JP2015070742A - 電源制御装置 - Google Patents

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【課題】昇圧回路からの発熱を均熱化して放熱性を高めるとともに、昇圧回路からのノイズの影響を低減して小型化が容易な電源制御装置を提供する。【解決手段】DCDCコンバータ100は、内層にメタルコア層111を備えたメタルコア基板110を基板に用いており、メタルコア層111を接地することでノイズを遮蔽するシールド層として機能するようにしている。メタルコア層111の一方の面上に昇圧回路120のパワー部121を搭載し、他方の面上に制御CPU130を搭載することで、パワー部121から放射されるノイズをメタルコア層111で遮蔽して制御CPUに影響するのを低減している。【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧の変動を補償して所定電圧の電力を出力する電源制御装置に関し、特にエンジン始動時のバッテリの電圧低下を補償して電気負荷に安定した電圧の電力を供給するのに好適な電源制御装置に関するものである。
車両には、ECU等の制御ユニットや、照明器具、ディスプレイ、モータ、ソレノイド等の各種電気負荷が搭載されており、各電気負荷に安定した電圧で電力を供給する必要がある。そこで、負荷に安定した電圧の電力が供給されるように制御する電源制御装置として、従来からDC/DCコンバータが用いられており、DC/DCコンバータで電圧を昇降圧させて電圧を安定化させている。
また、EPSや電動エアコンなど搭載機器の電動化、大容量化に対応して、バッテリの電圧をDC/DCコンバータで昇圧してモータのインバータに電力を供給することが行われている。あるいは、42V系の主バッテリと14V系の副バッテリを備えた42V自動車電源システムでは、2つのバッテリ間にDC/DCコンバータを接続して電圧変換(昇降圧)している。さらに、車両が信号待ち等で一時停車したときにエンジンを一時的に自動停止させるアイドリングストップシステム(ISS)を搭載した車両では、エンジン再始動時にバッテリからスタータに大電流が供給されて電圧が低下することから、DC/DCコンバータで昇圧して各電気負荷に電力を供給するようにしている。
ところで、DC/DCコンバータは電圧変換のためにインダクタ等を含む昇圧回路を備えていることから、これが作動すると熱が発生して比較的大きな電力損失が生じるといった問題があった。そのため、作動時の熱を放熱することを目的に、放熱板や放熱ケースなどの放熱部品をDC/DCコンバータに設置している。
特許文献1では、昇圧回路等の発熱部品からの放熱を良好なものとするために、発熱部品をメタルコア基板上に搭載している。また特許文献1では、メタルコア基板の中心に形成されたメタルコアを、その厚さ方向に貫通して除去した防熱部を設けている。そして、メタルコアから放射される熱を避ける必要のある電気部品を、防熱部の真上に配置することが提案されている。
特開2006−351634号公報
しかしながら、電源制御装置(DC/DCコンバータ)に放熱板や放熱ケースなどを設置すると、電源制御装置が大型化してしまうといった問題がある。また、特許文献1に記載のように、メタルコアの一部を除去した防熱部を形成すると、メタルコアの面積が小さくなって放熱性が低下してしまうといった問題が生じる。防熱部を形成したことによる放熱性低下の影響をできるだけ低減するには、防熱部を発熱部品からできるだけ離れた位置に設けるのがよい。しかしながら、これによりメタルコア基板への電気部品の配置に対する制約が大きくなり、結果としてメタルコア基板を大きくしなければならない等の問題が生じるおそれがある。
また、電源制御装置(DC/DCコンバータ)は、昇圧回路にスイッチング素子等のノイズを発生させる部品を内蔵していることから、放熱の問題に加えて、電源制御装置が作動時にノイズを放射するノイズ源になるといった別の課題もある。そのため、昇圧回路からのノイズの影響を低減させる必要のある回路部品、例えば通信やデジタル演算制御等を行うCPU等を昇圧回路からできるだけ離れた位置に配置する必要があった。
従来の電源制御装置の構成例を図4に示す。図4は、従来の電源制御装置90の構成の一例を示す平面図及び断面図である。同図(b)に示す断面図は、同図(a)に示す平面図のA−A断面で切断したときの断面図である。同図では、昇圧回路92を基板91の図面左側に配置し、CPU93を基板91の図面右側に配置することで、CPU93を昇圧回路92からできるだけ離して配置している。このように、CPU93と昇圧回路92との間の距離をできるだけ大きくして配置する必要があると、電源制御装置が大型化してしまうといった問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、昇圧回路からの発熱を均熱化して放熱性を高めるとともに、昇圧回路からのノイズの影響を低減して小型化が容易な電源制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電源制御装置の第1の態様は、車両のバッテリから電気負荷に安定電圧で電力を供給するための電源制御装置であって、エンジン始動時のバッテリの電圧低下を補償して所定の電圧に安定化させる昇圧回路と制御部とがメタルコア基板に搭載されていることを特徴とする。
本発明の電源制御装置の他の態様は、前記昇圧回路と前記制御部とは、前記メタルコア層を挟んでそれぞれ前記メタルコア基板の対向する面に配置されていることを特徴とする。
本発明の電源制御装置の他の態様は、前記メタルコア層が接地されていることを特徴とする。
本発明の電源制御装置の他の態様は、前記メタルコア層が前記バッテリの正極または負極に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、昇圧回路からの発熱を均熱化して放熱性を高めるとともに、昇圧回路からのノイズの影響を低減して小型化が容易な電源制御装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電源制御装置の構成の一例を示す平面図及び断面図である。 第1実施形態に係る電源制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る電源制御装置の構成の一例を示す平面図及び断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電源制御装置の構成の一例を示す断面図である。 従来の電源制御装置の構成の一例を示す平面図及び断面図である。
本発明の好ましい実施の形態における電源制御装置について、図面を参照して詳細に説明する。同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
一般に、車両のエンジンを始動するときには、スタータに大電流が供給されるためバッテリ電圧が大きく低下する。この際、作動中の電気負荷に対しては、所定の電圧以上の電力を供給する必要があることから、例えばDCDCコンバータを用いて電気負荷に供給する電力の電圧を安定化させている。
エンジンの始動時は、短時間に大きな電流を必要とするものの、電流が継続して流れる時間は数秒程度である。また、一度エンジンが始動すれば、たとえアイドリングストップシステムを搭載した車両等であっても、次にエンジンの始動動作が必要となるまでには、電流が継続して流れている時間(数秒)に比べて長い時間が存するのが一般的である。これに伴い、DCDCコンバータの動作も、その動作時間が短く、動作間隔が長いという特性を有している。DCDCコンバータの放熱にあたり、基板を面方向に拡大しても、面方向に伝熱するのに時間を要し、拡大部分まで伝熱する前にDCDCコンバータの発熱は停止する。また、次の発熱が生じるまでには長い時間が存するので、基板の熱は放熱され、規定の温度に戻る。つまり、基板を面方向に拡大しても、基板の温度を低下させる効果は小さい。これに対し、DCDCコンバータの放熱にあたっては、基板の面方向に伝熱する速度を増大し、均熱化することが効果的である。本発明は、メタルコア基板を用いることにより、これを可能とする。
本発明は、車両に搭載された電気負荷に電力を供給するDCDCコンバータとして、作動時に発生する熱を均熱化して放熱を容易にするとともに、小型化が容易な電源制御装置を提供するものである。特に、エンジンの始動が頻繁に発生し、DCDCコンバータの作動頻度が高い、アイドリングストップシステムを搭載した車両において有効に機能する。
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電源制御装置(以下ではDCDCコンバータとして説明する)を、図1を用いて以下に説明する。図1は、本実施形態のDCDCコンバータ100の構成の一例を示す平面図及び断面図である。同図(b)に示す断面図は、同図(a)に示す平面図のA−A断面で切断したときの断面図である。また図2は、DCDCコンバータ100の構成を示すブロック図である。
本実施形態のDCDCコンバータ100は、基板としてメタルコア基板110を用いるものとし、その上に昇圧回路120と制御部となる制御CPU130を配置している。制御CPU130は、例えば、外部との通信及びデジタル演算処理を行う。デジタル演算処理としては、例えば、昇圧回路120の作動判定のための処理が挙げられる。また昇圧回路120は、パワー部121と昇圧制御部122とを備えている。昇圧回路120のパワー部121がメタルコア基板110の一方の面に配置され、昇圧回路120の昇圧制御部122と制御CPU130がメタルコア基板110の他方の面に配置されている。
メタルコア基板110は、内層にメタルコア層111を備えており、さらにメタルコア層111を挟んで第1のグランド層112及び第2のグランド層113が形成されている。ここでは、メタルコア基板110の一方の面に配置されたパワー部121のグランドとして第1のグランド層112が用いられ、メタルコア基板110の他方の面に配置された昇圧制御部122及び制御CPU130のグランドとして第2のグランド層113が用いられるものとしている。
DC/DCコンバータ100は、昇圧回路120のパワー部121に電圧変換に用いるインダクタ(図示せず)を有しており、昇圧回路120の作動時にインダクタから熱が発生される。そのため、この発熱を好適に放熱させる必要がある。そこで本実施形態では、DC/DCコンバータ100の基板としてメタルコア基板110を用い、メタルコア基板110の均熱性を利用することで、パワー部121で発生した熱を均熱化して放熱しやすくしている。
パワー部121のインダクタで発生した熱は、メタルコア基板110のメタルコア層111に伝搬され、メタルコア層111全体に拡散して均熱化される。これにより、メタルコア基板110の広い表面から熱が外部に放熱される。
また、制御CPU130も発熱の大きい部品であり、制御CPU130で発生した熱もメタルコア基板110のメタルコア層111全体に拡散して均熱化される。これにより、メタルコア基板110の広い表面から熱が外部に放熱される。メタルコア層111が無い従来の基板においては、パワー部121と制御CPU130を基板の異なる面に配置したとしても、熱の集中を避けるため、パワー部121と制御CPU130は基板の面方向に離れた位置に搭載しなければならなかった。そのため、基板全体の大きさを小さくすることが困難であった。
これに対し、本実施形態のDC/DCコンバータ100では、メタルコア層111により発熱部品による熱を拡散させることが可能となることから、パワー部121と制御CPU130のように発熱の大きい部品をメタルコア基板110の面方向に重ねて、あるいは近接して配置することが可能となる。部品は、発熱の大きい部品どうしに限らず、発熱部品と熱の影響を受けやすい部品等の場合にも、面方向に重ねて、あるいは近接して配置することが可能である。
上記説明のように本実施形態によれば、昇圧回路120からの発熱を均熱化して放熱性を高めることにより、メタルコア基板110の昇圧回路120を搭載した面との対向面には、昇圧回路120の発熱の影響を考慮することなく、部品を搭載することができ、小型化が容易な電源制御装置100を提供することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電源制御装置(以下ではDCDCコンバータとして説明する)を、図3を用いて以下に説明する。図3は、本実施形態のDCDCコンバータ200の構成の一例を示す平面図及び断面図である。同図(b)に示す断面図は、同図(a)に示す平面図のA−A断面で切断したときの断面図である。
本実施形態のDCDCコンバータ200は、基板としてメタルコア基板210を用いるものとし、その上に昇圧回路120と制御CPU130を配置している。また昇圧回路120は、パワー部121と昇圧制御部122とを備えている。昇圧回路120のパワー部121がメタルコア基板210の一方の面に配置され、昇圧回路120の昇圧制御部122と制御CPU130がメタルコア基板210の他方の面に配置されている。
メタルコア基板210は、内層にメタルコア層211を備えており、さらにメタルコア層を挟んで第1のグランド層212及び第2のグランド層213が形成されている。ここでは、メタルコア基板210の一方の面に配置されたパワー部121のグランドとして第1のグランド層212が用いられ、メタルコア基板210の他方の面に配置された昇圧制御部122及び制御CPU130のグランドとして第2のグランド層213が用いられるものとしている。
図2に示した第1実施形態のDCDCコンバータ100と同様に、DCDCコンバータ200はバッテリ10と電気負荷20に接続されており、バッテリ10の電圧が所定値以下に低下すると、昇圧回路120のパワー部121で昇圧して電気負荷20に電源供給する。また制御CPU130は、例えば上位制御系であるECU30から制御信号を入力すると、制御信号に従って昇圧制御部122に所定の制御信号を出力し、さらに昇圧制御部122がパワー部121を制御するように構成されている。
DC/DCコンバータ200は、昇圧回路120のパワー部121に電圧変換に用いるインダクタを有しており、昇圧回路120の作動時にインダクタから熱が発生される。そのため、この発熱を好適に放熱させる必要がある。そこで本実施形態では、DC/DCコンバータ200の基板としてメタルコア基板210を用い、メタルコア基板210の均熱性を利用することで、パワー部121で発生した熱を均熱化して放熱しやすくしている。
パワー部121のインダクタで発生した熱は、メタルコア基板210のメタルコア層211に伝搬され、メタルコア層211全体に拡散して均熱化される。これにより、メタルコア基板210の広い表面から熱が外部に放熱される。
昇圧回路120はまた、パワー部121における昇圧をオン/オフするためのスイッチング手段(図示せず)を内蔵している。スイッチング素子は、バッテリ10の電圧が所定値以下のときにパワー部121で昇圧機能を作動させる一方、所定値より高いときはパワー部121の昇圧機能を作動させずにバイパスさせる。これにより、バッテリ10の電圧が所定値以下のときは、パワー部121で昇圧された電力が電気負荷20に供給される一方、バッテリ10の電圧が所定値より高いときは、パワー部121の昇圧機能をバイパスしてバッテリ電圧のまま電気負荷20に電力が供給される。
上記では、スイッチング手段が昇圧回路120に内蔵されているものとして説明したが、これに限定されず、例えば昇圧回路120の外部のメタルコア基板210上にスイッチング手段を配置し、バッテリ10の電圧が所定値以下のときはパワー部121をバイパスするように構成してもよい。また、上記のパワー部121の作動を切り替えるスイッチング手段に限定されず、別のスイッチ手段がメタルコア基板210のパワー部121と同じ一方の面上に配置されていてもよい。
上記のようにDC/DCコンバータ200がスイッチング手段を有していることから、スイッチング手段が作動したときにノイズが発生するといった問題がある。このノイズが制御CPU130に与える影響をできるだけ低減するために、本実施形態のDC/DCコンバータ200では、メタルコア基板210のメタルコア層211がノイズを遮蔽するシールド層となるように構成している。
メタルコア層211を、スイッチング手段で発生するノイズを遮蔽するシールド層として用いるために、本実施形態ではメタルコア層211を所定のグランドに接続してグランドとして機能するようにしている。メタルコア層211をグランドとするために、別のグランドに接続してもよく、あるいはバッテリ10の正極または負極に接続してもよい。これにより、メタルコア層211がグランドとなりノイズを遮蔽するシールド層として機能する。
上記のように、本実施形態のDC/DCコンバータ200では、メタルコア層211をノイズに対するシールド層として用いることが可能となることから、制御CPU130とノイズ源のスイッチング手段との間にメタルコア層211が挟まれるようにそれぞれを配置することで、制御CPUがスイッチング手段から受けるノイズの影響を低減することが可能となる。図1に示すDC/DCコンバータ200では、昇圧回路120がスイッチング手段を内蔵していることから、昇圧回路120が搭載されたメタルコア基板210の一方の面とは反対側の他方の面に制御CPU130を搭載することで、スイッチング手段からのノイズがメタルコア層211で遮蔽されて制御CPU130への影響が低減される。
メタルコア層211がノイズを遮蔽するシールド層として機能することから、メタルコア層211を挟んで昇圧回路120と反対側の面に制御CPU130を配置したとき、制御CPU130を昇圧回路120に近接させて配置することも可能となる。図1では、制御CPU130が、垂直方向に昇圧回路120と一部が重なるような位置に配置されている。このように制御CPU130を昇圧回路120に近接させて配置しても、昇圧回路120のスイッチング手段から放射されるノイズがメタルコア層211で遮蔽されるため、制御CPU130はノイズの影響をほとんど受けることがない。本実施形態では、制御CPU130を昇圧回路120に近接させて配置することで、メタルコア基板210を小さくすることができ、DC/DCコンバータ200を小型化することが可能となる。
上記説明のように本実施形態によれば、昇圧回路120からの発熱を均熱化して放熱性を高めるとともに、昇圧回路120からのノイズの影響を低減して小型化が容易な電源制御装置200を提供することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る電源制御装置(DCDCコンバータ)を、図4を用いて以下に説明する。図4は、本実施形態のDCDCコンバータ300の構成の一例を示す断面図である。同図に示す断面図は、図1(a)に示す平面図のA−A断面で切断したときの断面図である。
本実施形態のDCDCコンバータ300は、第2実施形態のDCDCコンバータ200と同様に、メタルコア基板310のメタルコア層311がグランドとなるように形成されてシールド層となっている。これにより、メタルコア基板310の昇圧回路120が搭載されている面とは反対側の面に制御CPU130を搭載することで、昇圧回路120から放射されるノイズが制御CPU130に与える影響を大幅に低減することができる。その結果、制御CPU130の配置を昇圧回路120に近接させることができ、メタルコア基板310を小さくしてDCDCコンバータ300を小型化することが可能となっている。
さらに、本実施形態のDCDCコンバータ300では、メタルコア層311が第1のグランド層312及び第2のグランド層313と接続部314で電気的に接続されている。メタルコア層311を第1のグランド層312及び第2のグランド層313に接続することで、メタルコア層311のグランドとしての機能が強化される。その結果、メタルコア層311のシールド層としての機能も強化される。メタルコア層311と第1のグランド層312及び第2のグランド層313との間を電気的に接続する接続部314は、その数を増やすほどグランドとしての機能がより強化される。その結果、シールド層としての機能もより強化されることになる。
上記の各実施形態では、メタルコア基板310に搭載されている回路部品のグランドとして、第1のグランド層312と第2のグランド層313の2つが設けられていた。そして、メタルコア基板310の一方の面に搭載されている回路部品のグランドとして第1のグランド層312が用いられ、メタルコア基板310の他方の面に搭載されている回路部品のグランドとして第2のグランド層312が用いられている。
第1のグランド層312と第2のグランド層313の2つのグランド層を設けるのに代えて、メタルコア層311を1つの共通グランドに用いることも可能である。すなわち、メタルコア基板310の両面に配置されている回路部品は、グランドとしてすべてメタルコア層311に接続することができる。これにより、第1のグランド層312及び第2のグランド層313を不要として低コスト化を図ることができる。
本実施形態によれば、メタルコア層311のグランドとしての機能をより強化することで、昇圧回路120からの発熱を均熱化して放熱性を高めるとともに、昇圧回路120からのノイズの影響をさらに低減して小型化が容易な電源制御装置300を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る電源制御装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における電源制御装置の細部構成及び詳細な動作などに関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 バッテリ
20 電気負荷
30 ECU
100,200、300 電源制御装置(DCDCコンバータ)
110,210、310 メタルコア基板
111,211、311 メタルコア層
112,212、312 第1のグランド層
113,213、313 第2のグランド層
120 昇圧回路
121 パワー部
122 昇圧制御部
130 制御CPU
314 接続部


Claims (4)

  1. 車両のバッテリから電気負荷に安定電圧で電力を供給するための電源制御装置であって、
    エンジン始動時のバッテリの電圧低下を補償して所定の電圧に安定化させる昇圧回路と制御部とがメタルコア基板に搭載されている
    ことを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記昇圧回路と前記制御部とは、前記メタルコア層を挟んでそれぞれ前記メタルコア基板の対向する面に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記メタルコア層が接地されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源制御装置。
  4. 前記メタルコア層が前記バッテリの正極または負極に接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源制御装置。





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