JP4120469B2 - Posシステムの印刷制御装置、イメージデータの登録方法、及びイメージデータの初期化方法 - Google Patents

Posシステムの印刷制御装置、イメージデータの登録方法、及びイメージデータの初期化方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置を制御するホスト装置に関するものであり、特に印刷イメージをビットマップデータとして印刷装置に登録しておき、登録した印刷イメージを指定することにより印刷を制御する印刷システムにおいて、印刷イメージを登録し管理する印刷制御装置、イメージデータの登録方法及びイメージデータの初期化方法に関する。
【0002】
【従来技術】
POSプリンタや、ATMのプリンタ、受付番号発行装置、各種切符を発行する発券装置等の業務用のプリンタ(印刷装置)では、予め決められたイメージを印刷する場合が多い。例えば、POSプリンタでは、所定のロゴイメージをレシートに印刷する場合又はクーポン券、割引券等を発行する場合には、これらの印刷動作の度に同じイメージを繰り返し印刷する。
【0003】
このようなイメージ印刷の度に、大量のビットマップデータをホスト装置から印刷装置に送信するのは、ホスト装置及びデータ通信の負荷が増えるために印刷に時間がかかるという問題がある。そのため、POSプリンタ等では、ロゴデータ等のイメージデータをプリンタの不揮発性RAMに予め記憶しておき、これらのイメージを印刷する場合には、ホスト装置から記憶したイメージデータを指定するだけでイメージを印刷するように構成して、ホスト装置の負荷及びデータ送信時間を抑制し、迅速な印刷を可能にしている。このような業務用の印刷システムとして、イメージデータを印刷装置の不揮発性記憶部に記憶して印刷することを前提にして、優れたイメージを簡単に作成し、印刷装置に登録するための各種技術が開示されている(特許文献1参照)。このような従来技術においては、通常、イメージデータの登録の順番(0〜n又は1〜n、nは自然数)をそのまま識別番号として付与し、ホスト装置からその識別番号を指定することによりイメージデータの印刷を命令していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−304273号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、イメージデータの登録順番をそのまま識別番号とすると、他のホスト装置おいても同じ識別番号が付与されることになる。そのため、同じ識別番号であっても、プリンタによって登録されているイメージデータが全く異なる場合がでてくる。したがって、プリンタを交換したときに、ホスト装置からプリンタに登録されている識別番号を照合しても、プリンタに登録されているイメージデータが、ホスト装置で管理しているイメージデータと同じであるかどうかを確認することができないという問題があった。
【0006】
例えば、第1のプリンタでは、識別番号「1」としてロゴデータを、識別番号「2」としてクーポンイメージデータを登録しており、他のプリンタでは、識別番号「1」としてクーポンイメージデータを、識別番号「2」としてロゴデータを登録している場合には、同一識別番号であっても特定されるイメージデータは全く異なるものである。また、いずれのプリンタでも識別番号「1」としてロゴを登録しているが、ロゴのイメージ自体が互いに異なる場合もある。これらの場合には、識別番号は同じでも、登録されているイメージデータは異なるものであり、識別番号の同一性によりイメージデータの同一性を確認することができない。
【0007】
同一店舗内でも売り場が異なると印刷するイメージや、ロゴが異なる場合がある。例えば、デパートのような各種専門店が同一店舗内に複数存在する場合には、各プリンタに登録されているイメージが異なる可能性が大きい。このような状況下では、過去に使用された経緯があり現在ストックされているプリンタを異なるホスト装置に接続して使用する場合や、修理等のために一時的にプリンタを入れ換えて使用する場合がある。そのため、プリンタに登録されているイメージを正確かつ迅速に確認できることは有用である。
【0008】
印刷装置が交換された場合に、正しいイメージ印刷を行うには、ホスト装置に登録されている識別番号と印刷装置に登録されている識別番号のイメージとが一致していることが必要となる。そのため、印刷装置を新しく接続するとき、印刷装置を交換したとき、又は電源を投入したとき等にホスト装置と印刷装置とで識別番号に対応するイメージの同一性を確認することが好ましい。
【0009】
特に、POSシステムにおいては、OPOS、Java(登録商標)POS、UPOS等のように、POSシステムに使用する周辺装置を汎用的なOS(オペレーティングシステム)に基づいて容易に統合することのできるオープンデバイスドライバアーキテクチャが提供されている。このような標準化の浸透により、印刷装置等のデバイスの交換も容易となるため、印刷装置の交換が頻繁に行なわれることも想定される。そのため、プリンタに登録されているイメージを迅速に確認しホスト装置の管理するイメージとの整合性を保つことは、今後ますます重要になってくるものと考えられる。
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、印刷装置に登録されたイメージとホスト装置で管理するイメージデータの整合性を確保するための印刷制御装置及びイメージデータの登録方法を提供することを目的とする。
【0011】
本発明はさらに、印刷装置の初期化及びイメージデータの登録の際に、ホスト装置で管理するイメージデータの識別番号と印刷装置に登録されているイメージデータの整合性を効率的に確認し、登録イメージの書き換え、削除、追加等の更新処理を行う印刷制御装置及びイメージデータの登録方法を提供することをその目的の一つとする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印刷装置に登録するイメージデータの識別番号をランダムに抽出して付与することにより上記課題を解決する。これにより、異なるイメージであるにもかかわらず、同一識別番号が付与される確率を極めて低くすることができるため、少なくとも識別番号が一致した場合には、高い確率で同一性が保障されることになる。
【0013】
本発明の第1の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、印刷装置の不揮発性記憶部に複数のイメージデータをその識別番号とともに登録し、登録したイメージデータを識別番号により特定して印刷させるPOSシステムの印刷制御装置であって、イメージデータを印刷装置に登録する際に、登録するイメージデータの識別番号をランダムに抽出して付与する識別番号付与手段と、付与した識別番号を記憶する登録データ記憶手段と、印刷装置に登録されている識別番号と、登録データ記憶装置に記憶されている識別番号とを比較して、イメージデータの更新の是非を判定する更新判定手段と、各手段を制御して、識別番号とイメージデータの印刷装置への登録を制御するイメージ登録制御手段とを備えることを特徴とする。この態様により、イメージの識別番号がランダムに付与され、異なるPOSシステム(印刷制御装置)で付与された識別番号と同じ識別番号が、重複して付与される確率が極めて低くなる。したがって、ホスト装置(印刷制御装置)に記憶された識別番号と印刷装置に記憶された識別番号の同一性を比較することにより、簡単にイメージの同一性を確認することが可能となる。
【0014】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、識別番号付与手段が、印刷装置に第1番目に登録するイメージデータの識別番号として、ランダムに抽出した1より大きい整数を付与することを特徴とする。1より大きい整数としては、例えば1200等の大きな数値が好ましい。通常、識別番号は昇順に付与されるので、第1番目に付与される識別番号として「0」または「1」が付与される確率が極めて高い。この態様では、ランダムに抽出した識別番号がたまたま「0」または「1」となることを避けることにより、他のPOSシステムにより付与される識別番号と同一の識別番号が付与されることを回避するものである。
【0015】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、識別番号付与手段が、ランダムに抽出した番号が既に登録されている識別番号と同じ場合には、別の番号を再度ランダムに抽出して識別番号を付与することを特徴とする。識別番号は、登録イメージを特定可能な固有のものでなければならないため、この態様では、ランダムに抽出された識別番号が偶然既に登録されている識別番号と同一の場合には、再度ランダムに抽出することとしたものである。このような態様の他、識別番号が偶然連続番号であった場合にも再度ランダムに抽出し直す構成とすることも可能である。連続番号は通常のPOSシステムで昇順に付与される識別番号と重複する確率が高くなるからである。
【0016】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、更新判定手段が、登録されたイメージデータの初期化処理の際に、印刷装置に登録した識別番号と登録データ記憶手段に記憶した識別番号とを比較して、両識別番号の一致の程度に応じて印刷装置に登録されているイメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする。
【0017】
初期化処理とは、印刷制御装置が管理する登録イメージと印刷装置に登録されているイメージの整合性を確保するための処理である。初期化処理は、印刷装置が交換された場合、電源投入時等に整合性を確認することが好ましい場合、アプリケーションからの要求があった場合等に行なわれる。この態様では、単に印刷制御装置と印刷装置に記憶している識別番号を比較するだけで、双方で管理するイメージの整合性を容易に確認することが可能である。
【0018】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、更新判定手段が、登録されたイメージデータの初期化処理の際に、さらに、印刷装置に登録した識別番号と登録データ記憶手段に記憶した識別番号の登録順番を比較して、登録順番の一致の程度に応じて印刷装置に登録されているイメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする。登録順番は、識別番号を登録順に記憶すること等により識別可能である。この態様は、識別番号の同一性に加えて登録順により印刷制御装置と印刷装置のイメージの同一性を確認している。識別番号をランダムに付与したとしても、互いに独立に付与される識別番号が偶然一致する可能性は存在する。しかし、ランダムに付与される識別番号の順番までもが、偶然一致する確立は極めて低くなる。したがって、本実施態様によると、印刷制御装置で管理するイメージと印刷装置に登録されているイメージの同一性を極めて高い確率で確認することが可能となる。
【0019】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、登録データ記憶手段が、さらにイメージデータに固有の属性データを記憶しており、更新判定手段が、イメージデータを印刷刷装置に追加登録する際に、既登録のイメージデータの属性データと新しく登録するイメージデータの属性データとを比較して、属性データが同一の場合には、イメージデータの新規登録を行わないことを特徴とする。アプリケーションプログラムが、既に登録されているイメージを把握していない場合、既に登録しているイメージと同一のイメージの登録を要求する可能性もある。この態様では、このような場合に、登録済みイメージデータに固有の属性データを記憶しておき、登録要求のあったイメージデータの属性データと比較することにより、登録済みのイメージデータとの重複登録を回避することが可能となる。
【0020】
本発明の他の態様にかかるPOSシステムの印刷制御装置は、属性データとして、イメージデータのファイル名、イメージデータのサイズ、チェックサムを含むことを特徴とする。この他、色情報その他、イメージデータを特定可能な各種のデータを含めることも可能である。
【0021】
本発明の第1の態様にかかるイメージデータの登録方法は、印刷装置の不揮発性記憶部に複数のイメージデータをその識別番号とともに登録し、登録したイメージデータを識別番号により特定して印刷させるPOSシステムにおいて、(a)イメージデータの登録要求を受け付ける工程と、(b)印刷装置に登録するイメージデータの識別番号をランダムに抽出して付与する工程と、(c)付与した識別番号を記憶する工程と、(d)イメージデータ及び識別番号を印刷装置に登録する工程とを備えることを特徴とする。
【0022】
本発明の他の態様にかかるイメージデータの登録方法は、工程(c)が、さらに、イメージデータの属性データを記憶することを特徴とする。
【0023】
本発明の他の態様にかかるイメージデータの登録方法は、(e)既に登録しているイメージデータの属性データと、登録しようとするイメージデータの属性データとを比較する工程をさらに備え、属性データが同一である場合には、工程(b)〜(d)は行わないことを特徴とする。
【0024】
本発明の第1の態様にかかる登録イメージデータの初期化方法は、前述したいずれかのイメージデータ登録方法により印刷装置に登録したイメージデータを初期化する方法であって、(a)イメージデータの初期化処理を起動する工程と、(b)記憶している既登録の識別番号と印刷装置に登録されている識別番号とを比較して、一致の程度に応じて印刷装置に登録されているイメージデータの書き換え範囲を確定する工程と、(c)確定した書き換え範囲のイメージデータの書き換え処理を実行する工程とを備えることを特徴とする。
【0025】
本発明の他の態様にかかる登録イメージデータの初期化方法は、工程(b)が、さらに、イメージ登録の順番の程度に応じて、印刷装置に登録されているイメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする。
【0026】
本発明の他の態様にかかる登録イメージデータの初期化方法は、工程(b)が、イメージ登録の順番が異なるときには、印刷装置に登録されているイメージデータのすべてを書き換えるように書き換え範囲を確定することを特徴とする。
【0027】
本発明の他の態様は、前述のいずれかの方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。
【0028】
本発明の他の態様は、前述のいずれかの方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムを記載したコンピュータにより読取可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明を適用可能なPOSシステムの印刷機能部分の構成を示す機能ブロック図である。図1では、ホスト装置として、汎用OSにより標準化されたPOSの例を示しているが、本発明は専用規格のPOSシステムでも適用可能である。ホスト装置10は、POSアプリケーション11とPOSデバイスドライバ12とから構成されており、POSデバイスドライバ12はさらにデバイスコントロール13、デバイスサービス14、及びポートドライバ15とを備えている。これらの一般的な機能は、CPU、メモリ(ROM、RAM)、レジスタ、その他の論理回路、及びメモリ等に記憶されたソフトウェアとにより、実現可能である。これらの構成は、当業者に周知の事実であるので、これ以上の説明を省略する。
【0030】
イメージデータは、プリンタ(印刷装置)50内に設けられた不揮発性記憶部(本明細書ではこの記憶部を「イメージ登録部53」と称する)に登録される。登録されたイメージデータは、ホスト装置10からの命令に基づいて印刷可能である。プリンタ50は、ホスト装置10とデータの送受信を行う送受信部51と、受信データを一時記憶する受信バッファ52と、ホスト装置10から送信された特定のイメージを登録するイメージ登録部53と、印刷動作全般を制御する印刷制御部54及び印刷制御部54の制御に従って印刷動作(記録紙の搬送を含む)を実行する印刷部55とを備えている。
【0031】
POSシステムは、POSアプリケーション11に従い所定の動作を実行する。POSアプリケーション11から印刷命令等の指示があると、不図示のAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)を介して、POSデバイスドライバ12に伝達される。POSデバイスドライバ12は、POSアプリケーション11からの命令に応じて、プリンタ50に各種命令を含む所定のデータを生成して送信する。これにより、プリンタ50により、印刷、紙送り、記録紙切断、イメージ登録等の各種処理が実行される。POSデバイスドライバ12を構成するデバイスコントロール13は、POSシステムに使用する各種デバイス(キャッシュドロワー、ディスプレイ、スキャナ、プリンタ等)のデバイスカテゴリーとのインタフェースの機能を有している。デバイスサービス14は、デバイスコントローラ13により読み出されて物理デバイス(具体的なプリンタ等のデバイス)用の機能を提供する。
【0032】
POSアプリケーション11からイメージの登録要求があると、POSデバイスドライバ12は、登録するイメージの識別番号を付与してビットマップデータからなるイメージデータをプリンタ50に送信する。プリンタ50では、送受信部51により受信された登録命令、識別番号、登録イメージのビットマップデータ等が順次受信バッファ52に入力される。受信バッファ52に入力されたデータは、印刷制御部54のコマンド解析又は受信データ解析部(図示せず)により解析される。受信データが印刷データの場合には、受信データを印刷部55の印刷バッファ(図示せず)に展開して、印刷を実行する。受信データがイメージデータの登録命令の場合には、受信したイメージデータが識別番号とともにイメージ登録部53に登録される。登録されたイメージは、イメージ印刷命令により印刷が実行される。
(イメージ管理部)
図2を用いて、イメージ登録についてさらに詳細に説明する。図2は、POSデバイスドライバ12における本発明の一実施形態にかかるイメージ登録処理機能を示す機能ブロック図である。イメージ管理部20は、イメージ登録制御手段21、登録データ記憶手段22、更新判定手段23、及び識別番号付与手段24とを備えており、プリンタ50に登録するイメージデータの登録の制御及び初期化処理等を行う。印刷制御手段16は通常の印刷動作である印刷、紙送り、用紙切断等の機能を実行する処理手段である。なお、印刷制御手段16とイメージ管理部20の各機能は、デバイスサービス14によって提供される。
【0033】
イメージ登録制御手段21は、イメージ登録処理の実行全般を制御する。登録データ記憶手段22は、既にプリンタに登録されているイメージの識別番号の他、イメージの名称、イメージのサイズ、イメージデータのチェックサム、印刷位置(アライメント)等の各種の属性データを記憶することができる。更新判定手段23は、初期設定時、プリンタ50を交換したとき、電源投入時、イメージデータの新規登録時等の各種状況に応じて、ホスト装置(イメージ管理部20)で管理する識別番号と、プリンタ50に登録されているイメージの識別番号の整合性等を確認し、プリンタ50に登録されているイメージを変更する範囲及び新規登録を行うかどうかを確定する。識別番号付与手段24は、新たに登録するイメージを特定するための識別番号を付与する手段である。
(識別番号の付与)
イメージを登録する際には、識別番号付与手段24により登録するイメージの識別番号を付与する。本発明では、識別番号付与手段24は、乱数発生手段を備えており(図示せず)、ランダムに識別番号を付与する。このように、識別番号としてランダムな値を付与する理由は、各ホスト装置によって付与する識別番号を異なるものとするためである。例えば、識別番号を登録順に付与する場合、通常、各ホスト装置は第1番目に登録するイメージに「0」若しくは「1」の識別番号を付与する。このように付与された識別番号は、同一ホスト装置内では同一番号が付与されることはないが、各ホスト装置が独立して登録順に識別番号を付与するため、異なるホスト間では、異なるイメージ対して同一の識別番号が付与される可能性がある。このような問題に対して、登録順に付与する最初の識別番号をホスト装置毎に一定の間隔を空けて付与することにより、識別番号の不適切な重複付与を抑制することも考えられる。しかし、この方法によると、各ホスト装置が第1番目に付与する識別番号を、全ホスト装置に亘り管理する必要があり、管理が困難であり煩雑となる。
【0034】
そこで、本発明では、登録イメージの識別番号をランダムに付与して、イメージ登録順に記憶しておくことにより、ホスト装置10で記憶している識別番号とプリンタ50記憶している識別番号とを比較することとした。これにより、ホスト装置10とプリンタ50のイメージデータの整合性を、識別番号により高い確率で判定することが可能となる。すなわち、ランダムに付与された識別番号が同一であり、その登録順番が同一である場合には、プリンタ50に登録されているイメージとホスト装置10の記憶している識別番号により管理されているイメージが同一である確率は、極めて高いものとなる。但し、ランダムに発生する乱数値の種類は、ある程度以上の大きな数であることが望ましい。発生する数値の種類(数)が大きくなればなるほど、識別番号による同一性の判定制度は向上する。
【0035】
以上の説明から明らかなとおり、本発明では、識別番号をランダムに付与し、その付与した順番をホスト装置10及びプリンタ50に記憶しておき、識別番号及び登録順番の一致の程度により、ホスト装置10とプリンタ50で管理するイメージの整合性を判定する。この場合、乱数発生手段は、2桁以上、好ましくは4桁以上の乱数を発生可能であることが望ましい。ランダムに発生する数値の数が少ない場合には、異なるホスト装置で異なるイメージに付与する識別番号が偶然一致する確立が高くなるからである。プリンタ50と印刷装置10に記憶されている識別番号及びその並び順(登録順番)は、更新判定手段23により判定される。
【0036】
尚、第1番目にプリンタ50に登録するイメージの識別番号は、1より大きい整数からランダムに抽出して付与することが好ましい。通常、POSシステムでは、登録順に識別番号を付与することが多いので、「0」又は「1」は他のPOSシステムで付与される識別番号と重複する確立が高くなるためである。さらに、ランダムに付与する識別番号が既に付与した番号と偶然同一となった場合、又は偶然連続番号となった場合には、再度他の識別番号をランダムに抽出するような構成とすることが望ましい。識別番号はイメージ毎に異なるものでなければならず、また連続番号の場合には、昇順又は降順に付与される識別番号と同じ番号となる確立が高くなるからである。
(イメージ登録処理)
図3を参照してイメージの登録処理について説明する。図3は、本発明の一実施形態にかかるイメージ登録処理手順を示すフローチャートである。POSアプリケーション11からイメージ登録要求を受けると、イメージ管理部20のイメージ登録制御手段21は、デバイス(プリンタ)に記憶している識別番号一覧と、登録データ記憶手段22に登録している識別番号一覧及びそのファイル名・ファイルサイズ等の登録イメージの各種属性情報とを取得する(S101)。次に、プリンタが交換されていないか否かを確認するために、プリンタから取得した識別番号と登録データ記憶手段22に登録されている識別番号とが比較される(S102)。両識別番号が一致しない場合には(S102;NO)、エラー通知を行う(S103)。エラー通知に代えて、イメージ管理部20に登録済みの全てのイメージをプリンタに登録するように構成することも可能である。後述するように、通常の場合には電源投入時等に初期化処理が行われるので、イメージの登録処理時には両識別番号一覧は一致するはずであるが、本工程ではより確実なイメージ登録のために、識別番号の確認処理を行っている。両識別番号一覧の一致の程度及びエラー通知の条件は、後述するイメージの更新、削除処理と同様に任意に設定することが可能であり、一部一致の場合(例えば、工程S303;NOの場合)でもエラー通知をしないよう構成することも可能である。
【0037】
識別番号が一致している場合には(S102;YES)、既に登録されているイメージとの重複登録を避けるために、登録済みイメージの中に登録要求のあったイメージと同一のイメージが存在していないかどうかの確認を行う。そのため、イメージ登録制御手段21は、登録しようとするイメージから属性情報を取得又は生成して、登録データ記憶手段22から読み出した属性情報と比較する(S104)。比較は、登録データ記憶手段22に記憶されている全ての登録イメージの属性情報について行なわれる。登録データ記憶手段22から読み出した登録イメージのファイル名、ファイルサイズ等の属性情報と登録するイメージの属性情報とを比較する。属性情報としては、この他、イメージのアライメント、横のサイズ、色情報、イメージデータのチェックサム等を記憶しておくことにより、同一性をより正確に判断することが可能となる。イメージデータのチェックサムとしては、モジュラス253等を用いることができる。
【0038】
登録されているいずれかのイメージの属性データが全て一致した場合には(S104;YES)、登録しようとしているイメージは既に登録されているイメージと同一であると判断して、登録処理は行わず、POSアプリケーション11に登録完了の通知をして(S108)、登録処理を終了する。これにより、無駄な登録を抑制するとともに、登録時間を削減することが可能となる。
【0039】
登録しようとするイメージの属性データが、登録データ記憶手段22に記憶しているいずれのイメージの属性データとも一致しない場合には(S104;N0)、識別番号付与手段24が乱数生成手段により任意の数字又は記号を抽出し、登録するイメージの識別番号を付与する(S105)。従って、付与される識別番号は、規則性のないランダムな値となる。前述した通り、一番最初に登録するイメージの識別番号としてランダムに抽出された値は、少なくとも「0」又は「1」とはならないようにすることが望ましい。昇順に識別番号を付与する場合に通常使用される番号であり、他のホスト装置に接続されていたプリンタと交換された場合に、異なるイメージであるにもかかわらず識別番号が一致する確立が高くなるからである。特に、最初に登録する番号が、昇順で付与する場合に最初に使用する可能性の少ない値、例えば、「1200」以上の数値をランダム抽出するようにすることが好ましい。通常、このような大きな数値は第1番目のイメージの登録番号としては使用されることはなく、異なるイメージの識別番号として偶然一致する確率は低いためである。
【0040】
識別番号が付与されると、登録するイメージの属性データを登録データ記憶手段22に記憶するとともに(S106)、プリンタ50の不揮発性記憶部であるイメージ登録部53へイメージのビットマップデータ及び付与した識別番号を登録するよう制御する(S107)。このとき、イメージ管理部20上にイメージデータを記憶して保持するように構成することも可能である。識別番号は登録順番も認識可能に記憶される。登録が終わると、イメージの登録が終了した旨の報告をPOSアプリケーション11に対して行う(S108)。この際、登録した識別番号をPOSアプリケーション11に知らせることも可能である。
【0041】
尚、工程S102の比較処理において識別番号一覧の一部が一致した場合にのみ工程S104のイメージ属性データの比較処理を行ない、識別番号一覧の全部が一致した場合には、工程S104を行なわずに工程105の処理に進むように構成することも可能である。
【0042】
以上説明したように、識別番号をランダムに付与し、付与した識別番号とイメージ登録の順番(識別番号が付与された順番)を、ホスト装置10(イメージ管理部20)とプリンタ50の双方で記憶しておくことにより、イメージ登録情報の初期化処理等の際に、識別番号のみによりイメージの同一性を確認することが可能となる。また、ホスト装置10にイメージデータの属性番号を記憶しておくことにより、イメージの登録処理の際に、重複登録を避けるための登録済みイメージとの同一性を迅速に確認することが可能となる。次に、プリンタをホスト装置に新規に接続する場合、又は接続中のプリンタを交換する場合等に行う、イメージ登録情報の初期化について説明する。
(イメージ登録情報の初期化)
イメージ登録情報の初期化とは、プリンタ50をホスト装置に新たに接続する場合にプリンタ50に登録されているイメージと、ホスト装置で識別番号及び属性情報に基づき管理しているイメージとの整合性を保つための処理である。具体的には、プリンタ50に登録されているイメージと、ホスト装置10で記憶管理しているイメージが一致しているかどうかをイメージの識別番号により確認し、一致していない場合には、それらの整合性を確保するために、プリンタ50の登録イメージの一部更新、削除を行う処理である。
【0043】
店舗等で実際に稼動中のPOSプリンタ50には、通常、数種類のイメージが登録されている。このようなホスト装置10に接続されているプリンタ50を、全く新しいプリンタ50に交換する場合、ホスト装置10には既に複数のイメージの識別番号を記憶しているが、新しく接続されるプリンタにはイメージは登録されていない。そのため、ホスト装置10に記憶している識別番号とプリンタ50のイメージとを一致させる処理が必要となる。
【0044】
また、接続するプリンタ50が新しいものではなく、既に他のホスト装置で使用されていたプリンタ50と交換するときには、そのプリンタ50には既に別のイメージが登録されている可能性がある。この場合は、ホスト装置10で管理するイメージと、プリンタ50の登録イメージが異なっている。従って、この場合も、ホスト装置10で認識しているイメージとプリンタ50に登録されているイメージを一致させるための初期化が必要である。
【0045】
初期化処理においては、イメージ管理部20とプリンタ50に記憶している識別番号から、双方の登録イメージの整合性を確認し、異なる場合にはプリンタの登録イメージを削除または更新することにより、双方のイメージを一致させる。一般的に、電源OFFの状態において、プリンタを交換された場合には、ホスト装置10は、プリンタ50を交換されても認識することができない。そのため、電源投入時にもこのような初期化処理を実行することが好ましい。
【0046】
図2、図4を用いて初期化処理について説明する。図4は、本発明の一実施形態にかかるイメージの初期化処理手順を示すフローチャートである。プリンタ50の電源投入やプリンタ50の交換に応じて、又はPOSアプリケーション11からの要求に応じて、POSデバイスドライバ12は初期化処理を開始する。
【0047】
初期化処理にあたっては、イメージ登録制御手段21の制御の下、更新判定手段23により登録データ記憶手段22及びプリンタ50から識別番号が読み出され、双方の識別番号が同一であるか否かが確認される。そのため、ホスト装置10の登録データ記憶手段22、及びプリンタ50から登録イメージの識別番号を読み出す(S201)。次に、更新判定手段23は双方に記憶している識別番号及びその登録順番(並び順)が一致しているかを確認する(S202)。両者が一致している場合には(S202;YES)、ホスト装置10で管理している識別番号とプリンタ50に登録されているイメージは完全に同一であるものとみなして、初期化処理を終了する。識別番号の一部又は全部が一致しない場合、その並び順が一致しない場合には、登録イメージの削除、更新処理が実行される(S203)。
【0048】
図5を用いて登録イメージの削除及び更新処理について説明する。図5は、図4の登録イメージの削除及び更新処理工程S203の一実施形態を示すフローチャートである。図5の右側には、各S301〜S303の各工程において比較されるプリンタ50及びホスト装置10に記憶している識別番号を例示している。左側にプリンタ50に記憶されている識別番号を示し、右側にホスト装置10に記憶されている識別番号を示す。図5に示す例では、説明をわかり易くするため、2桁の識別番号を例示している。しかし、異なるイメージに同一の識別番号が付与される確率を小さくする観点からは、識別番号は4桁以上にすることが好ましい。図5に示す識別番号の記憶例では、左から順に識別番号が付与された(左側の識別番号のイメージから順に登録された)ものとする。尚、識別番号の数値が順番に並んでいないのは、前述した通り、識別番号は登録順とは無関係にランダムに付与されるからである。
【0049】
図5に示す実施形態の処理フローの基本的な考え方は、次の通りである。
・印刷装置50の記憶している識別番号とホスト装置10の記憶している識別番号とを比較し、印刷装置で不足しているイメージデータのみを印刷装置に登録する。
・印刷装置50が記憶しているイメージがホスト装置10の記憶しているイメージより多い場合、若しくは同じ数であっても識別番号の並び順が異なる場合、または印刷装置50の記憶しているイメージの数が少ない場合でもホスト装置10の記憶している識別番号と異なる場合には、プリンタ50のイメージデータを全て書き換える。
【0050】
図5の処理手順を説明する。図4の工程S202においてホスト装置10とプリンタ50の識別番号一覧の識別番号及び並び順のすべてが一致しない場合(S202;NO)には、双方の記憶内容にずれがあるので、図5に示す変更処理手順が実行される。まず、識別番号が全部一致しなかった場合には(S301;YES)、プリンタ50の登録イメージはホスト装置10の指定するイメージにすべて書き換えられる(S304)。
【0051】
図5の例1に、識別番号がすべて一致しない場合の例を示す。プリンタの識別番号は、登録順に「64、39、27」であり、ホスト装置10の記憶している識別番号は登録順に「52、87、36」であるので、識別番号はすべて異なる。この場合には、プリンタ50に登録されているイメージ及び識別番号がすべて削除され、ホスト装置10の識別番号「52、87、36」により特定されるイメージが登録される。各イメージを登録したときに、ホスト装置10(イメージ管理部20)上にもプリンタ50に登録したイメージデータを保存(例えば、イメージ毎にファイル形式で保存)しておくことにより、保存したイメージデータをプリンタ50のイメージデータとして登録する更新処理を行うことが可能である。プリンタ50に登録される各登録イメージの識別番号は、ホスト装置10で記憶している「52、87、36」がそのまま使用される。
【0052】
ホスト装置10及びプリンタ50に記憶している識別番号のいずれかが一致する場合(S301;NO)、次に識別番号の登録順番が確認される(S302)。登録順番が一致していない場合(S302;YES)にも、識別番号がすべて異なる場合と同様にプリンタの登録イメージがすべて書き換えられる(S304)。この場合にも、プリンタ50の登録イメージとホスト装置10により認識しているイメージが異なる可能性が大きいからである。
【0053】
図5に、例2a及び例2bとしてこの場合の例を示す。例2aでは、プリンタ50に識別番号「52、36、87」、ホスト装置10に「52、87、36」が記憶されている。従って、登録されている3個の識別番号の数値は同じであるが、識別番号36及び38の登録された順番が異なる。識別番号は、ランダムに付与されるので、識別番号が一致することは稀であると解されるが、全く起こり得ないということはできない。このように、登録順番が異なるということは、プリンタにイメージを登録したPOSシステムが異なるものであると考えられので、識別番号が一致しているとしても、登録イメージは異なるおそれがある。そこで、本実施形態では、より確実にイメージの同一性を確定するために、同じ識別番号であっても登録順番が異なる場合には、すべての登録イメージを書き返ることとしている。例2bは、プリンタ50に登録されているイメージがホスト装置より少なく、その並び順(登録順番)が異なる場合を示している。本実施形態では、この場合にもたまたま同一の識別番号が付与された可能性があるので、すべての登録イメージを書き換えることとしている。
【0054】
ホスト装置10及びプリンタ50に記憶している識別番号の登録順が一致している場合は(S302;NO)、イメージの登録数(識別番号の数)が比較される(S303)。プリンタ50に記憶している識別番号の数がホスト装置10に記憶している識別番号の数よりも多い場合にも(S303;YES)、同様にすべての登録イメージの書き換えが行なわれる(S304)。接続されたプリンタ50が異なるPOSシステムによりイメージ登録された可能性が高く、イメージが異なる可能性があるからである。図5の例3aに示すように、ホスト装置には、「52、87」の2個の識別番号しか記憶していないが、プリンタ50には同一識別番号「52、87」に加えて、さらに他の識別番号「36」を記憶している場合がこれにあたる。
【0055】
逆に、プリンタ50の識別番号の数がホスト装置10よりも少ない場合には(S303;NO)、不足イメージをプリンタに登録する(S305)。図5の例3bを用いて説明すると、プリンタ50に識別番号「52、87」の2個のイメージが登録されており、ホスト装置10では、識別番号「52、87、36」の3個のイメージが記憶されている場合、プリンタ50に登録されていない識別番号36のイメージをプリンタ50に登録する。この場合には、既にプリンタ50に登録されているイメージの識別番号は同じであり、登録順番も同じであることから、同じ識別番号のイメージは同一である確率が高いものと判断し、不足イメージのみを追加登録し、全部の書き換えに伴う負荷を軽減したものである。
【0056】
尚、図5のフローチャートは一実施形態を示すものであり、どのような場合にプリンタ50の登録イメージをすべて書き換えるか、または一部のみを更新するかは、高い安全性(イメージの同一性の確保をより確実にする)の確保の要請と、高速処理の要請(初期化処理等の負荷を減らして迅速な処理を確保する)のバランスの観点から、自由に設定可能である。
【0057】
例えば、識別番号に乱数を使用していることから識別番号が一致する場合にはイメージが同一である確率はかなり高いとの前提の下に、識別番号の値が一致するものは、同一イメージとして取り扱うことも可能である。また、例えば、図5の工程S303;YESの場合には、プリンタ50の識別番号36を削除するように構成してもよい。反対に、イメージの同一性をより確実なものとするために、図5の工程S305の場合であっても、プリンタ50の登録イメージをすべて書き換えるようにすることも可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、プリンタに登録するイメージの識別番号をランダムに付与し、付与した識別番号及びその順番をホスト装置及びプリンタ装置の双方で記憶しておくことにより、ホスト装置で管理する登録イメージと実際にプリンタに登録されているイメージとの同一性を、識別番号のみの比較により判定可能となる。これにより、ホスト装置で管理する登録イメージとプリンタに登録されているイメージの整合性を簡単に確認することが可能となり、登録イメージの管理が容易となる。従って、故障等の必要性に応じて、ホスト装置に接続されているプリンタを交換することが容易となる。また、そのようなプリンタの交換に伴うイメージの整合性チェックを自動的に判定することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なPOSシステムの印刷機能部分の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】POSデバイスドライバ12における本発明の一実施形態にかかるイメージ登録処理機能を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるイメージ登録処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態にかかるイメージの初期化処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図4の登録イメージの削除及び更新処理工程S203の一実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ホスト装置 11 POSアプリケーション
12 POSデバイスドライバ 13 デバイスコントロール
14 デバイスサービス 15 プリンタドライバ
16 印刷制御手段 20 イメージ管理部
21 イメージ登録制御手段 22 登録データ記憶手段
23 更新判定手段 24 識別番号付与手段
50 プリンタ 51 送受信部
52 受信バッファ 53 イメージ登録部
54 印刷制御部 55 印刷部

Claims (15)

  1. 印刷装置の不揮発性記憶部に複数のイメージデータをその識別番号とともに登録し、登録した前記イメージデータを前記識別番号により特定して印刷させるPOSシステムの印刷制御装置であって、
    前記イメージデータを前記印刷装置に登録する際に、登録するイメージデータの識別番号をランダムに抽出して付与する識別番号付与手段と、
    付与した前記識別番号を記憶する登録データ記憶手段と、
    前記印刷装置に登録されている前記識別番号と、前記登録データ記憶装置に記憶されている前記識別番号とを比較して、前記イメージデータの更新の是非を判定する更新判定手段と、
    前記各手段を制御して、前記識別番号と前記イメージデータの前記印刷装置への登録を制御するイメージ登録制御手段と、
    を備えることを特徴とするPOSシステムの印刷制御装置。
  2. 前記識別番号付与手段は、前記印刷装置に第1番目に登録するイメージデータの前記識別番号として、ランダムに抽出した1より大きい整数を付与することを特徴とする請求項1に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  3. 前記識別番号付与手段は、ランダムに抽出した番号が既に登録されている前記識別番号と同じ場合には、別の番号を再度ランダムに抽出して前記識別番号を付与することを特徴とする請求項1または2に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  4. 前記更新判定手段は、登録された前記イメージデータの初期化処理の際に、前記印刷装置に登録した前記識別番号と前記登録データ記憶手段に記憶した前記識別番号とを比較して、両識別番号の一致の程度に応じて前記印刷装置に登録されている前記イメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  5. 前記更新判定手段は、登録された前記イメージデータの初期化処理の際に、さらに、前記印刷装置に登録した前記識別番号と前記登録データ記憶手段に記憶した前記識別番号の登録順番を比較して、前記登録順番の一致の程度に応じて前記印刷装置に登録されている前記イメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする請求項4に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  6. 前記登録データ記憶手段は、さらに前記イメージデータに固有の属性データを記憶しており、前記更新判定手段は、前記イメージデータを印刷刷装置に追加登録する際に、既登録のイメージデータの前記属性データと新しく登録するイメージデータの前記属性データとを比較して、該属性データが同一の場合には、イメージデータの新規登録を行わないことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  7. 前記属性データは、前記イメージデータのファイル名、イメージデータのサイズ、チェックサムを含むことを特徴とする請求項6に記載のPOSシステムの印刷制御装置。
  8. 印刷装置の不揮発性記憶部に複数のイメージデータをその識別番号とともに登録し、登録した前記イメージデータを前記識別番号により特定して印刷させるPOSシステムにおいて、
    (a)前記イメージデータの登録要求を受け付ける工程と、
    (b)前記印刷装置に登録する前記イメージデータの識別番号をランダムに抽出して付与する工程と、
    (c)付与した前記識別番号を記憶する工程と、
    (d)前記イメージデータ及び前記識別番号を前記印刷装置に登録する工程と、
    を備えることを特徴とするイメージデータの登録方法。
  9. 前記工程(c)は、さらに、前記イメージデータの属性データを記憶することを特徴とする請求項8に記載のイメージデータの登録方法。
  10. (e)既に登録しているイメージデータの前記属性データと、登録しようとするイメージデータの前記属性データとを比較する工程をさらに備え、前記属性データが同一である場合には、前記工程(b)〜(d)は行わないことを特徴とする請求項9に記載のイメージデータの登録方法。
  11. 請求項8から10のいずれか1項に記載のイメージデータ登録方法により印刷装置に登録したイメージデータを初期化する方法であって、
    (a)前記イメージデータの初期化処理を起動する工程と、
    (b)前記記憶している既登録の識別番号と前記前記印刷装置に登録されている前記識別番号とを比較して、一致の程度に応じて前記印刷装置に登録されている前記イメージデータの書き換え範囲を確定する工程と、
    (c)確定した書き換え範囲の前記イメージデータの書き換え処理を実行する工程と、
    を備えることを特徴とするイメージデータの初期化方法。
  12. 前記工程(b)は、さらに、イメージ登録の順番の程度に応じて、前記印刷装置に登録されている前記イメージデータの書き換え範囲を確定することを特徴とする請求項11に記載のイメージデータの初期化処理方法。
  13. 前記工程(b)は、イメージ登録の順番が異なるときには、前記印刷装置に登録されているイメージデータのすべてを書き換えるように書き換え範囲を確定することを特徴とする請求項12に記載のイメージデータの初期化処理方法。
  14. 請求項8から13のいずれか1項に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項8から13のいずれか1項に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記載したコンピュータにより読取可能な記録媒体。
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