JP2001023574A - 蓄光形蛍光ランプ - Google Patents
蓄光形蛍光ランプInfo
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Abstract
よく改善でき、消灯時における物の識別性を一層に高め
ることが可能な蓄光形蛍光ランプを提供すること。 【解決手段】 ガラスバルブの内面に1種又は2種以上
の蛍光体よりなる第1,第2の発光層2A,4を積層し
て形成し、かつガラスバルブ側の第1の発光層を蓄光性
を有する蓄光蛍光体にて、放電路側の第2の発光層を蓄
光性を有しない通常の蛍光体にて形成した蓄光形蛍光ラ
ンプにおいて、前記ガラスバルブ1Aの管壁負荷を0.
06〜0.12W/cm2の範囲に設定すると共に、蓄
光蛍光体の付着量を1cm2当たり0.2〜8mgの範
囲に設定した。
Description
に関し、特にランプ消灯後にも物の識別が可能な残光を
呈する蓄光形蛍光ランプの改良に関する。
ガラスバルブ1の内面にハロリン酸塩蛍光体,希土類蛍
光体などの通常の蛍光体と蓄光性(長残光性)を有する
蓄光蛍光体とを混合してなる混合蛍光体にて発光層2を
形成し、ガラスバルブ1の端部に電極3を配置して構成
された蓄光形蛍光ランプを提案した。
ば一般式がMAl2O4で表される化合物で、Mはカルシ
ウム,ストロンチウム,バリウムからなる群から選択さ
れた1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にした
蓄光蛍光体であり、付活剤としてはユーロピウム(E
u)が用いられる他、共付活剤としてジスプロシウム
(Dy),ネオジウム(Nd)などが使用される。
おいても、暫くの間、物の識別が可能な程度の残光が得
られるために、家庭内のキッチン,リビングは勿論のこ
と、オフィスはもとより大型店舗,劇場,浴場,地下街
などでも、非照明状態の居住空間,集合空間を目的部位
まで比較的に安全に移動することができる。
下街などにおいては、万が一、火災,地震などの災害発
生によって停電した場合、照明空間の暗黒化によってパ
ニック状態に陥る可能性がある。しかし、上述の提案に
よれば、蓄光形蛍光ランプからの残光によって物の識別
が可能であることから、パニック状態に陥ることなく、
避難することが可能になる。
その発光層2が通常の蛍光体と蓄光蛍光体との混合蛍光
体によって構成されているために、一般の蛍光ランプに
比べると、通常時の明るさが少ないのみならず、消灯後
の残光照度も低いという問題を有している。
このような問題を解決するために、図9に示す蓄光形蛍
光ランプを提案した。この蓄光形蛍光ランプはガラスバ
ルブの内面に蓄光性を有する蓄光蛍光体にて第1の発光
層2Aを形成すると共に、この第1の発光層2Aに通常
の蛍光体にて第2の発光層4を積層・形成して構成され
ている。
発光層4が放電路側に形成されているために、点灯時
に、第2の発光層4が紫外線によって効果的に励起さ
れ、通常の照明用蛍光ランプに比較しても遜色のない程
度の明るさが得られる。
1側に蓄光蛍光体によって形成されているために、消灯
時に、残光がガラスバルブ1から直接的に外部に放出さ
れる。このために、残光照度の改善が可能になり、消灯
時における物の識別性も向上し、停電時における誘導灯
的な機能や常夜灯的な機能を奏するものである。
形蛍光ランプによれば、通常時の明るさや消灯時の残光
照度はかなり改善できているものの、そのレベルは依然
として低く、不十分であり、消灯時における物の識別性
を一層改善し得る蓄光形蛍光ランプが求められている。
な構成によって残光照度をよりよく改善し、消灯時にお
ける物の識別性を一層に高めることが可能な蓄光形蛍光
ランプを提供することにある。
の目的を達成するために、ガラスバルブの内面に1種又
は2種以上の蛍光体にて発光層を形成し、かつ発光層に
蓄光性を有する蓄光蛍光体を含む蓄光形蛍光ランプにお
いて、前記ガラスバルブの管壁負荷を0.06〜0.1
2W/cm2の範囲に設定すると共に、蓄光蛍光体の付
着量を1cm2当たり0.2〜8mgの範囲に設定した
ことを特徴とする。
の内面に1種又は2種以上の蛍光体にて第1,第2の発
光層をそれぞれ積層して形成し、かつガラスバルブ側の
第1の発光層を蓄光性を有する蓄光蛍光体にて、放電路
側の第2の発光層を蓄光性を有しない通常の蛍光体にて
形成した蓄光形蛍光ランプにおいて、前記ガラスバルブ
の管壁負荷を0.06〜0.12W/cm2の範囲に設
定すると共に、蓄光蛍光体の付着量を1cm2当たり
0.2〜8mgの範囲に設定したことを特徴とする。
スバルブの外径を10〜16mmの範囲に設定したこと
を特徴とし、第4の発明は、前記ガラスバルブの内面
に、ガラスバルブと発光層との間に透光性の紫外線反射
層を形成したことを特徴とし、第5の発明は、前記ガラ
スバルブの内面に、ガラスバルブと発光層との間に透光
性の導電性被膜を形成したことを特徴とし、第6の発明
は、前記導電性被膜と発光層との間に透光性の保護層又
は紫外線反射層を形成したことを特徴とし、第7の発明
は、前記ガラスバルブの外周面を透光性のシート又は熱
収縮性樹脂チューブよりなる保護部材にて被覆したこと
を特徴とする。
いて図1を参照して説明する。尚、図8〜図9に示す先
行技術と同一部分には同一参照符号を付し、その詳細な
説明は省略する。同図において、1Aはガラスバルブで
あって、それの外径は10〜16mmの範囲内に設定さ
れており、細径化されている。このガラスバルブ1Aの
内面には例えばハロリン酸塩蛍光体,希土類蛍光体など
の通常の蛍光体と蓄光性を有する蓄光蛍光体とを混合し
てなる混合蛍光体にて発光層2が形成されている。この
発光層2に占める蓄光蛍光体の付着量は1cm2当たり
0.2〜8mgの範囲内に設定されている。
ロリン酸塩蛍光体としては、例えばCa10(PO4)6F
Cl:Sb/Mnなどが、希土類蛍光体としては、例え
ばY2O3:Eu,LaPO4:Ce/Tb,(SrCa
BaMg)5(PO4)3Cl:Euなどが適用される。
技術にかかる蓄光形蛍光ランプに適用された蓄光蛍光体
の他に、例えば次の化学組成式で示す蓄光蛍光体(以
下、第1の蓄光蛍光体と呼称する)も適用できる。
1-mBm)2O3 0.0001≦p≦0.5 0.0001≦q≦0.5 0.5 ≦n≦3.0 0.0001≦m≦0.5 0.0001≦p+q≦0.75 但し、組成式中のMはMg,Ca,Sr,Ba,Znか
らなる2価金属の群より選ばれた少なくとも1種であ
り、Qは共付活剤でMn,Zr,Nb,Pr,Nd,G
d,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luからな
る群より選ばれた少なくとも1種。
で示す蓄光蛍光体(以下、第2の蓄光蛍光体と呼称す
る)を適用することもできる。尚、第1の蓄光蛍光体と
第2の蓄光蛍光体とを適宜に混合して発光層2を形成す
ることも可能である。
(Al1-mBm)2O3・kP2O6 0.0001 ≦p≦0.5 0.00005≦q≦0.5 0.00005≦r≦0.7 0.0001 ≦p+q+r≦0.75 0.5 ≦n≦3.0 0.0001 ≦m≦0.5 0 ≦k≦0.2 1 ≦r/p≦20 特に、第1,第2の蓄光蛍光体の付着量は1cm2当た
り0.2〜8.0mgの範囲に設定されており、これら
の蓄光蛍光体のFSSS(フィッシャー・サブ・シーブ
・サイザー)による平均粒径は例えば5〜15μmの範
囲に、粒度分布は3〜50μmの範囲にそれぞれ設定さ
れている。
Aの管壁負荷は、ガラスバルブ1Aの細径化(外径が1
0〜16mm)によって高負荷化され、0.06〜0.
12W/cm2の範囲に設定されているが、0.09〜
0.11W/cm2の範囲が推奨される。しかしなが
ら、管壁負荷が0.06W/cm2未満になると、残光
照度が不十分になるし、逆に、0.12W/cm2を超
えると、管壁温度が必要以上に高くなって通常の蛍光体
による明るさが低下するようになる。従って、上記範囲
内に設定することが望まれる。
外径が10〜16mmのように細径化されているため
に、管壁負荷は一般の照明用蛍光ランプの0.04〜
0.05W/cm2に比較して0.06〜0.12W/
cm2と高負荷化されている。このために、ガラスバル
ブ1Aの管壁温度は一般の照明用蛍光ランプに比較して
高くなり、発光層2の残光照度を効果的に改善できる。
特に、発光層2に含まれる蓄光蛍光体はそれの温度が高
くなると発光特性が向上して残光強度が強くなる傾向に
あることから、管壁負荷の高負荷化により、残光照度を
高めることができる。従って、消灯時に、物の識別性が
一層に改善でき、室内空間などの移動を容易に行なうこ
とができる。
付着量が1cm2当たり0.2〜8mgの範囲に設定さ
れているために、上述の管壁負荷の高負荷化と相俟っ
て、消灯時の残光照度を高めることができる。しかしな
がら、付着量が0.2mg未満になると、管壁負荷を高
負荷化しても残光照度が不十分になるし、逆に、8mg
を超えると、残光照度は高くなる反面、通常状態におけ
る明るさが損なわれるようになる。従って、上記範囲内
に設定することが望まれる。
第2の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1
の実施例と同じである。異なる点は、発光層を、ガラス
バルブ1Aの内面に第1の発光層2Aを形成すると共
に、第1の発光層2Aの上に第2の発光層4を積層して
構成したことであり、第1の発光層2Aを蓄光蛍光体に
て、第2の発光層4を通常の蛍光体にてそれぞれ形成し
たことである。尚、これらの発光層2A,4を形成する
に当たって、第2の発光層4を形成する際の塗布方向を
第1の発光層2Aを形成する際の塗布方向とは逆に設定
すれば、全体の膜厚を比較的に均一化できる。
内面に積層状態で形成された第1,第2の発光層2A,
4のうち、放電路側の第2の発光層4は、希土類蛍光体
などのように、一般の照明用蛍光ランプに使用される通
常の蛍光体にて構成されているために、ランプ点灯時に
253.7nmなどの紫外線によって効率よく励起さ
れ、明るさを大幅に増加させることができる。
に形成されているために、第2の発光層4を透過してく
る紫外線によって励起されて発光することになる。一
方、消灯時においては、殆んどの放射光がガラスバルブ
1Aから直接的に外部に放射される。従って、第1の発
光層2Aからの放射光は殆んど減衰することなく外部に
放射させることができるために、残光強度を大きくで
き、消灯時における物の識別性を高めることができる。
して5W程度の豆球が搭載されているが、本実施例の蓄
光形蛍光ランプを使用すれば、豆球を省略でき、器具の
コストを低減できるのみならず、省電力化を図ることが
できる。
第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
の実施例と同じである。異なる点は、ガラスバルブ1A
と第1の発光層2Aとの間に透光性を有する紫外線反射
層5を形成したことである。この紫外線反射層5は、例
えば平均粒径が0.1μm以下好ましくは30〜50m
μmのアルミナ,マグネシアなどにて形成されている。
放電によって生ずる253.7nmなどの紫外線で励起
されるのであるが、放電路側に位置する第2の発光層4
を構成する蛍光体は効率よく励起されるものの、放電路
から遠ざかるガラスバルブ側に位置する第1の発光層2
Aを構成する蓄光蛍光体の励起効率は低下する傾向にあ
る。しかしながら、この実施例によれば、第1,第2の
発光層2A,4を透過した紫外線が紫外線反射層5で反
射されるために、ガラスバルブ側に位置する蓄光蛍光体
は透過時の紫外線及び反射した紫外線によって励起され
ることになる。従って、管壁負荷の高負荷化と相俟っ
て、発光効率をより一層に高めることができる。
を形成することによって、水銀のガラスバルブ1Aへの
接触を抑制できる関係で、ソーラリゼーションによる変
色を防止ないし低減できる。
第4の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
の実施例と同じである。異なる点は、ガラスバルブ1A
と第1の発光層2Aとの間には透光性を有する導電性被
膜6を形成したことである。この導電性被膜6は、例え
ば加熱状態のガラスバルブの内面に塩化錫を含む溶液を
吹き付けることによって形成され、例えば1〜1000
KΩ程度の抵抗値を有する。
の点灯回路装置を備えた照明器具に適用でき、大型店
舗,劇場,地下街などのように保守の手間を省きたい所
での使用に好適する。
の間に図3に示す紫外線反射層5を形成すれば、明るさ
の改善は勿論のこと、水銀が被膜6の錫などに接触する
ことによって生ずる変色を防止ないし低減できる。従っ
て、蓄光形蛍光ランプとしての外観状態を向上できる。
第5の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
の実施例と同じである。異なる点は、ガラスバルブ1A
の外周面を透光性の樹脂シート又は熱収縮性樹脂チュー
ブよりなる保護部材7にて被覆したことである。
性樹脂チューブよりなる保護部材が適用されている。こ
の保護部材7は、例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)などの樹脂材からなり、厚みは例えば100
〜150μmに設定されている。この保護部材7は、予
めチューブ状に構成されており、これの内部にガラスバ
ルブ1Aを挿入した後、150〜200°Cで加熱して
収縮させることにより、ガラスバルブ1Aの外周面に密
着される。特に、保護部材7に酸化チタンなどの紫外線
吸収材を混入させれば、保護部材7の耐光性を改善でき
るのみならず、紫外線防止層としても作用する。尚、こ
の構成は図1,図3,図4に示す蓄光蛍光ランプにも適
用できる。又、樹脂シートを用いる場合にはシート面に
接着層を形成し、シート上にてガラスバルブ1Aを転動
させることによって、外周面にシートを巻き付けること
ができる。
外周面には保護部材7が形成されているので、非常時
に、万一、ガラスバルブ1Aが破損しても飛散を防止で
きるのみならず、破損した状態でも物を識別できる程度
の照度が得られる。従って、円滑かつ迅速な行動が可能
となる。
り取り外せば、懐中電灯の代替品として利用することが
できるので、避難誘導のみならず色々な面で図り知れな
い威力を発揮するものと推測される。
されることなく、例えば蓄光形蛍光ランプは直管形蛍光
ランプはもとより環形蛍光ランプ,コンパクト蛍光ラン
プ,電球形蛍光ランプなどにも適用できる。又、蓄光蛍
光体は上記実施例に記載したものの他、ユーロピウム,
ネオジウム,イットリウム付活アルミン酸カルシウム蛍
光体(CaAl2O4:Eu/Nd/Y)などのように蓄
光性を有するものはすべて使用できる。
ガラスバルブの内面に510nmに発光ピークを有する
ユーロピウム,ジスプロシウム付活アルミン酸ストロン
チウム蛍光体(蓄光蛍光体)にて第1の発光層を形成
し、その上に、青色領域に発光を呈するユーロピウム付
活クロロリン酸ストロンチウム・カルシウム・バリウム
蛍光体と緑色領域に発光を呈するセリウム,テルビウム
付活リン酸ランタン蛍光体と赤色領域に発光を呈するユ
ーロピウム付活酸化イットリウム蛍光体とを混合してな
る混合蛍光体(通常の蛍光体)にて第2の発光層を積層
して蓄光形蛍光ランプを製造し、管壁負荷を0.04〜
0.13W/cm2の範囲で変化させて残光照度及び蛍
光体の劣化を測定したところ、図6に示す結果が得られ
た。尚、第1,第2の発光層の蛍光体付着量はそれぞれ
2.8mg/cm2,2.6mg/cm2であった。
うに行なった。まず、残光照度については蓄光形蛍光ラ
ンプを30分間連続して点灯した後に、消灯し、消灯し
てから0.5秒後におけるランプ中央部分から1m離れ
た地点の残光照度を測定した。○印は0.3Lx以上の
残光照度が得られていることを、×印は満足できる残光
照度が得られていないことをそれぞれ示している。又、
蛍光体の劣化(変色)については500時間点灯後に目
視によって発光層の変色の有無を観察した。○印は変色
が目視できなかったことを、×印は変色が目視されたこ
とをそれぞれ示している。
ては管壁負荷が0.04W/cm2では不十分である
が、管壁負荷が0.06〜0.13W/cm2の範囲で
は十分の残光照度が得られている。又、主として第2の
発光層の蛍光体の変色については管壁負荷が0.12W
/cm2以下では変色が認められなかったが、0.13
W/cm2では認められた。従って、管壁負荷は0.0
6〜0.12W/cm2の範囲が望ましい。
0.09W/cm2となるように設定して消灯後の残光
照度の変化を測定したところ、図7に示す結果が得られ
た。尚、図中、Aは図9に示す先行技術の、Bは本発明
の残光照度の変化をそれぞれ示している。
0.5秒後の残光照度は先行技術にかかる蓄光形蛍光ラ
ンプが0.19Lxであるのに対し、本発明にかかる蓄
光形蛍光ランプでは0.34Lxと大幅に改善されてい
る。又、消灯後40秒,120秒経過した時点でも本発
明品の方が高い残光照度レベルを維持している。
荷はガラスバルブの細径化によって一般の照明用蛍光ラ
ンプより大きい0.06〜0.12W/cm2に設定さ
れているために、ガラスバルブの管壁温度は一般の照明
用蛍光ランプに比較して高くなるのであるが、蓄光蛍光
体はそれの温度が高くなると残光強度も大きくなる傾向
にあることから、管壁負荷の高負荷化により、残光照度
を効果的に高めることができる。従って、消灯時に、物
の識別性が一層に改善でき、室内空間などの移動を容易
に行なうことができる。
当たり0.2〜8mgの範囲に設定されているために、
上述の管壁負荷の高負荷化と相俟って、消灯時の残光照
度を高めることができる。
光層を積層して形成し、ガラスバルブ側の第1の発光層
を蓄光蛍光体にて、放電路側の第2の発光層を通常の蛍
光体にて形成すれば、ランプ点灯時に、第2の発光層が
紫外線によって効率よく励起されるために、明るさを一
般の照明用蛍光ランプと同程度にまで増加させることが
できる。消灯時には、第1の発光層からの放射光(残
光)はガラスバルブから直接的に外部に放射されるため
に、殆んど減衰することなく、外部に放射させることが
でき、残光照度を有効に高めることができる。
に紫外線反射層を形成すれば、本来、ガラスバルブを透
過してしまう紫外線が反射層で反射され、蓄光蛍光体の
励起に作用するために、残光照度の改善に寄与する。
透光性の導電性被膜を形成すれば、蛍光ランプの始動特
性を改善できる。
材にて被覆すれば、非常時に、万一、ガラスバルブが破
損しても飛散を防止できるのみならず、破損した状態で
も物を識別できる程度の照度が得られるし、照明器具よ
り取り外して懐中電灯の代替品として利用することもで
きる。
示す図。
図。
の要部断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 ガラスバルブの内面に1種又は2種以上
の蛍光体にて発光層を形成し、かつ発光層に蓄光性を有
する蓄光蛍光体を含む蓄光形蛍光ランプにおいて、前記
ガラスバルブの管壁負荷を0.06〜0.12W/cm
2の範囲に設定すると共に、蓄光蛍光体の付着量を1c
m2当たり0.2〜8mgの範囲に設定したことを特徴
とする蓄光形蛍光ランプ。 - 【請求項2】 ガラスバルブの内面に1種又は2種以上
の蛍光体にて第1,第2の発光層をそれぞれ積層して形
成し、かつガラスバルブ側の第1の発光層を蓄光性を有
する蓄光蛍光体にて、放電路側の第2の発光層を蓄光性
を有しない通常の蛍光体にて形成した蓄光形蛍光ランプ
において、前記ガラスバルブの管壁負荷を0.06〜
0.12W/cm2の範囲に設定すると共に、蓄光蛍光
体の付着量を1cm2当たり0.2〜8mgの範囲に設
定したことを特徴とする蓄光形蛍光ランプ。 - 【請求項3】 前記ガラスバルブの外径を10〜16m
mの範囲に設定したことを特徴とする請求項1又は2に
記載の蓄光形蛍光ランプ。 - 【請求項4】 前記ガラスバルブの内面に、ガラスバル
ブと発光層との間に透光性の紫外線反射層を形成したこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄光形蛍光ラン
プ。 - 【請求項5】 前記ガラスバルブの内面に、ガラスバル
ブと発光層との間に透光性の導電性被膜を形成したこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の蓄光形蛍光ラン
プ。 - 【請求項6】 前記導電性被膜と発光層との間に透光性
の保護層又は紫外線反射層を形成したことを特徴とする
請求項5に記載の蓄光蛍光ランプ。 - 【請求項7】 前記ガラスバルブの外周面を透光性のシ
ート又は熱収縮性樹脂チューブよりなる保護部材にて被
覆したことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄光形
蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195485A JP2001023574A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 蓄光形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195485A JP2001023574A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 蓄光形蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001023574A true JP2001023574A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16341882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195485A Pending JP2001023574A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 蓄光形蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001023574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100378899C (zh) * | 2003-06-02 | 2008-04-02 | 电灯专利信托有限公司 | 涂有发光物质的放电灯 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11195485A patent/JP2001023574A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100378899C (zh) * | 2003-06-02 | 2008-04-02 | 电灯专利信托有限公司 | 涂有发光物质的放电灯 |
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