JP2001024410A - アンテナ方向調整装置 - Google Patents

アンテナ方向調整装置

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JP2001024410A
JP2001024410A JP11196201A JP19620199A JP2001024410A JP 2001024410 A JP2001024410 A JP 2001024410A JP 11196201 A JP11196201 A JP 11196201A JP 19620199 A JP19620199 A JP 19620199A JP 2001024410 A JP2001024410 A JP 2001024410A
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JP
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antenna
support
pole
supporting
rotatably supported
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JP11196201A
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Inventor
Yuji Ajisawa
裕二 味澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作でアンテナ支持ポールを中心とした
円周方向方向への微調整が可能なアンテナ方向調整装置
を提供する。 【解決手段】アンテナ支持ポール2を中心に回動自在に
支承された第1のアンテナ支承手段3と、アンテナを支
承し、かつ前記第1のアンテナ支承手段3に対し回動自
在に支承された第2のアンテナ支承手段4とを少なくと
も有するアンテナ方向調整装置20において、第1のア
ンテナ支承手段3に独立してアンテナ支持ポール2を中
心に回動する回動プレート23を配設するとともに、こ
の回動プレート23をアンテナ支持ポール2を中心に回
動させる回動手段45を配設するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイポールアン
テナ、パラボラアンテナ等の各種のアンテナの方向を調
整するアンテナ方向調整装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイポールアンテナ、パラボラアンテナ
等の各種アンテナの受信感度には指向性があるので、電
波を良好に受信するためには、その方向を正確に調整す
る必要がある。
【0003】そこで、従来から、アンテナを設置する際
に、その方向を正確に調整するためのアンテナ方向調整
装置が提供されている。
【0004】図9は従来のアンテナ方向調整装置1を示
す一部破断概念斜視図である。
【0005】このアンテナ方向調整装置1は、アンテナ
支持ポール2に対し回動自在に支承された第1のアンテ
ナ支承手段3と、この第1のアンテナ支承手段3に対し
回動自在に支承された第2のアンテナ支承手段4と、前
記第1のアンテナ支承手段3に対する第2のアンテナ支
承手段4の位置決め調整を行うアンテナ方向制御手段5
とから構成されている。
【0006】なお、パラボラアンテナ、ダイポールアン
テナ等の各種アンテナは、上述した第2のアンテナ支承
手段4に固着され、また、上述したアンテナ支持ポール
2は図示せぬ建築物等の大型構造物の所定位置に位置決
め固定されている。
【0007】上述したアンテナ方向調整装置1のうち、
アンテナ支持ポール2に対し回動自在に支承された第1
のアンテナ支承手段3は、互いに相対向して配設され、
その間にアンテナ支持ポール2を挟持する一対のポール
支持プレート6、7と、該一対のポール支持プレート
6、7間に差し渡して配設された複数本の取付ボルト8
と、この各ボルト8の他端にそれぞれ螺合する図示せぬ
ナットからなり、このナットを締め付けることにより、
アンテナ支持ポール2を一対のポール支持プレート6、
7のガイド凹部9内に挟持し、そこに固定するように構
成されている。
【0008】このような、第1のアンテナ支承手段3に
よると、アンテナ支持ポール2を中心とする円周方向
(矢印A)へのポール支持プレート6、7の位置決め調
整を行うには、まず、一対のポール支持プレート6、7
に装着された複数本の取付ボルト8に螺合する複数のナ
ットを緩め、その後、一対のポール支持プレート6、7
をアンテナ支持ポール2を中心に円周方向(矢印A)へ
所定の回転角度回転させる。その後、上述した緩めたナ
ットを再び締め付けて、一対のポール支持プレート6、
7をアンテナ支持ポール2の所定位置に位置決め固定す
る作業を行い、これによりアンテナ支持ポール2を中心
とする第1のアンテナ支承手段3の円周方向(矢印A)
への位置決め調整(この場合は荒調整となる)を行うよ
うにしていた。
【0009】一方、この第1のアンテナ支承手段3に対
し回動自在に支承された前記第2のアンテナ支承手段4
は、第1のアンテナ支承手段3を構成する一対のポール
支持プレート6、7のうち、一方のポール支持プレート
6に対しボルトからなる軸10を中心に矢印Bのように
回動自在に支承された断面コの字形状のアンテナ支持金
具11からなり、図示せぬアンテナは、その一側面11
aにボルト12を介して固定されている。
【0010】なお、このアンテナ支持金具11の他側面
11bには、円弧形状の一対のガイド孔11cが形成さ
れ、この一対のガイド孔11c内には、当該アンテナ支
持金具11を第1のアンテナ支承手段3の一方のポール
支持プレート6に固着させるボルト13が嵌挿してい
る。
【0011】したがって、上述した構成の第2のアンテ
ナ支承手段4によると、ボルト13を緩めると、アンテ
ナ支持金具11が軸10を中心として矢印B方向へ回動
するので、これにより、アンテナ支持金具11の軸10
を中心とした矢印B方向への荒調整、すなわちアンテナ
の仰角の調整が行われることとなる。なお、このアンテ
ナ支持金具11の軸10を中心とした矢印B方向への荒
調整が終了すると、上述したボルト13を若干締付け
て、アンテナ支持金具11を第1のアンテナ支承手段3
の一方のポール支持プレート6に仮止めし、その後、次
に記載するアンテナ方向制御手段5によるアンテナ支持
金具11の微調整に移行する。
【0012】このアンテナ方向制御手段5は、アンテナ
支持金具11の他側面11bに回動不可能に固着された
支柱14と、この支柱14に、一端がその側方から嵌挿
し、かつこの支柱14に対し回動自在に支承された方向
調整ボルト15と、この方向調整ボルト15に螺合する
保持金具16とから構成されている。
【0013】なお、この保持金具16は、第1のアンテ
ナ支承手段3の一方のポール支持プレート6に形成され
た円弧形状のガイド孔6aの背面から嵌挿する図示せぬ
取付ボルに螺着し、当該保持金具16はポール支持プレ
ート6に固定される構造である。
【0014】このような、アンテナ方向制御手段5によ
ると、前述したアンテナ支持金具11の軸10を中心と
した矢印B方向への荒調整が終了した後、方向調整ボル
ト15を回転させて保持金具16を円弧形状のガイド孔
6aの所定位置まで移動させ、その後、円弧形状のガイ
ド孔6aの背面から嵌挿する図示せぬ取付ボルトを保持
金具16に螺合させて当該保持金具16を一方のポール
支持プレート6に仮止めする。
【0015】このように保持金具16をポール支持プレ
ート6に仮止めした後、さらに方向調整ボルト15を回
転させて、仮止めされた保持金具16と支柱14との間
の距離を微調整することにより、軸10を中心としたア
ンテナ支持金具11の矢印B方向への微調整を行う。
【0016】なお、アンテナ支持金具11が軸10を中
心として矢印B方向へ回転すると、方向調整ボルト15
は支柱14を中心に矢印C方向へ回転するので、その回
転に保持金具16の姿勢を追従させるべく、当該保持金
具16を円弧形状のガイド孔6aに沿って移動させる。
【0017】このように、アンテナ支持金具11の軸1
0を中心とした矢印B方向、すなわちアンテナの仰角に
対する微調整を終了させた後、円弧形状のガイド孔6a
の背面から嵌挿した図示せぬ取付ボルトを再び締付け、
保持金具16を確実に第1のアンテナ手段3の一方のポ
ール支持プレート6に固着し、さらにアンテナ支持金具
11を一方のポール支持プレート6に仮止めしたボルト
13を再び締付けて、当該アンテナ支持金具11を第1
のアンテナ支持手段3の一方のポール支持プレート6に
固定すると、アンテナの方向調整作業が終了する。
【0018】なお、図1で符号17は支柱14に対する
方向調整ボルト15の脱落を阻止する抜け止めナットで
ある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアンテナ方向調整装置1によると、第1のアンテナ
支承手段3の円周方向(矢印A)への位置決め調整を行
う場合は、複数本の取付ボルト8に螺合する図示せぬ複
数のナットを緩め、その後、一対のポール支持プレート
6、7をアンテナ支持ポール2を中心に円周方向(矢印
A)へ所定の回転角度回転させ、さらに緩めたナットを
再び締め付けて、一対のポール支持プレート6、7をア
ンテナ支持ポール2の所定位置に位置決め固定する作業
を行なわねばならないから、その位置決め調整が面倒で
あった。なお、取付ボルト8に螺合する図示せぬ複数の
ナットを緩めると一対のポール支持プレート6、7がア
ンテナ支持ポール2に沿って落下する虞がありそれを阻
止する作業も困難である。そして、なによりもアンテナ
支持ポール2を中心とする第1のアンテナ支承手段3の
円周方向(矢印A)への微調整ができない難点がある。
【0020】さらに、上述した従来のアンテナ方向調整
装置1によると、第1のアンテナ支承手段3に対する第
2のアンテナ支承手段4の位置決め調整、すなわちアン
テナの仰角の微調整を行うアンテナ方向制御手段5で
は、方向調整ボルト15を回転させて保持金具16を円
弧形状のガイド孔6aの所定位置まで移動させ、次に、
円弧形状のガイド孔6aの背面から嵌挿する図示せぬ取
付ボルトを保持金具16に螺合させて当該保持金具16
を一方のポール支持プレート6に仮止めし、さらにその
後、方向調整ボルト15を回転させて、仮止めされた保
持金具16と支柱14との間の距離を微調整することに
より、軸10を中心としたアンテナ支持金具11の矢印
B方向への微調整を行い、さらに保持金具16を確実に
第1のアンテナ支承手段3の一方のポール支持プレート
6に固着する作業を行わねばならなぬから、その調整作
業が著しく煩雑である難点があった。
【0021】上述した事情に鑑み、この発明の第1の目
的は、簡単な操作でアンテナ支持ポールを中心とした円
周方向方向への微調整が可能なアンテナ方向調整装置を
提供することにある。
【0022】また、この発明の第2の目的は、アンテナ
の仰角に対する微調整が容易なアンテナ方向調整装置を
提供することにある。
【0023】また、この発明の第3の目的は、簡単な操
作でアンテナ支持ポールを中心とした円周方向方向への
アンテナの微調整が可能であり、しかもアンテナの仰角
に対する微調整も容易なアンテナ方向調整装置を提供す
ることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため、第1の発明では、アンテナ支持ポールを中
心に回動自在に支承された第1のアンテナ支承手段と、
アンテナを支承し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に
対し回動自在に支承された第2のアンテナ支承手段とを
少なくとも有するアンテナ方向調整装置において、前記
第1のアンテナ支承手段は、互いに相対向し、その間に
前記アンテナ支持ポールを挟持する一対のポール支持プ
レートと、前記第2のアンテナ支承手段を回動自在に支
承するとともに、前記一対のポール支持プレートのうち
一方のポール支持プレートと対向し、その間に前記アン
テナ支持ポールを挟持する回動プレートと、該回動プレ
ートを前記アンテナ支持ポールを中心に回動させる回動
手段とを具えている。
【0025】また上述した第2の目的を達成するため、
第2の発明では、アンテナ支持ポールを中心に回動自在
に支承された第1のアンテナ支承手段と、アンテナを支
承し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に対し回動自在
に支承された第2のアンテナ支承手段と、前記第1のア
ンテナ支承手段に対する前記第2のアンテナ支承手段の
位置決め調整を行うアンテナ方向制御手段とを少なくと
も有するアンテナ方向調整装置において、前記アンテナ
方向制御手段は、前記第2のアンテナ支承手段に回動自
在に支承された支柱と、該支柱に一端が回動自在に係合
し、かつ該支柱を中心として回動自在に支承された方向
調整ボルトと、該方向調整ボルトに螺合し、前記第1の
アンテナ支承手段3に位置決め支承される保持金具とを
具えている。 また上述した第3の目的を達成するた
め、この第3の発明では、アンテナ支持ポールを中心に
回動自在に支承された第1のアンテナ支承手段と、アン
テナを支承し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に対し
回動自在に支承された第2のアンテナ支承手段と、前記
第1のアンテナ支承手段に対する前記第2のアンテナ支
承手段の位置決め調整を行うアンテナ方向制御手段とを
少なくとも有するアンテナ方向調整装置において、前記
第1のアンテナ支承手段は、互いに相対向し、その間に
前記アンテナ支持ポールを挟持する一対のポール支持プ
レートと、前記第2のアンテナ支承手段を回動自在に支
承するとともに、前記一対のポール支持プレートのうち
一方のポール支持プレートと対向し、その間に前記アン
テナ支持ポールを挟持するた回動プレートと、該回動プ
レートを前記アンテナ支持ポールを中心に回動させる回
動手段とからなり、前記アンテナ方向制御手段は、前記
第2のアンテナ支承手段に回動自在に支承された支柱
と、該支柱に一端が回動自在に係合し、かつ該支柱を中
心として回動自在に支承された方向調整ボルトと、該方
向調整ボルトに螺合し、前記第1のアンテナ支承手段3
に位置決め支承される保持金具とを具えている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明に関わるアンテナ
方向調整装置の一実施例を詳述する。
【0027】図1はこの発明に係わるアンテナ方向調整
装置20を示す一部破断概念斜視図で、図9と同一部分
を同一符号で示す。
【0028】このアンテナ方向調整装置20も、従来と
同様にアンテナ支持ポール2に対し回動自在に支承され
た第1のアンテナ支承手段3と、この第1のアンテナ支
承手段3に対し回動自在に支承された第2のアンテナ支
承手段4と、前記第1のアンテナ支承手段3に対する第
2のアンテナ支承手段4の位置決め調整を行うアンテナ
方向制御手段5とから構成されている。
【0029】なお、パラボラアンテナ、ダイポールアン
テナ等の各種アンテナも、従来と同様に上述した第2の
アンテナ支承手段4に固着され、また、上述したアンテ
ナ支持ポール2は建築物等の大型構造物の所定位置に位
置決め固定されている。
【0030】上述した本願発明に係わるアンテナ方向調
整装置20のうち、アンテナ支持ポール2に対し回動自
在に支承された第1のアンテナ支承手段3は、互いに相
対向して配設され、その間に前記アンテナ支持ポール2
を挟持する一対のポール支持プレート21、22と、こ
の一対のポール支持プレートの21、22のうち一方の
ポール支持プレート22に対向して配設された回動プレ
ート23とから構成されている。
【0031】このうち、一方のポール支持プレート22
は、大きな面積を有する第1プレート22aと、その下
方に隣接して配設された第2プレート22b、第3プレ
ート22cとから構成され、また他方のポール支持プレ
ート21は、略同一面積を有し、互いに隣接して配設さ
れた第1および第2のプレート21a、21bとにより
構成されている。
【0032】この一対のポール支持プレート21、22
のうち、第2プレート22b、第3プレート22cと第
1および第2のプレート21a、21bとの間には、当
該第2プレート22b、第3プレート22cと第1およ
び第2のプレート21a、21bとの間に差し渡して複
数本の取付ボルト8が配設され、この各ボルト8にそれ
ぞれ螺合する図示せぬナットを締め付けることにより、
アンテナ支持ポール2を第2プレート22b、第3プレ
ート22cと第1および第2のプレート21a、21b
との間に挟持し、そこに固定されている。
【0033】なお、この実施例では複数本の取付ボルト
8に螺合した図示せぬナットの緩めることにより、アン
テナ支持ポール2を中心とする一対のポール支持プレー
ト21、22の円周方向(矢印A)への荒調整が行われ
る。
【0034】一方、前記他方のポール支持プレート21
とは別体に構成された回動プレート23は、一方のポー
ル支持プレート22のうち、面積の大きい第1プレート
22aに相対向し、その間にアンテナ支持ポール2を挟
持するように配設されている。
【0035】また、この回動プレート23と第1プレー
ト22aとの間にも複数本の取付ボルト24が差し渡さ
れて配設され、この各ボルト24にそれぞれ螺合する図
示せぬナットを締め付けることにより、アンテナ支持ポ
ール2を回動プレート23と第1プレート22aとの間
に挟持し、そこに固定するようにしている。
【0036】一方、このアンテナ支持ポール2と回動プ
レート23との間には前述した複数本の取付ボルト24
の他に、当該回動プレート23をアンテナ支持ポール2
を中心に、その円周方向へ回動させる回動手段45が配
設されている。
【0037】この回動手段45は回転角度調整用ボルト
25からなり、この回転角度調整用ボルト25の先端2
5aのうち、回動プレート23に形成された切り欠孔2
3a内に嵌挿し、そこから突出した部分には係合用の座
金26の他にロック用のダブルナット27、28が螺合
している。
【0038】このような、回転角度調整用ボルト25に
よる回動プレート23の回転角度調整は、まずアンテナ
支持ポール2を中心とする第1のアンテナ支承手段3の
円周方向(矢印A)への荒調整を行なった後、回動プレ
ート23と第1プレート22aとの間に配設された取付
ボルト24に螺合する図示せぬナットを緩める。
【0039】その際、一対のポール支持プレート21、
22を互いに締結する複数本の取付ボルト8に螺合した
図示せぬナットのは緩めないので、他方のポール支持プ
レート21を構成する第1プレート21a、第2プレー
ト21bおよび一方のポール支持プレート22を構成す
る第2プレート22b、第3プレート22cはアンテナ
支持ポール2を挟持固定した状態を維持する。したがっ
て取付ボルト24に螺合するナットを緩めても、回動プ
レート23は下方へ落下することはなく、その作業は簡
単である。
【0040】この状態で、回転角度調整用ボルト25を
一方向へ回転させて、その間の回動プレート23と第2
プレート22bとの間の距離を縮めると、回動プレート
23は徐々にアンテナ支持ポール2を中心に反時計方向
へ回転し、これによりアンテナ支持ポール2を中心とし
た円周方向(矢印A)への回転角度の微調整がおこなわ
れることとなる。
【0041】逆に、回転角度調整用ボルト25を他方向
へ回転させて、その間の回動プレート23と第2プレー
ト22bとの間の距離を長くすると、回動プレート23
は徐々にアンテナ支持ポール2を中心に時計方向へ回転
する微調整がおこなわれることとなる。
【0042】このようなアンテナ支持ポール2を中心と
した円周方向(矢印A)への回転の微調整が終了した後
は、再び回動プレート23と第1プレート22aとを締
結する取付ボルト24のナットを締付け、また回転角度
調整用ボルト25のダブルナット27、28を締付け、
これにより、アンテナ支持ポール2を中心とした円周方
向(矢印A)への回転角度の微調整作業が終了する。
【0043】なお回動プレート23がアンテナ支持ポー
ル2を中心とした円周方向(矢印A)へ回転すると、そ
れに追従して回転角度調整用ボルト25の先端25aが
回動プレート23に形成された切り欠孔23a内を移動
し、回動プレート23に対する回転角度調整用ボルト2
5の位置変位を吸収する。
【0044】次に、本願発明のアンテナ方向制御手段5
を詳述する。
【0045】図1に示すようにこのアンテナ方向制御手
段5は、第2のアンテナ支承手段4を構成するアンテナ
支持金具11の他側面11bに回動自在に支承された支
柱30と、この支柱30に一端が回動自在に係合し、か
つ該支柱30を中心として矢印Cのごとく回動自在に支
承された方向調整ボルト31と、この方向調整ボルト3
1に螺合し、前記第1のアンテナ支承手段3を構成する
回動プレート23の所定位置に位置決め支承される保持
金具32とから構成されている。
【0046】なお、上述した支柱30は、その組立分解
斜視図で示す図2、および組立て後の要部断面図で示す
図3のように、カラー40を介し支柱30の裏面に螺合
する取付ボルト41によりアンテナ支持金具11の他側
面11bに回動自在に支承される。
【0047】なお、上述した保持金具32は、図1に示
すように回動プレート23の所定位置に穿設された取付
孔23bの背面から嵌挿する図示せぬ取付ボルトによ
り、回動プレート23に位置決め固定される。
【0048】このような、アンテナ方向制御手段5によ
ると、図1で示すように、アンテナ支持金具11の軸1
0を中心とした矢印B方向、すなわちアンテナの仰角に
対する微調整を行うには、まず、従来と同様に、第2の
アンテナ支承手段4によるアンテナ支持金具11の軸1
0を中心とした矢印B方向への荒調整を行う。その後図
1と同一部分を同一符号で示す図4のように、方向調整
ボルト31を回動させて、それに螺合する保持金具32
を回動プレート23の取付孔23b(図1)へ移動させ
る。
【0049】次に、この回動プレート23に穿設された
取付孔23bの背面から図示せぬ取付ボルトを螺合さ
せ、保持金具32を回動プレート23に仮止めする。
【0050】その後、方向調整ボルト31を図4に示す
ように回動させると、保持金具32と支柱30との間の
距離Lが徐々に変化し、これにより、アンテナ支持金具
11が軸10を中心として矢印B方向へ回転し、その回
転角度の微調整が行なわれることとなる。
【0051】なお、アンテナ支持金具11の軸10を中
心とした矢印B方向の回転角度の微調整を終了させた
後、図示せぬ取付ボルトを再び締付けて保持金具32を
回動プレート23に固定し、さらにアンテナ支持金具1
1を回動プレート23に仮止めしたボルト13を再び締
付けて、当該アンテナ支持金具11を第1のアンテナ支
承手段3の回動プレート23に固定し、アンテナのすべ
ての方向調整作業を終了する。
【0052】従って、上述した実施例のアンテナ方向制
御手段5では、アンテナ支持金具11の他側面11bに
支柱30が回動自在に支承されているので、この支柱3
0に一端が回動自在に係合した方向調整ボルト31の姿
勢変更が容易となり、このため軸10を中心としたアン
テナ支持金具11の回転の微調整が容易となる。
【0053】なお、上記実施例では、アンテナ方向制御
手段5の保持金具32を、図1で示すように、回動プレ
ート23の所定位置に穿設された取付孔23bの背面か
ら嵌挿する取付ボルトにより、回動プレート23に位置
決め固定する構造としたが、この発明は上記実施例に限
定されることなく、図1と同一部分を同一符号で示す図
5で示すように、保持金具50を回動プレート23の所
定位置に予め回動自在に支承させ、さらにこの保持金具
50を方向調整ボルト31に対し移動自在に支承させる
ようにしても良い。
【0054】図6は上述した保持金具50の組立分解斜
視図で、この保持金具50に形成された孔50a内には
方向調整ボルト31に螺合した円筒形のスライダー51
が嵌挿しており、またこのスライダー51は、保持金具
50の側方に形成された切り欠孔50b内に嵌挿し、か
つ前記スライダー51に螺着する複数のボルト52によ
り前記切り欠孔50bの長さの範囲内で保持金具50に
対しスライド自在となっている。
【0055】また、この保持金具50には軸受機能を果
たすカラー53を介してボルトからなる軸54が螺着
し、その取付断面図で示す図7のように、当該保持金具
50は回動プレート23の所定位置に予め回動自在に支
承されている。
【0056】このような保持金具50によると、図5で
示す軸10を中心としたアンテナ支持金具11の矢印B
方向への荒調整をする際は、まず保持金具50をスライ
ダー51に固定するボルト52を緩める。
【0057】すると、保持金具50に対しスライダー5
1が前記切り欠孔50bの長さの範囲内で移動自在とな
るので、同時にこのスライダー51が螺合した方向調整
ボルト31も保持金具50に対し前記切り欠孔50bの
長さの範囲内で移動自在となる。
【0058】この状態でアンテナ支持金具11を軸10
を中心として矢印B方向へ回動させると、図8で示すよ
うに、支柱30と保持金具50との間の距離Lの変更に
応じて保持金具50の孔50a内をスライダー51が移
動し、これにより軸10を中心とした矢印B方向へのア
ンテナ支持金具11の荒調整が終了する。
【0059】なお、その際、保持金具50と支柱30と
の間の距離Lの変化に応じて、保持金具50はその姿勢
を変更するが、この保持金具50は前述した図7に示す
軸54に回動自在に支承されているので、その姿勢変更
に追従して回動する。
【0060】このような、アンテナ支持金具11の荒調
整が終了した後、アンテナ支持金具11の矢印B方向へ
の微調整を行うには、図8で示すように、まず、保持金
具50をスライダー51に固定するボルト52を今度は
締付けて、当該保持金具50にスライダー51を固定す
る。
【0061】その後、方向調整ボルト31を矢印Dで示
すように回動させると、当該方向調整ボルト31とスラ
イダー51との螺合により、保持金具50と支柱30と
の間の距離Lが徐々に変化するので、これによりアンテ
ナ支持金具11は軸10を中心として矢印B方向へ徐々
に回転し、その回転角度の微調整が行なわれる。
【0062】なお、アンテナ支持金具11の軸10を中
心とした矢印B方向の回転角度の微調整を終了させた後
は、アンテナ支持金具11を回動プレート23に仮止め
したボルト13を再び締付けて、当該アンテナ支持金具
11を第1のアンテナ支承手段3の回動プレート23に
固定し、アンテナのすべての方向調整作業が終了する。
【0063】したがって、図5に示す実施例のアンテナ
方向制御手段5によると、アンテナ支持金具11の微調
整を行う際は、単に方向調整ボルト31を図8の矢印D
で示すように回動させればよいので、その調整作業は一
層容易となる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
アンテナ方向調整装置では、第1のアンテナ支承手段
に、独立して回動する回動プレートを配設するととも
に、この回動プレートをアンテナ支持ポールを中心に回
動させる回動手段とを設けるようにしたから、この回動
手段を操作する簡単な操作でアンテナのアンテナ支持ポ
ールを中心とした円周方向方向への回転角度の微調整を
行うことができる。
【0065】また、この発明の第2のアンテナ方向調整
装置では、アンテナ方向制御手段の支柱を第2のアンテ
ナ支承手段に回動自在に支承させ、この支柱に方向調整
ボルトとを支承させるようにしたから、アンテナの仰角
変更に追従して方向調整ボルトの姿勢が簡単に変更し、
このため保持金具の取付が簡単となってアンテナの仰角
に対する微調整が極めて容易となる。
【0066】また、この発明の第3のアンテナ方向調整
装置では、第1のアンテナ支承手段に、独立して回動す
る回動プレートを配設するとともに、この回動プレート
をアンテナ支持ポールを中心に回動させる回動手段とを
設け、またアンテナ方向制御手段の支柱を第2のアンテ
ナ支承手段に回動自在に支承させ、この支柱に方向調整
ボルトとを支承させるようにしたから、回動手段を操作
する簡単な操作でアンテナのアンテナ支持ポールを中心
とした円周方向方向への回転角度の微調整を行うことが
できるとともに、アンテナ方向制御手段の保持金具の取
付が簡単となってアンテナの仰角に対する微調整が極め
て容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるアンテナ方向調整装置
の一部破断概念斜視図。
【図2】図2は支柱の組立分解斜視図。
【図3】図3は支柱の要部断面図。
【図4】図4はこの発明に係わるアンテナ方向調整装置
の作用を示す概念斜視図。
【図5】図5は、アンテナ方向調整装置の他の実施例を
示す概念斜視図。
【図6】図6は図5に対する保持金具の組立分解斜視
図。
【図7】図7は保持金具の断面図。
【図8】図8は、この発明に係わるアンテナ方向調整装
置の他の実施例の作用を示す概念斜視図。
【図9】図9は従来のアンテナ方向調整装置の概念斜視
図である。
【符号の説明】
2…アンテナ支持ポール 3…第1のアンテナ支承手段 4…第2のアンテナ支承手段 5…アンテナ方向制御手段 20…アンテナ方向調整装置 21、22…一対のポール支持プレート 23…回動プレート 30…支柱 31…方向調整ボルト 32、50…保持金具 45…回動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ支持ポールを中心に回動自在に支
    承された第1のアンテナ支承手段と、アンテナを支承
    し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に対し回動自在に
    支承された第2のアンテナ支承手段とを少なくとも有す
    るアンテナ方向調整装置において、 前記第1のアンテナ支承手段は互いに相対向し、その間
    に前記アンテナ支持ポールを挟持する一対のポール支持
    プレートと、 前記第2のアンテナ支承手段を回動自在に支承するとと
    もに、前記一対のポール支持プレートのうち一方のポー
    ル支持プレートと対向し、その間に前記アンテナ支持ポ
    ールを挟持する回動プレートと、 該回動プレートを前記アンテナ支持ポールを中心に回動
    させる回動手段と、 を具えたことを特徴とするアンテナ方向調整装置。
  2. 【請求項2】アンテナ支持ポールを中心に回動自在に支
    承された第1のアンテナ支承手段と、アンテナを支承
    し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に対し回動自在に
    支承された第2のアンテナ支承手段と、前記第1のアン
    テナ支承手段に対する前記第2のアンテナ支承手段の位
    置決め調整を行うアンテナ方向制御手段とを少なくとも
    有するアンテナ方向調整装置において、 前記アンテナ方向制御手段は、 前記第2のアンテナ支承手段に回動自在に支承された支
    柱と、 該支柱に一端が回動自在に係合し、かつ該支柱を中心と
    して回動自在に支承された方向調整ボルトと、 該方向調整ボルトに螺合し、前記第1のアンテナ支承手
    段に位置決め支承される保持金具とからなることを特徴
    とするアンテナ方向調整装置。
  3. 【請求項3】アンテナ支持ポールを中心に回動自在に支
    承された第1のアンテナ支承手段と、アンテナを支承
    し、かつ前記第1のアンテナ支承手段に対し回動自在に
    支承された第2のアンテナ支承手段と、前記第1のアン
    テナ支承手段に対する前記第2のアンテナ支承手段の位
    置決め調整を行うアンテナ方向制御手段とを少なくとも
    有するアンテナ方向調整装置において、 前記第1のアンテナ支承手段は互いに相対向し、その間
    に前記アンテナ支持ポールを挟持する一対のポール支持
    プレートと、 前記第2のアンテナ支承手段を回動自在に支承するとと
    もに、前記一対のポール支持プレートのうち一方のポー
    ル支持プレートと対向し、その間に前記アンテナ支持ポ
    ールを挟持する回動プレートと、 該回動プレートを前記アンテナ支持ポールを中心に回動
    させる回動手段とからなり、 前記アンテナ方向制御手段は、 前記第2のアンテナ支承手段に回動自在に支承された支
    柱と、 該支柱に一端が回動自在に係合し、かつ該支柱を中心と
    して回動自在に支承された方向調整ボルトと、 該方向調整ボルトに螺合し、前記第1のアンテナ支承手
    段3に位置決め支承される保持金具とからなることを特
    徴とするアンテナ方向調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007058141A1 (ja) * 2005-11-15 2007-05-24 Takata Corporation エアベルト装置
JP2011023845A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Nec Engineering Ltd 支柱への物体の取付構造

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