JP2001026502A - 歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤 - Google Patents

歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤

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JP2001026502A
JP2001026502A JP11198013A JP19801399A JP2001026502A JP 2001026502 A JP2001026502 A JP 2001026502A JP 11198013 A JP11198013 A JP 11198013A JP 19801399 A JP19801399 A JP 19801399A JP 2001026502 A JP2001026502 A JP 2001026502A
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slime
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dental
dental medical
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Yoshinori Kamatsuchi
良則 釜土
Toshihide Takeda
俊秀 武田
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、配管径の狭い歯科用医療機器
排水路に発生する雑菌の繁殖を抑え、ヌメリを防除する
ことによりヌメリから発生する悪臭の発生を防止するこ
とができ、かつ排水路配管等の材質を腐食・変色させる
ことがないヌメリ防除剤を提供すること。 【解決手段】 5−クロロ−2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オン等の抗菌剤を含み、かつ25℃におけ
る粘度が3cp(0.003Pa・s)〜2000cp
(2.0Pa・s)であり、実質的に中性の液状薬剤か
らなるヌメリ防除剤を、スピットン、排唾器並びにこれ
らに連結する配管及び貯留部を含む排水路に流し込む。
液状薬剤の粘度調整には、平均分子量300〜2000
0のポリエチレングリコールを用いることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科医療機器排水
路に使用され、細菌や真菌の繁殖によるヌメリを抑える
ことにより、上記排水路、特にスピットン部分から発生
する異臭・悪臭の発生を抑えることができるヌメリ防除
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科医療機器(ユニット)は、口濯ぎや排
唾用のスピットン部分やバキュームラインなどの排水路
を有し、患者の口内から排出される唾液や血液、補綴材
料カスがこれらの排水路を通じて排出されている。
【0003】しかし、排出された唾液、痰、血液や補綴
材料カスを栄養として微生物が繁殖し、それらを腐敗さ
せる結果、排水路内に有機系付着物(ヌメリ)が生じ、悪
臭が発生する。このヌメリから発生する悪臭は治療を受
ける患者にとって不快であるばかりでなく、時にはヌメ
リが排水路の流量を低下させるなどのトラブルを引き起
こす。また、これらヌメリは病原菌を含む雑菌の温床と
なっており、歯科医療現場であることを考えると問題で
あった。
【0004】このヌメリは一般家庭の台所などで見られ
るヌメリと成分が類似しているが、歯科用医療機器排水
路は構造が複雑であり、通常閉鎖系であることからして
容易に洗浄が行えない構造となっている。
【0005】そのため、排水パイプにイオン化装置を設
置し、一種の電解水を生成させそれで殺菌を行う方法
(特開平03−12154号公報及び特開平05−31
7341号公報)や、排水貯留部を設けそこにオゾンを
導入する方法(実開昭62−72197号公報)や、殺
菌灯を設置する方法(実開平05−48915号公報)
などが提案されているが、歯科用医療機器はコンパクト
かつ緻密に設計されており、これらを既存の機器に対し
て増設することは難しい。
【0006】また、洗浄剤として顆粒状の過炭酸ナトリ
ウムを主剤とし顆粒状の炭酸水素ナトリウムを助剤とす
る薬剤(特開平10−8189号公報)が提案されてい
る。しかし、歯科用医療機器排水路は管径が細いことが
多く、かかる薬剤自体が閉塞の原因となる場合があっ
た。
【0007】さらに、スピットン系排水路などには、ア
クリル樹脂、アルミニウム、黄銅等が使用され、クロム
メッキや錫メッキの他、特殊塗装が施されている場合も
あり、一般家庭台所に使用されている液体漂白洗浄剤
(次亜塩素酸ナトリウム系洗浄剤や過酸化水素系洗浄剤)
では、配水管等に腐食や変色を生じさせるおそれがあっ
た。
【0008】
【発明が解決しようする課題】本発明の課題は、簡単な
操作で、配管径の狭い歯科用医療機器排水路に発生する
雑菌の繁殖を抑え、ヌメリを防除することによりヌメリ
から発生する悪臭の発生を防止することができ、かつ排
水路配管等の材質を腐食・変色させることがないヌメリ
防除剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究し、例えば塩素系洗浄剤のよ
うに薬剤による分解洗浄をおこなわなくても、液状薬剤
に適度な粘度を持たせることにより、薬剤の排水路壁面
への展着性と分散性を確保し、液状薬剤に含まれる抗菌
剤を排水路内周面に均一に行き渡らせ、顕在菌の繁殖を
効率的に抑制することにより、結果的にスピットン部分
から発生する臭いを抑制することができることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、抗菌剤を含み、かつ2
5℃における粘度が3cp(0.003Pa・s)〜2
000cp(2.0Pa・s)である液状薬剤からなる
ことを特徴とする歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤
(請求項1)や、歯科医療機器排水路が、スピットン、
排唾器並びにこれらに連結する配管及び貯留部を含む排
水路であることを特徴とする請求項1記載の歯科医療機
器排水路用ヌメリ防除剤(請求項2)や、薬剤が、平均
分子量300〜20000のポリエチレングリコールを
含有することを特徴とする請求項1又は2記載の歯科医
療機器排水路用ヌメリ防除剤(請求項3)や、薬剤が、
微酸性からほぼ中性のpHを有することを特徴とする請
求項1〜3のいずれか記載の歯科医療機器排水路用ヌメ
リ防除剤(請求項4)に関する。
【0011】また本発明は、抗菌剤として、2−n−オ
クチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−ブロモ−2−
ニトロプロパン−1,3−ジオール、2,2,4'−ト
リクロロー2'−ヒドロキシジフェニル、ヘキサデシル
ピリジニウムクロライド、ヘキサデシルピリジニウムブ
ロマイド、ジイソブチルフェノキシエトキシジメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド、ベンズアンモニウムク
ロライド、1,2−ベンズイソチアゾロン−3、N−n
−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾロン−3、3,
4,4'−トリクロロカルバニリド、ビスジメチルチオ
カーバモイルジスルフィド、1−1'−(ヘキサメチレ
ンビス[5−(4−クロロフェニル)ビグアニド])ジ
グルコネート、ビス(p−クロロフェニルジグアニド)
ヘキサンジヒドロクロライド、ポリ(ヘキサメチレン
ビグアニド)ヒドロクロライド、ピリジンチオール−1
−オキサイドナトリウム塩、ジンクビス(2−ピリジル
チオ−1−オキサイド)から選ばれる1種又は2種以上
を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載
の歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤(請求項5)に関
する。
【0012】さらに本発明は、請求項1〜5のいずれか
記載の歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤を排水路に流
し込み、その後に水を流すことを特徴とするヌメリ防除
方法(請求項6)に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の歯科医療機器排水路用ヌ
メリ防除剤は、適切な粘性、すなわち、25℃における
粘度が3cp(0.003Pa・s)〜2000cp
(2.0Pa・s)である液状薬剤からなることを特徴
とする。薬剤の最適な粘度は、使用される歯科用医療機
器、使い方、使用時期、使用地域によって異なるが、2
5℃における粘度が3cp(0.003Pa・s)〜2
000cp(2.0Pa・s)望ましくは5cp(0.
005Pa・s)〜1000cp(1.0Pa・s)さ
らに望ましくは15cp(0.015Pa・s)〜40
0cp(0.4Pa・s)であれば、薬剤の排水路壁面
への展着性と分散性を確保することができ、液状薬剤に
含まれる抗菌剤を排水路内周面に均一に行き渡らせ、顕
在菌の繁殖を効率的に抑制することができ、結果的にス
ピットン部分から発生する臭いを抑制することができ
る。
【0014】薬剤の粘度が3cp(0.003Pa・
s)より低いと、薬剤中の抗菌剤が排水路壁面に展着す
る前に流れ去ってしまうし、粘度が2000cp(2.
0Pa・s)より高いと薬剤が排水路の隅々にまで行き
届かないだけでなく、極端に高いと閉塞の原因にもなり
好ましくない。
【0015】例えば、一般的な歯科用医療機器のスピッ
トン部分に50mLの薬剤を流し、1〜2分後に水10
0mLを流すといった場合を考えると、歯科用医療機器
排水路はあらかじめ濡れているため、薬剤の25℃にお
ける粘度が3cp未満の場合、薬剤が排水路側面に展着
しないでそのまま流れ去ってしまう。逆に2000cp
を越える場合には、流動性が悪く、スピットン部分やそ
の僅か先の部分までしか薬剤が展着していかない。さら
に粘度が高くなるとスピットンに設置された金網(スト
レーナー)やゴミ流入防止用の小孔を通り抜けることが
出来なくなり、補綴材料カスなどがある場合には閉塞を
起こしてしまう。極端に粘度が高くなると、全く流動性
がなくなってしまい、後から水を軽く流しただけではこ
れらの水と混和すらしなくなってしまう。
【0016】薬剤に適切な粘性を付与するために、通
常、増粘剤が使用される。かかる増粘剤としては、セル
ロース系、ポリカルボン酸系、ポリアミノ酸系、ポリビ
ニルアルコール系などの増粘剤も使用することができる
が、溶解時のpH、安定性の他、洗浄効果を妨げないな
どの理由から、ポリエチレングリコールが望ましい。そ
の中でも水に対する溶解性や水溶解時の粘度及び原料保
管時吸湿性からして、その平均分子量が300〜200
00望ましくは4000〜8000のポリエチレングリ
コールが使いやすい。
【0017】本発明における歯科医療機器排水路として
は、歯科用医療機器の排水路であればどのような排水路
でも特に制限されるものではなく、例えば、スピット
ン、排唾器や、これらに連結する配管及び貯留部を含む
排水路を具体的に挙げることができる。
【0018】本発明の歯科医療機器排水路用ヌメリ防除
剤に用いられる抗菌剤としては、一般的な家庭の台所な
どに顕在する雑菌に対し効果の高い抗菌剤として知られ
ているものであればどのようなものでもよいが、配水管
等に腐食や変色を生じさせるおそれがある液体漂白洗浄
剤(次亜塩素酸ナトリウム系洗浄剤や過酸化水素系洗浄
剤)は好ましくない。また、医療機器周辺に病原微生物
が存在する可能性がある場合には、本発明に用いられる
抗菌剤に、病原微生物に対する著効な殺菌剤及び抗生物
質や抗ウイルス剤などを別途添加することも出来る。
【0019】本発明において、好ましく使用される抗菌
剤としては、具体的に、2−n−オクチル−4−イソチ
アゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イ
ソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−
1,3−ジオール、2,2,4'−トリクロロー2'−ヒ
ドロキシジフェニル、ヘキサデシルピリジニウムクロラ
イド、ヘキサデシルピリジニウムブロマイド、ジイソブ
チルフェノキシエトキシジメチルベンジルアンモニウム
クロライド、ベンズアンモニウムクロライド、1,2−
ベンズイソチアゾロン−3、N−n−ブチル−1,2−
ベンズイソチアゾロン−3、3,4,4'−トリクロロ
カルバニリド、ビスジメチルチオカーバモイルジスルフ
ィド、1−1'−(ヘキサメチレンビス[5−(4−ク
ロロフェニル)ビグアニド])ジグルコネート、ビス
(p−クロロフェニルジグアニド)ヘキサンジヒドロク
ロライド、ポリ(ヘキサメチレン ビグアニド)ヒドロ
クロライド、ピリジンチオール−1−オキサイドナトリ
ウム塩、ジンクビス(2−ピリジルチオ−1−オキサイ
ド)等を例示することができ、これら抗菌剤は1種単独
で、あるいは2種以上併用して用いることができる。
【0020】本発明における液状薬剤は、実質的に中
性、すなわち微酸性からほぼ中性のpH値を有するもの
が好ましく、かかる実質的に中性の薬剤を使用すること
により、排水路に使用されている配管等の材質を腐食さ
せたり、変色させたりすることがない。
【0021】また、本発明における液状薬剤には、洗浄
成分としての界面活性剤を添加することもできる。用い
られる界面活性剤は特に限定されないが、PO(プロピレ
ンオキサイド)&EO(エチレンオキサイド)ブロックポ
リマー系、PO&EOアルキルエーテル系、高級アルコール
系、POE(ポリオキシエチレン)アルキルエーテル燐酸
系などを用いることが出来る。さらに必要に応じて、例
えばベンゾトリアゾールなどの腐食防止剤、香料、色
素、キレート剤、消泡剤などを添加することもできる。
【0022】上記本発明に係る歯科医療機器排水路用ヌ
メリ防除剤の使用方法としては、歯科用医療機器の種
類、その使い方、使用時期、使用地域等に応じた適切な
方法を適宜選択することができるが、歯科医療機器排水
路用ヌメリ防除剤は、通常、歯科医療現場に於いて一日
の終業後に使用され、また、日々の作業となるため、特
殊な作業・操作を必要としない、なるべく簡便な方法が
望ましい。具体的には、上記ヌメリ防除剤を歯科医療機
器排水路に流し込み、その後に水を流すという簡便な方
法を例示することができる。かかる本発明のヌメリ防除
方法によると、計量カップで一定量を注ぎ入れ、後から
軽く水を流すことによりヌメリを防除できるので、作業
者の手を特別煩わすことがない。
【0023】本発明のヌメリ防除剤は、例えば次亜塩素
酸ナトリウム系洗浄剤のように、既に付着しているヌメ
リを一度に瞬間的に分解洗浄する働きはないが、細菌の
繁殖を抑制し新たなるヌメリの発生を抑えるので、薬剤
の持つ界面活性剤の働きと相まって、既に存在するヌメ
リを徐々に洗い流し、排水流路内にあるヌメリを徐々に
ではあるが除去することができる。なお、歯科医療現場
における終業時刻は夕刻から宵の口であり、それから明
朝の始業時までかなりの時間があり、次亜塩素酸ナトリ
ウム系洗浄剤のような即効性は実用上必ずしも必要とさ
れるものではない。また、使用初期の付着物や雑菌が多
い場合には、使用量を通常使用量の2〜3倍量を使用す
ることも出来る。また、使用初期等、必要に応じて次亜
塩素酸ナトリウム系洗浄剤などその他の洗浄剤を用いる
こともできる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて具体的に本発明の説明
を行うが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。また実施例において、%で表記してあるものは特
に断りがない限り重量%を示す。
【0025】実施例1 抗菌剤として、5−クロロ−2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−
3−オンを合わせて0.1%、及び2−ブロモ−2−ニ
トロプロパン−1,3−ジオール1.0%を含み、ポリ
エチレングリコール(日本油脂株式会社製「#6000
P」)30%と、その他非ノニルフェノール系界面活性
剤、香料、色素とを含む歯科医療機器排水路用ヌメリ防
除剤(以下「薬剤A」という)を調製した。
【0026】実施例2 実施例1における抗菌剤のうち、2−ブロモ−2−ニト
ロプロパン−1,3−ジオールに代えてヘキサデシルピ
リジニウムクロライドを用いる他は実施例1と同様にし
て、歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤(以下「薬剤
B」という)を調製した。
【0027】実施例3 上記薬剤A及び薬剤Bの他、比較薬剤として、表示成分
が次亜塩素酸ナトリウム及び界面活性剤(アルキルエー
テル硫酸エステルナトリウム)である家庭用塩素系洗浄
剤を用い、25℃における薬剤粘度、25℃における薬
剤及び20%希釈時のpH、25℃における20%希釈
品による各種材質に対する腐食性、及び同一歯科医院に
おける1週間の実地試験を行った。それぞれの結果を表
1〜4に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【発明の効果】本発明によると、適度な粘度を持った抗
菌剤を含む薬剤を用いることによって、簡単な操作で、
配管径の狭い歯科用医療機器排水路に発生する雑菌の繁
殖を抑え、ヌメリを防除することによりヌメリから発生
する悪臭の発生を防止することができ、かつ排水路配管
等の材質を腐食・変色させることがない。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C058 AA13 BB07 CC05 CC08 JJ08 4H011 AA02 AA05 BA01 BB03 BB04 BB09 BB10 BB11 BC19 DA14 DD01 DG07 DG16 DH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌剤を含み、かつ25℃における粘度
    が3cp(0.003Pa・s)〜2000cp(2.
    0Pa・s)である液状薬剤からなることを特徴とする
    歯科医療機器排水路用ヌメリ防除剤。
  2. 【請求項2】 歯科医療機器排水路が、スピットン、排
    唾器並びにこれらに連結する配管及び貯留部を含む排水
    路であることを特徴とする請求項1記載の歯科医療機器
    排水路用ヌメリ防除剤。
  3. 【請求項3】 薬剤が、平均分子量300〜20000
    のポリエチレングリコールを含有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の歯科医療機器排水路用ヌメリ防除
    剤。
  4. 【請求項4】 薬剤が、微酸性からほぼ中性のpHを有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の歯
    科医療機器排水路用ヌメリ防除剤。
  5. 【請求項5】 抗菌剤として、2−n−オクチル−4−
    イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−
    4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソ
    チアゾリン−3−オン、2−ブロモ−2−ニトロプロパ
    ン−1,3−ジオール、2,2,4'−トリクロロー2'
    −ヒドロキシジフェニル、ヘキサデシルピリジニウムク
    ロライド、ヘキサデシルピリジニウムブロマイド、ジイ
    ソブチルフェノキシエトキシジメチルベンジルアンモニ
    ウムクロライド、ベンズアンモニウムクロライド、1,
    2−ベンズイソチアゾロン−3、N−n−ブチル−1,
    2−ベンズイソチアゾロン−3、3,4,4'−トリク
    ロロカルバニリド、ビスジメチルチオカーバモイルジス
    ルフィド、1−1'−(ヘキサメチレンビス[5−(4
    −クロロフェニル)ビグアニド])ジグルコネート、ビ
    ス(p−クロロフェニルジグアニド)ヘキサンジヒドロ
    クロライド、ポリ(ヘキサメチレン ビグアニド)ヒド
    ロクロライド、ピリジンチオール−1−オキサイドナト
    リウム塩、ジンクビス(2−ピリジルチオ−1−オキサ
    イド)から選ばれる1種又は2種以上を用いることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか記載の歯科医療機器排
    水路用ヌメリ防除剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか記載の歯科医療
    機器排水路用ヌメリ防除剤を排水路に流し込み、その後
    に水を流すことを特徴とするヌメリ防除方法。
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