JPH06318782A - 金属ベース多層プリント配線板とその製造方法 - Google Patents

金属ベース多層プリント配線板とその製造方法

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JPH06318782A
JPH06318782A JP12826993A JP12826993A JPH06318782A JP H06318782 A JPH06318782 A JP H06318782A JP 12826993 A JP12826993 A JP 12826993A JP 12826993 A JP12826993 A JP 12826993A JP H06318782 A JPH06318782 A JP H06318782A
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JP
Japan
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copper
metal
insulating
wiring board
layer
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JP12826993A
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English (en)
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Hideo Machida
英夫 町田
Masuo Matsumoto
満寿雄 松本
Kozo Takahashi
高蔵 高橋
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Nippon CMK Corp
CMK Corp
Original Assignee
Nippon CMK Corp
CMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ベース多層プリント配線板を容易かつ低
価額に製造する。多層プリント配線板とその製造方法 【構成】 片面または両面に回路を形成した金属ベース
銅張積層板の片面または両面に対し、銅箔面に絶縁層を
形成した銅張絶縁シートをラミネートすることにより外
層9を形成し、前記外層9の所要部分の銅箔をエッチン
グ除去するとともに、その部分の絶縁層4を溶解除去す
ることにより金属ベース銅張積層板の銅箔ランド13ま
たは回路あるいは絶縁層2を露出させる露出部12を設
け、かつ、外層に回路5を形成したものである。露出部
12には半導体チップ6を金属基板1の面に近接して実
装し、ワイヤーボンディング7にて接続する。なお、前
記銅張絶縁シートには、アルカリ性水溶液に対して溶解
性を有する絶縁樹脂からなる絶縁層を銅箔面に形成した
ものを用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板の製造方
法に関し、特に金属ベース多層プリント配線板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器に使用されるスイッチング電源
として、DC−DCコンバータおよびインバータなどの
軽薄短小化が進展しており、これらスイッチング電源D
C−DCコンバータおよびインバータなどには半導体チ
ップが搭載されていて、この半導体チップから発生する
多量の熱を放熱するために従来からアルミベース基板な
どの金属ベース基板が用いられている。
【0003】このような金属ベース基板を用いた金属ベ
ース銅張積層板としては、従来、片面使用のプリント配
線板が一般的に用いられている。また、両面を使用する
場合としてはノンスルーホールプリント配線板が考えら
れる。
【0004】例えば、両面スルーホールの場合は、図7
に示すような金属板21に対し、図8に示すようにスル
ーホール形成部分に予め穴22を加工しておく、その後
図9に示すように、その金属板21の両面にプリプレグ
23を介して銅箔24を熱プレスにて積層することによ
り両面銅張積層板を形成する。これにより図10に示す
ように金属板21に加工された穴内にプリプレグ23が
充填される。
【0005】つぎに、図11に示すようにプリプレグ2
3が充填された穴の中央に予め加工した穴に比べて小さ
い径の穴25を加工し、その穴25内および銅箔24面
全体に銅メッキ26を施し(図12)、その後に外層銅
箔をエッチングして外層回路27を形成する(図13)
ことにより金属ベース両面プリント回路板が完成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の金属ベース銅張積層板は多くの工程を経て完成され
るため、高価額のものになるという問題がある。
【0007】よって本発明は上記事情を考慮してなされ
たものであり、製造が容易かつ低価額の金属ベース多層
プリント配線板とその製造方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、片面または両面に回路を形成した金属ベ
ース銅張積層板の片面または両面に対し、銅箔面に絶縁
層を形成した銅張絶縁シートをラミネートすることによ
り外層を形成し、前記銅張絶縁シートの所要部分の銅箔
をエッチング除去するとともに、その部分の絶縁層を溶
解除去して内層側の金属ベース銅張積層板の銅箔ランド
または回路あるいは絶縁層を露出し、さらに、外層に回
路を形成したものである。
【0009】そして、外層形成に用いた前記銅張絶縁シ
ートは、アルカリ性水溶液に対して溶解性を有する絶縁
樹脂からなる絶縁層を銅箔面に形成したものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、銅張絶縁シートを内層にラミ
ネートするだけで外層を積層することができるので、層
数を重ねて多層板を形成することが容易である。また、
外層を形成する絶縁層がアルカリ性水溶液に対して溶解
性を有するので、外層の所要の部分を化学的に溶解除去
して内層の面を露出させることが容易である。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0012】図1は本発明の金属ベース多層プリント配
線板を示し、このプリント配線板は、金属ベース1の両
面に絶縁層2を介して内層回路3を形成し、その上層
に、絶縁層4を介して外層回路5を形成するとともに、
片方の面において絶縁層4の一部を除去して内層回路3
の面を露出させ、その面に半導体チップ6およびその電
気的接続をするワイヤーボンディング7等を露出させて
形成させ、他方の面にブラインドバイアホール14を設
け、その内部に導電ペースト15を施して内層ランド1
7と外層ランド18とを接続させ、導電ペースト15の
面にオーバーコート16を被覆させたものである。
【0013】図2〜図6は金属ベース多層プリント配線
板の製造工程を示す図であり、以下この工程順に従って
図面とともに説明する。
【0014】図2は金属ベース基板1の両面に絶縁層2
を介して銅箔2を積層した内層金属ベース両面板であ
る。
【0015】この金属ベース両面板の銅箔3をエッチン
グして図3に示すように内層回路8およびランド13,
17を形成し、その面に対し、図4に示すようにアルカ
リ性水溶液に対して溶解性を有する絶縁樹脂からなる絶
縁層11を銅箔10面に形成した銅張絶縁シートを熱ロ
ールにてラミネートすることにより外層9を形成する。
【0016】つぎに、図5に示すように外層9の所要の
部分における銅箔10をエッチングにより除去し、その
部分に露出した絶縁層11の部分をアルカリ性水溶液に
て化学的に溶解除去することにより内層回路8および絶
縁層2を露出させる。露出した後の絶縁層2(絶縁樹脂
層)は電子線照射にて仮硬化をし、さらに160°Cに
て25分間の加熱処理をして本硬化させる。
【0017】最後に、図6に示すように外層9の銅箔1
0をエッチングして回路5を形成させることにより、金
属ベース多層プリント配線板を完成する。
【0018】この金属ベース多層プリント配線板におい
ては、図1に示すように外層9を選択的に除去した部分
12の内層面に対して、半導体チップ6を取りつけて回
路間のワイヤーボンディング7を施したり、内外層の回
路を必要に応じて導電体にて電気的に接続(図示せず)
したりすることができる。
【0019】さらに、絶縁層の厚さを通常の厚さに比べ
て厚くした銅張絶縁シートを用いた場合は、金属ベース
銅張積層板の回路と金属ベース間を広く隔てることによ
りその間の絶縁破壊耐電圧の不十分さを容易に向上させ
ることもできる。
【0020】また、内層板の面に積層する外層部分は、
銅張絶縁シートを用いて形成することにより、内層板の
全面または所要の一部にのみ積層して外層面に回路を形
成することもできる。さらに、銅張絶縁シートを用いる
ことによりさらに2層以上必要に応じて何層でも積層す
ることが容易である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の金属ベース
多層プリント配線板とその製造方法によれば、銅張絶縁
シートを外層形成に用いることにより、外層銅箔の一部
を選択的にエッチング除去した後、その部分の絶縁層を
カリ性水溶液で化学的に溶解除去すれば内層側の面を容
易に露出させることができるので、機械加工による場合
に比べて生産性を向上させるとともに量産性に優れてい
る。
【0022】そして、外層を選択的に除去した部分に半
導体チップを搭載することにより、プリント回路板を薄
型に形成することができるとともに、金属基板面に近接
させて取りつけることができるので放熱効果が向上す
る。
【0023】さらに、絶縁層を厚くすることにより既存
の金属ベース基板の絶縁破壊耐電圧を改善することがで
きる等多くのメリットがある。これにより製造が容易か
つ低価額の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属ベース多層プリント配線板の断面
図。
【図2】本発明の金属ベース多層プリント配線板の製造
工程を示す図。
【図3】本発明の金属ベース多層プリント配線板の製造
工程を示す図。
【図4】本発明の金属ベース多層プリント配線板の製造
工程を示す図。
【図5】本発明の金属ベース多層プリント配線板の製造
工程を示す図。
【図6】本発明の金属ベース多層プリント配線板の製造
工程を示す図。
【図7】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程を
示す図。
【図8】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程を
示す図。
【図9】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程を
示す図。
【図10】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程
を示す図。
【図11】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程
を示す図。
【図12】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程
を示す図。
【図13】従来の金属ベースプリント配線板の製造工程
を示す図。
【符号の説明】
1 金属ベース基板 2,4,11 絶縁層 3,10 銅箔 5 外層回路 6 半導体チップ 7 ワイヤーボンディング 8 内層回路 9 外層 12 除去部分 13,17,18 ランド 14 ブラインドバイアホール 15 導電ペースト 16オーバーコート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面または両面に回路を形成した金属ベ
    ース銅張積層板の片面または両面に対し、銅箔面に絶縁
    層を形成した銅張絶縁シートをラミネートすることによ
    り外層を形成し、前記銅張絶縁シートの所要部分の銅箔
    をエッチング除去するとともに、その部分の絶縁層を溶
    解除去して金属ベース銅張積層板の銅箔ランドまたは回
    路あるいは絶縁層を露出し、かつ、外層に回路を形成し
    て成る金属ベース多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記銅張絶縁シートは、アルカリ性水溶
    液に対して溶解性を有する絶縁樹脂からなる絶縁層を銅
    箔面に形成したものを用いた請求項1記載の金属ベース
    多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】 アルカリ水溶液に対して溶解性を有する
    絶縁樹脂を銅箔面に形成した銅張絶縁シートの絶縁樹脂
    側を、片面または両面に回路を形成した金属ベース銅張
    積層板の片面または両面に熱ロールにてラミネートする
    工程と、銅張絶縁シートの銅箔を選択的にエッチングし
    て除去する工程と、銅箔を除去した部分の絶縁樹脂層を
    アルカリ性水溶液にて溶解除去することにより金属ベー
    ス銅張積層板の銅箔ランドまたは回路あるいは絶縁層を
    露出させる工程と、その後に絶縁樹脂層を硬化させる工
    程と、外層に回路を形成する工程とからなる金属ベース
    多層プリント配線板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066763A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Tdk Corp 積層型インダクタの製造方法
WO2011002031A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 三洋電機株式会社 素子搭載用基板および半導体モジュール
JP2015070742A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 古河電気工業株式会社 電源制御装置

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