JP2001030285A - ポリプロピレン発泡射出成形品及びその製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン発泡射出成形品及びその製造方法

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JP2001030285A JP11206953A JP20695399A JP2001030285A JP 2001030285 A JP2001030285 A JP 2001030285A JP 11206953 A JP11206953 A JP 11206953A JP 20695399 A JP20695399 A JP 20695399A JP 2001030285 A JP2001030285 A JP 2001030285A
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Ryutaro Fujihira
隆太郎 藤平
Mitsuhiro Imaizumi
光博 今泉
Kenji Takemura
憲二 竹村
Mitsunobu Machida
光信 町田
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観が美麗であり、発泡倍率1.5倍以上で
あるポリプロピレン発泡体を安定的に且つ、連続的に成
形する方法を提供する。 【解決手段】 MFRが30〜1000g/10分であ
るポリプロピレンの発泡体であって、発泡倍率が1.5
倍以上であり、かつ、全ての表面に未発泡層を有するこ
とを特徴とするポリプロピレン発泡射出成形品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インスタント食品
容器、食品用トレー等に好適な、発泡倍率が1.5倍以
上であり、厚みが比較的薄く、且つ、外観が美麗なポリ
プロピレン発泡成形体を得る射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形分野において、樹脂発泡体を成
形する方法は以前から試みがなされていた。最近になっ
て、発泡工程の際、金型移動を調節する方法が提案され
ている(例えば、等開昭62−246710号公報、特
開平8−267526号公報、特開平8−300391
号公報等)。しかし、厚みが比較的薄く、外観が美麗
で、且つ、1.5倍以上の高発泡体を安定的、かつ連続
的に成形する為の技術的ハードルは非常に高かったと見
られ、市場で見る限り上市されているものはないようで
ある。その理由としては、比較的溶融粘度の高いポリス
チレンを用いても、シート等の押出成形とは異なり、射
出時に樹脂温度及び/または射出圧力(金型内圧力)が
上がってしまい、その結果として、外観が美麗で実使用
に耐えうる発泡倍率1.5倍以上の発泡品を安定して得
ることは困難であったためと考えられる。事実、発明者
らの実験によると、発泡倍率1.5〜2.0倍程度の成
形品を2〜3個成形することは可能であるが、10ショ
ット続けることは困難を伴ない、100ショット連続で
成形する為の技術的ハードルは非常に高いものであっ
た。また、発泡倍率を1.5倍以上に上げられたとして
も気泡が粗大化したり、表面の凹凸が大きいなどの外観
上の問題があり、商品の顔としての外観及び薄肉化が要
求される食品容器等の用途に耐えられるものではなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決するためになされたものであり、食品容器に適し
た美麗な外観を有し、比較的肉厚が薄く、且つ、発泡倍
率1.5倍以上のポリプロピレン発泡体を安定的、連続
的に射出成形する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定のポリプロピレンを特定の温度条件
で成形することにより上記目的を達成できることを見出
した。すなわち、本発明は、MFRが30〜1000g
/10分であるポリプロピレンの発泡体であって、発泡
倍率が1.5倍以上であり、かつ、全ての表面に未発泡
層を有することを特徴とするポリプロピレン発泡射出成
形品を提供するものである。また、本発明は、MFRが
30〜1000g/10分であるポリプロピレンを発泡
剤と混合し、射出筒のホッパー側入口からノズル出口ま
での間での温度をポリプロピレンの融点より高くとも3
0℃の温度に保ちながら射出発泡成形し、発泡倍率が
1.5倍以上であり、全ての表面に未発泡層を有するこ
とを特徴とするポリプロピレン発泡射出成形品の製造方
法を提供づるものでもある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリプロピレンと
しては、プロピレン単独重合体及びプロピレンと他のα
−オレフィンとの共重合体が挙げられる。α−オレフィ
ンとしてはエチレン、ブテン−1等が挙げられ、該α−
オレフィンとプロピレンとをブロックまたはランダム共
重合して得られる。α−オレフィンの共重合割合は一般
に40重量%以下であり、好ましくは2から20重量
%、さらに好ましくは2〜15重量%である。
【0006】前記ポリプロピレンは、遷移金属化合物
(例えばチタン化合物)または担体(例えばマグネシウ
ム化合物、その処理物)に担持された蓬移金属化合物と
有機金属化合物(例えば有機アルミニウム化合物)から
得られる触媒系(いわゆるチーグラー・ナッタ触媒)の
存在下で(共)童合して得られる。ポリプロピレンの製
造方法および各種物性はよく知られているものであり、
工業的に製造され、多方面に利用されているものであ
る。
【0007】さらに、本発明におけるポリプロピレン
は、MFR(JIS K7210に準拠し温度230
℃、荷重2.16kgfの条件で測定)が30〜100
0g/10分であることが必要である。該MFRは、好
ましくは50〜900g/10分、さらに好ましくは6
0〜700g/10分である。MFRが30g/10分
未満では、代表厚みが3mm以下の薄肉発泡成形品を安
定して成形できなくなる。一方、MFRが1000g/
10分を超えると、粘度が低過ぎるために、金型内で発
泡セルが破壊されてしまい、結果として、発泡倍率があ
がらないばかりでなく、成形品の力学強度が余りにも低
下してしまい好ましくない。
【0008】本発明においては、耐寒性の向上等他の目
的により、上記ポリプロピレンに各種の熱可塑性樹脂を
1種または2種以上ブレンドして用いることができる。
例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の重合体または共
重合体を用いることができる。添加量としては多くとも
40重量%であり、20重量%以下が好ましい。
【0009】本発明の方法においては、ポリプロピレン
が射出機内で溶融し射出される過程、すなわちホッバー
下からノズルまでの射出成形機内全域で、融点より高く
とも30℃の温度に制御する必要があり、好ましくは2
5℃以内、さらに好ましくは20℃以内の温度が好まし
い。成形機内の温度が融点より30℃を超えると、ノズ
ル付近で樹脂温度が下げられていても、得られた発泡体
の発泡倍率は著しく低下してしまうとともに、安定的に
連続して成形することができない。また、融解ピーク温
度まで樹脂温度を上げなければ、圧力が上昇し、トルク
が必要とされるため通常の射出成形が困難となる。ま
た、射出されたとしても発泡剤と充分に混練されないた
め実用性のある美麗な発泡はしない。また、ノズルから
射出された樹脂の温度が、均一になっていなければ、均
一な発泡状態の発泡体が得られず、また、発泡状態が悪
化し発泡倍率が低下する。尚、射出時の樹脂温度は必ず
しも射出成形機の射出筒やノズルの設定温度と同じでは
なく樹脂の混練条件によって異なる。一般的な射出成形
機では射出筒内の樹脂温度を測定できないものが多い
が、あらかじめ射出筒に温度計を挿入して樹脂温度を測
定できる射出成形機を用い樹脂温度と成形条件を把握し
ておく必要がある。
【0010】本発明において用いられる射出成形機は、
一般に使用されている成形機でかまわないが、特にハイ
フローのポリプロピレンを使用する場合には、射出筒先
端にゲートバルブ等の機構を有しているものが好まし
い。本発明においては、射出成形機に用いられるスクリ
ューの供給部と計量部の1ネジの溝内空間容積比(体積
圧縮比)を1.5〜3.5、より好ましくは、1.8〜
3.0、さらに好ましくは、1.9〜2.5のスクリュ
ー、特に、フルフライトタイプのスクリューを用いるこ
とにより、発泡倍率が高く、外観に優れた発泡成形品が
得られる。スクリューの体積圧縮比が大きい場合には、
射出筒内での発熱が大きく、また樹脂温度が不均一にな
るため、発泡状態が悪化する。射出された樹脂に温度分
布が生じているのは、樹脂に与えるエネルギーの中で
は、ヒーターからよりもスクリューの圧縮から与えるエ
ネルギーやノズルのせん断によるエネルギーが大きいこ
とによるためである。また、体積圧縮比が小さい場合に
は、樹脂と発泡剤との溶融混練が不十分となり均一な発
泡体が得られない。更に加えるならば、金型としては、
製品の形状や大きさにもよるが、金型ガスベントが通常
の未発泡成形用の金型と比較して、バリが発生しない範
囲で、2倍以上、好ましくは3倍以上、最も好ましくは
4倍以上設けてあることが好ましい。この点は、本発明
において重要なポイントである。
【0011】ポリプロピレンの融点としては、JIS
K7121に準拠して測定した融解ピーク温度を融点と
した。融点はポリプロピレンの種類によって異なるが、
一般にはポリプロピレン単独重合体及びブロック共重合
体では160〜168℃、ランダム共重合体では125
〜155℃である。したがって、成形温度は、ポリプロ
ピレン単独重合体及びブロック共重合体では190〜1
98℃、好ましくは180〜188℃、ランダム共重合
体では155〜185℃、好ましくは145〜175℃
に保つ必要がある。
【0012】また、本発明でいう未発泡層とは、発泡体
の表面部における発泡倍率が1.1倍未満の層のことを
いう。本発明では、未発泡層の厚みが合計で、発泡体全
体の厚みの2〜0%であることが好ましく、さらに4〜
20%であることが好ましい。ここで、発泡倍率とは、
樹脂の密度を得られた発泡体の見掛けの密度で割った値
で表されるものである。また、密度は、JIS K71
12のA法(水中置換法)に準拠して測定した。ところ
で、本発明でいう代表厚みとは、平板形状のものはその
厚みであるが、ロット状のものはその径をいう。カップ
状容器の場合は、肉厚も変化しているので、その平均厚
みをいう。
【0013】一方、本発明における発泡剤としては、化
学発泡剤(加熱分解型発泡剤とも呼ばれている)及びま
たは物理発泡剤が好ましい。化学発泡剤としては有機系
または無機系の各種化学発泡剤の1種または2種以上の
混合物であり、有機系化学発泡剤としては例えばアゾジ
カルボンアミド、N,N'−ジニトロソベンタメチレンテト
ラミン、P−P'−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジド等が挙げられる。また、無機系化学発泡剤としては
重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニ
ウム、カルシウムアジド等が挙げられる。また、重炭酸
ナトリウムとクエン酸の混合物等、無機系発泡剤と脂肪
酸との混合物を用いることができる。また、これら化学
発泡剤は、後述する物理発泡剤と併用してもかまわな
い。その場合は、発泡核剤としての役割を担うこともあ
る。また、有機系化学発泡剤を用いる場合には、分解温
度を低温側に調整する発泡助剤として、尿素、脂肪酸金
属塩、酸化亜鉛等を有機系発泡剤100重量部に対し
て、0.1〜50重量部添加して用いることができる。
化学発泡剤の選定においては、樹脂成形温度以下で発泡
剤が分解するように発泡剤及び発泡助剤を選ぶことが重
要である。
【0014】一方、物理発泡剤としては、オゾン層破壊
等の環境問題から考えて、一般に代替フロン(一般にHC
FCやHFC系フロンガスと呼ばれているもの)やブタン、
ペンタン等の低級脂肪族炭化水素、二酸化炭素、水、窒
素等が好ましい。具体的には、HCFC−22(CF2
HCl)、HCFC−32(C23HCl2)、HCF
C−124(C24HCl)、HCFC−141b(C
2FH3Cl2)、HCFC−142b(C223
l)、HCFC−225ca(C35HCl)、HCF
C−225cd(C35HCl2)及びHFC−23
(CHF3)、HFC−32(CH22)、HFC−1
25(C2HF5)、HFC−134(CHF2CH
2)、HFC−134a(CH2FCF3)、HFC−
152a(C242)、HFC−143(CHF2CH
2F)、HFC−143a(CF3CH3)、HFC−2
27ea(C3HF7)、HFC−236fa(C32
6)、HFC−245ca(C335)等のフロン類、
塩化メチル、塩化エチル等のハロゲン化炭化水素、メタ
ン、エタン、プロパン、n−ブタン、I−ブタン、ブチ
レン、n−ペンタン、I−ペンタン、ネオペンタン、n
−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン等の低級炭
化水素、そして、炭酸ガス、窒素ガス、水等をあげるこ
とができる。これらの各種発泡剤は併用して使用するこ
とができる。また、発泡剤のトータルの使用量は発泡剤
の種類、所望する発泡倍率によっても異なるが、発泡剤
の添加量は樹脂100重量部に対して0.05〜20重量
部、好ましくは0.1〜15重量部であるが、樹脂の種
類や成形品の形状、目的とする発泡倍率によって適宜選
ぶことができる。
【0015】本発明における樹脂組成物の混合方法とし
ては、一般的なブレンダー、ミキサー等を用いて樹脂と
発泡剤を混合して射出成形機のホッパーに投入される。
この時に、通常使用する顔料、酸化防止剤、滑剤、帯電
防止剤、耐侯性向上剤、充填剤等を周知の使用量の範囲
内で適宜添加することができる。ただし、物理発泡剤を
使用する場合は、射出シリンダーに直接圧入するシステ
ムを用いる必要がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、これで限定するものではない。 1)使用樹脂 PP−1:HIPP MFR 60g/10分、融点
163℃(日本ポリオレフィン社製) PP−2:HIPP MFR 7g/10分、融点 1
62℃(日本ポリオレフィン社製) PP−3:ホモPP MFR 20g/10分、融点
163℃(日本ポリオレフィン社製) PP−4:ホモPP MFR 400g/10分、融点
162℃(モンテルJPO社製) PP−5:ランダムPP MFR 42g/10分、エ
チレン含有量1.8重量%、融点 150℃(日本ポリ
オレフィン社製) PP−6:HIPP MFR 0.3g/10分、融点
159℃(日本ポリオレフィン社製) PP−7:ホモPP(ハイメルトストレングスタイプ)
MFR 4g/10分、融点 162℃(モンテルJ
PO社製) 2)発泡剤 分解開始温度160℃の永和化成工業(株)社製セルボ
ンP
【0017】3)射出成形機 分解型発泡剤を用いたポリプロピレン製発泡射出成形に
は下記の射出成形機を用いた。日本製鋼社製型締め圧力
150トンの射出成形機(JSW−JC150SA)を
用い、図−1に示すカップ状の成形品金型を取り付けて
成形を行った。ただし、同射出成形機には射出筒先端に
ゲートバルブを取り付けた。金型は、浅型お椀状(トレ
イ)を用いたが、金型ガスベントの量は、通常未発泡成
形の際の約4倍に増加した。また、温調器は、20〜9
5℃までの金型温度制御が可能であるものを用いた。ま
た、スクリューは、体積圧縮比2.6のものを用いた。
また、成形条件としては、1次射出のみで成形を行っ
た。
【0018】実施例 1〜9 表1に示す樹脂、発泡剤及び成形品厚みの異なる、図−
1に示すトレイ状金型を用いてで、発泡射出成形を行っ
た。成形条件、得られた発泡体の発泡倍率、外観、10
0ショット成形した場合の不良品の割合を表1に示す。
なお、外観は成形品を目視により次の4段階で評価し
た。 ◎ ・… スキン層があり美麗(曲面印刷が可能なレベ
ル) 〇 ・… ◎程ではないが、商品として利用可能なレベ
ル △ ・… ある種の用途としては、利用できる分野もあ
るかもしれないレベル × ・… 商品として利用できないレベル また、不良率は、100ショット連続して成形し、以下
の4段階で評価した。 ◎ ・… 不良率が2%以下 ○ ・… 不良率が2を超え5%以下 △ ・… 不良率が5を超え10%以下 × ・… 不良率が10%を超える
【0019】比較例 1 PP−1を用い、発泡剤を添加せずに、外観を重視した
成形温度で成形した。成形条件及び得られた成形品、外
観、100ショット成形した場合の不良品の割合を表1
に示す。発泡倍率は、1.1倍とほとんど発泡しなかっ
た。
【0020】比較例 2 PP−2を用いた以外は、実施例1と同様に成形した
が、金型内に充填することができなかった。
【0021】比較例 3 PP−2を用い、成形温度を210℃まで上げて成形し
た。他の成形実験の条件及び得られた発泡体の発泡倍
率、外観、100ショット成形した場合の不良品の割合
を表1に示す。発泡射出成形を行うことはできたが、発
泡倍率は1.3倍止まりであり、不良率が高く、安定し
て、連続的には成形できなかった。
【0022】比較例 4 PP−6を用いた以外は、実施例1と同様にして成形し
たが、金型内に充填することができなかった。
【0023】比較例 5 PP−1を用い、成形温度を210℃まで上げて成形し
た。他の成形実験の条件及び得られた発泡体の発泡倍
率、外観、100ショット成形した場合の不良品の割合
を表1に示す。発泡射出成形を行うことはできたが、発
泡倍率は1.3倍止まりであり、不良率が高く、安定し
て、連続的には成形できなかった。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【発明の効果】本発明の製造方法により得られるポリプ
ロピレン発泡成形体は、発泡倍率が1.5倍以上であ
り、厚みが比較的薄く、且つ、外観が美麗であるので、
特にインスタント食品容器、食品用トレー等に好適であ
り有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法における型締め状態を示す金型断
面図である。
【符号の説明】 : 固定金型 : 可動金型 : 射出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 105:04 C08L 23:10 (72)発明者 竹村 憲二 東京都港区芝公園1−7−13 昭和電工プ ラスチックプロダクツ株式会社内 (72)発明者 町田 光信 東京都港区芝公園1−7−13 昭和電工プ ラスチックプロダクツ株式会社内 Fターム(参考) 4F074 AA24 BA03 BA04 BA06 BA13 BA16 BA18 BA32 BA33 BA34 BA35 BA36 BA37 BA39 BA44 BA47 BA53 BA57 CA26 CC04X CC04Y DA02 DA34 4F202 AA11C AB02 AG07 AG20 AH58 AR06 CA11 CB01 CB30 CK06 4F206 AA11C AB02 AG07 AG20 AH58 AR061 JA04 JB30 JQ81

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MFRが30〜1000g/10分であ
    るポリプロピレンの発泡体であって、発泡倍率が1.5
    倍以上であり、かつ、全ての表面に未発泡層を有するこ
    とを特徴とするポリプロピレン発泡射出成形品。
  2. 【請求項2】 代表厚みが4mm以下である請求項1記
    載のポリプロピレン発泡射出成形品。
  3. 【請求項3】 MFRが30〜1000g/10分であ
    るポリプロピレンを発泡剤と混合し、射出筒のホッパー
    側入口からノズル出口までの間での温度をポリプロピレ
    ンの融点より高くとも30℃の温度に保ちながら射出発
    泡成形し、発泡倍率が1.5倍以上であり、全ての表面
    に未発泡層を有することを特徴とするポリプロピレン発
    泡射出成形品の製造方法
  4. 【請求項4】 フィルムゲートまたは多点ゲートを有す
    る金型を用いたことを特徴とする請求項3記載のポリプ
    ロピレン発泡射出成形品の製造方法
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