】図14の回路基板は次のような工程を経て
製造される。まず実施形態1の図2〜図6と同じ工程
で、図15に示すような、2枚の支持板1A、1Bにそ
れぞれ汎用銅箔3A、3Bを張り付け、増厚用導体6
A、6Bを接合し、さらに増厚メッキ層7A、7Bを形
成した2枚の導体積層板を製造する。次にこの2枚の導
体積層板を、図15に示すように増厚メッキ層7A、7
B側の面を内側にして対向させ、その間に適当枚数のプ
リプレグ9を挟んで積層する。なお、積層するプリプレ
グのうち銅箔3A、3Bに隣接するプリプレグに増厚メ
ッキ層7A、7Bが入る穴11を形成すること、銅箔3
A、3Bおよび増厚メッキ層7A、7Bの表面に黒化処
理を施すこと等は実施形態1と同様である。
【0029】次に、図15のように積層したものをホッ
トプレスで加熱加圧して、図16のように絶縁基板13
を形成すると共に、絶縁基板13と銅箔3A、3B、増
厚メッキ層7A、7Bとを一体化する。このあとは実施
形態1と同様で、支持板1を除去した後、図17のよう
に所定の位置にスルーホール用の孔15、17を形成す
る。次いで実施形態1の図11〜図17と同じ工程を経
れば、図14のような回路基板をが得られる。
【0030】この回路基板における薄肉回路パターン2
3A、23Bの厚さは、銅箔3A、3Bに銅メッキ層1
9がプラスされた厚さである。また第1の厚肉回路パタ
ーン24A、24Bの厚さは、銅箔3A、3Bに銅メッ
キ層19と増厚メッキ層7A、7Bがプラスされた厚さ
である。さらに第2の厚肉回路パターン25A、25B
の厚さは、銅箔3A、3Bに銅メッキ層19と増厚用導
体6A、6Bと増厚メッキ層7A、7Bがプラスされた
厚さである。
【0031】また薄肉回路パターン23A、23Bはそ
の厚さ分が絶縁基板13の表面から突出しており、第1
の厚肉回路パターン24A、24Bおよび第2の厚肉回
路パターン25A、25Bはその厚さのうち薄肉回路パ
ターン23A、23Bと同じ厚さ分が絶縁基板13の表
面から突出し、残る厚さ分が絶縁基板13に埋め込まれ
た状態となっている。したがってこの回路基板も、実施
形態1の回路基板と同様な効果を得ることができる。
【0032】〔その他の実施形態〕以上の実施形態で
は、小電流用の薄肉回路パターンと、それより厚さの厚
い大電流用の第1の厚肉回路パターンと、それよりさら
に厚さの厚い第2の厚肉回路パターンとを有する回路基
板について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば第2の厚肉回路パターンのみの回路基
板、第2の厚肉回路パターンと第1の厚肉回路パターン
のみの回路基板、第2の厚肉回路パターンと薄肉回路パ
ターンのみの回路基板も本発明の範囲内である。
【0033】また第2の厚肉回路パターンは、同じ回路
基板内で増厚用導体の厚さを変えることにより厚さを異
ならせる場合もある。また上記実施形態では回路パター
ンが2層の場合を説明したが、一部の層の回路パターン
を絶縁基板内に埋め込むようにすれば、3層以上の回路
パターンを有する回路基板とすることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、増
厚用導体を有する厚肉回路パターンの、薄肉導体と増厚
用導体の接合部が増厚メッキ層によって補強されるた
め、薄肉導体と増厚用導体の接合部の信頼性を向上させ
ることができる。また薄肉導体に直接メッキをするので
はなく、薄肉導体に増厚用導体を接合した上でメッキを
施す構造であるので、必要な厚さを得るためのメッキ時
間を短縮することができ、生産効率を高めることができ
る。また増厚用導体の厚さを変えることにより、同じ工
程で厚さの異なる厚肉回路パターンを形成することがで
き、導体幅の制約がある中で、各種の電流容量の要求に
柔軟に対応することができる。
【0035】また、薄肉導体と増厚メッキ層からなる第
1の厚肉回路パターンと、薄肉導体と増厚用導体と増厚
メッキ層からなる第2の厚肉回路パターンとを組み合わ
せることによっても各種の電流容量の要求に柔軟に対応
できる。また、厚肉回路パターンの表面と薄肉回路パタ
ーンの表面の段差をなくすことも可能であるので、回路
基板表面へのソルダーレジスト印刷やシルク印刷などを
容易にかつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回路基板の一実施形態を示す断
面図。
【図2】 図1の回路基板を製造する第1の段階を示す
断面図。
【図3】 図2の次の段階を示す断面図。
【図4】 図3の次の段階を示す断面図。
【図5】 図4の次の段階を示す断面図。
【図6】 図5の次の段階を示す断面図。
【図7】 図6の次の段階を示す断面図。
【図8】 図7の次の段階を示す断面図。
【図9】 図8の次の段階を示す断面図。
【図10】 図9の次の段階を示す断面図。
【図11】 図10の次の段階を示す断面図。
【図12】 図11の次の段階を示す断面図。
【図13】 図12の次の段階を示す断面図。
【図14】 本発明に係る回路基板の他の実施形態を示
す断面図。
【図15】 図14の回路基板を製造する過程の中間段
階を示す断面図。
【図16】 図15の次の段階を示す断面図。
【図17】 図16の次の段階を示す断面図。
【符号の説明】
1A、1B:支持板 3A、3B:銅箔 5、5A、5B:メッキレジスト 6、6A、6B:増厚用導体 7、7A、7B:増厚メッキ層 9:プリプレグ 13:絶縁基板 19:スルーホール用銅メッキ層 23A、23B:小電流用の薄肉回路パターン 24、24A、24B:大電流用の第1の厚肉回路パタ
ーン 25、25A、25B:大電流用の第2の厚肉回路パタ
ーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板(13)と、大電流用の厚肉回路
    パターン(25)とを有する回路基板において、前記厚
    肉回路パターン(25)は、所定の回路パターンに形成
    された薄肉導体(3A、19)と、その薄肉導体に接合
    された増厚用導体(6)と、前記薄肉導体(3A、1
    9)および増厚用導体(6)を覆うように設けられた増
    厚メッキ層(7)とで構成されていることを特徴とする
    回路基板。
  2. 【請求項2】絶縁基板(13)と、小電流用の薄肉回路
    パターン(23A)と、大電流用の厚肉回路パターン
    (25)とを有する回路基板において、前記厚肉回路パ
    ターンは(25)、所定の回路パターンに形成された薄
    肉導体(3A、19)と、その薄肉導体に接合された増
    厚用導体(6)と、前記薄肉導体(3A、19)および
    増厚用導体(6)を覆うように設けられた増厚メッキ層
    (7)とで構成されており、この厚肉回路パターンの薄
    肉導体(3A、19)と前記薄肉回路パターン23A)
    とが同じ厚さであることを特徴とする回路基板。
  3. 【請求項3】絶縁基板(13)と、小電流用の薄肉回路
    パターン(23A)と、大電流用の第1の厚肉回路パタ
    ーン(24)と、この第1の厚肉回路パターンよりさら
    に厚さの厚い第2の厚肉回路パターン(25)とを有す
    る回路基板において、 前記第1の厚肉回路パターン(24)は、所定の回路パ
    ターンに形成された薄肉導体(3A、19)と、その薄
    肉導体上に設けられた増厚メッキ層(7)とで構成さ
    れ、 前記第2の厚肉回路パターン(25)は、所定の回路パ
    ターンに形成された薄肉導体(3A、19)と、その薄
    肉導体に接合された増厚用導体(6)と、前記薄肉導体
    (3A、19)および増厚用導体(6)を覆うように設
    けられた増厚メッキ層(7)とで構成されている、 ことを特徴とする回路基板。
  4. 【請求項4】薄肉回路パターン(23A)と厚肉回路パ
    ターン(24、25)が絶縁基板(13)の表面に設け
    られ、前記薄肉回路パターン(23A)はその厚さ分が
    絶縁基板(13)の表面から突出しており、前記厚肉回
    路パターン(24、25)はその厚さのうち薄肉回路パ
    ターン(23A)と同じ厚さ分が絶縁基板(13)の表
    面から突出し、残る厚さ分が絶縁基板(13)に埋め込
    まれていることを特徴とする請求項2または3記載の回
    路基板。
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