JP2001030919A - チルトステアリング装置 - Google Patents

チルトステアリング装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で安価なチルトステアリング装置を提供す
ること。 【解決手段】ステアリングコラム2が中空シャフトから
なるステアリングシャフト1を回転可能に支承する。ス
テアリングコラム2の軸長方向下端部2aにチルトブラ
ケット8を固定する。車体に固定される固定ブラケット
13に延設板5を延設する。延設板5は、ステアリング
コラム2の軸長方向下端部2aから突出するステアリン
グシャフト1の軸長方向下部1aを転がり軸受7を介し
て回転可能に支持する。ステアリングコラム2の長さを
短くしてチルトステアリング装置の軽量化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールを所望の高さにチルト調節するチルトステアリング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者の体格や運転姿勢等に応じてステ
アリングホイールの高さを変えられるようにしたチルト
ステアリング装置がある。この種のチルトステアリング
装置では、ステアリングシャフトを回転可能に支承しチ
ルト中心の回りに揺動自在なステアリングコラムと、こ
のステアリングコラムに固定されたチルトブラケット
と、車体側に固定される固定ブラケットとが備えられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のステアリングコ
ラムは、ステアリングシャフトの大部分を収容してお
り、ステアリングコラムのジャケットは、ステアリング
シャフトを回転可能に支持するための軸受類をそのジャ
ケット部内に装着している。このため、ステアリングコ
ラムが大型化し、重量が重くなる。
【0004】また、このような大型のステアリングコラ
ムを支持するため、上記のチルトブラケットの他に、ス
テアリングコラムの下端にブラケットを溶接し、このブ
ラケットを車体の固定部に取り付けるようにしていた。
このため、部品点数が多くなり製造コストが高くなる。
また、全体の寸法精度を確保するために各部品の寸法精
度を向上させる必要があり、この点からも製造コストが
高くなる。
【0005】ところで、軽量化を目的として、ステアリ
ングシャフトに中空シャフトを用いる場合がある。この
場合、中空シャフトが共鳴管となり、従来では問題とな
らなかった外部の振動や騒音に共鳴し、これを増幅して
耳障りな異音を発生する場合がある。本発明は上記課題
に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、
軽量且つ安価なチルトステアリング装置を提供すること
である。本発明の第2の目的は共鳴による騒音の発生を
防止することのできるチルトステアリング装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための課題解決手段として、請求項1記載の発明は、
ステアリングシャフトを回転可能に支承しチルト中心の
回りに揺動自在なステアリングコラムと、このステアリ
ングコラムに固定されたチルトブラケットと、車体側に
固定される固定ブラケットとを備えるチルトステアリン
グ装置において、上記チルトブラケットはステアリング
コラムの軸長方向の下端部に配置され、上記固定ブラケ
ットから延設された延設部が、ステアリングコラムから
突出するステアリングシャフトの軸長方向下部を軸受を
介して回転可能に支承するようにしてあることを特徴と
するものである。
【0007】本態様では、固定ブラケットからの延設部
によって、ステアリングシャフトの軸長方向下部を支持
するようにしたので、ステアリングコラムとしては、ス
テアリングシャフトの軸長方向下部を支持する必要がな
くなる。その結果、ステアリングコラムはその下端がチ
ルトブラケットまで延びる長さであれば十分となる。こ
れにより軽量化を達成できると共に、従来、ステアリン
グコラムの下端を車体側へ固定するために設けていたブ
ラケットを廃止することができ、部品点数の削減を通じ
て製造コストを低減することができる。
【0008】上記第1の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、上記延設部に片持ち支持された板ばねが、上記チル
トブラケットの固定ブラケットに対する固定の解除に伴
って、ステアリングシャフトを介してステアリングホイ
ールを上死点まではね上げるチルトアップばねを構成し
ていることを特徴とするものである。本態様では、チル
トブラケットと固定ブラケットに係合する引っ張りコイ
ルばねからなる従来型のチルトアップばねを廃止又は簡
素化することができるので、チルトブラケット回りの構
造を簡素化することができる。
【0009】上記第2の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項3記載の発明の態様は、請求項1又
は2において、上記ステアリングシャフトは中空シャフ
トからなり、内部に共鳴周波数を変更するための栓が嵌
め入れてあることを特徴とするものである。本態様で
は、栓の配置によって、実用上問題となる周波数域での
共鳴を防止することができるので、共鳴に起因する異音
の発生を効果的に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のチルトステアリング装置の分解斜視図である。図
1を参照して、本チルトステアリング装置は、上端に図
示しないステアリングホイール61が固定される中空の
ステアリングシャフト1を回転可能に支承するチューブ
からなるステアリングコラム2を備えている。ステアリ
ングシャフト1はステアリングコラム2の軸長方向下端
部2aから下方へ突出しており、ステアリングシャフト
1の下端は自在継手3を介してギヤ側へ連結される。ま
た、ステアリングシャフト1の下端近傍となる軸長方向
下部1aは、転がり軸受4により回転可能に支持されて
いる。
【0011】ステアリングシャフト1の軸長方向に延び
る中空部1bには、共鳴音が発生するのを防止するため
の栓62が嵌め入れられている。この栓62の材料とし
ては、特に限定されものではないが、中空部1b内に嵌
め入れて固定するためには、ゴム、樹脂等の弾性体であ
ることが好ましい。栓62は、共鳴音防止に最も効果の
ある位置に配置される。
【0012】特に、図2に示すように、中空部1bに通
ずるキー溝等の開放部63が存在する場合には、栓62
を開放部63よりもステアリングギヤ側(すなわち軸長
方向下側)に配置することが好ましい。これは、ステア
リングギヤ側からの振動音が開放部63側へ伝達される
ことを防止するためである。図1及びチルトステアリン
グ装置の概略側面図である図3を参照して、車体の所定
部に固定される固定ブラケット13の上板16から、横
板5a及び縦板5bを有する略鉤形をなす延設板5が延
設されており、縦板5bの下部に形成された球面状をな
す支持孔6に、上記転がり軸受4の外輪4aが球面支持
されている。すなわち球面状をなす支持孔6の球面の中
心が、チルト中心Cとなり、このチルト中心Cの回りに
ステアリングシャフト1及びステアリングコラム2が揺
動可能に支持されている。
【0013】図1を参照して、5cは縦板5bに湾曲状
に設けられたエネルギ吸収部であり、ステアリングホイ
ールが受ける衝撃を吸収する。7はその固定端が縦板5
bの下端に片持ち支持されると共に、その自由端にてス
テアリングシャフト1を持ち上げ方向に付勢するチルト
アップばねである。チルトアップばね7は、チルトロッ
クが解除されたときに、ステアリングホイールを最上位
置まで跳ね上げる(チルトアップする)ためのものであ
る。
【0014】ステアリングコラム2の軸長方向下端部2
aの上部には、逆U字状をなすチルトブラケット8が溶
接により固定されている。図1及びステアリング装置の
横側面図である図3を参照して、チルトブラケット8は
横方向に並んで相対向する一対の側板9,10とこれら
側板9,10の上端を連結する上板11とを有してお
り、これら側板9,10の下端は内向きに曲げられ、ス
テアリングコラム2に溶接されている。各側板9,10
には水平方向に延びる横長孔12が形成されている。
【0015】固定ブラケット13は下方に開放する溝形
をなし、チルトブラケット8の各側板9,10の外面に
それぞれ沿う一対の側板14,15と、各側板14,1
5の上端部を連結する上板16とを備えている。各側板
14,15には円弧状をなす縦長孔17がそれぞれ形成
されている(図1では側板15の横長孔17のみを示し
てある。)。
【0016】図1及び図3を参照して、18は固定ブラ
ケット13及びチルトブラケット8の各側板9,10;
14,15の横長孔12及び縦長孔17を一体的に挿通
する操作軸である。横長孔12はいわゆるテレスコ調整
に対応するためのものである。円弧状の縦長孔17は操
作軸18がチルトブラケット8及びステアリングコラム
2と一体にチルト中心Cの回りに揺動することを許容す
る。
【0017】操作軸18の一端にはねじ部19が設けら
れ、フランジ付きナット20がねじ込まれる。一方、操
作軸18の他端にはねじ部21が設けられナット22が
ねじ込まれる。ナット22と固定ブラケット13の側板
15との間において操作軸18には、第1の部材として
の一対のカムフォロワ23を一体に形成する操作レバー
24と、各カムフォロワ23に対応する一対の駆動エリ
ア26,27を有する第2の部材25とが挿通されてい
る。
【0018】カム機構を説明するための分解斜視図であ
る図4を参照して、操作レバー24は、操作軸18を相
対回動自在に挿通させる支持孔51の周囲にボス52を
有しており、ボス52の第2の部材25側の端面53に
上記一対のカムフォロワ23,23が形成されている。
これら一対のカムフォロワ23,23は、ボス52の端
面53に支持孔51を挟んで互いに対称な位置に配置さ
れる一対の突起からなり、これらの突起は放射方向に延
びる直方体形状をなしている。
【0019】一方、図4及び第2のカム部材25の端面
図である図5を参照して、第2の部材25の操作レバー
24側の端面54には、操作軸18を相対回動自在に挿
通させる支持孔55を挟んだ対称位置に、上記一対の駆
動エリア26,27が配置されている。各駆動エリア2
6,27は操作レバー24の一の回転方向(締め込み方
向)に沿って順次に並ぶ、第1の平坦部56、第1のカ
ム部57、第2の平坦部58、第2のカム部59及び第
3の平坦部60を備えている。図5では、各カムフォロ
ワ23が各エリア26,27の第3の平坦部60に当接
する状態を示してある。図1及び図4を参照して、第2
の部材25は端面54の背面に二面幅部分28を形成し
ており、この二面幅部分28を側板15の縦長孔17に
嵌め入れることにより、回動不能とされている。
【0020】操作レバー24が回動されると、駆動エリ
ア26,27に介してカムフォロワ23,23が相対回
動するので、第2のカム部材25とフランジ付きナット
20との間の間隔が増減される。その結果、固定ブラケ
ット13の一対の側板14,15が上端を中心として撓
み変形し、これにより、固定ブラケット13の側板1
4,15を、対応するチルトブラケット8の側板9,1
0に押圧してチルトロックを達成できる。また、上記と
逆の動作で上記の押圧を解除してチルトロックを解除す
ることができる。
【0021】図6は操作レバー24の回転変位と、第2
の部材25の軸方向への駆動量との関係を示す図であ
る。図6を参照して、,,,及びはそれぞ
れ、カムフォロワ23が第1の平坦部56、第1のカム
部57、第2の平坦部58、第2のカム部59及び第3
の平坦部60に当接する状態に対応している。ではチ
ルトロック及び後述するメモリロックの双方が解除さ
れ、ではメモリロックが達成されると共にチルトロッ
クが解除される。また、ではチルトロック及びメモリ
ロックの双方が達成される。
【0022】次いで、ステアリングホイールのチルトア
ップ前の位置を記憶するためのメモリ機構について説明
する。図1及び図1の操作軸18に沿う縦断面図である
図7を参照して、固定ブラケット13の各側板14,1
5の下部同士は、連結部材29により互いに連結されて
いる。この連結部材29は、上記カム部材23,25に
よる側板14,15の曲げ変形を許容しつつ、両側板1
4,15を互いに連結する。連結部材29は、外方へ開
く一対の溝形部30,31同士を横板32にて連結した
ものからなる。各溝形部30,31は縦板からなるウェ
ブ33とウェブ33の上下端からそれぞれ外方へ延びる
一対の円弧板からなる連結突起34とを有している。各
一対の連結突起34は各側板14,15の下部に形成さ
れた各一対の円弧状溝35に遊嵌され、両側板14,1
5間の間隔が増減するような側板14,15の変位のみ
を許容する。また、ウェブ33の中央部には、後述する
チルトメモリの支軸を挿通させる支持孔36が形成され
ている。
【0023】37はステアリングホイールのチルトアッ
プ前の位置を記憶するためのチルトメモリである。この
チルトメモリ37は相対向する第1及び第2のアーム3
8,39と、これらアーム38,39同士を互いに連結
する連結板40と、この連結板40の中央部から折り曲
げ形成されてステアリングコラム2を受ける受け部41
とを有している。
【0024】各アーム38,39の先端部42にはそれ
ぞれ内向きに支軸43が突出形成されている。各支軸4
3は、固定ブラケット13の側板14,15によって支
持された連結部材29の対応する支持孔36に挿通され
ることにより、チルトメモリ37が支軸43の回りに回
動自在に支持される。44は、支軸43の回りを取り巻
くねじりコイルばねからなり、チルトメモリ37をその
受け部41がステアリングコラム2に接するように回動
付勢する付勢ばねである(図1では、アーム39側の支
軸43に対応する付勢ばね44のみを示してある。)。
この付勢ばね44の一端45はチルトメモリ37のアー
ム39,40の係合溝46に係合され、他端47は連結
部材29の各ウェブ33に形成した係合溝(図示せず)
に係合される。
【0025】固定ブラケット13の各側板14,15の
対向面は、チルトブラケット8の対応する側板9,10
に押圧されることによりチルトロックを達成する第1の
領域A1を有し、またチルトメモリ37の対応する側板
38,39に押圧されることによりメモリロックを達成
する第2の領域A2を有している。図7は操作レバー2
4を最も緩めた状態を模式的に示しており、図6のの
エリアに対応する。この状態では、第1の領域A1とチ
ルトブラケット8の側板9,10との間に隙間S1が生
じ、第2の領域A2とチルトメモリ37の側板38,3
9との間に隙間S2が生じている。これにより、チルト
ロック及びメモリロックの双方が解除されている。した
がって、チルトメモリ37がチルト調節時に揺動される
ステアリングコラム2に追従して自在に動くことにな
り、異なる運転者の体格等に合わせたチルトメモリの設
定が可能となる。なお、図7においては、第2の部材2
5の駆動エリア26,27とカムフォロワ23との係合
については模式的に示してある。
【0026】図示していないが、操作レバー24を最も
締め込んだ状態では、第1の領域A1がチルトブラケッ
ト8の側板9,10に押圧されて摩擦係合すると共に、
第2の領域A2がチルトメモリ37の側板38,39に
押圧されて摩擦係合することにより、チルトロック及び
メモリロックの双方が達成される。また、図示していな
いが、操作レバー24を中間の回動位置まで戻した状態
では、第1の領域A1とチルトブラケット8の側板9,
10との間に隙間が生じ、第2の領域A2とチルトメモ
リ37の側板38,39とが摩擦係合する。これによ
り、メモリロックは維持した状板でチルトロックのみが
解除される。その結果、ステアリングホイールがチルト
アップばね7によってチルトアップされる。このとき、
メモリロックは解除されておらず、チルトメモリ37が
チルトアップ前の位置に固定されているので、ステアリ
ングホイールを下降させると、ステアリングコラム2が
チルトメモリ37の受け部41によって受けられて、自
動的にチルトアップ前の位置に復帰させることができ
る。
【0027】本態様によれば、固定ブラケット13から
の延設板5によって、ステアリングシャフト1の軸長方
向下部1aを支持するようにしたので、ステアリングコ
ラム2としては、ステアリングシャフト1の軸長方向下
部1aを支持する必要がなくなる。その結果、ステアリ
ングコラム2はその軸長方向下端部2aがチルトブラケ
ット8まで延びる長さであれば十分となる。これにより
軽量化を達成できると共に、従来、ステアリングコラム
2の下端を車体側へ固定するために設けていたブラケッ
トを廃止することができ、部品点数の削減を通じて製造
コストを低減することができる。
【0028】また、延設板5に板ばねからなるチルトア
ップばね7を支持するようにしたので、チルトブラケッ
ト8と固定ブラケット13に係合する引っ張りコイルば
ねからなる従来型のチルトアップばねを設けずに済んだ
り、引っ張りコイルばねを小型化したりすることができ
るので、チルトブラケット8回りの構造を簡素化するこ
とができる。
【0029】また、栓62によって中空シャフトからな
るステアリングシャフト1の共鳴周波数を実用上問題と
なる周波数域からずらすことができるので、共鳴による
異音の発生を効果的に防止できる。なお、本発明は上記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で
種々の変更を施すことができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ステアリング
コラムの長さを短くでき、これにより軽量化を達成でき
る。また、従来、ステアリングコラムの下端を車体側へ
固定するために設けていたブラケットを廃止することが
でき、部品点数の削減を通じて製造コストを低減するこ
とができる。
【0031】請求項2記載の発明では、チルトブラケッ
トと固定ブラケットに係合する引っ張りコイルばねから
なる従来型のチルトアップばねを廃止又は簡素化できる
ので、チルトブラケット回りの構造を簡素化することが
できる。請求項3記載の発明では、栓によって中空シャ
フトの共鳴周波数を実用上問題となる周波数域からずら
すことができ、共鳴による異音の発生を効果的に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のメモリ機構付きチルト
ステアリング装置の分解斜視図である。
【図2】ステアリングシャフトの一部破断側面図であ
る。
【図3】チルトステアリング装置の一部破断概略側面図
である。
【図4】チルトロック及びメモリロックを達成するカム
機構の概略分解斜視図である。
【図5】駆動エリアを含む第2の部材の端面図である。
【図6】操作レバーの回動変位と第2の部材の駆動量と
の関係を示す図である。
【図7】チルトステアリング装置の要部の縦断面図であ
り、チルトロック及びメモリロックの双方が解除された
状態を示している。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 1a 軸長方向下部 1b 中空部 2 ステアリングコラム 2a 軸長方向下端部 4 転がり軸受 C チルト中心 5 延設板(延設部) 7 チルトアップばね 8 チルトブラケット 13 固定ブラケット 61 ステアリングホイール 62 栓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトを回転可能に支承し
    チルト中心の回りに揺動自在なステアリングコラムと、
    このステアリングコラムに固定されたチルトブラケット
    と、車体側に固定される固定ブラケットとを備えるチル
    トステアリング装置において、 上記チルトブラケットはステアリングコラムの軸長方向
    の下端部に配置され、 上記固定ブラケットから延設された延設部が、ステアリ
    ングコラムから突出するステアリングシャフトの軸長方
    向下部を軸受を介して回転可能に支承するようにしてあ
    ることを特徴とするチルトステアリング装置。
  2. 【請求項2】上記延設部に片持ち支持された板ばねが、
    上記チルトブラケットの固定ブラケットに対する固定の
    解除に伴って、ステアリングシャフトを介してステアリ
    ングホイールを上死点まではね上げるチルトアップばね
    を構成していることを特徴とする請求項1記載のチルト
    ステアリング装置。
  3. 【請求項3】上記ステアリングシャフトは中空シャフト
    からなり、内部に共鳴周波数を変更するための栓が嵌め
    入れてあることを特徴とする請求項1又は2記載のチル
    トステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010254290A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリング装置
EP1510433B2 (en) 2002-06-04 2016-06-08 Nsk Ltd. Tilt steering column device for vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1510433B2 (en) 2002-06-04 2016-06-08 Nsk Ltd. Tilt steering column device for vehicle
JP2010254290A (ja) * 2009-03-30 2010-11-11 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリング装置

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