JP2001030384A - フィルム貼付方法及びフィルム貼付装置 - Google Patents

フィルム貼付方法及びフィルム貼付装置

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JP2001030384A
JP2001030384A JP11206470A JP20647099A JP2001030384A JP 2001030384 A JP2001030384 A JP 2001030384A JP 11206470 A JP11206470 A JP 11206470A JP 20647099 A JP20647099 A JP 20647099A JP 2001030384 A JP2001030384 A JP 2001030384A
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Masaki Hieda
正樹 稗田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台紙付きフィルムを台紙とフィルムとに剥離
させ、このうちフィルムだけを引っ張り出しつつ被貼付
体へ貼付するようにしていたため、フィルムには過剰な
引張力が作用して内部応力が蓄えられ、結果、被貼付体
への貼り付け後に大きな収縮が起こり、この被貼付体自
体に顕著な反りが生じていた。 【解決手段】 台紙付きフィルムTのフィルムF側の面
を反転支持体10に当接させて台紙BとフィルムFとを
剥離させ、台紙Bのみを引出し駆動手段12で引き出
す。このようにすると、フィルムFは、台紙Bと剥離さ
れた単独状態で被貼付体Wへ誘導できるので過剰な引張
力の付加を防止でき、内部応力も抑制乃至解消できる。
従って、被貼付体Wへの貼り付け後に、この被貼付体W
自体に反りがでることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、フィルム貼付方法
及びフィルム貼付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラベルの製造過程には、帯状に形成され
た離型紙に対してラベル用シート材が全面的又はラベル
相当分ごとにカットされた状態で部分的に貼り合わさ
れ、全体として帯状になっている段階がある。以下、こ
の段階のものを一例として、この種の帯状をしたものを
「被貼付体」と言う。ところで、ラベルとして、その表
面にフィルムによるラミネートが施されたものを製造す
る場合では、上記した被貼付体に対して、その表面全面
を覆う状態でラミネート用フィルムを貼り付けるように
する。
【0003】この場合に用いるフィルムには予め裏面に
粘着剤が塗布されているのが普通であり、そのためこの
フィルムは、上記粘着剤を保護するためのセパレートと
呼ばれる台紙(紙質であるとは限らない)が貼り合わさ
れた、台紙付きフィルムとして準備されているものであ
る。このようなことから、上記被貼付体にフィルムを貼
り付けるには、まず上記台紙付きフィルムから台紙を剥
離することが必要になるが、従来、これら一連の作業を
するために、図4に示すようなフィルム貼付装置100
を用いていた。
【0004】すなわち、このフィルム貼付装置100
は、原ロールRから巻き出された台紙付きフィルムTに
対し、その台紙B側の面をフリーローラ等からなる反転
支持体101に当接させて台紙Bのみを巻き掛け状態に
する。これにより台紙BとフィルムFとを剥離させ、台
紙Bのみを巻取手段102によって巻取回収すると共
に、反転支持体101を経て単独で巻き出し供給される
フィルムFを、供給ライン中を搬送されつつある被貼付
体Wと一緒にニップローラ103で挟持させ、このニッ
プローラ103をモータ駆動させることでフィルムFと
被貼付体Wとの貼り合わせを行う。
【0005】このニップローラ103の駆動は、同時
に、原ロールRから台紙付きフィルムTを巻き出す作用
をも奏するものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルム貼付装
置100では、台紙付きフィルムTを台紙Bとフィルム
Fとに剥離させたうえで、このうちフィルムFにだけニ
ップローラ103による引張力を加えるようにしてい
る。しかも、この引張力は、台紙付きフィルムTの原ロ
ールRから台紙付きフィルムTを巻き出させることがで
きるほど強力なものである。そのため、フィルムFには
長手方向に沿った伸びに抗するかたちで過剰な内部応力
が発生し、被貼付体Wへの貼り付け後には被貼付体Wを
も伴った収縮が起こり、結果として、製造後のラベルに
一見して明らかな反りが発生するものとなっていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、フィルムを被貼付体へ貼り付けるに際して、
この貼付後に被貼付体をも伴うような収縮が起こるのを
防止し、もってラベル等の最終製品において悪影響がで
ることがないようにしたフィルム貼付方法及びフィルム
貼付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るフィルム貼付方法は、樹脂製フィルムがテープ
状台紙に貼り合わされた状態の台紙付きフィルムを原ロ
ールから巻き出して台紙を剥がしつつ帯状の被貼付体へ
貼り付ける方法であって、台紙付きフィルムのフィルム
側の面を反転支持体に当接させてフィルムのみを巻き掛
け状態にし、且つ、台紙のみを引出し駆動手段によって
他方向へ引き出すことで、台紙とフィルムとを剥離させ
る。
【0009】このように、台紙付きフィルムに対してこ
れを台紙とフィルムとに剥離させるために用いる反転支
持体は、台紙付きフィルムに対して従来とは表裏反対の
面に当接させているものである。そして、上記のように
台紙のみを引出し駆動手段によって引き出すようにする
作用に支配させて、原ロールから反転支持体までの台紙
付きフィルムの巻き出しを可能にしているものである。
また、これと同時に、反転支持体を経て単独で巻き出し
供給されるフィルムを被貼付体へ誘導して貼り付けを行
うようにしているが、この誘導作用は、上記した原ロー
ルから反転支持体までの台紙付きフィルムの巻き出しの
作用とは別個独立して行うののとなっている。
【0010】すなわち、フィルムは、台紙と剥離されて
単独となる状況下で過剰な引張力を受けるといったこと
がないので、その長手方向の伸びに抗するかたちで発生
する内部応力も問題となるほど大きくはならず、被貼付
体への貼り付け後に、この被貼付体を伴わせるような収
縮が起こることもない。結果として、ラベル等の最終製
品として、反り等の悪影響は生じない。一方、本発明に
係るフィルム貼付装置は、樹脂製フィルムがテープ状台
紙に貼り合わされた状態の台紙付きフィルムを原ロール
から巻き出して台紙を剥がしつつ帯状の被貼付体へ貼り
付ける装置であって、原ロールを回転自在に保持する原
ロール支持部と、この原ロール支持部から巻き出された
台紙付きフィルムに対してフィルム側の面に当接される
反転支持体と、この反転支持体を経て単独で巻き出され
るフィルムを被貼付体へ誘導する誘導手段と、上記反転
支持体を経て単独で排出される台紙に対して引っ張り方
向に駆動をかける引出し駆動手段とを有している。
【0011】この構成により、本発明に係るフィルム貼
付方法の実施が可能であり、上記作用効果を得ることが
できる。ところで、上記反転支持体を、フィルムと被貼
付体との貼付位置に対して近接離反自在に設けておき、
且つ、少なくとも離反位置から近接方向へ移動する動き
に対しては、これに抗して所定の付加が加えられるよう
にしておくのがよい。このようにすることで、反転支持
体は、台紙と剥離されて単独巻出状態とされるフィルム
に対して所定張力を付与可能となる。
【0012】そしてこの場合、引出し駆動手段は、上記
反転支持体を上記貼付位置に対する所定の近接位置から
所定の離反位置まで移動させる間だけ作動可能なものと
すればよい。すなわち、反転支持体が上記貼付位置に対
する所定の近接位置にあるとき、引出し駆動手段を作動
させると、反転支持体が上記貼付位置から離反方向へ移
動することになって、この移動距離分に相当して、反転
支持体の下流側では単独巻出状態とされるフィルムに余
長分(いわゆるタメ)が確保されることになる。
【0013】従って、反転支持体が所定の離反位置に達
したときに引出し駆動手段を停止させても、フィルムの
上記余長分が解消されるまでは、誘導手段に対してフィ
ルムの送り出しを続行させることができる。この間(引
出し駆動手段の停止中)、反転支持体は上記貼付位置に
対する離反位置から近接方向へ逆移動するということに
なる。このような構成にすると、引出し駆動手段による
台紙付きフィルムの巻出速度を、被貼付体の搬送(供
給)速度に完全に一致させるといったことをする必要が
なくなるため、装置全体としての構造を簡潔化でき、ま
た制御も容易なものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は、本発明に係るフ
ィルム貼付装置1の一実施形態を示したものであり、図
3は、このフィルム貼付装置1が組み込まれる一例とし
てラベル製造工程の1ラインを示している。図3におい
て、ラベルの元になる被貼付体Wは上流工程(図3右
側)から巻取装置2へ向けて搬送されるようになってお
り、この間、フィルム貼付装置1を経ることによってラ
ミネート用フィルムFが貼付され、次にダイカット装置
3を経ることによってフィルムFにラベルごとの枠付け
が施され、次に滓取り装置4を経ることによってダイカ
ット滓Dが巻取リール部5へと回収除去されるようにな
っている。
【0015】被貼付体Wは、図2から明らかなように、
帯状に形成された離型紙Gに対してラベル用シート材S
が全面的又はラベル相当分ごとにカットされた状態で部
分的に貼り合わされ、全体として帯状になったものであ
る。また、上記ラミネート用フィルムFは、当初、その
裏面に粘着剤(図示略)が塗布されて台紙Bと貼り合わ
され、台紙付きフィルムTとして準備されているもので
ある。この台紙付きフィルムTは、フィルム貼付装置1
へセットされるときは原ロールRの状態とされている。
【0016】図1において、本発明に係るフィルム貼付
装置1は、原ロール支持部8と、第1及び第2の反転支
持体9,10と、誘導手段11と、引出し駆動手段12
とを有している。原ロール支持部8は、原ロールRを回
転自在に保持するところである。なお、原ロールRに対
し、引出し駆動手段12による台紙付きフィルムTの引
き出し速度に同調させるように回転駆動を与える構造と
してもよい。第1反転支持体9は、原ロール支持部8か
ら巻き出された台紙付きフィルムTを一旦低い位置まで
下降誘導させ、その後、上昇させるため(即ち、この上
昇ラインを得るため)のガイド的作用を奏したフリーロ
ーラである。
【0017】この第1反転支持体9は、原ロールRに対
する配置では従来のフィルム貼付装置100(図4参
照)の反転支持体101と同じ位置付けとなっている
が、台紙付きフィルムTの台紙B側の面に当接して台紙
付きフィルムTをそのまま折り返させており、従って台
紙付きフィルムTを台紙BとフィルムFとに剥離させる
という作用は有していない。第2反転支持体10は、上
記のように第1反転支持体9に巻き掛けられて上昇する
台紙付きフィルムTに対し、そのフィルムF側の面に当
接可能になったものである。この第2反転支持体10
は、フィルムFと被貼付体Wとの貼付位置(誘導手段1
1の設置位置)に対して近接離反自在であり、且つ回転
自在とされたダンサーローラにより形成されている。
【0018】そして、この第2反転支持体10では、台
紙付きフィルムTのフィルムFのみを巻き掛け状態にし
て、これをその後に下降誘導させるようにし、また台紙
付きフィルムTの台紙Bについてはその後も上昇させる
ようにすることから、この時点で台紙付きフィルムTを
台紙BとフィルムFとに剥離させるものである。すなわ
ち、この第2反転支持体10が、作用的には、従来のフ
ィルム貼付装置100(図4参照)の反転支持体101
と対峙する存在となる。この第2反転支持体10は、上
記のようにダンサーローラより成るが、この第2反転支
持体10よりも上方位置で回転自在に設けられた滑車装
置16に対して、これに巻き掛けられた連結索17を介
して吊り下げられた状態となっており、この連結索17
の他端部には錘18が接続されている。
【0019】そのため、第2反転支持体10には、上記
の貼付位置(誘導手段11の設置位置)に対する離反位
置から近接方向へ移動する動き(即ち、図1の上から下
への移動)に抗する状態で錘18による付加が加えられ
ることになり、従って、この第2反転支持体10を経て
単独で巻き出されるフィルムFに対して、所定張力を付
与できるものとなっている。第2反転支持体10におけ
る上記移動(上下動)は、上限センサー20及び下限セ
ンサー21によって検出される。
【0020】誘導手段11は、第2反転支持体10を経
た後の単独巻出状態とされるフィルムFを被貼付体Wへ
重ね合わせ状態にすべく誘導可能にしたもので、従来と
同様に、ニップローラ103をモータ23によって回転
駆動させるようになっている。但し、このニップローラ
103の回転駆動は、台紙付きフィルムTの原ロールR
から台紙付きフィルムTを巻き出すことを目的としたも
のではない。すなわち、上記のように第2反転支持体1
0を経た後の単独巻出状態とされるフィルムFに被貼付
体Wへ向けた送りをかけることを主な目的としたもので
あり(この送りが第2反転支持体10より上流側へも派
生する必要はない)、且つまた、フィルムFを被貼付体
Wへ押し付ける力で被貼付体Wの搬送速度が低下するの
を防止したり、フィルムFが被貼付体Wに対してスリッ
プするのを防止したりする効果を狙ったものである。
【0021】このようなことから、この誘導手段11に
より、フィルムFに対して過剰な引張力が作用するとい
うことはない。引出し駆動手段12は、第2反転支持体
10を経て単独で排出される台紙Bに対して、これに引
っ張り方向の駆動をかけることができるようにしたもの
で、台紙B用の巻取リール部25と、この巻取リール部
25に並行当接した状態でモータ26によって回転駆動
可能とされた駆動ロータ27とを有している。巻取リー
ル部25と駆動ロータ27との並行当接は、巻取リール
部25の軸方向全面(即ち、巻取リール部25に巻き取
られる台紙Bの幅方向全長)にわたるものでもよいし、
巻取リール部25の軸方向両端又は一端だけでもよい。
【0022】すなわち、巻取リール部25の軸方向全面
に当接するものであれば、これら巻取リール部25と駆
動ロータ27とがニップローラを構成し、台紙Bへ引張
力をかけることになり、巻取リール部25の軸方向両端
又は一端だけに当接するものであれば、巻取リール部2
5が単独で台紙Bへ引張力(巻取力)をかけることにな
る。この引出し駆動手段12は、上記第2反転支持体1
0が、上記の貼付位置(誘導手段11の設置位置)に対
する所定の近接位置(下限センサー21によって検出さ
れる位置)から所定の離反位置(上限センサー20によ
って検出される位置)まで移動する間だけ、作動可能に
なっている。
【0023】次に、本発明に係るフィルム貼付方法を、
上記フィルム貼付装置1の稼働状況に基づいて説明す
る。原ロールRから巻き出される台紙付きフィルムT
は、第1反転支持体9に対してその台紙B側の面を当接
させた状態とされ、台紙BとフィルムFとに剥離される
ことなく台紙付きフィルムTのまま折り返され、次に第
2反転支持体10に対してそのフィルムF側の面を当接
させた状態とされる。そして、この第2反転支持体10
ではフィルムFのみが巻き掛け状態にされ、その後に下
降誘導されて誘導手段11へと送り込まれるようにな
り、また台紙Bについてはその後も上昇されて引出し駆
動手段12の巻取リール部25へ巻き付けられるように
なる。
【0024】従って、この時点で台紙付きフィルムTは
台紙BとフィルムFとに剥離される状態となる。このよ
うなセット状態から引出し駆動手段12のモータ26及
び誘導手段11のモータ23を作動させると、台紙付き
フィルムTは台紙Bが引出し駆動手段12によって引張
力を受けることに支配されて、原ロールRから巻き出さ
れるようになる。そして、これと同時に第2反転支持体
10の位置において台紙BとフィルムFとの剥離も順
次、進められることになる。
【0025】またこのとき、第2反転支持体10は、台
紙Bが巻取リール部25へ巻き付けられるのに伴って上
昇移動するようになる。一方、第2反転支持体10を経
て単独で巻き出し供給されるフィルムFは、誘導手段1
1により、連続した搬送状態にある被貼付体Wに対して
順次、貼り付けられるようになる。このように、フィル
ムFは、台紙Bと剥離されて単独となる状況下で過剰な
引張力を受けることがないので、その長手方向の伸びに
抗するかたちで発生する内部応力も問題となるほど大き
くはならず、被貼付体Wへの貼り付け後に、この被貼付
体Wを伴わせるような収縮が起こることもない。
【0026】結果として、ラベル等の最終製品として、
反り等の悪影響は生じない。第2反転支持体10が上記
のように上昇移動をして上限センサー20に検出される
と、引出し駆動手段12はその作動を停止する。しか
し、この場合も誘導手段11では連続した搬送状態にあ
る被貼付体Wに対してフィルムFの貼り付けが続けられ
るため、第2反転支持体10は今度は下降移動を開始す
る。第2反転支持体10が上記のように下降移動をする
ときは、連結索17により滑車装置16を介して吊り下
げ連結された錘18により、フィルムFに対して付加が
加えられるので、フィルムFには適度な張力が与えら
れ、皺のない状態に保持されている。
【0027】このようにしてやがて第2反転支持体10
が下限センサー21に検出されると、引出し駆動手段1
2は再び作動を開始し、巻取リール部25に対する台紙
Bの巻き付け及び原ロールRからの台紙付きフィルムT
の巻き出し等が行われる。以下、このような動きが繰り
返される。ところで、本発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、各部の部材組み合わせや部材形状、
採用機構等において、適宜変更や置換等が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るフィルム貼付方法及びフィルム貼付装置では、台
紙付きフィルムのフィルム側の面を反転支持体に当接さ
せて台紙とフィルムとを剥離させ、もって台紙のみを引
出し駆動手段によって引き出し可能にしており、これに
よって原ロールから反転支持体までの台紙付きフィルム
の巻き出しを可能にしている。そのため、フィルムは、
台紙と剥離された単独の状態として被貼付体へ誘導する
ことができるので過剰な引張力の付加を防止でき、従っ
て内部応力も抑制乃至解消できて、被貼付体への貼り付
け後に、この被貼付体を伴わせるような収縮が起こるこ
ともない。
【0029】結果として、ラベル等の最終製品として、
反り等の悪影響は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルム貼付装置における一実施
形態を示す正面図である。
【図2】図1中における台紙付きフィルムや被貼付体の
流れを分かり易く示した斜視図である。
【図3】本発明に係るフィルム貼付装置を組み込んだラ
ベル製造装置の一例を示す概略正面図である。
【図4】従来のフィルム貼付装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 フィルム貼付装置 10 反転支持体 11 誘導手段 12 引出し駆動手段 F フィルム R 原ロール B 台紙 W 被貼付体 T 台紙付きフィルム 8 原ロール支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製フィルム(F)がテープ状台紙
    (B)に貼り合わされた状態の台紙付きフィルム(T)
    を原ロール(R)から巻き出して台紙(B)を剥がしつ
    つ帯状の被貼付体(W)へ貼り付ける方法において、 台紙付きフィルム(T)のフィルム(F)側の面を反転
    支持体(10)に当接させてフィルム(F)のみを巻き
    掛け状態にし、且つ台紙(B)のみを引出し駆動手段
    (12)によって他方向へ引き出すことで、台紙(B)
    とフィルム(F)とを剥離させると共に原ロール(R)
    から反転支持体(10)までの台紙付きフィルム(T)
    の巻き出しを可能にし、 上記反転支持体(10)を経て単独で巻き出し供給され
    るフィルム(F)を被貼付体(W)へ誘導して貼り付け
    を行うことを特徴とするフィルム貼付方法。
  2. 【請求項2】 樹脂製フィルム(F)がテープ状台紙
    (B)に貼り合わされた状態の台紙付きフィルム(T)
    を原ロール(R)から巻き出して台紙(B)を剥がしつ
    つ帯状の被貼付体(W)へ貼り付ける装置において、 原ロール(R)を回転自在に保持する原ロール支持部
    (8)と、該原ロール支持部(8)から巻き出された台
    紙付きフィルム(T)に対してフィルム(F)側の面に
    当接される反転支持体(10)と、該反転支持体(1
    0)を経て単独で巻き出されるフィルム(F)を被貼付
    体(W)へ誘導する誘導手段(11)と、上記反転支持
    体(10)を経て単独で排出される台紙(B)に対して
    引っ張り方向に駆動をかける引出し駆動手段(12)と
    を有していることを特徴とするフィルム貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記反転支持体(10)は、フィルム
    (F)と被貼付体(W)との貼付位置に対して近接離反
    自在に設けられていると共に、少なくとも離反位置から
    近接方向へ移動する動きに抗して付加が加えられて当該
    反転支持体(10)を起点として単独巻出状態とされる
    フィルム(F)に対して所定張力を付与可能となってお
    り、 前記引出し駆動手段(12)は、上記反転支持体(1
    0)を上記貼付位置に対する所定の近接位置から所定の
    離反位置まで移動させる間だけ作動可能になっているこ
    とを特徴とする請求項2記載のフィルム貼付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101973046A (zh) * 2010-08-31 2011-02-16 东莞市飞新达精密机械科技有限公司 一种保护膜的模切方法
JP2021035854A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社サンテック 貼り付けシート供給装置

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