JP2001031903A - 電線被覆用樹脂組成物及びそれを用いた電線 - Google Patents

電線被覆用樹脂組成物及びそれを用いた電線

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JP2001031903A
JP2001031903A JP11206828A JP20682899A JP2001031903A JP 2001031903 A JP2001031903 A JP 2001031903A JP 11206828 A JP11206828 A JP 11206828A JP 20682899 A JP20682899 A JP 20682899A JP 2001031903 A JP2001031903 A JP 2001031903A
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ethylene
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JP11206828A
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Yoshiaki Yamano
能章 山野
Shinichi Matsumoto
慎一 松本
Akira Senoo
亮 妹尾
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性に優れ、しかも柔軟性、滑り性、引張
特性、耐熱性に優れた電線被覆用樹脂組成物及びそれを
用いた電線を提供する。 【解決手段】 スチレン系熱可塑性エラストマー、エチ
レン−αオレフィン樹脂、粘度が100cs以下のシリ
コーンオイル、パラフィン系オイル、及び常温で固体で
ある脂肪酸アミドを含有する電線被覆用樹脂組成物であ
って、前記スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量
は、該スチレン系熱可塑性エラストマーと該エチレン−
αオレフィン樹脂とパラフィン系オイルの含有総量の1
/3以上の量であり、前記パラフィン系オイルの含有量
は、スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量よりも少
なく、前記シリコーンオイルの含有量が、該スチレン系
熱可塑性エラストマーと該エチレン−αオレフィン樹脂
とパラフィン系オイルの含有総量100重量部に対して
3〜10重量部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機のように移
動させながら使用され、未使用時にはリールに巻き取っ
て電源コードを仕舞うような家電製品の電線の被覆材と
して好適な電線被覆用樹脂組成物及びそれを用いた電線
に関するものであり、より詳細には優れた柔軟性、滑り
性、耐傷付き性、引張強度を有し、しかも燃焼時にはハ
ロゲン系ガスを発生せず、優れた難燃性を示す電線被覆
用組成物及びそれを用いた電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】掃除機に取り付けられた電源コードは、
使用時には床との摺動が激しく、未使用時にはリールに
巻きとって本体内に収納される。このような仕様のコー
ドは、床との摺動運動がスムーズであるように、また巻
取がスムーズであるように、滑り性がよく、耐傷付き性
がよくなければならない。つまり、掃除機に用いられる
電線の被覆材は、粘着性がなく、硬いものが望ましい。
一方、リールに巻き取り易く、再び使用するときには巻
き癖がついていないように、柔軟で、引張強度に優れて
いるものでなければならない。さらに、掃除機本体内の
温度は、使用中は100℃以上になることもあり、かか
る温度で溶融するような被覆材では、リールに巻かれた
状態にある電線同士が融着するおそれがある。
【0003】一方、家電用電線に限らず、電線の被覆材
に対する一般的要求として、難燃性で、しかも近年の環
境問題に対する意識の高まりからノンハロゲン系材料で
あることが求められている。このため、従来は、家電用
電線の被覆材料には、主として、難燃性や加工性、経済
性に優れたポリ塩化ビニル(PVC)が使用されてきた
が、近年、ノンハロゲン系材料として、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のオレフィン系材料に難燃効果に優れ
た難燃剤を含有させたものが用いられるようになってき
ている。
【0004】ノンハロゲン系の難燃性被覆材料として、
ポリオレフィン系材料に金属水酸化物を添加したものが
検討・開発されている。しかし金属水酸化物は難燃効果
が低く、必要な難燃性を得るには多量に添加する必要が
ある一方、難燃剤の添加量が多くなると柔軟性の低下を
招くことになる。
【0005】一方、柔軟性を付与した電線材料として、
ポリマー成分を工夫した電線被覆組成物が提案されてい
る。例えば、ポリマー成分としてポリオレフィン系樹脂
とエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−エチルア
クリレート樹脂などのエチレン−αオレフィン樹脂を使
用し、これに難燃剤を配合した電線被覆用樹脂組成物、
ポリオレフィン系樹脂とゴムの混合物に難燃剤を配合し
た電線被覆用樹脂組成物などが挙げられる。
【0006】しかし、エチレン−αオレフィン樹脂は一
般に融点が低く、これを混合することにより電線の耐熱
性が低下する。ポリマー成分を架橋することにより耐熱
性を上げることができるが、架橋構造を有するポリマー
はリサイクルできず、近年のプラスチックリサイクルの
要求に反することになる。一方、ポリマー成分としてゴ
ムを配合する場合は、エチレン−αオレフィン樹脂に比
して耐熱性を有しているが、滑り性の低下を回避するこ
とはできず、掃除機のように、使用中はコードの摺動が
激しく滑り性が重要な特性の一つである電線の材料とし
ては不適である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みなされたものであり、その目的は、燃焼時に有
害なハロゲン系ガスを発生せず、難燃性に優れ、しかも
柔軟性、滑り性、引張特性、耐熱性に優れた電線被覆用
樹脂組成物及びそれを用いた電線を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電線被覆用樹脂
組成物は、スチレン系熱可塑性エラストマー、エチレン
−αオレフィン樹脂、粘度が100cs以下のシリコー
ンオイル、パラフィン系オイル、及び常温で固体である
脂肪酸アミドを含有する電線被覆用組成物であって、前
記スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量は、該スチ
レン系熱可塑性エラストマーと該エチレン−αオレフィ
ン樹脂とパラフィン系オイルの含有総量の1/3以上の
量であり、前記パラフィン系オイルの含有量は、スチレ
ン系熱可塑性エラストマーの含有量よりも少なく、前記
シリコーンオイルの含有量が、該スチレン系熱可塑性エ
ラストマーと該エチレン−αオレフィン樹脂とパラフィ
ン系オイルの含有総量100重量部に対して3〜10重
量部であることを特徴とする。
【0009】前記脂肪酸アミドは、オレイン酸アミドで
あることが好ましい。
【0010】また、更に難燃剤として、金属水酸化物及
びリン系化合物を含有し、前記金属水酸化物の含有量
は、該スチレン系熱可塑性エラストマーと該エチレン−
αオレフィン樹脂とパラフィン系オイル含有総量100
重量部に対して、50〜150重量部であり、前記リン
系化合物の含有量は、該スチレン系熱可塑性エラストマ
ーと該エチレン−αオレフィン樹脂とパラフィン系オイ
ル含有総量100重量部に対して0.5〜10重量部で
あることが好ましい。
【0011】さらに、前記スチレン系熱可塑性エラスト
マーの分子量は、20万以上であることが好ましい。
【0012】更にまた、本発明の電線被覆用樹脂組成物
には、高密度ポリエチレン又はポリプロピレンが含有さ
れていてもよく、この場合、エチレン−αオレフィン樹
脂の含有量は5重量部以上とすることが好ましい。
【0013】本発明の電線は、上記本発明の電線被覆用
樹脂組成物で被覆されていることを特徴とするもので、
掃除機の電源コードとして好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の電線被覆用樹脂組成物
は、必須成分として、スチレン系熱可塑性エラストマ
ー、エチレン−αオレフィン樹脂、シリコーンオイル、
パラフィン系オイル、常温で固体の脂肪酸アミドを含有
する。被覆材の硬度調整のために、必要に応じて、高密
度ポリエチレン又はポリプロピレンを更に含有してもよ
い。
【0015】スチレン系熱可塑性エラストマーとは、ハ
ードセグメントがポリスチレンブロック(S)で、ソフ
トセグメントがポリオレフィンブロックであるブロック
コポリマーである。ポリオレフィンブロックとしては、
具体的には、エチレンプロピレンコポリマー、ポリイソ
プレン、ポリブタジエン、またはこれらの水素添加物な
どが挙げられる。ハードセグメントとソフトセグメント
の結合様式は、ハードセグメント−ソフトセグメント
型、ハードセグメント−ソフトセグメント−ハードセグ
メント型、(ハードセグメント−ソフトセグメント)の
単位が複数個繰り返されているもの、ハードセグメント
とソフトセグメントが星型を形成するように結合したも
のなど、いずれであってもよい。
【0016】スチレン系熱可塑性エラストマーの好まし
い具体例としては、ポリオレフィンブロックがエチレン
プロピレンコポリマーブロック(EP)又はエチレンブ
テンコポリマーブロック(EB)であり、結合様式がハ
ードセグメント−ソフトセグメント−ハードセグメント
型であるSEPS、SEBSなどが挙げられる。このよ
うなエラストマーは、ゴム的性質を有しているので、被
覆材に柔軟性及び弾性を付与して、巻き癖がつかないよ
うにするために配合される。また、熱可塑性樹脂として
の性質も有しているので、廃棄の場合には焼却処理が可
能であり、またリサイクルすることも可能である。さら
にスチレン系ポリマー、エチレン−αオレフィン系ポリ
マーとの親和性が良好である。
【0017】本発明で用いられるスチレン系熱可塑性エ
ラストマーは、分子量が20万以上のものであることが
好ましい。スチレン系熱可塑性エラストマーの分子量
は、電線材料の耐熱溶融性に影響を及ぼし、分子量20
万未満では120℃程度で溶融して、電線が融着するお
それがあるからである。
【0018】スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量
は、ポリマー成分(スチレン系熱可塑性エラストマー及
びエチレン−αオレフィン樹脂)とパラフィン系オイル
の含有総量の1/3以上の量である。また、滑り性の低
下防止及び組成物調製時の混練のしやすさの観点から、
ポリマー成分とパラフィン系オイルの含有総量の50重
量%以下であることが好ましい。
【0019】エチレン−αオレフィン系樹脂は、被覆材
としての滑り性の低下を抑制するために配合される。す
なわち、スチレン系熱可塑性エラストマーの使用は、被
覆材の滑り性を極端に低下させることになるため、ポリ
マー成分としてエチレン−αオレフィン系樹脂とスチレ
ン系熱可塑性エラストマーを併用することにより、耐熱
性、柔軟性を確保しつつ、滑り性の極端な低下を防止で
きる。エチレン−αオレフィン系樹脂としては、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エチル
アクリレート(EEA)などが用いられる。これらは、
スチレン系熱可塑性エラストマーと相溶性があり、しか
もエチレン−αオレフィン樹脂の中では硬度が高くない
部類に属するので、スチレン系熱可塑性エラストマーの
柔軟性を損なうことなく、スチレン系熱可塑性エラスト
マーによる滑り性を付与することができる。つまり、硬
度が高いエチレン−αオレフィン樹脂を用いた場合、コ
ードが硬くなり、掃除機のコードのようにリードに巻い
て仕舞っておくと、巻き癖がついて、次の使用時に使い
勝手が悪くなるからである。
【0020】エチレン−αオレフィン樹脂の含有量は、
スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量よりも少ない
量であることが好ましい。ポリマー成分におけるエチレ
ン−αオレフィン系樹脂の割合が高くなると、被覆材の
耐熱溶融性が低下しすぎるので、掃除機のように本体内
が100℃以上となるような環境で使用される電線被覆
材には用いることができないからである。一方、エチレ
ン−αオレフィン樹脂の含有量の下限は、ポリマー成分
及びパラフィン系オイルの含有総量の5重量%以上であ
ることが好ましい。特に、被覆剤の硬度調整のために高
密度ポリエチレンやポリプロピレンがさらに含有させた
場合、エチレン−αオレフィン樹脂の含有量は、ポリマ
ー成分及びパラフィン系オイルの含有総量の5重量%程
度でも滑り性低下を抑制できる。
【0021】パラフィン系オイルはスチレン系熱可塑性
エラストマーのプロセスオイルとして配合される。従っ
て、パラフィン系オイルの配合量は、スチレン系熱可塑
性エラストマーの加工性を改善できる量(好ましくはス
チレン系熱可塑性エラストマーの含有量の1/2以上の
量)だけ配合されれば充分であり、パラフィン系オイル
の軟化効果は大きいので、パラフィン系オイルの配合量
はスチレン系熱可塑性エラストマーの配合量より少ない
ことが好ましい。スチレン系熱可塑性エラストマーの配
合量以上となると、被覆材の引張強度が低下するからで
ある。
【0022】シリコーンオイルは、被覆材料に滑り性を
付与するために配合され、上記ポリマー成分との関係に
おいて、粘度が100cs以下であるシリコーンオイル
が用いられる。シリコーンオイルを用いる理由は、シリ
コーンオイルのSP値が、上記ポリマー成分(スチレン
系熱可塑性エラストマー及びエチレン−αオレフィン樹
脂)のSP値とかけ離れていて、被覆材からブリードし
やすく、その結果、被覆材の表面にシリコーンオイルが
リッチな状態を形成して、優れた潤滑効果を発揮できる
からである。また、シリコーンオイルの粘度を100c
s以下としたのは、シリコーンオイルの粘度が高くなる
につれてブリードしにくくなり、滑り性付与効果が低下
するからである。本発明で用いられるシリコーンオイル
の具体例としては、ジメチルシリコーンオイル、メチル
フェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリ
コーンオイルなどが挙げられる。
【0023】シリコーンオイルの含有量は、ポリマー成
分及びパラフィン系オイルの含有総量100重量部あた
り、3〜10重量部である。滑り性付与のためには3重
量部以上必要だからである。一方、10重量部を超える
量を添加しても滑り性付与効果が飽和する一方、樹脂組
成物の押し出し加工の際に滑って加工しにくくなるから
である。
【0024】常温で固体の脂肪酸アミドは、滑り性付与
のために添加される。常温で固体の脂肪酸アミドは滑剤
として働き、特にシリコーンオイルが滑り性を十分に付
与できるだけの量がブリードされるまでの間、シリコー
ンオイルに代わって滑り性を付与することができる。ま
た、シリコーンオイルが十分ブリードした後であって
も、摩耗等により被覆材表面の粗度が大きくなったとき
に滑剤として、滑り性付与効果を発揮できる。常温で固
体の脂肪酸アミドとしては、オレイン酸アミドが好まし
く用いられ、その含有量は、ポリマー成分とパラフィン
系オイルの含有総量100重量部に対して、0.5重量
部以上が好ましい。
【0025】さらに電線の難燃化に応えるべく、難燃剤
を含有することが好ましい。難燃剤としては、非ハロゲ
ン系の難燃剤である金属水酸化物、赤リンなどが挙げら
れ、これらを併用することが好ましい。金属水酸化物単
独では、多量に配合しないと難燃性を満足することがで
きないが、ポリマーに充填できる金属水酸化物の量には
限界があり、また金属水酸化物の大量添加は被覆材の引
張強度、伸びの低下の原因となるからである。一方、赤
リンの場合は単独であっても比較的少量で難燃効果を発
揮することができるが、赤リンの添加による引っ張り強
度、伸びの低下は、金属水酸化添加による低下よりも激
しく、更に赤リンは金属水酸化物よりも高価であるた
め、赤リン単独で難燃性を満足しようとすると電線のコ
ストアップを招来する。従って難燃剤の含有量は、ポリ
マー成分及びパラフィン系オイルの含有総量100重量
部あたり、金属水酸化物の含有量を50〜150重量部
とし、赤リンの含有量を0.5〜10重量部とすること
が好ましい。
【0026】尚、金属水酸化物としては、周期律表第II
族及び第XIII族の金属の水酸化物、例えばマグネシウ
ム、アルミニウム、カルシウムなどの金属の水酸化物を
用いることができる。
【0027】本発明の樹脂組成物は、上記樹脂成分及び
難燃成分の他、必要に応じて酸化防止剤や着色剤など
を、本発明の効果を害さない範囲で含有させてもよい。
【0028】本発明の電線被覆用組成物は、以上のよう
な成分を混合することにより調製される。好ましくは、
スチレン系熱可塑性エラストマーを予めプロセスオイル
と混合してから、他の成分と混合することが好ましい。
【0029】本発明の電線は、導線の外周を、上記本発
明の被覆用組成物で被覆したものである。導体と電線被
覆材との間には、双方に対して接着性を有するノンハロ
ゲン系材料で構成される介在層を設けてもよい。本発明
の電線は、その被覆材の性質に基づいて、燃焼時に有害
なハロゲン系ガスを発生せず、難燃性に優れ、しかも柔
軟性、滑り性、耐傷付き性に優れている。よって、床な
どとの摺動が激しい電線、例えば掃除機用の電源コード
として好ましく用いることができる。
【0030】
【実施例】〔測定評価方法〕 難燃性 作製した電線300mmを水平面に対して60゜傾斜さ
せ、酸化炎の長さが約130mmとなるように調整した
ブンゼンバーナーで該電線下端を燃焼させる。そして炎
を取り去って60sec以内に炎が消えたら「良好」と
評価した。
【0031】 引張強度(単位:MPa) UL規格1581に準拠して行なった。電線管状試験片
を作成し、該試験片に標点25mm(1インチ)を付
け、引張試験機で500mm/minの引張速さで引張
り、試験片の切断時の荷重を測定した。荷重を断面積で
割った値(単位:MPa)を、その試験片の引張強度と
した。掃除機用電線としては引張強度10MPa以上必
要であるから、引張強度が10MPa以上となったとき
を「良好」と評価した。
【0032】 伸び(単位:%) 引張試験において、試験片が切断したときの元の長さ
に対する伸び率(%)を測定した。伸び率が大きい程、
被覆材として柔軟である。掃除機用電線としては、35
0%以上の伸びが必要であるから、伸び率350%以上
となったときに「良好」とした。
【0033】 巻込み性 作成した電線5mを掃除機に取り付け、JIS C91
08に準じて、巻きくせ、滑り性、耐傷性を測定した。
【0034】a)巻きくせ リールに巻いていた電線を引き出し、再び巻き取る際
に、電線が丸まったりして、正常に巻き込まない場合を
「不良」とし、スムーズにプラグ部分まで巻き取れた場
合を「良好」とした。
【0035】b)滑り性 床面に滑らした場合のスムーズさ及びリールに巻き取っ
て仕舞う場合の巻き取りやすさに基づいて評価した。床
面に対してスムーズに滑り、スムーズに巻き取れた場合
を「良好」とし、摩擦が大きすぎて床面の滑りが悪い場
合や巻取りが困難な場合を「不良」とした。
【0036】c)耐傷性 リールへの巻取を2000回繰り返した後、電線の被覆
材の状態を目視で観察し、被覆材に変化がなければ「良
好」とし、被覆に破れが認められた場合を「不良」とし
た。
【0037】耐溶融性 電気用品技術基準の別表第1附表15の巻き付け加熱試
験に準拠して行なった。すなわち、電線外径の2倍の径
を有するマンドレルに6回巻き付け、120℃で1時間
加熱した後、被覆材の溶融がなければ「良好」とし、溶
融した場合を「不良」とした。
【0038】〔電線の作製及び評価〕尚、以下の被覆用
樹脂組成物において、エチレン−αオレフィン樹脂とし
ては、三井デュポン社のEVAである「EV360」
(酢酸ビニル含有率25%)を用いた。スチレン系熱可
塑性エラストマー(Stエラストマー)としては、クラ
レ社製のSEPSである「セプトン4055」(分子量
20万)、「セプトン4033」(分子量10万)、
「セプトン2007」(分子量5万)を用いた。パラフ
ィン系オイルは出光石油株式会社製の「PW−380」
を用いた。シリコーンオイルとしては、東レ・ダウコー
ニング社製のジメチルシリコーンオイルである「SH2
00−10cs」(粘度10cs)、「SH200−1
00cs」(粘度100cs)、「SH200−100
0cs」(粘度1000cs)を用いた。脂肪酸アミド
としては、ライオン株式会社のオレイン酸アミドである
「アーモスリップCP−P」を用た。難燃剤としては、
燐化学工業社製の赤リンである「ノーバエクセル」及び
協和化学社の水酸化マグネシウムである「キスマ5」を
用いた。老化防止剤としては、吉富製薬のヒンダドール
フェノール系老化防止剤である「トミノックスTT」を
用いた。
【0039】(1)滑り性との関係 表1に示すような組成を有する被覆用樹脂組成物No.
1〜6を調製し、当該樹脂組成物について、引張強度、
伸びを測定した。
【0040】また導線の外周に押し出し成形により介在
層を形成して径6.0mmの電線中間品を形成し、この
電線中間品の外周に、樹脂組成物No.1〜6のいずれ
かを用いて厚み1.0mmの被覆を施して電線とした。
作製した電線について、耐熱溶融性、巻き込み性、難燃
性を測定評価した。被覆用樹脂組成物の組成とともに、
評価結果を、表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】No.1,2とNo.3,4との比較か
ら、被覆用樹脂組成物にシリコーンオイルが含有されて
いない場合及び含有されているシリコーンオイルの粘度
が高すぎる場合は、滑り性を満足できないことがわか
る。また、No.1とNo.5の比較から、粘度の低い
シリコーンオイルが含有されている場合であっても、オ
レイン酸アミドを含有していないと、滑り性を満足でき
ないことがわかる。さらにNo.1とNo.6との比較
から、シリコーンオイルとオレイン酸アミドを含有する
場合であっても、シリコーンオイルの含有量が、ポリマ
ー成分とパラフィン系オイルの含有総量100重量部に
対して3重量部以上でないと、滑り性を満足できないこ
とがわかる。
【0043】(2)スチレン系熱可塑性エラストマーの
分子量との関係 上記で調製した組成物No.1に対して、ポリマー成分
として分子量が異なるスチレン系熱可塑性エラストマー
を用いた場合、スチレン系熱可塑性エラストマーとEV
Aとの混合比率を変えた場合の樹脂組成物No.7〜1
0を調製した。調製した樹脂組成物及びこれを用いて作
製した電線について、(1)の場合と同様に評価した。
組成物の配合組成及び評価結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2から、耐熱溶融性を満足するために
は、分子量が20万以上のスチレン系熱可塑性エラスト
マーを用いる必要があること、ポリマー成分としてEV
Aの含有量よりもスチレン系熱可塑性エラストマーの含
有量を多くする必要があることがわかる。
【0046】また、No.1とNo.9の比較から、耐
熱溶融性及び耐傷性を満足するためには、スチレン系熱
可塑性エラストマーの含有量が、ポリマー成分(EVA
及びStエラストマー)及びパラフィン系オイルの含有
総量の1/3以上の量が必要であることがわかる。更に
No.1とNo.10との比較から、引張強度を満足す
るためには、スチレン系エラストマーの含有量が、パラ
フィン系オイルの含有量よりも多くなければならないこ
とがわかる。
【0047】(3)難燃剤の種類と含有量 No.1の樹脂組成物について、難燃剤である赤リンと
水酸化マグネシウムの含有量を変えた以外は同様にした
樹脂組成物No.11,12を調製した。この樹脂組成
物及びこれを用いて作製した電線について、(1)の場
合と同様に評価した。配合組成及び評価結果を表3に示
す。
【0048】
【表3】
【0049】表3から、難燃剤として水酸化マグネシウ
ム単独で難燃性を満足しようとすると、引張特性が低下
しすぎ(No.11)、赤リンと水酸化マグネシウムを
併用する場合であっても水酸化マグネシウムの含有量が
少なすぎると難燃性を満足させることができないことが
わかる(No.12)。従って、水酸化マグネシウムの
含有量を50重量部以上150重量部以下とし、赤リン
と併用することが、引張特性の低下を招くことなく、難
燃性を満足できるということがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の電線被覆用樹脂組成物は、柔軟
性、滑り性、耐傷付き性に優れ、さらにスチレン系熱可
塑性エラストマーの分子量を限定することにより耐熱溶
融性を満足し、特定量の難燃剤を更に添加することによ
り、引張強度を低下させることなく、電線に要求される
難燃性を満足することができる。
【0051】従って、本発明の電線は、掃除機の電源コ
ードのように、使用時には床等との摺動が激しく、未使
用時にはリールに巻き取られるような電線の被覆材とし
て好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/08 C08L 23/08 5G315 23/12 23/12 53/00 53/00 83/04 83/04 91/00 91/00 C09D 123/02 C09D 123/02 183/04 183/04 H01B 7/02 H01B 7/02 Z 7/18 3/44 K 7/295 M // H01B 3/44 F P 7/18 B 7/34 B (72)発明者 妹尾 亮 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AE05Y BB035 BB05X BB06X BB07X BB125 BP01W BP03W CP034 DA058 DE037 DE077 DE087 DE147 EP016 FD137 FD138 FD206 GQ01 4J038 CB022 CB042 CB052 CB082 CF032 CQ011 DL032 HA056 HA166 JA02 JB12 MA14 NA15 NA21 PB02 PB09 PC02 5G305 AA02 AB15 AB17 AB18 AB35 BA13 CA01 CA02 CA26 CA47 CA51 CB02 CB17 CC01 CC03 CD13 5G309 LA06 LA12 RA04 RA11 RA12 5G313 AB01 AB02 AB03 AB09 AC02 AD03 AE01 AE02 AE06 AE07 AE10 5G315 CA03 CB02 CC08 CD01 CD04 CD06 CD13 CD14 CD17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系熱可塑性エラストマー、 エチレン−αオレフィン樹脂、 粘度が100cs以下のシリコーンオイル、 パラフィン系オイル、及び常温で固体である脂肪酸アミ
    ドを含有する電線被覆用樹脂組成物であって、 前記スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量は、該ス
    チレン系熱可塑性エラストマーと該エチレン−αオレフ
    ィン樹脂とパラフィン系オイルの含有総量の1/3以上
    の量であり、 前記パラフィン系オイルの含有量は、スチレン系熱可塑
    性エラストマーの含有量よりも少なく、 前記シリコーンオイルの含有量が、該スチレン系熱可塑
    性エラストマーと該エチレン−αオレフィン樹脂とパラ
    フィン系オイルの含有総量100重量部に対して3〜1
    0重量部であることを特徴とする電線被覆用樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記脂肪酸アミドは、オレイン酸アミド
    である請求項1に記載の電線被覆用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらに難燃剤として、金属水酸化物及び
    赤リンを含有し、 前記金属水酸化物の含有量は、該スチレン系熱可塑性エ
    ラストマーと該エチレン−αオレフィン樹脂とパラフィ
    ン系オイル含有総量100重量部に対して、50〜15
    0重量部であり、 前記赤リンの含有量は、該スチレン系熱可塑性エラスト
    マーと該エチレン−αオレフィン樹脂とパラフィン系オ
    イル含有総量100重量部に対して0.5〜10重量部
    である請求項1又は2に記載の電線被覆用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記スチレン系熱可塑性エラストマーの
    分子量は、20万以上である請求項1〜3のいずれかに
    記載の電線被覆用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 さらに高密度ポリエチレン又はポリプロ
    ピンが含有されていて、 且つエチレン−αオレフィン樹脂が5重量部以上含有さ
    れている請求項1〜4のいずれかに記載の電線被覆用樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電線被
    覆用樹脂組成物で被覆されていることを特徴とする電
    線。
  7. 【請求項7】 前記電線は、掃除機の電源コード用であ
    る請求項6に記載の電線。
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