JP2001031854A - パーフルオロアルキルスルホン酸塩の製造方法、難燃性ポリカーボネートの製造方法およびそれよりなる成形体 - Google Patents
パーフルオロアルキルスルホン酸塩の製造方法、難燃性ポリカーボネートの製造方法およびそれよりなる成形体Info
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Abstract
下や低下させずに、目標とする難燃性を有する成形物を
得られるパーフルオロアルキルスルホン酸塩を得る。 【解決手段】 パーフルオロアルキルスルホン酸を塩基
性化合物で中和することによりパーフルオロアルキルス
ルホン酸塩を製造する。
Description
キルスルホン酸を塩基性化合物で中和することにより得
られるパーフルオロアルキルスルホン酸塩、それらを添
加してなる難燃性ポリカーボネートの製造方法およびそ
れよりなる成形体に関する。
ては、従来より合成樹脂用として公知の難燃剤を添加す
ることが提案されているが、それらは多量の添加量を要
するためにポリカーボネート自体の性能を悪化させるこ
と、また添加剤とポリカーボネートとの相溶性や高い加
工温度における熱安定性等の問題点があった。
すると同時に少量の添加量で優れた難燃性を付与するも
のとして、炭素数4〜8のパーフルオロアルキルスルホ
ン酸のアルカリ金属塩あるいは第4級アンモニウム塩
(特公昭47ー40445号)、炭素数1〜3のパーフ
ルオロアルキルスルホン酸のアルカリ金属塩(特公昭5
4ー32456号)が知られている。しかしながら、単
に前述のようなパーフルオロアルキル基含有スルホン酸
塩を用いただけでは、ポリカーボネート成形後の外観に
おいてヘイズが発生し、透明性の点で不十分であるとい
う問題点がある。
には、難燃剤として粒経が100ミクロン以下であるパ
ーフルオロアルキルスルホン酸のアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩または第4級アンモニウム塩を添加する
こと(特開平6−136247)も知られている。
したフッ素系化合物を用いると、透明性を維持しつつ難
燃性に優れた成形体を得ることもできるが、要求レベル
の向上に伴って難燃性が充分に満足されたものでは無く
なってきている。
は添加量を増加させる必要性があるがヘイズが発生し透
明な成形体が得られない。ヘイズを低下させずに目標と
する難燃性を有する成形物を得るためにこのようなフッ
素系化合物単独ではなく、臭素系あるいはリン系難燃剤
を併用する必要があるが、その場合に併用される難燃剤
の添加量はフッ素系の難燃剤の添加量の10〜100倍
程度になるため成形物の物性低下が問題になってくる。
された透明性と難燃性に優れたポリカーボネート成形体
及びその製造方法を提供することにある。
な状況に鑑みて鋭意検討した結果、パーフルオロアルキ
ルスルホン酸を塩基性化合物で中和することにより得ら
れるパーフルオロアルキルスルホン酸塩を難燃剤として
単独で用いることにより、透明性を維持しつつ、優れた
難燃性を有するポリカーボネート成形体を得ることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
ルホン酸を塩基性化合物で中和することにより得られる
パーフルオロアルキルスルホン酸塩を添加してなる難燃
性ポリカーボネートの製造方法および難燃性ポリカーボ
ネートからなる成形体に関する。
ン酸とは、CnF2n+1SO3H(nは整数)で表される化
合物であり、良好なヘイズを得るためには、好ましくは
nが1〜8であるものが使用される。さらに好ましく
は、nが1〜4、最も好ましくはnが4のものである。
水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の金属水酸化物、リチウムメトキシド、リチウムエトキ
シド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等
の金属アルコキシド、テトラアルキルアンモニウムハラ
イドやテトラアルキルアンモニウムハイドロキサイド等
を反応させることにより得られる4級アンモニウム塩等
である。
と前述した塩基性化合物の反応により得られる化合物
は、トリフルオロメタンスルホン酸カリウム、パーフル
オロブタンスルホン酸カリウム、パーフルオロヘキサン
スルホン酸カリウム、パーフルオロオクタンスルホン酸
カリウム、ペンタフルオロエタンスルホン酸ナトリウ
ム、パーフルオロブタンスルホン酸ナトリウム、パーフ
ルオロオクタンスルホン酸ナトリウム、トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム、パーフルオロブタンスルホン
酸リチウム、パーフルオロヘプタンスルホン酸リチウ
ム、トリフルオロメタンスルホン酸セシウム、パーフル
オロオクタンスルホン酸セシウム、パーフルオロヘキサ
ンスルホン酸セシウム、パーフルオロブタンスルホン酸
セシウム、パーフルオロブタンスルホン酸テトラメチル
アンモニウム、トリフルオロメタンスルホン酸テトラエ
チルアンモニウム等が挙げられるが、これらの具体例に
よって本発明が何ら限定されるものでないことは勿論で
ある。
と前述した塩基性化合物の反応は、公知慣用の中和反応
法により行うことができる。パーフルオロアルキルスル
ホン酸を仕込んだ反応容器に塩基性化合物を加える方
法、あるいは逆に塩基性化合物を仕込んだ反応容器にパ
ーフルオロアルキルスルホン酸を加える方法のいずれの
方法でもかまわない。反応は、無溶剤であってもかまわ
ないが、通常は、水あるいは有機溶剤中で行われる。パ
ーフルオロアルキルスルホン酸と塩基性化合物は、等モ
ルで中和されることが好ましい。また、原料等の不純物
から発生する不純物等は除去される方が好ましく、反応
過程あるいは反応後に精製を行ったものを用いた方がヘ
イズがより良好な成形物を得ることができる。
リカーボネートに対して0.01〜3重量%添加するこ
とによりポリカーボネートに不利なヘイズを生じること
なく、燃焼性を極度に低下させることが可能であり、特
に経済性と性能のバランスを考慮して0.05〜0.2
重量%という極少量の添加が好ましい。
のみで用いても良いし、あるいは2種以上を併用しても
良い。更に、例えば従来公知である塩素または臭素のよ
うなハロゲンを含有する難燃剤が従来公知の方法により
ポリカーボネート中に添加される系においても、本発明
の難燃剤を併用することにより総添加量を低減できると
同時に、難燃性を更に大きく向上させる場合がある。
ボネートとしては特に制限はなく、基本的には下記一般
式(1)で示される化合物を用いることができる。
連結基である。
る方法にも特に制限はなく公知慣用の方法を用いること
ができる。古くから知られている方法として例えば、
(1)炭酸のジエステルとジオキシ化合物とのエステル
交換反応、(2)ジオキシ化合物と、それ自身あるいは
他のジオキシ化合物のビスアルキル或いはビスアリール
カーボネートとのエステル交換反応、(3)酸結合剤存
在下でジオキシ化合物とホスゲンとの反応、(4)酸結
合剤存在下でジオキシ化合物とジオキシ化合物のビスク
ロル炭酸エステルとの反応が挙げられる。
原料であり、ポリカーボネートの物性を決定付けるジオ
キシ化合物としては具体例をとして、ハイドロキノン、
レゾルシノール、4,4’ージヒドロキシジフェニル、
例えばC1−C8−アルキレン−叉はC2−C8ーアルキリ
デン−ビスフェノールのようなビスー(ヒドロキシーフ
ェニル)ーアルカン、例えばC5−C15−シクロアルキ
レン−叉はC5−C15−シクロアルキリデンービスフェ
ノールのようなビスー(ヒドロキシーフェニル)ーシク
ロアルカン、ビスー(ヒドロキシーフェニル)ースルフ
ィド、ーエーテル、ーケトン、ースルフォキシド叉はス
ルフォンである。更に叉α,α’−ビス−(ヒドロキシ
ーフェニル)ージイソプロピルベンゼン及び対応する核
アルキル化叉は核ハロゲン化された化合物、ビスー(4
−ヒドロキシーフェニル)ープロパン−2,2(ビスフ
ェノールA)、ビスー(4−ヒドロキシー3,5ージク
ロロ−フェニル)ープロパン−2,2(テトラクロロ−
ビスフェノールA)、ビスー(4−ヒドロキシー3,5
ージブロモ−フェニル)ープロパン−2,2(テトラブ
ロモ−ビスフェノールA)、ビスー(4−ヒドロキシー
3,5ージメチル−フェニル)ープロパン−2,2(テ
トラメチル−ビスフェノールA)、ビスー(4−ヒドロ
キシーフェニル)ーシクロヘキサン−1,1(ビスフェ
ノールZ)に基本とするポリカーボネート及びα,α’
−ビス−(4−ヒドロキシーフェニル)ーp−ジイソプ
ロピルベンゼンのような三核ビスフェノールに基礎を置
くものが挙げられる。これらの具体例によって本発明が
何ら限定されるものでないことは勿論である。
脂は、異なったジオキシ化合物を原料とするコポリカー
ボネート、カーボネート結合とエステル結合、ウレタン
結合等の他の結合をポリマー主鎖中に有するランダム、
ブロック、交互共重合体であっても良い。
化、最終成形物の目的に合った性能発現のために、ポリ
カーボネートに対して任意な割合で、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、フェノール樹
脂、フッ素樹脂、ABC樹脂を加えた、いわゆるポリマ
ーブレンド、ポリマーアロイであっても構わない。
熱、紫外線、電子線、X線等のエネルギー線により、場
合によっては硬化剤、架橋剤と称される添加剤を加えて
公知慣用の方法にて3次元化した構造のものであっても
構わない。
対するパーフルオロアルキルスルホン酸塩の添加方法に
も特に制限はなく公知慣用の方法を用いることができ
る。例えば、成形時に目的とするポリカーボネートと同
時に加えるドライブレンド法、予め最終添加量よりも高
濃度のパーフルオロアルキルスルホン酸塩を添加したポ
リカーボネート(マスターバッチ)を準備するマスター
バッチ法が挙げられるが、その他にもポリカーボネート
に相溶する第三成分中にパーフルオロアルキルスルホン
酸塩を添加しした後ポリカーボネートに添加する方法、
ポリカーボネートを製造する過程、例えば重合する段階
にパーフルオロアルキルスルホン酸塩を存在させて添加
する方法等を採用しても構わない。これらの具体例によ
って本発明が何ら限定されるものでないことは勿論であ
る。
は、必要に応じて公知慣用の方法により染料、顔料、流
動性等を制御する成形助剤、ガラス繊維等の強化充填
材、耐熱安定剤、耐光安定剤、耐候安定剤、潤滑剤、表
面改質剤等の公知慣用の添加剤を併用することが可能で
ある。
成形方法にも特に制限はなく、目的とする用途、成形体
の形状、サイズ、成形設備、コスト等に応じて射出成形
法、押出成形法、吹込成形法、圧縮成形法、粉末成形
法、キャスティング法等の公知慣用の方法を使用でき
る。これらの具体例によって本発明が何ら限定されるも
のでないことは勿論である。
はなく、例えばフィルム、シート、パイプ、ロッドの他
目的に応じた異型成形体が挙げられる。さらに、得られ
た成形体を、切断、切削、打抜、タップ立て、ねじ切
り、真空成形、熱間加工、冷間加工、ホットスタンプ、
溶接、接着、塗装、メッキ、蒸着、印刷、ラミネート、
エンボス等の目的に応じた2次加工をすることも可能で
ある。
トの用途についても特に制限なく、透明性と難燃性を活
かし広範な用途に適用することができる。例えば、各種
機械容器、機械部品、各種機械のハウジング、ディスプ
レー、照明等の各種保護カバー、保護眼鏡、各種レン
ズ、電子・電気機器のハウジング及び各種部品、食品用
容器、パネル、防護壁、窓材、各種絶縁材料、医療機器
のハウジング及び部品等が挙げられる。これらの具体例
によって本発明が何ら限定されるものでないことは勿論
である。
るがこれらは本発明の単なる例示にすぎず、本発明を限
定するものではない。
カリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コにC4F9SO3Hの100部、イオン交換水の300
部を仕込んだ後、攪拌しながら、水酸化カリウムの1
8.8部をイオン交換水の100部に溶解した溶液を室
温にて30分かけて添加した。80℃まで昇温し2時間
攪拌を続けた後、室温まで冷却し析出した結晶を濾過に
より得た。得られた結晶をイオン交換水の100部によ
り洗浄後、湿潤パウダーを、80℃で20時間熱風乾燥
機で乾燥することにより目的物を得た。
ナトリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コにC4F9SO3Hの100部、メタノールの300部
を仕込んだ後、攪拌しながら、水酸化ナトリウムの1
3.3部をメタノールの100部に溶解した溶液を室温
にて30分かけて添加した。50℃まで昇温し2時間攪
拌を続けた後、室温まで冷却し、濾過によりメタノール
不溶分を除去した。濾液を50℃で減圧下メタノールの
除去を行うことにより得た湿潤パウダーを、80℃で2
0時間熱風乾燥機で乾燥することにより目的物を得た。
リチウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コにC4F9SO3Hの100部、メタノールの200部
を仕込んだ後、攪拌しながら、水酸化リチウムの8部を
メタノールの200部に溶解した溶液を室温にて30分
かけて添加した。50℃まで昇温し2時間攪拌を続けた
後、室温まで冷却し、濾過によりメタノール不溶分を除
去した。濾液を50℃で減圧下メタノールの除去を行う
ことにより得た湿潤パウダーを、60℃で25時間熱風
乾燥機で乾燥することにより目的物を得た。
ナトリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コにC4F9SO3Hの100部、メタノールの200部
を仕込んだ後、攪拌しながら、ナトリウムメチラートの
18部をメタノールの100部に溶解した溶液を室温に
て1時間かけて添加した。50℃まで昇温し2時間攪拌
を続けた後、室温まで冷却し、濾過によりメタノール不
溶分を除去した。濾液を50℃で減圧下メタノールの除
去を行うことにより得た湿潤パウダーを、80℃で20
時間熱風乾燥機で乾燥することにより目的物を得た。
酸ナトリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コにC6F13SO3Hの100部、イオン交換水の100
部、イソプロパノールの200部を仕込んだ後、攪拌し
ながら、水酸化ナトリウムの10部をイオン交換水の1
00部に溶解した溶液を室温にて30分かけて添加し
た。80℃まで昇温し2時間攪拌を続けた後、同温度で
減圧によりイオン交換水およびイソプロパノールを除去
することにより得られた湿潤パウダーを、80℃で20
時間熱風乾燥機で乾燥することにより目的物を得た。
ナトリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コに、水酸化ナトリウムの28部、イオン交換水の20
0部を仕込んだ後、攪拌しながら、C4F9SO 2Fの1
00部を室温にて1時間かけて添加した。80℃まで昇
温し7時間攪拌を続けた後、同温度で減圧によりイオン
交換水を除去することにより得られた湿潤パウダーを、
80℃で20時間熱風乾燥機で乾燥することにより目的
物を得た。
酸ナトリウム塩の製造例 撹拌装置、コンデンサ−、温度計を備えたガラスフラス
コに、水酸化ナトリウムの21部、イオン交換水の20
0部を仕込んだ後、攪拌しながら、C6F13SO2Fの1
00部を室温にて1時間かけて添加した。80℃まで昇
温し7時間攪拌を続けた後、同温度で減圧によりイオン
交換水を除去することにより得られた湿潤パウダーを、
80℃で20時間熱風乾燥機で乾燥することにより目的
物を得た。
−1225(帝人化成株式会社製、ポリカーボネート樹
脂)の100重量部に対して、参考例1で製造したパー
フルオロブタンスルホン酸カリウムの0.1重量部を添
加した試料を調整した。次に住友重機工業株式会社製成
形機SYCAP165/75により、成形温度305
℃、金型温度100℃にて射出成形を行い125mm×
12mm×3.2mmの成形物を得た。
ーライター実験室UL−94、第3版(1980)に従
って行った。即ち、各難燃性ポリカーボネート成形物試
片を5個準備し、各試料に対して2度の着火を行った。
その際、第1回目および第2回目の着火では何れの試料
でも滴下せず、難燃性グレードはV0であった。
率は92%、隠蔽紙上に成形物を置いた際の目視による
下記基準による5段階評価では5であった。
た以外は実施例1と同様にして、成形物を得、実施例1
と同様の項目について評価を行った。
酸塩の種類及びポリカーボネート100重量部に対する
添加量、得られた成形物の透明性、難燃性評価の結果を
まとめて示した。
量部に対する重量%の値を示す。表中、難燃性評価の
( )内の数字は、(第1回目着火での滴下試料数/第
2回目 着火での滴下試料数)を示す。
量部に対する重量%の値を示す。表中、難燃性評価の
( )内の数字は、(第1回目着火での滴下試料数/第
2回目 着火での滴下試料数)を示す。
パーフルオロアルキルスルホン酸を塩基性化合物で中和
することにより得られるパーフルオロアルキルスルホン
酸塩を難燃剤として用いることにより透明性および難燃
性に優れる難燃性ポリカーボネートが得られる。
Claims (7)
- 【請求項1】パーフルオロアルキルスルホン酸を塩基性
化合物で中和することにより製造されることを特徴とす
るパーフルオロアルキルスルホン酸塩の製造方法。 - 【請求項2】パーフルオロアルキルスルホン酸を塩基性
化合物で中和することにより得られるパーフルオロアル
キルスルホン酸塩を添加してなる難燃性ポリカーボネー
トの製造方法。 - 【請求項3】パーフルオロアルキルスルホン酸塩がパー
フルオロアルキルスルホン酸アルカリ金属塩、パーフル
オロアルキルスルホン酸アルカリ土類金属塩またはパー
フルオロアルキルスルホン酸第4級アンモニウム塩から
選ばれる少なくとも1種である請求項1あるいは請求項
2に記載の難燃性ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項4】パーフルオロアルキルスルホン酸塩の炭素
数が1〜8である請求項1あるいは請求項2に記載の難
燃性ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項5】塩基性化合物が、水酸化ナトリウム、ナト
リウムアルコラートである請求項1あるいは請求項2に
記載の難燃性ポリカーボネートの製造方法。 - 【請求項6】パーフルオロアルキルスルホン酸塩がパー
フルオロブタンスルホン酸ナトリウムである請求項1あ
るいは請求項2に記載の難燃性ポリカーボネートの製造
方法。 - 【請求項7】請求項2から6に記載の製造方法により製
造された難燃性ポリカーボネートからなる成形体
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