JP2001025412A - 化粧板及びこれを用いた基台 - Google Patents

化粧板及びこれを用いた基台

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JP2001025412A
JP2001025412A JP11198936A JP19893699A JP2001025412A JP 2001025412 A JP2001025412 A JP 2001025412A JP 11198936 A JP11198936 A JP 11198936A JP 19893699 A JP19893699 A JP 19893699A JP 2001025412 A JP2001025412 A JP 2001025412A
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Japan
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decorative
sheet
plate
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thermoplastic sheet
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JP11198936A
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English (en)
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Hironori Matsubara
広典 松原
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属板や木板などの基板の表面から容易に剥
がすことのできる,基板に貼着する化粧板,及びこれを
用いた再生容易な基台を提供すること。 【解決手段】 基板4の表面41に貼着する化粧板1。
化粧板1は,化粧シート2と化粧シート2の裏側面22
に一体的に設けられ基板4に貼着する熱可塑性シート3
とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,机,テーブルにおける天板など
の基板の表面に貼着する化粧板,及びこれを用いた基台
に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,金属製又は木製の天板に化粧シ
ートを貼着した机やテーブル等の基台がある。上記化粧
シート92は,図4に示すごとく,上記基台の天板94
の表面941に接着剤を介して貼着してある。これによ
り,上記机等の機能性,意匠性等を向上させている。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記基台の使
用において最も汚れや傷が発生し易いのは,天板の表
面,つまり上記化粧シート92である。一方,その他の
部分は,比較的耐久性があり,また,多少の汚れや傷等
が発生しても使用には影響しない。そのため,上記基台
は,上記化粧シート92の汚れや傷等が激しくなること
により,使用に耐えられなくなる場合が多い。従って,
このような場合には,他の部分の状態がよくても,上記
基台を廃棄せざるを得ない。かかる事態は,資源の浪費
であり,また,近年のゴミ問題を深刻化させる一因とも
なる。
【0004】そこで,上記化粧シート92を上記天板か
ら剥がして,新たな化粧シート92を貼り直すことによ
り,上記基台を再生して繰り返し使用する手段が考えら
れる。ところが,上記化粧シート92は,上述のごと
く,金属板,木板等からなる上記天板94の表面941
に接着剤を介して直接,強固に貼着してある(図4)。
そのため,上記化粧シート92を上記天板94の表面9
41から剥がすことは困難である。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,金属板や木板などの基板の表面から容易
に剥がすことのできる,基板に貼着する化粧板,及びこ
れを用いた再生容易な基台を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,化粧シー
トと該化粧シートの裏側面に一体的に設けられた熱可塑
性シートとよりなることを特徴とする化粧板にある。な
お,上記熱可塑性シートは,例えば熱圧着により上記化
粧シートに対して一体的に設けられている。上記化粧板
は,例えば,金属製,木製等の基板に上記裏紙を貼着し
て用いる。また,上記基板としては,例えば,机,テー
ブル等の基台の天板,或いは壁板等がある。
【0007】次に,本発明の作用効果につき説明する。
まず,上記化粧板を基板に貼着する際には,上記基板の
表面に,例えば接着剤により上記熱可塑性シートの部分
を貼着する。そして,使用によって上記化粧板の表面に
汚れ,傷等が発生し,これを貼り替える際には,アイロ
ン等を用いて上記熱可塑性シートを加熱して上記化粧板
を基板から剥がす(図3参照)。
【0008】上記化粧板は,上述のごとく,上記化粧シ
ートの裏側面に熱可塑性シートを有してなる。上記化粧
板を上記基板に貼着した状態においては,上記化粧シー
トと上記基板との間に,上記熱可塑性シートが介在して
いる。該熱可塑性シートは,加熱することにより軟化す
る。
【0009】そのため,上記熱可塑性シートを加熱して
軟化させることにより,該熱可塑性シートと上記化粧シ
ートとを容易に分離させることができる。従って,上記
熱可塑性シートを加熱することにより,上記化粧板を上
記基板から容易に剥がすことができる。また,その後
は,上記基板上に残留した熱可塑性シートを,再度加熱
することにより除去し,再び新品の化粧板を上記のごと
く貼着する。なお,上記熱可塑性シートとしては,ポリ
エチレンテレフタレート,ポリプロピレン,ポリエチレ
ン等がある。また,上記剥離の際に加熱する温度は,通
常140〜230℃である。
【0010】以上のごとく,本発明によれば,金属板や
木板などの基板の表面から容易に剥がすことのできる,
基板に貼着する化粧板を提供することができる。
【0011】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記化粧シートは樹脂化粧板であり,上記熱可塑性シート
はポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。
上記樹脂化粧板は耐熱性に優れ,上記ポリエチレンテレ
フタレートは加熱することにより確実に軟化する。
【0012】そのため,上記化粧板を基板から剥離する
とき,加熱によってポリエチレンテレフタレートである
上記熱可塑性シートのみを軟化し,上記化粧板を基板か
ら確実に剥がすことができる。また,上記化粧シートと
して樹脂化粧板を用いているので,耐熱性,耐久性に優
れている。また,上記熱可塑性シートはポリエチレンテ
レフタレートであるため,軟化温度が高く耐熱性の点で
優れている。
【0013】なお,上記樹脂化粧板とは,基材の上に,
樹脂が含浸したパターン層が形成されてなる積層板であ
る。上記基材としては,例えば,合板,木板,フェノー
ル樹脂含浸コア紙を積層したものを使用できる。また,
上記パターン層としては,メラミン樹脂,フェノール樹
脂,ジアリルフタレート樹脂から選ばれる少なくとも1
種以上の熱硬化性樹脂を含浸させた紙を使用できる。更
に,上記パターン層の上にオーバーレイ層を形成するこ
ともできる。該オーバーレイ層は,灰分が1%以下の透
明紙に上記熱硬化性樹脂を含浸させたものからなる。
【0014】次に,請求項3に記載の発明のように,天
板に化粧板を貼着してなる基台であって,上記化粧板
は,化粧シートの裏側面に一体的に設けた熱可塑性シー
トの部分を天板に貼着してなることを特徴とする基台が
ある。
【0015】なお,上記化粧シートと上記熱可塑性シー
トとは,例えば熱圧着によって一体化されることにより
化粧板を形成している。そして,該化粧板は,上記天板
に対して,接着剤等を介して上記熱可塑性シートの部分
を貼着してある。また,上記基台としては,金属製,木
製等の天板を有する机やテーブルなどがある。
【0016】次に,本発明の基台の作用効果につき説明
する。上記化粧シートは,該化粧シートの裏側面に一体
的に設けた熱可塑性シートの部分を接着剤等を介して天
板に貼着してなる。そのため,上記化粧板を上記天板か
ら剥がす際には,上記熱可塑性シートを加熱することに
より,該熱可塑性シートを軟化させる。これにより,上
記化粧シートを上記基板から容易に剥がすことができ
る。
【0017】それ故,使用によって汚れや傷等が発生し
易い上記基台の天板の化粧シートを貼り替えることによ
り,天板以外には支障がない上記基台を容易に繰り返し
再生して使用することができる。なお,上記熱可塑性シ
ートとしては,ポリエチレンテレフタレート,ポリプロ
ピレン,ポリエチレン等がある。また,上記剥離の際に
加熱する温度は,通常140〜230℃である。以上の
ごとく,本発明によれば,化粧シートを容易に貼り替え
ることができ,繰り返し再生して使用することのできる
基台を提供することができる。
【0018】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記基台は天板がスチールにより作製され,上記化粧シー
トは樹脂化粧板であるスチール基台であることが好まし
い。これにより,耐久性,機能性,意匠性等に優れた基
台を得ることができる。また,この場合にも,上記基台
は,上記化粧シートを容易に貼り替えて,繰り返して使
用することができる。
【0019】なお,上記熱可塑性シートの少なくとも一
方の面は,コロナ放電処理により粗化処理されているこ
とが好ましい。これにより,上記熱可塑性シートを,上
記化粧シート或いは上記基板に,より確実に貼着するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかる化粧板及びこれを用いた基
台につき,図1〜図3を用いて説明する。本例の化粧板
1は,図1(A),(B)に示すごとく,金属製の基板
4の表面41に貼着して使用する。上記化粧板1は,図
1(A)に示すごとく,化粧シート2と該化粧シート2
の裏側面22に一体的に設けられ上記基板4に貼着する
熱可塑性シート3とよりなる。
【0021】上記化粧シート2は厚み約0.8mmのメ
ラミン化粧板である。また,上記熱可塑性シート3は厚
み約40μmのポリエチレンテレフタレートである。そ
して,上記熱可塑性シート3は,熱圧着により接着され
ている。なお,上記熱可塑性シート3の両面は,上記化
粧シート2及び基板4との密着性確保のためにコロナ放
電処理により粗化処理してある。
【0022】上記化粧板1は,図2に示す基台としての
スチール机5におけるスチール製の天板51に貼着して
使用されている。即ち,上記スチール机5は,図2に示
すごとく,金属製の天板51を有すると共に該天板51
には上記化粧板1を貼着してなる。なお,上記化粧シー
ト2は,上記基板4からなる上記天板51に上記熱可塑
性シート3の部分を,接着剤を介して貼着してある(図
3参照)。
【0023】上記化粧板1(図1(A))を基板4(図
1(B))に貼着する際には,上記基板4の表面41に
接着剤を介して,上記熱可塑性シート3の部分を貼着す
る。そして,使用によって上記化粧板1の表面に汚れ,
傷等が発生し,これを貼り替える際には,上記化粧板1
を以下に示すごとく貼り替える。
【0024】まず,上記基板4の表面41に貼着された
状態の化粧板1の,上面からアイロンを用いて約200
℃に加熱する。これにより,上記化粧板1の熱可塑性シ
ート3を軟化させる。次いで,図3に示すごとく,上記
化粧板1をその端部11を上方に引張ることにより,上
記基板4の表面41から引き剥がす。これにより,上記
化粧シート2が,軟化した上記熱可塑性シート3との間
の界面23から剥がれる(図3)。
【0025】上記化粧シート2を剥がし終わった後に
は,上記基板4の表面41には,上記熱可塑性シート3
が残留して付着している。この付着している熱可塑性シ
ート3は,再度200℃の熱をかけることにより除去す
る。次いで,新しい化粧板1を,上記熱可塑性シート3
の面を,接着剤を介して上記基板4の表面41に貼着す
る。以上により,上記化粧板1の貼り替えが完了し,上
記スチール机5が再生される。
【0026】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記化粧板1は,上述のごとく,上記化粧シート2の裏側
面22に熱可塑性シート3を有してなる(図1
(A))。即ち,上記化粧板1を上記基板4に貼着した
状態においては,上記化粧シート2と上記基板4との間
に,上記熱可塑性シート3が介在している(図3参
照)。
【0027】そのため,上記熱可塑性シート3を加熱し
て軟化させることにより,該熱可塑性シート3と上記化
粧シート2とを容易に分離させることができる(図
3)。これにより,上記化粧板1を上記基板4から容易
に剥がすことができる。
【0028】次に,上記化粧シート2はメラミン化粧板
であるため耐熱性に優れている。そして,上記熱可塑性
シート3はポリエチレンテレフタレートであるため,加
熱することにより確実に軟化する。そのため,上記化粧
板1を基板4から剥離するとき,加熱によってポリエチ
レンテレフタレートである上記熱可塑性シート3のみを
軟化し,上記化粧板1を基板4から確実に剥がすことが
できる。また,上記化粧シート2としてメラミン化粧板
を用いているので,耐熱性,耐久性に優れている。ま
た,上記熱可塑性シート3はポリエチレンテレフタレー
トであるため,軟化温度が高く耐熱性の点で優れてい
る。
【0029】また,上記スチール机5は,上記化粧板1
を天板51に貼着している。それ故,使用によって汚れ
や傷等が発生し易い天板51の化粧シート2を容易に貼
り替えることができる。そのため,天板51以外には支
障がない上記スチール机5を容易に繰り返し再生して使
用することができる。
【0030】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,金属板
や木板などの基板の表面から容易に剥がすことのでき
る,基板に貼着する化粧板,及びこれを用いた再生容易
な基台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,(A)化粧板,及び
(B)基板の部分斜視図。
【図2】実施形態例における,スチール机の斜視図。
【図3】実施形態例における,化粧板の剥がし方の説明
図。
【図4】従来例における,化粧シートを貼着した基板の
斜視図。
【符号の説明】
1...化粧板, 2...化粧シート, 22...裏側面, 3...熱可塑性シート, 4...基板, 41...表面, 5...スチール机, 51...天板,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧シートと該化粧シートの裏側面に一
    体的に設けられた熱可塑性シートとよりなることを特徴
    とする化粧板。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記化粧シートは樹
    脂化粧板であり,上記熱可塑性シートはポリエチレンテ
    レフタレートであることを特徴とする化粧板。
  3. 【請求項3】 天板に化粧板を貼着してなる基台であっ
    て,上記化粧板は,化粧シートの裏側面に一体的に設け
    た熱可塑性シートの部分を天板に貼着してなることを特
    徴とする基台。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記基台は天板がス
    チールにより作製され,上記化粧シートは樹脂化粧板で
    あるスチール基台であることを特徴とする基台。
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