JP2011023845A - 支柱への物体の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナを適切に固定した状態でアンテナの設置角度を調整することを可能にする。
【解決手段】支持ポール2にアンテナ10を取り付けるための取付構造1であって、支持ポール2を挟んだ状態で支持ポール2に締め付け固定されるクランプと、方位角方向へ回動自在に取り付けられる方位角調整金具5と、方位角調整金具5に連結され、仰角方向へ回動自在に取り付けられる仰角調整金具6とを備え、前記クランプが、支持ポール2の軸線方向に分割された上クランプ3及び下クランプ4から構成され、方位角調整金具5が、支持ポール2の軸線方向に延設された連結ボルト9を通じて上下のクランプ3、4と連結されるとともに、連結ボルト9を支軸として軸回りに回動自在に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体を支柱に取り付ける取付構造に関し、特に、アンテナを支持ポールに固定するアンテナ取付金具に関する。
支持ポールへのアンテナの取り付けに際しては、アンテナを固定するだけでなく、アンテナが適切な方向へ向くように向きを調整する必要があるため、アンテナを方位角方向や仰角方向に動かすための機構をアンテナ取付金具に設ける必要がある。
また、屋外に設置された支持ポールにアンテナを取り付けた場合、強風や積雪の影響で、アンテナに多大な風荷重や積雪荷重が加わることがある。これらは、アンテナを方位角方向や仰角方向に回転させる要因となるため、アンテナ指向方向のずれを招き、送受信感度の低下を誘発することになる。さらに、荷重によりアンテナの落下事故を招く場合もあり、アンテナの取り付けに際しては、強風や積雪でアンテナが回転したり、荷重でアンテナが落下することがないよう対策を講じる必要がある。
そこで、例えば、特許文献1には、図8に示すように、支柱30を中心に挟んで対向して配設されるとともに、支柱30の高さ方向の上下に分割され、各々が支柱30の高さ方向及び支柱回り方向に調整自在に固定される上クランプ31、32及び下クランプ33、34からなる本体固定部35と、上クランプ31に仰角回転軸36を中心にして回転可能に取り付けられ、かつ、アンテナ37に固着されるアンテナ金具38と、上クランプ31の長孔39と下クランプ34のねじ孔40の間を螺動し、上クランプ31、32を押し引きする方位角調整ボルト41と、アンテナ金具38の係合孔42と上クランプ31のナット部43の間を螺動し、アンテナ金具38を押し引きする仰角調整ボルト44とを備えたアンテナ方向調整装置が提案されている。
上記アンテナ方向調整装置においては、上クランプ31、32及び下クランプ33、34の各々で支柱30を締め付けることで、上下のクランプ31〜34を支柱30に固定し、アンテナ37を強固に固定する。また、アンテナ37の方位角を調整する場合には、上クランプ31、32の締め付けを緩めた上で、方位角調整ボルト41を通じて上クランプ31、32を支柱30の軸回りに回動させ、アンテナ37を方位角方向に回動させる。さらに、アンテナ37の仰角を調整する場合には、固定ボルト45を緩めた上で、仰角回転軸36を支軸としてアンテナ金具38を回動させ、アンテナ37を仰角方向に回動させる。
特開平10−313204号公報
しかし、特許文献1に記載のアンテナ方向調整装置においては、アンテナ方位角の調整に際し、上クランプ31、32の締め付けを緩める必要があるため、その間、下クランプ33、34の締め付けのみでアンテナ37を支えることになる。このため、アンテナ37の固定状態が不安定となり、アンテナ37の滑落事故を招く虞があった。
また、アンテナ方位角の調整後は、アンテナ37を所望の方位角まで回動させた位置で上クランプ31、32を締め付けることになるが、上クランプ31、32の締め付けを完全に緩めた状態から締め付けていくため、締め付けていく過程で上クランプ31、32が除々に回動し、アンテナ37の指向方向がずれる虞があった。
こうした問題は、アンテナの取り付けに限らず、電源ユニット、通信ユニット及び監視カメラ等を支柱に取り付ける場合にも概ね同様に生じ、多種の分野において新たな取付構造の開発が望まれていた。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、物体を支柱に取り付ける取付構造において、物体を適切に固定した状態で物体の設置角度を調整したり、設置角度の調整精度を向上させることが可能な取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、支柱に物体を取り付けるための取付構造であって、前記支柱を挟んだ状態で該支柱に締め付け固定されるクランプと、方位角方向へ回動自在に取り付けられる方位角調整部とを備え、前記クランプが、前記支柱の軸線方向に分割された複数のクランプから構成され、前記方位角調整部が、前記支柱の軸線方向に延設された連結軸を通じて前記複数のクランプと連結されるとともに、前記連結軸を支軸として回動自在であることを特徴とする。
そして、本発明によれば、物体の設置角度を調整するにあたり、複数のクランプの締め付けを緩めることなく、物体の角度を変更することができるため、物体を適切に固定した状態で設置角度を調整することができ、物体の滑落事故を防止することが可能になる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記複数のクランプを、前記連結軸を支軸として回動自在とするとともに、該クランプの各々が独立して回動し得るように構成することができる。
上記構成によれば、支柱の曲がり具合に応じて各クランプの中心軸をずらすことができるため、支柱が曲がっていても取付構造を適切に装着することが可能になる。また、各々のクランプで締め付け具合を別個に調整することができるため、支柱の側面に段差が形成されていても取付構造を適切に固定することが可能になる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記クランプの側端部に配置され、前記支柱の軸線方向に延設される第1の軸と、前記方位角調整部の側端部に配置され、鉛直軸回りに回動自在に構成された第2の軸と、前記第1の軸に穿設されたねじ孔に螺挿されるとともに、終端部が前記第2の軸に連結される方位角調整ボルトとを備えることができる。これによれば、最終的な締め付けに際して、不意に方位角調整部が動くのを抑制することができ、角度調整の精度を向上させることが可能になる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記方位角調整ボルトに螺着され、該方位角調整ボルトの頭部と前記第1の軸との間に配置された第1の締結ナットと、前記方位角調整ボルトに螺着され、前記第1の軸と前記第2の軸との間に配置された第2の締結ナットとを備えることができる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記方位角調整部に連結され、仰角方向へ回動自在に取り付けられる仰角調整部を備えることができる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記クランプが、前記支柱を挟むように配置された受け金具及び押さえ金具を有し、該押さえ金具を該受け金具に向けて締め付けることにより前記支柱に締め付け固定されるように構成することができる。
上記支柱への物体の取付構造において、前記受け金具及び押さえ金具を押し出し成形品とすることができ、また、前記物体をアンテナとすることができる。
以上のように、本発明によれば、物体を支柱に取り付ける取付構造において、物体を適切に固定した状態で物体の設置角度を調整したり、設置角度の調整精度を向上させることが可能になる。
本発明にかかる取付構造の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1の取付構造の一部を分解した分解斜視図である。 本発明にかかる取付構造の第2の実施形態を示す斜視図である。 図3の取付構造の取付方法を説明するための上面図である。 本発明にかかる取付構造の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明にかかる取付構造の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明にかかる取付構造の他の実施形態を示す斜視図である。 従来のアンテナ取付金具を示す斜視図である。
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下においては、本発明にかかる取付構造をアンテナの取付金具に適用した場合を例にとって説明する。
図1及び図2は、本発明にかかる取付構造の第1の実施形態を示し、この取付構造1は、大別して、上クランプ3と、上クランプ3の下方に配置される下クランプ4と、これらクランプ3、4に連結される方位角調整金具5と、方位角調整金具5に連結される仰角調整金具6とから構成される。
上クランプ3は、相対向して配置される上面視山括弧状の受け金具3a及び押さえ金具3bと、両者を連結する締結ボルト3c及び締結ナット3dとを備える。受け金具3aと押さえ金具3bの間隔は、締結ナット3dの締め具合を調整することで拡縮することができ、支持ポール2の径に応じて適宜調整することが可能である。
受け金具3aの手前側の端部(図1の紙面上、手前側に位置する端部)には、円柱状の第1のシャフト7の上端部が挿入される。第1のシャフト7の中央部に穿設されたねじ孔には、方位角調整金具5の角度を調整するための方位角調整ボルト8aが螺挿され、方位角調整ボルト8aには、方位角調整金具5の角度を固定するための締結ナット8b、8cが螺着される。また、図2に示すように、受け金具3aの中央の端部には、受け金具3aと方位角調整金具5を連結する連結ボルト9を挿通するための貫通孔3eが穿設される。
下クランプ4は、図1に示すように、上クランプ3と同様、相対向して配置される受け金具4a及び押さえ金具4bと、両者を連結する締結ボルト4c及び締結ナット4dとを備える。また、受け金具4aの手前側の端部には、第1のシャフト7の下端部が挿入され、さらに、受け金具4aの中央の端部には、連結ボルト9を挿通するための貫通孔4eが穿設される。
方位角調整金具5は、アンテナ10の方位角を調整するためのものであり、図2に示すように、平板状の金具本体5aと、金具本体5aの奥側端部に形成された上面視台形状の突出部5bとを備える。突出部5bの上端部及び下端部には、連結ボルト9を螺入するためのねじ孔5cが設けられる。
また、金具本体5aの手前側端部には、円柱状の第2のシャフト5dが鉛直軸回りに回動自在な状態で配置され、第2のシャフト5dの中央部には、方位角調整ボルト8aの終端部が螺着される。さらに、金具本体5aの手前側端部には、第3のシャフト5eが横方向に延設され、第3のシャフト5eに穿設されたねじ孔には、仰角調整金具6の角度を調整するための仰角調整ボルト11が螺挿される。
上記の方位角調整金具5は、上クランプ3と下クランプ4の間に配置され、その状態で、連結ボルト9を通じて上クランプ3及び下クランプ4と連結される。このため、方位角調整金具5は、連結ボルト9を支軸として連結ボルト9の軸回りに回動自在となっている。
尚、上クランプ3、下クランプ4及び方位角調整金具5の連結は、軸長の短い2本の連結ボルト9を上下に配置し、上クランプ3及び方位角調整金具5の連結と、下クランプ4及び方位角調整金具5の連結とを別個に行ってもよいし、軸長の長い1本の連結ボルト9により上クランプ3、下クランプ4及び方位角調整金具5の三部材を連結するようにしてもよい。
仰角調整金具6は、アンテナ10の仰角を調整するためのものであり、図2に示すように、上面視L字状に形成された金具本体6aと、金具本体6aの手前側端部に形成された受け部6bとを備える。金具本体6aの方位角調整金具5との接触部6dには、ボルト6eを挿通するための弓状の長孔6fと、ボルト6gを挿通する取付孔とが穿設される。金具本体6aは、ボルト6e、6gにより方位角調整金具5に連結されるとともに、ボルト6gを支軸として仰角方向へ回動自在に構成される。
一方、金具本体6aのアンテナ10との接触部6iには、アンテナ10に装着されたアンテナ保持金具12を取り付けるための取付孔6jが穿設される。
また、受け部6bは、仰角調整金具6と仰角調整ボルト11を連結するためのものであり、その下端部には、仰角調整ボルト11の終端部を挿通するための貫通孔6cが穿設される。尚、仰角調整ボルト11は、貫通孔6cから突出する部分に留めピン6k(図1参照)を挿入することで、仰角調整金具6と連結される。
次に、上記の取付構造1を用いたアンテナ10の取り付け方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
先ず、図2に示すように、受け金具3a、4aと押さえ金具3b、4bの間隔を拡げた状態で、上クランプ3及び下クランプ4の中央に支持ポール2を通す。その後、図1に示すように、上クランプ3及び下クランプ4の各々で、受け金具と押さえ金具の間隔を狭め、両クランプ3、4を支持ポール2に締め付け固定する。次いで、仰角調整金具6にアンテナ保持金具12をねじ止めし、アンテナ10を取り付ける。
そして、アンテナ10の方位角を調整するにあたっては、連結ボルト9及び締結ナット8b、8c(図1参照)を緩め、締結ナット8bを第1のシャフト7から離間させるとともに、締結ナット8cを第2のシャフト5dから離間させる。
次に、方位角調整ボルト8aを回転させてボルト軸方向に移動させ、方位角調整金具5の側端部を押し引きする。これにより、方位角調整金具5を連結ボルト9の軸回りに回動させ、アンテナ10の方位角を変更する。アンテナ方位角が定まった後は、連結ボルト9を締め付けるとともに、締結ナット8b、8cを締め付けて第1のシャフト7及び第2のシャフト5dの各々に当接させ、方位角調整金具5の設置角度を固定する。
一方、アンテナ10の仰角を調整する場合には、ボルト6e、6g(図2参照)を緩めた上で、仰角調整ボルト11を回転させてボルト軸方向に移動させ、仰角調整金具6の受け部6bを押し引きする。これにより、ボルト6gを支軸として仰角調整金具6を回動させ、アンテナ10の仰角を変更する。そして、所望の仰角まで回動させた段階で、ボルト6e、6gを締め付け、仰角調整金具6の設置角度を固定する。
以上のように、本実施の形態によれば、支持ポール2の軸線方向に分割された上クランプ3及び下クランプ4と、それらのクランプ3、4に連結ボルト9を通じて連結された方位角調整金具5とを備えるため、アンテナ方位角を調整するにあたり、両クランプ3、4の締め付けを緩めることなく、アンテナ10の方位角を変更することができる。このため、アンテナ10を適切に固定した状態で方位角を調整することができ、アンテナ10の滑落事故を防止することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、第1のシャフト7と螺合する方位角調整ボルト8aを利用して方位角調整金具5を回動させるため、方位角調整金具5を回動させた直後において、第1のシャフト7のねじ孔と方位角調整ボルト8aとの螺合により、ある程度の力で方位角調整金具5を固定することができる。このため、締結ナット8b、8cによる締め付けに際して、不意に方位角調整金具5が動くのを抑制することができ、角度調整の精度を向上させることが可能になる。
さらに、本実施の形態によれば、上クランプ3と下クランプ4を方位角調整金具5の高さに対応する間隔で離間させるため、第1のシャフト7を除けば、方位角調整金具5の回動時に方位角調整金具5に当接する部材が存在せず、方位角調整金具5の可動範囲を広く確保することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、上クランプ3、下クランプ4及び方位角調整金具5を別体で構成するため、個々の部品毎に必要な強度を確保すれば足り、各々の部品の軽量化、小型化及び簡略化を図ることができる。
また、取付構造の構成部品を成形するにあたって、複雑な形状であると、鋳型を使用した鋳造加工による一体加工が必要となり、材料的に脆弱になる虞があるが、本実施の形態にかかる上クランプ3、下クランプ4及び方位角調整金具5は、上述の通り、個々の部品を簡略的に構成し得るため、押し出し材を使用して成形することができる。その結果、材料靭性を確保し得ると同時に、製造時間を短縮することが可能になる。
次に、本発明にかかる取付構造の第2の実施形態について、図3及び図4を参照しながら説明する。尚、これらの図において、図1及び図2と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、取付構造20においては、第1のシャフト21の下端部が下クランプ4の受け金具4aと離間し、上クランプ3と下クランプ4が完全に分離した状態とされる。このため、上クランプ3及び下クランプ4は、連結ボルト9を支軸として回動自在であるとともに、各々が独立して回動することができる。
取付構造20を用いたアンテナ10の取り付けにあたっては、第1の実施形態の場合と同様に、先ず、受け金具と押さえ金具の間隔を拡げた状態で、上クランプ3及び下クランプ4の中央に支持ポール2を通す。
その際、例えば、図3に示すように、支持ポール2に曲げ加工が施されていた場合には、図4に示すように、上クランプ3又は下クランプ4、或いはそれらの双方を回動させ、支持ポール2の曲がり具合に合わせて上クランプ3の中心軸3Aと下クランプ4の中心軸4Aとの位置をずらす。そして、上下のクランプ3、4の位置調整がある程度進んだ段階で、上クランプ3側の締結ナット3d及び下クランプ4側の締結ナット4dを締め上げ、クランプ3、4の各々で支持ポール2を締め付ける。
尚、支持ポール2の側面に段差が形成されている場合には、上クランプ3側の受け金具3a及び押さえ金具3bの間隔と、下クランプ4側の受け金具4a及び押さえ金具4bの間隔とを相違させる。そして、各々のクランプ3、4において、受け金具及び押さえ金具の間隔を、クランプ位置での支持ポール2の径に適した大きさに調整し、その後は、上記の場合と同様、締結ナット3d、4dを締め上げ、上クランプ3及び下クランプ4の各々を支持ポール2に締め付ける。
このように、本実施の形態によれば、クランプ3、4の各々を連結ボルト9を支軸として独立して回動自在に構成するため、支持ポール2の曲がり具合に応じて上下のクランプ3、4の位置を変更することができ、支持ポール2が曲がっていても取付構造20を適切に装着することが可能になる。
また、上クランプ3側の受け金具3a及び押さえ金具3bの間隔と、下クランプ4側の受け金具4a及び押さえ金具4bの間隔とを別個に調整することができるため、支持ポール2に段差が生じている場合にも対応することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、本発明にかかる取付構造をアンテナ取付金具に適用した場合を例示したが、本発明は、電源ユニット、通信ユニット及び監視カメラ等のアンテナ以外の物体を取り付ける場合にも広く適用することが可能である。
また、上記実施の形態においては、方位角調整金具5と仰角調整金具6の双方を備えるが、仰角調整金具6を省略し、方位角調整金具5にアンテナ10(アンテナ保持金具12)を取り付けるように構成してもよい。
さらに、上記実施の形態においては、上クランプ3及び下クランプ4からなる2つのクランプを備えるが、クランプの数は、3以上であってもよい。
また、上記実施の形態においては、上クランプ3と下クランプ4の間に方位角調整金具5を挟むように配置するが、図5に示すように、方位角調整金具5の両端の間に上下のクランプ3、4を配置してもよい。
さらに、上記実施の形態においては、押さえ金具3bが受け金具3aと異なる構成を有するが、図6に示すように、受け金具3aと同一構成の部材を押さえ金具3bとして流用してもよい。
また、上記実施の形態においては、単一のアンテナ10を取り付ける場合を例示したが、図7に示すように、上下のクランプ3、4の両側に方位角調整金具5を連結し、さらに副アンテナ22を取付可能としてもよい。この場合、同列に複数のアンテナを固定することができるため、装置の占有スペースを小さく抑えることができ、設置場所の制約を緩和することが可能になる。
1 取付構造
2 支持ポール
3 上クランプ
3a 受け金具
3b 押さえ金具
3c 締結ボルト
3d 締結ナット
3e 貫通孔
4 下クランプ
4a 受け金具
4b 押さえ金具
4c 締結ボルト
4d 締結ナット
4e 貫通孔
5 方位角調整金具
5a 金具本体
5b 突出部
5c ねじ孔
5d 第2のシャフト
5e 第3のシャフト
6 仰角調整金具
6a 金具本体
6b 受け部
6c 貫通孔
6d、6i 接触部
6e、6g ボルト
6f 長孔
6j 取付孔
6k 留めピン
7 第1のシャフト
8a 方位角調整ボルト
8b、8c 締結ナット
9 連結ボルト
10 アンテナ
11 仰角調整ボルト
12 アンテナ保持金具
20 取付構造
21 第1のシャフト
22 副アンテナ

Claims (8)

  1. 支柱に物体を取り付けるための取付構造であって、
    前記支柱を挟んだ状態で該支柱に締め付け固定されるクランプと、
    方位角方向へ回動自在に取り付けられる方位角調整部とを備え、
    前記クランプが、前記支柱の軸線方向に分割された複数のクランプから構成され、
    前記方位角調整部が、前記支柱の軸線方向に延設された連結軸を通じて前記複数のクランプと連結されるとともに、前記連結軸を支軸として回動自在であることを特徴とする支柱への物体の取付構造。
  2. 前記複数のクランプが、前記連結軸を支軸として回動自在に構成されるとともに、該クランプの各々が独立して回動し得ることを特徴とする請求項1に記載の支柱への物体の取付構造。
  3. 前記クランプの側端部に配置され、前記支柱の軸線方向に延設される第1の軸と、
    前記方位角調整部の側端部に配置され、鉛直軸回りに回動自在に構成された第2の軸と、
    前記第1の軸に穿設されたねじ孔に螺挿されるとともに、終端部が前記第2の軸に連結される方位角調整ボルトとを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱への物体の取付構造。
  4. 前記方位角調整ボルトに螺着され、該方位角調整ボルトの頭部と前記第1の軸との間に配置された第1の締結ナットと、
    前記方位角調整ボルトに螺着され、前記第1の軸と前記第2の軸との間に配置された第2の締結ナットとを備えることを特徴とする請求項3に記載の支柱への物体の取付構造。
  5. 前記方位角調整部に連結され、仰角方向へ回動自在に取り付けられる仰角調整部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の支柱への物体の取付構造。
  6. 前記クランプが、前記支柱を挟むように配置された受け金具及び押さえ金具を有し、該押さえ金具を該受け金具に向けて締め付けることにより前記支柱に締め付け固定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の支柱への物体の取付構造。
  7. 前記受け金具及び押さえ金具が押し出し成形品であることを特徴とする請求項6に記載の支柱への物体の取付構造。
  8. 前記物体がアンテナであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の支柱への物体の取付構造。
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