JP2001032945A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2001032945A
JP2001032945A JP11203891A JP20389199A JP2001032945A JP 2001032945 A JP2001032945 A JP 2001032945A JP 11203891 A JP11203891 A JP 11203891A JP 20389199 A JP20389199 A JP 20389199A JP 2001032945 A JP2001032945 A JP 2001032945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力の繰り返し入力に対して破損し難く、長
期にわたり安定したシール性を発揮する密封装置を提供
する。 【解決手段】 第1リップ部12のしめ代をαとし、第
2リップ部14のしめ代をβとし、周方向溝16の溝幅
をγとした場合に、溝幅γを第1リップ部12と第2リ
ップ部14のしめ代α+βよりも小さく設定し、密封装
置1を環状保持部3bに配置した時に周方向溝16を閉
じた状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体圧シリンダ等に
使用される密封装置に関し、特に両側から密封流体の圧
力を受ける両圧用ピストンシール等の密封装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、高圧の密封流体をシリンダ内
部に導入する流体圧シリンダ等では、シリンダ内を両側
から密封流体の圧力を受けて軸方向に摺動するピストン
の外周面とシリンダ内周面との環状隙間のシールを行な
うためにピストンシールを備えている。
【0003】このように両方向からの圧力がかかる部位
に用いられるピストンシールは、その要求される性能に
応じて、様々な断面形状(例えばO型、矩形型、X字型
等)のものが使用されている。
【0004】図5は実開昭62−128277号公報に
開示されている、このような両圧型のゴム状弾性体によ
るピストンシール101の断面構成説明図である。
【0005】ピストンシール101は、シリンダ102
内周面とピストン103外周面の間の環状隙間104の
シールを行なうもので、ピストン103の外周面に形成
された凹溝103aに収容される。
【0006】ピストンシール101の断面形状は、略X
字型となっており、外周リップ105a,105bと内
周リップ106a,106bが形成されている。ピスト
ンシール101の軸方向の端面108,109には、外
周リップと内周リップを分割するように溝107a,1
07bが設けられている。
【0007】110a,110bは密封流体の圧力を溝
107a,107bへと導入するための径方向溝であ
る。
【0008】そして、外周リップ105a,105b及
び内周リップ106a,106bと溝107a,107
bとの寸法関係を、外周リップのしめ代α、内周リップ
のしめ代β、溝幅γとした場合に、γ−(α+β)=δ
(差分)=0.1mm〜0.5mmとなるように設定し
ている。
【0009】図6は、ピストンシール101をピストン
103の外周面の凹溝103aに収容した状態であり、
各リップは変形し溝107a,107bは細い隙間とな
り存在している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
ように凹溝103aに収容されたピストンシール101
は、溝107a,107bが依然として細い隙間として
存在するため、例えば図において環状隙間104の上側
から密封流体の圧力が印加された時に、圧力側の溝10
7aはその隙間が増大し、反圧力側の溝107bは溝1
07bを埋めるようにリップのゴム状弾性体が変形する
ことになる。
【0011】その結果、反圧力側の溝107bの周囲に
は、溝107bを埋めるために溝107bの周囲のゴム
状弾性体が溝107b方向へと移動して変形することで
リップ内部で引張り応力が発生し、差分δが大きくなる
に従い(図6のピストンシール101の場合最大0.5
mm)、溝107bの周囲の引張り応力もより大きくな
り、衝撃圧が繰り返し入力されるような使用条件では応
力の集中し易い溝底部などに亀裂などの破損が発生し易
くなる虞が有る。
【0012】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、圧力の繰り
返し入力に対して破損し難く、長期にわたり安定したシ
ール性を発揮する密封装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、圧力を有する密封流体が関与する
2対向面の間の環状保持部に配置されるもので、接続部
から互いに反対向きに延出し前記2対向面の一方の側に
当接する2つの第1リップ部と、前記接続部から互いに
反対向きに延出し前記2対向面の他方の側に当接する2
つの第2リップ部と、対向する前記第1リップ部と前記
第2リップ部との間に設けられた周方向溝と、を備えた
密封装置において、前記第1リップ部の前記2対向面の
一方に対するしめ代をαとし、前記第2リップ部の前記
2対向面の他方に対するしめ代をβとし、前記周方向溝
の溝幅をγとした場合に、溝幅γを第1リップ部と第2
リップ部のしめ代α+βよりも小さく設定し、2対向面
の間に配置することで前記周方向溝を閉じた状態とする
ことを特徴とする密封装置。
【0014】このように周方向溝の溝幅とリップ部のし
め代を設定することにより、密封装置の周方向溝を閉じ
た状態で2対向面の間に配置することができ、周方向溝
の周囲を常に圧縮状態とする。
【0015】密封流体の圧力を受ける側のリップ部及び
周方向溝は、周方向溝の周囲の圧縮状態がより圧縮した
状態となり、また、密封流体の圧力が反対側からかかる
側のリップ部は、周方向溝が閉じられて環状保持部内に
圧接した状態となるが、周方向溝を埋めるために周方向
溝の周囲の部材が周方向溝方向へと移動して変形するこ
とがなく、リップ部内部で引張り応力の発生を抑制して
いる。
【0016】従って、周方向溝の周囲の部材の応力は、
圧縮と引張りの両方の応力状態となるものではなく、常
に圧縮状態での応力変動となり、圧力の繰り返し入力に
対して破損し難く、長期にわたり安定したシール性を発
揮することができる。
【0017】前記第1リップ部または第2リップ部の端
面から前記周方向溝の溝底部まで密封流体を導く圧力導
入溝を設けたことも好適である。
【0018】この圧力導入溝により閉じられた周方向溝
の溝底部まで密封流体の圧力を導入することができ、圧
力に応じてリップ部の拡張力を増加させ、シール性を高
めることができる。
【0019】前記2つの第1リップ部同士のリップ先端
部の間または前記2つの第2リップ部同士のリップ先端
部の間の少なくとも一方に、複数本の微小突起をリップ
部に平行に設けたことも好適である。
【0020】この微小突起により、密封流体を対向面と
の間に保持することができ、潤滑性を高めて摩擦を抑
え、対向面とリップ部の摺動抵抗の低減を図ることがで
きる。
【0021】前記接続部は前記2対向面に対して平行と
なる当接面を備え、前記第1リップ部及び第2リップ部
は、前記接続部から当接する対向面側に傾斜してリップ
先端部へと続く傾斜面を有し、前記第1リップ部及び第
2リップ部の傾斜面に設けられた微小突起の断面形状
は、リップ先端部に向かう側の前記対向面との当接角度
を接続部に向かう側の前記対向面との当接角度よりも大
きく設定した非対称の山型形状であり、前記接続部に設
けられた微小突起の断面形状は、ほぼ対称の山型形状で
あることも好適である。
【0022】微小突起をこのように設けることにより、
第1リップ部及び第2リップ部の傾斜面に設けられた微
小突起はリップ先端から接続部方向への密封流体の漏れ
防止として機能し、接続部に設けられた微小突起は密封
流体の潤滑膜を形成して密封流体を保持するように機能
する。 前記第1リップ部及び第2リップ部のリップ先
端部をアール形状としたことも好適である。
【0023】成形時にリップ先端部のカット仕上げを行
なう必要がなくなり、密封装置の製造工程の簡素化とコ
スト低減を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した環状の密
封装置1の断面構成を説明する図である。密封装置1は
軸対称であるので、図1では慣例に従い片側の断面のみ
示している。尚、図において左側が外周側で右側が内周
側である。
【0025】この密封装置1は、図2のように2対向面
としてのシリンダ2の内周面2aとピストン3の外周面
3aの間の環状隙間4を密封するもので、環状隙間4に
は、例えば作動油等の密封流体が両方向から圧力P1,
P2のように繰り返しかかり、ピストン3を移動させる
ものである。
【0026】ピストン3の外周面3aには断面矩形状の
環状保持部3bが全周にわたり形成され、環状保持部3
bに密封装置1は配置される。そして、密封装置1の外
周側がシリンダ2の内周面2aに対する摺動面となる。
【0027】密封装置1は、ゴム状弾性体によりフリー
の状態(図1)で断面略X字状に一体成形されたもので
あり、軸方向中央に位置する接続部11から互いに軸方
向反対向きに延出しシリンダ2の内周面2aに当接する
2つの第1リップ部12,13と、接続部11から互い
に軸方向反対向きに延出し環状保持部3bの底面に当接
する2つの第2リップ部14,15と、対向する第1リ
ップ部12と第2リップ部14及び対向する第1リップ
部13と第2リップ部15との間に設けられた周方向溝
16,17と、を備えている。
【0028】接続部11は密封装置1の軸方向長さの1
/3程度であり、接続部外周面11aはシリンダ2の内
周面2aと軽く当接しており、接続部内周面11bは環
状保持部3bの底面に軽く当接するように設定されてい
る。
【0029】第1リップ部12,13はリップ先端部1
2a,13aに向かって盛りあがるように外周側に突出
し、端面12b,13bの外周側には、環状隙間4への
食い込みを防止する逃げ12c,13cが設けられてい
る。
【0030】リップ先端部12a,13aはアール形状
となっており、成形時にリップ先端部のカット仕上げを
行なう必要がなくなる。
【0031】また、端面12b,13bには、周方向の
複数箇所に、閉じられている周方向溝16,17への圧
力導入を行なう圧力導入溝12d,13dと、圧力導入
溝12d,13dと周方向溝16,17との境界(端面
12b,13bの内周側)に、密封流体を周方向溝1
6,17へと導くノズル部12e,13eが設けられて
いる。
【0032】第2リップ部14,15には、内周側に突
出するアール形状となるリップ先端部14a,15aを
有し、端面14b,15bと周方向溝16,17との境
界(端面14b,15bの外周側)に、密封流体を周方
向溝16,17へと導くノズル部14c,15cが設け
られている。
【0033】第2リップ部14,15の端面14b,1
5bから周方向溝16,17の溝底部まで接続する圧力
導入溝14d,15dが備えられている。
【0034】図3は、周方向溝17への圧力導入溝13
d,15dの構成を説明する図である。図3(a)は図
1のV1−V1矢視図であり、図3(b)は図3(a)
のC1−C1断面図であり、図3(c)は図1のV2−
V2矢視図であり、図3(d)は図3(c)のC2−C
2断面図である。
【0035】圧力導入溝13d,15dにより、圧力導
入溝13d,15dが存在する側からの密封流体を周方
向溝17へ導き、また圧力が反対側からかかる場合には
周方向溝17から密封流体を排出する経路となる。
【0036】さらに、第1リップ部12,13のシリン
ダ2の内周面2aに対するしめ代をαとし、第2リップ
部14,15の環状保持部3bの底面に対するしめ代を
βとし、周方向溝16,17の溝幅をγとした場合に、
溝幅γを第1リップ部12,13と第2リップ部14,
15のしめ代α+βよりも小さく設定している。
【0037】従って、密封装置1を環状保持部3bに配
置した状態で、図2に示されるように周方向溝16,1
7は閉じた状態となる。
【0038】このように周方向溝16,17の溝幅γと
リップ部のしめ代α+βを設定することにより、密封装
置1の周方向溝16,17の周囲が常に圧縮状態とな
る。
【0039】これは、図2において例えば圧力P1が密
封流体の圧力として作用している場合、圧力P1を受け
る側の第1リップ部12と第2リップ部14及び周方向
溝16は、周方向溝16の周囲の圧縮状態がより圧縮し
た状態となる。
【0040】圧力P1の密封流体は、圧力導入溝12d
から周方向溝16へ向かって密封流体を導くノズル部1
2eとノズル部14cに囲まれる領域へと進み、閉じた
状態の周方向溝16を押し広げるようにして溝内部へと
進入する。
【0041】また、第2リップ部14の端面14bから
周方向溝16の溝底部まで接続する圧力導入溝14dに
より、密封流体の周方向溝16への進入が補助され、圧
力に応じて圧力側の第1リップ部12と第2リップ部1
4の拡張力を増加させ、シール性を高めることができ
る。
【0042】密封流体の圧力が反対側からかかる側の第
1リップ部13と第2リップ部15は、周方向溝17が
閉じられて環状保持部3bの周壁面に圧接した状態とな
るので、周方向溝17を埋めるために周方向溝17の周
囲のゴム状弾性体が周方向溝17方向へと移動して変形
することがなく、リップ部内部で引張り応力の発生を抑
制している。
【0043】従って、圧力側と反圧力側の周方向溝1
6,17のいずれも、その周囲のゴム状弾性体の応力
は、圧縮と引張りの両方の応力状態となるものではな
く、常に圧縮状態での応力変動となり、圧力の繰り返し
入力に対して破損し難く、長期にわたり安定したシール
性を発揮することができる。
【0044】尚、圧力がかかる方向が変わっても同様の
作用が反対側のリップ部及び周方向溝で発揮される。
【0045】図4は、第1リップ部12と接続部外周面
11aを拡大して表示した図である。シリンダ2の内周
面2aに対する摺動面となるリップ先端部12a,13
aの間の摺動領域S1には、複数本の微小突起18a,
18b,18c,19a,19b・・・をリップ先端部
12a,13aに平行に設けている。
【0046】第1リップ部12は、接続部11から当接
する内周面2a側に傾斜して(フリーの状態で)リップ
先端部12aへと続く傾斜面12fを有している(第2
リップ13も同様である)。
【0047】傾斜面12f上の微小突起18a,18
b,18cの断面形状は、リップ先端部12aに向かう
側の内周面2aとの当接角度K1(微小突起の先端から
微小突起の斜面と内周面2aとにより挟まれる角度)を
接続部11に向かう側の内周面2aとの当接角度K2よ
りも大きく設定した非対称の山型形状である。尚、第2
リップ部13側も同様に、リップ先端部13a側に向か
う側の当接角度が大きくなっている。
【0048】また、接続部11に設けられた微小突起1
9a,19b・・・の断面形状は、ほぼ対称の山型形状
となっている。
【0049】微小突起18a,19a等を形成すること
により、密封流体を対向面である内周面2aとの間に潤
滑膜として保持することができ、潤滑性を高めて摩擦を
抑え、内周面2aとリップ部との摺動抵抗の低減を図る
ことができる。
【0050】また、第1リップ部12及び第2リップ部
13の傾斜面に設けられた微小突起の当接角度を図4の
ように設定することにより、リップ先端部12aから接
続部11方向への密封流体の漏れ防止として機能し、接
続部11に設けられた微小突起19a,19b・・・は
密封流体の潤滑膜を形成して密封流体を保持するように
機能することで、より密封装置1のシール性を摺動性を
高めることができる。
【0051】上記説明では、密封装置1が配置される2
対向面をシリンダ内周とピストン外周の摺動面部として
説明を行なったが、2つの第1リップと2つの第2リッ
プを径方向に沿って反対向きに延出させ、スラスト方向
に対向する摺動面部に本発明を適用することも可能であ
り、径方向に圧力差の発生する装置のシールを行なうこ
ともできる。
【0052】
【発明の効果】上記に説明されたように、本発明を適用
することにより、圧力の繰り返し入力に対して破損し難
く、長期にわたり安定したシール性を発揮する密封装置
が得られる。
【0053】すなわち、周方向溝の周囲の部材の応力
は、圧縮と引張りの両方の応力状態となるものではな
く、常に圧縮状態での応力変動となり、圧力の繰り返し
入力に対して破損し難く、長期にわたり安定したシール
性を発揮することができる。
【0054】圧力導入溝により閉じられた周方向溝の溝
底部まで密封流体の圧力を導入することができ、圧力に
応じてリップ部の拡張力を増加させ、シール性を高める
ことができる。
【0055】微小突起により、密封流体を対向面との間
に保持することができ、潤滑性を高めて摩擦を抑え、対
向面とリップ部の摺動抵抗の低減を図ることができる。
【0056】微小突起の断面形状を特定することによ
り、第1リップ部及び第2リップ部の傾斜面に設けられ
た微小突起はリップ先端から接続部方向への密封流体の
漏れ防止として機能し、接続部に設けられた微小突起は
密封流体の潤滑膜を形成して密封流体を保持するように
機能する。
【0057】第1リップ部及び第2リップ部のリップ先
端部をアール形状としたことで、成形時にリップ先端部
のカット仕上げを行なう必要がなくなり、密封装置の製
造工程の簡素化とコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態に係る密封装置の断面構成説
明図。
【図2】図2は実施の形態に係る密封装置を環状保持部
に配置した断面構成説明図。
【図3】図3は圧力導入溝の説明図。
【図4】図4はリップ部に設けた微小突起の説明図。
【図5】図5は従来の密封装置の断面図。
【図6】図6は従来の密封装置の装着状態の図。
【符号の説明】
1 密封装置 2 シリンダ 2a 内周面 3 ピストン 3a 外周面 3b 環状保持部 4 環状隙間 11 接続部 12,13 第1リップ部 12a,13a リップ先端部 12b,13b 端面 12c,13c 逃げ 12d,13d 圧力導入溝 12e,13e ノズル部 12f 傾斜面 14,15 第2リップ部 14a,15a リップ先端部 14b,15b 端面 14c,15c ノズル部 14d,15d 圧力導入溝 16,17 周方向溝 18a,19a 微小突起 α,β しめ代 γ 溝幅 P1,P2 圧力 K1,K2 当接角度 S1 摺動領域
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月29日(1999.7.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力を有する密封流体が関与する2対向
    面の間の環状保持部に配置されるもので、接続部から互
    いに反対向きに延出し前記2対向面の一方の側に当接す
    る2つの第1リップ部と、前記接続部から互いに反対向
    きに延出し前記2対向面の他方の側に当接する2つの第
    2リップ部と、対向する前記第1リップ部と前記第2リ
    ップ部との間に設けられた周方向溝と、を備えた密封装
    置において、 前記第1リップ部の前記2対向面の一方の側に対するし
    め代をαとし、前記第2リップ部の前記2対向面の他方
    の側に対するしめ代をβとし、前記周方向溝の溝幅をγ
    とした場合に、 溝幅γを第1リップ部と第2リップ部のしめ代α+βよ
    りも小さく設定し、2対向面の間に配置することで前記
    周方向溝を閉じた状態とすることを特徴とする密封装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1リップ部または第2リップ部の
    端面から前記周方向溝の溝底部まで密封流体を導く圧力
    導入溝を設けたことを特徴とする請求項1に記載の密封
    装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの第1リップ部同士のリップ先
    端部の間または前記2つの第2リップ部同士のリップ先
    端部の間の少なくとも一方に、複数本の微小突起をリッ
    プ部に平行に設けたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の密封装置。
  4. 【請求項4】 前記接続部は前記2対向面に対して平行
    となる当接面を備え、 前記第1リップ部及び第2リップ部は、前記接続部から
    当接する対向面側に傾斜してリップ先端部へと続く傾斜
    面を有し、 前記第1リップ部及び第2リップ部の傾斜面に設けられ
    た微小突起の断面形状は、リップ先端部に向かう側の前
    記対向面との当接角度を接続部に向かう側の前記対向面
    との当接角度よりも大きく設定した非対称の山型形状で
    あり、 前記接続部に設けられた微小突起の断面形状は、ほぼ対
    称の山型形状であることを特徴とする請求項3に記載の
    密封装置。
  5. 【請求項5】 前記第1リップ部及び第2リップ部のリ
    ップ先端部をアール形状としたことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の密封装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102465115B1 (ko) * 2021-08-23 2022-11-09 최병석 기밀장치
WO2023008403A1 (ja) * 2021-07-28 2023-02-02 Nok株式会社 密封装置
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