JPH0738441A - A/d変換器 - Google Patents

A/d変換器

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JPH0738441A
JPH0738441A JP5179514A JP17951493A JPH0738441A JP H0738441 A JPH0738441 A JP H0738441A JP 5179514 A JP5179514 A JP 5179514A JP 17951493 A JP17951493 A JP 17951493A JP H0738441 A JPH0738441 A JP H0738441A
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    • H03M3/422Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having one quantiser only
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変積分回路の時定数を変更する。 【構成】 時定数のアップダウンを示すパルス信号を受
入れ、これをカウントし、カウントアップにより時定数
の変更信号を出力する。アップカウントの場合、各ビッ
トのフリップフロップ80に対し、を入力信号のLによ
り強制的に1にセットする。これによって、上位の2ビ
ット(制御ビット)のアップカウンタになる。そして、
この上位2ビットの出力によって、可変積分回路の時定
数を変更することで、時定数の変更を早く行える。一
方、入力信号がHの場合、5ビットのダウンカウンタに
なる。そのため、可変積分回路の時定数をの変更を緩や
かに行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遅延回路に用いるA/
D変換器であって、内部の可変積分回路の時定数を変更
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ機器のサラウンド
音は、再生音を所定時間遅延させたものを減衰させて重
畳させて生成している。そして、再生する際のモードと
して、スタジアムモードやチャーチモード等があり、そ
れぞれ異なった手法で遅延させた再生音を重畳させてい
る。
【0003】このような用途に使用する遅延回路とし
て、図12に示すようなものがある。この回路では、ア
ナログの再生信号をA/D変換器10において、一旦デ
ジタルデータに変換し、これをメモリ12に記憶する。
また、メモリ12から読み出したデータをD/A変換器
14においてアナログデータに再度変換する。そして、
この回路においては、メモリ12への書き込み時間と読
み出し時間との差が遅延時間となる。
【0004】ここで、A/D変換器10としては、図1
3に示すようなものが用いられる。すなわち、このA/
D変換器10は、加算器20、量子化器22、可変積分
回路24および制御部26からなり、アナログ信号が入
力される加算器20に可変積分回路24のアナログ出力
がフィードバックされている。量子化器22は、入力さ
れてくる信号の電圧によってHまたはL出力する比較器
22aと、この比較器22aの出力を所定のクロックに
従ってラッチするラッチ回路22bからなり、入力信号
を1ビットのデジタル信号に変換する。可変積分回路2
4は、量子化器22からの出力を積分し、入力信号に対
応するアナログ信号を得る。そして、可変積分回路24
の出力は、加算器20にフィードバックされるため、加
算器20において両信号の差が採られ、変化のない入力
信号の場合、量子化器22の出力は、H,Lを交互に繰
り返す信号になる。
【0005】一方、制御部26は、量子化器22の出力
状態に応じて、可変積分回路24における時定数を変更
する。すなわち、加算器20の出力レベルが大きく、量
子化器22の出力が「0」または「1」の一方に偏ると
きには可変積分回路24の時定数を小さくし、加算器2
0の出力レベルが小さく量子化器22の出力において
「0」「1」がバランスするときには可変積分回路24
の時定数を大きくする。このような制御によって、無音
時において時定数を大きくして、高周波の雑音の発生を
抑制することができ、また入力信号が変化するときに時
定数を小さくして高音を十分に出力することができる。
【0006】なお、D/A変換器14においては、メモ
リ12からの読みだし信号に応じて、アナログ信号を復
元するが、この際にA/D変換器10と同一の可変積分
回路を利用し、入力信号と同一のアナログ信号を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の回
路においては、検出したレベルに応じて、可変積分回路
24の時定数を一義的に決定していた。すなわち、音が
急激に大きくなるアタック時と、音が急激に小さくなる
リカバリー時とで時定数の変化の度合いは同一である。
このような信号処理が行われた信号を再生すると、聴感
上違和感が生じるという問題点があった。すなわち、時
定数の設定が大きすぎると、アタック時にはその初期に
おいて高域のカットが大きすぎるという問題があり、一
方時定数の設定が小さすぎると、リカバリー時に高域が
急にカットされるという問題があった。
【0008】また、従来の装置では、時定数を変更する
際の制御幅は常に同一であり、入力信号が急激に大きく
変化する場合には、追従することができず、再生音の波
形における傾斜過負荷ひずみが大きくなるという問題点
があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、アタック時およびリカバ
リー時の両方において好適な追従ができる可変積分回路
を有するA/D変換器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るA/D変換
器は、アナログ信号を量子化しパルス信号列の形態の信
号を出力する量子化回路と、この量子化回路の出力を任
意の時定数で積分する可変積分回路と、入力アナログ信
号と可変積分回路の出力を加算しその出力を上記量子化
回路に供給する加算回路と、入力信号の変化が大きくな
る方向にあるかまたは変化が小さくなる方向にあるかを
検出する変化方向検出手段と、変化方向が小さくなる方
向である場合に比べ、変化方向が大きくなる方向である
場合に、時定数の変更速度が大きくなるように制御する
時定数制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、上記時定数制御手段は、同一の変化
方向が継続する場合に、変更速度が順次大きくなるよう
に変更することを特徴とする。
【0012】
【作用】このように、変化方向検出手段によって入力信
号の変化が大きくなる方向にあるか、または小さくなる
方向にあるかを検出する。そして、変化方向が小さくな
る方向である場合に比べ、変化方向が大きくなる方向で
ある場合に、時定数の変更速度が大きくなるように制御
する。すなわち、入力信号が変化のない状態から変化の
大きな状態に変化する場合には、速やかに時定数を変更
し、反対に入力信号が変化の大きな状態から変化の少な
い状態に変化した場合には、時定数を緩やかに変更す
る。これによって、本発明のA/D変換器を用いた遅延
回路によれば、アタック時には、時定数を速やかに変更
し、高音がカットされるのを防止でき、リカバリー時に
は、徐々に高音をカットして、聴感上の違和感を少なく
することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、実施例に係るA/D変換器の制
御部の構成を示すブロック図であり、ローパスフィルタ
30、全波整流回路32、積分回路34からなってい
る。これによって、量子化回路22の出力の高周波成分
を除去した後、そのレベルを検出する。
【0014】本実施例では、このA/D変換器をデジタ
ル回路で構成している。図2にローパスフィルタ30お
よび全波整流回路32の部分の構成を示す。量子化回路
22の出力であるパルス列の形態の信号は入力端子40
から入力される。この入力端子40からの入力信号はD
フリップフロップ42のD入力端子に入力され、このD
フリップフロップ42のCL入力端子には所定のクロッ
クが入力される。また、Dフリップフロップ42のQ出
力はナンドゲート44の1つの入力端に入力される。こ
のナンドゲート44の他の入力端には、クロックがイン
バータ46を介し入力される。これらDフリップフロッ
プ42、ナンドゲート44およびインバータ46が入力
信号のサンプリング回路48を構成する。そして、ナン
ドゲート44の出力は、反転してからカウンタ50のC
L入力端子に入力され、サンプリング回路48の出力が
このカウンタ50でカウントされる。
【0015】また、クロックはタイマー52に入力さ
れ、このタイマー52はクロックをカウントして、所定
時間経過時に出力信号を発生する。タイマー52の出力
信号は、Dフリップフロップ54のD入力端子に入力さ
れ、このDフリップフロップ54のCL入力端子にはク
ロックが供給される。従って、Dフリップフロップ54
にタイマー52の出力が保持される。Dフリップフロッ
プ54のQ出力は、ナンドゲート56の1つの入力端に
入力され、このナンドゲート56の他の入力端には反転
されたクロックが入力される。そしてナンドゲート56
の出力はカウンタ50のリセット端子に供給される。従
って、タイマーのタイムアップによりカウンタ50がリ
セットされる。また、タイマー52の出力はCL入力端
にクロックが供給されるDフリップフロップ58のD入
力端にも供給される。このため、このDフリップフロッ
プ58にもタイマー52の出力が保持される。
【0016】一方、カウンタ50の出力はDフリップフ
ロップ60のD入力端に供給され、このDフリップフロ
ップ60のCL入力端には、Dフリップフロップ54の
Q出力が供給される。このため、タイマー52のタイム
アップ出力によってカウンタ50の出力がDフリップフ
ロップ60にラッチされる。そして、Dフリップフロッ
プ58、60のQ出力が時定数制御回路62に供給され
る。
【0017】次に、図2の回路の動作について説明す
る。入力端子40に印加される量子化回路22の出力で
あるパルス列形態の入力信号は、サンプリング回路48
において、CL端子に印加されるクロック信号によって
サンプリングされる。なお、クロック信号は、入力信号
より十分に周波数の高い信号とする。一方、クロック信
号は、タイマー52においてカウントされ、所定数のク
ロック信号をカウントすると(所定時間経過すると)、
出力端子の+端子にHレベル、−端子にLレベルを出力
する。そして、Dフリップフロップ54はタイムアップ
の後1クロックだけHとなる信号を出力し、Dフリップ
フロップ58は、タイムアップの後1クロックだけLと
なる信号を出力する。
【0018】タイマー52で設定されている所定時間の
間、カウンター50は、サンプリング回路48からの出
力信号をカウントする。ここで、サンプリング回路48
のDフリップフロップ42は、クロック信号の立上がり
で、入力信号を取り込む。そして、ナンドゲート44は
クロック信号がLで、Dフリップフロップ42の出力が
Hの時にカウンタ50にHを供給する。従って、入力信
号のHの時間に対応したカウント値がカウンタ50に設
定される。すなわち、入力信号がHレベルの部分を多く
含んでいる場合は、カウンタ50によってカウントされ
る数が多くなり、Lレベルの部分を多く含んでいる場合
は、カウントされる数が少なくなる。また、カウンタ5
0のリセット端には、ナンドゲート56の出力が供給さ
れる。そして、このナンドゲート56は、タイマー52
のタイムアップによる出力のHがDフリップフロップ5
4に取り込まれ、クロック信号がLとなったときに、H
を出力する。従って、タイマー52のタイムアップによ
って、カウンタ50がリセットされる。
【0019】一方、タイマー50のタイムアップによる
HがDフリップフロップ54に取り込まれると、このH
がDフリップフロップ60のCL端に供給され、Dフリ
ップフロップ60はカウンタ50の出力を取り込み、こ
れをQ出力端に出力する。カウンタ50は、例えば図3
に示すような4ビットの構成を有し、かつ出力を発生す
るためのデコーダ部を有する。図3の場合は、デコーダ
部として入力が3ビット目および4ビット目のQ出力に
接続されたエクスクルーシブオアゲート70を備える。
また、図4は、カウンタ50の別の例を示すものであ
り、デコーダ部は、入力が2ビット目の反転Q出力と3
ビット目の反転Q出力と4ビット目のQ出力とに接続さ
れた第1アンドゲート72と、入力が2ビット目のQ出
力と3ビット目のQ出力と4ビット目の反転Q出力とに
接続された第2アンドゲート74と、第1及び第2アン
ドゲート72及び74の出力が印加されるエクスクルー
シブオアゲート26とによって構成される。
【0020】図3の場合、カウンタ50のエクスクルー
シブオアゲート70は、3ビット目および4ビット目の
Q出力の内の一方のみがHレベルの時にHレベルの出力
を発生し、それ以外の時にLレベルを発生する。その状
態を図5の出力1に示す。これによって、入力端子40
に印加される入力信号(量子化回路22の出力)がHレ
ベルの成分が多い信号か、Lレベルの成分が多い信号で
あった場合に、Lレベルが発生され、HレベルとLレベ
ルがほぼ等しい割合の信号であった場合にはHレベルが
発生される。従って、入力信号の状態が変化したとき
に、カウンタ50からLレベルが出力される。また、図
4の場合、カウンタ50の出力は図5の出力2のように
なる。このように、図4のカウンタ50を利用した場合
の方がHレベルが出力される範囲が狭くなっている。
【0021】Dフリップフロップ60によって保持され
るカウンタ50の出力は、アップダウンデータとして、
時定数制御回路62のデータとして印加される。すなわ
ち、時定数を小さくするアップデータはL、時定数を大
きくするダウンデータはHとして時定数制御回路62に
供給される。一方、Dフリップフロップ58の出力は時
定数制御回路62にクロックとして印加される。
【0022】時定数制御回路62の構成例を図6に示
す。時定数制御回路62は、5ビットのカウンタ(Q1
〜Q5)を構成している。そして、下位3ビットが制御
信号に応じて動作又は不動作状態に切換えられるダミー
ビットを構成し、上位2ビットが常に動作する制御ビッ
トを構成する。時定数回路62の出力信号は、可変積分
回路24の時定数の制御に利用され、具体的には前記時
定数回路62の出力信号によってコンデンサの充放電電
流を制御する。そして、ダミービットは、Dフリップフ
ロップ60の出力がLの時にその機能が殺される。そこ
で、このときに、時定数制御回路62は、制御ビットの
みでアップカウントされる。一方、Dフリップフロップ
60の出力がHの時には、ダミービットも含めた5ビッ
トでダウンカウントされる。
【0023】時定数制御回路62の各ビットは、Dフリ
ップフロップ80と、このDフリップフロップ80のD
入力端の入力側に接続されたエクスクルーシブオアゲー
ト82とを有し、Dフリップフロップ80のQ出力は、
エクスクルーシブオアゲート84およびアンドゲート8
6を介し出力される。また、エクスクルーシブオアゲー
ト82の1つ入力端にはDフリップフロップ80のQ出
力が入力され、エクスクルーシブオアゲート84の1つ
の入力端には、Dフリップフロップ60からの出力が入
力される。
【0024】そして、LSBのエクスクルーシブオアゲ
ート82およびアンドゲート86の他の入力端は、電源
にプルアップされている。また、LSB以外のビットの
エクスクルーシブオアゲート82およびアンドゲート8
6の他の入力端には、前段のビット出力、すなわち前段
のビットのアンドゲート86の出力が入力されている。
また、ダミービットのDフリップフロップ80のプリセ
ット端子(Lレベルの入力で「1」がプリセットされ
る)には、Dフリップフロップ60の出力が入力され
る。このため、Dフリップフロップ60の出力がLレベ
ルの場合(時定数を小さい方向に変更する場合)、ダミ
ービットのDフリップフロップ80はすべてH、すなわ
ち「1」にセットされ、ダミービットの3ビット目のア
ンドゲート86の出力もHになる。さらに、各ビットの
エクスクルーシブオアゲート84の1つの入力端には、
Lレベルの信号が供給される。従って、制御ビットにお
いては、フリップフロップ80のQ出力のHがアンドゲ
ート86およびエクスクルーシブオアゲート82を介し
キャリーとして伝達する。そして、この状態で、制御ビ
ットのフリップフロップ80にフリップフロップ58の
出力がクロックとして供給されるため、制御ビットは通
常の2ビットのアップカウンタとして動作する。
【0025】一方、Dフリップフロップ60の出力がH
レベルの場合(時定数を大きい方向に変更する場合)、
プリセット動作は行われないため、フリップフロップ8
0は、すべて通常の動作を行う。そして、各ビットのエ
クスクルーシブオアゲート84の1つの入力端には、H
レベルの信号が供給される。従って、すべてのビットに
おいて、フリップフロップ80のQ出力のLがエクスク
ルーシブオアゲート84のH、アンドゲート86のH出
力を介し、Dフリップフロップ80をLとするキャリー
として伝達する。そして、この状態で、制御ビットのフ
リップフロップ80にフリップフロップ58の出力がク
ロックとして供給されるため、制御ビットは通常のダウ
ンカウンタとして動作する。
【0026】ここで、カウントの状態を図7に示す。こ
のように、本実施例の時定数制御回路においては、アッ
プカウントの際に2ビットのカウンタとして動作し、ダ
ウンカウントの時に5ビットのカウンタとして動作す
る。このため、例えば無音状態から音声出力が大きくな
ったような場合(アタック時)には、2ビットのアップ
カウンタとして動作し、制御ビットの「1」「1」の出
力の際に、時定数を小さくする信号を出力する。一方、
音声出力が小さくなる場合(リカバリー時)には、5ビ
ットのダウンカウンタとして動作し、制御ビットの
「0」「0」の出力の際に時定数を大きくする信号を出
力する。このため、時定数の変化は、図8に示すよう
に、アタック時に早く、リカバリー時に緩やかに変化す
ることになる。
【0027】さらに、図9に示したのは、4ビットのカ
ウンタ(Q1〜Q4)からなる時定数制御回路の他の構
成例である。この例ではDフリップフロップ60の出力
は、他のDフリップフロップ90に入力される。そし
て、この2つのDフリップフロップ60および90のQ
出力はエクスクルーシブオアゲート92を介しさらに他
のDフリップフロップ94に入力される。そして、Dフ
リップフロップ60、90には同じクロックが入力さ
れ、Dフリップフロップ94には、同じクロックが反転
されて供給される。Dフリップフロップ60への入力信
号であるアップダウンを示す信号が、H→LまたはL→
Hのように変化した場合に2つのDフリップフロップ6
0、90の出力が異なり、エクスクルーシブオアゲート
92の出力がHとなり、これがDフリップフロップ94
にセットされる。従って、この回路によって、時定数制
御のためのアップ、ダウンカウントの変化(Dフリップ
フロップ60の出力の変化)を検出することができる。
【0028】そして、Dフリップフロップ94の反転Q
出力は反転してDフリップフロップ96、98のリセッ
ト端子に供給される。このため、Dフリップフロップ9
6、98は、Dフリップフロップの出力の状態が変化し
た場合にリセットされる。
【0029】一方、制御ビットは図6の構成例とその構
成が同一であるが、ダミービットは2ビットであり、キ
ャリーを伝達するアンドゲート86の出力経路にオアゲ
ート100が挿入配置されている。そして、このオアゲ
ート100の他の入力端には、上述したDフリップフロ
ップ96、98のQ出力がそれぞれ入力されている。従
って、Dフリップフロップ96、98の出力がHレベル
であれば、オアゲート100はアンドゲート86の出力
の如何にかかわらずHを出力する。従って、Dフリップ
フロップ96、98にHをセットすることによって、2
ビットのダミービットを不動作にすることができる。
【0030】Dフリップフロップ96のD入力端子は、
Hにプルアップされており、Dフリップフロップ98の
D入力端子には、Dフリップフロップ96のQ出力が入
力されている。また、Dフリップフロップ96、98の
クロック入力端子には、Dフリップフロップ80と同一
のクロック信号が、インバータ102、ナンドゲート1
04、インバータ106を介し供給される。そして、ナ
ンドゲート104の他の入力端には、制御ビットのMS
Bのアンドゲート86の出力が入力される。このため、
制御ビットのMSBからのキャリーがHであるときに、
ナンドゲート104は、Lを出力し、Dフリップフロッ
プにクロックを供給することができる。従って、制御ビ
ットのMSBからキャリーが出たときにDフリップフロ
ップ96、98はデータを取り込む。
【0031】このようにして、カウンタがアップカウン
タとして機能しているときに、制御ビットが「1」
「1」からオーバーフローした時に、Dフリップフロッ
プ96、98が順次セットされる。そして、これによっ
て、ダミービットが1つずつ減少する。従って、この回
路によって、アップカウントが続いた時にダミービット
が順次減少する。一方、カウンタがダウンカウンタとし
て機能しているときに、制御ビットが「0」「0」から
オーバーフローした時に、Dフリップフロップ96、9
8のセットが順次解除される。そして、これによって、
ダミービットが1つずつ増加する。従って、この回路に
よって、ダウンカウントが続いた時にダミービットが順
次増加する。
【0032】このカウントの状態を図10に示す。そこ
で、アタック時およびリカバリー時の時定数の変化は、
図11に示すように、徐々に応答が早くなる。従って、
同一の状態が続く時に応答を徐々に早くすることがで
き、聴感に対する違和感を少なくすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るA/
D変換器によれば、可変積分回路の時定数を入力信号が
変化のない状態から変化の大きな状態に変化する場合に
は、速やかに変更し、反対に入力信号が変化の大きな状
態から変化の少ない状態に変化した場合には緩やかに変
更する。これによって、本発明のA/D変換器を用いた
遅延回路によれば、アタック時には、時定数を速やかに
変更し、高音がカットされるのを防止でき、リカバリー
時には、徐々に高音をカットして、聴感上の違和感を最
低限に抑制することができる。さらに、同一の状態が続
く時に、時定数の応答を徐々に早くすることにより、聴
感に対する違和感をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御部全体の構成を示すブロック図である。
【図2】制御部のLPFおよび全波整流部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】カウンタ50の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】カウンタ50の構成の他の例を示すブロック図
である。
【図5】カウンタ50のカウント状態を示す説明図であ
る。
【図6】時定数制御回路の一例の構成を示すブロック図
である。
【図7】時定数制御回路内のフリップフロップの状態を
示す説明図である。
【図8】時定数の変化状態を示す説明図である。
【図9】時定数制御回路の他の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】時定数制御回路内のフリップフロップの状態
を示す説明図である。
【図11】時定数の変化状態を示す説明図である。
【図12】遅延回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図13】A/D変換器の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
30 LPF 32 全波整流回路 34 可変積分回路 62 時定数制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を量子化しパルス信号列の
    形態の信号を出力する量子化回路と、 この量子化回路の出力を任意の時定数で積分する可変積
    分回路と、 入力アナログ信号と可変積分回路の出力を加算し、その
    出力を上記量子化回路に供給する加算回路と、 入力信号の変化が大きくなる方向にあるか、または変化
    が小さくなる方向にあるかを検出する変化方向検出手段
    と、 変化方向が小さくなる方向である場合に比べ、変化方向
    が大きくなる方向である場合に、時定数の変更速度が大
    きくなるように制御する時定数制御手段と、 を有することを特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のA/D変換器において、 上記時定数制御手段は、同一の変化方向が継続する場合
    に、変更速度が順次大きくなるように変更することを特
    徴とするA/D変換器。
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