JP2001030842A - 車両用内装トリムのポケット構造 - Google Patents
車両用内装トリムのポケット構造Info
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- JP2001030842A JP2001030842A JP11201421A JP20142199A JP2001030842A JP 2001030842 A JP2001030842 A JP 2001030842A JP 11201421 A JP11201421 A JP 11201421A JP 20142199 A JP20142199 A JP 20142199A JP 2001030842 A JP2001030842 A JP 2001030842A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポケットを設ける車両の内装トリムの垂直部
の面積に制約されない大きい容量の物品収納部を備えた
ポケット構造を実現すること。 【解決手段】 自動車の内装トリム1の垂直部10にポ
ケット開口2を形成し、垂直部10の裏面に、ポケット
開口2を囲む合成樹脂の容器状のポケット部材3の開口
周縁を溶着してなる車両用内装トリムのポケット構造に
おいて、ポケット部材3を、縦方向の寸法がポケット開
口2のそれよりも長い容器状の本体部30と、本体部3
0の開口下縁と薄肉のインテグラルヒンジ32を介して
接続し、本体部30の縦方向の寸法とポケット開口2の
縦方向の寸法との差とほぼ同じ縦方向の寸法の蓋部31
とからなる合成樹脂の一体成形体で構成し、インテグラ
ルヒンジ32で折り返した蓋部31により本体部30の
開口の下半部を閉じ、本体部30の開口の上半部33の
周縁を内装トリム1の裏面の上記ポケット開口2まわり
に溶着する。
の面積に制約されない大きい容量の物品収納部を備えた
ポケット構造を実現すること。 【解決手段】 自動車の内装トリム1の垂直部10にポ
ケット開口2を形成し、垂直部10の裏面に、ポケット
開口2を囲む合成樹脂の容器状のポケット部材3の開口
周縁を溶着してなる車両用内装トリムのポケット構造に
おいて、ポケット部材3を、縦方向の寸法がポケット開
口2のそれよりも長い容器状の本体部30と、本体部3
0の開口下縁と薄肉のインテグラルヒンジ32を介して
接続し、本体部30の縦方向の寸法とポケット開口2の
縦方向の寸法との差とほぼ同じ縦方向の寸法の蓋部31
とからなる合成樹脂の一体成形体で構成し、インテグラ
ルヒンジ32で折り返した蓋部31により本体部30の
開口の下半部を閉じ、本体部30の開口の上半部33の
周縁を内装トリム1の裏面の上記ポケット開口2まわり
に溶着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車室側壁を
構成する内装トリムのポケット構造、特に、内装トリム
の垂直部に形成するポケット構造に関する。
構成する内装トリムのポケット構造、特に、内装トリム
の垂直部に形成するポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車室の側壁を構成する内
装トリムにはその垂直部に開口するポケットを設けたも
のがある。図3および図4に車室の後部側壁を構成する
合成樹脂製のクォータートリム1に設けた従来のポケッ
トの構造を示す。クォータートリム1の垂直部10には
ポケット開口2が形成してあり、垂直部10の裏面には
ポケット開口2を囲むように合成樹脂よりなる容器状の
ポケット部材3Aが設けてある。ポケット部材3Aは縦
寸法がポケット開口2のそれよりも長くしてあり、ポケ
ット部材3Aは開口上縁をポケット開口2の開口上縁に
沿うように配し、開口縁全周のフランジ34を垂直部1
0の裏面のポケット開口2まわりに溶着固定して、垂直
部10の裏面にポケット開口2下方の壁面101とポケ
ット部材3Aの下半部で囲まれた物品収納部K1を形成
している。
装トリムにはその垂直部に開口するポケットを設けたも
のがある。図3および図4に車室の後部側壁を構成する
合成樹脂製のクォータートリム1に設けた従来のポケッ
トの構造を示す。クォータートリム1の垂直部10には
ポケット開口2が形成してあり、垂直部10の裏面には
ポケット開口2を囲むように合成樹脂よりなる容器状の
ポケット部材3Aが設けてある。ポケット部材3Aは縦
寸法がポケット開口2のそれよりも長くしてあり、ポケ
ット部材3Aは開口上縁をポケット開口2の開口上縁に
沿うように配し、開口縁全周のフランジ34を垂直部1
0の裏面のポケット開口2まわりに溶着固定して、垂直
部10の裏面にポケット開口2下方の壁面101とポケ
ット部材3Aの下半部で囲まれた物品収納部K1を形成
している。
【0003】ところで、上述のポケット構造では、ポケ
ット部材3Aの開口縁全周をクォータートリム1の垂直
部10の裏面に溶着するため、ポケット部材3Aの縦寸
法は垂直部10の縦方向の寸法により制約を受ける。例
えば、図示したクォータートリム1のように、下半部1
1が垂直部10から車内側に膨出して後輪のホイールハ
ウス5(図で6はクォーターパネルである)を覆うよう
にしている場合、垂直部10の縦方向の寸法が小さいた
め、ポケット部材3Aの縦寸法も制約される。そこで、
物品収納部K1を深くするためにポケット開口2の縦方
向の寸法を小さくすると物品の出し入れがやりにくく使
い勝手が悪くなる。
ット部材3Aの開口縁全周をクォータートリム1の垂直
部10の裏面に溶着するため、ポケット部材3Aの縦寸
法は垂直部10の縦方向の寸法により制約を受ける。例
えば、図示したクォータートリム1のように、下半部1
1が垂直部10から車内側に膨出して後輪のホイールハ
ウス5(図で6はクォーターパネルである)を覆うよう
にしている場合、垂直部10の縦方向の寸法が小さいた
め、ポケット部材3Aの縦寸法も制約される。そこで、
物品収納部K1を深くするためにポケット開口2の縦方
向の寸法を小さくすると物品の出し入れがやりにくく使
い勝手が悪くなる。
【0004】また、物品収納部K1を深くして容積を広
くするために、図4の2点鎖線に示すように、ポケット
部材3Aの縦寸法を垂直部10よりも大きくするととも
に物品収納部となる下半部を袋状に形成することが考え
られる。しかしながら、ポケット部材は一般に射出成形
で一体成形されるから、開口の一部が閉じられたポケッ
ト部材は金型からの抜き取りが困難である。従って抜き
取り可能とするためには、複雑な分割構造の金型を用い
る必要がある。
くするために、図4の2点鎖線に示すように、ポケット
部材3Aの縦寸法を垂直部10よりも大きくするととも
に物品収納部となる下半部を袋状に形成することが考え
られる。しかしながら、ポケット部材は一般に射出成形
で一体成形されるから、開口の一部が閉じられたポケッ
ト部材は金型からの抜き取りが困難である。従って抜き
取り可能とするためには、複雑な分割構造の金型を用い
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、内装
トリムの垂直部の壁面が狭くても、物品収納部の容積を
大きくすることができ、物の出し入れが容易で、かつ、
ポケット部材の生産性も良好な内装トリムのポケット構
造を実現することを課題としてなされたものである。
トリムの垂直部の壁面が狭くても、物品収納部の容積を
大きくすることができ、物の出し入れが容易で、かつ、
ポケット部材の生産性も良好な内装トリムのポケット構
造を実現することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室の側壁を
構成する内装トリムの垂直部にポケット開口を形成し、
上記垂直部の裏面に、上記ポケット開口を囲む合成樹脂
からなる容器状のポケット部材の開口周縁を溶着してな
る車両用内装トリムのポケット構造において、上記ポケ
ット部材を、縦方向の寸法が上記垂直部の縦方向の寸法
よりも長い容器状の本体部と、該本体部の開口下縁と薄
肉のインテグラルヒンジを介して接続し、縦方向の寸法
を本体部の縦方向の寸法と上記ポケット開口の縦方向の
寸法との差とほぼ同じとした蓋部とからなる合成樹脂の
一体成形体で構成し、上記インテグラルヒンジで折り返
した上記蓋部により上記本体部の開口の下半部を閉じ、
上記開口の上半部の開口縁を上記内装トリムの裏面の上
記ポケット開口まわりに溶着する(請求項1)。ポケッ
ト部材の本体部の下半部と蓋部とで、内装トリムの垂直
部の寸法に制約されない容積の大きい物品収納部が形成
される。また、ポケット部材は蓋部が開かれた状態で金
型成形され得るから生産性がよい。
構成する内装トリムの垂直部にポケット開口を形成し、
上記垂直部の裏面に、上記ポケット開口を囲む合成樹脂
からなる容器状のポケット部材の開口周縁を溶着してな
る車両用内装トリムのポケット構造において、上記ポケ
ット部材を、縦方向の寸法が上記垂直部の縦方向の寸法
よりも長い容器状の本体部と、該本体部の開口下縁と薄
肉のインテグラルヒンジを介して接続し、縦方向の寸法
を本体部の縦方向の寸法と上記ポケット開口の縦方向の
寸法との差とほぼ同じとした蓋部とからなる合成樹脂の
一体成形体で構成し、上記インテグラルヒンジで折り返
した上記蓋部により上記本体部の開口の下半部を閉じ、
上記開口の上半部の開口縁を上記内装トリムの裏面の上
記ポケット開口まわりに溶着する(請求項1)。ポケッ
ト部材の本体部の下半部と蓋部とで、内装トリムの垂直
部の寸法に制約されない容積の大きい物品収納部が形成
される。また、ポケット部材は蓋部が開かれた状態で金
型成形され得るから生産性がよい。
【0007】上記本体部の開口の上半部の開口縁にフラ
ンジを形成し、上記蓋部の左右の側縁には、上記開口の
下半部を閉じたときに上記フランジの両端末と重なるフ
ランジを形成し、これらフランジを一体に上記内装トリ
ムの裏面に溶着する(請求項2)。蓋部の側縁を本体部
と一体に内装トリムに溶着したから、ポケット部材の溶
着作業性がよく、かつ、物品収納部の内装トリムへの取
付け強度は確保される。
ンジを形成し、上記蓋部の左右の側縁には、上記開口の
下半部を閉じたときに上記フランジの両端末と重なるフ
ランジを形成し、これらフランジを一体に上記内装トリ
ムの裏面に溶着する(請求項2)。蓋部の側縁を本体部
と一体に内装トリムに溶着したから、ポケット部材の溶
着作業性がよく、かつ、物品収納部の内装トリムへの取
付け強度は確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。クォータートリム1は、合成
樹脂の板材1aの表面にクロスや樹脂シート等からなる
表皮材1bを一体に貼着して構成してあり、上半部の垂
直部10に対して下半部11は車内側に膨出し、車両後
輪のホイールハウス5を覆っている。図2において6は
車体の外側面を形成するクォーターパネルである。
の実施の形態を説明する。クォータートリム1は、合成
樹脂の板材1aの表面にクロスや樹脂シート等からなる
表皮材1bを一体に貼着して構成してあり、上半部の垂
直部10に対して下半部11は車内側に膨出し、車両後
輪のホイールハウス5を覆っている。図2において6は
車体の外側面を形成するクォーターパネルである。
【0009】クォータートリム1の垂直部10には四角
形状のポケット開口2が形成してある。ポケット開口2
のまわりには開口上縁および左右の開口側縁に沿って複
数の小径の貫通穴20が設けてある。垂直部10の裏面
には、ポケット開口2下縁より下方位置で上記両開口側
縁に沿う貫通穴20の延長線上の位置にそれぞれ小径円
柱状のピン21が突設してある。
形状のポケット開口2が形成してある。ポケット開口2
のまわりには開口上縁および左右の開口側縁に沿って複
数の小径の貫通穴20が設けてある。垂直部10の裏面
には、ポケット開口2下縁より下方位置で上記両開口側
縁に沿う貫通穴20の延長線上の位置にそれぞれ小径円
柱状のピン21が突設してある。
【0010】ポケット部材3は、合成樹脂からなる射出
成形体で、四角形容器状の本体部30と、本体部30の
開口下縁から下方へ延出する板状の蓋部31とを一体に
備えている。本体部30は、その横寸法がポケット開口
2の横方向の寸法とほぼ同じか若干大きい寸法で、縦寸
法はクォーターパネル1の垂直部10の縦方向の寸法よ
りも大きくしてある。
成形体で、四角形容器状の本体部30と、本体部30の
開口下縁から下方へ延出する板状の蓋部31とを一体に
備えている。本体部30は、その横寸法がポケット開口
2の横方向の寸法とほぼ同じか若干大きい寸法で、縦寸
法はクォーターパネル1の垂直部10の縦方向の寸法よ
りも大きくしてある。
【0011】蓋部31は、本体部30の開口下縁と薄肉
のインテグラルヒンジ32を介して連結している。蓋部
31の横方向の寸法は本体部30の横寸法とほぼ同じ
で、縦方向の寸法は、本体部30開口の縦方向の寸法と
ポケット開口2の縦方向の寸法との差とほぼ同じ寸法に
形成してあり、蓋部31はインテグラルヒンジ32で折
り返して本体部30の開口の下半部を閉じるようにして
ある。蓋部31で閉じられる本体部30の開口の下半部
側の左右の側縁は、上半部側に比べて蓋部31の板厚
分、低くしてあり、蓋部31を閉じたときに本体部30
の開口の上半部33の開口縁と蓋部31とは面一とな
る。
のインテグラルヒンジ32を介して連結している。蓋部
31の横方向の寸法は本体部30の横寸法とほぼ同じ
で、縦方向の寸法は、本体部30開口の縦方向の寸法と
ポケット開口2の縦方向の寸法との差とほぼ同じ寸法に
形成してあり、蓋部31はインテグラルヒンジ32で折
り返して本体部30の開口の下半部を閉じるようにして
ある。蓋部31で閉じられる本体部30の開口の下半部
側の左右の側縁は、上半部側に比べて蓋部31の板厚
分、低くしてあり、蓋部31を閉じたときに本体部30
の開口の上半部33の開口縁と蓋部31とは面一とな
る。
【0012】本体部30の開口の開口周縁には、その開
口上縁および左右の開口側縁に沿って外側方向へ突出す
るフランジ34が形成してある。フランジ34には上記
ポケット開口2まわりの貫通穴20に対応する複数の小
径の貫通穴35が設けてある。
口上縁および左右の開口側縁に沿って外側方向へ突出す
るフランジ34が形成してある。フランジ34には上記
ポケット開口2まわりの貫通穴20に対応する複数の小
径の貫通穴35が設けてある。
【0013】フランジ34の左右の下端末34aは、一
段低くした本体部30の下半部側の開口側縁の上端部ま
で延び、蓋部31を閉じたときにその上端側の左右両側
縁に設けたフランジ36が重ね合わされ、このときフラ
ンジ34とフランジ36は面一となる。重ね合わせたフ
ランジ36とフランジ下端末34aには両者を貫通し、
上記垂直部10裏面のピン21を挿通可能な貫通穴37
が設けてある。
段低くした本体部30の下半部側の開口側縁の上端部ま
で延び、蓋部31を閉じたときにその上端側の左右両側
縁に設けたフランジ36が重ね合わされ、このときフラ
ンジ34とフランジ36は面一となる。重ね合わせたフ
ランジ36とフランジ下端末34aには両者を貫通し、
上記垂直部10裏面のピン21を挿通可能な貫通穴37
が設けてある。
【0014】このように構成したポケット部材3をクォ
ータートリム1の垂直部10に取付けるには、インテグ
ラルヒンジ32で折り返した蓋部31で本体部30の開
口の下半部を閉じ、垂直部10の裏面側より本体部30
の開口の上半部33をポケット開口2に合致せしめ、上
記上半部33周縁のフランジ34および蓋部31のフラ
ンジ36をポケット開口2まわりの垂直部10裏面に当
接せしめる。このとき、ポケット開口2まわりの貫通穴
20とフランジ34の貫通穴35とを合わせるととも
に、垂直部10裏面のピン21をフランジ36とフラン
ジ下端末34aの重合部の貫通穴37に挿通する。
ータートリム1の垂直部10に取付けるには、インテグ
ラルヒンジ32で折り返した蓋部31で本体部30の開
口の下半部を閉じ、垂直部10の裏面側より本体部30
の開口の上半部33をポケット開口2に合致せしめ、上
記上半部33周縁のフランジ34および蓋部31のフラ
ンジ36をポケット開口2まわりの垂直部10裏面に当
接せしめる。このとき、ポケット開口2まわりの貫通穴
20とフランジ34の貫通穴35とを合わせるととも
に、垂直部10裏面のピン21をフランジ36とフラン
ジ下端末34aの重合部の貫通穴37に挿通する。
【0015】一方、垂直部10の前面にはポケット開口
2の開口縁全周を覆うフレーム4を取付ける。フレーム
4はポケット開口2に沿う形状の合成樹脂製の枠部材
で、上辺および左右の側辺の裏面には、上記ポケット開
口2まわりの貫通穴20およびポケット部材3のフラン
ジ34の貫通穴35に貫通可能な複数のピン41が突設
してある。フレーム4は垂直部10の前面よりポケット
開口2の開口縁全周を覆うとともに、ピン41を上記貫
通穴20,35に挿通せしめる。
2の開口縁全周を覆うフレーム4を取付ける。フレーム
4はポケット開口2に沿う形状の合成樹脂製の枠部材
で、上辺および左右の側辺の裏面には、上記ポケット開
口2まわりの貫通穴20およびポケット部材3のフラン
ジ34の貫通穴35に貫通可能な複数のピン41が突設
してある。フレーム4は垂直部10の前面よりポケット
開口2の開口縁全周を覆うとともに、ピン41を上記貫
通穴20,35に挿通せしめる。
【0016】そして、ポケット部材3のフランジ34の
裏面に突出したフレーム4の各ピン41の先端を熱して
潰し、フレーム4と垂直部10のポケット開口2まわり
の板面とポケット部材3のフランジ34とを一体に溶着
する。更に、ポケット部材3の蓋部31のフランジ36
と本体部30のフランジ下端末34aの重合部を貫通せ
しめたピン21の先端を熱して潰し、蓋部31のフラン
ジ36と本体部30のフランジ下端末34aとを一体に
垂直部10の裏面に溶着する。
裏面に突出したフレーム4の各ピン41の先端を熱して
潰し、フレーム4と垂直部10のポケット開口2まわり
の板面とポケット部材3のフランジ34とを一体に溶着
する。更に、ポケット部材3の蓋部31のフランジ36
と本体部30のフランジ下端末34aの重合部を貫通せ
しめたピン21の先端を熱して潰し、蓋部31のフラン
ジ36と本体部30のフランジ下端末34aとを一体に
垂直部10の裏面に溶着する。
【0017】このように構成したポケットには、ポケッ
ト部材3の下半部に、本体部30の下半部と蓋部31と
で閉じた袋状の物品収納部Kが形成される。従って、ク
ォータートリム1の垂直部10の寸法に左右されること
なく、クォータートリム1とクォーターパネル6との間
の隙間を有効に利用して大きなポケット容量が実現でき
る。また、ポケット部材3の容量が大きいのでポケット
開口2の縦方向の寸法も大きくすることができ物の出し
入れは良好である。
ト部材3の下半部に、本体部30の下半部と蓋部31と
で閉じた袋状の物品収納部Kが形成される。従って、ク
ォータートリム1の垂直部10の寸法に左右されること
なく、クォータートリム1とクォーターパネル6との間
の隙間を有効に利用して大きなポケット容量が実現でき
る。また、ポケット部材3の容量が大きいのでポケット
開口2の縦方向の寸法も大きくすることができ物の出し
入れは良好である。
【0018】ポケット部材3はその蓋部31を開いた状
態で金型成形できるから、金型からの抜き取りが容易
で、簡素な金型を用いて成形でき、ポケット部材3は生
産性が良好で生産コストを安くできる。
態で金型成形できるから、金型からの抜き取りが容易
で、簡素な金型を用いて成形でき、ポケット部材3は生
産性が良好で生産コストを安くできる。
【0019】閉じた蓋部31のフランジ36を本体部3
0のフランジ34の一端と一体に内装トリム1の裏面に
溶着すれば、ポケット部材3の溶着作業性もよく、ま
た、ポケット部材3の物品収納部Kの強度も充分に確保
できる。
0のフランジ34の一端と一体に内装トリム1の裏面に
溶着すれば、ポケット部材3の溶着作業性もよく、ま
た、ポケット部材3の物品収納部Kの強度も充分に確保
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ポケット部材を取付け
る内装トリムの垂直部の大きさに制約されることなく、
容量の大きい物品収納部を形成することができる。ま
た、ポケット部材は、生産性良好で、かつ、低コストで
製造できる。
る内装トリムの垂直部の大きさに制約されることなく、
容量の大きい物品収納部を形成することができる。ま
た、ポケット部材は、生産性良好で、かつ、低コストで
製造できる。
【図1】本発明のポケット構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明のポケット構造の図1のII−II線に沿う
位置での組付け状態の縦断面図である。
位置での組付け状態の縦断面図である。
【図3】従来のポケット構造の正面図である。
【図4】従来のポケット構造の縦断面図である。
1 内装トリム(クォータートリム) 10 垂直部 2 ポケット開口 3 ポケット部材 30 本体部 31 蓋部 32 インテグラルヒンジ 33 本体部の開口上半部 34,34a 本体部のフランジ 36 蓋部のフランジ 4 フレーム
Claims (2)
- 【請求項1】 車室の側壁を構成する内装トリムの垂直
部にポケット開口を形成し、上記垂直部の裏面に、上記
ポケット開口を囲む合成樹脂からなる容器状のポケット
部材の開口周縁を溶着してなる車両用内装トリムのポケ
ット構造において、上記ポケット部材を、縦方向の寸法
が上記垂直部の縦方向の寸法よりも長い容器状の本体部
と、該本体部の開口下縁と薄肉のインテグラルヒンジを
介して接続し、縦方向の寸法を本体部の縦方向の寸法と
上記ポケット開口の縦方向の寸法との差とほぼ同じとし
た蓋部とからなる合成樹脂の一体成形体で構成し、上記
インテグラルヒンジで折り返した上記蓋部により上記本
体部の開口の下半部を閉じ、上記開口の上半部の開口縁
を上記内装トリムの裏面の上記ポケット開口まわりに溶
着した車両用内装トリムのポケット構造。 - 【請求項2】 上記本体部の開口の上半部の開口縁にフ
ランジを形成し、上記蓋部の左右の側縁には、上記開口
の下半部を閉じたときに上記フランジの両端末と重なる
フランジを形成し、これらフランジを一体に上記内装ト
リムの裏面に溶着した請求項1記載の車両用内装トリム
のポケット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201421A JP2001030842A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両用内装トリムのポケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201421A JP2001030842A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両用内装トリムのポケット構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001030842A true JP2001030842A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16440809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11201421A Pending JP2001030842A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 車両用内装トリムのポケット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001030842A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243963A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Nishikawa Kasei Co Ltd | 車両のサイドトリム |
JP2012030755A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Tachi S Co Ltd | 車両用シートのための小物入れ構造および車両用シートへの小物入れ取付け方法 |
CN103241183A (zh) * | 2012-02-02 | 2013-08-14 | 株式会社塔捷斯 | 车辆座椅用的小件物品容器结构及小件物品容器向车辆座椅上的安装方法 |
Citations (3)
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JP2014177242A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11201421A patent/JP2001030842A/ja active Pending
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