JP2001028524A - 音量制御装置 - Google Patents

音量制御装置

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JP2001028524A
JP2001028524A JP11199824A JP19982499A JP2001028524A JP 2001028524 A JP2001028524 A JP 2001028524A JP 11199824 A JP11199824 A JP 11199824A JP 19982499 A JP19982499 A JP 19982499A JP 2001028524 A JP2001028524 A JP 2001028524A
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volume
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rotary encoder
sound
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JP11199824A
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Kazuji Nozoe
一二 農添
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Onkyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に違和感を与えることがなく、操作性
の良好な音量制御装置を提供する。 【解決手段】 制御信号に応じて音響信号の信号レベル
を可変させることにより音量レベルを可変させる電子ボ
リューム4と、使用者が音量を調整するための回転つま
み8と、使用者による回転つまみ8の操作速度を検出す
るロータリーエンコーダ6およびCPU12と、ロータ
リーエンコーダ6およびCPU12により検出された操
作速度と反比例した時間間隔毎に、操作速度とほぼ比例
して増減するように音量レベルの変化量を決定し、その
変化量だけ音量レベルを変化させるべく制御信号を電子
ボリューム4に供給するCPU12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばステレオ
装置やテレビジョン受像機などの各種AV機器、あるい
は電子楽器やパーソナルコンピュータなど、音響を発生
する各種の装置に備えられて、使用者の操作に応じて音
響出力の音量レベルを調整する音量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばステレオ装置などにおいては、
近年、ロータリーエンコーダを用いた音量制御装置が多
用されている。
【0003】この音量制御装置は、音量調整用の回転つ
まみとともに回転するロータリーエンコーダを設け、ロ
ータリーエンコーダが所定角度回転する毎にパルスが出
力されるように構成して、このパルスが出力される毎
に、音量レベルをたとえば2dBなどの所定量変化させ
ていた。なお、音量レベルを増加させるか減少させるか
は、ロータリーエンコーダから出力される互いに位相の
異なる2種類のパルス列を比較することによって判断す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
音量制御装置では、使用者により操作される音量調整用
の回転つまみの回転角度と音量レベルの変化量とが正比
例するので、音量レベルを容易に微調整できるようにす
ると、音量レベルを大きく変化させるための操作が面倒
になり、逆に、音量レベルを容易に大きく変化させるこ
とができるようにすると、音量レベルの微調整が困難に
なって、使い勝手が悪いという課題があった。すなわ
ち、音量レベルを容易に微調整するためには、ロータリ
ーエンコーダの1回転当たりに発生するパルスの数を少
なくするか、あるいはパルス1個当たりの音量レベルの
変化を小さくする必要があるが、このように構成する
と、音量レベルを大きく変化させたいときに、回転つま
みを非常に大きい角度回転させる必要があり、使い勝手
が悪くなる。逆に、音量レベルを容易に大きく変化させ
るためには、ロータリーエンコーダの1回転当たりに発
生するパルスの数を多くするか、あるいはパルス1個当
たりの音量レベルの変化を大きくする必要があるが、こ
のように構成すると、音量レベルを細かく変化させたい
ときに、回転つまみを非常に小さい角度回転させる必要
があり、使い勝手が悪くなる。
【0005】このような課題を解決するために、従来、
ロータリーエンコーダから出力されるパルスの周期が所
定の基準値よりも短いときには、音量レベルの変化量を
大きくし、逆に、パルスの周期が所定の基準値よりも長
いときには、音量レベルの変化量を小さくする音量制御
装置が提案されている(実公平7−1860号公報参
照)。
【0006】このような音量制御装置では、使用者が音
量調整用の回転つまみを速く回せば、回転つまみの回転
角度に対する音量レベルの変化の割合が大きくなり、逆
に、使用者が音量調整用の回転つまみをゆっくりと回せ
ば、回転つまみの回転角度に対する音量レベルの変化の
割合が小さくなるので、音量レベルを容易に大きく変化
させたいという要求と、音量レベルを容易に微調整した
いという要求との両者を、ある程度満足させることが可
能になる。しかし、このような音量制御装置では、回転
つまみの回転角速度が所定の閾値を越えたときあるいは
下回ったときに、回転つまみの回転角度に対する音量レ
ベルの変化の割合が急に変化してしまうので、使用者に
違和感を与え、操作の円滑性を損なうという課題があっ
た。
【0007】本発明は、このような事情のもとで考え出
されたものであって、使用者に違和感を与えることがな
く、操作性の良好な音量制御装置を提供することをその
課題としている。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本発明の第1の側面によれば、制御信号に
応じて音響信号の信号レベルを可変させることにより音
量レベルを可変させる音量レベル可変手段と、使用者が
音量を調整するための音量調整操作部と、使用者による
音量調整操作部の操作速度を検出する操作速度検出手段
と、操作速度検出手段により検出された操作速度と反比
例した時間間隔毎に、操作速度とほぼ比例して増減する
ように音量レベルの変化量を決定し、その変化量だけ音
量レベルを変化させるべく制御信号を音量レベル可変手
段に供給する音量レベル制御手段とを備えたことを特徴
とする、音量制御装置が提供される。
【0010】好ましい実施の形態によれば、音量レベル
可変手段は、制御信号として所定ビット数のディジタル
データからなる音量レベル設定データが入力されること
により、それに応じてアナログの音響信号の信号レベル
を可変させる電子ボリュームであり、音量調整操作部
は、使用者によって正逆自在に回転される回転つまみで
あり、操作速度検出手段は、回転つまみとともに回転し
て、回転角速度に比例した周波数で、かつ互いに位相の
異なる2種類のパルス列を出力するロータリーエンコー
ダを含み、音量レベル制御手段は、ロータリーエンコー
ダからの2種類のパルス列を比較することにより音量レ
ベルを増加させるか減少させるかを判断し、かつ、ロー
タリーエンコーダからの2種類のパルス列のうちのいず
れか一方のパルス列の1周期毎に、音量レベル設定デー
タを音量レベル可変手段に供給する。
【0011】他の好ましい実施の形態によれば、音量レ
ベル制御手段は、音量レベルの変化量の絶対値をP、ロ
ータリーエンコーダからのパルス列の周期をTとし、
a,b,cを0よりも大きい定数としたときに、上記数
式1により音量レベルの変化量の絶対値Pを演算し、そ
れに基づいて音量レベル設定データを生成する。
【0012】本発明によれば、音量レベル制御手段が、
操作速度検出手段により検出された操作速度と反比例し
た時間間隔毎に、操作速度とほぼ比例して増減するよう
に音量レベルの変化量を決定し、その変化量だけ音量レ
ベルを変化させるべく制御信号を音量レベル可変手段に
供給するので、使用者に違和感を与えることがなく、感
覚的な操作性を向上させることができる。
【0013】すなわち、使用者による音量調整操作部の
操作速度の増減に応じて、音量レベルを変化させる時間
間隔と、各回の音量レベルの変化量との双方が同時にほ
ぼアナログ的に変化するので、音量調整操作部を充分に
ゆっくりと操作することにより、音量レベルの微調整を
正確に行なうことが可能になり、また音量調整操作部を
充分に速く操作することにより、音量レベルを容易に大
きく変化させることが可能になって、使い勝手が格段に
向上する。しかも、音量調整操作部の操作速度に対する
音量レベルの変化の割合が、ある閾値を境に急に変化す
るということがないので、使用者に違和感を与えること
がなく、感覚的な操作性を向上させることができる。
【0014】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る音量制御装置を採用
したステレオ装置の要部の構成図であって、このステレ
オ装置は、マイクロコンピュータ2、電子ボリューム
4、ロータリーエンコーダ6、および回転つまみ8を備
えている。マイクロコンピュータ2は、CPU12、R
OM14、RAM16、およびインターフェイス回路1
8を備えている。CPU12、ROM14、RAM1
6、およびインターフェイス回路18は、バス線20に
より相互に接続されている。
【0017】マイクロコンピュータ2は、ワンチップの
半導体ディバイスによって構成されており、音量制御装
置だけではなく、ステレオ装置の全体を制御する。
【0018】電子ボリューム4は、ワンチップの半導体
ディバイスによって構成されており、マイクロコンピュ
ータ2からシリアルに供給されるたとえば8ビットのデ
ィジタルデータからなる音量レベル設定データに応じ
て、アナログの音響信号の減衰率を可変させる。本実施
形態においては、音量レベルの変化範囲は0〜80dB
である。
【0019】ロータリーエンコーダ6は、回転つまみ8
の回転とともに回転し、回転角速度に応じた周波数の2
種類のパルス列を出力する。これら2種類のパルス列
は、たとえば図2に示すように、相互に位相が異なって
いる。CPU12は、これら2種類のパルス列を比較す
ることによって、回転つまみ8が右まわりに回転させら
れているか左回りに回転させられているかを判断し、音
量レベルを増加させるか減少させるかを決定する。本実
施形態においては、ロータリーエンコーダ6の1回転に
対して、各パルス列のパルス数は各々20個である。
【0020】回転つまみ8は、音量調整用であって、使
用者により正逆回転させられる。
【0021】CPU(central processing unit )12
は、ロータリーエンコーダ6からの2種類のパルス列に
基づいて、音量レベルを増加させるべきか減少させるべ
きかを判断する。さらにCPU12は、ロータリーエン
コーダ6からのパルス列の周期に基づいて、音量レベル
の変化量を演算し、その変化量だけ音量レベルが変化す
るように音量レベル設定データを演算して、それを制御
信号として電子ボリューム4に供給する。
【0022】ROM(read only memory)14は、たと
えば1度だけ電気的に書込ができるタイプのROMであ
って、CPU12を動作させるためのプログラムやデー
タが格納されている。
【0023】RAM(random access memory)16は、
CPU12にワークエリアを提供し、各種のデータを記
憶する。
【0024】インターフェイス回路18は、CPU12
と電子ボリューム4およびロータリーエンコーダ6との
間のデータの授受を制御する。
【0025】図3は、CPU12による音量レベル制御
処理の手順を説明するフローチャートであって、このフ
ローチャートを参照しながら上記音量制御装置の動作を
説明する。なお、この音量レベル制御処理はメインルー
チンに属しており、ロータリーエンコーダ6からのパル
ス列の周期よりも充分に短い時間間隔で実行される。ま
た、電源投入時の初期設定により、音量レベル設定デー
タは予め決められた初期値に設定され、RAM16に記
憶されているものとする。また、回転つまみ8の回転方
向の判断手法は、周知であるので、説明を判り易くする
ために、ここでは省略する。
【0026】先ず、ロータリーエンコーダ6からのパル
スの立上がりを検出したか否かを判断する(S2)。具
体的には、CPU12が、ロータリーエンコーダ6から
出力され、インターフェイス回路18を介して入力され
る2種類のパルス列のうち、予め決められた一方のパル
ス列が、ハイレベルであるかローレベルであるかを調
べ、RAM16に記憶されている前回調べた状態と比較
して、ローレベルからハイレベルに変化していれば、パ
ルスが立上がったと判断する。そして、RAM16に記
憶されている前回のハイレベルあるいはローレベルの状
態を、次回の判断のために、今回の状態に書き換える。
【0027】ロータリーエンコーダ6からのパルス列が
立上がっていれば(S2:YES)、タイマ計測値が0
であるか否かを判断する(S4)。具体的には、CPU
12が、タイマを構成するカウンタのカウント値を読み
込み、それが0であるかどうかを調べる。このタイマ
は、ロータリーエンコーダ6からのパルス列の周期を測
定するものであって、所定周波数のクロックパルスのパ
ルス数をカウントするカウンタにより構成されている。
【0028】タイマ計測値が0でなければ(S4:N
O)、タイマ計測値をRAM16に記憶させる(S
6)。具体的には、CPU12が、タイマを構成するカ
ウンタのカウント値をRAM16の所定番地に上書きす
る。このカウント値は、ロータリーエンコーダ6からの
パルス列の前回の立上がりから今回の立上がりまでの値
であるので、パルス列の周期に相当する。
【0029】すなわち、使用者が回転つまみ8を一定速
度で回転させた場合、図2に示すように、ロータリーエ
ンコーダ6からは周期Tのパルス列が出力される。もち
ろん、使用者が回転つまみ8を不定速度で回転させた場
合、周期Tは各パルス毎に異なることになる。この周期
Tは、パルス列の前回の立上がり時点から今回の立上が
り時点までの時間であるので、その時間をタイマで計時
することにより、パルス列の周期Tを知ることができ
る。
【0030】そしてCPU12が、タイマをリセットす
る(S8)。
【0031】そしてCPU12が、タイマをスタートさ
せる(S10)。すなわち、ロータリーエンコーダ6か
らのパルス列の次回の立上がりまでの時間の計測を開始
するのである。
【0032】そして、音量レベルの変化量を演算する
(S12)。具体的には、CPU12が、ロータリーエ
ンコーダ6からのパルス列の周期をRAM16から読み
出して、下記数式2により、音量レベルを変化させるべ
き量を演算する。このとき、演算結果の小数点以下は、
四捨五入などの方法により丸める。数式2において、P
は音量レベルの変化量の絶対値、Tはロータリーエンコ
ーダ6からのパルス列の周期である。下記数式2は、上
記数式1における定数aを32、定数bを6、定数cを
1に設定したものである。ただし、音量レベルの変化量
の絶対値Pの単位はdB、ロータリーエンコーダ6から
のパルス列の周期Tの単位はmsecである。これら定
数a,b,cの値は、ロータリーエンコーダ6の1回転
に対するパルス列のパルス数や、電子ボリューム4によ
る音量レベルの分解能などに応じて適宜決定すればよ
い。下記数式2を用いた場合、ロータリーエンコーダ6
からの1個のパルス毎に、音量レベルを最大6dB変化
させることができる。なお、定数cを1としたのは、使
用者が回転つまみ8をいくらゆっくりと回転させても、
1個のパルス毎に音量レベルを1dB変化させるためで
ある。このようにすれば、使用者の操作による回転つま
み8の回転角速度が遅過ぎるため、いつまでたっても音
量が変化しないという事態を回避できる。
【0033】
【数2】
【0034】そして、音量レベル設定データを生成し、
それを現在の音量レベルとしてRAM16に記憶させる
とともに、インターフェイス回路18を介して電子ボリ
ューム4に供給して(S14)、このルーチンを終了す
る。具体的には、CPU12が、RAM16に記憶され
ている現在の音量レベルと、ステップS12で演算した
音量レベルの変化量の絶対値Pと、既に判断している回
転つまみ8の回転方向すなわち音量レベルを増加させる
べきか減少させるべきかの判断結果とから、新たな音量
レベルを演算し、それに応じた音量レベル設定データを
生成して、その音量レベル設定データを、電子ボリュー
ム4に供給するとともに、現在の音量レベルとしてRA
M16に上書きする。
【0035】これにより、電子ボリューム4は、CPU
12からインターフェイス回路18を介して供給された
音量レベル設定データに応じた減衰率で、入力端に入力
されるアナログの音響信号を減衰させ、出力端から出力
させる。すなわち、電子ボリューム4から出力される音
響信号の信号レベルが、音量レベル設定データに応じた
レベルに制御されたことになる。したがって、電子ボリ
ューム4から出力されて増幅などの処理が施された音響
信号によって駆動されるスピーカなどの音響出力は、音
量レベル設定データに応じた音量レベルになる。
【0036】ステップS4において、タイマ計測値が0
であれば(S4:YES)、使用者による回転つまみ8
の操作開始後初めてのパルス列の立上がりであるという
ことなので、パルスの周期を計測できないことから、次
回の立上がりまでの時間を計時すべく、タイマをスター
トさせて(S16)、このルーチンを終了する。
【0037】ステップS2において、ロータリーエンコ
ーダ6からのパルス列が立上がっていなければ(S2:
NO)、タイマによる計測値が所定値以上であるか否か
を判断する(S18)。具体的には、CPU12が、タ
イマを構成するカウンタのカウント値を読み取り、その
値が予め決められた所定値以上であるかどうかを調べ
る。
【0038】タイマによる計測値が所定値以上であれば
(S18:YES)、CPU12が、タイマをリセット
し(S20)、このルーチンを終了する。すなわち、使
用者が回転つまみ8の操作を中断あるいは終了した場
合、ロータリーエンコーダ6からのパルス列は立上がら
ないので、カウンタのカウント値が増加を続けることに
なる。このため、予め決められた所定時間が経過しても
次のパルスが立ち上がらなければ、使用者が回転つまみ
8の操作を中断あるいは終了したものとして、カウンタ
すなわちタイマをリセットし、パルス列の周期の計測を
終了するのである。
【0039】ステップS18において、タイマによる計
測値が所定値以上でなければ(S18:NO)、使用者
が回転つまみ8の操作を継続しているものと判断して、
タイマをリセットすることなく、このルーチンを終了す
る。
【0040】かくして、ロータリーエンコーダ6からの
パルス列の立上がり毎に、音量レベルの変化量が演算さ
れ、音量レベルが増減される。
【0041】このように、上記数式2により音量レベル
の変化量を決定するので、ロータリーエンコーダ6から
のパルス列の周期T、すなわち使用者が回転つまみ8を
回転させる回転角速度に応じて、各回毎の音量レベルの
変化量が変化する。しかも、ロータリーエンコーダ6か
らのパルス列の周期T、すなわち使用者が回転つまみ8
を回転させる回転角速度に応じて、音量レベルを変化さ
せる時間間隔が変化する。したがって、回転つまみ8を
充分にゆっくりと回転させることにより、1回の音量レ
ベルの変化量が非常に小さくなり、しかも音量レベルを
変化させる時間間隔が長くなることから、音量レベルの
微調整を容易かつ正確に行なうことができる。また、回
転つまみ8を充分に速く回転させることにより、1回の
音量レベルの変化量が非常に大きくなり、しかも音量レ
ベルを変化させる時間間隔が短くなることから、音量レ
ベルを容易に大きく変化させることができる。したがっ
て、使い勝手が格段に向上する。また、回転つまみ8の
回転角速度に対する音量レベルの変化の割合が、ある閾
値を境に急に変化するということがないので、使用者に
違和感を与えることがなく、感覚的な操作性を向上させ
ることができる。
【0042】なお、上記実施形態においては、上記数式
2を用いて音量レベルの変化量を演算したが、他の数式
を用いて音量レベルの変化量を決定してもよい。すなわ
ち、数式1の定数a,b,cは数式2のように限定され
るものではなく、さらには、数式1で一般化された以外
の数式を用いてもよい。
【0043】また、上記実施形態においては、音量レベ
ル可変手段として電子ボリューム4を用いたが、電子ボ
リューム4の代わりにたとえばD/A変換器と増幅器と
を用い、CPU12からの音量レベル設定データをD/
A変換器によりアナログ信号に変換し、そのアナログ信
号により、音響信号を増幅する増幅器の増幅度を可変さ
せるように構成してもよい。
【0044】また、上記実施形態においては、音量調整
操作部として回転つまみ8を用いたが、回転つまみ8の
代わりにたとえばスライド式の操作レバーを用いてもよ
い。
【0045】また、上記実施形態においては、操作速度
検出手段の一部として、ロータリーエンコーダ6を用い
たが、ロータリーエンコーダ6の代わりにたとえばスラ
イド式のエンコーダを用いてもよい。音量調整操作部と
してスライド式の操作レバーを用いた場合、操作速度検
出手段の一部としてスライド式のエンコーダを用いるの
が便利である。
【0046】また、上記実施形態においては、現在の音
量レベルをRAM16に記憶させ、電源投入時に現在の
音量レベルを初期設定するように構成したが、RAM1
6の代わりにたとえばEEPROM(electrically era
sable and programmable read only memory )あるいは
フラッシュメモリに現在の音量レベルを記憶させるよう
に構成してもよい。このように、現在の音量レベルを記
憶する記憶手段として不揮発性メモリを用いるか、ある
いはRAM16に充電電池などの電池で電源バックアッ
プを施すように構成すれば、電源断時における音量レベ
ルの記憶が保持されるので、電源投入時に現在の音量レ
ベルを初期設定する必要がなくなる。
【0047】また、上記実施形態においては、ロータリ
ーエンコーダ6からの2種類のパルス列のうち、予め決
められた一方のパルス列の周期を計測するように構成し
たが、ロータリーエンコーダ6からの2種類のパルス列
のうち、使用者による回転つまみ8の操作開始の後、最
初に立上がったパルス列の周期を計測するように構成し
てもよい。
【0048】また、上記実施形態においては、ロータリ
ーエンコーダ6からのパルス列の立上がりを基準に周期
の計測などを行ったが、立上がりの代わりに立下がりを
用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音量制御装置を採用したステレオ
装置の要部の構成図である。
【図2】図1に示すステレオ装置に備えられたロータリ
ーエンコーダから出力される2種類のパルス列の波形図
である。
【図3】図1に示すステレオ装置に備えられたCPUに
よる音量レベル制御処理の手順を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 マイクロコンピュータ 4 電子ボリューム 6 ロータリーエンコーダ 8 回転つまみ 12 CPU 14 ROM 16 RAM 18 インターフェイス回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号に応じて音響信号の信号レベル
    を可変させることにより音量レベルを可変させる音量レ
    ベル可変手段と、 使用者が音量を調整するための音量調整操作部と、 使用者による前記音量調整操作部の操作速度を検出する
    操作速度検出手段と、 前記操作速度検出手段により検出された操作速度と反比
    例した時間間隔毎に、前記操作速度とほぼ比例して増減
    するように音量レベルの変化量を決定し、その変化量だ
    け音量レベルを変化させるべく制御信号を前記音量レベ
    ル可変手段に供給する音量レベル制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする、音量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記音量レベル可変手段は、制御信号と
    して所定ビット数のディジタルデータからなる音量レベ
    ル設定データが入力されることにより、それに応じてア
    ナログの音響信号の信号レベルを可変させる電子ボリュ
    ームであり、 前記音量調整操作部は、使用者によって正逆自在に回転
    される回転つまみであり、 前記操作速度検出手段は、前記回転つまみとともに回転
    して、回転角速度に比例した周波数で、かつ互いに位相
    の異なる2種類のパルス列を出力するロータリーエンコ
    ーダを含み、 前記音量レベル制御手段は、前記ロータリーエンコーダ
    からの2種類のパルス列を比較することにより音量レベ
    ルを増加させるか減少させるかを判断し、かつ、前記ロ
    ータリーエンコーダからの2種類のパルス列のうちのい
    ずれか一方のパルス列の1周期毎に、音量レベル設定デ
    ータを前記音量レベル可変手段に供給する、請求項1に
    記載の音量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記音量レベル制御手段は、音量レベル
    の変化量の絶対値をP、前記ロータリーエンコーダから
    のパルス列の周期をTとし、a,b,cを0よりも大き
    い定数としたときに、下記数式1により音量レベルの変
    化量の絶対値Pを演算し、それに基づいて音量レベル設
    定データを生成する、請求項2に記載の音量制御装置。 【数1】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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