JP2001030466A - ホットスタンプ装置及びそれを利用したカード発行装置とセルフサービスターミナル - Google Patents

ホットスタンプ装置及びそれを利用したカード発行装置とセルフサービスターミナル

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JP2001030466A
JP2001030466A JP11210785A JP21078599A JP2001030466A JP 2001030466 A JP2001030466 A JP 2001030466A JP 11210785 A JP11210785 A JP 11210785A JP 21078599 A JP21078599 A JP 21078599A JP 2001030466 A JP2001030466 A JP 2001030466A
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hot
foil
hot stamping
stamp
medium
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JP11210785A
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Akihiro Hachiman
明宏 八幡
Eiji Imai
栄治 今井
Mamoru Matsuda
守 松田
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化する。 【解決手段】 印刷が施された付加価値媒体の供給・排
出機構3と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る搬送・
巻取用モータ5と、セラミックヒータとアームを有しホ
ットスタンプ箔テープと付加価値媒体に圧力を加えて付
加価値媒体にホットスタンプ箔を転写するスタンプ部8
と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認するベリ
ファイ部9とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットスタンプ装
置及びそれを利用したカード発行装置とセルフサービス
ターミナルに関する。更に詳述すると、本発明は小型化
に適したホットスタンプ装置及びそれを利用したカード
発行装置とセルフサービスターミナルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図33に従来のホットスタンプ装置(箔
押し機)の概略構成を示す。従来のホットスタンプ装置
は、媒体(チケット,クレジットカード等)の製造ライ
ンに設置されており、一度に多数枚の媒体に対してホロ
グラム箔等のホットスタンプ箔を転写する大型の装置で
あった。このホットスタンプ装置は、オープンリール状
の巻き出しリール101と巻き取りリール102によっ
てホットスタンプ箔103を順次繰り出し、ガイド10
4,105によってヒータ106で加熱される熱版10
7と台座108の間に導いている。熱版107と台座1
08の間には図示しない媒体も導かれ、ホットスタンプ
箔103を媒体に重ね合わせた状態で加圧装置109に
よって熱版107を台座108に向けて強く押し付け媒
体にホットスタンプ箔を転写している。
【0003】このホットスタンプ装置が使用される製造
ラインの単位ロット(1回にスタンプされる媒体の数
量)は数百から数千さらに数万枚という大量のものであ
り、ホットスタンプ装置では一度に多数枚の媒体にホッ
トスタンプを行っている。多数枚の媒体の全てについて
高品位のホットスタンプを得るためには、加圧装置10
9によってトン単位の圧力を発生させる必要がある。こ
のため、ホットスタンプ装置は重量が数百kgから数ト
ンにも達する大きなものであった。また、熱版107の
熱容量が大きいため、加熱用のヒータ106としては電
熱線タイプのものが使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ホットスタンプ装置では、装置重量が重く、また大きさ
も大型であり、しかも1度に多数枚の媒体にホットスタ
ンプを行うものであるため、セルフサービスターミナル
のような1人のユーザが1枚だけの媒体の発行を要求し
た場合にその場で1枚の媒体にホットスタンプを行うよ
うな使用への適用は困難であった。
【0005】また、一度に多くの媒体に対してホットス
タンプを行うものであることから熱版も大型となり、こ
の熱版の加熱に時間がかかり、セルフサービスターミナ
ル等としての適用には、スタンプ要求があってから実際
にスタンプ可能になるまでに長時間を要し、ユーザを長
時間待たせてしまうことになるという問題があった。
【0006】さらに、装置が大型なため、消費する電力
(エネルギー)が大きく地球環境に優しくないという問
題があった。
【0007】本発明は、1枚ずつホットスタンプするな
ど少量ずつのホットスタンプに適した小型のホットスタ
ンプ装置及びそれを利用したカード発行装置とセルフサ
ービスターミナルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載のホットスタンプ装置は、印刷が施さ
れた付加価値媒体の供給・排出機構と、ホットスタンプ
箔テープを巻き取る巻き取り用モータと、ヒータとアー
ムを有しホットスタンプ箔テープと付加価値媒体に圧力
を加えて付加価値媒体にホットスタンプ箔を転写するス
タンプ部とを備えたものである。
【0009】したがって、供給・排出機構によって搬送
される付加価値媒体は、スタンプ部においてホットスタ
ンプ箔を転写された後、発行される。供給・排出機構は
付加価値媒体を例えば1枚ずつ搬送し、スタンプ部は1
枚ずつ付加価値媒体にホットスタンプ箔を転写する。こ
のため、装置の小型化が可能となる。
【0010】また、請求項2記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確認
部を備えたものである。したがって、付加価値媒体にホ
ットスタンプ箔を転写した後、確認部でホットスタンプ
が正常か否かを確認してから当該付加価値媒体を発行す
る。このため、ホットスタンプが押されていない付加価
値媒体の発行やホットスタンプが不適切な付加価値媒体
の発行が防止される。
【0011】また、請求項3記載のホットスタンプ装置
は、ヒータがセラミックヒータである。したがって、ス
タンプ部が短時間で加熱される。
【0012】また、請求項4記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプ箔テープが巻き取りリールと巻き出
しリールを備えたカセットに収納されたものである。し
たがって、装着されているホットスタンプ箔テープを全
て使い終えた場合のテープ交換はカセットごと行われ
る。カセットごとのテープ交換であるので、交換作業が
簡単であり、また、使用済ホットスタンプ箔テープの回
収も簡単である。
【0013】また、請求項5記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプ箔がホログラム箔である。したがっ
て、セキュリティ性の高いホログラム箔を転写すること
ができる。
【0014】また、請求項6記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプ箔が磁気ストライプである。したが
って、磁気カードなどに磁気情報を記録する磁気ストラ
イプを転写することができる。
【0015】また、請求項7記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプ箔が署名箔である。したがって、ク
レジットカードなどに署名を行う署名箔を転写すること
ができる。
【0016】また、請求項8記載のホットスタンプ装置
は、ホットスタンプ箔として、ホログラム箔と、磁気ス
トライプと、署名箔とを1つのホットスタンプ装置で行
うものである。したがって、1台のホットスタンプ装置
で、ホログラム箔と磁気ストライプと署名箔を転写する
ことができる。
【0017】また、請求項9記載のホットスタンプ装置
は、スタンプ部の台座にテフロンコーティングを施した
ものである。ホットスタンプを行うことで媒体は台座に
溶着することがあるが、台座にテフロンコーティングを
施すことでこの媒体の溶着が防止できる。
【0018】また、請求項10記載の発明は、カードの
供給・排出機構と、カードへのデータ読み取り・書き込
み部と、カードにエンボス文字を刻印するエンボッサー
と、ホストとの通信部とを備えたカード発行装置におい
て、データの書き込みと、エンボス文字の刻印がなされ
たカードの供給・排出機構と、ホットスタンプ箔テープ
を巻き取る巻き取り用モータと、セラミックヒータとア
ームを有しホットスタンプ箔テープとカードに圧力を加
えてカードにホットスタンプ箔を転写するスタンプ部
と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確認
部とを備えたものである。したがって、ホットスタンプ
を行う機能を備えたカード発行装置を提供することがで
きる。
【0019】さらに、請求項11記載の発明は、自動チ
ケット・クーポン発行機能を有するセルフサービスター
ミナルにおいて、印刷がなされた媒体の供給・排出機構
と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る巻き取り用モー
タと、セラミックヒータとアームを有しホットスタンプ
箔テープと媒体に圧力を加えて媒体にホットスタンプ箔
を転写するスタンプ部と、ホットスタンプが正常に押さ
れたかを確認する確認部とを備えたものである。したが
って、ホットスタンプを行う機能を備えたセルフサービ
スターミナルを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1〜図10に、本発明を適用したホット
スタンプ装置の実施形態の一例を示す。ホットスタンプ
装置1は、印刷が施された付加価値媒体2の供給・排出
機構3と、ホットスタンプ箔テープ4を巻き取る巻き取
り用モータ5と、セラミックヒータ6とアーム7を有し
ホットスタンプ箔テープ4と付加価値媒体2に圧力を加
えて付加価値媒体2にホットスタンプ箔を転写するスタ
ンプ部8と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認
するベリファイ部(確認部)9とを備え、これらをカバ
ー10で覆うように構成されている。
【0022】付加価値媒体2は、例えば図11に示すチ
ケットである。また、供給・排出機構3は、前述の巻き
取り用モータ5によって駆動される搬送ローラより構成
されている。即ち、巻き取り用モータ5は供給・排出機
構である搬送ローラ3の駆動源でもあり、以下、巻き取
り用モータを搬送・巻取用モータ5という。
【0023】スタンプ部8を図12及び図13に示す。
支軸11を中心に回転するアーム7の先端には、断熱板
12、セラミックヒータ6、熱版13より構成されるヒ
ータブロック14が取り付けられている。また、アーム
7の途中には、カム15に対して転動するベアリング1
6が回転自在に取り付けられている。したがって、スタ
ンプ用モータ17の回転がギア18,19を介してカム
15に伝えられると、カム15の輪郭形状に応じてアー
ム7が上下動し、ヒータブロック14と台座20との間
に付加価値媒体2とホットスタンプ箔テープ4を挟み込
んで大きな圧力を発生させ、付加価値媒体2にホットス
タンプ箔71を転写する。この時の圧力は30〜100
kgf/cm程度、温度は付加価値媒体2が紙の場合に
は100〜140℃程度が好ましい。なお、熱版13の
温度はサーミスタ21によって検出される。また、カム
15の回転角即ちヒータブロック14の上下位置はリミ
ットスイッチ22によって検出される。
【0024】スタンプ部8の台座20にはテフロンコー
ティングが施されており、付加価値媒体2の剥離を良好
にしている。また、台座20は転写時の反力を受けるブ
ロック23との間にボール24を介在させて支持されて
おり、ブロック23に対する台座20の角度変化を可能
にしている。これにより、転写時に支軸11を中心に回
動するアーム7の先端に取り付けられたヒータブロック
14の傾きの変化に台座20の角度が追従できるように
なっている。さらに、台座20の位置は付加価値媒体2
の厚さに応じて上下に調整可能になっている。
【0025】ホットスタンプ箔テープ4は巻き取りリー
ル25と巻き出しリール26を備えたカセット27に収
納されており、カセット27の外には出ない構造となっ
ている。図14及び図15にカセット27を示す。この
カセット27は、ホットスタンプ装置1の巻き取り軸2
8に同軸上に設けられたホットスタンプ箔テープ4の巻
き取りリール25と巻き出しリール26と、巻き取り軸
28に係合し巻き取りリール25に形成された係合部2
5cと、巻き出しリール26に設けられたブレーキ機構
30と、カセット稜線に対して一定の角度傾いて設けら
れたガイドローラ31,32と、ホットスタンプ箔テー
プ4の通路上に設けられホットスタンプ箔テープ4が巻
き付けられる制御ローラ33とを備えて構成されてい
る。なお、ホットスタンプ箔は、例えばホログラム箔で
ある。
【0026】巻き取りリール25と巻き出しリール26
は同軸上に配置されているので、本実施形態では2本の
ガイドローラ31,32によってホットスタンプ箔テー
プ4の走行路を傾けている。即ち、カセット27内には
カセット27の稜線に対してある一定の角度傾いた2つ
のガイドローラ31,32が設けられており、ホットス
タンプ箔テープ4をガイドローラ31,32に巻き掛け
ることで斜めに移動させ、巻き出しリール26と巻き取
りリール25との同軸上の配置を可能にしている(図1
6)。
【0027】巻き取りリール25には、図17及び図1
8に示すようにフランジ25aが設けられており、巻き
取られたホットスタンプ箔テープ4とカセット27のケ
ース内面との摩擦を防止している。また、巻き取りリー
ル25の外側には突出部25bが設けてあり、この部分
をケース内面に摺動させることでフランジ25aとケー
ス内面との摩擦を防止して巻き取りリール25の回転抵
抗となる摩擦力を抑えている。これにより巻き取り時の
巻き乱れの発生を防止し、最後まで一定トルクでジャム
無く巻き取ることを可能にしている。
【0028】カセット27のケースは不透明であっても
透明であっても良い。カセット27のケースを不透明な
樹脂で製作した場合には、外部からホットスタンプ箔の
模様を見ることを防止できる。これにより心理的な偽造
防止効果が働きチケット偽造の防止を図ることができ
る。また、カセット27のケースを透明な樹脂で製作し
た場合には、外部からホットスタンプ箔テープ4の残量
を見ることが可能となる。これにより、ホットスタンプ
箔テープ4を全て使い切る前に次のカセット27の手配
をすることが可能となり、ホットスタンプ箔テープ4切
れによるホットスタンプ装置1の稼働停止ロスが防止で
きる。また、カセット27のケースを不透明な樹脂で製
作した場合であっても、巻き出しリール26の側面に透
明な窓を設けることにより、ホットスタンプ箔の模様は
見ることができないが、ホットスタンプ箔テープ4の残
量を確認することは可能となる。
【0029】カセット27のケースは、工場でホットス
タンプ箔テープ4を収納しカセット27として組み立て
られた後、熱溶着によって密閉される。これにより、カ
セット27内のホットスタンプ箔テープ4が不正なもの
にすり替えられたり、正当なホットスタンプ箔テープ4
が盗まれたりするのを防止できる。
【0030】係合部25cは、巻き取りリール25の内
周面の向かい合う2箇所に設けられている。係合部25
cは、巻き取り軸28に形成された2つの係合突起34
の間に挿入され、巻き取り軸28の回転を巻き取りリー
ル25に伝える。
【0031】制御ローラ33は、巻き出しリール26の
側方に配置されている。巻き出しリール26から送り出
されたホットスタンプ箔テープ4はカセット27の内側
から制御ローラ33に巻き付けられて外側に向けて折り
返されるようにされた後、更にローラ35に外側から巻
き付けられて折り返されるようにしてガイドローラ31
へと引き出される。したがって、制御ローラ33とホッ
トスタンプ箔テープ4との間には大きな摩擦力が発生
し、ホットスタンプ箔テープ4の進行に伴って制御ロー
ラ33は回転し、また、制御ローラ33が回転しなけれ
ばホットスタンプ箔テープ4を進めることができない。
この制御ローラ33の内周面の2箇所には突起33aが
設けられており、図19に示すように、装置本体側に設
けられたストッパー37と一体回転する回転体38のピ
ン38aに係合可能となっている。したがって、制御ロ
ーラ33は2箇所の突起33aが回転体38のピン38
aに係合するまでの約180度の範囲で自由回転可能と
なっており、突起33aがピン38aに係合した後は、
ストッパー37が回転しなければ回転不能となってい
る。
【0032】また、上述のように制御ローラ33によっ
てホットスタンプ箔テープ4はローラ35の前後で折り
返されており、ホットスタンプ箔テープ4のローラ35
を挟んだ前後の部分は互いに反対方向に進みながら摺動
することなり、しかもこの摺動部分は制御ローラ33に
よって押圧されているので、ブレーキ機構30と相俟っ
て巻き出しリール26の回転抵抗力を発生させている。
これにより、ホットスタンプ箔テープ4にテンションを
与えると共に巻き出しリール26の空回りを防止する。
ブレーキ機構30は、例えば巻き出しリール26の端面
に取り付けられた板ばねであり、カセット27のケース
内面に接触して摩擦力を発生させる。
【0033】巻き取り軸28にはトルクリミッタ36が
設けられている。トルクリミッタ36は、巻き取り軸2
8に対して相対回転可能なホルダ39と、巻き取り軸2
8へ一体(巻き取り軸28に対して相対回転不可能)に
取り付けられた摩擦板40と、摩擦板40へホルダ39
を押し付けるスプリング41より構成されている。ホル
ダ39には、カセット27の巻き取りリール25の係合
部25cと係合する係合突起34が形成されている。し
たがって、巻き取り軸28の回転力は、摩擦板40がホ
ルダ39に摩擦係合することで巻き取り軸28→摩擦板
40→ホルダ39→係合突起34→係合部25c→巻き
取りリール25へと伝達されると共に、巻き取りリール
25が回転不能となっている場合には、ホルダ39に対
して摩擦板40が空転し、巻き取り軸28の回転力の伝
達が断たれるようになっている。
【0034】ホットスタンプ装置1のカセット27がは
め込まれる位置には、カセット27の有無を検出する検
出手段としてリミットスイッチ29が設けてあり、カセ
ット27がはめ込まれた時にはリミットスイッチ29の
ステータスが変化し、カセット27の有り/無しを検出
する。上位からホットスタンプの実行命令がきた際に
は、CPU50(図22)はこのリミットスイッチ29
のステータスのチェックを行い、カセット27がある場
合のみホットスタンプ動作を行い、カセット27が無い
場合はホットスタンプ動作を行わず、上位に対しメッセ
ージを送信するようになっている。
【0035】搬送ローラ3の回転力はベルト42→第1
のギア43→第2のギア44→第3のギア45→巻き取
り軸28へと伝達される。第2のギア44は駆け上がり
ギアであり、搬送・巻取用モータ5が巻き取り方向に回
転した場合には第2のギア44は第3のギア45に噛み
合って回転力の伝達が行われ、逆方向に回転した場合に
は第2のギア44が第3のギア45から逃げて回転力が
伝達されない構造になっている。即ち、ホットスタンプ
に失敗し媒体2を逆方向に搬送するために搬送・巻取用
モータ5を逆回転させた場合には、第2のギア44が第
3のギア45から逃げるので巻き取り軸28は逆回転し
ない。このため、カセット27内で巻き取りリール25
から既に巻き取られたホットスタンプ箔テープ4がカセ
ット27内に出てきて弛んでしまうことがなく、ジャム
を防止することができる。なお、第2のギア44はレバ
ー73に支持されており、レバー73が第1のギア43
の回転中心を中心に回動することで第2のギア44の移
動が可能になっている(図34(A),(B))。
【0036】ホットスタンプ装置1本体には、ストッパ
ー37に係合可能なストッパーレバー46が設けられて
いる。このストッパーレバー46はアーム7の上下動に
よって図6に示す位置から図8に示す位置まで移動し、
リミットスイッチ72をオンオフ操作する。即ち、スト
ッパーレバー46が上位置(図6の位置)まで移動しな
ければリミットスイッチ72はオフされない。ストッパ
ーレバー46は、その突起部46aがストッパー37の
切り欠き部37aに対向している場合に上位置まで移動
する。したがって、制御ローラ33の回転をストッパー
37とストッパーレバー46を通じてリミットスイッチ
72で検出することかできる。即ち、ストッパー37と
ストッパーレバー46とリミットスイッチ72が制御ロ
ーラ33の回転を検出してホットスタンプ箔テープ4の
終了を検出する検出手段である。また、この検出手段
は、制御ローラ33の回転を検出してホットスタンプ箔
テープ4の巻き上げ動作の状態を検出する手段でもあ
る。
【0037】確認部9は、例えば搬送ローラ3により搬
送される媒体2に転写されたホットスタンプ箔71の位
置に対向するように配置され、ホットスタンプ箔71の
光反射を検出し得るよう例えば図20に示すように反射
型光発光受光素子47を有し、ホットスタンプ箔の位置
と反射率との検出が可能に構成されている。反射型光発
光受光素子47は、例えば図21の回路図に示すように
白色LED48とフォトトランジスタ49の組み合わせ
で構成される反射型フォトセンサからなり、これによ
り、媒体2の表面に貼られたホットスタンプ箔71など
の反射光を検出することができる。フォトトランジスタ
49で検出された光は電流変換されて出力されるが、こ
の場合の反射光の出力はその光量の大きさによって変化
するものであり、例えば、白色LED48からの光が反
射率が高いホットスタンプ箔で反射するのと、反射率が
比較的低い紙部の表面で反射するのとでは自然と出力が
異なるように構成されている。
【0038】図22に示すように、CPU50にはRO
M51、RAM52、タイマ53、通信ドライバ54、
IOポート55が接続されている。また、IOポート5
5には、セラミックヒータ6をドライブするトランジス
タ56、セラミックヒータ6(熱版13)の温度を検出
するサーミスタ21、ヒータブロック14を上下させる
ためのスタンプ用モータ(ヒータブロック上下用モー
タ)17をドライブするドライバ57、ヒータブロック
14の位置を検出する位置センサ58、媒体(メディ
ア)2の搬送及びホットスタンプ箔テープ4をカセット
27内で巻き取るための搬送・巻取用モータ(メディア
搬送用モータ)5を駆動するモータドライバ59、メデ
ィア2の位置を検出する複数個のメディア位置センサ6
0,61、カセット27の有無を検出するカセットセン
サ(リミットスイッチ)29、ホットスタンプ箔テープ
4の終了を検出するエンドセンサ(リミットスイッチ)
72、ホットスタンプが正常にできたかどうかを確認す
るベリファイセンサ(反射型光発光受光素子)47が接
続されている。更に通信機能により制御を外から行うこ
とが可能である。また、通信機能を使用せずに、単独で
動作させることも可能である。
【0039】このように構成されたホットスタンプ装置
1は、以下のように動作する。
【0040】先ず、待機状態では、メディア(媒体)
2、ホログラム箔(ホットスタンプ箔)テープ4、ヒー
タブロック14及び台座20は図5、図6に示すような
位置関係となっている。この状態では、ホットスタンプ
を行うヒータブロック14及び台座20はメディアパス
ライン62より待避している。また、セラミックヒータ
6は、例えば70〜80℃程度に予熱されている。この
範囲の温度に予熱しておくことで、ホットスタンプ可能
な例えば100℃程度の温度に数秒で加熱することがで
き、ホットスタンプを迅速に行うことができる。また予
熱は必須ではなく、電力消費の防止を優先する場合など
は予熱しなくても構わない。
【0041】この状態で、媒体2が投入口63に投入さ
れると、第1のメディア位置センサ60がオンとなり、
搬送・巻取用モータ5が始動する。これにより、搬送ロ
ーラ3が回転し、メディア2を搬送する。そして、第2
のメディア位置センサ61がオンとなる位置までメディ
ア2が搬送されると、第2のメディア位置センサ61が
オンとなり、搬送・巻取用モータ5が停止する。この位
置でホットスタンプが行われる。
【0042】即ち、スタンプ用モータ17が駆動してカ
ム15を介してアーム7を上昇させ、アーム7と一体と
なっているヒータブロック14をホログラム箔テープ4
及びメディア2をはさみ込む状態で上方の台座20へ加
圧する(図7)。この時、アーム7の上方への移動によ
って、ストッパーレバー46が図8に示す位置に移動
し、ストッパーレバー46の突起部46aがストッパー
37の切り欠き部37aより逃げると共に、ストッパー
レバー46の一部が下方に位置するリミットスイッチ7
2をオンにする。
【0043】ヒータブロック14の加熱及び加圧による
ホットスタンプで、ホログラム箔がメディア2へ転写さ
れる(図11(b))と、アーム7が下方へ待避し始
め、一体となっているヒータブロック14も下方へ待避
することになる。即ち、ヒータブロック14がホログラ
ム箔テープ4から待避する。
【0044】そして、ヒータブロック14がホログラム
箔テープ4から離れるタイミングで搬送・巻取用モータ
5が始動し搬送ローラ3が回転してメディア排出のため
の搬送が開始される。同時に、巻き取り軸28も回転を
開始する。即ち、搬送ローラ3からベルト42を介して
回転力が第1のギア43→第2のギア44→第3のギア
45へと伝えられ、歯車3と一体になっている巻き取り
軸28を回転させ、ホットスタンプ箔テープ4の巻き取
りを行う。なお、メディア搬送方向が逆転した場合であ
っても、これに巻き取り軸28が追従して逆回転(巻き
付けたホログラム箔をたるませる回転)しないよう搬送
ローラ3が逆回転した場合のみ第2のギア44と第3の
ギア45のかみ合いが外れることによって回転力を伝達
しない機構が設けられている。
【0045】ホットスタンプ直後のホログラム箔テープ
4はメディア2に対して軽い溶着状態でくっついてお
り、メディア搬送直後はホログラム箔テープ4もメディ
ア2に引っ張られ、一体となって搬送される。このメデ
ィア2に引っ張られて、ホログラム箔テープ4が繰り出
されることになり、ホログラム箔テープ4が巻きかけら
れている制御ローラ33も繰り出し量分回転する。な
お、この制御ローラ33の突起33aは上述したように
ストッパー37と一体回転する回転体38のピン38a
に係合しており、制御ローラ33と同量分ストッパー3
7も回転する。
【0046】アーム7の下方待避に伴って、ストッパー
レバー46がリミットスイッチ72の付勢力によって上
方に回動するが、制御ローラ33のわずかな回転によっ
てストッパー37の切り欠き部37aの位置がストッパ
ーレバー46の突起部46aから外れており、この状態
で突起部46aがストッパー37を付勢するので、スト
ッパー37の回転可能状態は続く(図9)。
【0047】さらにホログラム巻き取り軸28の回転に
よって、引き続きホログラム箔テープ4が巻き取られる
が、ホログラム箔テープ4の送り出し量分だけこのテー
プ4に摩擦係合する制御ローラ33が回されることにな
り、ストッパー37も回転し、やがてストッパーレバー
46の突起部46aがストッパー37の切り欠き部37
aに嵌まり込み、ストッパー37及び制御ローラ33の
回転を停止させる状態になる(図10)。
【0048】制御ローラ33が回転不可能になった状態
で、メディア搬送が続くと、トルクリミッタ36の摩擦
板40が空転して巻き取りリール25への巻き取り力の
伝達を切断する。詳述すると、制御ローラ33が回転不
可能になった場合、ホログラム箔テープ4と制御ローラ
33の摩擦抵抗によってホログラム箔テープ4を巻き取
るのに要する力は増大し、その結果前述のトルクリミッ
タ36が空転してホログラム箔テープ4の巻き取りは停
止する。
【0049】即ち、ホットスタンプが開始されて終了す
るまでの間にストッパー37は切り欠き部37aの間隙
に相当する約180度回転する。つまり、係合する制御
ローラ33も約180度だけ回転することになり、制御
ローラ33の周長の半分だけホログラム箔テープ4が送
り出されたことになる。この様にすることで、次のホッ
トスタンプのためにホログラム箔テープ4の新しい部分
がスランプ部8に対向することになる。本実施形態で
は、ホットスタンプ1回分に必要な長さから、この制御
ロ−ラ33の外径寸法を決めている。
【0050】これにより、ホットスタンプが終了する。
この後、ベリファイ部9によってホットスタンプ箔71
が正常に転写されているか否かを確認し、正常に転写さ
れていれば投出口64から媒体2を発行し、転写が異常
であれば 搬送・巻取用モータ5が逆転して媒体2を投
入口63に戻して排出する。
【0051】ここで、ホログラム箔テープ4のテープエ
ンド検出について説明する。ホログラム箔テープ4がホ
ットスタンプ中に無くなると、制御ローラ33を回すこ
とができないためにストッパーレバー46が完全に上が
りきる事が出来ず、リミットスイッチ72がオンになり
続ける(図9の状態が続く)。また、ホログラム箔テー
プ4が最後まで引き出されてテープ4の終端が巻き出し
リール26にテープ止めされている場合も、テープ4が
繰り出されないため、制御ローラ33を回せなくなって
ストッパーレバー46が完全に上がりきることが出来
ず、同様にリミットスイッチ72がオンになり続ける。
これらのようにリミットスイッチ72がオンになり続け
ることで、テープエンドを検出する。
【0052】次に、カセット27が装填されている否か
の検出について説明する。カセット27が装填される事
によって、リミットスイッチ29のレバー29aが押さ
れ、リミットスイッチ29がオンになる。これにより、
カセット27の装填を検出する。
【0053】このホットスタンプ装置1は図23に示す
ように、コンビニエンスストア、セルフサービスターミ
ナルなどの店頭に置かれ客または店員が通信端末装置6
5を操作することによって、支払処理などを行い、ネッ
トワーク66でつながれた中央のサーバ67と通信を行
い、予め印刷されたチケット,クーポンなどの媒体2に
対して例えばホログラム箔のようなセキュリティ性が高
いホットスタンプ箔71を貼り付け、さらに反射型フォ
トインタラプタなどによるベリファイ部9によって、正
常にホットスタンプができたかどうかの確認を行い、正
常にスタンプできたメディア2だけを投出する。
【0054】この流れを図24のフローに示す。これに
より、ホットスタンプ装置1を使用してホットスタンプ
を行い、カラーコピーやスキャナーとカラープリンタな
どによる偽造チケット・クーポンの製造を防止すること
ができる。また、チケットにホログラム箔をホットスタ
ンプしたものを図11に示す。
【0055】このホットスタンプ装置1では、オンデマ
ンドで1枚ずつホットスタンプをすることが可能であ
り、偽造し難いセキュリティ性の高いチケット、クーポ
ンの発行が可能である。
【0056】また、ホットスタンプ箔テープ4がカセッ
ト27に収納されているために、店頭での交換が簡単に
できる。しかもホットスタンプ箔テープ4がカセット2
7から外に単独で出ることがないので、偽造されにく
い。
【0057】また、ホットスタンプ箔テープ4のエンド
センサ(リミットスイッチ)72を有しているので、ホ
ットスタンプ箔テープ4がなくなったことをオペレータ
もしくはネットワークにより、コントロールセンタに通
知可能である。
【0058】また、カセット有無センサ(リミットスイ
ッチ)29のために、ホットスタンプ箔テープ4の無い
状態でスタンプをしてしまうミスを防止可能である。
【0059】また、セラミックヒータ6の温度及び加熱
時間を制御することにより、常に最適なホットスタンプ
条件で行うことが可能である。
【0060】また、熱容量の小さい小型熱版13及びセ
ラミックヒータ6を用いることにより、待ち時間がほと
んど無しでホットスタンプ可能である。
【0061】また、装置が小型になったことにより、店
頭で必要に応じて1枚ずつホットスタンプをすることが
可能である。
【0062】また、ベリファイ部9を備えているので、
不良スタンプ品の投出が防止でき、発行した媒体のセキ
ュリティ性を高くすることができる。
【0063】また、熱及び圧力でスタンプするタイプの
箔であればどのようなものでも適用可能なので、様々な
セキュリティ機能を盛り込むことが可能であり、よりセ
キュリティ性を高めることができる。また、装飾用の金
・銀・蛍光その他の箔を使用することにより、店頭での
平板状メディアに対する付加価値アップが可能であり、
アミューズメント目的での使用も考えられる。
【0064】また、スタンプされる媒体2は紙、プラス
ティックなど平板状のものならば全て適用可能なため、
様々なメディア2に対してセキュリティ性を高められ
る。
【0065】さらに、セラミックヒータ6の熱容量が小
さく、必要な時にだけ加熱を行うため、エネルギー消費
量が小さく、地球環境に優しい装置を提供することがで
きる。
【0066】また、巻き出しリール26と巻き取りリー
ル25が1つのカセット27内の同軸上に収納されてい
るために、店頭での交換が簡単にできる。また、ホット
スタンプ箔テープ4が単独でカセット27から外に出る
ことがないので、悪用されにくい。
【0067】また、ホットスタンプ箔テープ4の巻き取
り量を一定量になるように制御可能なため、無駄な巻き
取りを防止できホットスタンプ箔を効率よく使用可能で
ある。
【0068】また、ホットスタンプ箔テープ4の終了を
自動的に検出することにより、ホットスタンプ箔テープ
4の無い状態でホットスタンプを行うことを防止するこ
とができる。
【0069】また、巻き取り軸28が巻き取り方向にし
か回転しないため、ホットスタンプが失敗して、ユーザ
ーに媒体2を投出しない等の場合に逆回転の駆動をして
も、カセット27内でホットスタンプ箔テープ4が弛む
ことがなく、常にきれいに巻き取ることが可能であり、
ジャムの発生を防止することができる。
【0070】さらに、巻き取りリール25にフランジ2
5aが付いているため、巻き乱れが発生せず、巻き取り
の力が常に安定しているため、装置のジャムが発生しな
い。
【0071】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、付加価値媒体(メディ
ア)2としてチケットを例に説明していたがこれに限る
ものではなく、例えばクレジットカードであっても良
い。即ち、図25に示すように、クレジットカード2の
発行装置の最終工程でホログラム箔71をカード2にホ
ットスタンプして客に発行するようにしても良い。
【0072】また、図26に示すように、ホットスタン
プ箔71として、磁気ストライプを貼付けるようにし、
これに磁気情報を書き込むことにより、ユーザー情報な
どを記録し、セキュリティ性をさらに高めるようにして
も良い。
【0073】また、図27に示すように、ホットスタン
プ箔71として、クレジットカードなどの裏面に用いら
れている署名箔を貼り付けるようにしても良い。
【0074】また、図28に示すように、ホログラム
箔、磁気ストライプ等複数種類のホットスタンプ箔71
を1台のホットスタンプユニットで貼り付けるようにし
ても良い。なお、この場合の作業フローを図29に示
す。
【0075】また、ホットスタンプ箔として、ホログラ
ム箔と、磁気ストライプと、署名箔とを1つのホットス
タンプ装置1で行うようにしても良い。
【0076】また、予め磁気ストライプが設けられてい
るカード(媒体)2に、磁気情報を書き込んだ後にホロ
グラム箔71を貼り付けるようにしても良い。この場合
のフローを図30に示す。
【0077】また、図31に示すように、ホットスタン
プ用メディアを多数枚重ねて保管しておくスタッカ68
を設けても良い。
【0078】また、図32に示すように、セルフサービ
スターミナルにおける自動チケット・クーポン発行装置
の一ユニットとして、チケット・クーポンの印刷装置
(プリンタユニット)69の次工程部に設置され、印刷
を終了した媒体2に対してホログラム箔の貼付けを行い
ユーザに媒体の投出を行うようにしても良い。即ち、自
動チケット・クーポン発行機能を有するセルフサービス
ターミナル70において、印刷がなされた媒体2の供給
・排出機構3と、ホットスタンプ箔テープ4を巻き取る
巻き取り用モータ5と、セラミックヒータ6とアーム7
を有しホットスタンプ箔テープ4と媒体2に圧力を加え
て媒体2にホットスタンプ箔を転写するスタンプ部8
と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確認
部9とを備えてセルフサービスターミナル70を構成し
ても良い。
【0079】また、上述のホットスタンプ装置1をカー
ド発行装置に組み込んでも良い。即ち、媒体としてのカ
ードの供給・排出機構3と、カードへのデータ読み取り
・書き込み部(磁気ヘッド,ICヘッド等)と、カード
にエンボス文字を刻印するエンボッサーと、ホストとの
通信部とを備えたカード発行装置において、データの書
き込みと、エンボス文字の刻印がなされたカードの供給
・排出機構3と、ホットスタンプ箔テープ4を巻き取る
巻き取り用モータ5と、セラミックヒータ6とアーム7
を有しホットスタンプ箔テープ4とカードに圧力を加え
てカードにホットスタンプ箔を転写するスタンプ部8
と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確認
部9とを備えてカード発行装置を構成しても良い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のホッ
トスタンプ装置では、印刷が施された付加価値媒体の供
給・排出機構と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る巻
き取り用モータと、ヒータとアームを有しホットスタン
プ箔テープと付加価値媒体に圧力を加えて付加価値媒体
にホットスタンプ箔を転写するスタンプ部とを備えてい
るので、装置の小型化が可能であり、例えば1枚ずつホ
ットスタンプを行うのに適したホットスタンプ装置を提
供することができる。また、装置が小型化されるので、
省エネタイプのホットスタンプ装置を提供することがで
きる。
【0081】また、請求項2記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確
認部を備えているので、ホットスタンプが押されていな
い付加価値媒体の発行や、押されたホットスタンプが不
適切な付加価値媒体の発行を防止することが出来る。
【0082】また、請求項3記載のホットスタンプ装置
では、ヒータがセラミックヒータであるので、スタンプ
部を短時間でスタンプ温度まで加熱することができ、媒
体の発行待ち時間を短縮することが出来る。
【0083】また、請求項4記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプ箔テープが巻き取りリールと巻き
出しリールを備えたカセットに収納されているので、テ
ープの交換作業が簡単になり、また、使用済ホットスタ
ンプ箔テープを確実に回収できる。
【0084】また、請求項5記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプ箔がホログラム箔であるので、セ
キュリティ性の高いホログラム箔を付加価値媒体に簡単
に転写することができる。
【0085】また、請求項6記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプ箔が磁気ストライプであるので、
磁気情報を記録する磁気ストライプを付加価値媒体に簡
単に転写することができる。
【0086】また、請求項7記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプ箔が署名箔であるので、署名を行
う署名箔をクレジットカードなどの付加価値媒体に簡単
に転写することができる。
【0087】また、請求項8記載のホットスタンプ装置
では、ホットスタンプ箔として、ホログラム箔と、磁気
ストライプと、署名箔とを1つのホットスタンプ装置で
行うので、1台のホットスタンプ装置で、ホログラム箔
と磁気ストライプと署名箔を付加価値媒体に転写するこ
とができる。
【0088】また、請求項9記載のホットスタンプ装置
では、スタンプ部の台座にテフロンコーティングを施し
ているので、媒体の剥離が容易になり台座への付着を防
止することができる。
【0089】また、請求項10記載のカード発行装置で
は、データの書き込みと、エンボス文字の刻印がなされ
たカードの供給・排出機構と、ホットスタンプ箔テープ
を巻き取る巻き取り用モータと、セラミックヒータとア
ームを有しホットスタンプ箔テープとカードに圧力を加
えてカードにホットスタンプ箔を転写するスタンプ部
と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確認
部とを備えているので、ホットスタンプを行う機能を備
えたカード発行装置を提供することができる。
【0090】さらに、請求項11記載のセルフサービス
ターミナルでは、印刷がなされた媒体の供給・排出機構
と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る巻き取り用モー
タと、セラミックヒータとアームを有しホットスタンプ
箔テープと媒体に圧力を加えて媒体にホットスタンプ箔
を転写するスタンプ部と、ホットスタンプが正常に押さ
れたかを確認する確認部とを備えているので、ホットス
タンプを行う機能を備えたセルフサービスターミナルを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットスタンプ装置の実施形態の一例
を示す概略構成図である。
【図2】同ホットスタンプ装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】同ホットスタンプ装置の正面側からみた内部構
造図である。
【図4】同ホットスタンプ装置の投出口側からみた内部
構造図である。
【図5】同ホットスタンプ装置の待機状態を示す内部構
造図である。
【図6】待機状態におけるストッパーとストッパーレバ
ーの位置関係図である。
【図7】同ホットスタンプ装置の加圧状態(ホットスタ
ンプ状態)を示す内部構造図である。
【図8】加圧状態におけるストッパーとストッパーレバ
ーの位置関係図である。
【図9】ホログラム箔テープの巻き取り状態におけるス
トッパーとストッパーレバーの位置関係図である。
【図10】ホログラム箔テープの巻き取り完了状態にお
けるストッパーとストッパーレバーの位置関係図であ
る。
【図11】付加価値媒体であるチケットを示し、(A)
はホットスタンプを行う前の状態の平面図、(B)はホ
ットスタンプを行った後の状態の平面図である。
【図12】同ホットスタンプ装置のスタンプ部を示す概
略構成図である。
【図13】同ホットスタンプ装置のスタンプ部を示す分
解斜視図である。
【図14】同ホットスタンプ装置のカセットの概略構成
を示す透視図である。
【図15】同ホットスタンプ装置のカセットを示す分解
斜視図である。
【図16】カセット内のホットスタンプ箔テープが斜め
になっている状態を示す概念図である。
【図17】巻き取りリールの正面図である。
【図18】巻き取りリールの側面図である。
【図19】同ホットスタンプ装置の投入口側からみた内
部構造図である。
【図20】確認部を示す断面図である。
【図21】確認部の回路の一例を示す図である。
【図22】CPU等の接続関係を示すブロック図であ
る。
【図23】本発明のホットスタンプ装置を備えたネット
ワークを示す概念図である。
【図24】チケット等にホットスタンプを行って発行す
る作業の流れ図である。
【図25】付加価値媒体としてのクレジットカードを示
し、(A)はホットスタンプを行う前の状態の平面図、
(B)はホットスタンプを行った後の状態の平面図であ
る。
【図26】付加価値媒体としてのクレジットカードを示
し、(A)は磁気ストライプをホットスタンプによって
形成する前の状態の平面図、(B)は磁気ストライプを
ホットスタンプによって形成した後の状態の平面図であ
る。
【図27】付加価値媒体としてのクレジットカードを示
し、(A)は署名箔をホットスタンプによって形成する
前の状態の平面図、(B)は署名箔をホットスタンプに
よって形成した後の状態の平面図である。
【図28】付加価値媒体としてのクレジットカードを示
し、(A)は磁気ストライプとホログラム箔をホットス
タンプによって形成する前の状態の平面図、(B)は磁
気ストライプとホログラム箔をホットスタンプによって
形成した後の状態の平面図である。
【図29】磁気カードに磁気ストライプとホログラム箔
をホットスタンプして発行する作業の流れ図である。
【図30】磁気カードに磁気ストライプをホットスタン
プして発行する作業の流れ図である。
【図31】本発明を適用したホットスタンプ装置の他の
実施形態を示す概略構成図である。
【図32】本発明を適用したセルフサービスターミナル
の実施形態の一列を示す概念図である。
【図33】従来のホットスタンプ装置の概略構成図であ
る。
【図34】本発明のホットスタンプ装置の第2のギアが
移動する様子を示し、(A)は逆転時に第2のギアと第
3のギアの噛み合いが外れている状態の概念図、(B)
は正転時に第2のギアと第3のギアが噛み合っている状
態の概念図である。
【符号の説明】
1 ホットスタンプ装置 2 付加価値媒体 3 搬送ローラ(供給・排出機構) 4 ホットスタンプ箔テープ 5 巻き取り用モータ 6 セラミックヒータ 7 アーム 8 スタンプ部 9 ベリファイ部(確認部) 20 台座 25 巻き取りリール 25c 係合部 26 巻き出しリール 27 カセット 28 巻き取り軸 29 カセットの有無を検出する検出手段 30 ブレーキ機構 31,32 ガイドローラ 33 制御ローラ 36 トルクリミッタ 70 セルフサービスターミナル 72 制御ローラの回転を検出する検出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷が施された付加価値媒体の供給・排
    出機構と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る巻き取り
    用モータと、ヒータとアームを有しホットスタンプ箔テ
    ープと上記付加価値媒体に圧力を加えて上記付加価値媒
    体にホットスタンプ箔を転写するスタンプ部とを備えた
    ことを特徴とするホットスタンプ装置。
  2. 【請求項2】 ホットスタンプが正常に押されたかを確
    認する確認部を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    ホットスタンプ装置。
  3. 【請求項3】 上記ヒータはセラミックヒータであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のホットスタンプ装置。
  4. 【請求項4】 上記ホットスタンプ箔テープが巻き取り
    リールと巻き出しリールを備えたカセットに収納された
    ことを特徴とする請求項1記載のホットスタンプ装置。
  5. 【請求項5】 上記ホットスタンプ箔は、ホログラム箔
    であることを特徴とする請求項1記載のホットスタンプ
    装置。
  6. 【請求項6】 上記ホットスタンプ箔は、磁気ストライ
    プであることを特徴とする請求項1記載のホットスタン
    プ装置。
  7. 【請求項7】 上記ホットスタンプ箔は、署名箔である
    ことを特徴とする請求項1記載のホットスタンプ装置。
  8. 【請求項8】 上記ホットスタンプ箔として、ホログラ
    ム箔と、磁気ストライプと、署名箔とを1つのホットス
    タンプ装置で行うことを特徴とする請求項1記載のホッ
    トスタンプ装置。
  9. 【請求項9】 上記スタンプ部の台座にテフロンコーテ
    ィングを施したことを特徴とする請求項1記載のホット
    スタンプ装置。
  10. 【請求項10】 カードの供給・排出機構と、上記カー
    ドへのデータ読み取り・書き込み部と、上記カードにエ
    ンボス文字を刻印するエンボッサーと、ホストとの通信
    部とを備えたカード発行装置において、データの書き込
    みと、エンボス文字の刻印がなされたカードの供給・排
    出機構と、ホットスタンプ箔テープを巻き取る巻き取り
    用モータと、セラミックヒータとアームを有し上記ホッ
    トスタンプ箔テープと上記カードに圧力を加えて上記カ
    ードにホットスタンプ箔を転写するスタンプ部と、ホッ
    トスタンプが正常に押されたかを確認する確認部とを備
    えたことを特徴とするカード発行装置。
  11. 【請求項11】 自動チケット・クーポン発行機能を有
    するセルフサービスターミナルにおいて、印刷がなされ
    た媒体の供給・排出機構と、ホットスタンプ箔テープを
    巻き取る巻き取り用モータと、セラミックヒータとアー
    ムを有し上記ホットスタンプ箔テープと上記媒体に圧力
    を加えて上記媒体にホットスタンプ箔を転写するスタン
    プ部と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する
    確認部とを備えたことを特徴とするセルフサービスター
    ミナル。
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CN 00810680 CN1362927A (zh) 1999-07-26 2000-07-26 烫印装置、卡片发行装置和自助服务终端及烫印箔用带盒
AU63147/00A AU6314700A (en) 1999-07-26 2000-07-26 Hot stamp device and card issuing device using the hot stamp device, self service terminal, and cassette for hot stamp foil used for the hot stamp device

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