JP2001034440A - プリンタ、その制御方法および情報記録媒体 - Google Patents

プリンタ、その制御方法および情報記録媒体

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JP2001034440A
JP2001034440A JP11203621A JP20362199A JP2001034440A JP 2001034440 A JP2001034440 A JP 2001034440A JP 11203621 A JP11203621 A JP 11203621A JP 20362199 A JP20362199 A JP 20362199A JP 2001034440 A JP2001034440 A JP 2001034440A
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Teruaki Oguchi
照哲 小口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの動作状況に応じて通信速度を切り
換え通信処理時間の短縮を図る。 【解決手段】 プリンタ15はホスト10からの通信条
件設定コマンドC1に応じて通常の通信速度(通常モー
ド)より速い通信速度の通信条件(高速モード)をレジ
スタ27に格納する。プリンタ15は、プリントバッフ
ァ25をクリアし印刷機構を動作させる必要のない場合
に高速モードに変更してよい旨の高速モード許可通知E
1をホスト10に送信する。ホストはこれを受けて送信
するデータ量等に応じて高速モードに切り換えて通信す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、その制
御方法および情報記録媒体に関し、特に、ホスト装置と
の間で行われるデータ通信時の通信条件を選択できるプ
リンタ、その制御方法および情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】POS用のプリンタなどでは、RS−2
32等のシリアル・インターフェースを介して、コンピ
ュータなどのホスト装置から文字コードや画像データ、
また各種制御コマンドがプリンタに送信される。このよ
うなプリンタでは、ディップスイッチの設定を変えるこ
とにより通信速度を数段階に設定することができる。ま
た近年では、制御コマンドによって通信速度を変更する
ことができるプリンタも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タは印刷機構という機械的な動作を伴うデータ処理機構
を備えているので、通信速度によっては、データ受信の
割り込み処理により、印刷機構の割り込み処理が間に合
わなくなり、送信されてきた印刷データの受信漏れが発
生する可能性がある。このためインターフェースの速度
は、印刷機構の動作及びデータ通信が正常にできる値、
例えば9600bpsに設定していた。
【0004】これに対しホスト装置は、例えば1920
0bpsの通信速度でデータ通信することが可能であ
る。従ってプリンタに対しては、常に最大通信速度より
も低い速度でしかデータ通信をすることができなかっ
た。
【0005】このため、プリンタのフラッシュROMに
格納された文字フォントデータやファームウェアを書き
換える処理等により、大量のデータをホスト装置から送
信する場合に通信時間が非常に長くなるという問題があ
った。また、ホスト装置と複数のPOS端末とがネット
ワーク接続されたPOSシステムなどにおいては、ネッ
トワークの占有時間が長くなり他の処理の障害となって
いた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、プリンタの動作状況に応じてホスト装置と
の通信速度を切り換えることができるようなプリンタ、
その制御方法および情報記録媒体を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの発明は下記の発明である。
【0008】ホスト装置から印刷データ及び制御コマン
ドを受信する受信手段と、受信手段によって受信された
印刷データ及び制御コマンドを格納する第1のバッファ
手段と、印刷データを2値データに展開し格納する第2
のバッファ手段と、2値データ及び制御コマンドにした
がって印刷処理を行う印刷手段とを有するプリンタにお
いて、印刷手段が動作状態にあるか否かを検出する状態
検出手段と、状態検出手段の検出結果に基づいて、受信
手段の通信条件を変更してよい旨をホスト装置に通知す
る通知手段とを有することを特徴とする。
【0009】本構成によれば、プリンタの動作状況に応
じて、通信条件を変更してもよい旨をホスト装置に対し
て通知することができるので、必要に応じて適切な通信
条件での通信処理を行うことができる。
【0010】この場合において、状態検出手段は、第2
のバッファ手段にデータが格納されているか否かによっ
て、容易に印刷手段の動作状態を判断することが可能で
ある。
【0011】さらに、状態検出手段は、第1及び第2の
バッファ手段にデータが格納されているか否かに基づい
て印刷手段の動作状態を判断することで、より安全に通
信処理を行うことができる。
【0012】また、通知手段は、状態検出手段によって
印刷手段が動作中ではないことが検出された場合に、受
信手段の通信速度を上げてよい旨をホスト装置に通知す
ることで、通信処理時間を短縮することができる。
【0013】本発明は、当該プリンタの制御方法として
も把握することが適当であり、その場合においても同様
の作用、効果を奏するものである。
【0014】また本発明のプリンタの制御方法は、CP
U(Central Processing Unit)等からなる制御部で実
行可能な制御プログラムとして供給することが可能であ
り、その制御プログラムを記録した記録媒体を介して提
供することができる。あるいは、インターネットなどの
コンピュータネットワークを介して制御プログラムを提
供し、ユーザ側のパソコンやプリンタの記録媒体に記録
して使用することも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に示す実施形態は説明のために挙げる
ものであり、本発明を限定するものではない。したがっ
て、いずれかの要素を置換することによって本発明と均
等な実施形態を採用することができ、この実施形態も本
発明の範囲に含まれる。
【0016】図1にPOSシステムの基本的な構成を示
してある。POSシステム30は、店舗やレジ単位で設
置される複数のPOS端末1が、事務所等に設置されて
いるホストサーバ11とコンピュータネットワーク等で
接続された構成をしており、それぞれのPOS端末1と
ホストサーバ11(以下、単にホスト11という)との
間でデータを送受信できるようになっている。
【0017】本例のPOS端末1は、バーコード化され
たデータを読み取るバーコードリーダ13と、商品名や
商品の価格、また合計金額を表示するカスタマディスプ
レイ14と、レシートやジャーナルを印刷するプリンタ
15と、硬貨や紙幣を保管するキャッシュドロア16
と、入力装置としてのキーボード17とを備えており、
これらの装置はRS−232インターフェース21でケ
ーブル接続され、コンピュータ12あるいはコンピュー
タ12を介してホスト11によって制御されるべく構成
されている。
【0018】本発明にかかるプリンタ15は、図2に示
すようなプリンタの構成によって実現することができ
る。
【0019】インターフェース21は、コンピュータ1
2あるいはコンピュータ12を介してホスト11から送
信される印刷情報を受信する。受信した印刷データは一
時的に受信バッファ22に格納される。
【0020】CPU23は、受信バッファ22から順次
印刷情報をとりだす。印刷情報が印刷すべき文字を指定
している場合には、フォントROM24からその文字の
フォント情報を取り出して、プリントバッファ25にフ
ォント情報を展開する。
【0021】一方、印刷情報が各種の制御コマンド(以
下、単にコマンドともいう)を指定している場合には、
その制御コマンドに応じた処理を実行する。
【0022】プリントバッファ25が一杯になるか、印
刷改行などの制御コマンドが指定された場合に、CPU
23は、プリントバッファ25の内容に応じて印刷機構
28および紙送り機構29に指示を出し、用紙にプリン
トバッファ25の内容を印刷して、1行の印刷が終了し
たら紙送りを行い、プリントバッファ25をクリアす
る。
【0023】このようなプリンタの動作はCPU23の
制御によって行われるが、この制御を実現するプリンタ
側の制御プログラムは、プログラムROM26などの記
憶媒体に記録されており、プリンタ15の電源を投入す
るとCPU23はプログラムROM26からプログラム
をロードして動作を開始する。したがってプログラムR
OM26は、単独でプログラムを記録した情報記録媒体
として働く。
【0024】なお、プリンタ側の制御プログラム自体が
更新されることもあるため、プログラムROM26に
は、フラッシュROMなどの不揮発性の記憶媒体を使用
している。またプリンタ側の制御プログラムは、プリン
タ15とは独立してフロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、CD−ROMなどの情報記録媒体に記
録しておくことができる。
【0025】また、ホスト10側でもプリンタ15を制
御するプログラムが動作している。このホスト側の制御
プログラムは、プリンタ側の制御プログラム同様に、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROMなど
の情報記録媒体に記録しておけば、プログラムの更新や
配布の上で便利である。
【0026】この基本構成のもとで、本発明を詳細に説
明する。プログラムROM26には、印刷機構28を制
御するプログラムとともに、インターフェース21の通
信条件を変更する制御コマンドを処理するためのプログ
ラムP1が格納されている。
【0027】通信条件変更処理プログラムP1は、ホス
トから送信される通信条件設定コマンドC1に基づいて
インターフェース21の通信条件を設定する機能を備え
ている。また、インターフェース21の通信条件を設定
可能であれば変更許諾応答C2を送信し、設定不可であ
れば設定不可応答C3を送信する機能を備えている。ま
た、通信条件設定コマンドC1に含まれ、その通信条件
設定コマンドC1の終了を示すコマンド終了データ(N
UL)D1を受信すると、このコマンド終了データD1
と同一のコマンド終了確認データD2を送信する確認機
能を備えている。更に、コマンド終了データD1を受信
する前にテストデータT1を受信すると、このテストデ
ータT1と同一のテスト確認データT2を送信するテス
ト機能を備えている。
【0028】以下に本例の通信条件設定コマンドC1の
構成を示す。
【0029】・ESC X m n1 n2 n3 n
4 [d1・ ・ ・dk NUL]本コマンドの構成
は、適宜変更することが可能である。本コマンドの詳細
について以下に説明する。
【0030】コマンド‘ESC X’は、インターフェ
ース21の通信条件を設定するコマンドであることを示
すものである。
【0031】パラメータ‘m’は、インターフェース2
1の種類を指定する。例えば、本例のプリンタ15はR
S−232インターフェースを有するのでm=1とす
る。
【0032】パラメータ‘n’は各種通信条件を指定す
る。‘n1’は通信速度を指定するものであり、n1=
1〜255とすると(n1×2400)bpsに設定で
きる。‘n2’はパリティ・チェックを指定するもので
あり、n2=1とすればパリティなし、n2=2とすれ
ば偶数パリティ、n2=3とすれば奇数パリティに設定
できる。‘n3’は、有効データ長を指定するものであ
り、n3=t(t=4〜8)とするとtビット長に設定
できる。‘n4’は、ホスト装置とのハンドシェイクを
指定するものであり、n4=1でハンドシェイクなし、
n4=2でDTR/DSR、n4=3でXON/XOF
Fに設定できる。
【0033】またパラメータn1、n2、n3、n4
は、それぞれ0に設定するとプリンタ15に設けられて
いる通信条件設定用のディップスイッチ(図示せず)に
よって設定された条件が有効となるべく構成されてい
る。
【0034】その他、ストップビット長等を設定するパ
ラメータを適宜設けることも可能である。
【0035】一方パラメータ[d1・・・dk]はテス
トデータT1であり、1バイト単位の適当な値を設定す
ることができる。テストデータはオプションであり送信
するか否かを選択することができる。NUL(16進数
で00h)は、通信条件設定コマンドC1の終了を示す
コマンド終了データD1である。
【0036】例えば、「ESC X 1 8 1 8
3」がホスト10からプリンタ15に送信されると、こ
れ以降にRS−232インターフェース21は、通信速
度19200bps、パリティなし、有効データ長8ビ
ット、ハンドシェイクXON/XOFFとなるように設
定されるのである。
【0037】本コマンドによって設定された通信条件は
レジスタ27に格納される。一旦レジスタ27に格納さ
れた通信条件は、必要に応じてレジスタ27から読み出
されて利用される。すなわちレジスタ27に複数種の通
信条件を格納しておけば、上記コマンドによる通信条件
の変更を繰り返し行う必要が生じないように構成されて
いる。
【0038】次にインターフェース21の通信条件を変
更する処理を図3及び図4を参照して説明する。図3
は、ホスト装置における通信条件変更処理のフローチャ
ートである。
【0039】(1)プリンタ15に対して通信条件設定
コマンドC1を送信する(ST1)。
【0040】(2)プリンタからの応答(ST2)が、
変更許諾応答である場合は(ST3)、ホスト自身が有
する通信条件レジスタに、手順(1)で送信した通信条
件パラメータn1〜n4を設定し(ST4)、通信条件
を変更する。
【0041】(3)また、変更不可応答C3である場合
は(ST3)、通信条件パラメータn1〜n4の一部ま
たは全ての値を変更し(ST7)、再度通信条件設定コ
マンドを送信する(ST1)。
【0042】(4)一方プリンタ15からの応答がない
場合(ST2)は、通信条件設定コマンドに対応した機
種ではないと判断し、処理を終了する(ST17)。
【0043】(5)手順(2)で通信条件を変更した
後、通信条件の変更が確実になる時間、例えば1秒、の
ウエイトを行う(ST5)。
【0044】(6)テストデータを送信する場合は(S
T6)、テストデータT1が送信され(ST8)、その
後プリンタ15から送られてくるテスト確認データT2
を受信する(ST9)。
【0045】(7)送信したテストデータT1と受信し
たテスト確認データT2とが一致する場合は(ST1
0)、手順(6)に戻って次のテストデータT1を送信
する。これは、通信状態の確認を1バイト毎に行ってい
るためである。
【0046】(8)T1とT2とが一致しない場合は
(ST10)、通信条件の変更に失敗したと判断し、通
信条件を変更前の通信条件に戻した後(ST11)処理
を終了する(ST12)。
【0047】(9)テストデータT1による通信状態の
確認が終了すると(ST6)、通信条件設定コマンドの
終了を示す終了データD1を送信し(ST13)、その
後プリンタ15から送られてくるコマンド終了確認応答
D2を受信する(ST14)。
【0048】(10)送信した終了データD1と受信し
た終了確認応答D2とが一致する場合は(ST15)、
通信条件の変更に成功したと判断し処理を終了する。
【0049】(11)D1とD2が一致しない場合は
(ST15)、通信条件の変更に失敗したと判断し、通
信条件を変更前の通信条件に戻した後(ST11)処理
を終了する(ST12)。
【0050】次に、図4に示すフローチャートを参照し
てプリンタ15における通信条件変更処理について説明
する。
【0051】(1)ホストから受信した情報を解析し、
通信条件設定コマンドC1であることを識別する(ST
1)。
【0052】(2)通信条件設定コマンドC1に含まれ
るn1〜n4にしたがって、通信条件を変更できるか否
かを判断する(ST21)。
【0053】(3)通信条件を変更できる場合は、その
旨を示す変更許諾応答C2を送信する(ST22)。本
例では変更許諾応答C2として(ヘッダー+正常ステー
タス+NUL)の3バイトのデータが送信される。な
お、この変更許諾応答C2のヘッダーには変更許諾応答
C2であることを示すデータが含まれている。
【0054】(4)一方、通信条件設定コマンドC1の
n1〜n4のうち一つでも設定できない条件がある場合
には、(ヘッダー+異常ステータス+NUL)の3バイ
トの変更不可応答C3が送信され(ST28)、インタ
ーフェース21の通信条件の設定変更は行われない。な
お、この変更不可応答C3のヘッダーには変更不可応答
C3であることを示すデータが含まれている。
【0055】(5)手順(3)で変更許諾応答C2を送
信した後は、通信条件設定コマンドC1に含まれるn1
〜n4にしたがって通信条件レジスタ27の設定を変更
する(ST23)。
【0056】(6)ホストから送られてくるテストデー
タを受信し(ST24)、このテストデータT1と同一
のテストデータT2を送信する(ST27)。
【0057】(7)手順(6)の処理は、ホストから通
信条件設定コマンドC1の終了を示すコマンド終了デー
タD1が送信されてくるまで繰り返し行われる(ST2
5)。
【0058】(8)コマンド終了データD1を受信した
場合は、コマンド終了確認データD2を送信し(ST2
6)処理を終了する。
【0059】本例では、この通信条件の変更処理をプリ
ンタの起動時に実行し、通常モードと高速モードとして
通信条件をレジスタに格納しておき、必要に応じてレジ
スタから情報を読み出しモード切り換えを行うことがで
きるよう構成されている。
【0060】このような構成によって、インターフェー
ス21の通信条件を変更することができ、これによって
プリンタ15の動作状況に応じて使い分けることができ
る。
【0061】次に、通信条件を切り換えて通信処理を行
う方法について図5及び図6に基づいて説明する。本例
では、プリンタ15の印刷機構28に依存して決定され
る通信条件を通常モードとし、必要な場合にのみ高速の
通信条件である高速モードに切り換えて通信処理を行う
べく構成されている。
【0062】図5はホストからプリンタ15に各種デー
タ、制御コマンド等の印刷情報を送る場合の処理を示す
フローチャートである。
【0063】(1)送信するデータの種別を判断し、通
常モードにするか高速モードにするかを判断する(ST
31)。例えば、印字文字データや制御コマンド等を送
る場合は通常モードで、画像データまたはフォントRO
M24やプログラムROM26の書き換え用データ等の
ように大量のデータを送る場合は高速モードで通信する
よう判断する。
【0064】(2)次にプリンタ15から高速モード許
可通知E1がなされているか否かを判断する(ST3
2)。ホスト10はプリンタ15から高速モード許可通
知E1を受けるとレジスタ等にこれを格納しているの
で、これを読み出し判断する。
【0065】(3)高速モード許可通知E1がある場合
は、次の通信は高速モードで通信する旨をプリンタ15
に通知し(ST33)、ホスト10自身の通信条件設定
を高速モードに切り替え(ST34)、データを送信す
る(ST35)。
【0066】(4)一方、プリンタ15から高速モード
許可通知E1を受けていない場合は(ST32)、手順
(1)の判断にかかわらず、通常モードでデータを送信
する(ST35)。
【0067】この通信処理におけるプリンタ15側の処
理を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0068】(1)ホストからの通知により、通常モー
ドであるか高速モードであるかを判断し(ST41)、
これに応じて通信条件に切り換える(ST42)。上述
した通信条件設定コマンドC1によって、あらかじめ設
定されレジスタ27に格納された通信条件情報を読み出
し切り換えを行う。
【0069】(2)手順(1)で設定した通信条件で、
ホストから送信される各種データを受信する(ST4
3)。受信後は、以降の印刷処理に備えて、通信条件を
通常モードに戻しておく(ST44)。
【0070】(3)受信したデータが印刷データである
か制御コマンドであるか判断する(ST45)。
【0071】(4)印刷データの場合は、プリントバッ
ファ25へ展開する(ST46)。例えば文字データの
場合は、フォントROM24からフォント定義を取得
し、プリントバッファ25へ展開する。
【0072】(5)制御コマンドである場合は、その制
御コマンドに応じた処理を行う(ST47)。
【0073】(6)受信バッファの状態を更新する(S
T48)。これによって受信バッファの空きが、処理し
た印刷データの分だけ増えることになる。
【0074】(7)プリントバッファ25が一杯か否か
調べ(ST49)、一杯の場合には印刷機構28によっ
て印刷処理を行い(ST50)、プリントバッファ25
をクリアする(ST51)。
【0075】(8)ホストに対して高速モードに変更し
てもよい旨を示す高速モード許可通知E1を送信し(S
T52)、手順(1)へ戻る。
【0076】これは、手順(7)でプリントバッファ2
5はクリアされ、印刷機構28による処理は、新たなデ
ータがプリントバッファ25に展開されるまで行われな
いため、高速モードでの通信処理が可能となるからであ
る。
【0077】さらに、プリントバッファに加えて受信バ
ッファがクリアされているか否かによって通知すること
とすればより安定した通信が可能となる。
【0078】このように本例では、通信条件設定コマン
ドC1に基づいて、プリンタ15のインターフェース2
1の通信条件を変更することができる。このためプリン
タ15は、印刷機構28の処理が行われないときには高
速モード許可通知E1をホストに送信することで、通信
速度を上げで通信を行うことができる。一方印刷機構2
8の処理中は通信速度を下げて従来の通信速度で通信を
行うことができる。すなわちプリンタ15は、自身の動
作状況をホストに通知することにより、必要に応じて通
信速度を変更することができる。したがって、フォント
データやファームウェアを書き換える時の作業時間やネ
ットワークの占有時間を短縮することができ、POSシ
ステムの作業効率を向上することができる。
【0079】なお、本実施形態においては、通信条件を
通常モードと高速モードの2状態としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、2以上の複数の条件を設
定しこれを切り換えることとしてもよい。
【0080】また、通信条件設定コマンドにより通信条
件を設定することとしたが、ディップスイッチ等によっ
て2以上の通信条件が設定できるものであれば同様に適
用できる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の通信条件を設定し、通信の制約となる印刷機構の
動作状態に応じて、適当な通信条件で通信処理を行うこ
とができる。すなわち、印刷機構の動作中のときは通常
の速度で、印刷機構が動作中ではなく大量のデータを通
信する必要があるときには速い速度で通信を行うことが
できる。したがって、安定した通信を実現しつつ、通信
処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POSシステムの基本構成を示す説明図。
【図2】本発明のプリンタの基本構成を示す説明図。
【図3】本発明の通信条件を変更する処理におけるホス
ト側の処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の通信条件を変更する処理におけるプリ
ンタ側の処理を示すフローチャート。
【図5】本発明の通信処理におけるホスト側の処理を示
すフローチャート。
【図6】本発明の通信処理におけるプリンタ側の処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
10 … ホスト 15 … プリンタ 21 … インターフェース 22 … 受信バッファ 23 … CPU 24 … フォントROM 25 … プリントバッファ 26 … プログラムROM 27 … レジスタ 28 … 印刷機構 29 … 紙送り機構

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から印刷データ及び制御コマ
    ンドを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信
    された印刷データ及び制御コマンドを格納する第1のバ
    ッファ手段と、前記印刷データを2値データに展開し格
    納する第2のバッファ手段と、前記2値データ及び前記
    制御コマンドにしたがって印刷処理を行う印刷手段とを
    有するプリンタにおいて、 前記印刷手段が動作状態にあるか否かを検出する状態検
    出手段と、 前記状態検出手段の検出結果に基づいて、前記受信手段
    の通信条件を変更してよい旨を前記ホスト装置に通知す
    る通知手段と、を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    状態検出手段は、前記第2のバッファ手段にデータが格
    納されているか否かに基づいて前記印刷手段の動作状態
    を判断することを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    状態検出手段は、前記第1及び第2のバッファ手段にデ
    ータが格納されているか否かに基づいて前記印刷手段の
    動作状態を判断することを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    通知手段は、前記状態検出手段によって前記印刷手段が
    動作中ではないことが検出された場合に、前記受信手段
    の通信速度を上げてよい旨を前記ホスト装置に通知する
    ことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 ホスト装置から印刷データ及び制御コマ
    ンドを受信するステップと、 前記受信された印刷データ及び制御コマンドを格納する
    第1の格納ステップと、 前記印刷データを2値データに展開し格納する第2の格
    納ステップと、 前記2値データ及び前記制御コマンドにしたがって印刷
    処理を行うステップと、 前記印刷ステップが動作状態にあるか否かを検出するス
    テップと、 前記状態検出ステップの検出結果に基づいて、前記受信
    手段の通信条件を変更してよい旨を前記ホスト装置に通
    知するステップと、を有することを特徴とするプリンタ
    の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプリンタの制御方法にお
    いて、前記状態検出ステップは、前記第2の格納ステッ
    プで格納されたデータがあるか否かに基づいて前記印刷
    ステップの動作状態を判断することを特徴とするプリン
    タの制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のプリンタの制御方法にお
    いて、前記状態検出ステップは、前記第1及び第2の格
    納ステップで格納されたデータがあるか否かに基づいて
    前記印刷ステップの動作状態を判断することを特徴とす
    るプリンタの制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のプリンタの制御方法にお
    いて、前記通知ステップは、前記状態検出ステップによ
    って前記印刷ステップが動作中ではないことが検出され
    た場合に、前記受信ステップの通信速度を上げてよい旨
    を前記ホスト装置に通知することを特徴とするプリンタ
    の制御方法。
  9. 【請求項9】 ホスト装置から印刷データ及び制御コマ
    ンドを受信するステップと、 前記受信された印刷データ及び制御コマンドを格納する
    第1の格納ステップと、 前記印刷データを2値データに展開し格納する第2の格
    納ステップと、 前記2値データ及び前記制御コマンドにしたがって印刷
    処理を行うステップと、 前記印刷ステップが動作状態にあるか否かを検出するス
    テップと、 前記状態検出ステップの検出結果に基づいて、前記受信
    ステップの通信条件を変更してよい旨を前記ホスト装置
    に通知するステップと、を有することを特徴とする処理
    を実現するプログラムを記録した情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の情報記録媒体におい
    て、前記状態検出ステップは、前記第2の格納ステップ
    で格納されたデータがあるか否かに基づいて前記印刷ス
    テップの動作状態を判断することを特徴とする処理を実
    現するプログラムを記録した情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の情報記録媒体におい
    て、前記状態検出ステップは、前記第1及び第2の格納
    ステップで格納されたデータがあるか否かに基づいて前
    記印刷ステップの動作状態を判断することを特徴とする
    処理を実現するプログラムを記録した情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の情報記録媒体におい
    て、前記通知ステップは、前記状態検出ステップによっ
    て前記印刷ステップが動作中ではないことが検出された
    場合に、前記受信ステップの通信速度を上げてよい旨を
    前記ホスト装置に通知することを特徴とする処理を実現
    するプログラムを記録した情報記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1798642A2 (en) * 2005-12-19 2007-06-20 Seiko Epson Corporation Information processing device
JP2008033708A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Seiko Epson Corp ソフトウェアの更新データを送信する方法及びコンピュータ

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