JP2001030729A - 車高降下装置 - Google Patents

車高降下装置

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JP2001030729A
JP2001030729A JP11210531A JP21053199A JP2001030729A JP 2001030729 A JP2001030729 A JP 2001030729A JP 11210531 A JP11210531 A JP 11210531A JP 21053199 A JP21053199 A JP 21053199A JP 2001030729 A JP2001030729 A JP 2001030729A
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Japan
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cable
motor
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vehicle
arm
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Kazunori Shiono
和則 塩野
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路を用いない手段とすることにより、
車両組付作業性の向上,装置の信頼性の確保,コストダ
ウンを図ることを可能とし、また、懸架装置の減衰力特
性に悪影響を与えることが無く、かつ、車高降下量を大
きく確保することを可能として、高い昇降性能を得るこ
とを可能とすること。 【解決手段】 車輪RWに懸架装置SPを介して弾性的
に支持された車体Bにおいて、懸架装置SPと干渉しな
い位置にモータ1を取り付け、このモータ1に、部材2
0に一端が連結されたケーブル3の他端側を巻き取りお
よび巻き戻し可能に連結し、ケーブル3にテンションを
与えるスイングアーム2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役作業性の向上
を図るため、車両の車高を降下させることが可能な車高
降下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の車高を変化させることので
きる装置として、例えば、特開昭61−98605号公
報に開示されているものが知られている。この従来文献
記載の装置は、油圧緩衝器内の油室に対して油を給排さ
せることのできる油圧回路が設けられた構成であった。
したがって、油圧緩衝器から油を排出させれば油圧緩衝
器が短縮されて車高を低下させることができ、また、油
を油圧緩衝器に戻せば、車高を元に戻すことができるも
のであった。
【0003】また、他の従来技術としては、懸架装置と
直列に油圧により伸縮される油圧シリンダを設け、この
油圧シリンダを伸縮させることで車高を上下できるよう
に構成された装置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、いずれの技術も油圧回路を有して
油を給排させる構成であったため、以下に列挙する問題
点を有している。すなわち、第1に、懸架装置と干渉し
ないように油圧配管を取り回して車両に組み付けるのに
非常に手間がかかり、作業性が悪い。第2に、油圧回路
に油漏れが生じると車高が低下するものであり、走行中
に支障をきたすおそれがあり、装置の信頼性の点で問題
がある、あるいは信頼性を確保するのにコストがかか
る。第3に、油圧源,油圧シリンダ,方向切替弁などの
部品点数が多く、コストが高くなる。
【0005】加えて、前者の従来技術(上記公報に記載
の技術)にあっては、油圧緩衝器に油を給排する回路を
接続している構成であるため、通常の走行時に油圧緩衝
器が伸縮したときに、油がこの油圧回路側に漏れるおそ
れがあり、このような漏れが生じた場合には、所望の減
衰力特性が得られなくなるおそれがある。
【0006】また、後者の従来技術にあっては、油圧シ
リンダを懸架装置と直列に設けているため、車高降下量
を大きく確保することが難しく、所望の昇降性能の向上
を図ることが難しいという問題がある。
【0007】本発明は上述の従来の問題点に着目して成
されたもので、油圧回路を用いない手段とすることによ
り、車両組付作業性の向上,装置の信頼性の確保,コス
トダウンを図ることを可能とし、また、懸架装置の減衰
力特性に悪影響を与えることが無く、かつ、車高降下量
を大きく確保することを可能として、高い昇降性能を得
ることを可能とすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の車高降下装置は、車輪に車体が懸架装置
を介して弾性的に支持され、前記車体に、懸架装置と干
渉しない位置にモータが取り付けられ、このモータに、
前記車輪の車軸に一端が連結されたケーブルの他端側が
連結され、前記車軸とモータとの間に、前記ケーブルを
屈曲して滑動自在に支持する先端部を有するアームが車
体に支持され、前記アームには、ケーブルに張力を与え
る方向に付勢するスプリングが設けられ、前記ケーブル
は、車輪が少なくともフルリバウンド位置までストロー
クするのを許容する長さに形成され、前記アームの先端
部がケーブルを上方に引き上げる位置に移動したときに
アームの移動を規制するストッパが設けられ、操作スイ
ッチの切替操作によりケーブルの所定量の巻き取りと巻
き戻しを行う制御装置が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】したがって、モータとケーブルとを配索す
るだけであるので、設置が容易である。また、油圧回路
を用いていないため、油漏れのおそれが無く高い信頼性
を得ることができる。
【0010】次に、走行中は、常にアームによりケーブ
ルに張力が与えられ、車軸と車体とが相対変位してもケ
ーブルが弛んで暴れることがないとともに、懸架装置に
影響を及ぼさないので、緩衝器の減衰特性などに悪影響
を与えることがない。
【0011】次に、車高降下時には、モータをケーブル
巻き取り側に駆動させると、ケーブルのテンションが高
まり、アームがスプリングの付勢力に抗して回動され
る。そして、アームの回動がストッパにより規制され、
モータは、ケーブルを介して車軸を引き上げ、これによ
り、懸架装置の弾性変形に基づいて車軸と車体とが相対
的に近づいて車高が降下される。このように、アームに
よりケーブルの車軸を引き上げるようにしているため、
モータが懸架装置を避けてケーブルの車軸側の真上に配
置されていなくても、効率的に車軸を引き上げることが
できる。
【0012】次に、車高降下状態からモータをケーブル
巻き戻し方向に回動させると、懸架装置の弾性変形分が
復元され、元の車高に戻った時点からアームがリターン
スプリングの付勢力によりケーブルにテンションを与え
ながら、倒伏位置から起立方向に回動する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。まず、構成を説明する。図1は
実施の形態の車高降下装置を適用した車両の後輪RWの
部分の構成を示す構成説明図である。なお、本実施の形
態の車高降下装置は、左右に設けられているが、図1〜
3にあっては、その一方のみを示すもので、図示を省略
した部分は、これと対称に設けられている。
【0014】図1において、RWは後輪であり、この後
輪の車軸AXに車体Bが懸架装置SPを介して弾性的に
支持されている。
【0015】本実施の形態の車高降下装置は、この懸架
装置SPの図示を省略したスプリングおよび油圧緩衝器
を短縮させて、その分だけ車高を降下させるものであ
り、以下に、この構成について説明する。
【0016】図において、1はモータであり、懸架装置
SPと干渉することのない位置の車体Bに固定されてい
る。このモータ1は、ケーブル3の他端側を巻き取りお
よび巻き戻し可能に構成されているもので、このケーブ
ル3の一端は、車軸としての部材20にボルト・ナット
から成る締結具21で固定されている。
【0017】前記ケーブル3は、少なくとも車輪RWが
下降し、スプリングおよび油圧緩衝器が伸びきるフルリ
バウンド位置26まで許容する長さに設定されている。
また、車輪RWが上昇し、懸架装置SPが車体Bに固定
されたバンパラバー22を押し当てるフルバウンド位置
23から、最大積載位置24,空車位置25およびフル
リバウンド位置26に至るまでアームとしてのスイング
アーム2により常に張力を与えられるよう構成されてい
る(図5参照)。
【0018】すなわち、スイングアーム2は、基端が軸
2bにより車体Bに上下に回動可能に支持されていると
ともに、先端部には、前記ケーブル3を屈曲するプーリ
3aが設けられている。また、スイングアーム2には、
図において時計回り方向に回動付勢するスプリングとし
てのリターンスプリング5が設けられているとともに、
スイングアーム2の回動を規制するストッパとしてのス
トッパピン4および係合爪2aが設けられている。係合
爪2aは、リターンスプリング5による付勢方向とは逆
方向のスイングアーム2の回動を、図2および図3に示
す水平位置でストッパピン4と係合して規制するよう構
成されている。なお、スイングアーム2は、フルリバウ
ンド位置26よりもさらに下方に回動した位置で係合爪
2aがストッパピン4に係合するよう構成されている
が、スイングアーム2の先端部が起立したフルリバウン
ド位置で係合爪2aとストッパピン4とを係合させるよ
うにしてもよい。
【0019】さらに、ケーブル3は、スイングアーム2
の下面に形成された溝に嵌合され、スイングアーム2の
下面に沿ってスイングアーム2の基端を通って、モータ
1まで配索されて、この基端からモータ1まではほぼ水
平に近い状態で配索されている。そして、スイングアー
ム2が起立した状態では、締結具21とプーリ3aとス
イングアーム2の基端との間のケーブル3はプーリ3a
を頂点とする逆V字状に配索されている。
【0020】また、スイングアーム2は、前記水平位置
となったときに、プーリ3aが締結具21によるケーブ
ル3の固定位置のほぼ真上に位置されてケーブル3の一
端がほぼ鉛直方向に引っ張られるように形成されてい
る。そして、モータ1は、スイングアーム2が起立した
状態のスイングアーム2の基端に設けられた軸2bとほ
ぼ同じ高さに設けられ、ケーブル3の一端と部材20と
の締結部(締結具21の部分)は、スイングアーム2の
水平位置よりも下方に設けられている。
【0021】次に、図4の回路図に基づいて、前記モー
タ1の駆動を制御する制御回路CUの構成について説明
する。なお、前述したようにモータ1は、左右に設けて
いるので、回路図では両方とも示している。
【0022】図において9は操作スイッチである。この
操作スイッチ9は、例えば、運転席の近傍位置に設けら
れており、降下側の端子9aと、戻し側の端子9bとを
備えている。また、前記操作スイッチ9ならびにモータ
には、切換リレースイッチ10,11が接続されてい
る。すなわち、これらのリレースイッチ10,11は、
操作スイッチ9を降下側の端子9aに向けて操作したと
きには、モータ1に対して図においてDで示す方向(ケ
ーブル巻き取り方向)に通電させ、一方、操作スイッチ
9を戻し側の端子9bに向けて操作したときには、モー
タ1に対して図においてuで示す方向(ケーブル巻き戻
し方向)に通電させるよう構成されている。
【0023】また、図4において、6は車高降下方向に
モータ1が所定量駆動したときにのみ開成される常閉の
降下リミットスイッチであり、7はモータ1が車高戻し
方向(車高上昇方向)に所定量駆動したときにのみ開成
される常閉の上昇リミットスイッチである。
【0024】また、図4において12はブレーキリレー
スイッチである。すなわち、モータ1には、非駆動時
に、常時モータ1に対して制動力を与える図示を省略し
たブレーキが設けられているもので、このブレーキは、
図においてブレーキコイル13への通電をカットさせる
ことで、制動作動を実行するよう構成されている。した
がって、ブレーキリレースイッチ12は、モータ1を駆
動させるときに、ブレーキコイル13へ通電させて制動
を解除するよう構成されているものである。
【0025】次に、実施の形態の作用を説明する。 イ)通常時 通常時は、図1に示すように、ケーブル3はモータ1と
締結具21の間に長く引き出された状態となっている。
また、この時、ケーブル3に対してスイングアーム2に
より常時張力が与えられている。すなわち、車輪RWが
フルリバウンド位置23から最大積載位置24,空車位
置25,フルリバウンド位置26に至るどの位置におい
ても、スイングアーム2が回動してプーリ3aを頂点と
する締結具21側のケーブル3の長さが短くなる分、モ
ータ1側の長さが長くなり、あるいはその逆となり、常
にケーブル3に張力を与えられるようになっている。す
なわち、走行中サスペンションがバウンドすると、締結
具21部が上昇し、ケーブル3に弛みを生じさせるよう
な作用をするが、スイングアーム2がリターンスプリン
グ5によって起立方向に回動し、このケーブル3の弛み
を吸収する。また、リバウンドすると、締結具21部が
下降し、ケーブル3に引っ張り力が作用するが、この引
っ張り力が、スイングアーム2のプーリ3aを介してス
イングアーム2に作用し、リターンスプリング5の付勢
力に抗してスイングアーム2を水平位置方向に回動さ
せ、モータ1にブレーキがかかっていて、ケーブル3の
モータ1部から締結具21部までの長さが固定されてい
るにもかかわらず、締結具21部の下降の動きに追従す
る。これは、スイングアーム2が軸2bを中心に回動し
角度変化し、モータ1部と締結具21との間のケーブル
3の長さが一定であるにもかかわらず、この角度変化に
よりケーブル3を弛ませる作用および引っ張る作用を吸
収し、モータ1部にケーブル3を戻そうとする力、引っ
張る力が作用しないようにしている。
【0026】したがって、走行時懸架装置SPが作動し
て、車高が変化しても、ケーブル3がこの作動を妨げる
ことはない。また、ケーブル3が暴れて騒音が発生する
ことはない。なお、モータ1には、常時、ブレーキが作
用して巻き取りおよび巻き戻しが行われることのないよ
う構成されており、ケーブル3の長さが変化することは
なく、上記作動は安定している。
【0027】ロ)車高降下時 車両を停止し、荷役作業などを行う際に車高を降下させ
るときには、まず、車両を停止させる。この時スイング
アーム2は、最大積載位置24から空車位置25までの
間に位置している。次に、操作スイッチ9を降下端子9
a側に操作する。これにより、モータ1のブレーキが解
除され、モータ1が駆動を開始して、ケーブル3が巻き
取られ始め、ケーブル3の張力が高まり、まず、ケーブ
ル3の張力がプーリ3a部に作用し、リターンスプリン
グ5に抗してスイングアーム2が図1に示す起立位置か
ら図2に示す水平位置へ向けて回動する。この水平位置
が、スイングアーム2の先端部がケーブル3を上方に引
き上げる位置と言うことになり、また、この水平位置
は、前述したように、通常時、すなわち車両走行時のフ
ルリバウンド位置26もしくは、このフルリバウンド位
置26を越えた位置である。そして、水平位置まで達す
るとこのスイングアーム2の回動がストッパピン4と係
合爪2aの係合により規制されて、この時点から、ケー
ブル3が、支持部材20の締結具21の部分を引き上げ
ることになる。この時、スイングアーム2の先端に設け
たプーリ3aは、締結具21の真上に位置しており、締
結具21の部分を真上に持ち上げることになり、効率的
にこの部分を引き上げることができる。この時の車高変
化量を、図2においてHにより示している。なお、この
車高変化量Hは、最大積載位置24からフルリバウンド
位置23の間の寸法以内に設定することが望ましい。
【0028】この車高降下が得られるだけモータ1が駆
動した時点で、降下リミットスイッチ6が開成され、よ
って、モータ1の駆動が停止するとともに、ブレーキリ
レースイッチ12も開成されてブレーキコイル13への
通電がカットされてモータ1に制動力が加えられ、車高
降下状態が維持される。
【0029】ハ)車高戻し時 上述の車高降下状態から車高を戻すときには、操作スイ
ッチ9を戻し端子9b側に操作する。これにより、モー
タ1のブレーキが解除され、モータ1に対してU方向に
通電されて上記とは逆方向に駆動し、ケーブル3の巻き
戻しが行われる。したがって、懸架装置SPの弾性力に
よって、上記とは逆に車高が上昇され、図3の状態から
図2の状態に変化し、さらに、モータ1が駆動して、ケ
ーブル3に弛みが生じる分だけスイングアーム2がリタ
ーンスプリング5によりケーブル3に張力を与えながら
上方に回動する。
【0030】そして、モータ1の駆動量が所定量になっ
た時点で上昇リミットスイッチ7が開成されて、モータ
1の駆動が停止される。この時ブレーキスイッチ12も
開成されてブレーキコイル13への通電がカットされて
モータ1に制動力が加えられ、ケーブル3の巻き戻しは
停止される。なお、降下リミットスイッチ6は、モータ
1が逆転を開始した時点で閉状態に戻る。
【0031】以上説明したように、本実施の形態の車高
降下装置にあっては、油圧回路を用いない構成としたた
め、車両への組付が容易であり、また、装置としても、
モータ1とスイングアーム2とケーブル3とを主要な構
成としているため、低コストで構成することができる。
【0032】また、ケーブル3は、通常は、モータ1と
車軸AX側の締結具21との間で、所定量モータ1から
引き出した状態とするとともに、スイングアーム2およ
びリターンスプリング5により常時張力を与える構成と
しているため、車輪がリバウンドしたときには、スイン
グアーム2が倒伏側に振れるだけでケーブル3が突っ張
ることが無く、また、車輪がバウンドしたときも、スイ
ングアーム2が起立方向に振れるだけでケーブル3が弛
むことがないものであり、懸架装置SPの作動に悪影響
を与えることが無く、製品品質に優れるという効果が得
られる。、したがって、車両組付作業性と装置の信頼性
の向上とコストダウンを図ることができるという効果を
得ることができる。
【0033】さらに、車高の降下量としては、懸架装置
SPの短縮量がそのまま降下量となるため、車高降下量
を大きく確保することができ、高い昇降性能を得ること
ができるという効果を得ることができる。
【0034】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【0035】例えば、懸架装置SPの形式や、車軸AX
の形式や、モータ1の配置、およびケーブル3の接続位
置は、任意であり、図面で示した実施の形態に限定され
るものではない。
【0036】また、アームとして実施の形態では、車体
に揺動可能に支持されたスイングアーム2を示したが、
図6に示すように、ピストンとシリンダのように摺動関
係にあるアーム2とストッパ4とを設け、ケーブル3に
張力を与えるように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車高降下
装置にあっては、油圧配管が不要であるため、設置が容
易であり車両組付作業性に優れるとともに、コストダウ
ンを図ることができるという効果を有し、かつ、緩衝器
の減衰特性などに悪影響を与えることがないとともに、
油漏れのおそれが無く高い信頼性を得ることができると
いう効果を有している。さらに、懸架装置の弾性変形可
能な量だけ車高を降下させることが可能であり、車高降
下量を大きく確保することができるという効果を有して
いる。
【0038】加えて、ケーブルに対して張力を与えるア
ームを車体に回動可能に設けたため、車軸と車体とが相
対変位してもケーブルが弛んで暴れることがないととも
に、懸架装置に影響を及ぼさないので、製品品質に優れ
るという効果を奏する。
【0039】また、アームの先端をケーブルの車軸側の
上方に配置させて、上方に引き上げ可能に構成したた
め、モータは、懸架装置を避けてケーブルの車軸側の真
上に配置されていなくても、効率的に車軸を引き上げる
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成説明図である。
【図2】本発明実施の形態の作動説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の作動説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の制御回路図である。
【図5】実施の形態の要部を示す説明図である。
【図6】他の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 スウィングアーム(アーム) 2a 係合爪(ストッパ) 3 ケーブル 3a プーリ 4 ストッパピン(ストッパ) 5 リターンスプリング(スプリング) 6 降下リミットスイッチ 7 上昇リミットスイッチ 9 操作スイッチ 9a 端子 9b 端子 10 リレースイッチ 11 リレースイッチ 12 ブレーキリレースイッチ 13 ブレーキコイル 20 部材 21 締結具 22 バンパラバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に車体が懸架装置を介して弾性的に
    支持され、 前記車体に、懸架装置と干渉しない位置にモータが取り
    付けられ、 このモータに、前記車輪の車軸に一端が連結されたケー
    ブルの他端側が連結され、 前記車軸とモータとの間に、前記ケーブルを屈曲して滑
    動自在に支持する先端部を有するアームが車体に支持さ
    れ、 前記アームには、ケーブルに張力を与える方向に付勢す
    るスプリングが設けられ、 前記ケーブルは、車輪が少なくともフルリバウンド位置
    までストロークするのを許容する長さに形成され、 前記アームの先端部がケーブルを上方に引き上げる位置
    に移動したときにアームの移動を規制するストッパが設
    けられ、 操作スイッチの切替操作によりケーブルの所定量の巻き
    取りと巻き戻しを行う制御装置が設けられていることを
    特徴とする車高降下装置。
JP11210531A 1999-07-26 1999-07-26 車高降下装置 Pending JP2001030729A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040023221A (ko) * 2002-09-11 2004-03-18 현대자동차주식회사 자세 가변형 쇽업소버를 갖춘 차량용 현가장치
JP2006182076A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Light Truck Co Ltd 車両のサスペンション装置
JP2007153271A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Honda Motor Co Ltd 車両用アクティブサスペンション装置

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