JP2558894Y2 - 電子式スイッチ - Google Patents

電子式スイッチ

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JP2558894Y2
JP2558894Y2 JP1989122550U JP12255089U JP2558894Y2 JP 2558894 Y2 JP2558894 Y2 JP 2558894Y2 JP 1989122550 U JP1989122550 U JP 1989122550U JP 12255089 U JP12255089 U JP 12255089U JP 2558894 Y2 JP2558894 Y2 JP 2558894Y2
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JP
Japan
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point
hysteresis
pressure
value
electronic switch
Prior art date
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Application number
JP1989122550U
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English (en)
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JPH0361725U (ja
Inventor
高志 山田
有正 安部
昭博 青井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、応差を有する電子式スイッチに関する。
(ロ)従来の技術 電子式スイッチ、例えば圧力スイッチは第5図に示す
ように、圧力センサ主回路61で検出された印加圧力がON
点設定値以上になると、出力トランジスタ62がON状態と
なり、ON/OFF出力がローレベルとなる。応差がない場合
の、出力変化は第6図(a)のようになり、同じ圧力値
でOFFからONへ、ONからOFFへ変化する。このため、印加
圧力が脈動などにより変動した場合、第7図(a)の如
く、ON点設定値付近でON/OFFが繰り返され、いわゆるチ
ャタリング現象が生じる。これに対して応差がある場合
の出力変化は、第6図(b)のようになりON点、OFF点
が異なるため、第7図(b)に示すように印加圧力が変
動した場合でも、チャタリングが生じない。そのため、
従来の圧力スイッチ等の電子式スイッチでは固定、ある
いは可変の応差を設けていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記したように、従来の電子式スイッチには固定が可
変の応差を設けているが、センサを使用する分野、環境
により適性な応差は一定でなく、固定では変化する条件
に適合させるのに不都合であるという問題がある。ま
た、応差固定とすると、ユーザの要望に沿った応差毎の
機種揃えを必要とする問題があった。一方、応差可変と
した場合、その調整に手間取るという問題がある。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであ
って、調整に手間取ることなく、それでいて常に適性な
応差を設定し得る電子式スイッチを提供することを目的
としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この考案の電子式スイッチは、ON点を設定するON点設
定手段を備え、検出された物理量が前記ON点を越えると
ON信号を出力するものにおいて、前記ON点設定手段によ
り設定されたON点に応じて応差を変化させる応差設定手
段と、設定された応差と前記ON点とによりOFF点を設定
するOFF点設定手段とを特徴的に備えている。
この電子式スイッチでは、ON点設定手段でON点が設定
されると、このON点に応じて応差が決定され、さらにON
点と応差からOFF点が設定される。ON点が如何なる値に
設定されても、そのON点に応じて応差を変化させるの
で、常に適性な応差となる。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この考案をさらに詳細に説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す圧力スイッチの
ブロック図である。この実施例圧力スイッチは、圧力セ
ンサ主回路1と、ON点設定器2と、マイコン(マイクロ
コンピュータ)3と、アンプ4と、出力表示灯5と、出
力トランジスタ6とから構成されている。マイコン3
は、圧力センサ主回路1より圧力値のリニア電圧とON点
設定器2の電圧を取込み、これをアナログからデジタル
に変換し、ON点から応差を決定する機能、ON点と応差と
からOFF点を算出する機能、ON点、OFF点及び入力圧力値
に応じON/OFF制御信号を出力する機能を備えている。そ
れゆえ、マイコン3は、A/D変換器を内蔵している。ま
た、内蔵するメモリに第2図に示すON点設定圧力と応差
の関係を示す特性をテーブルで記憶している。一般に圧
力値が大きくなればなるほどリップルも大きくなり、1
%FS(FS:フルスケール)の応差ではON/OFFを繰り返す
チャタリングが発生しやすくなる。逆に微小な圧力を測
定する場合では、レギュレータや元圧も安定し、リップ
ルも減少するため1%FSの応差でも問題ない。むしろ微
小圧力では、応差が小さくないと使用できない。そのた
め、ON設点定圧力に応じて応差を変化させると良く、こ
の実施例では、第2図に示す特性をテーブル化してメモ
リに記憶している。今、例えばON点がON点設定器2で−
0.5kg f/cm2と設定されると、メモリのテーブルを参照
して、2.5%FSの応差が決定される。
ON点接点による応差決定の他の例として、第3図に示
すON点設定値−応差の特性を利用し、演算式により、応
差を設定してもよい。この演算処理はマイコン3のソフ
ト処理によって実行される。
今、A/D変換基準電圧を4.4Vとすると、分解能は、4.4
V/256≒0.01718Vとなる。従って、0kg f/cm2=2Vのアナ
ログ値は2V/0.01718V≒116となる。
それゆえ、ON点設定器2から取り込まれるON点アナロ
グ値から116を減じ、その値をON点有効アナログ値とす
る(第4図のステップST1)。次に、求めた有効アナロ
グ値/11+2の演算を行い、応差を決定する(ステップS
T2)。ここで11は、設定できる応差の最小スパンで、 2は0.02V(1%FS)のアナログ値である。
次にON点アナログ値から応差を減算し、その値をOFF
点アナログ値として設定する(ステップST3)。
ON点、OFF点設定後は、圧力センサ主回路1より入力
される圧力値により、ON/OFF制御信号を出力する。すな
わち圧力値リニア電圧がON点以上になると、ハイレベル
の制御信号がマイコン3より出力され、アンプ4を介し
て、出力トランジスタ6をONする。その後、リニア電圧
がOFF点電圧以下になると、ローレベル制御信号がマイ
コン3より出力され、アンプ4を介して出力トランジス
タ6をOFFする。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、設定されたON点に応じて自動的に
応差が設定(決定)されるものであるから、計測値の大
小に起因する変動に対しても、チャタリング発生を防止
できる。応差を手動で調整する必要がないので、その取
り扱いが便利である。応差固定による応差毎の機種揃え
を行う必要がない。また、応差調整ボリウムが必要ない
ためセンサ本体の小型化、低価格化を実現できる。等種
々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す圧力スイッチのブ
ロック図、第2図は、同圧力スイッチのマイコンに内蔵
のメモリに記憶されるON点設定値−応差の特性を示す
図、第3図、同圧力スイッチのマイコンにより応差を求
めるためのON点設定値−応差の特性を示す図、第4図
は、同マイコンによりソフト的に応差、OFF点を求める
動作を説明するためのフロー図、第5図は、従来の圧力
スイッチを示す回路図、第6図(a)は、応差がない場
合の印加圧力−出力特性、第6図(b)は応差がある場
合の印加圧力−出力特性を示す図、第7図(a)は応差
がない場合における印加圧力変動と出力との関係を示す
図、第7図(b)は、応差がある場合の印加圧力の変動
と出力との関係を示す図である。 1:圧力センサ主回路、2:ON点設定器、3:マイコン、6:出
力トランジスタ、A:アンプ、R1・R2:抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青井 昭博 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立石電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−233717(JP,A) 特開 昭63−132113(JP,A) 実開 昭61−63171(JP,U) 実開 昭62−137107(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ON点を設定するON点設定手段を備え、検出
    された物理量が前記ON点を越えるとON信号を出力する電
    子式スイッチにおいて、 前記ON点設定手段により設定されたON点に応じて応差を
    変化させる応差設定手段と、設定された応差と前記ON点
    とによりOFF点を設定するOFF点設定手段とを備えたこと
    を特徴とする電子式スイッチ。
JP1989122550U 1989-10-19 1989-10-19 電子式スイッチ Expired - Lifetime JP2558894Y2 (ja)

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JP1989122550U JP2558894Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 電子式スイッチ

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JPH0361725U JPH0361725U (ja) 1991-06-17
JP2558894Y2 true JP2558894Y2 (ja) 1998-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59148910A (ja) * 1983-02-15 1984-08-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 可撓性膜製起伏堰の上流水位制御方法

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JPH0361725U (ja) 1991-06-17

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